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『手のひらの砂漠』 唯川恵を読みました。DVに苦しんでいる女性の生き方がすごく丁寧に描かれていて一気に読みきってしまいました。こういった被害は、最近もニュースで見たので本当に怖いなと思います。また、加害者側だけでなく、助ける側からしたら被害者の理解しがたい行動や心理描写がすごくよく書かれているので問題がとても深いということを読みながら実感しました。唯川恵さんの新刊はまたぜひ読みたいと思いました。
2013年10月04日
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『途方もなく霧は流れる』 唯川恵を読みました。大手の航空会社をリストラされた男性が、以前父の持っていた別荘のある地軽井沢へ移住してきた所から話は始まります。男性は、離婚した後に付き合っていた女性とも別れ1人寂しく軽井沢にやってくるのですが、女性と別れた原因は女性から仕事をリストラされたからではなく、いつも決断を女性に委ね、一見自由にさせてくれているようで実は責任を取ることから逃れていたところが別れの理由と指摘されます。女性は背負って欲しいと思うときがあるのでとても納得できました。自分で決めるって実はとても大変な作業で、決めてもらっているほうが楽であるということが大人になると分かります。軽井沢では、新しい人たちとの出会い、そして大事な家族となる犬との出会い。犬とのシーンは、著者の唯川恵さんが実際犬と暮らしていた体験談が書かれているのだろうなと思いながら読みました。唯川さん自身も、犬の為に軽井沢に引越ししたという愛犬家だったのは有名な話です。犬との別れのシーンではとても悲しく涙を誘います。私は、犬を飼ったことがないけれども大切な家族との別れならどんなにつらいんだろうかと思いながら読んでいました。軽井沢で出会った人、恵理、ゆり子との最後にあきらかになる意外なつながり!だから男女の関係にならなかったんだなあと思ったり。最後は前向きなストーリーで話に引き込まれて一気に読んでしまいました。読みやすい内容でおもしろかったです。
2012年05月06日
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『雨心中』 唯川恵を読みました。養護施設で育った芳子と血の繋がっていない弟周也の話です。芳子は、弟をとことん可愛がった結果甘い人間に育ててしまい、そのことの責任を取ることとやはり離れがたい感情でどんどん自分の人生が思いも寄らない方向に進んでいきます。名前・住所不定というか公的な情報を持っていないとなると一気に選べる仕事は限られ、限られた世界で生きていくことになります。そんな中でも、たまに希望が見えてくるのですがまたそれを壊すのは周也であり、芳子自身があえて大変な道を選びます。ダメとわかっていても離れられない逃れられない生き方がまざまざと書いてあります。選ばない道のほうが、いいに決まっているのはきっと本人にもわかっているだろうに選べない。こういった感情は本人にしか分からないのだろうと思いながら読んでいました。自分にとって大事な人を守るためなら自分の人生はどうなってもいいと思ってしまうくらいの人が歩く道というのは、本当に自分にとっても重要だと思う内容の本でした。最後まで読んでくださりありがとうございます。★ランキングに参加しています♪
2011年08月26日
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『テティスの逆鱗』 唯川恵を読みました。美容整形に走る女性達5人と、その美容整形外科医の話でした。ある人は、女優という仕事柄必要でのめり込みある人は、だんなから女を求められないことの悩みから美容整形に走り、そのほかの登場人物も美容整形へののめり込み度が普通以上で読んでいて恐ろしいと思いながら読んでいた本でした。読んでいる最中、ずっと気持ち悪い感情がありました。ここまでいくと本当に恐ろしいな、怖いなと思いました。そういう風に思うくらいリアルな描写です。シワもしみもやはり、できたらなくてツルツルなお肌が理想だけれども、老けてみられるより若く見られたいけれども、それはどこまで求めるのか、同じ女性としてすごく考えさせられる内容の本でした。最後まで読んでくださりありがとうございます。★ランキングに参加しています♪
2011年08月05日
