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4代目MAZDAロードスター、登場です。国産ライトウェイト・スポーツが復活です。 記事はWeb CGよりです。 マツダは2014年9月4日、4代目となる新型「ロードスター」を日本、米国、スペインで行われたファン参加型イベントで世界初公開した。 SKYACTIV技術とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用し、2015年に正式発表する予定。 マツダは新型「ロードスター」の開発キーワードを「守るために変えていく」とした。環境や安全に対する社会の意識が高まる中で、初代モデルから一貫して提供してきたライトウェイトスポーツカー特有の楽しさを継承するために、SKYACTIV技術を採用するとともに、「人がクルマを楽しむ感覚」を大事にしたという。 デザインでは、マツダのテーマである「魂動」を深化させた。乗員の姿が際立つ美しいプロポーションと、オープンカーならではの気持ちよさを堪能できる外観や内装を心がけた。 また、歴代のロードスターの中で最もコンパクトなボディーサイズにするとともに、現行モデル比で100kg以上の軽量化を実現し、「人馬一体」の楽しさを向上させるという。
2014年09月12日
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独BMW、といえばFR仕様の高級、プレミアム・カー。これから出る新型車、それはコンパクトかつFFだそうです。 記事はイズム・コンシェルジュからです。 BMWはプレミアムコンパクトセグメントに向け、新たにフロントエンジン・フロントドライブ(FF)駆動システムを基幹としたパッケージングのニューモデルを投入するプランを進めている。 昨年秋のパリ国際モーターショーでは、FFパッケージングにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「BMWコンセプト アクティブツアラー」を初披露したが、このコンセプトカーにアウトドアスポーツやレジャーといった用途にアジャストしたバリエーションモデルが登場した。 7月11日から14日の期間、ドイツ・フリードリヒスハーフェンで開催されたアウトドア見本市で公開された「アクティブツアラー アウトドア」だ。 コンセプト アクティブツアラーは、コンパクトなノーズと高めのルーフを持つモノボックスの5ドアハッチバックスタイルを持つ。デザインはBMWらしく非常にスタイリッシュなもので、プレミアムコンパクトセグメントのマルチパーパスモデルというBMWの新しい提案が込められた1台だ。 フロントには排気量1.5リッターの直列3気筒ターボエンジンを搭載。これに、リチウムイオンバッテリー駆動の電気モーターを組み合わせたハイブリッドユニットで、家庭用電源からバッテリーへの給電も可能なプラグインシステムを採用する。 システム出力は140kw(190hp)で、最高速度は200km/hと高速クルージングも十分にこなすスペックが与えられる。またカーモバイル通信システムやナビゲーション情報と車両走行情報とを車載ITシステムによって統合制御することで、空調を始めとする電装機器の出力最適化や、最も効率的なエネルギー消費で目的地にたどり着くことができるルートの算出などが行なわれる高効率走行モードも搭載する。 燃費性能は2.5L/100km(約40km/L)で、CO2排出量はわずか60g/kmに抑えられているほか、バッテリー駆動による純粋な電気モーター走行で30km以上の距離を走行可能だ。 新バリエーションモデルとなるこの「アクティブツアラー アウトドア」は、ゴールドレース オレンジと呼ばれる特別なボディカラーや、ラゲッジスペース2台の自転車をスマートに格納することができる機能的なキャリアの装備が見所となっている。 ラゲッジ左側に備わるキャリアは水平スライドとピボット機構を備えており、スポーツバイクの固定搭載はもちろん、組み立てや補修の際にも作業が行いやすいキャリアシステムとして設計されている。 サドルや補修材などといったショートパーツを格納する専用収納はラゲッジ下に用意されるなど、自転車をベースとしたアウトドアユースに特化した1台となっている。 キャビンやラゲッジの使い勝手もよりアウトドアを意識した仕立てとなっており、シートやトリムには、表皮の汚れを拭き取りやすくなおかつ耐久性に優れたレザーが採用されるほか、リヤのラゲッジフロアには強固で清掃も容易なプラスチック材が用いられている。 今年末に本格的なデリバリーがスタートするBMW iブランド発のコンパクトEV「i3」も大きな話題を集めているが、一方のコアブランドであるBMW製プレミアムコンパクトモデルの登場も大変な注目を集めることは間違いない。 これまでFRモデルを基幹とし上質な走りを追求し続けてきたBMW。傘下ブランドのMINIを通じ、FFパッケージの公道研究・開発を進めてきたことも予想されるだけに、フロントエンジン・フロントドライブパッケージをベースとする新しいBMWがどのような”駆けぬける歓び“を見せてくれるのかにも期待したい。
2013年08月23日
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伊ALFA ROMEO車、やはり好きですネ。 この記事はイズム・コンシェルジュからです。 アルファ ロメオのコンパクトスポーツモデル「ジュリエッタ」のラインナップに、ナチュラルカラーのレザーシートを標準装備とした新グレード「ジュリエッタ クラシカ」が登場。6月22日より販売がスタートした。価格は価格は348万円。 これまでジュリエッタの内装シートには、スポーティなブラック、もしくは鮮やかなレッドという2種類のチョイスが用意されていたが、一方でジュリエッタにナチュラルカラーのレザーシートを組み合わせたいというカスタマーからの要望も少なくなかったのだという。 スポーティなジュリエッタのスタイルに、よりエレガントなインテリアのコンビネーションを求めていたファンにとって、クラシカはまさに待望の1台となるだろう。なおジュリエッタ クラシカの登場にあわせ、全グレードに新色「メタリックレッド」が設定された。 ジュリエッタ クラシカのパワーユニットは、最高出力125kW(170ps)、最大トルク230Nm(23.5kg-m)を発生する排気量1.4リッタの直列4気筒ターボ「マルチエアエンジン」に、デュアルクラッチ式6速ミッション「Alfa TCT」の組み合わせだ。スタート&ストップシステムやスイッチひとつで走行モードを任意に選択できる「D.N.Aシステム」ももちろん標準装備となっている。 足もとにはひと目でアルファ ロメオ車であることを感じさせる伝統的な7ホールデザインのアロイホイール(17インチ)が装備される。サスペンションはエントリーグレード「スプリント」と同じノーマルタイプサスペンションとされ、柔らかく腰のある走りと快適な乗り心地とを兼ね備えている。
2013年07月27日
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英国MG車。確か、現在 日本国内では新車を売っていませんネ。あのオープンカー、MGFも昔のハナシです。 この記事はRESPONSEからです。 中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)の傘下にあり、英国の名門自動車メーカーのMGは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー13において、新型『MG3』を初公開した。 MG3は、MGブランドの小型の5ドアハッチバック。MGは2010年春の北京モーターショー10に、コンセプトカーのMG『ZERO』を出品。市販に向けて、研究開発を進めてきた。このMG ZEROの量産バージョンが、新型MG3となる。 新型MG3は、スポーティさを前面に押し出したデザインを採用。開発は、英国のデザイン&エンジニアリングチームが主体となって行われた。ボディサイズは全長4015×全幅1728×全高1520mm、ホイールベース2520mm。コンセプトカーのMG ZEROのデザインを、ほぼそのまま市販に移す。 搭載エンジンは、自然吸気の直列4気筒ガソリン。このエンジンは排気量が未公表ながら、可変バルブタイミング機構を組み込み、最大出力は105psを発生する。 トランスミッションは5速MT。 なお、新型MG3は中国市場だけでなく、英国などの欧州にも年内に投入される計画。生産は英国バーミンガム工場で行われる。
2013年04月26日
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2013年世界カー・オブ・ザ・イヤーが決定となりました。PORSCHEですネ!86・BRZは善戦したと思いますよ。記事はRESPONSEからです。 ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は3月28日、米国で開催中のニューヨークモーターショー13において、「2013ワールドパフォーマンスカーオブザイヤー」を新型ポルシェ『ボクスター』/『ケイマン』に授与した。 同賞はワールドカーオブザイヤーと同時に発表されるもので、2012年に発売されたスポーツモデルの中から、世界約60名のジャーリストの投票によってベストな1台を選出するもの。年間生産台数は500台以上が条件だ。 そして2013ワールドパフォーマンスカーオブザイヤーは、新型ポルシェ『ボクスター』/『ケイマン』が受賞。フェラーリ『F12ベルリネッタ』、トヨタ『86』/スバル『BRZ』を抑えて、栄冠を手にしている。 過去の結果は、2006年がポルシェ『ケイマンS』、2007年がアウディ『RS4』、2008年がアウディ『R8』、2009年が日産『GT-R』、2010年がアウディ『R8V10』、2011年がフェラーリ『458イタリア』、2012年が新型ポルシェ『911』。ポルシェは2年連続、3回目のワールドパフォーマンスカーオブザイヤー受賞となった。
2013年04月01日
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2013年もAUDIの攻勢は続きます。これはやや小さめのA3、その高性能版S3・・新型です。 記事はRESPONSEからです。 ドイツの高級車メーカー、アウディは3月27日、新型車の『S3セダン』の概要を明らかにした。 同車は、新型『A3』シリーズに加わった第3のボディバリエーション、『A3セダン』の高性能モデル。アウディは「Sシリーズ」として、新型A3をはじめ、『A5』、『A6』、『A8』などにSモデルを用意。新型A3セダンにも、早くもS3セダンが設定された。 パワートレインは、3ドアの新型『S3』、5ドアの新型『S3スポーツバック』と共通。 直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、「2.0TFSI」の高出力バージョンを積む。 最大出力は300ps、最大トルクは38.7kgm。 トランスミッションは「Sトロニック」、駆動方式は4WDのクワトロだ。S3セダンは、0-100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力。 それでいて、欧州複合モード燃費14.5km/リットル、CO2排出量159g/kmの環境性能も両立している。 内外装はSシリーズらしい演出。 バンパーやグリル、ドアミラーハウジングが専用デザインとなり、サイドシルやリアスポイラー、ディフューザー、デュアルエグゾーストなどを追加。18インチの足回りには、車高を25mm低めた専用サスペンションを組み込む。スポーツシートも用意される。
2013年03月20日
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MERCEDESの出たばかりのCLA。早くもプレミアム・グレードAMG車が追加になります。記事はRESPONSEからです。 メルセデスベンツの高性能部門、AMGは3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13において、メルセデスベンツ『CLA45 AMG』をワールドプレミアした。 同車は、新型『Aクラス』派生の4ドアクーペとして、1月のデトロイトモーターショー13のプレビューイベントで初公開された新型車、『CLA』の頂点に立つ高性能グレード。新型Aクラスベースの『A45 AMG』と同じパワートレインを搭載する。 排気量1991ccの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンには、ツインスクロールターボチャージャーをはじめ、専用エグゾーストシステム、『SLS AMG』と同じ冷却システムの採用など、数々のチューニングを実施。その結果、最大出力360ps/6000rpm、最大トルク45.9kgm/2250-5000rpmという、排気量2.0リットルクラス随一のスペックを獲得した。メルセデスベンツAMGは、「量産の4気筒ターボエンジンとしては、世界で最もパワフル」と自信を示す。 またCLA45 AMGには、A45 AMG同様、メルセデスベンツの4WD、「4マチック」の最新バージョンを採用。 新世代の4マチックは、7速デュアルクラッチの「7G-DCT」と一体設計され、リアアクスルにレイアウト。 路面や走行条件に応じて、前後間で最適な駆動トルクを分配する。この4マチックも、AMG車用にパフォーマンス重視のチューニングが施される。 パワフルなエンジンに、トラクション性能の高い4マチックを組み合せたCLA45 AMGは、0-100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力。それでいて、欧州複合モード燃費は14.5km/リットル、CO2排出量は161g/kmと、環境性能も良好なレベル。排出ガス性能は、ユーロ6に適合させた。 もちろん、パワフルなエンジン搭載に合わせて、サスペンションやブレーキを強化。 内外装にはAMG流儀の演出が施されており、ディフューザーなどのエアロパーツやスポーツシートなどが装備されている。
2013年03月19日
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伊ABARTHの500シリーズ、3車種 一挙インプレ・・です。この三台、価格は順に269・344・364万円します。 記事はWeb CG山田弘樹レポートからです。 小さなハイパフォーマンスカー「アバルト500」に、新たな兄弟が続々登場。各モデルの走りを、サーキットで試した。 その布陣は、「アバルト500」に「アバルト595ツーリズモ/595Cツーリズモ」、「アバルト595コンペティツィオーネ」の計3グレード4台で、そのうち3グレード3台のステアリングを握った。ひそかに期待していた「アバルト695エディツィオーネ マセラティ」が“お預け”なのは残念だったけれど、そんなこともすっかり忘れてしまった。試乗した3台がどれも楽しかったからだ。 まず「アバルト500」は、“新型”ではなく“新生”とでも呼ぶべきか。その装備を見直したモデルである。 これまで標準だったレザーシートをファブリックシートに、フルオートエアコンをマニュアルエアコンに替えるなど、装備の簡略化を行い、295万円だった価格を269万円にまで下げた。その理由は至ってシンプルだ “素のアバルト500”に物足りなさを感じる向きには、新たに「595シリーズ」が用意される。このグレードは、アバルト500で省かれた装備を完備したうえで、エンジンパワーが135psから160psへと高められたもの。これまでオプション扱いだったパワーアップキット「エッセエッセ キット」の人気が非常に高いため、最初から織り込み済みにしたというわけである(キットそのものはこれまで通り継続販売されるので、アバルト500のオーナーも購入可能)。 ツーリズモは、アバルトの言葉を借りれば“パフォーマンス&エレガンスを狙った仕様”で、前述のとおり、シートがノーマルと同型のレザー仕様になっているほか、オープンバージョンの「595Cツーリズモ」も設定されている。 対するコンペティツィオーネは、もっと硬派な“走りのバージョン”。同じレザーでもシートはセミバケットタイプが採用されており、往年のモデル名を冠した「レコードモンツァ・デュアルモード・エキゾーストシステム」によって、その出力特性も変更されている。実際に走らせてみると、その個性的なネーミングにふさわしく(?)、3モデルの違いはきっちりと現れている。ただ、もしもあなたが、筆者のような“クルマにはちょっとうるさいオジサン”だったなら、まずは素のアバルト500を味わってほしい。なによりすばらしいのは、そのロードホールディング性能だ。きっちりとブレーキを効かせても減速Gをじわっと受け止めてくれ、荷重を乗せて転舵(てんだ)したときの追従性は穏やかでリニア。 その身のこなしは、「70年代にコスト度外視で作っていたクルマ」を思わせる。この荷重移動に対する接地性変化のさじ加減を決めたアバルトのテストドライバーは、すばらしいと思う。こうした姿勢変化の大きな、アバルト500のコーナリング特性を嫌うドライバーは、595コンペティツィオーネのスタビリティーの高さに安心するだろう。固められた足まわりによって荷重の移動速度が素早くなっているため、ステアリング操作に対する車体の反応も俊敏。ただし、ピーキーではない。わかりやすくクイックなのある。 チューニングのセオリーとしてはリアの荷重バランスをもっと減らすところなのかもしれないが、一般的なドライバーへの配慮もあってだろう、弱アンダーステアのテイストが保たれている。ピリ辛というよりは“ピリ辛風”なのだ。もっとも、アバルトの真意は直進安定性の確保にあると思う。このクルマのオーナーは、高速道路でもアクセルペダルを踏み倒すのにちゅうちょしないだろうし、路面からの急激な入力に対してフラットな姿勢を保つことのできるダンパーが必要だ。一方、素のアバルトに対する25psのアドバンテージは、全開率の高いサーキットでもそれほど印象には残らなかった。 これはむしろ、中間トルクが生きてくる一般路の方がわかると思う。最後に試した595Cツーリズモは、唯一明確にアンダーステアが感じられた。オープンボディーだからといってシャシー剛性が足りないとは思わないが、先の2モデルと同じ感覚で運転していると、ステアリングに対する追従性がワンテンポ遅い。少し待てば曲がっていくのだが、せっかちなひとは「曲がらない」と感じるかもしれない。しかし、ツーリズモは160psのパワーを使って“エレガント”に走ればいい。振り返ってみれば、いずれの性格もアバルトが付けたモデル名の通り。どれに乗っても、本当に「運転が楽しい」と感じられると思う。
