あの歌いいよね・・3

なつかし音楽の館

「ドジでのろまな亀!」 アイリーン・キャラ「What A Feeling」 (1983)
「松本!どうしておまえはこんな簡単なことができないいんだ!」
「すみません教官!私は亀。私はドジでのろまな亀。ゆっくりだけどいつか・・・
もう一度お願いします、教官!」
.............
(書きながら呆然とする私)・・・・・・・・・・・・・・
.............

あ、やっと意識が戻った。ふう。
さて、冒頭はあまりにも有名な「スチュワーデス物語」の名ぜりふである。(とは言いつつ、この通りかどうか定かではない)
堀ちえみ扮するドジでのろまな松本千秋が、風間杜夫の演じる村沢教官にしごかれながらスチュワーデスをめざすという「スポ根」ならぬ「スチュ根」ドラマである。
劇中「ドジでのろまな亀」「教官!」「松本!」のセリフは連発するわ、千秋はしょっちゅう失敗していじめられるわ、片平なぎさは手袋を口でギギギッとひっぱるわ、スーパーエンターテイメントテイスト炸裂のドラマであった。

さて、この「スチュワーデス物語」の主題歌は、麻倉未稀の「What a feeling」。
♪ぼわーん ぼわんぼわんぼわーん・・・
のイントロの、あれである。

しかーし!ご存じのようにこの歌の原曲は「フラッシュダンス」の主題歌、アイリーン・キャラの「What A Feeling」。「スチュワーデス物語」のインパクトに押されて原曲もかすみがちだが、それはいかん。

ダンサーをめざす物語の「フラッシュダンス」。オーディションシーンのジェニファー・ビールス、すごかったよなあ。

あれ、でもこのコメント、「スチュワーデス物語」のことばっかりだなあ。

フラッシュダンス(期間限定) フラッシュダンス

いらいらさせてごめんなさいぃ~ 中森明菜「十戒」(1984)
♪いらいらするわぁ~♪
あああああああああああ、ごめんなさい、おねーさま。
私何かお気に障ることいいましたでしょうか・・それとも何かお気に召さないことでも・・。
どうかおゆるしくださいませぇぇぇぇぇぇぇ。

と、ついついお詫びしてしまう姉御的な歌であった。あれ、「スローモーション」とかの明菜ちゃんってもっとかわいかったんじゃなかったか?いつの間にこんな怖いおねーちゃんに・・・。

それ以後、曲ごとにキャラクターをつくりかえ、いろいろな顔を見せてくれた彼女であるが、あの事件以後どたばたした。おい、君だよ、きみ。スニーカーぶるーす君。

いまやかつてのライバル聖子ちゃんの歌までも歌ってしまう彼女だが、黄金時代のCDはやはり懐かしく、んでもって聴き応えがある。

ちなみに「十戒」であっても、モーゼも出てこないし、海も割れない。

中森明菜 シングルベスト 中森明菜 シングルベスト

イルカの妹 沢田聖子「シオン」(1979)
家のCDをひっくり返していて、懐かしいCDを見つけた。
といっても、私のCDは懐かしいものが多いのだが、その中でも、おっ!と思うもの。普段目にしないもの。昔よく聴いたのに、しばらく思い出すこともなかったもの。

沢田聖子(さわだ しょうこ)。松田聖子ではない。

「なごり雪」「雨の物語」「follow me」などが知られるおかっぱシンガー、イルカの弟子としてあらわれた人。(もともと子役モデルであったらしいが)で、あるからして、フォーク系である。

私が小学校から中学校に上がるくらいに初めて聞いた彼女の歌は、さわやかで、そして何ともせつなかった。

オフコースやさだまさし、全然雰囲気は違うがRCサクセションなどがはやっていた時期である。あ、西城秀樹はすごい勢い、サザンがランニング着て歌っていた頃ね。

とーぜん、CDなんかなく、レコードの時代。カセットテープへ録音し、繰り返し繰り返し聞いた。
明るい歌、暗い歌いろいろあるけれども、どれにも優しさが伝わっていて、とっても好きだった。

いちばん好きだったのはこの「シオン」。
好きな女の子に思いを募らせながら言い出せない男の子の歌。
ひそかにその子に「シオン」って名前を付けるんだ。
今日も出せない手紙を書き綴るのだよ。
どんな人波の中でも彼女を見つけられるのに、困らせたくないから気持ちを伝えられないのだよ。
うー、たまらなかったなー。
今じゃこんな詩、はやらないんだろな。かえっておかしがられたりして。

ああ、せつない。
なんてせつない歌なんだ。

沢田聖子 セレクション 沢田聖子 セレクション

「プライド」見てない。 フレディ・マーキュリー「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」(1985)
これを書いているのは2004年3月。テレビではキムタクの「プライド」がはやってるわけで。
ま、わたしゃ見てない、というより見たことないのでいいんだけどね。
でも、竹内結子さんはいいよなあ・・・。

このドラマの主題歌「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」(I Was Born To Love You )は、ドラマサイトでは「クイーン」の・・・となっているが、これはフレディ・マーキュリーのソロアルバムに入ってた曲ですな。

フレディといえば、もう10年くらい前になるかな・・HIV感染を公表してすぐに他界。一般のニュース番組での取り上げられた。
高音から低音まで、まあその歌唱は凄かった。「ボヘミアン・ラプソディ」「バイシクル・レース」などなど、よくラジオでかかってたっけ。

さて、話を戻してこの「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」。
朝の情報番組で「プライド」の話題になるとこの曲がかかるのだが、ドラマを知らないわたしは「ノエビア」のCMイメージが強い。
どうしても飛行機が飛ぶシーンしか思い出せないのだ。

●QUEEN  ●QUEENグレイテスト・ヒッツ3 ~フレディ・マーキュリーに捧ぐ

クリスタルボイス 谷村有美「ようこそ愛する気持ち」(1990)
谷村有美。
クリスタルボイスと賞され、ホントにきれいな高い声で歌うおねえちゃん。

もう10年以上前になるだろうか、実家に帰省する車の中で、暇つぶしにかけていたFMラジオでかかっていた歌がきっかけですっかりはまってしまった。私の住む奈良から、実家のある新潟まで車で8時間。ほぼ中間地点になる金沢を越え、あーもう早くつかないかな、もういいかげんしんどいな、ひとりでつまんないし・・・などと考えていた石川と富山の県境の下道で聞いたのが彼女の歌だった。(なぜ高速ではなく下道を走っていたのかの記憶は全くない。でも風景ははっきり覚えてるぞ)

昔はかわいい歌の割合が高かったが、いまは何とも切ない歌が多い。しかしこれがまたよし。

テレビにはたまにしか出なかった。長い髪でかわいらしくしているかと思えば、ばっさりショートカットで登場したり、しばらくしたら髪は伸びているものの激やせしていたり。たまにしか見ないよその子どもと同じで、たまに見る彼女の変わりぶりにはよく驚かされた。

という彼女はいまやアップルジャパンの社長夫人。マック君にかこまれて、幸せに暮らしている・・と思いたい。

好きな歌はいっぱいあるけど・・・・
今回は「ようこそ愛する気持ち」。
ようこそあなたを愛する気持ち。ようこそ自分を愛する気持ち。
なんか、やさしくなれる歌。

....楽天さんでこの歌の扱い店舗ないので・・・これでご勘弁を・・・
↓こんな人です。

(LD)谷村有美/Feel Mie 1991-1992 (LD)谷村有美/Feel Mie 1991-1992


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: