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記事はWeb CG 試乗記は嶋田智之 からです。 初代であるNA型は、世界中のクルマ好きたちに「ライトウェイトスポーツカーは楽しい」「オープンスポーツカーは楽しい」という事実を思い出させたり、教えてくれたりした。2代目のNB型はその熟成版として、スポーツカーらしさの純度というものを同じベクトルで大いに高め、ロードスターというクルマの持つ資質を余すところなく楽しませてくれた、“理想のNA型”だった。そして3代目のNC型は、スポーツカーにネガティブなイメージが突きつけられた時代を、基本的パフォーマンスの増幅というそれまでやればできたのにやらなかった手口で乗り切り、伝統的なバランスと捨てることのできない矜持(きょうじ)を守り抜いた、最速のロードスターだ。 3世代にわたるそれぞれのロードスターにはそれぞれの貌(かお)というものもあったわけだが、3世代のロードスターの全てに見事に共通しているものもある。常にドライバーの気持ちに寄り添うようにして、望んだとおりの楽しさを、ちょうどいいくらいの素直な反応を通じて味わわせてくれること。常にサイズの合ったスニーカーのような心地よさであること。 世界にはもっと速いスポーツカーはたくさんある。もっと運動性能に優れたスポーツカーもたくさんある。けれど、ここまでどんなときでもスッと乗り込めばスッとなじんで、その瞬間からごく自然に一体になって走ってくれるようなスポーツカーというのは、そうはない。ここまで気安くつきあえるのにものすごく奥が深いスポーツカーというのも、そうはない。ビギナーならビギナーなりに、腕っこきなら腕っこきなりに、抜群の柔軟性を持って楽しさを提供してくれるスポーツカーだって、そうはない。 マツダ・ロードスターは、日本が世界に大いに誇っていいスポーツカーなのだ。 長い前置きといえば長い前置きだが、それが僕なりのロードスター観。スポーツカーが大好物なのにこれまでステアリングを握る機会がなかったのは不思議だけど、僕が最新のND型ロードスター(以下、ND)について気になっていたのは、パフォーマンスでも何でもなく、実はそういうクルマであり続けているのかどうか、というただ一点だった。 軽いな、と思う。先代よりも100kgも軽いのだ。それは加速時にはもちろんのこと、高速道路のレーンチェンジのときなど、ふとした瞬間にパッと頭の中に浮かんでくる感覚。体感的には初代のNAにとても近いようなところがある。それに加え、例えば車体の剛性やサスペンションの動き方など、研究が進んで最新=最良となった部分があるのがNDなわけだから、ワインディングロードはどれほど楽しいことか……なんて期待が膨らんでくる。 が、現場に着いてみると、もうホント勘弁してください、だった。走るのがはばかられるくらいの豪雨、路面はほとんどヘビーウエットである。それでもスケジュール的にはこの状況でも撮影はしておかないとならないわけで、渋々走りだしてみたら……ビックリした。雨中のワインディングロード・ドライブ、思いのほか良かったのだ。NDのコーナリングパフォーマンスの全てを味わうにはほど遠い試乗ではあったが、逆にぬれた路面だからこそ知ることができたものがあったからだ。 さて、マツダ・ロードスターの最新版は、間違いなく冒頭で述べたような“そういうクルマ”だった。むしろ、素直さ、一体感、扱いやすさ、奥の深さ、柔軟性といったそれぞれが、大幅に増幅されているように感じられた。マツダではND型の開発コンセプトのひとつに“原点回帰”を挙げていた──そもそも僕は、ロードスターが原点から外れたことはないと思ってる──が、これは“原点回帰エボリューション”と呼んだ方がいいんじゃないか? とすら思っている。 残念ながらパフォーマンスの全てを味わうことができたわけじゃないけれど、そんな状態で「買いか?」と問われたとしても、僕は自信を持って「買いだ」と答えるだろう。そう答えられるだけのモノを、ND型ロードスターは持っているのだ。それに、そもそもこんな素晴らしいスポーツカーが250万円だとか300万円で買えるのは日本だけだ、ということを忘れてはいけない。
2015年08月09日
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記事はCar Watchからです。 2015年は新車の当たり年で、国内外のメーカーを問わずワクワクさせられる試乗会がたびたびある。そんな中でも、2015年の注目度では1、2位を争うといえるであろうND型ロードスターについては、これまで2度の試乗会が行われた。伊豆修禅寺の日本サイクルスポーツセンターでのプロトタイプ、横浜みなとみらいでの量産試作車に続いて、3度目はついに初の量産仕様そのもの。ステージは伊豆スライラインを中心としたワインディングロードだ。 ちょうどデリバリーの始まって間もない実車を公道でも何度か目にしたタイミングで、小さいながらも存在感のあるその姿に、思わず目が吸い寄せられてしまったばかり。このスタイリングは個人的にもかなりお気に入りだ。 低いポジションのシートに座ったまま簡単にソフトトップを開閉できるようになったのも、あらためて大いに歓迎したい。状況によって瞬時に開閉できるので、むしろ電動よりも便利。いずれはRHT(Retractable Hard Top)も出てくるのかもしれないが、これならRHTがなくても大丈夫ではないかと思うほど。よくぞこれを実現してくれたものだ。 何台かが用意されていた中から筆者がドライブしたのは、「S スペシャルパッケージ」の6速MTモデルと、「S レザーパッケージ」の6速ATモデル。トランスミッションだけでなく、リアスタビライザーの有無など走りの味付けが差別化された2台である。 当日は好天に恵まれたとはいえないまでも、雨に見舞われることがなかったのは幸運だった。山本修弘主査からも「あまりひっちゃきになって走らないほうが……」と言われていたのに従い、限界走行を試すのではなく、軽く飛ばすぐらいのペースで走行。それぐらいの走り方のほうが実に按配がいいのは、これまでの試乗でも感じたとおりだ。 なにが楽しいかというと、すべてが手の内で操れる感覚に満ちていることだ。1.5リッターエンジンは、パワフルというほどでもないが、レスポンスがよく吹け上がりも気持ちがよい。そのときに放つ、やや太く乾いたサウンドもまた操っている感覚を盛り立ててくれる。7500rpmまでキッチリ回って、過去のロードスターのように上のほうで振動が増えて苦しそうな回り方になったりしない。6速MTのシフトフィールもよく、ギヤのつながりも伊豆スカイラインぐらいの、軽いアップダウンとややタイトなコーナーのつづくワインディングでちょうどよい。 フットワークは、リアスタビライザー等の有無で印象はだいぶ違うのだが、いずれも4輪のタイヤがどのくらいグリップしているのか、今クルマがどのような状態にあるかが手に取るように分かることでは共通している。