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行財政 行政法学(8冊)
猪瀬直樹
文春文庫(平成11年)
財政投融資と行政改革
宮脇 淳
PHP新書(平成13年)
要説 自治体財政・財務法
碓井 光明
学陽書房(平成9年)
地方財務の要点 第3次改訂版
浅里謙二郎編
学陽書房(平成13年)
脱「官僚主義」 欧米の行政に革命を起こした「リインベンション」とは何か
D.オズボーン他
PHP研究所(平成13年)
行政の新展開
福田耕治他編
法律文化社(平成14年)
技術官僚
新藤 宗幸
岩波新書(平成14年)
大蔵省はなぜ追いつめられたのか 政官関係の変貌
真渕 勝
中公新書(平成9年)
【行政学】
今の仕事に就いたのは、「行政、役所というところはどんな仕事をするのだろう」という好奇心からです。もともと、子供の頃から政治、行政には大いなる興味を持っていたんですけど、これがなかなか、学問を現実に反映して仕事をしているとは言い難い。ひとえに、僕の勉強不足によるんですけど。
《行政の組織と管理》
行政においても、「能率」ということは仕事を進める上で重要な要素である。
いかに能率良く、行政を執行していくか。自身のこれまでを振り返ると、一日の勤務時間は決められていて、その中で、市町村に照会の電話したり、本庁に期日までに報告したり、住民の電話に答えたり、決裁を受けたり、また、出張など入ると、それだけ能率良く仕事しないといけない。
これは、企業に勤めていればなおさらのことであろうと思う。
さて、行政学においても、組織論から「能率」についての議論がなされている。
人間関係論と呼ばれる議論がある。メイヨーの「ホーソン工場の実験」で、作業条件の変化や従業員の心理的要因が、生産性の向上にどのように影響するかということが調べられた。結果として、人間というのは、最新のパソコン導入といった物理的環境の変化や、また、経済的利害、給料をもっともらうためだけに働くのだという「経済的合理人」モデルでは説明できない部分、つまり、生産性の向上には、職場の人間関係というインフォーマル組織(非定型組織)というものの存在が大きな影響を与えていることが実証的に分かったのである。
考えてみると、全て単独で仕事が完結するわけではないし、上司との打ち合わせ、関係課との協議などで、そりがあわなければこじれることが想像されるし、また、公務員の場合、いくら一生懸命働いても、給料に跳ね返ることがないから、勤労の動機付けとしては弱いだろう。それよりも、やはり、公務員の職場では特に言えるけど、人間関係は大きいと感じる。係内で自由に仕事できる雰囲気や、ジョークも飛び交う環境というのは仕事の能率にも影響する。「さっ、仕事するか」という気分になる。度がいきすぎると、逆に喫煙室でしばらく雑談ばかりするという非能率にもなるが。
この実験から得られた成果は、レスリスバーガー、ディクソンによって、「組織の3要因」としてまとめられた。すなわち、1意思の伝達、2寄与の意欲、3共通の目的の存在である。
「意思の伝達を媒介として、組織成員の寄与意欲が組織の共通目的に結合し、相互の間に均衡関係を維持しうる場合に組織の生命は維持できる」というわけである。う~ん、公務員の場合、組織の目的とはなんだろう。官僚と違うと思うが、ある組織を廃止するということになったとき、官僚は省益優先で抵抗したりすることがあった。組織存続自体が目的化する。僕は地方公務員だけども、現在、組織の改廃に対し抵抗しているのは、実は労働組合であったりする。「切り捨て反対!」とかいって。
そして、「寄与意欲」。この意欲をもたらすものが、インフォーマルな人間関係の存在というわけである。良好な人間関係というものが、だからといって組織目的と一緒になるものかなという気がする。元気で楽しい職場になるから、だから、その組織が活性化するというのなら理解できるけども。
こういう、組織における人間関係論については、人間の非合理的な側面を取り上げ積極的に評価したということがいえるけど、組織管理の点からみると、このアプローチが人間の非合理的な点は心理的に左右できることを意味するため、潜在的により邪悪という評価を受けることになる。日本の有名な行政学者辻清明は「打算的人間関係論」という。
《行政人モデル》
サイモン
経済人モデル
《ストリート・レベルの行政職員》
これは、リプスキーが主張する、ある立場に立たされる行政職員のことをいう。
公務員といってもいろんな仕事があって、僕がこれまで行ってきた仕事をとっても、補助金交付、障害者の生活支援、消費生活行政とある訳です。中でも特に、ケースワーカーや警察官、教員というのは、一般的な公務に従事することとはちょっと異なります。というのは、僕がやっていた障害者の生活支援も含まれると思うんですが、人相手の仕事ということです。
文書作ったり他の課の人のところに協議しに行くというのは、行政内部でのことですが、人=施設利用者であったり、児童生徒であったり、地域住民を相手にする仕事というのは、直接接する中で仕事する訳です。そうすると、当然全ての要求に応えてというのは時間的に無理がある場合が出てくる。どこかで、自分なりに重点を決めてこなさないといけない。
つまり、対人業務をこなす中で、ある程度自らの裁量で仕事を進めていく公務員をストリート・レベルの行政職員と称します。
僕のやっていた仕事、福祉の仕事というのはまさにそうで、とことん彼らの主張を聞き、彼らがどう社会で自立していくかを考えていくことに完璧はないわけで、そのことを軽視するつもりは全くないのですが、そこだけを徹底的にこだわって接していては時間がいくらあっても足りない。
《官僚制》
《行政責任》
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