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『セシルのもくろみ』 唯川恵を読みました。専業主婦だった女性「奈央」が雑誌の読者モデルになりだんだん、プロの自覚が芽生えてモデルの世界で成長していく話です。女性の心情を書くのがうまい唯川さんならではの作品ですが、舞台が出版社と主人公がモデルだったので、林真理子さんの本みたいだなあと思いながら読んでいました。そして、すぐにドラマ化されそうなストーリーです。また、女性は大きく分かれて三種類と登場人物に言わせているところなども、うまいなあと思って読んでいました。専業主婦組の二人が同窓会の後にカフェでお茶をしているときに専業主婦は、1番揶揄の対象になるんだよねと会話しているところもありえそうと思って読んでいました。独身組>専業主婦組共働き組>専業主婦組の構図で話していて独身組は、専業主婦に「自分の欲しいものを買うのにも、だんなさんからお金をもらうなんて私にはとても出来ない」と共働き組みは、専業主婦に「社会と繋がってなくて不安じゃない?」とどれも、うまいとこ突いているなあと思いました。改めて、女性同士って年齢と共に友人同士でも立場が変わってきたりして本当に難しいんだよな~と思いながら読んでいました。上のほかに、子供あり・子供なしでも会話が変わってくることも多いですし。そして、話は最後まで家庭との両立などで主人公が悩んでいるところなど、本当にリアルな設定でおもしろく一気に読みきりました。女性なら、とても共感しつつ読める本だと思います。
2010年05月30日
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『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』 唯川恵を読みました。30代前後の女性の心情が、リアルに描かれている本でした。結婚をし、専業主婦になることでこの先の不安からすべてが解決すると思っていた女性がいざ、結婚をしてみると、旦那の帰りは遅い、姑からは子供をせつかれる、なんとなく日常に張りがなく働かない専業主婦を夢見ていたのに、結局働き出すことに。もう一方、結婚する相手もなく働かざるを得ないバリキャリの女性。不倫をして、略奪に成功。専業主婦になり、子供も生まれ、周りの友人は家事、育児以外にも何か新しいことをはじめて、なんとなく焦りを感じるが結局、今は家庭・子供が大事と専業主婦生活に向きあう女性。この本を読んでいて、最後に美月が今は、周りの女性がいろいろ頑張っていても家庭を大事にしようと、思ったところに何とか救いのあった小説だなあと感じました。女性は、男性と違い、未婚女性・既婚女性子供なし・子供あり・仕事あり・仕事なしと選択肢がありすぎて、本当に迷うし友人関係も変わっていきます。そんな不安がすごくうまく書かれている本でした。そして、自分は何が一番大事かなと考えさせられる本でした。
2009年03月08日
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『とける とろける』を読みました。 小説新潮や野生時代他に出していた短編8つがまとまった内容でした。 どれも性がテーマのかなりきわどい内容でした。 『来訪者』はだんなとうまくいっていない女性が怪しい男性に癒される話 『みんな半分ずつ』は対等にやってきたと思っていた女性に男性が疲れて別れてしまう話。別れの理由はベッドの上でも対等な関係に嫌になった男性から振られるという女性の話。 『写真の夫』は離婚したい女性がだんなに浮気をさせて現場の写真を撮らせたら自分の見たことのない激しいだんなの姿を見て戸惑う話。 『契り』はすべてがぴったりあう運命の人に会えると思い恋人と別れて、なんと最後には出会えた話。 『永遠の別れ』はいいところの奥さんと売れない画家で盛り上がっていたけれども最終的に売れない画家が亡くなる話。『スイッチ』は普段は冴えないと思われている人が実はスイッチが入る人に会うといやらしい女性になるという話。 『浅間情話』はいわくありな別荘のだんなさんを思う女性の話。 『白い顔』は普段は誰もが良妻賢母と思う女性がどうしようもない男にリズムを狂わされる話。 『夜の舌先』は怪しい老婆から香炉を買ったら男性の夢が見れる危ない女性の話。 でした。どれもきわどかったのでこういう内容だと知らずに読んでびっくりしました。大人向けです。
2008年09月12日
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『いっそ悪女』 唯川恵を読みました。小説かと思っていたら、悪女についてのエッセーでした。そんなに興味のあるテーマでも気になることでもなかったので迷いましたが通勤電車でさっと読める量だったので読みきりました。悪女になりたいとも思わないし実際なれないけれども(著書の中で悪女は大抵美人で、計算高い)そういうテーマで本が一冊生まれたのだからそれはすごいのかもしれません。しかし、人におすすめできる内容の本ではありませんでした。
2008年04月16日
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『愛に似たもの』 唯川 恵を読みました。出てきた人は皆30代後半くらいからもっと上の女性達。愛に恵まれていない人々のお話でした。家族愛に恵まれていない人夫婦愛に恵まれていない人という形で登場人物たちが描かれているのですが、しかしその張本人たちが本当に恵まれていないのは自分自身を愛していないという形だったような内容でした。自分自身を愛したり大事に出来ない人は人を愛せないし、人からも愛されないといった内容だったような気がします。読んでいるとかなり痛い人たちが登場するので(全員女性だし)決して気持ちのいい内容ではありませんがおもしろくてあっという間に読んでしまいました。
