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『クロエとエンゾー』 辻仁成を読みました。クロエという少女とエンゾーを軸に物語の中にまた物語があったり、作家という人物がクロエも含めて3人も出てきて作家の作り話と現実が混ざり合って進む話でした。エンゾーとクロエの出会い方が普通じゃなくて、登場人物がほとんど、特殊な仕事というかアーティスティックな仕事人でそういう世界の人はこういう風な変わった出会い方をして、恋に落ちたり人を愛したりするのかな?と不思議な世界の話を読んでいる感じでした。最初のほうは、エンゾーの話もクロエの話も面白かったのですが、途中でクロエがエーゲ海の島に行ったあたりからだんだん同じような話題が長くて少々読むのに苦労をしました。最後は物語の中では散々ラストが大事だといっておきながら普通のハッピーエンドなラストでちょっと興ざめです。懲りすぎて逆に最後つまらなくなってしまったような印象を持ちました。また次回作に期待です。
2010年10月23日
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右岸読みました。辻仁成さんと、江国香織さんの以前にあった「冷静と情熱の間」と同じコラボレーション小説です。ストーリは、こちらは男版。祖父江九さんの話でした。超能力を持ってしまった九が生きていくうえでいろんな人と出会っていく話が描かれています。その中で、最後まで心の恋人であった茉莉ちゃんを、きっと江国さんが書いているのだろうなと思います。まだ、そちらを読んでいないですが、早く読みたいなと思っています。主人公の九は、生まれてからサーカス団の一員になったり、パリに行ったり、記憶がなくなって、屋上で暮らして神みたいに思われたりそして、たくさんに人の死に幼いうちから出会っていました。超能力を持った人が主人公で、本当にこういう人がいるのか?と思ってしまいましたがお話としては興味深く読んでいました。途中で、パリが出てくるところでは今暮らしている場所ということもあってかなんかリアルな内容だったように思います。本のジャケット写真も素敵だなと思いました。
2009年08月08日
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辻仁成さんの黄昏のアントワープ読みました。 現在パリで暮らしている、辻家族の旅と食のエッセイです。 先日オランダ、ベルギーに旅行に行ってきたので、少し情景も浮かび、さらに私はパリやヨーロッパが好きなので楽しいエッセーでした。 しかし、料理はいいのですが、お酒・ワインについては私は全く素人というかわからないので、話の意味がわからず、残念でした。この本は、ワイン王国に掲載されていた内容も収録されているようでだからワインの話が多いのも納得といった内容の本でした。ワイン、ヨーロッパ好きにはとてもお勧めの本です。それにしても、パリ、ヨーロッパ生活うらやましい限りです。
2006年10月26日
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辻さんのいつか一緒にパリに行こうを読みました。辻さんは、パリに行って中山美穂さんと結婚して本当にいい生活、執筆ができているんだなと思います。 辻さんの作品のファンとしてはとても嬉しいことです。私は、ニュートンの林檎を読んでからのずっとファンです。 今回は、エッセイといった感じの現在パリに住んでいる生活の内容やパリでのオススメが記されている本です。 私は、随分前ですが、パリに行ってからずっとパリに暮らすという生活にあこがれているのでとても楽しい内容の本でした。 今回の辻さんの本は、通に教えるパリといった内容で、ブランド物とかそういった類のものは全く出てこずに生活しながらのパリを紹介してくれています。 パリが好きで、派手な面だけでなく、地味なパリも好きな方にはお勧めの本です。
2006年09月15日
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愛のあとにくるもの 読みました。 日韓の共作で過去の江国さんとの 冷静と情熱の間 を思い出させます。 日本に来ていた韓国人留学生 と恋をするのですが、 若い二人は最後はお互いのことを 思ってあげられなくなり別れてしまいます。 この本には少しですが、 過去の日本人のが大陸でしたことが 出てきます。 過去に学校で習いましたが、 おぼろげな知識なので 読後少し確認してみようと感じました。
2006年04月21日
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実際に辻さんがやっていたという代筆屋のエピソードが綴られている本でした。 中には手紙の送った後の結果が大変気になる手紙もありました。あとがきにもあるとおり、この本を読んで手紙を書きたくなった気がしました。 もともと、手紙を書くのは好きなほうで、文、文字が好きなので、この本はとても好きな感じの本であっという間に読んでしまいました。(まあ本も薄いですが、この本はエッセーとも違うし、マニュアルほんと違うし、小説という感じでもないし、短編集かな?) 内容で好きだったのが(ここからネタバレです。)昔の彼氏に自分から別れを告げてしまった彼女が、もう一度やり直せないかという手紙を書きます。結局彼は、今はもう別の人がいて元に戻るということはなかったのですが、彼は当時彼女を楽しませることができていなかったのだと自分を追い込んでいましたが、手紙により過去の自分も、幸せを手に入れることができたという話で、彼女もここで区切りをつけ新しい旅立ちという話や、子供を捨てて出てきてしまった母親がずっとあっていない子供に対して、書いた手紙の話や、(これはこの後の手紙の話がないので、どうだったのだろうととても気になりました)、心境という題名の、自分が良くわからなくなって飛び出てしまった彼女がやはり、飛び出てしまった彼のもとの大切さを知り戻ってきたことを伝える手紙など、心に残った手紙がたくさんありました。 このほかの話も、全部好きでした。 メール全盛の時代ですが、手紙もやはりいいな。 手紙こそ、ハンドメイド。 誰かに書いてみたくなりました。
2004年12月07日
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辻さんの自伝小説を読みました。この人は自分のことをこう言っている。決して本格的な墜落ができる性格でなく、薬漬けで死ぬロッカーでもなく、筆先で切腹ができるタイプでもなかった。死を人生の計画表に入れていたけれども、今はとことん生きて人間の本当の醜さも苦しさも過酷さも悲しみも哀れみも見ていこうという風に変わっている。そして、干からびるくらい生きて「君、鬱って文字がかけるかい。」なんて看護婦に言うのも面白いかもと今は思っているというくだりが大変心に残った。 また心に残る詩もあった。なにもなくても希望だけはある希望があればなんとかなるという感じの詩やまた幸福がパンよりも飢えをしのぐのに適切な食べ物だというところなどとても心に残った。 \生きていて、計画のとうりにいかなかったり、究極を目指していても、到達できなくても、受け入れていくことがとても心に残りました。
2004年06月06日
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パリの三ツ星を目指す料理人ジェロームと料理評論家、ミシュランの審査員ブノアという立場の三人の男と、日本人初女性で三ツ星シェフになることを目指している女性ハナ、厳しい料理の世界を舞台に恋、愛の話が進んでいきます。しかし、常に前向き明るく目標を持ったハナの前にSEDSという病気が襲い掛かります。アメリカ本土では絶望病といわれ味覚の鈍る初期段階から始まり最後にはすべての感覚、感情の喪失がおこる病気にかかってしまいました。今まで、知らなかった病気のこと、三ツ星にかける料理人のすごさ、この本を読みまた新たな世界を垣間見ることができました。 そして、久しぶりに恋愛エッセンスの入った著作でした。私の好きなパリが舞台で素直に好きな作品になりました。最後にハナは自分の意思が残っているうちに自分の未来の選択をします。悲しく、せつない結末ですがそこがまた心に残ります。 最近読んだ本の中で、病気も料理界も初のテーマだったのでまたいい本を読めたなと思いました。
2003年11月25日
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