2013年02月11日
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やはりBMW Z4は好きなクルマです。ただオープンというだけでなく、やはりプレミアムさを直感させるクルマなのですネ。記事はRESPONSEからです。 1月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー13。BMWは3車種をワールドプレミアしたが、そのうちのひとつが、『Z4』の2013年モデルだ。 現行Z4は2世代目で、2009年1月のデトロイトモーターショー09がワールドプレミアの場だった。それから4年を経たデトロイトモーターショー13において、Z4が初の本格改良を受けている。 2013年モデルのハイライトといえそうなのが、エントリーグレードの「sドライブ18i」の登場。 2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、「sドライブ20i」グレードと共通だが、最大出力は156ps、最大トルクは24.5kgmと、sドライブ20iよりも28ps、3kgm低く抑えられる。それでも、0-100km/h加速は7.9秒、最高速は221km/hと、動力性能は十分。 また2013年モデルでは、内外装をリファイン。 外観はヘッドライトを小変更。LEDのライトリングのデザインを見直し、新鮮さを醸し出す。17インチまたは18インチのアルミホイールも新デザイン。ボディカラーには、バレンシアオレンジなど新色3タイプが設定された。 室内は、中央の空調やiドライブの操作系周辺をハイグロスブラック仕上げとして、クオリティを向上。 新設定の「デザインピュアトラクション」パッケージでは、ブラックのレザーシートにオレンジのストライプが添えられるなど、特別な演出が施される。
2013年01月20日
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まとめシリーズ、TOYOTA86です。とかく売れ行きだけが、クルマの価値と思われがちなトヨタにあって、どっこいクルマ文化の担い手!を思わせる一台です。これからのTOYOTAのクルマつくり、気迫を感じさせるクルマであります。 この記事はRESPONSEからです。 トヨタ自動車が2012年2月2日に発表した小型FRスポーツカー『86』。 スバルとの共同開発で発表前から話題になった。 同社の豊田章男社長肝いりの一台は、日本にスポーツカー文化を再び呼び起こすか。
2013年01月06日
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MERCEDESのEクラスは、プレミアム系の高級セダン車ですネ。現行型で価格が595~1530万円します。記事はRESPONSEからです。 ドイツの自動車大手、ダイムラーは12月13日、欧州において、メルセデスベンツ『Eクラス』の大幅改良モデルを発表した。 現行Eクラス(W212型)は2009年1月、デトロイトモーターショー09で発表。デビューから約4年を経ての改良は、初の大がかりな内容だ。なお今回の改良は、セダンとステーションワゴンが対象で、クーペは含まれていない。 改良新型のハイライトといえそうなのが、フロントマスク。新デザインのヘッドランプやグリル、バンパー、ボンネットが与えられ、表情を一新した。このヘッドランプには、デイタイムランニングライトを組み込む。 クラス初のフルLEDヘッドライトも、オプションで選択できる。 また、『Cクラス』同様、Eクラスとしては初めて、フロントグリルのデザインも2種類を設定。「エレガンス」仕様やベースグレードは、細めの横メッキ3本を配したデザインで、スリー・ポインテッド・スターはボンネットフードにレイアウト。 一方、「アバンギャルド」仕様は、太めの横メッキ2本を採用し、スリー・ポインテッド・スターはグリル内に配された。 リア周りでは、テールランプが新デザイン。ヘッドランプ同様、LEDを組み込んだデザインとした。 バンパーの形状も新しくなっており、フロントと合わせた全体で、大きくイメージを変えること成功している。 インテリアは、素材の見直しにより、クオリティを向上。ダッシュボードのトリムパネルは、ウッドとアルミの2種類から選択できる。ダッシュボード中央部のデザインが変更され、新たにアナログ時計がレイアウトされた。
2012年12月17日
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新型PORSCHEケイマンがロス・ショーに登場しました。昔、プアマン’ズ・ポルシェなんて言葉がありましたが・・・これはちょっと手が出そうなポルシェ(あっしはチョッと無理ですが・・)。記事はRESPONSEからです。 ポルシェが11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12で初公開した新型『ケイマン』。同車の日本国内価格が判明した。 これは11月29日、ポルシェジャパンが明らかにしたもの。新型ケイマンの国内価格を発表すると同時に、12月18日から全国のポルシェ正規販売店で予約受注を開始することがアナウンスされたのだ。 標準の「ケイマン」グレードは、2.7リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は275ps/7400rpm、最大トルクは29.6kgm/4500-6500rpmと、新型ボクスターよりも10psパワフルになった。 「スポーツクロノパッケージ」は、0-100km/h加速を5.4秒で駆け抜ける。最高速は266km。 欧州複合モード燃費は、PDK仕様が13km/リットル。ベース価格は6速MTが612万円、7速PDKが659万円。 高性能版の「ケイマンS」グレードは、3.4リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は325ps/7400rpm、最大トルクは37.7kgm/4500-5800rpmと、新型ボクスターに対して10ps強化。現行型との比較でも、5psパワフルだ。 スポーツクロノパッケージは、0-100km/h加速4.7秒の実力。最高速は283km/hに到達する。欧州複合モード燃費はPDKが12.5km/リットル。ベース価格は6速MTが773万円、7速PDKが820万円となる。
2012年12月06日
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仏CITROENのDS3、そのレーシングです。まさにコンパクト・スポーツです。試乗記はRESPONSE諸星陽一レポートからです。 乗りたい乗りたいと思っていたシトロエン『DS3レーシング』にやっと試乗することができた。DS3レーシングは、DS3をベースにWRCマシンの開発などを行った、ワークスファクトリーのシトロエンレーシングがチューニングしたモデルだ。 1.6リットルのターボエンジンは207馬力を発生。ミッションは6MTが組み合わされる。低速からしっかりとトルクフルな特性で、アクセルペダルを踏んでいくと、グイグイとボディを引っ張っていく感覚を味わえる。 ミッションはシフトストロークこそ長めだが、しっかりと確実に入るもので、スポーティな走りにもってこいの設定。 高速道路に入り、巡航モードになるとしっかりと動く足まわりによってスポーツモデルとは思えないゆったりとしたクルージングが可能だ。 ダンパー、スプリングともに固められ、トレッドも拡幅されているのに、まったく乗り味を損なっていない。これにはかなりビックリさせられた。 さらに驚愕を覚えたのがジャンクションでのコーナリング性能。長く巻き込んだ、横Gがグーッとたまるタイプのジャンクションでも、タイヤは路面をピターッとつかみまさにオンザレール感覚でコーナリングしていく。 FFコンパクトスポーツを極めた走りを味わうことができた。 新車価格は360万円だが、世界限定3000台ということもあり、中古車になっても価格ダウンは少なそう。これはかなり魅力的なクルマに仕上がっていると言って、間違いない。 5つ星評価 パッケージング:★★★ インテリア/居住性:★★★ パワーソース:★★★★★ フットワーク:★★★★★ オススメ度:★★★★★
2012年12月01日
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シンプルなんだけど、どこかオシャレ!そりゃ伊ALFA ROMEO車ですからネ。 記事はMSN自動車からです。 第61回は、今回の車種「ジュリエッタ」の発売日と同日にオープンした、「アルファ ロメオ横浜町田」にやってきました。雑誌からTV、CM、映画、舞台まで幅広く活躍する、タレント・モデルの浅野昭子さんは、イタリア製コンパクトカーのスポーティかつオシャレなルックスに、うっとりした様子です。 この「ジュリエッタ」は、同じ車名のモデルとして約30年ぶりに復活した三代目なんですって。イタリア車らしい独特のオシャレな雰囲気と、実用性を兼ね備えたクルマです。 アルファ ロメオのアイデンティティーを強く見せるフロント。LEDを採用したデイライトと、メッキモールで縁取られ二重構造になった新型の盾形グリルが、とっても印象的です。 「ジュリエッタ」は5ドアだけど、リアドアのハンドルが窓のフレームに同化したデザインになっているため、遠目に見るとまるで2ドアのクルマみたい。よりスポーティな印象を強めていますね。 ボディの90%以上(重量比)に高張力鋼板が使われていて、ヨーロッパで実施される衝突安全テスト「ユーロNCAP」では、最高レベルの五つ星の評価を受けたんですって。 荷室容量は、通常350リッターで、リアシートを倒せば最大1045リッターまで拡大できます。例えば、荷物の多い年末年始のロングドライブなどにも便利ですね! 「Alfa TCT」という、駆動力の途切れないシフトチェンジを可能にするトランスミッションを採用していて、スポーティな走行が楽しめるそうです。しかも、START&STOPシステムを備え、16.6km/リッター(10.15モード)の低燃費も実現。エコにも気を使っているなんて、すてきです! インテリアのダッシュボードには、ボディカラーと同じ色のパネルが装着されています。 シンプルなんだけど、どこかオシャレ。これはやっぱりイタリアのクルマならではかもしれません。 足をしっかり伸ばすことができて、広さも十分なリアスペース。ちなみにエアバッグは計6個と、ここでも安全性がしっかり確保されています。
2012年11月29日
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何故か?苦戦が伝えられるMAZDAですが・・・ロードスターはGT車に加えたいクルマです。いいクルマ、作っているのですがね・・ この記事はCar Watchからです。 マツダは、7月5日にロードスターの一部改良を行った。2005年にフルモデルチェンジした現行型ロードスターがマイナーチェンジを受けるのは2008年以来の2回目だ。今回ロードスターの主査である山本修弘氏と、操安性能開発の梅津大輔氏にインタビューすることができたので、その模様をお伝えする。 初代(NA型)が9年、2代目(NB型)が7年というモデルサイクルを考えると、今年で7年目となる3代目(現行モデル)もそろそろフルモデルチェンジしておかしくないタイミングと言える。その時期にあって、なぜ今マイナーチェンジなのだろうか? この疑問に対する答えは明確だった。山本氏によれば、今年9月以降に生産するクルマは、継続生産車も含め全車歩行者保護に対応しなければならなくなったとのこと。マツダ社内では「歩行者保護は日本と欧州のみだから、北米だけの販売にしよう」という話もあった(実際それが理由でRX-8は生産中止になっている)というが「やめることは考えられなかった。ロードスターだけは投資をしてもやる。コストもあがるし台数も少ないが値段は据え置きの233万から」(山本氏)というのがマツダの出した答えだった。 「一貫して守っていることは、人馬一体の走る悦び」だと山本氏。 そのためには歩行者保護にも徹底したこだわりがある。歩行者保護対策として採用したのは、歩行者を跳ねた際に、瞬時にボンネットの後端を持ち上げ、歩行者頭部への衝撃を緩和するアクティブボンネットだ。これはボンネットの低いスポーツカーにおいて有用な方法だが、200万円台のクルマで採用しているのはロードスターが初だろうとのこと。さらに、衝撃を検知するセンサーや、制御のためのコンピューター、ボンネットを跳ね上げるためのアクチュエーターなどは、通常いくつものサプライヤーがパッケージとして用意しているが、「(センサーなど)すべてサプライヤーが違う。我々が組み合わせて世界一部品点数が少なく重量も小さいものを作った」と山本氏。 歩行者保護という観点からもう一点改良が加えられたのがフロントバンパーだ。人と接触した際に、下に巻き込まないため、足払いというアンダー部が張り出した形状にしている。と、ここまでは歩行者保護という観点での改良だが、もちろんそれだけでは終わらない。 梅津氏によれば歩行者保護以外での改良点は3つだと言う。その1つが空力だ。簡単に言ってしまえば今回はフロントフェイスの変更にともない、フロントの空力特性を変更し、ダウンフォースを効きやすくしている。「クルマは高速で走るほどリフトしますが、重要なのはバランスです。フロントがリフトすれば安定方向になりますから、一般的にはその方向ですが、今回はそれを若干変更しました」(梅津氏)。 マイナーチェンジ前まではリアのダウンフォースが強い安定方向だったが、フロントを強めることでニュートラルな特性を目指したと言う。「ロードスターはアライメントの調整幅が国産ではトップクラスです。とくにフロントキャスターも調整できますから、基本はニュートラルで作って後は好みでアライメントで調整してもらえば」と梅津氏。 今回のマイナーチェンジでは、これら歩行者保護のための改良の他、大きな点としてアクセルとブレーキの味付けを変更している。「ドライバーとクルマがより人馬一体の感覚を深められるよう、アクセルのリニアリティ、ブレーキの戻し側に注目してチューニングしました」と山本氏。 具体的にはアクセル操作に対するスロットル開度の開き方をよりリニアにしている。これは、これまで低回転でトルク感を演出するために、少しだけ過剰な味付けにしていたものを、リニアな動きになるようセッティング変更したもの。その一方でアクセルペダルの踏み込み速度によってスロットル開度を変えるようにした。つまり素早くペダルを踏み込む状況では、ドライバーがよりトルクを要求していると判断し、スロットル開度を多く開く。ゆっくりと踏み込んだ時にはペダル操作にリニアに、素早く踏み込んだ時には多少過剰にスロットルを開くというロジックだ。これはスカイアクティブからフィードバックされた技術だという。「ゲインの高さとレスポンスのよさは別です。ゲインが大きいということは、ちょっと踏んだだけで全開になってしまう。我々が目指しているのは、ちょっと踏んだら即反応するけど、トルクの出かたは踏む量に応じたものです。今回はアクセル開度とスロットル開度を均等割り付けにできました。単純にそうしてしまうとだるく感じてしまいますが、スカイアクティブで培ったペダルスピード制御によってきびきびした部分を確保できました」と梅津氏。
2012年09月12日
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フェアレディZ、こういう呼び方をするのは日本国内だけだと思いますが。数えて6代目となるZ34カー、やはり日本を代表するスポーツカーです。 これはオートック・ワンに載った、小沢コージの試乗記です。 見方にもよるが、最近フェアレディZの販売がイマイチらしい。聞けば国内では月販300~400台、最大市場の北米でも月1500台前後。ざっと計算して、久々の復活で人気を博した旧Z33に比べて、半分ぐらいのペースだ。 確かに数だけ見ると、値段で倍以上はするポルシェが(911からカイエンまでの全体とはいえど)日本でもフェアレディZと同じくらい売れてるし、鳴り物入りで登場したトヨタ86に至っては、4月に出るなり月2760台で銘柄別の17位を記録し、以降も3000台弱を連発。ボーナス期の6月には3000台をオーバーしたことを考えると、現行Z34は若干厳しい。が、個人的にはこれをどう見るかだと思う。同じコップ半分の水でも「多い」か「少ない」か、見方によってどちらにでも取れるように。 確かに現行Z34は、旧型Z33と同じくその時代のスカイラインをベースにし、Z33よりエンジン排気量を200cc増やしつつ、逆にホイールベースを100mmも縮める手法を採った。言わばサイズを縮めて味を濃くするストイックな凝縮路線だ。 スタイルも旧型の様に伸びやかではなく、よりお尻を縮めてマッチョにするトランジスタグラマー路線でセクシー度を強調。個人的にはよりZっぽくエロくて良いと思う。 実際、販売店でも「前のは良かった」なんて声はないが、この辺りの判断は難しく、ストイック方向が災いした可能性はある。時代は新型ポルシェ911などを見るまでもなくゴージャス方面で、特に新興の中国などでは露骨に硬派さよりも豪華さを好むからだ。しかし、トヨタ86なんかは重心を極端に低くし、リアシートサイズを割り切ったピュア方向。欧州でもウケそうだし、価格層でも判断は違うし、エンジニアが好きなように作る…というのは間違いじゃないはずなのだ。 というわけで今回デビューから約4年後の2012年7月に行われたマイナーチェンジは、なんとも正常進化かつ時代を反映させた結果となった。 一番大切な見た目だが、正直大変更ってほどのものはないが、ズバリ!よりエグくて味濃いめな方向へと進化した。くの字型の独特のヘッドライトに変更はなく、フロントバンパーのエアインテークがスクエアな長方形となり、両サイドに縦スリット風のLEDが付くと同時にエラっぽい造形になった。実はコレ、旧型Z33にもあったデザインで、ある意味、原点回帰かもしれない。侮れないところではアルミホイールがまるで「ジャックと豆の木」の枝みたいに、にょろにょろ伸びる大胆デザインとなり、ブレーキキャリパーがレッドに塗られた。ボディカラーにもハデなメタリック系オレンジが選べるようになった。一方、インテリアはほぼ変わらず、情報ディスプレイのベースカラーがシルバーからメタリックグレーになったのみ。Z34になった時に、全体的な質感が飛躍的に高くなって、300万円後半から買えるスポーツカーとしては満足できるものになっただけに文句はないのだろう。そして一番違うのは走りである。といっても336psの3.7リッターV6DOHCと7ATか6MTのパワートレインにもまったく変化はない。注目は足回りで、それもバネ&スタビライザーは変わらず、ダンパーを締め上げる方向の「ユーロチューンドサスペンション」になった。同時に耐ブレーキ性を向上させたブレーキパッドも採用。要は、これまたストイックな方向に進化したのだ。 実際の走りだが、走り始めから分かり易く締まっており、一瞬「おお、メチャクチャ硬派方向のマイチェンか?」と思いきや全然違う。確かに締まっているが不快さはない。快適性は逆に高まっているくらいだ。バネは旧型より倍程度ぐらいのスペックになっているが、入念にチューニングを重ねたらしい。それと良いのはハンドリング。そ れも峠をギンギンに飛ばすのではなく、普通に街を走ってても無駄な動きが減ったのが分かり、切ったら切った分曲がる。言葉にすると当たり前過ぎるが、ピタっと決まり、恐さもない。これは特に高速で恩恵があり、前よりも一体感が高まって安心して走れる。全体としてストイックになりつつも、高級感も高めている。結構、美味しいとこ取りのチューニングなのである。Version NISMOにも試乗したが、そもそもスパルタンなこのモデル、タイヤがBSのRE050からレーシーなRE-11に変わり、ボディ補強とブッシュ&ダンパーチューンとエンジンの中低速トルクアップがなされ、より硬派になったのかと言うと、これまた単純には言いきれない。乗り心地は悪くないし、なによりステアリングフィールがナチュラルでゴリゴリさがない。洗練を加えつつ速くなっているのだ。とは言え新型ポルシェ911のように高級サルーン方向の柔らかさはなく、そういう意味では、やっぱり硬派過ぎるほど硬派だ。見た目も繰り返しだが、もうちょっと変えても良かったかもしれない。それより驚きは燃費だろう。イマドキとしては(意外にも)、カタログ燃費は前とほぼ変わらず、全モデルを通じてJC08モードは9kmL台前半。流行りのアイドルストップもなく、これだけでも全体の姿勢が伺える。そう、マイチェンZにはほとんど世間に対して、媚びる姿が見られない。実際、買う人は必要以上に燃費を気にしないだろうし、あくまでも正常進化にこだわっている。これはイマドキの日本メーカーとしてはかなり大胆だし、逆に割り切りなのかもしれない。販売台数に関してだが、日本はある意味厳しすぎる。 例えば86に関しては、200万円台から買える今までに無い本格スポーツ、ついでにギリギリ4人乗れる。これはデカい。一方、ポルシェはもはや女子高生でも知る世界の一流ブランド。ステイタスとして買う人の幅が広い。その点Zは、やはり一部の好きモノアイテムであり、日本でその存在がどんどん小さくなっている。本来スポーツカーは、スペックではなく、記憶や思い入れで買うモノ。そもそもそれを生み出す社会現象やレース活動に乏しい今の日本では、いくらハードの良さで頑張っても無理があるのだ。本来的にはEVフェアレディZや、フェアレディZハイブリッドでも出ないと状況の打開は無理な気がする。特別安くもなく、超ブランドでもない2人乗りスポーツカー。せいぜい好き者が長く、深~く愛してやらねば…と思った不肖小沢なのでありました。
