お天気研究室

雷の避け方


これが完璧な方法ではありませんが、
雷の避け方をまとめましたので、ご参考にどうぞ。

■雷に注意が必要なのは、こんなとき。
・寒冷前線が通過するとき
・上空に寒気が流れ込んでいるとき
・雷注意報が発令されているとき

このようなときは、天気予報で「所により、にわか雨か雷雨」
といっていたりします。

雷雲(入道雲、積乱雲)は、強い上昇気流により、
狭い範囲で発生するのですが、
早いときは7~8分、長くても20~30分で成長します。
天気予報の技術は進歩していますが、局地的な現象で、予想はまだまだ不十分です。
いつも新しい天気情報を入手するように心がけてください。

また、「雷三日」(かみなりみっか)という言葉があります。
夏の日射が強い日は、雷が起こりやすいです。
このようなときは、3日くらいは注意が必要です。
前日、雷があったときは要警戒です。


もし、雷に出会ってしまったら。

■平坦な屋外では姿勢を低くする。

雷は、高く尖った物に落ちやすいので、
たとえ絶縁されたプラスチックの柄でも、
傘やゴルフクラブなどは体より高く突き出さないようにしてください。

ただし、地面にひれ伏しているのは危険です。
地面にひれ伏していると落雷は受けにくくなりますが、
落雷位置によって、手から足に雷電流が流れ、危険な場合があります。

また、よく言われる「金属を身につけていると落雷しやすい」とか
「長靴やビニールコートのような絶縁的で身体をおおっていると落雷しにくい」
ということは間違った理解です。
迷信に惑わされないでください。


■高い樹木がるときは、2m以上離れて姿勢を低くする。

木に近すぎるとかえって危険です。
幹、枝や葉からは、1.5~2m以上離れてください。
30m以下の木であれば、先端を45度に見るところが安全といわれています。
そして、姿勢を低くしてください。


■鉄筋コンクリートの建物や電車、自動車は、安全。

鉄筋コンクリートの建物や電車、車は接地しているので、安全ですが、
落雷時の電流の通り道からなるべく離れてください。
木造家屋や小屋の内部では、電気配線からも1m以上離れてください。

(2005.7.9 日記より)


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