ステアリングフィールにも路面とタイヤの状況を的確に伝えてくれるインフォメーションがある。 スタビライザーの付くS スペシャルは、リアの接地性が高い一方で、フロントを積極的にロールさせることでターンインでの回頭性の高さをより感じさせる味付け。そして、鋭いエンジンレスポンスにより、アクセルワークで曲がり具合をコントロールしていける。ブレーキも非常にリニアなフィーリングで、ペダル踏力に応じて荷重を自在にコントロールできる。こうしたひとつひとつが上手く調和することで、全体として高い“人馬一体”の感覚につながっているのだと思う。 ドライブした全体の感覚は、最初にクローズドコースでプロトタイプをドライブしたときに感じたことと大きくは変わらないが、そのときはややハイペースで走る状況が多く、ちょっとクルマが動きすぎかなと感じた面もあったところ、過度に飛ばすことをしなかったこの日の伊豆スカイラインでは、よい部分がクローズアップして伝わってきたように思えた。 そしてS レザーパッケージのATに乗り換えた。こちらはシートだけでなくダッシュボードやドア内張りなど各部がレザーで覆われていて、パッと見ても上級イメージがある。筆者ももっと若かったら、このあたりにはあまりこだわらなかったところだが、40代半ばの今はこの雰囲気が好み。 試乗した個体は、特別塗装色ではあったもののオプションはナシ。安全系を含めいろいろなものがすでに標準装備されている。300万円超と車両価格こそ高く見えるものの、実質的にはそれほど割高ではないわけだ。 さっそく同じコースをドライブ。MTがとてもダイレクト感があったのに比べると、ATはややルーズな印象もあり、運転しやすさを優先した印象で、ワインディングを走ると反応がワンテンポ遅れる感もあるなど、ちょっと物足りない部分もなくはない。そこはキャラクターの違いということで、MTとATそれぞれの持ち場に合わせた味付けと認識すべきだろうか。 足まわりも、スタビライザーが付かないこちらのほうがやはり姿勢変化は大きく出るものの、ドライビング操作に対する反応が素直で、いわゆる「ヒラリ感」がある。初代NA型に近いのは、やはりすでに言われているとおりこちらだと思うので、あの味を求める人は、あえてスタビライザーなしを選ぶべき。筆者にとっては、現代的に味付けされたスタビライザー等が付くMTのS スペシャルパッケージのほうが好みには合っていたのだが、あえて2通りの走り味が用意された意義がうかがい知れる。また、MTにはトルセンLSDが付くのに対し、ATには付かないのだが、両者間であまり大きな違いを感じないのは、基本的なトラクション性能が高いからだろう。
2015年06月18日
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これはWeb CGの記事からです。 マツダは2015年3月20日、新型「ロードスター」の市販予定価格やモデルの詳細を公表した。同日正午より、ロードスターのプレサイトにて先行商談の予約受付を開始する。 1989年に北米で「マツダMX-5ミアータ」、日本では「ユーノス・ロードスター」としてデビューしたマツダのコンパクトオープンスポーツが、フルモデルチェンジにより4代目に生まれ変わり、2015年6月に日本で発売される。初代ロードスターはライトウェイトスポーツのブームに再び火を付けることになったが、今回の4代目はそんな初代や、初代が目指したライトウェイトスポーツカーの原点に回帰しながら、「SKYACTIV技術」や「鼓動」デザインによって、「軽快感」「手の内/意のまま感」「開放感」を追求し、「人馬一体」の楽しさを高めたという。 マツダ・ロードスターの伝統どおり、この4代目もまたフロントミドシップのFRレイアウト、軽量コンパクトな重量とディメンション、50:50の前後重量配分、低いヨー慣性モーメント、そして、求めやすい価格を開発の目標として掲げている。注目すべきはそのサイズと重量。全長×全幅×全高は3915×1735×1235mmで、特に全長は初代ロードスターよりも小さい。さらに、パワートレインの軽量化や軽量材料の採用などにより、先代から100kg以上の軽量化を実現。ベースグレードの「S」では車両重量990kgを達成している。ボンネットやトランクリッド、フロントフェンダーなどはアルミニウム製だ。 ボディーのコンパクト化を図りながら、新型ロードスターのエクステリアは存在感を増している。フロントビューは、オーバーハングを低く短くするために、LEDヘッドライトとアクティブボンネットを採用。サイドビューでは、先代に比べてAピラーを57mm後退させ、また、短くなったソフトトップやその収納スペースをコンパクトにすることで引き締まったリアデッキを実現、オープンでもクローズでも美しいプロポーションに仕上げたという。ソフトトップは手動式だが、操作力を軽減することで、着座したままでも楽に開閉できるようにした。リアビューはU字と丸型を組み合わせたLEDライトにより個性的なデザインに。さらにオーバーハングを切り詰め、ボディー前後のコーナーを絞り込むことで堂々としたスタンスを演出。クラシカルなサイドビューとは対照的に、モダンなクオータービューをつくり上げた。 一方、インテリアは、ドライバーとクルマの一体感を強めるために、ドライビングポジションを変更している。新型では先代に比べて15mm中央寄りに、また20mm低くすることで、適正な位置にペダルやステアリングホイール、シフトレバーを配置している。ヒップポイントを下げたのにあわせてボンネットの高さを低くしたり、フロントスクリーンの視界を広げたりすることで、視野の拡大にも努めている。 搭載されるエンジンは1.5リッター直列4気筒の「スカイアクティブG 1.5」の1種類。エンジン本体は燃焼室以外のほとんどが専用に設計されており、最高出力131ps/7000rpm、最大トルク15.3kgm/4800rpmの性能を誇る。専用設計のクランクシャフトは、材質を鋳鉄から鍛造スチールに変更して高回転化に対応するとともに、カウンターウェイトの形状を工夫することで高回転時の音にもこだわったという。 トランスミッションは6段MTと6段ATが用意される。MTはロードスター用に新開発されたもので、軽量化に加えて、ダイレクトなシフトフィールや軽い操作力を実現する。一方、ATはアイシン・エィ・ダブリュ製を採用するが、マツダ自製の横置きエンジン用6段AT「スカイアクティブ・ドライブ」に迫るダイレクト感や燃費性能を目指したという。アイドリングストップの「i-stop」とブレーキエネルギー回生機構の「i-ELOOP」は、ベースグレードを除くAT車に標準で、MT車にオプションで採用される。 サスペンションは、前:ダブルウイッシュボーン、後:マルチリンクを採用。ステアリングシステムは、ロードスターとしては初めて電動パワーステアリングとしている。 安全装備についても強化を図っており、後方の死角から接近する車両を監視する「ブラインド・スポット・モニタリングシステム」や、ハイビーム時に先行車のテールランプや対向車のヘッドランプを検知すると自動でロービームに切り替える「ハイビーム・コントロールシステム」、車線逸脱警報システムなどを採用している。 グレードは、ベーシックモデルのS、フルオートエアコンやトルクセンシングLSD(MT車)など装備を充実させた「Sスペシャルパッケージ」、レザーシート、シートヒーターなどが備わる「Sレザーパッケージ」の3種類。市販予定価格はS(MT)が249万4800円、Sスペシャルパッケージ(MT/AT)が270万円/280万8000円、Sレザーパッケージ(MT/AT)が303万4800円/314万2800円。全車に1.5リッター直列4気筒エンジンが搭載される。ボディーカラーは「ソウルレッドプレミアムメタリック」など7色が用意される。
