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2011.04.21
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カテゴリ: 歴史箱
大国主の子だとされるタケミナカタは古代イスラエル人と何らかの関係があった――諏訪大社の祭りなどを見るとそう思われてくる、というところまでお話したんでしたね。すると、どうしても私には、タケミナカタの父である大国主も、古代イスラエル人と関係があったのだと思われるわけです。そうならば、大国主が祀られた出雲大社にも、古代イスラエルと関係する何かがあってもおかしくありませんね。

探してみたところ、一つだけありました。旧約聖書のヨシュア記第22章に、「カナンの地のヨルダンのほとりに一つの祭壇を築いた。それは大きくて遠くから見える祭壇であった」という記述があるんです。この巨大な祭壇(神殿)が、印象としては、大国主が国譲りをする代わりに造らせたとされる、巨大な出雲大社のイメージと合致するんですね。

旧約聖書には、遠くからでも見える大きな祭壇とは具体的にどのようなものだったかは記されていません。ただし、何のための巨大祭壇だったかはちゃんと書かれているんですね。紀元前1100年ごろのことでしょうか、出エジプトに成功したモーゼの後継者であるヨシュアが、カナンの地を武力で征服、12支族にそれぞれ領地を割り与えます。ところがその時に、ヨルダン川の東と西に分かれてしまう事態が起こります。そこで、ヨルダン川の東を与えられたルベン族、ガド族、マナセ族の人々は、ヨルダン川の西を与えられた他の支族と同一のヤハウェに帰神していることを示すための「証拠」として築いたというんですね。

もちろん当初はそのような意図があることをヨルダン川の西を与えられた支族の人々は知りませんから、対岸に巨大な神殿(祭壇)が建設されるのを見て驚き、東側の支族が自分たちの神ヤハウェに背こうとしているとして東側を攻め滅ぼそうとします。慌てた東側の3支族が、巨大神殿はあくまでも将来、自分たちが西側の支族から仲間外れにされないための「証拠」として築いたのだと弁明して、事無きを得ます。

仲間外れにされないための証拠として巨大神殿を建てた――。この旧約聖書の話が、妙に大国主の国譲り神話とダブルんですね。大和族が古代イスラエルの民であったかどうかは別にして、少なくともシュメールにおいては大和族も出雲族も古代イスラエル人(アブラハム)も同朋であったのではないかと思われますね。それなのに今、大和族はかつての同朋である出雲族や古代イスラエル人を武力で攻め滅ぼそうとしている。

大国主はきっと、古代イスラエルの歴史をよく知っていたんですね。だから、かつて攻め滅ぼされそうになったヨルダン川東側の支族と自分の苦しい境遇を重ね合わせて、それをわかってもらいたくて、ヨシュア記に出てくる巨大祭壇さながらの巨大神殿を造らせたのではないでしょうか。「将来、仲間外れにしないでくれ」と、大和族に対して大国主が主張しているように私には読み取れるんですね。

日本の神話を読んだだけでは、大国主がなぜ巨大神殿を出雲に建造することを国譲りの条件にしたかはまったくわかりません。ところが古代ヘブライの歴史を知る者なら、その理由がわかるようになっていたわけです。つまり同朋へ向けたメッセージであった可能性もあるんですね。

ところで、巨大祭壇をめぐるもめ事がヨルダン川の西と東の支族間であった後、ヨシュアが古代イスラエルの全12支族を集めて神ヤハウェのもとに団結しようと呼びかける場面が何回かあります。おそらく、ヨシュアはお互いに疑心暗鬼となって団結を乱すことのないよう、一年に一回12支族の代表を一堂に集めた会合を開いたのでしょう。これが12か月の中ですべての神が出雲に集まるという神在月(他の地方にとっては神無月)の起源なのかなとも思えてくるんですね。たぶんその時に出雲に集まった神も12神であったと思うのですが、それは別の機会に改めて考察してみたいと思っています。
(続く)





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最終更新日  2011.04.22 00:48:16
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