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白馬と的、矢-ビジネス | テンプレート | 年賀状プリント決定版 2026年賀状イラストを描きました。こちらで販売しております。来年は午年ですね。ここに載せているデザインのほかにもありますので良ければご覧ください。
2025.11.11
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水彩画関連に特化した内容になっています。特にこれから絵を描きたい人に向けて発信する予定です。https://note.com/brisk_fish8819/n/nba649e7d4f7a?sub_rt=share_pbこちらのブログは雑記系ですが、雑記系では踏み込んでこなかったことに踏み込んでいく予定なので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。
2025.11.01
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これで終わりです。最近日本各地で熊の被害が多いので、ちょっと描いてみたいなと思って描いてみた次第です。私の住んでいる地域は平地なので熊は出てきませんが、山沿いに住まれている方々、どうぞ気を付けてください。
2025.10.13
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前回の続きです。
2025.10.05
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先日の続きです。
2025.09.28
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柳田国男の「遠野物語拾遺」より「熊」という話を描いてみました。動物を描く機会はいろいろあったのですが以外にも熊は描いたことがなかったので描きたかった、ということと、最近熊がらみの事件事故が多いので気になってるということもあります。獣害事件、特に熊の事件はユーチューブで解説動画をいろいろ見ましたが興味深いものが多いです。熊は奥の深い動物ですね。アイヌ人が熊を神様としたのは何となく理解できます。何日かかけてアップしていきますので気が付いたらご覧ください。
2025.09.21
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マリンスポーツにもリゾートにも縁のない人生でしたが、絵は描けます(笑)。紙の白を生かしながら波とか空を描きました。今まであんまり描いたことのない波の表情が描けたのでうれしいです。もともと何度も塗り重ねないと満足しないたちでしたが、この絵は極力サクッと仕上げることができたのでよかったです。やっぱり水彩ってコテコテいじくりすぎて描くもんじゃあないなあと思います。わかってるんです。わかってるんですけどね。その辺は葛藤がありますね。
2025.08.07
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どれも独特の世界観で読み応えあったし、「ドグラ・マグラ」のインパクトはすごかったのだけど、一番好きなのはやっぱり「Villa Rosa」ですね。フランス語ですが翻訳アプリで読みました。言葉を越えて共感の嵐でした。そもそも冬は読書量が増えがちです。今後は家の片付け、お出かけ、お絵かきなどで忙しくなるので読書量は減るでしょう(笑)
2025.04.30
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前回は「ドグラ・マグラ」を時系列で図解しましたが、今回は構造を図解してみました。冒頭と最後の時計の音がカギになると思います。御覧のように「ドグラ・マグラ本編」と「作中ドグラ・マグラ」で比べてみます。「本編」では冒頭と最後の時計の音が微妙に違いますね。しかし「作中」では全く同じ音です。これはどういうことかというと「作中」の方は円構造になっていて、同じところをぐるぐる回っている、ということです。「本編」は微妙にずれたところに着地しているので、らせん構造をかいています。「作中」はおそらく呉一郎が書いたものなので、呉一郎の視点になっていると思われます。「本編」は「私」視点です。おそらくですが、今後も少しづつ着地点を変えながら、様々な視点で先祖たちの悪夢を見ることになるのか・・・・・(汗)これに気が付いた時、やっぱり「呉一郎」と「私」は別人だなあと思いました。まあここまでなんですけどね、わかったのは。これ以上考えると私まで堂々巡りのドグラ・マグラに巻き込まれそうなのでこんなところでやめておきます(笑)まだまだいろんな謎が隠れているような気がします。
2025.03.31
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はい、お疲れさまでした。後半50ページで「私」はそれなりの結論を出していたのがこの小説を読み解くカギになると思いました。一見すると訳の分からない小説に見え、文章の裏を読みたくなるのですが、むしろ書いてあることを素直に受け取るのがよいと思います。「私」は最後、「自分は胎児である」と結論付けています。では、どの胎児なの?ということになりますが、やはり呉一郎の子孫のうちの誰か、とするのが一番すっきりするんじゃないかと。治療場の惨劇の後、呉一郎は死にかけるが一命をとりとめそうなことが示唆されているし、モヨ子も若林教授によって世間的には死人になってしまったが精神病院にてひそかに生きているので、この二人の将来の子が一番可能性が高く感じました。なので「私」の肉体は胎児ではありますが「ドグラ・マグラ」という小説の外、未来にいるんですね。で、彼が罹っている「離魂病」によって魂が抜け、「ドグラ・マグラ」という小説に関わってる・・・・という風に考えるのが一番腹落ちしました。ほかに気になる部分はあって、例えば作中に出てくる「ドグラ・マグラ」という冊子の役割は何なのだろうとか。話の流れからするとこの冊子を書いたのは多分呉一郎なのだろうけど、正木教授の死後に書いたらしく、その内容は私たちが今読んでいる「ドグラ・マグラ」とほぼ一緒であることが、若林教授によって説明されています。でも「私」はその冊子を読みませんでした。その後、この冊子に関する記述は一切ありません。「ドグラ・マグラ」という小説の中にさらに「ドグラ・マグラ」があるという入れ子構造になっているのですね。私が描いた図解は時間軸をメインに書きましたが、入れ子構造の方をメインに図解するとまた何か面白いことがわかるかもしれません。正解は一つでなく、人によっていろいろな読み方ができる素晴らしい小説だと思います。こういう小説を書いてくださった夢野久作さんには感謝したいです。読めた自分は幸せ者です。
2025.03.29
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ユーチューブで「ドグラ・マグラ」の解説動画見て、挑戦したくなったので母のところから借りてきて読みました。昔映画を見たこともあり、解説動画のおかげもあるのですが、なかなか面白くてすぐ読んでしまいました。そこいらに伏線らしきものがあり、今後どう展開するのか楽しみです。悪名名高い「○○○○地獄外道祭文」もなんとか読めました。ここにも伏線はあるのかな。一通り読んだ限りではわかりませんでしたが。下巻も読み終わったら感想をまた書きますね。母は下巻は持っていなかったようなので(多分上巻で挫折したのだと思う笑)、アマゾンで下巻を注文したのですがなかなか来ない。早く来ないかな~。
2025.03.23
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たまたま「遠野物語」の朗読をユーチューブで聞いてから、読み返したくなったんだけど、意外にも本を持っていなかったので、母んところから借りてきました。母も「遠野物語」が好きで、何度も読み返したらしく表紙が無くなっており、かなり読み込んである跡があります。本編の「遠野物語」と、「遠野物語拾遺」が収録してあります。「遠野物語」といえば遠野地方に伝わるオカルト的な不思議な話を集めたものと思いがちですが、実際はそれだけでなく、奇談・事件・醜聞(スキャンダル)、言い伝え、季節の行事など多岐にわたっています。付箋をべたべた貼ってるところは好きな話です。「寒戸の婆」とか「郭公と時鳥」が好きです。気が向いたら絵でも描こうかと思って。
2025.03.11
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先日フランスから取り寄せた小説です。「ヴィラ・ローザ」ローザ荘とか、ローザ邸ってとこですかね。主人公は若い男性で、訳あって画家のアンリ・マティスと同じ名前なのです。ある日古道具屋でマティスの複製画を見つけ、何を思ったのか自分はマティスの生まれ変わりだと思い、絵を描き始めます。様々な出会いや別れを経験しながら、祖父の持ち物であったヴィラ・ローザを相続し、そこに住みながら絵を描きます。マティスの複製画に出会った日から、彼の人生は大きく変わったんですね。自分の感じたものを絵として表現していく喜びにあふれた日々を過ごします。最後にはそういった輝かしい日々は終焉を迎えるのですが、最終章でそれとなく表現されている、滅びたように見えて実は何かが残っているかもしれないと思わせるような最後の一文にはしびれました。中編ぐらいの短い小説ですが、少ない言葉の裏に込められている密度の濃さには脱帽です。大長編を読んだ後くらいの読後感がありました。作者のマリー・ルドネは好きな作家で、もう何冊も読みましたが、「スプレンディッド・ホテル」と同じくらい感銘を受けました。そして全編を通じて貫いているのはなんといっても「マティス愛」(笑)。この本は多分もう絶版ですが、買ってよかった。読んでよかった。今後の私のバイブルになりそうな素晴らしい小説でした。
2025.03.02
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引き続き江戸川乱歩です。短編集ですね。「鏡地獄」が久しぶりに読みたくて買いました。「屋根裏の散歩者」は有名作品で、とてもよかったのですが、期待より良かったのが「虫」です。遺体が段々腐っていく描写があり、グロテスクなのですが、それよりも主人公の男が滑稽極まりなく、笑いを誘われました。まさか乱歩作品で笑うことになるとは全く思っていなかったので、新鮮な発見でした。冗談でなく本に向かって「お前もーやめとけや」ってツッコミ入れてしまってましね。主人公が片思いの女性に思いを伝えたら、女性に笑われたという描写があるのですが、結局これが作品全体を覆っているのだろうか、と後から気が付きましたね。やっぱり乱歩って天才ですね。それにしても、変人男がおかしな計画を思いついて遂行していくタイプの話(「鏡地獄」「屋根裏の散歩者」「虫」「パノラマ島奇談」など)の乱歩の筆の冴えは目を見張るものがありますね。ぐいぐい引き込まれます。
2025.02.21
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唐突に妄想系の小説が読みたくなったので、「パノラマ島奇談」を読みました。最近は外国文学の読みにくい本ばっかり読んでいて、日本人の描いた小説を久しぶりに読んだのであまりの読みやすさに感動しました。乱歩はその内容のおどろおどろしさに似合わず、語り口がとても優しいんですよね。それはそうと乱歩読むのも久しぶり。多分3~40年ぶりくらい(笑)。いろんな出版社から出ているけど、表紙の絵がとても素敵だったので、この春陽堂さんのを買いました。とてもいい作品でした。主人公は、とても褒められたものではない計画を実行するのですが、読み手はなぜか彼に共感し、彼と一緒にワクワクしてしまいます。この話は中編小説ですが、ページ数が増えてもいいからこのワクワク感をもっと読者に届けてほしかった気さえします。ところで乱歩には「孤島の鬼」というとんでもない怪作があります。物語の構成や人物の相関など「パノラマ島」と、似てるわけでも何でもないのですが、なぜか「孤島の鬼」と「パノラマ」は対の作品なのではないかと感じました。「孤島の鬼」は陰、あるいは裏で、「パノラマ」は陽、あるいは表というような感じがします。乱暴な言い方をすると、「孤島の鬼」は地獄を作ろうとした話で、「パノラマ」は楽園を作ろうとした話です。「パノラマ」は乱歩作品の中ではグロ描写があまりないので比較的だれにでもお勧めしやすいです。「孤島の鬼」は人を選ぶので全くお勧めしません。最近では「日本で最初のBL小説」との解釈?!がされているようですが、BLと思って読むとえらい目に合います。ていうかテーマはそこじゃないだろ?!とおもうのですが(汗)