2015年03月21日
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REXUSから出たRC、Dセグメントに属するクーペ車です。記事はRESPONSEからです。 デザインはエレガント、かつダイナミック。他の欧州のクーペと比較してもユニークで独自性がある。それだけでもレクサス『RC』を選択する理由はあるだろう。 インテリアは基本的に『IS』をベースとしている。もともとスポーティなのでスンナリ受け入れられる。スポーティで包まれ感があるコックピットだ。クーペは後席が犠牲になると思われている。しかしRCのリアシートの足元は広く、大人が長時間座っても乗り心地も含めて寛げる。ただしヘッドクリアランスに余裕はないので、長身のパッセンジャーはちと苦しい。 「RC350 Fスポーツ」の後輪操舵を統合制御する「LDH (レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム)」は面白い。クイックで市街地ではよく小回りが効くし、サーキットの様なスポーツ走行ではターンインではスッとノーズを向け、グイグイと回り込む。しかしコーナー後半でも巻き込むような挙動はなく、違和感なく俊敏なスポーツカーの爽快さを楽しめる。最終的には姿勢制御の「VDIM」が介入するので安全性は高いが過信してはいけない。 ブレーキも強化されてガッチリとした制動感があり、安心感は高い。「RC350」は使い慣れた3.5リットルのV6。「2GR」はアクセルを強く開けると豪快なサウンドに包まれ、鋭い加速をする。 HVの「RC300h」はキャビンの静粛性を優先して、サウンドは抑えられている。乗り心地も突き上げが抑えられ、ロングドライブでも疲れない。■5つ星評価パッケージング:★★★★インテリア/居住性:★★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★
2014年11月15日
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こりゃまた・・・レクサスが凄いスポーツカーを出しました。記事はWeb CGからです。 レクサスのフィジカルはどこまで進化した? スポーツイメージをけん引する新型クーペ「RC」シリーズ。その中から「RC F」と「RC350“Fスポーツ”」をサーキットで試した。 “ジャーマンスリー”の本拠地ドイツを中心とする、欧州のマーケットを切り崩すまでにはいまだ至っていない。しかしレクサスは、上陸後たちまち成功を収めたアメリカと、母国である日本を筆頭とした国々においては、「自他共にプレミアムブランドとして認められる」というレベルにまで成長を遂げている。日本で唯一、そんな立ち位置をとるこのブランドにとって、前出のジャーマンスリー、すなわちメルセデス・ベンツやBMW、アウディを筆頭とする欧州発のライバルたちと真に対等に向き合うためには、美しいスタイリングのクーペと、国際的なモータースポーツシリーズへの参戦は不可欠であるはずだ。そう、レクサスのブランニューモデルである「RC」とその高性能版「RC F」の投入は、まさにそうした狙いどころを意識した、満を持しての戦略であるに違いない。ちなみにドメスティックなレース活動としては、すでにSUPER GTにRC Fベースのマシンが参戦中。 そんなRC/RC Fの試乗会が、大分県のサーキット「オートポリス」とその周辺を舞台に開催された。サーキット試乗会の場合、まるで「イベントをやりました」というアリバイづくりが目的(?)であるかのように、ほんの数周程度しかクルマに触れる機会が与えられない場合も実は少なくない。が、今回のイベントではうれしいことにそうした制約は一切なし。「スタート後、3周目には一度ピットに戻ってください」とだけは言い渡されたものの、そもそもはF1レースの誘致を目指してデザインされたこのコースは、1周が4674mと富士スピードウェイ(4563m)以上の長さだから、1セットの試乗でさえも“走りで”はそれなりにある。加えて、10人ほどのゲストに対して7台のテストカーが用意され、望むとあれば昼食を挟んでの4時間近くを、先導車もナシに延々と“乗り放題”も可能。それゆえ、これまでの自身のサーキット試乗の経験の中でも、“満腹度”は相当に高いものであった。サーキット試乗セッションのために用意されたのは、「GS」や「IS」にも積まれてすでに定評あるデュアルインジェクション方式の3.5リッターV6エンジンを搭載する「RC350」の“Fスポーツ”グレードと、“走りのレクサス”としては「LFA」に次ぐホッテストバージョンであった「IS F」に採用された、5リッターV8ユニットをリファインした心臓を積むRC F。 走りの印象が「ここまで大きく変わるんだ!」と思わされたのは、同じRC Fでも“カーボン エクステリア パッケージ”付きに乗り換えた時だった。それは、前述したわずかな軽量化に伴う違いではない。少なくともここオートポリスのサーキットでは、オプション装着されていた例のTVDが、予想以上に大きな威力を発揮していると実感できたのだ。前出のモードセレクターダイヤル脇のスイッチ操作によって選べるのは、「スタンダード」「スラローム」「サーキット」という3つのモード。「ステアリングレスポンスを重視した」という「スラローム」が最も顕著に介入し、「高速時の安定性を重視」という「サーキット」モードが、最も介入が穏やかになる。 と同時に、そもそも高いレベルにあったトラクション能力がさらに上乗せされたとも感じられたのは、トルクベクタリングの効果に加えて、TVDの約30kgという重量が、そのまま「低い位置でリアアクスルを押さえつける」という副次的な効果も無視できなかったはず。
2014年11月07日