2008年02月09日
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『一瞬でいい』 唯川恵を読みました。 高校生の頃に起こった、浅間山での事件をきっかけにそれぞれの人生が変わっていってしまった4人のお話でした。舞台は軽井沢、東京です。タイトルどおり、まさにあの一瞬がなければ人生はどのようにかわっていたのだろう?というお話でした。お話の主人公になる稀世は見た目はおとなしそうでも実は真が強くそして、決して後ろを振り返らない女性として人生を歩んでいました。未来子は明るくて活発だけれども実はとても弱い部分を持った女性として。創介は、一度決めたことはやり通す頑固さを持ちつつ女性にだけは甘える人というリアルな姿が描かれていました。それぞれ、本当にすぐそばにこういったキャラクターがいそうな人たちがメインで話が進んでいったのでとてもとっつきやすくそして登場人物の思うことや考えることがどこかしら自分にも似ているような部分があると思わせる描き方でとても面白かった本でした。本のストーリーにあるようなメインの経験はなかなかないですが、他にも親が子供に期待しすぎて耐えられないシーンや金銭的に裕福でない人が自分の力で歩いていこうというシーンなどたくさん話が盛り込まれていたけれども全部登場人物の性格につながっているお話でまとまりもよく、とても興味深く読めた本でした。
2007年12月28日
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息がとまるほど唯川恵さんの本を読みました。現在時間があり、毎日ハイペースで本を読み続けています。8編の短編集でした。どれもこれも、女性の心情をよくあらわしてる短編でした。不倫しているもの同士のちょっとしたお話。ホステスのお話。女性の復讐の話。女友達の話。若い男の子との話。淋しい女の話。おとなしそうで、怖い女の話。などなど、女性が主人公でなかなか心の奥まで描かれた短編集でした。難しくないので、一気に読めます。
2007年01月16日
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今夜は心だけ抱いて 読みました。 過去に読んだ 東野圭吾の 体が変わってしまう 秘密に近いものがありました。 母と娘が体と心が変わってしまい 戸惑いながらも 最後には受け入れて 生きていくという話でした。 娘は40代の女性の気持ち 母は17歳の女の子の気持ちを 改めて感じることになり たくさんの 気づきが生まれます。 その中で 男性のことをどちらの目線で見ても 暖かい母性でみているのが印象的でした。 女性は若いころには若いなりの 年を取れば年を取ったなりの 女性でいるということに心を砕かなくては ならないという悩み描かれていました。
2006年04月21日
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唯川恵の恋せども愛せども 読みました。 30才になるかならないかの理々子、雪緒という女性のそれぞれの生き方とともにその母、祖母の生き方も描かれ、また背景の舞台が金沢という大変趣のある地でとても女性には読み応えのある内容でした。 話の中に母、祖母の住んでいる金沢の舞台が何度も出てきて、金沢に行ってみたい気持ちになりました。 また、祖母が70歳になって恋をして結婚をするときに言う言葉に、娘たち理々子、雪緒が感動するのですが、「何かをしてもらおうと思って結婚するのではなく、自分がしてあげたいと思ったから結婚する」といったような内容に私もとっても心に響きました。 自分が相手からしてもらおう、してもらおうと思っているうちは?なのではないか?もし本当の相手なら自分が相手にしてあげたいと思うのが自然なのだろうと思えました。 恋愛、仕事について、この本では理々子も雪緒も必死に悩み、考えています。その中で母と祖母の篠と音羽の生き方はとってもいいお手本になります。 女性なら是非呼んでもらいたい本だと思いました。
2006年03月06日
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不幸な恋なんてしていないけれども、この人のエッセイが読んでみたかったので読みましたが、こういった指南本はやはり、実際その時になってみないと心に響かないものなのかあまり感じることなくさらーとながめたって感じで本を閉じてしまいました。
2004年05月29日
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火事がきっかけとなり、別居することになった結子と士郎。結婚してから、七年の歳月がたった二人は、始めは仕方なく離れて暮らすようになりますが、だんだんお互いが好きなような生活を楽しみだし、結婚のあり方について悩んでいく話でした。 夫婦について娘が母親に聞いた言葉で、母親が夫婦に結論なんてでない。結論なんてないわ。といった言葉が心に残りました。
2004年01月15日
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