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『ソロモンの偽証』 宮部みゆきを読みました。ハードカバーでページ数もかなりありボリュームたっぷりでした。中学校で中学生が死んでしまったことをきっかけに最初は自殺で進められていた内容に対し告発状が出てきて他殺だったのか、そしてマスコミまで出てきてこの事件の真相は?となったときに、中学生自身が立ち上がり真相を追究しようというひと夏の裁判の話です。中学生という難しい年代の様子が良く描かれていました。そして大人顔負けの行動力、思考をもった二人の判事と弁護人神原君、藤野さんが大活躍するストーリーでした。ストーリー的には、途中からあきらかに神原君が何か怪しいことはわかっていましたが、最後までどういう風に死んでしまった柏木君との関係性だったのかという興味で最終巻は一気に読みきりました。分厚い内容なので時間はかかりましたが決着まで興味を持ち読み進められました。しかし、現実的に公立の中学生で裁判をやるなんてこんな風なことはできないのではないか、ちょっと非現実的な内容だとも思いました。
2013年10月18日
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『楽園』 宮部みゆきを読みました。『模倣犯』がとても読み応えのある小説でしたので、今回もとても期待をして読みました。あの、前原滋子さんがストーリーの主役です。今度は、ある少年の不思議な能力について調べているうちに事件に関わるようになって最後は今回はとてもいい展開で終るお話でした。読んでいて、ぐれてしまった子供を立ち直らせられない親も、もう少ししっかりして欲しいと思ってしまいましたが、子供は子供でも親とは全く違う1人の人間であり趣味も趣向も全く違う子供も生まれてくるんだろうなと思いました。子供をどこまで子ども扱いして対応するのがいいのだろうか?などと、私は実際子供がいないので少し考えてしまいました。お話自体は、アマゾンの書評でもあるとおりに悪くはないけれども、すごくよくもないという印象です。『模倣犯』を超える程のおもしろさはなく、「名もなき毒」と同じくらいの面白さだったかなと思いました。
2008年03月02日
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『模倣犯』下巻 宮部みゆきを完読しました。感想は、大変おもしろくて読み応えがありました。いつもはたまにやってしまう最後のチラ見(すごく反則技…)も最後まで、ピースがどういうふうに追い詰められるのかが楽しみでずっと我慢していたので最後のテレビのシーンではすごく気持ちが急いた中で一語一語楽しんで読んでいました。よくできたお話で、犯人の他に、犯人の家族や、被害者の家族マスコミ、そして警察と多数の人が絡まりあってしかし、どの部分でも関連性があってすごく読ませられたお話でした。最後に、由美子さんが自殺してしまった場面ではずっと登場人物の一人として最初の元気だった頃から最後まで読者もずっと一緒だった感じになっていたのですごく哀しいというか可哀相と感情移入してしまいましたがピースを改めて読者も許せなく思わせ最後のつまかる瞬間をすごくうまく持っていっているところが作品としては凄いなと思いました。まさか、そうなるとは思っていなかったという展開です。この作品をフィクションとしてただおもしろかったといってしまっていいのかはとても難しいとは思いますが、(作家が伝えたい事はを考えると)しかし、フィクションのお話としてはすごく読み応えのある作品でした。現在現実は小説より奇なりで常に犯罪は進化していたり新たな問題が上がったりで自殺サイトの問題があったりと本当に何があるかわからなくてまた、こういった問題も大きすぎて知ることしか出来ないけれども自分が子供のときよりは選択肢や手段、方法があって複雑な世の中になっているのかもととても感じました。しかし、今が悪くて昔はよかったとは思っていません。
2007年10月13日
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『模倣犯』上 宮部みゆきを読んでいます。言わずと知れた有名な本ですがまだ未読だったため新作「楽園」を楽しむためにも読んでみようと思い読み始めました。すごく分厚くてなかなか進まないと思いつつ上巻を読みきりました。お話が、いろいろな登場人物にからまりつつ進んでいくのでとても読み応えがあります。シーンがよく変わるのですが、犯人だったり、それに気づいた人だったり、その殺されてしまった被害者だったりはたまた刑事、ルポライターだったりでそれぞれの立場の思いも描かれていてとてもおもしろいです。有名な作品ですが、最後を知らないので今後どうなっていくんだろうとすごく楽しみな気持ちで読んでいます。
2007年10月04日
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宮部みゆきさんの「名もなき毒」読みました。「誰か」に出てくる主人公杉村さん登場の話です。シリーズではないので、前作を読んでいなくてもきっと楽しめると思いますが、読んでいるとなんだか懐かしくなってしまうような登場人物たちです。タイトルの通り毒がでてきて話が進んでいきます。現在の世の中の様子が良く出ています。ネットで危険なものを購入できるということ。シックハウス、土壌汚染という問題。自分以外の人はどうなってもいいという感覚をもった人。そして、ブログなどの自ら発信できるというメディア。哀しく、なんともいえない事件が出てくる中で主人公杉村さんがとても心優しく周りの人々もほっとさせてくれる所がこの本のおもしろいところです。暗い部分とそれだけではないよという明るい部分。本を読むと全く自分の世界では関係がない。知らない世界を知ることが出来ます。今回でいえば、シックハウスと土壌汚染でしょうか。小説を読むと「考える」ということをすることができ、また、そんな気になる小説も多くないなかで、(エンターテイメント小説では読後にそこまで思わない)宮部みゆきさんの本はやはり違うなと改めて感じました。
2006年12月02日
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どんな内容だかわからないままに読み始めました。内容は少年が目的に向かって立ち向かっていくファンタジーのような冒険もののような話でした。 (ここからはネタバレです)角を持って生まれてきてしまったICOが、生け贄になってある霧の城にむかうのですが、そこでなぜ自分がこういった運命なのかを知ったり、どうしてこのような制度ができてしまったかを知ります。またこの霧の城の中で、ある少女に会ってその少女を助けるためにICOは大奮闘します。 読み始めて、面白かったので読みきりましたが、いままでの宮部作品とはずいぶん違うなということは感じました。 それは、最後のあとがきを読んでわかったことなのですが、この本は、ソニーエンターテイメントジャパンのプレイステーション2のゲーム「ICO」を元に物語世界をノベライズした作品だったのです。 はじめから話を知っていたら、あまりこういった話は読まないので、久しぶりに冒険ものファンタジー物を読みました。
2004年12月03日
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ある大企業の社長の娘と結婚した男性が、義父の専用運転手が亡くなった事件にかかわることから話が始まっていきます。 自転車で引かれて亡くなってしまった運転手=梶谷の犯人を探すためにその娘達と本を出版する事にします。梶谷の人生を振り返る本を作ろうと言うことになり、梶谷の人生を振り返ることから思わぬ過去が明らかになっていきます。 そこに、姉妹関係のもつれなども絡まりあい、おもしろく一気に読んでしまいました。 しかし、最後の方は少し予想のつく展開でしたが、確認すると言う意味で読むのも面白かったです。 ブレイブストーリーは読めなかったけれども、この本はおもしろかったです。
2004年04月14日
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