鈴鹿観戦記~とにかく色んな観戦日記~

鈴鹿観戦記~とにかく色んな観戦日記~

FIMトライアル世界選手権’09もてぎ


興奮して寝れない・・・
なので温泉に入って気分すっきりして、早めの出発。
朝が早いせいもあり道は空いていて気持ちの良いドライブ。
もてぎ観戦で何が最高ってこんなドライブができることかな。
INDYやGTの事を考えると駐車場一杯も予想してたんだけど
意外にすんなり駐車OK。早速行動開始。早めに現地に到着するのは昔から変わらない鈴スペの観戦スタイルだ。
(気持ちよく、渋滞なしでドライブするのが目的なんだけど)


パドックは相変わらず閑散としている。
ホンダのパドックには無造作に昨日のトロフィーが置いてあったりと
いつものパドックの光景とはかけ離れたもので勝手が狂う(笑)
けれどノンビリと朝食をとるにはパドックに来るほうが良いかも。
スタート時間までここでまったりとすごし、昨日の表彰台のメンバーにサインを頂きいよいよ観戦スタートです。

この時間になると正面の第1セクションは人で一杯になりよく
見えないので、迷わず昨日行かなかったダートトラックセクションに。
結局駐車場近くに戻ることになるんだけど、やはり来た限りは
全セクションを見てみたい。そして本日はじめてのセクションは
山の木々を通り抜けていくセクション。観戦も山の斜面にへばりついて行うことになる。
まさかこの年になって山のなかを駆け回るとは
思ってもいなかった。けれど田舎で育った鈴スペは小さい頃近くの
山で遊んでいたこともあり、昔を思い出してめっちゃ楽しかった。
手足も泥んこになってしまいましたが・・・
ふと隣の人を見るとトレッキングシューズにグローブ装着。
初観戦の準備不足を痛感しました。


走り抜けるライダーはこんな感じでした。


その後近くのダートトラックもうひとつのセクションを観戦

そして今日の一番の山場になると踏んだ沢最終セクション。
コースの状態が泥によりより難易度の高い状態になっていた。
ここをクリーンでクリアできるかどうかで大きく戦況が変わる。
ちなみにクリーンはゼロ、足を一歩つくと1ポイント、3歩以上は
カウントされず、バイクを降りると5ポイント。
フジガスは渾身のアタックで見事クリーン。しかい追いかける
外国勢はすべてクリアできず。ここで大きな差がついた。

岩盤セクションの最初の木材を越えるアタックをクリアした
フジガスがガッツポーズ!!!観客がめっちゃ盛り上がった瞬間でした。
いやあ熱いですわ。トライアルがこんなに心に響くスポーツとは。
次のアタック前に観客を煽り、そしてまたクリーン達成。この時点で
トップに立ったフジガスの表彰台真ん中を鈴スペが確信した瞬間。


1周目が終わり、階段、山の斜面、山道、泥沼、アスファルトなど
歩き回ったせいでお腹が空きます。朝からサンドイッチ、牛串、ハンバーガーを食べたんですが、開放されたグランドスタンドで休憩のついでマーボー丼を追加(笑)最後の1周の組み立て。







ハローウッズ沢ゾーンセクション。
なんなくこなして行くワールドクラス。


沢最終セクションでフジガスは痛恨のミス・・・っていうかあれをクリアできるライダーはほとんどいないほど朝よりもコンディションが悪くなっていた。このルートを辿ったのは表彰台を近くで見たいと言うこともあったのであえてセクションを絞ってみました。ここであと二人の外国勢チャレンジを見ず岩盤セクションへ移動し、歩きながらフジガスのクリーンを観戦。

微妙な展開になってきたなあと思いながら最終セクションを横目で見ながら表彰台へ。なんとか中央の前の方を確保し後は結果まち。速報では20ポイントVS20ポイントとなり、なんと同点。1位はクリーン数により決定すると言う。そして始まった表彰式。ジュニアクラス、ユースクラス、ワールドクラスと3度表彰式がありますがいずれも段取りがちょっとねえ(笑)世界選手権なのに素人っぽい感じがミスマッチで観客と選手の距離が近くて逆に良かったかも。


結果は写真の通り2位でした。なんとクリーンの数も「1」でした。彼の中では今年は怪我をし出遅れた中で復活をかける日本GPだったはず。そして勝てるチャンスがあっただけに表彰台では悔しそうにしてました。鈴スペも日本国歌が聴けると期待していただけに残念。

シャンパンファイトスタート。
思えば世界選手権の表彰台の近くで選手たちが歓喜の
シャンパイファイトをする模様を間近で見ることが出来て
そしてシャンパンシャワーを浴びる幸せは
中々味わえるものではありません。

インタビュー時最初は笑っていたのですがこのあと涙ぐむフジガス。
けれどフジガス選手にはとにかく「ありがとう」「よくがんばったよ」って言ってあげたい。たくさんの興奮と感動をもらったこの二日間は鈴スペには最高のひと時でした。

最後に「あの方」を肩車に歓喜のショット(笑)



こんな感で二日間は過ぎて行きました。
過去の観戦から言っても
「もっとも歩き」
「もっとも過酷で」
「もっとも声をだし、熱くなった」
「もっとも選手を応援した」
そんなGPだったと思います。選手のがんばりに声援し
その「声」が選手に届き、ひとつの難関をクリアしていく。
そして歓声、それにこたえる選手、そしてまた歓声。
そんなリズムに引き込まれ心から熱くなっている自分がいました。
もっとも「人間」を感じるモータースポーツじゃないでしょうか?
機会があればぜひ足を運びたい。
(ちなみに2日間で約4万歩でした。これを多いと見るか少ないとみるか)













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