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かくも美しきクルマ! 走ってなくとも、その官能的な走りは想像がつきます。 世界中のスポーツカー好きへの福音たるAlfa Romeo 4C(フォーシー)が5月27日、日本でもお披露目された。その可憐なボディは、Tipo33/2 Stradaleをモチーフとしたもの。1967年、レーシングカー、Tipo33の公道バージョンとして18台のみ製作されレジェンドとなった名車である。Alfa Romeo 4C現代版の4Cがミッドに積む4気筒1,750cc直噴ガソリン・ターボチャージドエンジンの最高出力は240ps。そして日本仕様の車重は1,100kg(乾燥重量は950kg)。乾燥重量でのパワーウェイトレシオは実に、4kg/psを切っており、それゆえ、0-100km/h加速に要するのは僅か4.5秒(欧州仕様参考値)にすぎない。スーパーカーなみのパワーウェイトレシオながら、過剰なパワーよりも徹底した軽量化を追求した点に、4Cの凄みがある。超軽量素材を積極的に多用。これまで量産モデルでの実用化は困難とされていた最先端複合素材のSMC(ガラス繊維強化樹脂)を導入。ボディパネルには、一般的なボディ鋼板に比べ2割ほど軽い低密度SMCを採用している。ボディサイズは全長3,990mm、全幅1,870mm、全高1,185mmに収められた。さて、このAlfa Romeo 4C、日本でのデリバリーは7月1日から。注目したいのは発売を記念したローンチエディションが用意されている点だ。これは国内100台のみの限定で、メータークラスターカバーやドアミラー等、室内外の随所にカーボンが奢られているのが特徴。Hi-Fiサウンドシステムやシリアルナンバープレートもローンチエディションのみの装備だ。 気になる車両価格はAlfa Romeo 4Cが¥7,830,000(税抜¥7,250,000)。Alfa Romeo 4C Launch Editionが¥8,910,000(税抜¥8,250,000)。アルファ ロメオのエンジニアによって設計され、イタリア・モデナのマセラティ工場で生産される、珠玉のMade in Italyがこのプライスとは、大いにそそられる。官能をも標準装備する4Cが街を走れば、景色を変えることだろう。名門アルファロメオが見せる、手の届きそうな(その辺りの匙加減、本当にウマい)夢。…いや、夢というには少々リアルが勝るスポーツカーの登場である。
2014年07月12日
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記事はイズム・プレミアムカーからです。GMジャパンは4月12日、第7世代の新型シボレー コルベットの販売を開始した。この7thコルベット、まったく新しいフレームとシャシー、パワートレインを採用し、エクステリアとインテリアのデザインも一新。ひと言で言えば、華麗さが飛躍的に増した伝統的FRスポーツカーとなろう。エッジーとなったエクステリアには、クルマ好き、アメ車好きでなくとも視線を捉えられるだろう。 伝統の“ジェット戦闘機のキャビン”と“エイ”の モチーフは不変ながら、ル・マン24時間レース、GTカテゴリーで7度の優勝を誇るコルベット・レーシングからフィードバックされたエアロダイナミクス・デザインは、強靱で流麗。伝統のロングノーズも健在で、クラシックな風格すら宿している。シボレー初の2座オープンのスポーツカーとして初代コルベットが世に出されたのは1954年のこと。今年実に、生誕60周年を迎えている。その記念すべき年に日本市場にリリースされた第7のコルベットはアルミフレームを採用。スチール製だったそれより45kg軽く、剛性は57%増している。このフレームは、理想的な約50:50の前後重量配分実現にも大きく貢献。エンジンフードとリムーバブルトップ(脱着可能なルーフ)にはカーボンファイバーが奢られ、軽量化と理想的な重量配分に一役買っている。エンジンは頑なにOHV・V8。ただし、よりスポーティなZ51の6.2ℓエンジンは343Kw(466PS)、630N・m(64.2kg-m)のスペックを誇り、0-60mph(96km/h)加速はわずか3.8秒。クーペであれば、アクティブ・レブマッチング・テクノロジーを備えた新しい7MTか、燃費と性能を両立させる6ATがチョイスできる。5月24日に販売開始となるコンバーチブルは6ATのみとなっている。 新しいコルベットがオーナーにもたらすドライビングプレジャーは、その外観からの印象通り実に濃い。その一方でご時世に従い、V8エンジンは直噴化され、低負荷時にはV4となる可変気筒システムを導入。燃費も米EPAハイウェイモードで、12.3 km/ℓに達している。そのあたりの進化も見逃せない美点だ。 さて、第7世代に進化したコルベット。ボディはクーペか、コンバーチブルか。それぞれのボディに設定されている、よりスポーティなZ51をチョイスするか、どうか。さらにクーペならばミッションを6ATにするか、7MTにするか。…実に悩ましい。アメリカにおいて常に時代の先端を走り続けてきた、60年の歴史は伊達ではないと、アグレッシブなそのフォルムが雄弁に物語っている。シボレー コルベット クーペ 6AT ¥9,290,000 / 7MT ¥9,182,000シボレー コルベット クーペZ51 6AT ¥10,990,000 / 7MT ¥10,882,000シボレー コルベット コンバーチブル 6AT ¥9,890,000(5月24日販売開始)シボレー コルベット コンバーチブル Z51 6AT ¥11,590,000(5月24日販売開始)
2014年05月04日
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そうです、VW ビートルのターボ仕様車が登場しますね。記事はイズム・コンシェルジュからです。 フォルクスワーゲンは10月8日、ザ・ビートルのラインナップに、ハイパワーエンジンとアグレッシブなスタイルアレンジが魅力の本格スポーツモデル「ザ・ビートル・ターボ」を新設定し発売を開始した。価格は¥3,480,000。 ザ・ビートル・ターボは、エントリーレンジのザ・ビートルとの比べ、実に100ps以上もパワフルな最高出力211psの2.0リッターTSIエンジン(JC08モード燃費性能13.4km/L)を搭載。トランミッションには6速DSGを組み合わせる。 これはゴルフ6 GTIに搭載されていたものと同スペックのユニットということだが、車重はビートルターボのほうがゴルフ6 GTIより20kgほど軽い。上りのワインディングもパワフルに駆け上がるあのゴルフ6 GTIの走りを思い返せば、このザ・ビートル・ターボの力強い走りも想像に難くない。 スタイリングもスポーティな走りを予感させるアレンジが施されており、ターボ専用装備として大型リアスポイラー、ブラックカラー仕上げのドアミラー、サイドスカート、リアディフューザーが奢られるともに、タイヤ/ホイールセットも235/45-R18サイズのタイヤと18インチのアルミホイールが標準装備となる。こうした迫力のディテールはポルシェ911のハイパフォーマンスモデルを思い起こさせてくれる。 このあたりは、さすがのビートルである。 フォルクスワーゲンのビートルシリーズは、古くから「カスタム」によって個性の演出を楽しむのりしろを持つクルマとして親しまれてきた。初代モデルであるフォルクスワーゲン タイプ1は、今も多くのファンに支持され、スタイルカスタムやパワーユニットのバージョンアップなどを独自に楽しむアプローチが続けられている。 また二代目となるニュー・ビートルでは、フォルクスワーゲン自らによってV型6気筒の高出力ユニットを搭載する高性能モデル「RSi」が提案されたことも記憶に新しい。今回登場したザ・ビートル・ターボは、フォルクルワーゲンによって培われた確かなパワートレインとシャシーがもたらす走りの気持ちよさとともに、そうしたビートルの伝統的なスタイルを存分に味わうことのできる1台と言えるだろう。
