布おむつとアレルギーッ子の育児

赤ちゃんのアレルギー発症を予防しましょう

★赤ちゃんが産まれる前からのアレルギー発症予防　(作成：'05.4.19)★
最新食物アレルギーと言う本を読みました。

　この本では興味深いことが書かれていました。

　アトピー性皮膚炎，食物アレルギー，アレルギー性喘息等の症状を引き起こす体質をアトピー体質と呼ぶのですが，それがどのように遺伝や発生をするかと言うことです。

　別の本によっては，生後３週目までに母親が摂取した食物や，元々の体の中からアトピー体質を引き起こす成分を吸収し，内臓や体の造り自身にアトピーの原因が入ると言う物でした。これは身の毛もよだつ怖い話でした(>_<)

　しかし，この本（書かれた時期が2002年なので今はもっと進んでいるかも）に依ると，元々アトピー体質を持った母親からアトピー体質の子供が生まれるのは，アトピー体質を持たない母親から生まれるよりも確かに確率は高いそうです。

　しかし，アトピー体質の発生割合を色々追跡していくと，例えば産まれるまでに母親が食物摂取を制限しても，制限しなくても，確かに生まれた直後は摂取を制限している方がアトピー症状の発生確率は低いけれど，生後数年経つともう優位差がなくなっているそうです。

　体内に赤ちゃんがいる時は，確かに胎盤でママと繋がっているのだけれど，特定のアレルゲンに反応するＩｇＥと言う成分は，胎盤との間を通り抜けられない（粒子が大き過ぎる）為，体内にいる時に食べ物自身に感作される事は非常に少ないそうです。

　しかし，母乳として与える時は，比較的粒子が大きくても通ってしまうそうで，産まれてから食べ物のアレルゲンに，母親経由で感作されることがあるそうです。

　花粉症やアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などのアレルギー体質を持っているママの場合は，授乳期は牛乳，卵，小麦等のアレルゲンは摂取を控えた方が良いかもしれません。

　ところが，どうも今まで食物アレルギーと言うのは，食べ物にアレルギーが出るから，食べ物が原因で悪いとばかり思っていたのですが，産まれた後のアトピー体質の発生割合の追跡調査をしてみると，アトピー体質の発生する差に一番優位差の出たのは，実は生活環境だったそうです。

　つまり，赤ちゃんは，

１．ママの生活環境によっては，アレルゲンに影響を受け易い体質で産まれる場合がある

２．誕生後に母乳や粉ミルク（家は粉ミルク。最初は某Smile）によって特定のアレルゲンに感作される場合がある

３．長期間環境の悪影響を受け続けると，突然アレルゲンに感作され易い体質に移行する場合がある

と言うことなのかなぁ。

　我が家の息子は，完全に最初の粉ミルクで感作されています(ｰｰ;)。

　病院にいる間から，粉ミルクを飲んだ後に，横にしたら吐き始めました。
　最初はゲップが上手く出来ないだけだと思っていたのですが(ｰｰ;)，ミルクが咽喉を刺激して胃が受付けなかったようです。

　牛乳やら豚やら鯖やら，やばい物がたくさん普通の育児用ミルクには入っています(ｰｰ;)。

　最初は特にニューMA-1

で十分だし，魚の油（ＤＨＡ，ＥＰＡ）を取っても脳の細胞分裂はお腹から出た瞬間に終わっているから，頭が良くなる効果はもう無いのに。
（赤ちゃんがお腹にいる間にママが食べましょう）

　妊娠中に喫煙しない，防ダニシーツ

を使う，世界一排気の奇麗な掃除機、Electrolux OXYGEN UPGRADE Z5954（エレクトロラックス・オキシジェン）アレルギー・花粉症・喘息でお悩みの方にもオススメ

等の排気の綺麗な掃除機を使ってダニや埃の少ない生活環境にする，など今まで食物アレルギーとは直接関係の無いと思っていた，ダニやハウスダストや環境の有害物質の少ない環境にすることが，結局はアトピー体質を作らないことに一番差が出たそうです。

　生活環境を良くして，アトピー体質の発生が低くなったと言うのはあるのですが，良くなることはあっても悪くなることがなかったそうです。

　アトピー体質の遺伝と言うのは，確かにアトピー体質になると色々な体内のシグナルは出ているので，それも解明されてきてはいるのですが，遺伝や発生の確実な原因と言うのは色々な説があるようで，もっと新しい本を読むともっと進んだ原因や遺伝のメカニズムの解明がなされるのかも知れません。

　でも，確かに私も妊娠中は，あまり埃や掃除にはそんなに気を取られずに，食べ物や運動ばかり気にしていたと思います。
　今思い返すと，息子が産まれる５週前まで共働きで，仕事の引継ぎや残業で家事がなかなかこなせず，掃除は結構後回しになっていたかも。

　生活環境を良くするだけで息子のような酷い食物アレルギーにならずに済むのだったら，今から妊娠中をやり直せる物ならやり直したいと思ってしまいました(ｰｰ;)

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に替える前は，部屋の埃もすぐに溜まり，掃除機を掛けるだけで喘息を起こしていた私や息子が，掃除機を毎日掛けなくても部屋の埃も以前ほど溜まらず，喘息も起こさず，ごく普通に殆ど医者にも掛からずに過ごせるようになりました。

　例え喘息になっていなくても，妊娠中から生活環境を変えるだけで赤ちゃんがアレルギーを起こし難くなり，アトピー体質になることを予防すると言うのは本当かも知れません。

　産まれる前から，出来るだけ掃除をして，ハウスダストやダニの少ない環境を作っていたつもりでしたが，毎日お布団に掃除機掛けをして，毎日布団乾燥機を４時間掛けている今の生活からみると，私の清潔なつもりの掃除はまだまだ甘かったようです(ｰｰ;)。

　せめて最初から掃除機が良かったら，掃除機の後に良くついて来てしまっていた息子も，ここまで酷くならなかったのでしょうが・・・。

　とは言え，人間なんて切羽詰らないとそんなには真剣にならないもの。
　今症状が出ていなければ，特に何もしなくて良いと思ってしまっていました。

　「もっと生活環境に注意していれば良かった(T_T)」と，今更言っても後の祭りです(ｰｰ;)

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