2025.02.12
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アポリネールの次はポーです。「大鴉」が読みたくて買いました。何を話しかけても「never more」しか答えない大鴉が登場する物語詩です。やっぱり「大鴉」が一番好きな詩ですね。大鴉と出会い、次第に主人公が破滅していく心情を詩の形にしています。もしかしたら、ポーの短編小説よりも、美しい作品かな~とさえ思ってしまいます。しばらく「never more」が頭から離れなくなります(笑)この現象は去年、「スペードの女王」を読んだ後、しばらく「トロイカ、セミョルカ、ダーマ」が頭から離れなくなる現象と一緒ですね(笑)他にも「鐘のさまざま」や「アナベル・リー」とか有名な詩も入ってます。「鐘のさまざま」は原文を口に出して読むと、さらに良さがわかる感じです。リズム感が心地いい感じ。ただ、やっぱり私は基本的に英語がわからない人間なので、物語詩が一番とっつきやすいですね。この岩波の本は原詩と対訳がのっているので、ないよりはニュアンスが伝わります。いくらかは。
2025.02.07
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ある日唐突にアポリネールの「オノレ・シュブラックの失踪」が読みたくなったので、アマゾンをあさっていると、中古品しかなかったのでそれを買いました。「オノレ~」を初めて読んだのは中学の時で、幻想小説のアンソロジーの中に入ってました。ほかにはホフマンの「砂男」、ポーの「黒猫」、プーシキンの「スペードの女王」、カフカの「変身」などが入っていましたね。オノレ・シュブラック~・・・なんとなく忘れがたい、素敵な響きの人物名で、タイトルだけはずっと覚えていたのですが、作者名は忘れていて、実はごく最近知ったのです。なんとあのアポリネールが作者なのだと。久しぶりに読んだけどやっぱり面白かった。たぶん短編小説というよりも、散文詩の部類に入るのかなーと思います。ただ、オチがあるのでかなり小説っぽいです。ほかの作品もそうですが、原文で読めれば、もっと良さがわかるのだろうなーと思いましたね。内容やモチーフは、なかなか衝撃的でした(笑)さすがアバンギャルド。詩といえば、愛とか恋とかが多いと思いがちだけど、下ネタ・グロ多数(大笑)ブラックユーモア的な感性もあるので、新訳が出たら絶対買うのになーと思いました。軽快な新訳で読みたいわ。
2025.02.01
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久しぶりに英語本読みました。もちろんグーグル翻訳アプリで(笑)一年ぶりに翻訳アプリ使ったけど、めっちゃ優秀になってた!前回とか前々回使ったときは、時々意味のつながらないところが出てきて、本文に立ち返り、訳しなおしたりしてたけど、今回はほとんどその作業をせずに済みました。すばらしい。AIさまさま。で、本の内容ですが、前回読んだ「スプレンディッド・ホテル」と同じ作者さんの本です。「スプレンディッド~」ほどではないけど、なかなか良かった。私はこの方の世界観が大好きです。たぶん女流作家の中では一番好き。
2025.01.16
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あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。・・・・・・・・・実は去年のクリスマスイブから風邪をひいて、体調を崩しておりました。今も本調子ではなく、しかも年明け早々に納期があるのであんまりのんびりしていられません。おかげさまでクリスマス期間はアクセサリーの売り上げもよかったのですが、何せ疲れました。年賀状くださった方々、ありがとうございます。お返事は遅れると思うので、どうぞよろしくお願いいたします。
2025.01.01
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只今絶賛発売中です。よければ見てやってください。
2024.12.19
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親に頼まれた分です。すごい印刷がきれいで満足です(^^)
2024.11.09
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イラストマーカーをもらったので練習中です。もらったものは水彩マーカーで、いまいち使いづらかったので結局百均でアルコールマーカーを買い足しました。ちょこっとした絵に色を付けたり、描きたい絵によっては透明水彩よりマーカーの方がいいような気もします。書き慣れるのに、もう少し使い倒した方がいい気がしますが。やっぱりアルコールマーカーの方が使いやすい気がするので、極めたくなったらアルコールマーカーのセットが欲しくなりそうな気がするけど、さて~~~~どうするかなあ~~~~~
2024.11.07
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年賀状2025デザインコンテスト結果発表 | 【プリントパック】プリントパック様のコンテストです。秀作賞1点、入選作品1点です。特に秀作賞ですが、今までとずいぶん考え方を変えて描いています。秀作賞いただいたので満足しています。入選はフォトフレームデザインです。需要があるようなので描いてみました。
2024.11.02
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この本に私の描いた絵がのってます。多分全国販売なのでよかったら見てみてください。蛇は難しかったですね。形は単純で一見描きやすそうですが、やりすぎると気味が悪くなるので、適度に抜きました。カラーイラストの方で、百人一首の絵を描いてます。時事ネタを採用し、紫式部の札を描きました。巡りあひて~ですね。
2024.10.27