2012年09月06日
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Mスポーツは、BMW車のハイパフォーマンス・カーですね。新型の3シリーズに追加されます。 記事はRESPONSEからです。 ビー・エム・ダブリューは、BMW『3シリーズ』セダンのラインナップに「320i Mスポーツ」「328i Mスポーツ」を新たに追加し、9月3日より注文の受付を開始した。納車は2012年10月からの予定。 Mスポーツは、BMWのハイパフォーマンスモデル「Mモデル」を手掛けるBMW M社が開発した専用装備を数多く採用。3シリーズ セダンダイナミックな走りとスタイリングを強調したモデルとなっている。 エクステリアでは、専用のフロントエプロン、サイドスカート、リヤスカートで構成されるMエアロダイナミクスパッケージや、18インチMライトアロイホイールなどを採用。ダイナミックなスタイリングを演出している。また、サイドウィンドーフレームモールディングにハイグロス・ブラック仕上げを施したBMW Individualハイグロスシャドーラインを装備し、美しいサイド・ビューを実現。ボディカラーは6色から選択可能で、Mスポーツ専用ボディ・カラーとしてエストリルブルーも設定している。 インテリアには、スポーツシート(運転席&助手席)やマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールを装備し、スポーティなドライビングをサポート。また、ブルーのハイライトをあしらったヘキサゴンクロス/アルカンタラコンビネーションシートやBMW Individualアンソラジットルーフライニングなどの専用装備が、スポーティかつ洗練された室内空間を演出している。 走行性能では、Mスポーツサスペンションや8速スポーツオートマチックトランスミッションを採用、ステアリングホイールにはシフトパドルが装備される。 また、オプション設定のアダプティブMサスペンション装備車両では、電子制御ダンパーが路面状況に応じて、サスペンションの応答特性を自動調整し、精緻なハンドリングと快適な乗り心地を提供。 さらに、走行モードを変更することで、スポーツ性重視、快適性重視などに変更することができる。 価格は320i Mスポーツ(6MT)が483万円、同(8AT)が494万円。328i Mスポーツ(8AT)が611万円。
2012年09月04日
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やはりZカーは日本を代表する、スポーツカーです。500psという数値には驚きますが、やりますねーNISSAN!記事はRESPONSEからです。 日産自動車のスポーツカー、『フェアレディZ』(海外名:『370Z』)。同社の米国法人、北米日産が進めていた「完璧なZ」プロジェクトが、このほど完成した。 このプロジェクトの正式名称は、「プロジェクト370Z」。2012年2月、シカゴモーターショー12で発表された。特設Facebookページにおいて、2013年モデルのフェアレディZに複数のカスタマイズプランを提示。 その中から、ファン投票で最も人気の高いアイテムを装着したワンオフモデルを製作するというプロジェクトだ。 そのハイライトは、エンジンだろう。 VQ37VHR型3.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンには、Greddy製のツインターボ&エグゾーストキットが組み込まれた。この結果、最大出力は500ps以上を獲得。一挙に170psものパワーアップを成し遂げた。 パワーアップした心臓部に合わせて、足回りを強化。 19インチサイズの足回りには、KW製サスペンション、「StopTech」ブランドの大容量ブレーキシステムなどが採用される。レカロ製バケットシートをはじめ、インテリアにもスポーティな演出が施されている。
2012年08月15日
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今日では、BMW傘下にあるMINI・・ではありますが。やはりユニオンジャックの似合う、英国ルーツのクルマでしたネ。記事はAsahi.Com愛車からです。 MINIは、同ブランドがジュネーブショー2011で初公開した“ロケットマン コンセプトの進化バージョンを発表。7月のロンドン五輪でプロモーションを展開する。 ロケットマン コンセプトは、全長3mほどのサイズに小型化したMINIのコンセプトモデル。 MINIはラインアップの拡充につれ、クラブマンやクロスオーバーといったサイズの大きなモデルを登場させてきた。2人乗りのクーペやロードスターも出したが、いずれもボディサイズはハッチバックと変わらず、ダウンサイジングはしていない。その点、ロケットマンはコンセプトカーではあるものの、唯一、ベース車よりも小さな車体で登場したのが注目すべきポイントだ。 今回のロンドン五輪における同モデルのプロモーションは、シティコミューターとしての素性の高さを訴求する狙いと考えられる。 ロケットマン コンセプトは、大人3人分のフルサイズシートと、小型のシートひとつを備える3+1レイアウトが特徴。都心居住者に必要な空間と機能を、ミニマムなサイズで実現した点がアピールポイントだ。 カラーリングは、イギリス国旗のユニオンジャックをスケルトンルーフにあしらい、“イギリスらしさ”を強調。インテリアもシートのパイピングやシフトノブなど随所に赤をあしらったコーディネイトとすることで、好みの仕様をつくりあげられるMINIならではの魅力が表現されている。 ところで、こうして世界が注目するロンドン五輪で大々的なプロモーションが展開されるところをみると、将来コンパクトなMINIが、ラインアップに追加される可能性は高いといえるだろう。
2012年06月11日
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MSN自動車の特別シリーズ、今回はナンと!VOLVOの大きなオープンカー登場です。このクルマ、価格は549万円です。 第38回は、ファッションモデルとして活躍する山本麻絵さんが、「ボルボ・カーズ世田谷」にやってきました。クルマが好きな彼女は、スタイリッシュなオープンカーを前に胸をときめかせている様子です! オープンカーっていうと、スポーティーで派手なイメージを思い浮かべるけれど、このC70は上品で落ち着いた雰囲気。洗練された、大人のクルマっていう感じがします。 ゆったり過ごせる4人分のキャビンに、流れるように滑らかなボディラインがすてきです! このオープンカーが、運転席のスイッチを押すと、収納されていたルーフが動き出して・・・。 あっという間に、スタイリッシュなクーペの姿に。こうなるともう、パッと見では同じクルマとは思えないですね。ルーフを3分割の仕様にしたことで、滑らかなラインに仕上げることができたのだとか。 「セーフティーの代名詞」ともいわれるボルボ。例えば、並走する車やバイクが死角に入ったときも、サイドミラーのカメラが監視して存在を知らせてくれるそうです。特に高速走行時は安心ですね。ボルボは、以前は四角のデザインっていう印象が強かったそうだけど、最近は丸みを帯びたデザインが主流なのだとか。このクルマのリアも、楕円形を描くように作られていますね。 運転走行においても、安全性を重視した機能が備わっています。DSTC「ダイナミック・スタビリティ&トラクション・コントロール」は、センサーがスリップを感知するとタイヤの回転を制御し、走行安定性を高めてくれるのだとか。 運転席・助手席の「パワーシート」は、自分の好みに合わせて位置や高さなどの細かい調整が可能。しかも、その人の好みのポジションを、3人分まで記憶してくれる賢い機能付きなんですって。 ルーフを開けると開放的な乗り心地。ルーフを閉じるとクーペの上質な空間。趣味で走るクルマと家族で使うクルマ、どちらにもなるうれしい1台ですね。
2012年05月21日
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プレミアム・コンパクトSUV車、という分類になるでしょう。このクルマ、日本の路地を走るような・・には似合わない・・かも知れません。試乗記はレスポンスからです。 レンジローバーに新しく加わった『イヴォーク』は、コンセプトカーをそのまま市販車にしたような飛び抜けたデザインが特徴だ。 デザインもさることながら、レンジローバーの中で最も小さな排気量のエンジンを搭載し、最も価格の安いクルマであることが売れている理由のひとつ。ユーザー層を広げることに成功したクルマだ。 ボディは3ドアのクーペと5ドアの2種類がある。カッコ良いのはより低い全高を持つ3ドアだが、全幅が1900mmと大きいので、狭い駐車場ではドアも開けられない。また大きなドアミラーによって斜め前方に死角が生じることも含め、狭い場所では取り回しに苦労する。販売比率は圧倒的に5ドアが多いというが、実用性などを考えたら当然の結果である。 全高を抑えた分だけシート高が低くて乗り降りがしやすくなっているし、全高が低めである割には室内空間も十分なものとされているから、全幅以外についてはパッケージングでかなり頑張っているのが分かる。 乗り込むと、運転席回りの雰囲気はレンジローバーのクォリティと新鮮さが融合したものに仕上げられている。特に上級グレードのプレステージでは自然素材を入念な作り込みで仕上げたインテリアが印象的だ。 スタートボタンを押すとダイヤル式のATセレクターが競り上がってくるのはジャガーと同じ方式。これがイヴォークが持つ新しさが表れた典型的な部分である。 搭載エンジンは直列4気筒2.0リットルの直噴インタークーラー付きターボ仕様。フォードのエクスプローラーに搭載されるエコブーストと同じエンジンで、177kW、340N・mのパワー&トルクを発生する。 パワー&トルクはエコブーストに比べるとやや抑えた設定で、より低回転で最高出力や最大トルクを発生するチューニングが施されている。最大トルクはわずか1750回転で発生するから、走り出すとすぐに最大トルクに達している。 3ドア/5ドアとも車両重量は1700kg台に達するが、この2.0リットルターボの走りは余裕十分といった感じ。ボディの重さを感じることなく、軽快に走らせることが可能。低回転で発生する力強いトルクで引っ張っていく感じだ。 燃費はJC08モードで9.0km/リットルと重量級のSUVとしては決して悪い数字ではないが、決してほめられた数字でもない。今どきのクルマならアイドリングストップ機構の装着などによって一段の改善を図ってほしいところだ。 動力性能よりも好感を持ったのは足回りで、17インチタイヤを履いた標準仕様のピュアでもワインディングを軽やかに駆け抜けることができた。 スタート価格は比較的安めに設定されていて、5ドアのピュアなら450万円(3ドアは20万円高)で買える。装備の充実したプレステージを選ぶと128万円高い578万円(3ドアのダイナミックは598万円)になる。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★ インテリア/居住性:★★★★ パワーソース:★★★★ フットワーク:★★★★★ オススメ度:★★
2012年05月08日
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AUDIのA6といえば、大き目のグレードです。これにワゴン車が追加になるということ。「クワトロ」は、そう四輪駆動・・・ですね。 記事はAsahi.Com愛車から、レポートはCG鈴木真人です。 セダンに遅れること半年、「アウディA6」にワゴンモデルが追加された。セダン同様軽量化を図りながら、見た目の美しさにもこだわった新型「A6アバント」に試乗した。 「美しくなければアバントと呼ばない」のだそうだ。世にはびこる「美しすぎる○○」という釣り表現に辟易(へきえき)していたから、つい眉に唾を付けたくなってしまう。でも、「アウディA6アバント」を目の当たりにして、この惹句(じゃっく)に誇張はないと思ったのだ。先代より洗練度を増したのはもちろん、先駆けて販売が開始された新「A6」のセダンに比べても完成度は高い。 フロントマスクは同じなのだが、横から見るとルーフラインがなめらかに後方に向かって下降する様子がなんともきれいだ。リアから眺めても、コンビネーションランプから下の立体的な造形に心引かれる。「A1」のリアスタイルも同様の形状になっていて、これはハッチがあるからこそのデザインだ。前から見ると少々威圧的にも感じられる顔だが、サイドとリアは控えめで流麗なラインを構成する。良いバランスだと思う。スタイル優先のワゴンといえば、古くは「アルファ・ロメオ 156スポーツワゴン」という先達(せんだつ)がいる。ワゴンとしては衝撃的なフォルムをまとっていたのだが、それは本来の目的である積載性を軽視することによって実現されていた。「156」のセダンが378リッターの荷室を持っていたのに、スポーツワゴンはそれを下回る360リッターだったのだ。そこがアルファらしさなんだろうが、どう考えたって本末転倒である。その点、A6のワゴン版であるアバントは大人だ。荷室容量は通常時で565リッターを確保し、リアシートを倒せば最大1680リッターの空間が出現する。 ドライブトレインはセダン版と変わらない。2種のV6エンジンと7段Sトロニックが組み合わされ、クワトロことフルタイム4WDで駆動する。「Audi ultra(アウディ ウルトラ)」と名付けられたボディー軽量化技術が採用されているのも同様だ。アルミニウムと高張力鋼板を多用して、先代より約20kgダイエットしている。10年前からすれば200kgほど重くなっているのだが、大型化と安全装備や快適装備の増加を考えれば健闘していると言えるのだろう。アウディ得意のインテリアは、見事に隙が見当たらない。包丁をモチーフにしたというダッシュボードのデザインもさることながら、ウッドパネルの質感はひとつふたつ上のクラスのようだ。こちらが慣れてきたせいもあるのかもしれないが、MMIも初期のものより使い勝手が向上したように感じる。 操作方法は直感的で、信号待ちの間にiPhoneをブルートゥースで接続することができたのはありがたかった。今回試乗したのは、2.8リッターのNAエンジンを搭載した「2.8FSI」だ。204psという数値は3リッタースーパーチャージャーエンジンを搭載した「3.0TFSI」の310psの前にはいささか頼りないようであるが、懸念は無用だ。低回転でもトルクは十分に出ていて、不足があったとしても賢い7段Sトロニックがそれを感じさせないように働く。セダンよりは40kgほど重くなっているが、軽快な運転感覚が損なわれてはいない。実際よりもボディーが小さく感じられるのは、セダンと同様だった。重量増は、乗り心地に関してはプラスに働いたかもしれない。20インチの大径タイヤがオプションで装着されていたが、運転席にいる限り路面からの不快な突き上げに苦しむ事態は訪れなかった。標準装備のBOSEオーディオシステムで音楽を楽しみながらのドライブは、街中だけでの試乗でもゆったりした気分を誘う。つまり、静粛性も合格点だったということだ。 アバントのみの新機能として、「バーチャルペダル付きオートマチックテールゲート」がある。リモコンキーを持ってリアのバンパーの下に足を差し入れて動かすと、ハッチが勝手に開くのだ。両手がふさがっている時に便利だという。フォードやメルセデス・ベンツも同様な装備を取り入れているから、最新の流行なのかもしれない。しかし、これがなかなかコツのいる作業なのだ。いくら足を動かしても反応してくれず、ハッチを開けるのに10回近くも奇妙な挙動を繰り返すことになった。一度成功しても、同じような動きで必ず動作するとは限らない。猫が通っただけで開いてしまっては困るのでセンサーの感度を調整しているようだが、かなり練習しないと使いこなすのは難しいだろう。すべてが洗練の極であるA6の中で、ドライバーのスキルを要求する部分があるのが面白い。1万5000円のオプションなら付けておくのも一興かと思ったが、よく見たらゼロがひとつ多くて15万円だった……。アウディではA6アバントの年間目標販売台数を800台に設定している。これに販売価格をかけあわせると結構な金額になるのだが、この数字は控えめにすぎるような気もするのだ。もともとA6はワゴン比率が高いようで、最上級のワゴンとしての魅力は侮りがたい。セダンとの価格差はわずか30万円である。ネガな部分は見いだせなかったのに、利便性に加えてスタイルにもアドバンテージを持つ。選ぶ理由としては、十分すぎるように思える。
