240906
Summer Group Show 小野さおり・大久保如彌・小橋陽介・篠原愛・高橋涼子・中矢篤志・福島淑子
(~9/21) @ Gallery MoMo Roppongi (六本木六丁目)
(銀座三越の山本冬彦セレクションより、ぼくは MoMo Roppongi のグループ展のほうがいいな。スリルがある。どきりとする。それがアートじゃないの? 篠原 愛ちゃんの新作鉛筆画。高橋涼子さんの人毛をつかった照明セットの そこはかとない おどろ。)
240906
鈴木弥栄子展 少女蜜室 (~9/8) @ Fuma Contemporary Tokyo (中央区入船一丁目)
(少女を描くが、顔を描かない、とくに、目を描かない。まぁ大久保如彌さんとか大坂秩加さんとかもそうなんですが、見る側としては不完全燃焼なんですねぇ。せっかくこれだけうまいのに。)
240905
悪夢予報 ―川崎 瞳 個展― (~9/9) @ The Artcomplex Center of Tokyo, 2F ACT3 (新宿区大京町)
(おどろかわいいペン画。いまは欲張り過ぎて焦点が定まっていない気もするけど、もうすぐ臨界点が来そう。)
240905 Jinen's Art Studio presents Vol.002
Cabinet of curiosities (~9/9) @ The Artcomplex Center of Tokyo, 2F ACT1 (新宿区大京町)
(4人展。うち、足立篤史 (あつし)
さんの、“廃墟” と化した飛行機へのレクイエムとしてのケント紙立体作品 「記憶 ~Shinden (震電)
~」 に惹き付けられた。)
240831 平成24年度東京都写真美術館コレクション展
自然の鉛筆 技法と表現
The Pencil of Nature: Technique and Style (~9/17) @ 東京都写真美術館3F (紙に画像を焼き付ける技に、先人たちがいかに腐心してきたか。その営為を支えたのは瞬間への哀惜だったのだと、名高い実作品でしみじみ知らされた。)
240825
Upskirt Voyeur: The Sexy World of Japanese Girls 村田兼一写真展 (~8/30) @ スパンアートギャラリー (銀座二丁目)
(美少女のちらりずむ、絵画性の高い写真作品。テーブルの上のファイルも見たかったんですが、次々とファンが坐るので断念…。)
240802
The Los Angeles County Museum of Art (LACMA) @ 米国ロサンゼルス
Wilshire Boulevard (3度目の LACMA です。Hammer Building の朝鮮・中国の展示は、ガラクタの巣で目を覆うばかり。中東美術も充実には程遠い。Pavilion for Japanese Art は、入口近くの近代根付の展示はよかったが、本展示は墨の掛物ばかりで無味枯淡。Art of the Americas Building は、そこそこ楽しめたが、Edward Hopper が一作もないなんて! いちおう、LACMA の全貌は把握できた。現代美術は新鮮だし、泰西美術コレクションはすばらしいが…。)
240801
Bleicher/Golightly Gallery @ 米国サンタモニカ市
Ocean Avenue (Hamilton Galleries と共にひとつの部屋を仕切って設営されたスペース。筆を使わずパレットナイフで印象派風景画を描く女性 Gay Summer Rick さんの個展 "Series in Sand and Sky" をやっていた。)
240801
Hamilton Galleries Contemporary Art @ 米国サンタモニカ市
Ocean Avenue (Jeanie Madsen Gallery の隣りにある画廊。Warren Long さんの油画が、とぼけた味があってよかった。)
240729
The Los Angeles County Museum of Art (LACMA) @ 米国ロサンゼルス
Wilshire Boulevard (2度目の LACMA です。今回は 3時間ありましたが、どうせ全部は見られないのだからと思って、じっくりモードで見すぎてしまった。もう少しハイペースで回ればよかったな。Broad Contemporary Art Museum へ行き、目下の企画展を観てから、Ahmanson Building の展示をひと通り。日本に持ってくれば柵とガラスと人だかりでゆっくり見られない名品が、貸切り状態のホールでキスができそうな近さで見られるのは最高。)
240719
フランス海軍の公式画家たち Official Painters of the French Navy (~8/1) @ Reijinsha Gallery (銀座六丁目)
(Paul Ambille, Michel King, Francois Bellec の3人展。海と船を中心テーマにしたすがすがしい彩色の作品。彩色のセンスは共通しつつ、筆致の異なる3人だ。Michel King さんの、朱色にきらめく帆の群れる 「大帆船」 が気に入った。)
240718
Katayama Joe 片山穣展 ―誰でも心は― (~7/29) @ Shonandai MY Gallery (六本木七丁目)
(蝋纈染めのエッチング手法で染色ではなく 「脱色」 させることにより、油画や版画では生み出し難い黒地に薄色の描線を実現。現代人心理の葛藤を新鮮な描線に託す。昭和60年生まれ、東京藝大工藝科染織卒。)
240718
MY duo 2012 深沢軍治 西田弘英 (~7/29) @ Shonandai MY Gallery (六本木七丁目)
(ベテランの2人展。西田さんは、点描画ならぬ 「泡描画」 とでも言うべき、リアルに再現した細かな気泡で顔を描く。本業はお寺の住職さんで、本格的な個展は初めて。昭和36年生まれ、京都精華大卒。 いっぽう深沢さんの油画は、版画出身のひとと知って納得する、軽やかな静寂。昭和18年生まれ、東京藝大版画 院修了、京都市立藝大教授。)
240718
大竹夏紀展 (~7/21) @ Gallery b. Tokyo (京橋三丁目)
(キュートなアイドルガールを蝋纈染めの手法で極楽色に切り取る。大竹さんの個展を見るのは3回目。キュートさアップ! 前回までテキスタイルの切り取りパーツを壁に貼り付けて完成させる大作ぞろいだったので、「額に入った、コレクターが買える作品があればいいのに」 と画廊オーナーの小林 勝さんに話していたところ、今回は額入り作品も。お手頃価格の2点は初日完売でしたと。)
240711
みやかどちあき (~7/14) @ Gallery b. Tokyo (京橋三丁目)
(色鉛筆とアクリル絵具で、おかしな女の子の、おかしな独り言。「キャベツ食べるだけの人生ってあるの?」 多摩美テキスタイルデザイン出身で、絵は上手とは言えないけれど、忘れがたいインパクトを残してくれる。宮角千明さん、次の個展も楽しみにしてるよ!)