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2025年巳年 年賀状コンテスト | 年賀状 プリント決定版 2025テンプレートバンク様です。去年から少し考え方を変えて、今年は年賀状イラストを制作してみました。白蛇が描きたかったので、一緒に弁財天も描いてみました。若干やりすぎ感が?ある感じですが、おおむね反応は良かったようなので、今回に限ってはよかったです。来年もこの路線を描くかどうかはわかりませんが、(来年は午年ですよね。サンプルはもう描いたのですが)いい水彩紙を使うと、勝手に紙がいい雰囲気を作ってくれるんですよねえ~(^^)
2024.10.21
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商品詳細 | フルカラー| 年賀状印刷 | れいわdeねんが | プリントサービス (myprint.co.jp)マイプリントさんの年賀状コンテストで入選したものです。
2024.10.14
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神戸市立博物館で、やってます。私よりも、むしろ主人が見たいといっていたので、行きました。最近こういうパターンが多い(笑)キリコは何度か展覧会を見てますが、昔見た時よりも、今回の展覧会の方が、感慨深かったです。こちらの感性が鋭くなっているのだと、思っておきましょう(笑)特にこのポスカの絵、太陽や月がコードでつながっている絵、めちゃめちゃ好き。アポリネールの詩からイメージして描かれたそうです。他にも、コクトーの詩の挿絵とかもありました。神話や、文学とのかかわりが深い作風なので、そういうのが好きな人は、行ってみるといいかもしれません。ぱっと見よりも、小難しくないと思います。音声ガイド借りると、なおよし。ここまでほめておきながら、図録を買わなかったんですよねえ。高かったし、重たかったのでやめたんですね。でも家に帰ってから後悔しました。ネットで調べると、図録の通販してました。多分買います(大笑)
2024.09.23
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どうにも夏服を買い足りなかったので、平和堂にセール品を物色しに行きました。そしたら、なんとすごいものを見つけてしまった。素敵プリントが目を引いたシャツです。なんとこれ、リバティ生地を使ったシャツで、3000円で売ってた。リバティプリントのシャツは、どんなに下がっても6000円くらいのしか見たことがなかったので、これは買わねばと思って買いましたよ。ほかにも黄色系のプリントシャツも売ってたけど、残念ながら私はあまり黄色系が似合わないので、誰か似合う人のもとへ行くといいなあと思った次第であります。平和堂、おそるべしですね。平和堂のぶら下がりにまさかこんなのがあるとは夢にも思っていませんでした。イオンもそうですが、最近のスーパーは本当に馬鹿にできないので、まめにチェックしましょう。
2024.09.19
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小説一冊読んだらそれにまつわる絵を描く、ということを決めてるわけでもないんだけど、ここまでやってやっと自分の中で消化したような気がします。これは先日読んだ「華岡青洲の妻」ですね。一番描きたかったのはチョウセンアサガオの美しさと、もう二度とみられない青い空ですね。透明水彩で描いてから、それをスキャンしてパソに取り込み、一枚レイヤーを足してます。
2024.09.03
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有名作です。昔、この小説のドラマを見ていい作品だなあと思っていましたが、急に原作が読みたくなったので読んでみました。有吉佐和子を読むのも、時代小説を読むのも初めてだったのですが、印象的な導入部から始まり、引き込まれて一気に読破しました。時代小説ですが、特有のわかりにくさもなく、注釈もあるし、江戸時代がほとんどわからない私でも世界観に入り込むことが出来ました。で、物語は有名すぎるくらい有名なのでサクッと行きますが、外科医の華岡青洲の麻酔薬の研究のために妻と母が張り合いながら?!自ら実験台に志願する話です。この妻と母の関係がなかなか微妙でね。単純に仲が悪いとか、そんなんじゃないんですね。そういう微妙な心のひだの描写が的確で、身に覚えのある人も多いんじゃないかと(笑)発端は、そもそもこの母が望んで息子の嫁にと妻の実家に頼みに来たのですね。しかも妻が子供のころ、この母を見たことがあったので、妻と母の方が先に縁が出来ていたのです。ここが非常に意味深いところだと思っています。小姑は、この二人の張り合いに気が付いていて、臨終間際に「姉さんが勝った」と言っていたのだけど、これは果たして、そういえるのかどうか疑問だ。「華岡青洲の妻」を見出し、育てたのはやはり、「母」であったと、私は思う。妻は「身を犠牲にした賢妻」と、人々からほめそやされてもなぜか、「うしろめたさ」が心に残っていたことをうかがわせるところを見ると、彼女はそれに気が付いていたと思う。誰にでも薦められる良作です。有吉佐和子の作品は初めて読みましたが、読者を引っ張っていく文章力がすごいです。基本的に私は海外文学が好きで、久しぶりに日本人作家の小説を読みましたが、やっぱり読みやすいですね(笑)
2024.08.24
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名作ですね。「鼻」は中学くらいの頃に省略版を読んで、その斬新さにひっくりかえった覚えがあります。「外套」は今回初めて読みましたが、想像していたのと全然違いました。途中までは「芥川龍之介っぽいなあ」と思いながら読んでいました。というか芥川龍之介の方がゴーゴリの影響を受けているんですけどね。途中までは「貧乏で平凡だけど、善良な主人公がひどい目に合う」感じなんだけど、後半からおかしくなってきます。なんと不幸にもなくなってしまった主人公は、生前に盗まれた外套を求めて、幽霊となってペテルブルク中に出没するんですね。それまで弱者に同情的な社会主義的な話だと思っていたのに「え、こんな展開ってあり?!」と、「鼻」とは別の意味でひっくり返ってしまいました。生前、因縁のあった相手から外套を奪うと、その幽霊は出てこなくなりました。この後まだ後日談があって、これもまた頭をひねる話なのですが‥‥ネタバレになるので言いませんが、この結末にもたくさんの人がたくさんの解釈をつけているようで、ネットのブログなどで検索して色々読みました。皆さんそれぞれ思うことがあったようでとても白かったですね。やっぱ名作はいつの時代に読まれても人の心をつかむのですね。