2012年03月28日
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FORD車の中でも、欧州系車ですね。その最強モデル登場だそうです。記事はレスポンスからです。 フォードモーターは6日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー12において、フォード『フィエスタST』の市販モデルを初公開する。 フィエスタSTは、欧州市場で人気のコンパクトカー、『フィエスタ』の高性能モデル。フィエスタSTのコンセプトカーは、2011年9月のフランクフルトモーターショー11で3ドア、同年11月のロサンゼルスモーターショー11で5ドアが披露されており、その市販バージョンがジュネーブモーターショー12でベールを脱ぐ。 市販版フィエスタSTの内容は、現時点では未公表。コンセプトカーは直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「エコブースト」を搭載し、最大出力180ps、最大トルク24.5kgmを発生。0-100km/h加速7秒以下、最高速220km/hのパフォーマンスを備えていた。
2012年03月02日
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シリーズ美女ナビ、やはりAUDIの今回はR8 しかも全輪駆動、5.2Lエンジンは525馬力を出します。記事はMSN 自動車からです。 第28回は、舞台や雑誌などで活躍するハーフのモデル、ジェイミー夏樹さんが、「アウディ豊洲」にやってきました。迫力のある顔つきのスポーツカーを前に、彼女のテンションも上がり気味です! R8は「日常的に使える万能スーパーカー」というコンセプトで、乗り心地などにもこだわってつくられたスポーツカーなんですって。この車で仕事に出掛けたりしたら、目立つこと間違いなしですね! スポーツカーらしく低く構えたフロント。まるでにらみつけるような大型インテークと鋭いヘッドライトのデザインがとってもカッコいいです! エンジンに空気を導くために取り付けられたサイドブレードは、ボディと別色でデザインのアクセントにもなっていますね。6色プラスオプション2色から選べるそうです。 クルマの中央に配置されたエンジン。多くのレーシングカーと同じように、重心近くにレイアウトすることで、走行性能を高めているそう。外からも見えるためか、とてもきれいに収められています。 ロントのインテークも大型だったけれど、パワフルなエンジンの熱を逃がすため、リアのエアアウトレットも大きく開いたデザインに。迫力があります! メーターパネルも、まるでレーシングカーのようなデザイン。500馬力を超えるエンジンのパワーで、時速100kmまでわずか3.9秒で加速するのだとか! ちなみに最高速度は時速316kmまで出るそう! R8は、クワトロと呼ばれる4輪駆動のクルマ。4輪に分配することで、エンジンのパワーを地面に効果的に伝えられるようになって、よりスポーティな走りが楽しめるそうです。 インテリアはシンプルだけど、無駄なものを省いたという感じの洗練された雰囲気。スポーツシートも、少し余裕のあるサイズ感で、長時間乗っても苦にならなそうです。
2012年02月22日
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これはAsahi.Com愛車に記事が載っています。MERCEDESのEクラスといえば、もうアッパー・クラスの代表です。価格も1000万円前後というクルマです。TVのCMも流れていますが、衝突安全だけでなく新機能満載です。 マイナーチェンジを受けて安全装備が強化された「メルセデス・ベンツEクラス」。新たに導入された「レーダーセーフティパッケージ」でその走りはどう変わったか。 「Eクラスご試乗の際」と、前方のスクリーンに注意事項が映し出される。「PRE-SAFEブレーキ機能(自動ブレーキによる停車)は、時速30km/h以下で、ハンドル、ブレーキ操作が入力されていない場合にのみ発動し、条件を満たさない際には減速のみとなり完全停車には至りません……」 「時速30km/hとは『馬から落ちて落馬して』だな」と頭の中でムダな突っ込みを入れつつ、「やれやれ」と思いながら試乗車へ向かった。PRE-SAFEブレーキとは、前方の障害物に追突しそうだとクルマが判断した場合、自動でブレーキをかけてくれるもの。高速道路を走行中、前方の、渋滞している最後尾のクルマが止まっていることに気づかず、うっかり突っ込んでしまう……。例えばそんな事故を防ぐ、いや防げないまでも、被害を軽減することを目指すシステムだ。職業的な義務として、Eクラスが搭載した新しい機能を取りあえず試す必要があるのだが、気心が知れたカメラカーを相手に十分な安全マージンを取って実施するとはいえ、毎度のことながらこの手のテストは心臓に悪い。ちゃんと止まるのか、と不安になる。 もちろん、完全停車に至る前段階として、「音とディスプレイで警告」、「ブレーキ圧を上げ」、「軽いブレーキングで注意を喚起」といった措置が取られる。つまり「PRE-SAFEブレーキ」は「BASプラス(ブレーキアシスト・プラス)」と結びついて、乗員の安全性を向上させるわけだ。PRE-SAFEブレーキ? BASプラス? 「不必要に機能説明を難しくしてないか?」との声がいずこからか聞こえたので言い訳しますと、メルセデス・ベンツは、1950年代にEクラスの祖とも言える180シリーズで「クラッシャブルゾーン」の概念を採り入れてからこっち、ABS、エアバッグ、ベルトテンショナー、自動ロールオーバーバーなど、次々と新しい安全装備・機能を開発、搭載してきた。そのため、どうしても新旧システム間で錯綜(さくそう)する部分が出てくるのだ。 クルマの中に電子部品が盛大に取り込まれるようになってから、安全機能の進化はますます急になり、複雑化した。車輪を断続的に、わずかに転がし続けることで、フルブレーキ時のタイヤロックを防ぐABSが、各輪を個別に制御することで、乱れたクルマの挙動を安定化させるESP(1995年)に発展したことは、よく知られる。「衝突!」とクルマが判断すると、自動的にシートベルトを引き込んでたるみを取り、助手席の背もたれを衝撃に備えた角度に調整し、開いているスライドルーフを閉じたりする「プレセーフ」機能が発表されたのは2002年。そこに、ドライバーの急ブレーキに備えて、あらかじめブレーキ圧を上げておく「BASプラス」、さらに運転者に依存せず、最終的には自動で急ブレーキが踏まれる「PRE-SAFEブレーキ」が組み合わされ、そのうえ、直接的な安全機能ではないが、前走車との距離を保つ、つまりクルマが勝手に速度を加減しつつ巡航し続ける「ディストロニック・プラス」が有機的に結びつくと……。あら不思議!? ちょっと極端な言い方をすると、200km/hから0km/h までの“半”自動運転が実現した。いまのところハンドル操作はドライバーに委ねられているが、前走車が尋常な速度で走っているかぎり、運転者がアクセルやブレーキペダルを踏むことなく、ひたすら追走することが可能となった。あまりに退屈で、ついフラフラと車線を外れそうになると、「アクティブレーンキーピングアシスト」の出番である。ステアリングホイールを軽く振動させたり、自動でブレーキをかけたりして、ドライバーに注意する。こうしたメルセデス・ベンツのドライバー支援システムは、周囲の状態を把握するシステムが機能して、初めて有効となる。具体的には、24GHzの短距離用レーダー、77GHzの中・長距離用レーダー、そして最大500mまでを守備範囲とするカメラが、文字通りクルマの目となって周囲に目配せ……じゃなくて、目配りしてくれる。新しいEクラスでは、前方だけでなく、短距離レーダーを使って後方の確認までしてくれるのが新しい。 日本で発売されてから3年目に入ろうという現行型「メルセデス・ベンツEクラス」。セダン、ステーションワゴン、Cクラスのコンポーネンツを活用したクーペ、カブリオレと、車型が一通り出そろった。中でもセダンとワゴンのエンジンラインナップはバリエーションが豊かで、1.8リッター直4ターボ(204ps)、チューンが2種類ある3.5リッターV6(252ps/306ps)、4.7リッターV8ターボ(408ps)、AMG用の5.5リッターV8ターボ(524ps)、加えて3リッターのV6ターボディーゼル(211ps)がカタログに載る。マイナーチェンジを受けた最新Eクラスのトピックスは、前出の安全装備が「レーダーセーフティパッケージ」としてまとめられたこと。これまで、24GHzの短距離用レーダーが国内の電波望遠鏡に悪影響を及ぼすと、なかなか認可が下りなかったのだが、天文台付近ではレーダーを発しない工夫を施すことで、ようやく装備できるようになったという。「PRE-SAFEブレーキ」と「アクティブブラインドスポットアシスト」の搭載が、直接的な恩恵となる。「レーダーセーフティパッケージ」に含まれるシステムは6種類。「BASプラス」、「PRE-SAFEブレーキ」、「ディストロニック・プラス」、「アクティブレーンキーピングアシスト」、助手席上にチャイルドシートが取り付けられると、エアバッグがキャンセルされる「チャイルドセーフティシートセンサー」、そして「アクティブブラインドスポットアシスト」で構成される。「アクティブブラインドスポットアシスト」は自車の斜め後ろ、ドアミラーの死角にほかのクルマが入るとミラー内のインジケーターを点灯して、ドライバーに注意を促す仕組み。警告灯に気づかずウインカーを危険な方向へ動かすと警告音が鳴り、最終的にはブレーキを自動制御して元のコースへ復帰させる。これもまたESPから派生した安全技術と言える。 Eクラスのステアリングホイールを握って、「BASプラス」と「PRE-SAFEブレーキ」の機能を確認したところ、試乗前の心配は杞憂(きゆう)に終わった。ユルユルと前走車に近づいていくと、「そろそろブレーキを……」と思った瞬間に、サッとブレーキが、それも意外な強さで踏まれる。「止まるぞ!」というクルマの意図が明確に示されるようで心強い。高機能のクルーズコントロールたる「ディストロニック・プラス」を機能させておけば、ひたすら前のクルマに追従する。前方のクルマが停車すれば、こちらも停車し、再度走りだすときにはクルーズコントロールレバーを軽く引くだけ。試しに、片側車線が増えた区間で車線変更をして前走車をレーダーから外し、少し距離を詰めてから、再度、元の車線に戻る。動きは反対だが、高速道路で他車に急に割り込まれた状況をシミュレートしてみた、つもり。と、やはり「オッ!」と驚く素早さと強さで制動力が立ち上がり、ツンのめるようにしてクルマの速度が落ち、しかし数秒後には何事もなかったかのように追従を続けていた。「これでは、あまりにクルマの機能に頼ってしまうことになるのでは……」と、新たな杞憂(!?)が湧きあがるほど、安楽なドライブが実現する。「レーダーセーフティパッケージ」は、Eクラス販売の3割以上を占める「E350ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」(セダン/ワゴン:872万円/907万円)と「E550ブルーエフィシェンシー アバンギャルド」(1120万円/1155万円)に標準装備され、そのほかのグレードには、19万円というリーズナブルな価格で提供される。欧州でのオプション価格と比較すると、半額程度だという。付けない手はない!?
2012年02月09日
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ウーむ!VWのSCIROCCOは好きですね!しかも特別仕様車は、一層スポーツの側にに振っています。記事はCar Watchからです。 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2月7日、スポーツクーペ「シロッコ」の最上級モデル「シロッコR」をベースとした特別仕様車「シロッコR レカロ」の予約受付を開始した。価格は5,330,000円で、限定100台を用意。発売は5月上旬を予定する。 シロッコR レカロは、2011年の東京モーターショーで参考出品された「シロッコR デザインスタディ」を市販化したモデル。ボディーカラーはディープブラックパールエフェクトまたはキャンディホワイトを用意する。 レザーとマイクロファイバーを組み合わせたフルバケットタイプのレカロスポーツシートや、ブラック塗装の19インチ大径アルミホイール(タイヤサイズ:235/35 R19)、フルカラーのマルチファンクションインジケーター、SDナビゲーションシステム(720SDCW)を専用装備。 19インチの大径ホイールは、シロッコR デザインスタディで採用していたデザイン、サイズをそのまま市販バージョンとして装着したものとなる。これらの装備を追加しながら、価格はベース車のシロッコRから180,000円高に抑えた。 シロッコR レカロのボディーサイズは4,255×1,820×1,420mm(全長×全幅×全高)。エンジンは直列4気筒DOHC 2リッター直噴インタークーラー付ターボエンジンで、最高出力188kW(256PS)/6,000rpm、最大トルク330Nm(33.7kgm)/2,400-5,200rpmを発生する。10・15モード燃費は13.0km/L。
2012年02月08日
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ALFAの伝統あるスポーツカー、ジュリエッタですね。表参道でイベントを開催するようです。 記事はCar Watchからです。 フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは9~14日、東京 表参道ヒルズで「ALFA ROMEO Love GIULIETTA」と題した新型ジュリエッタのイベントを開催する。 1階にはジュリエッタの実車が展示されるほか、新型ジュリエッタの試乗イベントが開催される。 また、新型ジュリエッタの広告キャンペーン「THE DRIVE ART」と連動し、フラワーアーティストの東信氏と、インタラクティブアーティストの松尾高弘氏による作品を展示することでジュリエッタの世界観を表現する。 さらに表参道ヒルズ地下3階スペース オーに「Love GIULIETTA」ブースを開設。アンケートに答えると抽選でプレゼントがもらえるほか、Tシャツなどのジュリエッタオリジナルグッズを販売。 イタリアンレストラン「サルヴァトーレ クオモ」でスペシャルメニューが提供され、チョコレートショップの「SHUN」「BABBI」「Blondel」「CATS STREET」「5th AVENUE Chocolatiere」がバレンタインデー向けのスペシャルチョコレートを販売し、J-WAVEの公開収録やスペシャルライブなどさまざまなイベントが開催される。
2012年02月08日
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ALFA ROMEO・・・やや官能的なタイトルを付けたのは、岩貞るみこ女史。まあ、それほどに、クルマ好き女子を夢中にさせてしまう一台なのでしょう! 記事はレスポンスからです。 乗っているクルマはなんですかと問われ、『ジュリエッタ』ですと答えるだけで、もう完結しているような気がする。クルマに対するロマンと憧れと美と官能。それがこの価格で手に入るのなら十分じゃんと思ってしまう。名前だけでこれだけの満足感を与えられるクルマはほかにない。 デザインもインテリアも、正直、文句のつけようがない。というか、これに文句をつけたら美意識が問題視されそうである。後部座席のドアハンドルをさりげなく隠すのはアルファロメオの常套手段だが、これを見て結婚指輪をそっとはずして異性と会うような気持ちになるのは私だけではないはずだ。 1.4リットルのターボエンジンは伸びやかでよく走る。「コンペティツィオーネ」に搭載されたアイドリングストップもよくできていて、超細かな制御ではまだ課題もあるのだろうが、アルファなんだしという一言で全部OKになってしまうのはブランドの力というものである。「クアドリフォリオ・ヴェルデ」のMTでしゃきっと走りたいところだが、ペダルのストロークがやたら長くいまひとつうまく使いこなせない感がつきまとう。個人的にはパドルシフトできゅっと走れるコンペティツィオーネがお勧めである。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★★ インテリア/居住性:★★★★★ パワーソース:★★★ フットワーク:★★★ オススメ度:★★★★
2012年02月02日
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MINIから新しい特別仕様車、登場ですね。英国 ロンドン・オリンピックを記念しての特別仕様車は、英国車らしい企画です。 記事はCar Watchからです。 独BMWは、ロンドンオリンピックを記念して、「MINI」の特別仕様車「ベーカーストリート」と「ベイズウォーター」を2012年春に全世界で限定販売する。 「ベーカーストリート」は、MINIブランドの若々しさや、革新的なトレンドセッターという側面を表現した特別仕様車。ベースはワン、クーパーとこれらのディーゼルモデル。ルーフトップグレーライトと呼ばれる専用外装色に、ブラックのコントラストルーフ、2本のV字型のボンネットストライプ、ブラックのミラーキャップなどを備える。ホイールはハイグロスブラックの16インチ6スターツインスポークアルミ。クーパーはペッパーホワイト、ミッドナイトブラックの外装色も用意される。インテリアは、ルーフトップグレーライトのクロスチェックダイヤモンドパターンが入ったクロス/レザーシートのほか、ドアトリムなどにもルーフトップグレーライトがあしらわれる。 ベーカーストリートはロンドンの観光地で、シャーロック・ホームズ博物館やマダム・タッソーの蝋人形館があることで知られる。 「ベイズウォーター」は、MINIのスポーティーな力強さと俊敏なハンドリングを表現した特別仕様車。ベースはクーパー、クーパーSと、これらのディーゼルモデル。専用外装色のカイトブルーメタリックに、青とグレーのボンネットスポーツストライプ、ストライプデザインのミラーキャップ、ブラックのコントラストルーフなどを備える。ホイールはリムが機械加工されたハイグロスブラックの17インチアルミサンドブラスト。クーパーSにはミッドナイトブラックメタリックとエクリプスグレーメタリックの外装色も用意される。 インテリアは、専用色のロックライトアンスラサイトのパンチレザーシートにボンネットストライプと同じ青とグレーのコントラストステッチをあしらい、ピアノブラックのコックピットトリムストリップ、ステンレス製のペダルとクロームラインインテリアパッケージなどを備える。 ベイズウォーターはロンドン中心部の地区で、高級ホテルやショッピング街がある。
