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2011.04.13
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カテゴリ: 歴史箱
因幡の白ウサギの話は、次のような物語でしたね。

白ウサギが隠岐の島から因幡(鳥取県)に渡る際、海にいるワニに「数比べをしよう」と言って、ワニを海に並べさせます。ウサギはその上を数えながら渡るのですが、渡り切る直前に、実はだましたんだよと告白。それを聞いた一番端のワニがウサギに襲い掛かり、着物(皮)をはぎ取ります。

大怪我を負って寝込んでいたウサギに対し、大国主の兄弟である八十神は、海の水で体を洗い山の上で太陽に当たって乾かせと告げます。ウサギがその通りにすると、傷はますますひどくなります。次に遅れてやって来た大国主がウサギに、真水で体を洗って蒲の花粉の上に寝転がるよう告げます。ウサギがその通りにすると、体が治ってしまうんですね。

これだけの話の中に、実は多くの歴史的事実が(知る人が読まないとわからないように)うまく隠されているように思うんですね。

まず、ウサギの話の始まりを、日本の本土が見える隠岐の島に設定したことです。これは、ウサギもワニも日本を遠くから見ていた、つまり日本から離れた場所にいたということを暗示しているんですね。これがシュメールにいた出雲族と大和族が、日本を目指したという話に呼応するわけです。

ワニは海に横たわり、つまり因幡の海岸を目指して海を延々と渡ってゆくわけです。大和族が海路、東南アジアの海を渡りながら日本を目指したことを指しています。一方ウサギは、ワニの背中を歩いて渡るわけですから、出雲族が陸路日本を目指したことを示唆していますね。

二つの部族は古の約束通り、シュメール(隠岐の島)を離れて日本(因幡)で落ち合い、統一王朝を築こうとするわけですが、ここで問題が起きたことが物語から読み取れます。これは大和族が残した物語ですから当然なのですが、ワニ(大和族)に対してうさぎ(出雲族)が嘘をついて約束を破った、あるいは卑怯な手を使ったことがわかったとしているんですね。だから大和族は、出雲族からウサギの着物をはぎ取ります。つまり出雲族から統一王朝の天皇(祭司王)の称号をはく奪するのは当然であると主張しているわけです。

約束を破った、もしくは卑怯な手を使ったとは、どういうことなのか。それもこの物語から読み取ることができます。

一つ目の解釈は、ウサギによる「どちらの同族が多いか数比べしたい」という提案は、双方の部族の戦力比較であったというものです。とくにワニを海に並べたという表現からは、戦力比較の中心が戦艦(戦闘用の船)であったことが推察されます。シュメールを離れる際、出雲族と大和族の間でどのような約束があったのか定かではないのですが、推測としては、日本にたどり着いたときに、どちらの戦力もしくは部族の数が多いかによって、統一王朝の王を決めようじゃないかという約束があったのかもしれません。その時、出雲族は数をわざと多く見せかけて、和議を有利に進め統一王朝の王の称号をだまし取った。だが、後になって双方の戦力比較をしたら出雲族のほうが劣っていたことが判明。そこで大和族は、講和条約は破たんしたと判断して、出雲族と統一王朝を打倒することに決めたのだと解釈することができます。



もう一つの解釈としては、スサノオとアマテラスの間に生まれたオシホミミを初代天皇にすると思ったら、スサノオの連れ子のニギハヤヒを初代天皇に据えてしまったという仮説も成り立つんですね。スサノオとアマテラスの間に生まれたオシホミミを初代天皇にすることこそ、和睦の精神に合っているはずであると考えるのは、大和族としてはもっともなことですね。それが純粋な出雲族出身のニギハヤヒになってしまったのですから、「おいおい、話が違うじゃないか」と怒って、統一王朝に対して牙をむいたとも考えられるわけです。
(続く)





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最終更新日  2011.04.13 23:35:18
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