2013年12月28日
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独BMW車、「4」ですから「3」と「5」の間ですが。このクルマはよりスポーツに振っているようです。記事はイズム・コンシェルジュからです。 BMWは9月24日、新型クーペモデル「4シリーズ」を発表し、同日より販売を開始した。4シリーズは、従来まで3シリーズクーペとしてラインナップされていたミッドクラス4シータークーペを、新たに独立させたモデル。3シリーズのプラットフォームとパワートレインをベースに専用のクーペボディと4シーターキャビンをアレンジする手法は従来までの3シリーズクーペと同様だが、これまでよりさらに低くワイドなボディデザインを採用しスポーツ性を強調するなど、クーペとしての個性を際立たせながら上位モデルへと移行したかたちだ。 価格は¥6,040,000から¥7,740,000。 4シリーズのボディサイズは、全長4640mm×全幅1825mm×全高1375mmとなる。これまでの3シリーズクーペに対しルーフは25mm低められており、また現行型3シリーズセダンに対し幅が25mmワイドで全長は35mm長い。低さとワイドさ、そして伸びやかさが一段と強調されたクーペシルエットが大きな特徴だ。 フロントマスクこそ3シリーズセダンと強い共通性を感じさせるが、大型のワイドエアインテークがデザインされた精悍なフロントバンパーや同じくワイドさを際立たせたキドニーグリル、やや後方に存在感の重きを移動させたキャビン、そして水平方向への広がり感のあるリアセクションなどは、新しい4シリーズの力強いクーペアイコンとなっている。 モデルラインナップは計8グレードが用意される。2.0リッター直列4気筒ツインパワー・ターボエンジン(245ps・35.7kgm)を搭載する「428i」、および3.0リッター直列6気筒ツインパワーターボエンジン(306ps・40.8kg-m)を搭載する「435i」の2モデルを基軸とし、このそれぞれに、スポーティさを強調した「Sport」、エレガントなイメージを特徴とする「Luxury」、そしてMエアロダイナミクス・パッケージなどBMW M社が手がける専用装備を多数備えた「M Sport」という、装備の違いをもたせた上位グレードが設定されるのだ。なおトランスミッションは全車8速スポーツATの組み合わせとなる。 安全装備を含む運転支援システムも充実しており、BMWの最新ラインに準じた設定だ。すでに3/6/7シリーズで採用されているカメラシステムを用いた「ドライビングアシシスト」は4シリーズ全車に標準装備。 これは、衝突の危険性が高まった際にドライバーに警告を発する「前車接近警告機能」、追突が不可避な場合に自動ブレーキによって衝突の回避・被害軽減をはかる「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線逸脱をドライバーに報知する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」の3機能からなる安全デバイスだ。 このほか、走行中の車速やカーナビゲーションのルート案内(矢印表示)、オーディオシステムの情報などさまざまな情報をドライバーの視界内のフロント・ウインドースクリーンに直接表示する「BMW ヘッドアップディスプレイ」などをはじめとしたBMW社最先端の運転支援システムの数々も、全車に標準装備される。
2013年11月04日
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独MERCEDESの「S」クラスといえば、最高級セダン車です。まあ、これも目の保養・・・ この記事はイズム・コンシェルジュからです。 メルセデス・ベンツは8月23日、新型「Sクラス」の国内導入を発表した。価格は¥10,900,000から¥23,400,000。10月1日より予約受注がスタートする。Sクラスの全面改良はおよそ8年ぶり。新型Sクラスは、運転支援システムの大幅な機能アップデートや高効率新世代ハイブリッドシステムの導入、前方路面の凹凸認識能力を備えた世界初のアクティブサスペンションシステム「マジックボディコントロール」の設定など、安全性・快適性・効率性の追求に向け最先端技術が惜しみなくされた1台だ。 また歴代Sクラスで初めて、ロングボディを主体とした開発が行なわれるなど、従来のSクラス路線を受け継ぐだけでなく、あらためて全方位で「最前か無か」を再定義することから誕生した新世代の最高級セダンである。 ラインナップ構成は、エントリーグレードにハイブリッドモデル「S400 HYBRID」(¥10,300,000)、S400 HYBRIDにラグジュアリー装備を充実させた「S400 HYBRID Exclusive」(¥12,700,000)、4.7リッターV8ツインターボユニットを搭載する上位グレード「S550 long」(¥15,450,000)。 さらにハイパフォーマンスラインのAMGモデルとして「S63 AMG long」(¥23,400,000)、「S63 AMG 4MATIC long」(同じく¥23,400,000)の2機種が用意される。これに加え、新型Sクラス発表記念モデルとしてS550 longをベースにリアセーフティパッケージやショーファーパッケージ、AMGスポーツパッケージなどを特別装備したS550 long Edition 1」(¥17,500,000)が280台限定で販売される。 まず「変わった!」と思わせてくれるのがそのスタイリングだ。新型Sクラスのスタイリングは、最新のメルセデス・デザインをベースとしながら、ラジエターグリルを先代モデルに対しより大型化するなど伝統あるエルセデスのハイエンドモデルであることをひと目で感じさせる重厚かつ流麗な装いとなった。 機能的にもより洗練されており、燃費に大きな影響をもたらす空気抵抗係数(Cd値)は先代モデルを0.2ほど凌ぐCd値0.24を実現。エアロダイナミクス性能はラグジュアリークラスで世界最高レベルとなった。 