2012年01月21日
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唯一の市販ロータリーエンジン車、RX-8。もうすぐ販売終了です。どこか、寂しさが漂いますが・・・ 記事はWeb CG 竹下元太郎レポートからです。 「RX-8」の生産を2012年6月で終了すると、マツダが発表したのは昨年秋のこと。ロータリースポーツの到達点を記憶するために、最後の「タイプS」で箱根を目指した。 冬がそこまで来ている秋の箱根は、行楽客もまばら(取材は2011年10月に行った)。そこでスロットルペダルを深々と踏み込んでみれば、「RENESIS」と呼ばれる13B-MSP型2ローターユニットは、独特の乾いたエンジン音をとどろかせ、8500rpmまで軽々と直線的に吹け上がった。そして、回転リミットを知らせる電子音が「ピーッ」と鳴った。もうすぐロータリーエンジンの歴史にもこの電子音が鳴るのか――。そう思うと、急に切なくなってしまった。エイトの生産は2012年の6月に終了する。つまり、あと5カ月でロータリーエンジンの系譜にいったん、終止符が打たれる。マツダは「今後も研究と開発は継続していく」と言っているが、彼らが今、スカイアクティブに傾注していることを考えると、ロータリーエンジンが引き続きメインストリームにいられるとは思えない。ちょっと前にRENESISは次世代のロータリーエンジンとうたわれ、時代の追い風を受けたというのに……。サイドポートの排気の声、諸行無常の響きあり、である。 エイトの到達点をしっかり覚えておきたい、そう思って今回借りたグレードは「タイプS」(現在はラインナップが整理され、すでにカタログ落ちしてしまった)。13B-MSP型ロータリーエンジンには2種類のスペックが用意されており、6段MTが組み合わされるタイプSには、強力な235ps版が搭載されている。タイヤサイズは225/45R18。テスト車にはブリヂストンのポテンザRE050Aが装着されていた。あらためて乗ってみる13B-MSP型ロータリーは、箱根のワインディングロードに対してパワーが手に余るわけでなく、かといって不足を感じるわけでもなく、ちょうどいい案配。一般道を流すうえで現実味のある、扱いやすいエンジンだった。3000rpmあたりはトルクが細く、思ったほどの“ツキ”が得られないので、おのずと高回転まで引っ張る運転になってしまう。そういや、あのエイト(タイプSだった)もそんなだったなと、当時のことを思い出した。そういう言い方をすると、エイトは口ほどにもない動力性能の持ち主、と聞こえるかもしれない。しかし、上手に操れば今なお十分に生きのいい、現役のロータリーロケットである。ちなみに当時、テストコースでエイトのゼロヨンを試したところ、平均して15秒前後で走り切る実力を示していた。「トヨタ86」には負けないのではないだろうか? 基本設計がこれだけ前のクルマなら、ハンドリングにしろ、乗り心地にしろ、それなりに古さが漂うもの。しかしエイト、意外やまだまだイケる感じだ。コンパクトな2ローターユニットをキャビンに近づけたうえで、可能な限り低くマウントした優れたパッケージングのおかげで、そのフットワークには、サスペンションやタイヤのチューニングだけでは醸し出せない、天性のバランスの良さが感じられる。しかも、ステアリングレスポンス重視の“旧世代のZoom-Zoom”に属するクルマながら、強引に進路を曲げるような不自然さがない。操舵(そうだ)によってロールが生じ、しかる後にノーズが内側を向く、その一連の動作が素直でなめらかで好ましい。初期型はロール剛性が低めで、それなりに攻め込んでいくと、S字コーナーの切り返しなどでリアの内輪がリフトするような頼りない挙動を見せることもあった。しかし最新のエイトではそれもない。また、乗り心地もなかなかいい。ライフサイクル末期のスポーツカーというと、オーバーサイズのタイヤや固められたサスペンションのせいでボディーに負担がかかり、音をあげている場合が少なくない。しかし、エイトはそれを免れたようだ。 ロータリーエンジンこそがRX-8の命――その意見に異論はない。しかしRX-8の革新性は、ロータリーエンジンそのものと、それが生み出した類いまれなパッケージングに宿っていたのでは? スポーツカーパッケージングの追求。マツダがもしロータリーエンジンを卒業するなら、彼らのスポーツカーへの「旅」は、そこがスタートラインになる気がしてならない。
2012年01月20日
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ALFA ROMEOのジュリエッタです。そうですね、アルファの伝統遺産を感じさせるデザインです。 記事はレスポンスからです。 日本でも発表されたアルファロメオ『ジュリエッタ』のエクステリアデザインには、アルファロメオのヘリテージの要素がちりばめられている。 フィアットグループオートモービルズジャパンマーケティング本部プロダクト・マネージャーの海谷博樹さんは、「フロントグリルやその下のバンパーに組み込まれたグリルの形などがその一例です」という。具体的には、初代のジュリエッタのフロントグリルと同様に太い横バーのラインが入っていることや、3分割されたグリルがそれにあたる。他にも、新型ジュリエッタの先代たる『147』に見られたドアハンドルをウインドウフレームに隠すなどの要素がある。 ただし、こういった過去のヘリテージをちりばめつつも、「ライトの形は『8C』から始まる新しいアルファロメオのアイデンティティを取り入れ、パッケージも犠牲にしない範囲で出来るだけ、クーペスタイルなものにすることで、新しいイタリアンスタイルとしています」。つまり、様々なヘリテージを受け継ぎ、かつ、現在のCセグメントで表現するとこういうデザインになるというアルファロメオからの回答なのだ。 最後に海谷さんは、最も印象的なものとしてテールランプを挙げた。「これはアルファロメオならではです。『MiTo』の丸型のデザインを横方向にも発展させたもの。すごく印象的で、他のメーカーのどこを探しても絶対にない、とても印象的なグラフィックだと思います」といい、そのリアデザインも、「ルーフは絞っているものの、ショルダーが張り出しているので、マッシブでマスキュリーな印象を与えています。しかし、サイドに回り込むとすごく美しいというデザインなのです」とその完成度に自信を見せた。
2012年01月19日
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MERCEDESのSLKといえば、オープンカーの中でも最高級車です。 この記事はCar Watch 岡本幸一郎レポートからです。 「SLK」に触れると、メルセデスはセダンも得意なら、スポーツカーも侮れないほど得意なメーカーだと痛感させられる。当時はコストダウンに走ったメルセデスを象徴するように感じられた初代SLKも、乗ればそれなりにスポーティだったし、実際にも売れに売れた。いきなり立派になった続く2代目は、クオリティ感が大幅に向上するとともに、走りにおいても、これほど快適性と操縦安定性とスポーツ性を巧みに両立したクーペ・ロードスターなど、同クラスには他に存在しないと痛感させられた。 同じくドイツ製の同価格帯のライバルに対しても、それぞれよいところはあるものの、「両立」という意味では先を行っていたと思う。そして3代目を迎えたSLKは、さらに立派に、そして男らしくなった。 ボディーサイズは2代目に対し微増で、ロングノーズにショートデッキ、その上にコンパクトなキャノピーが載るというクラシカルなプロポーションは、見てのとおり受け継がれている。印象としては、2代目の後期型のマスクは「マクラーレンSLR似」と言われもしたが、今度の3代目は「SLS AMG」に通じる雰囲気がある。2代目もそうだったが、ルーフやトランクの形は、一昔前の電動メタルトップでは考えられなかったほどの丸みが表現されているし、3代目ではボディーパネルの面構成が、さらに非常に表情豊かになっており、上質感が高まっている。 低めのポジションのシートに収まると、目の前にある景色は、これがSLKかと思えるほど立派。横方向の広がりを感じさせるインパネには、クオリティ感の高いマテリアルがふんだんに用いられており、これまたSLS AMGに通じる十文字のエアコン吹き出し口が配されている。夜間のドライブでは、無数に配された光の演出も見られる。もはやライトなスポーツカーというよりも、とても上質高級ロードスターの貫禄がある。計5種類ものインテリアカラーが用意されており、AMGスポーツパッケージを選ぶと、シートベルトが赤になり、赤のステッチが随所に施されるところも気分を盛り上げてくれる。また、少し前のCクラスのマイナーチェンジで採用された、インターネットへの接続を可能とした、新世代のCOMANDシステムや、新たに加わったパーキングアシストなどの機能も使いやすい。これについては、Cクラスのリポートでお伝えしたとおりだ。 SLKのお家芸であるバリオルーフは、ルーフを閉じた状態でもオープンな雰囲気を楽しめるよう進化した「パノラミック バリオルーフ」がオプションで用意された。さらに、ルーフの光を透過させるモードと、ボタンひとつでダークモードに切り替えることができ、炎天下での室内の温度上昇を防ぐという新機構「マジックスカイコントロール パノラミックバリオルーフ」もオプションで選ぶことができる。オープンにするには、センターコンソールのアームレスト部に設定されたスイッチを引き上げればよい。操作のしやすさへの配慮からか、大きめのサイズのレバー状とされたスイッチは、オープンカーでは気になるホコリの侵入を防ぐリッドが付くところもありがたい。開閉は20秒以下で可能という。 ラゲッジスペースは、ルーフのクローズ時は335LというCセグメントのハッチバック車なみの容量が、またオープンにしても225Lという容量が確保されるというから、けっこう広い。フロアを反転させることでフラットにすることも可能な「リバーシブルトランクフロア」という新しいアイデアを採用するなど、ユーザーの身になっての使い勝手に対する細やかな配慮が隅々までなされているところもSLKならではだろう。 モデルラインアップは、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「SLK 350 ブルーエフィシェンシー」と、1.8リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載する「SLK 200 ブルーエフィシェンシー」、その装備を簡略化した「SLK 200 ブルーエフィシェンシー スポーツ」の3タイプで、いずも7速ATが組み合わされる。今回試乗したのは、上級のSLK 350 ブルーエフィシェンシーのAMGスポーツパッケージだ。前後左右下端のエアロパーツの付くスタイリングパッケージをはじめ、18インチ5スポークホイール、ダーク調のランプなどが与えられる。エンジンをスタートさせて走り出すと、意外と野太く大きめのエキゾーストサウンドが聞こえてくるし、足まわりがやや固めの味付けになっていることに気づく。2代目CLSより導入された、とても評判のよい3.5リッター直噴エンジンはピックアップに優れ、低回転から力強く、加速フィールもスムーズと、言うことナシの素晴らしい仕上がり。再始動の条件として、日産のものと同じくステアリング操作もトリガーとなっている。 3代目SLKのプラットフォームは2代目をキャリーオーバーし、大幅に洗練させたものだ。ホイールベースは2代目と同じだが、前後トレッドは拡大されている。いわゆる可変ギアレシオステアリングの「ダイレクトステアリング」は全車に装備され、さらに、SLK 350 ブルーエフィシェンシーには「ダイナミックハンドリングパッケージ」が標準装備される。後者は電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムの減衰力を、ホイール回転数、車両速度、横方向および垂直方向加速度などを各部のセンサーが検知し、100分の1秒の反応速度で調整するというもので、これの味付けが絶妙だ。乗り心地に関係する部分の減衰力をうまく落としながら、効いて欲しい部分では瞬時に無駄な動きを抑え、快適な乗り心地とフラットな姿勢、スポーティな操縦感覚をもたらしている。 「SPORT」モードにしても、乗り心地がそれほど硬くならないかわりに、全体的に電子制御する中で、美味しい部分を少し固い側に持ってきたような味付けで、快適かつスポーティな走りとなる。ハンドリングも、より俊敏性が増すとともに、よりニュートラルステアとなる印象だ。別の機会にドライブしたSLK 200ブルーエフィシェンシーについて言うと、スペック的にはだいぶ下回るものの、動力性能としてはとくに大きな不満はナシ。SLK 350 ブルーエフィシェンシーに比べると全体的に軽快感があった。両グレードともそれぞれ積極的に選ぶ価値のある、異なる乗り味を持っているといえる。だからどうした、という話だと思うので、このあたりは読み流していただきたい。オープンにしても風の巻き込みが小さいのも、SLKのよき伝統。もちろん屋根は完全になくなって、開放感を味わうことができるわけだが、それにもかかわらず、少し大げさにいうと、まるで大きな透明のカバーに覆われているかのように感じるほど、外界と隔てられた感覚がある。これはちょっと不思議な感覚である。これに一躍買っているのが、新たに設定されたアクリル製のピボット式ドラフトストップ「エアガイド」(SLK 200 ブルーエフィシェンシースポーツのみオプション)だ。使わないときはロールバーの内側に格納されていて、必要なときにサッと出せるという仕組みで、これを出すと出さないとでは風の巻き込みがまったく違う。透明だから視界の妨げになることもないという、スグレモノだ。 また、シート表皮には、通常のものより最大で13度低い表面温度となる「サンリフレクティングレザー」が用いられているのも夏場にはありがたいし、冬場にはシートの首元から温風を吹き出してくれる「エアスカーフ」が強い味方になってくれる。 全体としては、2代目SLKに対して、より上質に、よりスポーティになった印象。スポーティになったといっても、ライバルであるボクスターやZ4に対しては、より快適性への配慮が行き届いたクルマといえる。 3代目SLKは、持ち前の快適性に優れるプレミアム コンパクト クーペ・ロードスターとしての資質に、高級車として、あるいはスポーツカーとしての、より高いバリューを身に着けたというわけだが、個人的には、何よりもこのデザインに大いに惹かれてしまう。
2012年01月13日
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北米 デトロイトMS、この一台も注目ですね。メルセデスSL、高級オープン・スポーツです。 この記事はCar Watchからです。 自動車業界の新年の幕開けである北米国際モーターショー、通称「デトロイトショー」の開催に先駆けて、プレスデー前夜にメルセデス・ベンツが新型「SLクラス」をお披露目した。 1952製の初代SLが3リッター直列6気筒ユニットの唸り声とともに登場すると、取材陣がひしめく会場は瞬時に沸いた。「W194」の開発コードで呼ばれる「300SL」は、ソレックスのツインキャブレターを搭載し、最高出力170PS/5200rpm、最高速230km/hを実現。当時としては、驚くべき高性能を誇るスポーツ・カーだった。 その血脈を受け継ぐ6代目SLクラスの最大のセリングポイントは、SL=Super Lightweightに由来する車名の通り、先代と比べて100kg以上も軽い点だ。1952年に登場した初代SLは鋼管フレームを使った結果、非常に軽かったことでも有名だったが、新型SLは全長が50mm、全幅が57mm拡大されたにもかかわらず、アルミ製ボディーシェルを採用したことでボディー単体で先代より110kgも軽量化している。そのほか、マグネシウム、カーボン複合材などの軽量素材を活用して、トータルでは「SL500」で-125kg、「SL350」で-140kgものダイエットに成功した。 デザイン部門を率いるトップがゴードン・ヴェゲナー氏になって以降、平面的と指摘されることが多かったメルセデス・ベンツのデザインだが、新型SLは非常に立体的で引き締まったプロポーションが与えられている。ロングノーズにショートデッキというスポーツカーの定石と呼べるプロポーションを持ちつつ、それぞれのディテールで現代的なイメージを強調している。立体的な造詣のフロントグリルや大径のバイキセノンヘッドライトを組み合わせた力強い顔だち、力強いラインと豊かな面が融合した彫刻的なサイドビューといった細部の作り込みだけではなく、トータルでのまとまりのよさを感じる。 搭載されるエンジンは、現段階では3.5リッターV型6気筒と4.7リッターV型8気筒の2機種。前者は「SL350」に搭載されるユニットで、最高出力306PS/最大トルク370Nmを発生する。それでいて、100km走行あたりの燃料消費量は6.8Lと、先代と比べて約30%も低燃費だ。「SL500」に積まれるV8ユニットは、先代と比べて排気量を800cc減らして4663ccとしたが、最高出力は435PSへと12%も向上した。最大トルクにいたっては、530Nmから700Nmへと32%も高められている。0-100km/h加速を4.9秒で加速する俊足ぶりを発揮する一方で、アイドルストップ&スタート機構や7速AT「7Gトロニック・プラス」との組み合わせによって、22%もの低燃費化を実現した。 技術面でも、特筆すべき点が多い。足回りはアジリティ・コントロール・サスペンションを標準装備とし、ABC(アクティブ ボディ コントロール)をオプションで設定する。前者は、Cクラスから採用された油圧制御式の可変ダンパーであり、後者は車両姿勢の変化を感知して各輪のコイルスプリングに内蔵した油圧ユニットをアクティブに電子制御し、スポーティな走りと乗り心地のよさを両立する。SLKから採用されたガラスルーフの色を透明からダークブルーへ変更できる「マジックスカイコントロール」を採用したハードトップは、わずか20秒以下で開閉が可能だ。もうひとつ、「ハンズフリーアクセス」と呼ばれるジェスチャーコントロールがユニーク。リアバンパーの下に足をかざすと、トランクが開閉する。 ドイツ本国では事前情報が発表された12月15日から受注が開始されており、「SL350」が9万3544ユーロ、「SL500」が11万7096ユーロとなる。加えて、「エディション1」と呼ばれる限定仕様が用意されており、1万9028.1~2万2598.1ユーロの追加でパノラミック・ヴァリオルーフ、AMGボディスタイリング、スポーツサスペンション、ハーマンカードン製オーディオなどの装備が充実する。
