260305 六本木アートカレッジ・セミナー AIT Link Labo
2014: 世界のアートを動かす Top 25 @ アカデミーヒルズ 講師: ロジャー・マクドナルド、小澤慶介
(てっきり25名のアーティストと作品の紹介かと思っていたらそうではなく、キュレーターや美術館館長などアート空間を企画する人々にスポットライトを当ててくれた。世の中、すごい人たちがいっぱいいるのだと、ため息です。)
260506
Frozen (アナと雪の女王) @ TOHO シネマズ西新井 監督: Chris Buck/Jennifer Lee 声: Idina Menzel (Elsa), Kristen Bell (Anna), Jonathan Groff (Kristoff), Josh Gad (Olaf)
(「アナ」 でなく 「アンナ」、「エルサ」 でなく 「エルザ」 にしてほしかったが、このアンナとエルザの表情と身振りがこれまでのアニメを超えて気合いが入っていて、王女アンナに恋をしてしまった。エルザの歌う主題歌 Let It Go の各国語版を帰宅後に YouTube で聴いて感動を新たにした。)
260502
Pandora's Promise (パンドラの約束) @ 渋谷 シネマライズ 監督・脚本: Robert Stone 出演: Stewart Brand, Mark Lynas, Michael Shellenberger, Gwyneth Cravens, Richard Rhodes
(観てもらいたくなる映画。原発を日常の友として付き合うことのできる日が早く来ますように。たまたま ぼくは知っていることがほとんどだったけれど、反原発運動家のいい加減さを物語る資料映像がスパイシーだ。東京上映最後の回だった。改めて多くの館で封切られればいいのだが。)
260418 MET Live Viewing 2013-14
Massenet: Werther
@ 東劇 指揮: Alain Altinoglu 演出: Richard Eyre 出演: Jonas Kaufmann, Sophie Koch, Lisette Oropesa, David Bizic
(平成26年3月15日の収録。フランス語公演。ヴェルテル役のカウフマンさんとシャルロット役のコッシュさんが歌い手としてのみならず舞台俳優としてみごとな仕上がり。第4幕、シャルロットにかき抱かれる血染めのヴェルテルの姿に、ふと 「ジキル&ハイド」 のルーシーの最後を思い出す。)
260409 MET Live Viewing 2013-14
Borodin: Prince Igor (Knjaz' Igor')
@ 東劇 指揮: Gianandrea Noseda 演出: Dmitri Tcherniakov 出演: Ildar Abdrazakov, Oksana Dyka, Sergey Semishkur, Mikhail Petrenko, Anita Rachvelishvili, Stefan Kocan
(平成26年3月1日の収録。ロシア語公演。第1幕後半の 「ポロヴェツ人の踊り」 は、1万2,500本の赤い芥子の造花で埋め尽くされたステージで躍動のダンス。故郷への憧憬を歌うメロディーに酔いしれた。第3幕は、滅びと再生をユーモラスに。)
260327
Jeune et Jolie (17歳) @ 銀座シネスイッチ2 Marine Vacth, Geraldine Pailhas, Charlotte Rampling, Frederic Pierrot
(ほんとは悪い娘じゃないんだけど、突っ張って無口で、自分の見栄えにこだわる、ふつうにきれいな子。うちの下の御嬢みたいだね。心理描写が抑制されていて、納得感がある。R-18 指定ですが、ぜんぜんエロではないです。)
260307 MET Live Viewing 2013-14
Dvorak: Rusalka
@ 東劇 指揮: Yannick Nezet-Seguin 演出: Otto Schenk 出演: Renee Fleming, Piotr Beczala, Dolora Zajick, John Relyea, Emily Magee
(平成26年2月8日の収録。チェコ語公演。流麗なメロディー。登場キャラが個性的でわかりやすい。アンデルセンの人魚姫同様、王子に恋した水の妖精が自分の声を魔女に売り渡して人間の姿にしてもらうが愛は成就せず。人魚姫ストーリーの源流を遡って探求したくなる。)
260213
La migliore offerta (鑑定士と顔のない依頼人) @ TOHO シネマズ シャンテ Geoffrey Rush, Sylvia Hoeks, Jim Sturgess, Donald Sutherland
(Sylvia Hoeks さんが、じつに絵になる女優で、胸が苦しくなるほど。Geoffrey Rush さん演じる Virgil のアートコレクションの部屋には息をのんだ。全ての絵が女性の肖像画で、ひとごとと思えなかった。そして、そのアートコレクションの運命に息をのむことになる。どんでん返しに、してやられた。)
260315
文明 ― 西洋が覇権をとれた6つの真因 (勁草書房、平成24年刊) Niall Ferguson 著、仙名 紀 (おさむ)
訳 (原著は平成23年刊のCivilization: The West and the Rest. 西洋中心の視点ではあるが、その西洋をも突き放した目で見ていて、さほど抵抗なく読める。西洋は地理が複雑で小国が乱立し、その小国間の勢力争いから戦争が絶えず科学技術の発達につながり、戦費調達のために産業振興が必要だった。陸路では長らくアラブやモンゴル、オスマントルコなどに押されてきたヨーロッパが、海路で異文明に遭遇するや先制攻撃で圧倒する手法が奏功した。本書の6つのキーワードは、競争、科学、所有権、医学、消費、労働。)
260302
ライト、ついてますか 問題発見の人間学 (共立出版、昭和62年刊) Donald C. Gause/Gerald M. Weinberg 著、木村 泉 訳
(原著Are Your Lights On?: How to figure out what the problem really is. メッセージが 「おちょくり」 に満ちているから、とらえどころがない。でも、気になる。時をおいて再読すれば謎がとけるかもしれない。)