2024.07.29
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「スペードの女王」初めて読んだのは中学の時で、怪奇小説のアンソロジー本でした。中学の図書館で読み、イラストなどの図版も多く、その本欲しくてしょうがなかったけど、まあ無理なので(汗)返しました(笑)あらすじは、主人公が、カード賭博の必勝法を知っているという伯爵夫人のもとへ行き、その方法を伝授してもらうが、悲劇的な結果を迎える。。。。という感じです。ラストの、「スペードの女王がほくそ笑んだように見えた」の箇所が強烈で、そこだけはよく覚えていました。で、今回久々に読みたくなったので、岩波か光文社かどっちにしようか迷ったのですが、読みやすそうだったので光文社にしました。単純にストーリーを追うだけでも面白い短編なのですが、いちいち含みがあったり、謎めいていたり、意味ありげに見えるせいか、昔からたくさんの人が、あーでもないこーでもないと解釈を講じているらしく、その辺の解説が巻末にたっぷり載っていて、これがまた面白かったのです。中には「それは少し強引では」とか、「それはちょっと」とかいうのも混ざってましたが(笑)それくらいいろいろ思わせるパワーがこの小説にはあるのですね。しかし、昔から、ギャンブルには必勝法があって、それを探している人々がいたことには驚きですね。今でもありますよね。パチンコとか競馬の必勝法とか。特に偶然性の強いゲームには迷信が絡みやすいようです。
2024.07.25
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有名作です。19世紀の初めに書かれて、その後の芸術家たちに大変影響を与えた作品ですね。チャイコフスキーはオペラを書いているし、画家のレーピンはオネーギンとレンスキーの決闘の場面を描いています。なので、ちょっと読んでおいた方がいいなと思って読みました。簡単に言うとオネーギンとタチヤーナのすれ違いの恋を描いています。ですが、物語の中盤、非常に謎めいた箇所があります。私はそこが気になって気になって、ほかの箇所が頭に入らないくらいです。どういう箇所かというと、オネーギンに恋するタチヤーナが夢を見るのですが、その夢が不吉なもので、その後の登場人物たちの末路を暗示しているかのようなものだったのです。物語全体は、リアリズムにのっとって進行していくので、その箇所だけ神秘主義めいているので余計に異質な感じがします。解説にはその辺については何も書いてなかったので私はもやもやしていたのですが、「私のような感情を抱いた人間は私だけではないはずだ」と思い、ネット検索すると・・・・あったんですね、「タチヤーナの夢」に関する論文が!おおむねすっきりしましたよ。ありがとうございます、私のもやもやをすっきりさせてくれて。一応リンク張っときます。私もまた何度か読み返すかもしれないし。https://www.bing.com/ck/a?!&&p=4cefdaf6403caf78JmltdHM9MTcyMTI2MDgwMCZpZ3VpZD0xNTY1NDQ5YS0yNjVkLTY2NmItMmY0YS00YjdkMjdhZjY3OTQmaW5zaWQ9NTE4OQ&ptn=3&ver=2&hsh=3&fclid=1565449a-265d-666b-2f4a-4b7d27af6794&psq=%e3%82%aa%e3%83%8d%e3%83%bc%e3%82%ae%e3%83%b3+%e3%82%bf%e3%83%81%e3%83%a4%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%81%ae%e5%a4%a2&u=a1aHR0cHM6Ly9oZXJtZXMtaXIubGliLmhpdC11LmFjLmpwL2hlcm1lcy9pci9yZS8xMjk4Ni9yb25zbzA4OTAxMDA0MDAucGRm&ntb=1
2024.07.19
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最近気になってた画家の、ホッパーの画集を買いましたよ。20世紀前半に活躍したアメリカの画家ですね。独特の構図とそこに佇む意味ありげな人物像にとても惹かれていたので、思い切って本を買った次第です。最近ですとSNSなどでパロディー画像がよくみられますね。ホッパーは、例えばドガのように目の前にある事物を描く画家のように見えます。確かに、当時のアメリカの都市や田舎を描いているように見えますが、パラパラ見てると、すごく違和感を感じます。それは一見アメリカのように見えるけど、アメリカではないように思うのですね。私は当時のことに詳しいわけではないのですが、それでも「これはなんだか違う」ことを感じます。ではこの違和感の正体は何なのだろう、その答えはこの本の解説に書いてありました(笑)うーんとうなってしまいました。隅から隅まで説明ができないのですが、「これもまたアメリカなのだ」といった感じでしょうか。解説も読みやすいし、図版も多いので初心者にお勧めです。ですが灯台の絵があまりないので、ちょっとそこが残念でした。画集ですと絵が本の真ん中で切れてしまったり、ダイレクトに伝わらりずらいとこがあるので、ああ、本物が見たいなーと思います。日本に展覧会は来たことはあるのかな。
2024.07.12
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使ったことのない紙を買ってきたので試作いろいろ作りました。でも、本番絵をかく前に同じ紙で小さめの試作を描くというやり方は、あんまり自分には向かないと思いました。全然テンションが上がらない。私は普段、クロッキー帳にラフスケッチを書いて(場合によってはここを省略して、デジタルで直接ラフから下絵を詰めていく)パソコンに取り込んで下絵を詰めていく。で、これに着色して大体の色の雰囲気をつかんでおく。こうしてできたものをコピーして本番の紙にトレースしていく。。。というやり方です。デジタルの状態だとデッサンや構図などとことんまで追求できます。アナログでは難しい複雑な構図も比較的描けるので、ちょっと面倒ではあるのですが、今のところ私にとってこれがベストでした。でもなんかさすがに疲れてきたので、もうちょっとイメージを素早く紙に定着させるやり方がないものか考えておりました。参考になりそうなブログをいろいろ見て、チャレンジしてみようと思ったのが「小さめの試作を作る」でした。小さめの試作を作るやり方だと、紙が小さいので混乱してしまって、小さい絵用の描き方になってしまい、なんかイメージがわかない感じで終わりました。まあ、全くやる意味がないことはないと思うのですが。