新型Sクラスのボディは、アルミニウムがふんだんに取り入れられた第三世代の軽量高剛性ハイブリッドボディが投入されており、重量増加を抑えながら従来モデルを大きく凌ぐ高剛性化を達成している。 また新型Sクラスは、歴代Sクラスでは初めてロングホイールベースモデルを主体とした開発が行なわれていることも大きな特徴だ。ロングモデルのボディサイズは全長5246mm×全幅1899mm×全高1483mmで、ホイールベースが3165mm(ショートモデルは全長5116mm、ホイールベース3035mm)となる。これにあわせ、主にリアシートを中心に快適性・安全性に関連する数多くの新装備を導入。居住性が大幅に高められている。 続いてパワートレインだ。 「S400 HYBRID」および「S400 HYBRID Exclusive」に搭載されるのは、メルセデスでは第二世代型となる新型ハイブリッドパワートレインだ。エンジンスペックは最高出力306ps・最大トルク370Nmで。これにモーター(27ps・250Nm)がサポートを加える。 排気量3.5リッターのV型6気筒直噴エンジンにリチウムイオンバッテリーとモーターの組み合わせという点では従来システムと同様だが、新たに時速35km/hまでの範囲において電気モーターのみで走行できる機能や、高速走行時におけるエンジン負荷の低減をサポートするセーリング機能(惰性巡航機能)が加えられている。燃料消費状態のカットなど、効率化が一段と追求されているのだ。これらにより約2割の燃費性能向上を実現。欧州燃費試験モードでは6.3L/100km(約15.9km/L)である。 また今後2~3年内には、ディーゼルハイブリッドモデル(すでに欧州で販売中)や、プラグインハイブリッドモデル(近くメルセデスが販売を開始する予定。33km/Lの燃費性能を誇る)も国内に導入される見込みだ。 上位グレードの「S550 long」は、最新世代4.7リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力455psと、従来型に対し20psもパワフルとなっているが、一方で燃費性能については8%改善。欧州燃費試験モードでは8.6L/100km(約11.6km/L)となった。S400 HYBRIDと同様、国内ではエコカー減税対象モデルとなる予定だ。 近距離から長距離のセンサリングを担当する多数のレーダーセンサーに加え、最大で前方500mまで範囲を検知しさらに前方距離約50mまでの範囲で路面を立体把握可能なステレオマルチパーパスカメラを新たに搭載。「インテリジェントドライブ」は、これらから得られるデータをもとにより高い安全性、そして快適性をももたらすデバイスへと進化を果たしている。 例えばブレーキアシストシステムの「BASプラス」は、従来の進行方向検知に加え交差点を横切る車両や歩行者を認識しブレーキサポートを発動する機能を初搭載。これは新型カメラとレーダーにより、システムの空間認識機能が大幅に高められたことで実現したもの。 またカメラのスキャンデータをもとに、路面変化に対しサスペンションをアクティブにコントロールする「マジックボディコントロール」の実装も実現。これは、走行中における前方路面の凹凸をカメラが認識し、そのデータにあわせあらかじめダンパーの減衰レートや車高の制御が行なわれるというもの。「視覚を備えた」と表現されているこのサスペンションシステムにより、常にフラットで快適な乗り心地が得られるというものだ。もちろん世界初採用となる装備である。マジックボディコントロールは、「S63 AMG long」に標準装備となるほか、「S550 long」にオプション設定される。 同様にステレオカメラとレーダーセンサーによるスキャンデーターを用いることで、先行車両追従機能付きのクルーズコントロールシステムの「ディストロニック・プラス」も、自動ステアリングアシスト機能を備えた高度なデバイスへと進化を果たしている。 こうした高度な運転支援システムの幅広い活用が示すのは、安全性や快適性のさらなる向上であり、同時に紛れもなく自動運転へのアプローチでもある。 自動車そのものが外界環境とのコンタクトをはかるあらゆるセンサーが取り入れられて久しいが、メルセデス・ベンツは自動車の自動運転実現に向けたさまざまな開発実験を継続的に行なっている。そうした未来へのステップとして、量産市販車として新しいステージに踏み込んだのが新型Sクラスと言える。市販車での公道走行データが蓄積され、現実世界のあらゆる交通環境がさらに詳細にアルゴリズム化されてゆくことで、自動運転の実現へと大きく近づくことになるはずだ。
2013年10月12日
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4ドア・クーペ CLAとくれば、MERCEDES車の中でもトップ・エンドに位置する車ということになります。 記事はイズム・コンシェルジュからです。 メルセデス・ベンツは7月24日、新型4ドアクーペ「CLAクラス」の導入を発表し、同日より販売を開始した。CLAクラスは、Aクラス/Bクラスの新世代フロントエンジン・フロントドライブ(FF)プラットフォームをベースに開発された、全く新しい4ドアクーペモデル。 ラインナップは1.6リッターターボエンジン搭載の「CLA180」、2.0リッターターボエンジン搭載の「CLA250」と同エンジン搭載の4輪駆動モデル「CLA250 4MATIC」、そして360psの最高出力を誇るハイパフォーマンスモデル「CLA45 AMG 4MATIC」。価格は¥3,350,000から¥7,100,000。CLAクラスのボディサイズは、全長4685mm×全幅1780mm×全高1430mm(CLA250)と、Cクラスのセダン(4640mm×1770mm×1430mm)とほぼ同じ。一方、エクステリアにはなめらかなアーチ状のルーフラインを特徴とする美しいクーペスタイルを備えており、トラディショナルな4ドアセダンとのスタイルの違いは一目瞭然だ。 ボディサイドにはフロントからリアにかけ流れるように連続する3本のキャラクターラインが与えられており、ダイナミックなサイドビューを演出。フロントグリル部分は前方に張り出すように配置され、スタイリッシュなロングボンネット風の処理がなされているほか、ボンネット上には力強い印象をもたらすパワードームがアレンジされる。 これらにより、CLAクラスはクーペらしいスポーティさと力強さに溢れたアピアランスに仕立てられている。また、燃費や静粛性向上に大きな効果をもたらすエアロダイナミクス性能にも優れており、空気抵抗係数(Cd値)はわずか0.23と世界最高水準の性能を実現している。インテリアは、SLS AMGの流れを汲むエアアウトレットデザインや、全席に採用されるヘッドレスト一体型スポーツシートなどにより、エクステリアと同様スポーティな印象となる。 先進の安全装備として、レーダー型衝突警報システム「CPA」や、ドライバーの疲労や眠気を検知し注意を促す「アテンションアシスト」を全車標準装備。