2012年01月11日
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ライバルカー対決の記事はMSN自動車の特集です。今回は、ジャーマン・セダン・プレミアムカー対決ですね。両車の価格はほぼ1500万円どうしです。プロフィールも付けておきました。 メルセデス・ベンツ新型E63 AMGに試乗した。 ツインターボチャージャーを搭載し、AMGパフォーマンスパッケージのオプションを付けたE63は、やはり新型のBMW M5に真っ向から勝負できるクルマと見た。 メルセデス・ベンツE63 AMG 1947年のW136型をルーツとするメルセデス・ベンツEクラスは、2009年5月に7年振りのフルモデルチェンジを受けた。ボディサイズはやや大きくなり、サイズの拡大分は大半が居住空間に振り向けられた。外観デザインはひと目で分かるメルセデスらしさと、新鮮さを融合させたもの。インテリアは厳選された素材が質感を表現し、新設計のシートが快適性を高めている。操作系はステアリングコラムにシフトレバーを設け、パドルでシフト操作をする方式。V型6気筒3.0リッターと3.5リッター、V型8気筒5.5リッターに7Gトロニックが組み合わされる。ダイレクトコントロールサスペンションや電子制御AIRマティックサスペンションによって高い操縦安定性を確保すると同時に快適性を向上させた。HDDナビゲーションは日本専用仕様を標準装備した。ニーエアバッグを含めた9つのSRSエアバッグを始め、アクティブボンネット、ナイトビューアシストプラス、アダプティブハイビームアシストなど、さまざまな安全装備が標準となる。2009年7月にはV型8気筒6.3リッターエンジンを搭載するE63AMGの受注を開始した。2009年10月には1.8リッターの直噴ターボを搭載したE250CGIブルーエフィシェンシーや4WDのE350 4MATICを追加した。2010年2月にはV型6気筒3.0リッターのコモンレール直噴インタークーラー付きターボ仕様をエンジンを搭載したクリーンディーゼルのE350ブルーテックを追加した。 BMW M5 BMW・M社は本来はBMWのモータースポーツ部門を担当する子会社。現在ではBMWの市販車をベースにした高性能車作りに力を入れている。独自のデザインや高級な素材を採用し、メカニカルなチューニングを施すことで、特別なBMW車としてのMモデルを作っている。M3は4代目モデルが2007年8月に発売。V型8気筒4.0リッターの強力なエンジンを搭載し、6速MTと組み合わされる。CFRP製のルーフにより軽量化が図られた。セダンは2008年3月に追加された。同年6月にはM3にM DCT車が追加設定され、10月にはM3セダンのデザインを変更し、クーペと合わせて装備を充実化。11月にはクーペに最新のカーナビとiDriveを採用するなどの改良を行った。M5は2004年10月の発売。迫力ある外観スタイルを採用するとともに、F-1直系ともいえるV型10気筒5.0リッターエンジンを搭載。507psのパワーを発生し、7速SMGとの組み合わせ。2007年6月にはデザイン変更や装備の充実化を行った。2005年12月から納車が始まったM6と2006年9月から受注が始まったM6カブリオレは、6シリーズをベースに存在感のあるエクステリアを採用し、M5と同じV型10気筒エンジンを搭載。7速SMGが組み合わされる。カーボン繊維強化樹脂や熱可塑性樹脂などを使うことで軽量化を進め、優れた加速性能を実現した。2007年11月にはM6クーペ/カブリオレの装備が充実化された。
2012年01月10日
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これはCar Watchに載った、まるも亜希子女史の海外レポートですね。 CITROEN、DSシリーズの上位車DS5試乗記です。 1度見たら忘れない印象的なエンブレムは、創始者のアンドレ・シトロエンが最初に起こした事業で生産していた、山形歯車がモチーフになっている。たまたま目にした歯車の精巧さに感激し、すぐにライセンスを取って生産を始めたというから、やはりシトロエンの原点は革新的技術を重んじるところにあるのかもしれない。 しかし一方で、クルマ造りを始めてからのシトロエンは、その広告戦略のユニークさでも知られるところとなった。1920年代に、パリサロンの日に飛行機を使って大空にシトロエンの文字を描いたり、エッフェル塔に25万個の電球でシトロエンの文字を光らせた話は有名で、その独創的なアイデアは生み出されるモデルたちにも通じているようだ。あれから90年が経った今、シトロエンが新たに打ち出した革新的で独創的な別ラインが「DS」シリーズである。ぶっちゃけて言えば、日本ではシトロエンは少々マニアック路線で、クルマの酸いも甘いも知り尽くした人が乗るようなイメージができあがっているが、DSシリーズはそうではない。あくまでモダンなプレミアムカーとして、優雅でちょっと個性的なブランドを求めているような人々こそ、歓迎したいユーザー層だ。すでに日本で発売されている、DSシリーズ第1弾の小型ハッチバック「DS3」と、第2弾の小型クロスオーバー「DS4」は大人気で、とくに限定モデルのDS3レーシングは、あっという間に完売したらしい。購入層にはドイツ車や国産車からの乗り換えも多いというから、狙いどころはバッチリだったわけだ。そして2012年の夏頃、日本に導入予定なのがDSシリーズ第3弾にしてミドルクロスオーバーとなる「DS5」である。すでに2011年の上海ショーで披露され、欧州などでは販売開始されている。11月初旬、パリのシャンゼリゼ通りにあるシトロエンのショップを訪れてみると、すでに大々的に展示されて注目を集めていた。そんなDS5に、南仏ニースで試乗してきたので報告したい。 じっくりと対面したのは、秋風の吹く海辺の瀟洒なホテル。シャンデリアの下にたたずむDS5のスタイリングは、もはやアート作品の域に達していた。見たことのない曲面、プレスライン、ガラスの形状が奇跡的な塊となって、思わず惹き付けられてしまう。シトロエンが言うところの「クリエイティブ・テクノロジー」とはこういうことかと、深い感銘を受けた。このDS5のベースとなったのは、かねてからコンセプトカーとして披露されていた「C Sport Launge」というモデルだ。シトロエン流のグランツーリズモを創り出す目的が、量産車として現実となったのがDS5である。彫刻のような立体的なボディラインの中に、長い剣のようなクロムラインがヘッドライトからサイドへと伸び、ルーフとリアウインドウが溶け合うかのような、不思議なリアビューなどが散りばめられている。 インテリアにもそれは貫かれ、宇宙船のコクピットのようなインパネや、腕時計のベルトのような「ウォッチストラップシート」といった斬新な発想に、こちらはワクワクさせられっぱなしだった。と同時に深く染み渡る上質感にも驚く。例えばそれは、バイエルン最高の雄牛の革を使うなど、素材を厳選するところからスタートしているという。改めて、名ばかりのプレミアムではないことを実感させられた。さて、パッケージングにもシトロエンの独創性は冴え渡る。実はDS5は、プラットフォームを「C5」と共用していない。DS4と同じ「プラットフォーム2」をストレッチして使うことにより、「プラットフォーム3」を使うC5よりも全長は265mmほどコンパクトだ。ゆえに、マニアックな人が“シトロエンと言えば”的に好むサスペンションシステム「ハイドラクティブ」は搭載されていない。それが吉と出ているのか否かは試乗で確かめるとして、室内のゆとりは大人5人が十分にくつろげるものとなっていた。とくに頭上はかなり余裕があり、ラゲッジスペースも通常で468Lと、ワゴン車並みを確保。収納も多彩で、USB端子や保冷機能など使い勝手はかなり優秀だ。このあたりは頻繁に長距離ドライブをする“バカンスの国”のクルマらしい。 今回、試乗車として用意されたモデルのパワートレーンはすべて直列4気筒エンジンで、1.6リッターガソリン直噴ターボが200PS+6速MT、156PS+6速ATの2種。ディーゼル直噴2リッターターボ+モーターの「ハイブリッド4」が2ペダルMT「EGS」となっていた。最初にドライブしたのはハイブリッドモデルで、ニッケル水素バッテリーを搭載し、リアにインホイールモーターを採用する4WD。始動スイッチを押すと、まずはEV状態で発進し、とてもなめらかにスーッと加速していく。少し強めに踏むとエンジンがかかり、緩めるとまたEV状態になる。積極的にモーターを使う感覚だ。ハイブリッドにありがちな地面をすべっていく感じではなく、ガッシリとした剛性感と接地感があるのが“クルマっぽい”。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンク。タイヤが19インチだったので、よりガッシリ感が強かったのだろう。 次に156PSのガソリンモデルに乗り換えると、ハイブリッドに負けないほどの静かさにまず驚く。低回転からしっかりトルクが出て、ターボ特性もとてもなめらかだ。こちらはFFで、サスペンションはフロントが同じでリアがトーションビーム式になるが、リア追従性が高く塊感のある挙動で、市街地も山道もキビキビと楽しめた。実は高速道路も渋滞もたっぷりと体験したのだが、どこでもストレスなく走れたのはニースの美しい景色のせいばかりではないはずだ。そしてもうひとつのガソリンモデル、200PSは6速MTだったこともあり、山道では積極的にブン回したくなるほど面白かった。しかも、高速域でののびやかさにも余裕があり、クルージングがさらにラクだ。どのモデルも、後席での乗り心地が不快に感じることはなく、ハイドロとはまた違ったシトロエンの世界だった。既存のメカニズムに固執せず、時には脱ぎ捨てることで成功する一例である。たっぷりとDS5に試乗した後、ライバルとなるモデルをあれこれ思案してみたが、今もって名前はひとつも浮かんでこない。 もしボディサイズやユーティリティでかぶっていたとしても、スタイリングで互角に闘えるモデルは見当たらない。日本導入は今のところ156PSモデルのみの予定となっているが、それでもしっかりとシトロエン流グランツーリズモとしての役目は果たしてくれるだろう。長い歴史を革新、独創と共に歩んできたシトロエンの精神は、しっかりとDS5にあふれていた。
2012年01月05日
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これはCar Watchの新年初日記事に載りましたね。 JAGUARとしては、小さめのEクラス車となるXFの新型です。 ジャガーXFは、現在のジャガーのラインアップではもっともローエンドとなる大型セダン。2009年にデビューしているが、2012年で大きくフェイスリフトを受けた。フロントの特徴はヘッドランプ形状の変更で、従来は円形を強調した形だったが2012年モデルはXJに似た“細目”に変わり、白色LEDによるポジションランプで“J”の字を表す「Jブレード」としたこと。 テールランプはLEDをより多く採用したタイプとなり、形状もわずかに変更を受けたほか、点灯時のランプ形状が大きく変わり、より個性的な点灯パターンとなった。 インテリアでは、XFの特徴でもあるエンジンONで開くエアコンのルーバーやシフトダイヤルのせり出しなどはそのままに、細かなデザイン変更を受けている。運転席に座るとすぐ分かるのがメーターパネルのデザイン変更。2連のアナログメーターとマルチディスプレイを中央に配置するのは変わらないが、ディスプレイの表現力が上がり、アナログメーターのカラーリングを変更、より現代的な印象のものとなっている。 フロントエンジン・リアドライブのメカニズムに大きな変更はない。エンジンラインアップはV型6気筒3.0リッターとV型8気筒4.0リッター、スーパーチャージャー付きV型8気筒4.0リッターの3タイプで、電子制御6速ATという組み合わせはそのまま。2012年モデルでは、新型のディーゼルエンジンと8速ATを搭載したニュースもあるが、どちらも日本市場には導入されない。 なお、ローエンドとは言え、ボディーサイズは大型そのもの。 4,975×1,875×1,460mm(全長×全幅×全高)で、5mに迫る長さと1900mm近い横幅の大きさが際立っている。V型6気筒エンジン搭載車の重さは1,750kg。 撮影車はV型6気筒3.0リッターエンジンを搭載する「XF3.0 プレミアム ラグジュアリー」で、価格は6,940,000円。これにエアロダイナミックパック、ガラスサンルーフ、20インチホイール、スポーツインテリアパック、Bowers & Wilkins 1200Wプレミアムサウンドシステムなどのオプションを追加している。
2012年01月03日
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ALFA ROMEOの新しいCクラス車ですネ。 掲載記事はWeb CG竹下元太郎レポートからです。 待望の小型アルファ・ロメオ、「ジュリエッタ」が日本に上陸。1.4リッターマルチエアエンジンにスポーティーな足まわりを組み合わせた「コンペティツィオーネ」で箱根を目指した。 BMWがエンジン、アウディがドライブトレイン、メルセデス・ベンツがボディーに強みを持つメーカーだとするなら、アルファ・ロメオらしさというのはどこに宿っているのだろうか。クルマ好きはよく「それはアルファっぽい」とか「アルファっぽくない」とか言うけれど、そのアルファっぽいものとは一体何だろう。やっと上陸した正規モノの「ジュリエッタ」を前にして、まずはそんな小難しいことを考えてしまった。例えば、ポルシェなら「フラットシックス」「RRレイアウト」、フェラーリなら「赤」「ミドシップ」「V12エンジン」と連想する人は多いはず。実際は、それとは違うポルシェやフェラーリはたくさんある。しかし条件反射的に思い出すイメージはそのあたり、という人は少なくないだろう。それがブランドイメージってものである。では、アルファ・ロメオはどうか。実用ハッチバックだろうがスーパースポーツカーだろうが、あるいはFFだろうが四駆だろうが、直4だろうがV6だろうが、赤かろうが黒かろうが、最後には「それもまあアルファだな」ってことになってしまわないか。これだけはっきりした個性を持つブランドでありながら、その個性の立脚点を見きわめるのはとても難しい。アルファというのは、つくづく面白く、不思議で、もうひとつ言うなら、しぶといブランド(!)だと思う。 アルファ社内のスタジオが手がけたスタイリングは、その顔つきなど、見た目においてはスーパースポーツカーの「8Cコンペティツィオーネ」にイメージの源泉を求めたものであり、弟分の「ミト」と足並みをそろえている。ただし、ミトが丸くふくよかでエネルギーをギュッと凝縮したような造形だったのに対し、こちらでは随所にシャープで切れ味のいい線や面がちりばめられており、見る者に時にエレガント、時にクールな後味を残す。アルファらしい二の線の、技アリなスタイリングである。ダッシュボードのデザインも、ミトとは似て非なるものだ。「ミニ8C」であろうとしたミトの造形に対し、こちらはボディーと同系色にペイントされたパネルが全幅方向に広がる、水平基調のすっきりとしたデザインだ。質感も手際よく演出されており、「BMW 1シリーズ」や「アウディA3」などのドイツ勢とはまたひと味違った洗練が表現されている。おそらくパネルを大胆に配したこのダッシュボードデザインは、1950年代から60年代に造られたオリジナル・ジュリエッタに対するオマージュであろう。丸いスイッチを両端に配置したオーディオのデザインなどは、間違いなく古き良き“カーラジオ”を意識したものだ。筆者はカーナビとテレマティクス全盛のこの時代において、液晶モニターを無視(?)してでも伝統を優先させたアルファの姿勢に心意気を感じる。カーナビなんかスマホナビでいいじゃないか、という気にさせる。そういえば、アルファはドリンクホルダーの用意も遅かったな。ステアリングホイールはドライバーから比較的遠い位置にあり、運転姿勢は腕をピンと伸ばした例の「イタリアンスタイル」になる……と思ったら、なんのことはない、チルト調整のほかにテレスコピック調整も備わっており、適切な姿勢を取ることができた。ちなみに、今回試乗した「コンペティツィオーネ」グレードにはレザーとファブリックのコンビネーションシートが装着されており、別途試したベースグレードの「スプリント」の100%ファブリックシートより密着感の高い掛け心地であった。 今回試乗した170ps版の1.4リッターマルチエアユニットは、1400kgのボディーを引っ張るのに十分な力を備えていた。ただし150kgの重量差がズシッと効いているのか、ミトQVほどはつらつとした息吹は感じられなかった。エンジンサウンドより、むしろ逆に巡航時の静かさが心地よい、まじめな実用エンジンという印象を強くした。ジュリエッタにしてもミトにしてもそうなのだが、このエンジンは最近のターボユニットにしては比較的はっきりとしたトルクの山を持っている。特に、車両統合制御の「D.N.A.」システムをNORMALモードにしておくとそれが目立つ。相対的に2000rpm以下のトルクが細く、2500rpmあたりでターボトルクがグイッと盛り上がってくるのがわかるのだ。そんな特性であるため、低回転域を多用する街中では、ジュリエッタはちょっとだけモッサリとした感じが伴う。もっとも、そのモッサリが気になるのなら、「D.N.A.」スイッチをDYNAMICモードにすればいい。最大トルクが約9%増しの25.5kgm/2500rpmに変更され、スロットルペダルの“付き”が見違えるように良くなるからだ。このDYNAMICモード、丁寧なスロットルワークを心がければ、実は燃費にも良いはずである。筆者は過去にミトで実証済みである。足まわりはドイツ車などに比べればタッチが軽快で、ロールを拒まずしなやかに姿勢を深め、コーナーでじわーっと粘るという、これぞアルファ! と言いたくなるものだった。その傾向はエントリーグレードのスプリントだとさらに強まる。しかし、高速道路で大入力に遭遇すると、ちょっとだらしないところがあり、ピタっとフラットな姿勢を終始維持したのはコンペティツィオーネの方だった。目地段差のハーシュネスもきつくなく、ハンドリングと乗り心地のバランスの良さを考えると、コンペティツィオーネの方がアルファ・ロメオっぽいかな、という印象だ。 最後に、アルファ・ロメオっぽさとは何かと、もう一度考える。結局のところ、カタチやレイアウトや色ではなく、前へ前へと進みたがる心意気こそが、その神髄なのではないか。つまりアルファ・ロメオとは、走りに対する貪欲な姿勢と見つけたり!