2024.06.16
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過去に描いた絵の整理をしていたら、何年も前に描いた女性教皇が出てきました(一枚目)。女性教皇はタロットカードの図柄です。確かグループ展に出したんだけど、ほとんどお客さんの反応がなかったことを覚えている。そんなにひどい絵ですかねえ。まあ自分のために描いた絵なので、仕方ないですね、なんて思った記憶がある。で、なんとなくこの絵を見ていたら、再度描きたくなってきたので、描いてみました(二枚目)。ドレスの袖をジゴ袖に変えたり、設定を深海にしたり、いろいろ変更してみました。前作よりわかりやすくなった感じはあるかなあ。紙は両方ともアルシュ、画材も透明水彩とアクリルの混合技法です。一枚目描いたころよりも混色を覚えたので、器用になってるかな。アルシュは以前、何度色を重ねても満足しなかった記憶があるのだけど、今回はそうでもなく、割とすぐ出来上がりが見えるのが早かった。これは進歩したと言えるのだろうか。
2024.06.07
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意外にも貝をあまり描いてなかったので、描いてみました。昔から形の面白い貝が好きで、よく買い集めてました。水彩紙はラングトンプレステージです。高級水彩紙ですね。透明水彩絵の具だけで描くなら、有名なアルシュより私はこっちで描く方が好きかなあ。
2024.06.01
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モチーフがだんだん高額になってきてますね。全国の絵の先生たちは大変だと思います。キウイも一個150円とかだもんなあ。。果物を食べるのは家族で私だけだし、3,4個買うのもなかなか勇気がいります。でも、やっぱり時々モチーフを目の前に置いた絵を描きたくなります。モチーフを観察する時間が必要と思うのでしょう。キウイは初めて描きましたが、思っているよりも皮は薄く、実の色が透けていることがわかりました。普通のキウイは黄緑がかっているし、ゴールデンキウイは黄色がかっています。そこを意識しながら描き進めました。これからいい季節になるし、いろんな果物が店頭に並ぶと思います。桃とかサクランボとか描きたいけどとにかく高額!買うのに勇気がいる!・・・・・いろいろ葛藤があります。まあ、紙も高いんですけどね。デジタルで絵も描きますが、デジタルでは高級水彩紙に描く満足度は得られないので、目的に応じて手法は変えています。
2024.05.21
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今年はバラの当たり年ということで。こんなに満開のバラ園に行ったのは久しぶりです。彦根のこの公園は入場無料なんです。いやあ無料でこんなに素晴らしいバラが見られるとはね!10年以上も前に、絵を描きにここに来たことがあるんだけど…その時は平日のせいか誰もいなかった。新しい品種のバラもたくさん植えてあって、楽しかった。介護にかかるようになってからはすっかりバラを育てなくなったけど、時間が出来たらまたやりたい。
2024.05.18
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旦那が出張先で買ってきてくれた本です。「好きそうやと思って」って。その通りです(笑)休日かかってやっと読めました。背景の描写もすごいのでじーっと見てたら全部読むのに5日もかかってしまいました。全部で333体の妖怪が網羅されています。有名どころはたいてい入っています。ただ、似たような妖怪をすべて入れてはいないようですね。例えば「くだん」はなかったけれども、「くたべ」は入っていました。現代に近いもの、例えば「口裂け女」とか「花子さん」とかもちゃんと入れてくれているところがうれしい。水木しげる先生の絵は引き込まれます。目に見えないものに形を与えるイマジネーション力がすごいんです。ちなみにー。もう一つの絵は半年前くらいに私が描いたやつ、「火車」です。火車も類似がたくさんある妖怪ですね。
2024.05.07
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4月2日に発売された新刊ほやほやですね。予約して買いました。この先生はユーチューバーで、3年前につみたてNISAの口座を開設する際に、この先生の動画を見ながら申し込みをしました。めっちゃわかりやすくて大変助かりました。ことしから新NISAが始まり、自分もNISAとは一生付き合うつもりでいたので、新NISAオンリー本があればいいなあと思っていたところ、こういう本を発売されるということで、早速予約した次第です。動画でも十分勉強できるんですけどね。この先生以外にもいい動画いっぱいあるし。ただ、動画ですと、どうしてもつまみ食いっぽくなってしまって、頭の中で体系立てられず、抜け落ちてる重要事項なんかがあったりするので、やっぱり本が一冊ある方がいいと思います。この本を途中まで読みましたが、重要な部分にアンダーラインが引いてあるのでとても分かりやすいです。で、やっぱりというか、新NISAに関して確認したかった事とかも書いてあり、買っておいてよかったですね。
2024.04.04
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字、めっちゃちっさ!(笑)字の大きさとか、あんまり深く考えてなかった(大笑)PDFをそのまま入稿できるというお手軽さに飛びついてしまった。まあ再度推敲してからまた印刷する気もあるので、これはこれで良しとする。紙とか印刷クオリティとかは、申し分ないです。120ページほどで印刷代が1000円ちょっとなので、これはいい。自分が書いた挿絵付きで小説が読めるっていいなあ。