加えてオプション装備として、最先端の安全装備の数々が含まれた「セーフティパッケジ」も選択可能だ。 これには衝突危険時に自動緊急ブレーキを発動する「CPAプラス」や先行車との速度に応じて車間距離を維持しながら追従走行を行なう「ディストロニック・プラス」、60km/h以上での走行時において発生した車線逸脱の検知とそれに対する警告を行なう「レーンキーピングアシスト」など、数々のセーフティドライブサポートシステムが含まれる。 パワートレインは、最新世代となる1.6リッター/2.0リッターの直列4気筒直噴「BlueDIRECT」ターボエンジンだ。「CLA180」は最高出力122ps、最大トルク200Nmの1.6リッターBlueDIRECTターボを搭載。「CLA250」と「CLA250 4MATIC」は、最高出力211ps、最大トルク350Nmの2.0リッターBlueDIRECTターボを搭載する。いずれのモデルも、トランスミッションは7速デュアルクラッチ式ミッションの7G-DCTを組み合わせる。また、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)も標準装備だ。 「CLA250 4MATIC」は、FFモデル用の新開発可変トルク配分型フルタイム4輪駆動システムを搭載。走行状況に応じ前後トルク配分を100:0から50:50までリニアに可変させ最適なトラクションを確保するシステムだ。駆動力はDCT一体型のパワーテイクオフユニットからプロペラシャフトを通し電子制御油圧多板クラッチを備えたリアアクセルに伝えられる仕組み。小型軽量で、駆動力伝達効率にも優れるシステムだ。 AMGモデルの「CLA45 AMG 4MATIC」は、最大1.8barのハイブーストを実現した新開発AMG2.0リッターターボエンジンを搭載する。このエンジンは、量産4気筒ターボエンジンとしては世界で最もハイパワーとなる最高出力360ps、最大トルク450Nmを誇る。ほかのAMGモデルに搭載されるユニットと同様、ひとりの職人が一基のエンジンを手作業により組み上げる「One man-one engine」の哲学のもとで組み上げられるユニットである。 CLA45 AMG 4MATICのトランスミッションは、変速時の回転数を自動的にアジャストするブリッピング機能やレーススタート機能を備えた「AMGスピードシフトDCT」となる。駆動システムは「AMG 4MATIC」。走行シーンに合わせた4輪トルク配分の最適化はもちろん、システム前後重量配分の最適化までもが実施された4輪駆動システムとなる。またCLA45 AMG 4MATICは、AMGフロントグリルやバンパー、サイドスカート、エンブレム、18インチAMG 5ツインスポーキアルミホイールなどの専用エクステリアパーツを装備。インテリアにおいてもレッドのコントラストステッチを随所にあしらうなど、AMGらしい上質でスポーティな仕様が与えられている。 メルセデス・ベンツは、このCLAクラスの国内発売を記念し、スポーティな内外装パーツと数々の先進安全装備を内包するセーフティパッケージとを備えたする特別限定モデル「CLA250 Edition1」をあわせてリリース。この限定モデルは、ハイグロスブラック仕立てのフロントグリルや18インチAMGマルチスポーツアルミホイールなどの専用ヘクステリアパーツが与えられる。 またインテリアににおいてもイエローとグレーのストライプを特徴とするスポーツシートや、イエローステッチがアレンジされたダッシュボードおよびアームレストを装備。さらに、通常はオプション選択となる「セーフティパッケージ」も標準装備となる。この「CLA250 Edition1」は全国300台限定販売で、価格は¥5,100,000となる。
2013年09月07日
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独PORSCHE911のアップデートされたGT3。レポートは清水和夫、記事はCar Viewからです。 世界中のスポーツカーファンが注目する今年の目玉はポルシェ911 GT3だ。新型カレラが大ヒットしているが、911シリーズの最終秘密兵器がGT3であることは間違いない。9月に発表される911ターボも同じような速さを誇るはずだが、ターボはむしろラグジュアリーな高級クーペというコンセプトを踏襲するはずなので、GT3こそリアルなスポーツカーとして注目されている。ズバリ! ニュルブルクリンクのラップタイムをポルシェのアンバサダーであるヴァルター・ロール氏(元WRCチャンピオン)に聞いてみると、「7分25秒」と証言した。先代の997型GT3と比べるとなんと18秒も速くなっているではないか。他のポルシェモデルと比べるとさらに明確にGT3の速さが分かる。数千万円もするスーパーカーのカレラGTは7分30秒、ターボエンジンを積む究極のリアルスポーツである997型GT2でも7分32秒だから、新型GT3の速さが光っているわけだ。この速さの秘密を明らかにすることが今回のレポートの一つの目的だ。そのカギとなる技術から見てみよう。その前にどんな場所を走ってきたのか報告する。試乗会はポルシェの故郷であるバイザッハ近郊の丘陵地帯で行われた。アウトバーンをオーバー250km/hで走るよりも、ハンドルを切るのが楽しくなるワインディングで走ったほうが、GT3の本質が理解できる。このコース設定は大歓迎だ。目の前に現れた新型GT3はターボやカレラ4と同じワイドボデイが与えられているので、997型よりも全長が長くなったように見える。低い車高とチタンカラーに塗られた20インチの軽量ホイールは精悍に見えるし、ホイールの内側に収まるPCCBの黄色いキャリパーは定位置という感じだ。その完成されたパッケージに「480psという強烈なパワーユニットがいったいどこに格納されているのか」と改めて疑いたくなる。やはりリヤエンジンのスポーツカーは孤高な存在だ。エンジンの詳しいスペックから見てみよう。新型GT3には新しく設計された3.8リッターのボクサーエンジンが搭載される。今までのGT3では、通称「GT1クランクケース」を使うという習わしがあったが、新型GT3は使っていない。「GT1クランクケース」は剛性に定評のある縦に2分割された特別なクランクケースを持つ、レース用空冷エンジンだ。一方、新型GT3のエンジンはカレラSの3.8リッターをベースにしている。GT3のエンジンは9000rpmという高回転を実用化するため、新開発のロッカーアームを採用してカムシャフトやバルブなど動弁系の慣性重量を低減している。さらにコンロッドとピストンピンはチタン製で、秒速25メートルを超えるピストンスピードに耐えるように設計している。燃料噴射は直噴式だがその圧力はなんとノーマルの2倍の250バールだ。インジェクターは6個のホール(穴)があり、短時間にガソリンと空気を均質に混ぜるために、スプレーのように噴射される。また、高い横G下でも潤滑油が途切れないドライサンプ方式を踏襲するが、クランクケース内は6つの部屋に隔離されている。