2011年12月29日
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「駆け抜ける歓び」・・・クルマ好きにはたまらないセリフです。 新しいBMW1シリーズの試乗記。 これはレスポンス松下 宏のレポートからです。 BMWのエントリーモデルでなる『1シリーズ』の2世代目のモデルが登場した。 新型1シリーズはエンジンの仕様によって「116i」と「120i」があり、それぞれにベースモデルのほかにデザインを重視した「スタイル」と、スポーティな走りのための装備や仕様を備えた「スポーツ」の2タイプが設定され、合計6グレードのバリエーションを持つ。116iと120iと言っても、搭載エンジンは同じ直列6気筒1.6リットルの直噴ターボ仕様。異なるチューニングを施し、動力性能の違いによって116iと120iと呼ばれ、装備の違いも含めてグレードと価格の違いが設定されている。 1.6レットルの直噴ターボというと、BMWではMINIに搭載しているPSAプジョーシトロエンとの共同開発エンジンを思い出すが、このエンジンはBMWブランド専用に新開発されたもの。PSAとの共同開発エンジンもデキが良いが、BMWブランド車にはさらにFR車に適した走りが必要との考えで新開発したという。116iスタイルと120iスポーツに試乗した 100kW/220Nmを発生する116iでも十分にBMWらしい走りが楽しめるが、125kW/250Nmの動力性能を持つ120iならさらにスポーティで軽快な走りが楽しめる。 トランスミッションは変速ショックを感じさせないスムーズな電子制御8速ATに変更され、走り始めた瞬間から本当に良いクルマに乗っているなという印象を受けた。特に120iの走りは気持ち良いのひとこと。エンジンの吹き上がりは滑らかで一気に回っていく感じだし、ATはショックを感じさせることなく変速して速度に乗っていく。足回りも乗り心地の良さを確保しながら安定性の高いものとされている。 FR車ならではのすっきりしたハンドリングと、ダイレクト感のある電動パワーステアリングのフィールも好感の持てるもので、BMWの言う“駆け抜ける歓び”とはこのことか、そんな風に思わせる本当に爽快な気持ち良い走りだ。 エンジンはアイドリングストップ機構付きで、信号待ちなどで停車するとすぐにエンジンが止まる。再始動時の振動や騒音は、日本車にもっと良いものがあるので大満足とはいかないが、エコのためにはこれくらいは止むを得ないところだろう。 エコプロモードの設定があって、燃費の良い走りに徹することが可能なほか、iDriveコントローラーを使ってクルマに関する各種の設定が可能で、その日の気分によって走りを切り換えることができる。 これで300万円台の本体価格というのは、相当に値打ちモノの価格設定だと思う。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★★ インテリア/居住性:★★★★ パワーソース:★★★★★ フットワーク:★★★★★ オススメ度:★★★★★
2011年12月28日
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Merry X'mas 2011 このニュースは既報ですが・・・雑誌CGの表紙が、この911が載っていましたね。ついつい、Web CG森口将之レポートの記事も取り上げたくなったもので・・・ ポルシェジャパンは、2011年11月30日のプレスデイで幕開けした第42回東京モーターショーに4年ぶりにブースを出展。その主役はもちろん、フランクフルトショーでワールドプレミアとなった新型「ポルシェ911(タイプ991)」だった。 プレスカンファレンスでは、コミュニケーション・ディレクターのハンス・ゲルド・ボーデ氏の挨拶のあと、スクリーンに「タイプ901」から歴代911の姿が映し出され、続いて新型「911カレラS」がアンベールされると、副社長でリサーチ&デベロップメント担当のウルフガンプ・ハッツ氏が新型の紹介を始めた。 ハッツ氏によれば、日本は911にとって特別な国であり、新型が発表された今年はぜひとも東京モーターショーに戻ってきたかったという。それもそのはず、いままで日本で販売されたポルシェ5万3000台のうち、半分以上が911であり、うち2万台はクラシックとして扱われるモデルとのこと。ここまで911比率が高い国は他にはないらしい。日本らしいエピソードである。 さらにハッツ氏は、新型には3.4リッター350psの「カレラ」と3.8リッター400psの「カレラS」があり、ニュルブルクリンクのオールドコースで7分40秒のラップタイムを記録したこと、0~100km/h加速は4.5秒でクリアすること、にもかかわらず燃料消費率は16%も減少していることなどを紹介した。 その後ポルシェジャパン代表取締役社長の黒坂登志明氏が壇上に登場。新型911は2011年11月1日から予約受付を開始し、現在までに200台を受注していることを明かした。未曽有の大震災が日本を襲っても、911人気は変わらないのである。 新型911カレラSの右側には、こちらもジャパンプレミアとなる「パナメーラGTS」が置かれていた。同車はサーキット走行も楽しめるという自然吸気エンジンの最高性能モデルで、4.8リッターV8は430psをマークし、0~100km/h加速は4.5秒、最高速度は288km/hという超高性能の持ち主だ。 ブースには、ミドシップの「ケイマンR」と「ボクスター」、「パナメーラ」と「カイエンハイブリッドS」も置かれていた。さらに裏手には、ポルシェデザインのアクセサリー展示とともに、パーソナリゼーションプログラムの「エクスクルーシブ&テクイップメント」のコーナーも用意されていた。 興味深かったのは、ここに展示されていた「911ターボSカブリオレ」を含め、全車のボディーカラーがシルバーだったこと。必要以上に飾り立てたり盛り上げたりすることはなく、ストレートに新型911のデビューをアピールするという、ドイツらしいメッセージが伝わってきた。
2011年12月25日
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Merry X'mas 2011 このシリーズ20作目には、英国Land Roverの大型SUV車が登場します。大きなクルマ、重量2.5tもある車体を8気筒エンジン375馬力で引っ張ります。価格は1180万円します。 記事はMSN自動車からです。 第20回は、女優・モデルとして幅広い活動を展開する佐藤絢香さんが、ジャガー青山にやってきました。外観はダイナミックながらも、洗練された内装に細やかな配慮がなされた装備と、魅力的なギャップを持つレンジローバーヴォーグ5.0V8にすっかり心を奪われてしまったようです。 スクエアなボディとメタリックで大きな3本バーが印象的なグリル。それに、曲線フォルムが独特な同心円デザインのヘッドライトなど、重厚なスタイリングがステキですね。 フロントランプは、クルマのピッチとステアリング方向に合わせて向きを変えることができるとか。おかげで暗い夜道でも安全で安心な運転ができそうですね。 アロイホイールは標準装備のものに加えて3種類のオプションから選択できて、どれも気品のあるデザイン。ちなみに渡河水深限界は700mmと、ホイールが全て水中につかっても運転可能なんですって! リア・シートを倒すと寝泊まりできるほど広いスペースが出現! スキー板を安全に保管できるスキーバッグも付属しているので、夏も冬もアウトドアライフが満喫できそう。 「12インチ・バーチャル インストゥルメントパネル」はスピードメーターや燃料計など、すべてを液晶画面で表示。運転条件や個人の好みに応じて表示する内容をパーソナライズすることができるそう。自分だけのレンジローバーヴォーグを演出できますね。 5種類の路面状況に応じた適切な設定を瞬時に行う「テレイン・レスポンス(R)」や、急な下降斜面でも車を最適な速度になるまで自動制御してくれる「ヒル・ディセント・コントロール」など、安全を確保する機能がたくさんあるので安心ですね。 内装はオックスフォード・レザーとウッドを使用した上品な仕上がり。さらに、車の積載荷重を感知して適正な姿勢を保つことができる、オートロードレべリング付き電子制御エアサスペンションを標準装備しているので、どんな悪路でも乗り心地は抜群だそうです。 19個ものスピーカーが各ドアやダッシュボードなどに標準装備されているので、車の中とは思えないハイクオリティなサウンド空間が広がります。お気に入りの曲に包まれて山道をドライブするのもいいですね。
2011年12月24日
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MERCEDESのSL。オープンカー、文句なしのカッコよさです。この軽量化で、別のニュースでは30%燃費向上とありました。これは米国仕様車の話題ですね。記事はレスポンスからです。 メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAは14日、新型『SLクラス』の概要を明らかにした。実車は2012年1月、デトロイトモーターショー12で披露される。 新型SLの開発でとくに重視されたのが、ボディの軽量化と剛性の追求。そのために、メルセデスベンツの量産車としては初めて、オールアルミのボディシェルを採用した。これにより、現行比で最大140kgの軽量化を実現。その上で、ボディ剛性は現行比で20%以上も引き上げられているという。 米国仕様は、「SL550」(欧州では「SL500」)の1グレードのみを設定。エンジンは、最新の『Sクラス』にも採用されたユニットで、現行比で排気量を約800ccダウンサイズした新開発4663cc直噴V型8気筒ガソリンだ。2個のターボチャージャーで過給され、最大出力429ps、最大トルク71.3kgmを引き出す。 このスペックは現行比で、最大出力が約12%、最大トルクが32%も向上。それでいて、アイドリングストップや7速ATの採用により、燃費性能を改善。もちろん、パフォーマンスはSLの伝統に見合う水準にあり、0-96km/h加速は4.5秒と、現行SL550比で0.8秒短縮している。 新型SLは2012年1月、デトロイトモーターショー12でワールドプレミアされた後、米国では2012年春、販売がスタートする予定だ。
2011年12月16日
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このシリーズも18回となりますが・・・登場するクルマがケッコー厳ついスポーツカーだったりします。こんな可愛い子が!なんて思うところがオジサン!なんですかね。記事はMSN自動車からです。 第18回は、TVCFなどで活躍するモデル、津山祐子さんがレクサスギャラリー高輪にやってきました。白を基調にしたショールームに映える青いスポーツセダンに、ドキドキした様子。第一印象で、もうすっかりこのクルマが気に入ったようです! 「走る楽しさ」を追求するために、サーキットでの実験走行を何度も繰り返して完成したのが、このIS Fなんだそうです。外見からも秘めたパワーを感じるようなクルマですね! 力強い印象のフロントフェンダーは、19インチのアルミホイールと大きなタイヤを収めるために、外へ張り出したデザインになっているんですって。 スポーツモデルながら4ドアで、実用性も兼ねているクルマなんですね。走りを楽しみたいときだけじゃなくて、普段乗り用としても活躍しそうです。 バンパーと一体になった4連エキゾーストディフューザーが迫力のリアビュー。高速走行の際の安定感と、スポーティーなエンジンサウンドを生み出すのだとか。 最高出力423ps/6600rpmを発生させる、5リッターV8のパワフルなエンジンが搭載されているそうです。ボンネットを開けると、中がカバー付きですごくきれいに収められているのに驚きました。 センターにタコメーターが配置されているのが、スポーツカーの特徴なんですって。ブルーLEDによって青く発光するメーター針がとってもクール! IS Fの0.1秒のクイックな変速レスポンスは、世界最速レベルなんだそうです。ちなみに、シートはホールド性を重視した「IS F専用スポーツシート」で、高速走行でも安心。 リアシートも、足を伸ばせるくらいの余裕があって十分くつろげます。スポーツタイプのクルマでこれだけ居住性が高いなんてステキ♪
2011年12月12日
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日本車、最高峰スポーツカー 日産GT-R。そのサーキット走行に特化したモデルだそうです。記事はCar Watchからです。 ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル、ノバ・エンジニアリング、ノルドリンクからなるNISSAN GT-R特約サービス工場協会は12月4日、同日に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催されたファン感謝イベント「ニスモフェスティバル 2011」において、サーキット専用車「GT-R Club Track edition(クラブトラックエディション)」の2012年モデルを公開、説明会を開催した。価格は4点式ロールゲージ装着車が10,794,000円、6点式ロールゲージ装着車が11,900,000円。同日から発売している。 GT-R クラブトラックエディションは、2011年モデルの公開とともにラインアップに追加された、サーキット走行に特化したモデル。11月にベース車が2012年モデルに進化したことを受け、クラブトラックエディションにも反映。主にエンジンパフォーマンスと車体剛性の向上をポイントとして挙げている。 専用装備としてビルシュタイン製の車高調整式サスペンション、スリックタイヤ、専用フロントアッパーリンク、フロント&リアデフクーラー、フロントリップスポイラー&アンダーカバー、ブレーキエアガイド、ボンネット・ピン、牽引フックなどのほか、専用ECM(Engine Control Module)、専用TCM(Transmission Control Module)、専用ABS/VDCユニットなどを装着。 また、室内ではロールケージや6点式シートベルト、はね上げ式ステアリング(φ330)を装備するほか、アンダーコート類などが剥がされることで、車重はベース車(Pure edition)と比べ70kg軽い1660kgとなっている。シートについては、オプションでレカロ製またはNISMO製を用意するが、ユーザーの体型によって好みのシートがセレクトできるようになっている。なお、クラブトラックエディションの専用品は、2011年モデルから引き継がれたものとなっている。 そのほかのスペックについては、ボディーサイズが4,670×1,895×1,360mm(全長×全幅×全高)と、全高が10mm低くなる。また、エンジン出力はベース車が404kW(550PS)、632Nm(64.5kgm)となっているが、クラブトラックエディションではそれぞれの数値に「以上」の表記が追加される。これは、ベース車のマフラーには2つのサイレンサーが付くのに対してテール側のサイレンサーがないためだが、具体的な数値については明らかになっていない。 また、クラブトラックエディションのオーナーだけが参加できる「NISSAN GT-R Racing School」の2012年度の活動計画も発表された。 同スクールは、プロドライバーからマンツーマン形式でドライビングテクニックのレッスンが受けられるというもので、今年はスクール校長のノルドリンク・鈴木利男氏を筆頭に田中哲也選手と藤井誠暢選手らが講師を務めた。 レーシングスクールに参加するには年間契約料1,000,000円、年間受講料2,000,000円が必要になるが、この金額には各サーキットへの輸送を含む車両保管代、スリックタイヤ、ブレーキローター、ブレーキパッドといった消耗品の無償交換などが含まれている。 なお、2012年仕様のクラブトラックエディションの発表にあわせ、同スクールでのハンディキャップがないようにするために、2011年モデル所有者の車両も2012年仕様にアップグレードする。 また、説明会に出席した日産自動車 GT-R開発責任者の水野和敏氏は「スクール参加者は人ってこんなに変われるかと思うくらい、タイムが安定した。(ニスモフェスティバル前日に行った)プラクティスではウェット状態にも関わらず2分10秒、8秒、7秒、6秒、5秒とタイムを上げていった。とくに5秒台に入った周では、ウェットかつワイパーを作動しているにも関わらず(全車が)プラスマイナス0.3秒以内で周回していた。タイムというと例えば30分走行した中のベストタイムだけを論議するが、(スクール参加者の)タイムの上げ方と上がった後のタイムのばらつきを見ていても本当に安定していた」と、今年のスクール参加者のドライビングテクニックが向上したことを振り返っていた。
2011年12月07日
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このシリーズに国産のハイブリッド車は初登場のはず。レクサスのCT200hです。このクルマの価格は355~430万円。 記事はMSN自動車からです。 第17回は、メイクモデルとして活躍するあやのさんがレクサスギャラリー高輪にやってきました。好奇心旺盛な彼女は、個性的なスポーティーハイブリッドカーに、早くも引きつけられた様子です。 CT200hは、「レクサス・ハイブリッド・ドライブ」というシステムを搭載した、ハイブリッド専用モデル。エコなだけじゃなくて、ハンドリングを重視した「走る楽しみ」も追求したクルマなんですって。 風の流れをイメージしたというボディラインは、伸びやかで前へ強く走り出しそうな雰囲気。デザインからも「走れるクルマ」という印象を受けますね。 CT200hは、レクサス初のハッチバックモデル。車高が低めでスポーティーな印象だけど、5ドアで実用性の高さも兼ね備えたクルマです。攻めと守り、どっちもできるっていう感じかな(笑)。 リアのデザインも特徴的。線や面をあえてずらした設計なんだとか。こういう細かな部分へのこだわりが、車のオリジナリティーを高めているんですね。 コンパクトに見えて、ラゲージルームは広々。6:4分割可倒式のリアシートに加え、床下にデッキアンダーボックスがあって収納性抜群です。アウトドアレジャーなどアクティブなシーンでも活躍してくれそう! 低めのシートポジションも、操作性を重視した設計なんですって。また、スイッチ切り替えでSPORT、NORMAL、ECO、EVと四つのドライブモードが楽しめるそう。私も運転したくなってきちゃいます。 インテリアは素材を生かした質感で、レクサスらしく上質な雰囲気。インストルメントパネルの一部が竹製になっているのにはビックリ! 上質なファブリックシートは、女の子なら十分足を伸ばして座れる広さ♪ 「レクサスオーナーズデスク」という専門のサポートセンターもあるそうで、快適で安心なカーライフが送れそうです。
2011年12月04日