2024.03.29
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感動した勢いで6枚ほどイメージ画を書いてしまった。6枚も書くと、かなり満足したので別の作業に進めそう。翻訳した部分と描いた絵をPDFにしてそのまま入稿、自分用の一冊を作る予定。出来上がりが楽しみです。
2024.03.24
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正直言って、こんなに気に入るとは思わなかった。もうちょっときちんと日本語に翻訳して、印刷屋に回して自分で楽しむ用の本を作ろうと思ってる。今は1冊からでも請け負ってくれる印刷屋さんがあるんだよね♪
2024.03.20
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英訳本を翻訳アプリで読みました。最近スマホを良いものに変えたので、翻訳アプリも便利になりました。訳したものをパソに送ることができるようになったので、ワードに張り付けて、編集が楽になりました。前回の本は読破に10日ぐらいかかったけど、今回は4日で読めました。内容は、祖母から引き継いだ「ホテル・スプレンディッド」を経営する「私」と、その姉妹たちの日常を書いています。ホテル・スプレンディッドは沼地のほとりに立っていて、湿気のせいか、老朽化が激しく、「私」は毎日建物の補修や排水管の掃除に明け暮れている。姉妹たちはホテル経営に興味がなく、一人は病気がちで時々奇異な行動をし、もう一人はいい年して女優になる夢をあきらめきれない。オールドミス(この言い方ががぴったりくる)らしき三人姉妹が毎日いがみ合ったり、時に協力し合ったりしながらも結局くっついているのがほほえましい。沼地に立つ壊れかけの建物や、病気がちの姉妹などの要素からか、ポーの「アッシャー家の崩壊」の影響を指摘する旨もあるようだけど、世界観は全く違います。アッシャー家は滅びの美学的なゴシックロマンですが、スプレンディッドにはニヒルな感覚は全くなく、どっちかといえば毎日害虫や湿気と戦い続けて、最終的に至る精神的境地、を描いている気がします。文体がまず、独特です。一つのセンテンスが非常に短く、それがまるで、ホテルを侵食する雨のように降り注いでいる錯覚を感じさせます。じわじわと蝕まれていく建物と、それに抵抗しようと焦る「私」の心理を見事に表現しています。定期的に蚊、蠅、ネズミなどが大発生し、ホテルは大混乱になります。これがなかなか黙示録的で、特に最後のネズミの大発生がきっかけで、「私」は死と直面することになります。これどういう結末になるんだろう?とひやひやしながら読んでいたのですが、ラストの数章の詩的表現は素晴らしかったですね。多分、それのために、今までがあったんだろうと思いました。あまりにも素晴らしいので泣いてしまいました。間違いなく文学の可能性を広げた傑作だと思うのですが、残念ながら日本語訳本はないのです。誰もこれを日本語訳をしようとは思わなかったのでしょう。確かにこれを邦訳するのは難しいと思う。してほしかったけど。原作はフランス語です。日本にはフランス文学者多いと思うんですけどね。あまりにも気に入ったので、一応翻訳アプリで訳したものがパソに入っているのですが、もうちょっと読みやすい文にして、本の形にして、持ち歩き出来るようにしたいと思ったりしてます。
2024.03.17
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結局描いてしまいました。この本の中で一番私が心に残った一枚です。コラージュ作品です。印刷状態があまりよくなく、わかりにくいのですが、海辺に仮面とケープをまとった人魚のような生き物が横たわっており、そのケープの中から大量の鳥が飛び立っているという、なんとも不穏な一枚。人魚の手前に骸骨のようなもの?がありますね。この絵にはこの文章が添えられています。マルスリーヌ・マリーは人食いの海から抜け出し、「私の悦びはみんなアリバイがあります。私の体は、百の深い裂け目をまとっています・・・・」はい、全然意味が分かりませんね(笑)シュールレアリズムのように、人の心の奥底に潜むものなど、形にしずらいものに形を与えようとすると、どうしても訳が分からない風になってしまいます。でも、むしろそういった表現の方が私を安心させてくれるのはなぜでしょう。そういうもやもやしたものに形を与えてくれたエルンストには感謝です。彼のタブローだけではなかなかここまではわからなかったと思います。
2024.03.09
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こういうわけのわからない小説に対して有効なのは、全体の流れを把握するために、気になるセンテンスやキーワードをノートに書きだす。「百頭女」にもこれをやってみた。「百頭女」は手ごわかったけど、「カルメル~」は、構成が割と単純なので、なかなか興味深いことが分かった。「ナイフ」の章を突き詰めると、これは「聖テレジアの法悦」をモチーフにしていることがわかりました。「聖テレジア」は、カルメル修道院の重要聖女です。ベルニーニの彫刻が有名です。天使が聖テレジアの心臓を矢で刺そうとしている場面を再現した美しい彫刻です。聖テレジアが神秘体験をしたことに対して、様々な解釈があるようで、それに対しての一つの答えがここに書かれているのではないかと思います。実際にエルンストが「聖テレジアの法悦」をどのように考えていたのかはわかりませんが、法悦=神との一体化や魂の喜びを皮肉っている節があちこちから感じられます。そう思うと、この小説は聖女の求道譚と思えばいいのではないかと思いました。父親の元を離れ、困難が待ち受けたり、それらを乗り越えたり、様々な人やモノとかかわって成長していき、最後にはついに求めるものを見つけるのですが‥‥といった感じです。ただ、最後の解釈がちょっと難しいんですね。少女は最後、どういう道を選んだのだろうか。最初の希望通り、神様の花嫁になる(修道女になる)ことを選んだのか、それとも・・・・って感じです。この辺りはもう少し時間がたって、私の中でこの作品を熟成させないとわからないところかもしれません。でもここまで読み込めば、私の「読書欲」はだいぶ満たされて満足しました。次の本に移れそうです。
2024.03.06
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去年からへんちくりんな本しか読んでいない(笑)ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」ゴーゴリの「鼻」とか、こないだ衝撃を受けた「キャンディ・ストーリー」とか。で、これですが、エルンストのコラージュ小説3部作のうちの一つです。 ほかの2冊と違うところは、最初に序文のようなものがあって、この少女が修道会に入ろうとしたいきさつなどが書かれてあります。これがあるおかげで、本文にはいるのもずいぶん難易度が低くなり、後の2冊よりもかなりわかりやすいものとなっています。コラージュ作品一枚一枚に対してテキストもあります。ただ、わかりやすくなっている分、コラージュ作品そのもののインパクトが、ほかの2冊よりも弱めかな‥?という気も否めないです。とはいえこういうのは一冊で一つの作品と受け取るものだろうし、強烈なインパクトのあるものも中にはあり、テキストとの絡み合いがとてもうまくいっています。私はしばらくこの本を寝物語にするつもりですよ。他の2冊と同様に「読む」というよりも、「見る、感じる」本ですね、これは。で、肝心の内容ですが、エロいです(笑)しかも冒涜的。エルンストはシュールレアリズムの画家なので、そういう側面が出るものだということは理解できます。それがほかの2冊よりも顕著に出てますね。他の2冊よりも薄いし、とっつきやすいと思うので、初めて読む方はこの本から読むのもいいんじゃないでしょうか。
2024.03.02
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あまりにも衝撃を受けたので描き損ねたことの続きでもつづっておく。自分用記録なので。結局ミアはキャンディと呼ばれたかったのだと思う。最初の恋人にそう呼ばれたとき、悪い気はしなかった節がある。なんでそう呼ぶんだろう、私はミアであってキャンディにはなれないのに、というモノローグがあったけど、つまりそういうことなんだと。ワンナイトの相手から名前を聞かれて、「私はキャンディだ」と答えたのち、二作目の小説、「キャンディ・ストーリー」の初稿を書けたのは、ここにきてキャンディと自分を一緒にできたからなのだと思う。ちなみに、後で調べたことだけど、キャンディのスラングは「素敵な女性」とか、「素敵な男性」を意味するらしい。後、名前に関する事で、気がつたこと。ミアは彼女の母親のことをMaと呼んでいた。ミアはMiaと書くけど、Mとaの間に、iが入ってMia。ママの中に、私(i)が入ってMia、と、読めなくもない。まあ原作はフランス語なので私の勘違いかもしれませんけどね。ただ、この作家さんは多分英語もできると思うので、案外見当違いでもない気がする。こういうことに気が付けるのは、やっぱり翻訳アプリで読んだから。邦訳本がもしもあっても、たぶん気が付かなかっただろう。多分また本を読み返すと、何かに気が付きそうな気がするけど、何年かたってからの方が、見方が変わるかもしれないので読むかもしれません。しんどい本で、消化するのにずいぶんかかったけど、やっぱりすごい小説だと思う。
2024.02.26
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翻訳アプリで翻訳しながら、ただ翻訳するだけではもったいないのでそれをワードに書き込んでいたので、結局10日かかりました。簡単に感想を言うと、まあとんでもない怪作でした。こんなに感情を揺さぶられた小説は久しぶりに読んだ。面白い小説はいっぱいあるのだけど、胸をえぐられるようだ、とか、つらい、痛々しいとか思うのはあまりない。しかもこの本のすごいところは、最終章ですべてひっくり返してしまった・・というよりも、いくつもの破片だったものたちをギューッと集約してしまった。このおかげで絶望的だった状況に光がさして見える。どういう話かというと、デビュー作の次の2作目が書けなくなってしまった若い女性作家、ミアが主人公です。彼女はパリを拠点に置いているが、架空の地方都市を行ったり来たりしながら、母親や作家仲間とその周辺の上流階級の人々などと交流をしているうちに、流行作家と人気女優が殺された…といった話です。話は現在進行形で進みますが、あいだに回想が頻繁に挟まれて、ミアがどういう人生を送ってきたのかを浮き彫りにしていきます。そもそもこの物語を貫いているテーマは「回想録」で、登場人物の何人も回想録(又は回想録のようなもの)を残しては死んでいきます。殺人事件もそもそも関係者の回想録が関係している。一見、主人公の内面の問題ー次回作が書けず精神的にまいっている、恋人たちとの関係ー彼らは不思議なことに、アレの最中に、ミアのことをキャンディと呼ぶーーと、外の問題、上流階級の人々同士の因縁や殺人事件は、関係なさそうに進んでいくが、次第にミアの人生に影を落としていきます。ちなみにキャンディとは、殺された人気作家の小説のヒロインの名前であり、映画化した時の挿入歌のタイトルでもある。ある出来事がきっかけで、ミアは第二作の初稿「キャンディ・ストーリー」をついに書き上げるが、これに至る精神的葛藤が、私には読んでいて辛くて。ここまでせねばならないのかあと思ったけど、ミアは強かった。最後は母親と恋人の死という絶望的な状況に陥るが、むしろ彼らとの別れによって、本当の自分を生きることができるかもしれないという予感をもって話は終了する。ミアと母親は母子家庭だったようで、ミアは母が好きだったけど、いくらか重荷に思っていた節がある。少し話はそれるけど、ところどころに挟まれる詩的表現にはしびれました。特に廃墟でのエッチシーン。マリー・ルドネのほかの作品と比べると、だいぶ生々しい。もしかしたら、それこそマリー・ルドネの自伝要素がかなり反映しているのかもしれない。途中、つらい部分があったけど、読んだのは後悔してないし、マリー・ルドネの一番ではないけど、すごい怪作だとは思います。海外の書評をネットで読んだけど、あまり高評価している人は少なくて残念だ。・・・・と、ここまで書いておいてなんだけど、大体アレの時によその女の名前を言うような男とうまくいくわけないじゃん。と思ったことも付け加えておく。
2024.02.22
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