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魅かれますよね・・・PORSCHE、911カレラのカブリオレ。こういうタイトル、記事を見るだけで愉しくなってしまう あっしです。 記事はCar Watchからです。 ポルシェ ジャパンは、新型「911カレラ カブリオレ」「911カレラS カブリオレ」の予約受注を11月30日から開始する。価格は前者が1361万円、後者が1641万円。ともにステアリング位置は左/右を揃える。 新型の991型をベースとするオープントップモデル。先代モデルよりもホイールベースが長くなったこと、トレッドが広がったこと、新しい電子機械式パワーステアリングの採用により、走行性能に磨きがかかるとともに俊敏性を獲得したと言う。 「911カレラ」「911カレラS」と同じく、911カレラ カブリオレは257kW(350PS)を発生する水平対向6気筒DOHC 3.4リッターエンジンを、911カレラS カブリオレは294kW(400PS)を発生する水平対向6気筒DOHC 3.8リッターエンジンを搭載する。トランスミッションはいずれも7速デュアルクラッチAT「PDK」のみ。 ルーフフレームにはマグネシウムを採用し、その周囲をファブリック製のルーフライニングが覆う。ルーフライニングは遮熱/遮音効果があり、室内の温度を一定に維持するとともに、ウインドノイズを効果的に抑制すると言う。リアウインドーは熱線入りのガラス製を採用した。 また、リアシートの直後に走行風の巻き込みを抑える電動式のウインドディフレクターを装備。ウインドディフレクターは2秒で上下動が完了する。 ルーフの開閉時間は約13秒。50km/h以内であれば走行中の開閉操作も可能となっている。
2011年11月24日
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MINIの2ドア・クーペ試乗記ですね。こりゃ、いいクルマのはずですけど・・・評論家なら、どっかなにか×を見つけて欲しいモノです。 レスポンス、竹岡圭による評価★は満点です。 MINIやアップル社の製品を見ていると、世界中で万人ウケするデザインって、やっぱりあるんだなぁ~と、シミジミ感心させられます。 MINI『クーペ』もかなりヘンなんだけれど、やっぱりカワイイと思わせるデザイン。既存のパーツをうまく流用しているというのに、ホント上手いですよねぇ~。 インテリアなんかも一見というか、よく見てもほとんどMINI『ハッチバック』と同じなんですけど、運転席に座るとAピラーが13度寝かされていることによって、ずいぶん雰囲気が変わります。このアタリの個性の出し方も実にお見事。 そして、改めて感心したのが、割り切って2名乗りにしちゃうと、こんなに便利なんだってこと。だいたいMINIに4人乗る機会って、そうそうないと思うんですよ。たぶん3か月に1回くらいなんですよね。だったら、もう割り切って荷物スペースにしちゃった方が、絶対使いやすい。と、MINIハッチバックオーナーのワタクシ、正直思ってしまいました。 オマケに走り味は、兄弟の中でいちばんスポーティ。ハッチバックと比べると、MTで40kg/ATで30kg車両重量は増加しているけれど、あの自転車のヘルメットのようなルーフ形状のおかげで空気抵抗指数Cd値が下がっている分、加速性能はアップ。素速く感じちゃうんですよね。もしかしたら、MINIからMINIへの乗り換えユーザーも多いんじゃないかしら。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★★★ インテリア/居住性:★★★★★ パワーソース:★★★★★ フットワーク:★★★★★ オススメ度:★★★★★
2011年11月17日
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BMWのエントリーモデル、1シリーズですが・・・「大人」になってしまったのですか! この実車は価格474万円だそうです。 記事はWeb CGからです。 最もコンパクトなBMW「1シリーズ」が2代目に進化。新たなエンジンとトランスミッションを得て、その走りはどう変わったのか? スポーティーグレード「120iスポーツ」で試した。 新型「BMW 1シリーズ」は、「EfficientDynamics」というBMWが2008年から掲げはじめた標語を実感させた。あれから3年。もはや単なる「Freude am Fahren(駆けぬける歓び)」ならず。「Sheer Driving Pleasure」あるいは「the Ultimate Driving Machine」でもない、これらの理念、運転の楽しさと環境問題対応とのアウフヘーベン(発展的統合)たるEfficientDynamicsの姿が、ようやく見えてきたのだ。 「120iスポーツ」は、フツウに高速を流していると清流のようなクルマである。もともとBMWは「若々しい」とか「すがすがしい」とか、バイエルンの青い空と白い雲を想起させる、さわやかなクルマである。今度の1シリーズは、筆者は120iスポーツしか乗ってないわけですけど、そのようなさわやかさを南ドイツのピュアウオーターでさらに割ったような小型車なのだった。 写真での第一印象は「『ウルトラセブン』に出てくる宇宙人にいたみたいな顔だ」と思ったけれど、実物は3Dゆえ立体的なので、そうヘンテコリンでもない。けれど、ヘンテコリンを装っている。プレミアムブランドの王道スピリットは、孤立をおそれて連帯しないことなのだ。高速道路での120iスポーツは、大海原をいく大型ヨット、であった。このクラス初の8段オートマチックは、1.6リッターのターボエンジンを1750rpm程度でゆるゆると回しながら100km/hでクルーズする。過給エンジンで低速からトルクは十分、低回転ゆえ、ますますもって静かで、乗り心地もいい。 もともと横置き前輪駆動のMINI用直列4気筒直噴ターボを、後輪駆動の縦置きに仕立て直したエンジンは、ひたすら滑らかに回って、必要十分なだけのトルクを淡々と供給する。排気音をもうちょっと大きくすれば、がぜん活発なユニットという印象に変わるだろうけれど、安易に大きくすると「これじゃMINIと同じぢゃないか」と思われる愚を避けたのかもしれない。184psの「MINIクーパーS」ではブォンブォンいわせている、スポーティネスあふれる4気筒ターボを、8段ATと組ませて主役から黒子に回したのだ。じつにぜいたくな配役ではないか。もちろん積極的に回してやると、そこはバイエルン産である。パワートレインの制御システム、「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」をコンフォートからスポーツに切り替えただけでも、鼻先にニンジンをぶら下げられたみたいにがぜん活発でレスポンシヴになる。4000rpm以上回してやると、4気筒特有の振動とも無関係に、ゼブラゾーンのはじまる6500rpmまでスムーズに回りきり、そうして最高出力170psを4800-6450rpmで発生するフラットな出力特性が示しているように、いささかおさえた演技でもって、120iに品格を与えつつ加速するのだ。感銘を受けるのは8段ATのシームレスとも思える、ショック皆無の素早い変速ぶりで、このエンジンとATの採用こそEfficientDynamicsの真骨頂、BMW味が薄くなったり濃くなったりするおおもとなのである。 新型1シリーズでは、電動パワーステアリングが標準装備となった。もちろん燃費を稼ぐためである。試乗車にはオプションの「バリアブル・スポーツ・ステアリング」がおごられている。ロック・トゥ・ロックは2回転。アクティブ・ステアリングのようにカウンターを自動的に当てる機能はないけれど、運転感覚としては似ている。低速ではものすごくクイックで軽い。交差点なぞでは、曲がりすぎるぐらい曲がる。高速では一転して重くて、スローになる。一般道では小舟だけれど、高速道路では大型船のように安定する。「ひょっとして私がいま乗っているのは3シリーズかしら」と思っちゃったりするくらい。初代1シリーズは、妙に重いステアリングと硬い乗り心地を特徴とする、少々エキセントリックな小型車だった。BMWにとって「ゴルフ」クラスへの本格進出ということで、ドライバーオリエンテッドなキャラクターをとんがらせていたのだろう。2代目は、先代の資質を受け継ぎつつ、EfficientDynamicsのテクノロジーを投入して環境問題対応をはかると同時に、好悪の分かれるところを分かれないようにした。後席も荷室も広くなった。おとなになった。スタイルは乗るとすぐにカッコよく見えてくる。クルマがいいからである。新型1シリーズの日本仕様は、全部で6種類。パワートレインは1.6リッター直4直噴ターボ+8段ATの組み合わせのみだけれど、136psと170ps、ふたつのチューンがあって、前者は「116i」、後者は「120i」と呼ばれる。このふたつを基本として、「スポーツ」「スタイル」というコスメティックがあらかじめそれぞれにエキストラコストで用意されており、パーソナライゼーションに備えているところが新趣向だ。 入門用の「116i」は308万円からで、あとはその気になってやってきたひとたちの財布のヒモがゆるみやすい価格設定になっている。テスト車は総額およそ500万円。スポーツカーライクな内装がステキだ。プレミアムブランドとは、実に罪つくりなのである。いいなぁ、と思っちゃうのだ。
2011年11月16日
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JAGUARのXFはラグジュアリー・サルーンとなりますね。 試乗記はWeb CG生方聡レポートからです。 「ジャガーXF」がこの秋、内外装に変更を受けた。目元をキリッと引き締めた新しいスポーツセダンの印象は? 3リッターV6モデルに試乗した。 最近、急激に進んでいるのがクルマのライトのLED化である。テールライトもそうだが、やはり目立つのはヘッドライト。主流はポジションライトがLEDというパターンだが、中にはハイビーム/ロービームまで全部LEDというモデルもある。 ヨーロッパ車の場合、もともとデイタイムランニングライトとして用意されたものだが、LEDライトがつくと顔の印象がガラッと変わるので、フルモデルチェンジはもちろん、モデルサイクル途中のフェイスリフトで追加するには格好のアイテムである。 ご覧のとおり、2012年モデルの「ジャガーXF」もしかり。プレスリリースを読むかぎり“マイナーチェンジ”という文字は見あたらないものの、2007年のフランクフルトショーでデビューしたXFは“2012年モデル”の名のもとに内外装のリフレッシュが実施されている。 クーペのようなエレガントなフォルムはそのままに、フロントバンパーからボンネット、フロントフェンダーのエアインテーク、リアコンビネーションランプなど、変更点はたくさんあるが、やはり一番のニュースはヘッドライトがすっきりとしたデザインに改められたことだろう。「J」字型のLEDランプも備わる。その“美顔効果”は絶大で、「あのヘッドライトがね」と残念がっていた人も、これなら躊躇(ちゅうちょ)せずこのクルマを選べるのではないか。 エクステリアに比べるとインテリアの変更はさほど目立たないが、ステアリングホイールやセンターコンソールのスイッチ類のデザインが微妙に変わっているのがわかる。パワートレインについては基本的には2011年モデルと変わらない。この内容で、価格は66万円安価な694万円となったのは驚きである。ちなみに、エントリーモデルの「3.0ラグジュアリー」なら600万円を切る595万円である。 購入を検討していた人にとっては興味津々に違いない2012年モデル、そのドライバーズシートに収まると、いまなお新鮮な印象だ。さすがに上級モデルの「XJ」に比べるとあっさりとしているが、心地良さというか気安さという意味ではむしろXFのほうが好ましく思えるほどだ。 赤のイルミネーションが脈打つエンジンスタートボタンを押すと、センターコンソールにある円柱型のセレクターがにゅっとせり上がる。回して操作するために、たまに乗ると、とっさにバックするような場面では慌ててしまうが、それは慣れの問題だろう。さっそく走り出すことにする。 試乗したXF 3.0プレミアムラグジュアリーに搭載されるのは最高出力243ps、最大トルク30.6kgmの3リッターV6エンジン。これに6段ATが組み合わされている。直噴ターボだの8段ATだの、目新しいところはないものの、そのぶん、このクルマの雰囲気に似合う優雅な加速を見せてくれた。 発進は滑らかで、低回転から粘りあるエンジンのおかげで、街中では実に扱いやすい。トルクコンバーター式のATも上品なシフトマナーを示している。何しろすべてが上質なのだ。エンジンを回すと、4000rpmあたりをピークにレブリミットの6800rpmに向けてなだらかにトルクが落ちていく印象。オプションのガラスサンルーフ付きで車重が1770kgに達することもあり、鋭い加速こそないが、普段街中から高速までで、使うには動力性能に不満がないのは確かだ。 一方、ほぼ理想的な前後重量バランスを手に入れたXFは、素直なハンドリングも魅力のひとつだ。乗り心地はマイルドで、フラット感も十分なのだが、今回の試乗車にはオプションの20インチホイールと255/35R20のタイヤが装着されていて、路面状況によっては快適な乗り心地がスポイルされることがあった。 webCGスタッフの運転で後席も試してみたところ、クーペのようなスタイリングにもかかわらず狭苦しさはなく、乗り心地もまずまず。4人の乗員がゆったりと心地よく移動できるクルマとして、デビューから5年目のXFはなかなか魅力的に思えたのである。
2011年11月14日
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このシリーズ、ここ国産車が続くなあと思ったら・・・トンデモすごい!GT-Rの中でもEGOIST登場です。このクルマは1500万円というプライズ・タグが付きます。 記事は、いつものMSN自動車からです。 第14回は、ファッション誌やさまざまな広告で活躍するモデルの林香緒里さんが、横浜・みなとみらいにある日産 グローバル本社ギャラリーへやってきました。約4,000平方メートルの面積を誇る、広々としたショールームの中央に展示される「GT-R EGOIST」の存在感に、圧倒されている様子の彼女です! GT-Rの中でも上級グレードのEGOIST(エゴイスト)。宝石のオパールのような専用ボディカラーは、目にする角度、朝・昼・夕の太陽の光の当たり具合によって見え方が変わるらしいの。 日本刀のような青みを帯び澄んだ輝きを放つアルミホイールは、新開発の「ブルースウォードクロームカラーコート」と呼ばれる5層の塗装を施しているんですって。 カーボン製リヤスポイラーを採用しているGT-R EGOIST。剛性が向上して、300km/h超の速度でも変形がなく安定した空力性能が得られるというから驚きです! ドイツのニュルブルクリンクで記録した7分20秒台のラップタイムは、量産スーパーカーとして世界最速※なんですって!(※月産500台以上。スポルトオート紙による競合他車ラップタイム) GT-Rのエンジンは、ちりやほこりのない日産横浜工場のクリーンルームで、匠(たくみ)と呼ばれる熟練エンジニアの手によって一基一基組み立てられるというからすごいですよね。 ステアリングの中央に装着される輪島蒔絵(まきえ)GT-Rエンブレム。伝統工芸士・久保田栄さんが、一つ一つ手作業で塗り、研ぎ磨き上げ、約1カ月もの時間をかけて造り上げるんですって。 GT-R EGOISTのコンセプトは「テーラーメードスーパーカー」。インテリアだけでも合計20パターンの組み合わせからセレクトできるから、自分のセンスを生かしたコーディネートが楽しめますね。 サウンドシステムも徹底したこだわりよう。計測用シートに座って耳の位置を記録して、BOSE社がオーナーのシートポジションに合わせた音質セッティングを行うんですって!
2011年11月13日
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MERCEDESの中では、コンパクトはオープン&クーペという位置づけにあります、SLKですが。フルモデルチェンジですね。 記事はレスポンスからです。 7年振りのフルモデルチェンジを受けた新型『SLK』は今回のモデルが3代目。電動開閉式のハードトップを持つ2シーターのオープンスポーツという基本コンセプトは変わらない。 グリルに大きなスリー・ポインテッド・スターを配したフロント回りのデザインは、『SLS AMG』や『CLS』などと共通のイメージ。置かれていた試乗車を見たときに、これSLKじゃないよな、と思ってほかのクルマを探したほどだった。 でも、必ずしもそれが良いということではない。グリルに迫力を感じさせるデザインを採用するのはアウディのシングルフレーム以降の世界的な流れだが、押し出しの強すぎるデザインは個人的にはあまり好みではない。SLKには独自のデザインを採用して欲しいところだった。 一新されたパワートレーンは4気筒がスーパーチャージャー仕様から直噴ターボ仕様になり、V型6気筒は完全に新設計のリーンバーン仕様になってともに動力性能と燃費を向上させている。今回試乗したのは「SLK350ブルーエフィシェンシー」で、AMGスポーツパッケージンやナッパフルレザーパッケージ、キーレスゴーなどがオプション装着されていた。 新しいV6エンジンの印象はとにかく滑らかでパワフル。軽くアクセルを踏み込むだけで大きなトルクがクルマを前に押し出していく。この加速感はとても気持ちの良いものだ。 改良を受けて7GトロニックプラスになったATは、相変わらず何速で走っているのか分からないくらいに滑らかな変速フィールを示す。 クルージング状態に入れば、リーンバーン燃焼に切り替わって燃費の良い走りを実現する。成層燃焼とリーンバーンを組み合わせたエンジン制御は最先端のものだ。さらに停車時のスタート/ストップ機構と合わせて従来のモデルに比べて大幅な燃費向上を達成している。 このスタート/ストップ機構は、信号待ちなどで一旦停車した後、前のクルマが動いたので少し前に前進したときなども二度、三度とエンジンが停止する。 これができるのもメルセデスベンツのアイドリングストップ機構だけ。実際にこうしたシーンに遭遇することは多いので、とてもうれしい仕様だ。 試乗では空いた首都高環状線などを走らせたが、とても軽快かつ気持ち良く走らせることができた。これはSLK350に標準装備されるトルクベクトリングブレーキやダイレクトステアリングなどによるところも大きい。 ルーフをオープンにするときの所要時間は20秒以下とスムーズで、決して勧められないが低速でなら走行中にも開閉できる。オープンにしたときにはエアガイドを操作すれば風の巻き込みを防いでくれるので、オープンエアの快適性が一段と高まった。 スポーツカーとして考えたら当然ながらSLK350だが、女性や年配のユーザーなどがセカンドカー的な乗り方をするなら、500万円台で買えるSLK200ブルーエフィシェンシー系のグレードも良いと思う。 パッケージング:★★★ インテリア/居住性:★★★★ パワーソース:★★★★★ フットワーク:★★★★ オススメ度:★★★
2011年11月03日
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