こうした技術で最高出力475hp(350kW)を8250rpm、最大トルク440Nmを6250rpmで絞り出す。許容最高回転数は9000rpmと量産型では最強の自然吸気エンジンとなった。実際の加速はとても鋭い。「気持ちいい」を通り越して「アドレナリンが出すぎて、溺れそう」というのが正直な感想だ。エンジンフィールは5500rpm前後を超えるとさらにパワーが盛り上がる感じだ。「いわゆるカムに乗る」という感覚だ。この気持ち良さは決してターボでは味わえない。レブリミットは9000rpmだが、8800rpmくらいで自動的にシフトアップ。トラクションコントロールをカットするときっちりと9000rpmまでまわる。試乗会でも各国のジャーナリストから質問攻めとなっていたのは「なぜMTを廃止したのか」という疑問であった。ポルシェは「ピュアリズムかパフォーマンスか」という選択を迫られたと正直に告白している。しかも、GT3専用に開発されたPDKはシフトアップ&ダウンの所要時間が0.1秒と素早く、プロドライバーも敵わない。また、GT3はレーシングカーと同じように前方に押すとシフトダウン、手前に引くとシフトアップなので、シフトミスからも開放された。その結果ドライビングに集中できるので、走行ラインを正確にトレースできる。GT3オーナーのこんなライフスタイルが目に浮かぶ…「サーキットでビジネススーツからレーシングスーツに着替え、ゆっくりとピットロードを後にする。タイヤが温まるのを待って、GT3のパフォーマンスをサーキットで楽しむ。PDKによって集中力が増したおかげで、一周も走らないうちに体内にはアドレナリンが充満した。走行後は汗をシャワーで流してビジネススーツに着替え、午後からの会議に出席するために都心に戻っていく。GT3は何事もなかったようにいつもの従順なスポーツクーペに戻ってくれた。」 これがGT3オーナーの理想的なライフスタイルではないだろうか。MTでは速さに限界があるし、200km/h以上のコーナーではドライバーにシビアな操作を強いることになる。PDKはミスがない。その分、安全にハイスピード走行が可能なのだ。これがポルシェがMTを廃止した理由である。さらにPDKなら油圧を使った電子制御LSDを使うことができるが、MTでは同機能が使えない。いまさらメカニカルLSDでもないだろう。ユニークな機能はPSMをカットした時だけ有効な「パドルニュートラル」だ。両方のパドルを引くとギアはニュートラルに入る。濡れた路面を走っているときエンジンとタイヤを切り離して、タイヤのコーナーリングフォースを向上させることができるのだ。
2013年09月06日
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独BMWの4シリーズにパフォーマンス・グレード登場です。記事はRESPONSEからです。 BMWのドイツ本社は8月14日、『4シリーズクーペ』の「Mパフォーマンスパーツ」の概要を明らかにした。実車は9月、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー13で初公開される。 Mパフォーマンスパーツは、BMWの純正用品の新シリーズ。BMWの子会社で『M3』や『M5』の開発・生産を手がけるM社が、BMW主力車のスポーツ性能を高める目的でラインナップしたアイテムを指す。 すでに、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『6シリーズ』、『1シリーズ』に、Mパフォーマンスパーツを設定。 『3シリーズクーペ』後継車の4シリーズクーペ用のMパフォーマンスパーツは、エアロパーツやアルミホイールをはじめ、エンジンのパワーアップキット、サスペンション、ブレーキ、インテリア…と、トータルでカスタマイズできるパーツを揃えた。 中でも注目できるのは、エンジンのパワーアップキット。ガソリンエンジンのトップグレード、「435i」の直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力が306psから340psへ34ps向上。最大トルクは40.8kgmから45.9kgmへ、5.1kgm引き上げられる。 なお、BMWは8月12日、公式サイトでBMW Mの謎の新型車を予告。 この新型車の正体は、4シリーズクーペのMパフォーマンスパーツではないようだ。
2013年09月01日
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独PORSCHE、しかも911に「GTアメリカ」ってクルマが登場するようです。 記事はRESPONSEからです。 ポルシェの米国モータースポーツ部門、ポルシェモータースポーツノースアメリカは8月9日、『911 GTアメリカ』の概要を明らかにした。 同車は、米国で2014年に開始される「スポーツカーレーシング」シリーズにおいて、「GTデイトナ」クラスに投入されるレーシングカー。 最新の『911GT3カップ』をベースに、米国での新たなモータースポーツ参戦に向けて、専用開発されている。 搭載エンジンは、排気量4.0リットルの水平対向6気筒ガソリン。最大出力は470psを発生する。組み合わせるトランスミッションは、パドル操作の6速シーケンシャル。エアロパーツはレギュレーションに適合するデザイン。 その他のアルミ複合構造の軽量ボディやコスワース製のダッシュボードディスプレイ、各種安全装備は、ベース車両の911GT3カップに準じる。 レース用のブレーキシステムは新開発。 ローターは380mmの大径タイプで、キャリパーはフロント6ピストン、リア4ピストン。強力な制動力を生み出す。 911 GTアメリカは、ポルシェモータースポーツノースアメリカを通じて、レース関係者に販売。 現地価格は、26万9000ドル(約2630万円)と公表されている。
2013年08月31日
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HONDAのスポーツらしさが取り返えされようとされつつある昨今。このNSX、新型プロトタイプ登場は、明るい話題です。 記事はイズム・コンシェルジュからです。 ホンダの次世代フラッグシップスポーツモデルとなる新型「NSX」の最新プロトモデルが8月4日、アメリカ・オハイオ州で開催されたインディカーシリーズ第14戦「ホンダ・インディ200・アット・オハイオ」を舞台に、世界初公開となるデモンストレーション走行を披露した。 初代NSXは1990年に登場し、18,000台あまりが世に送り出された後に2005年に生産を終了。ホンダの代表的なスポーツカーとして世界的に知られる存在となった。その名を受け継ぐ新型「NSX」は、2012年のデトロイトモーターショー会場でコンセプトモデルが発表。全長4330mm×全幅1895mm×全高1160mmというボディに、新世代の高効率・高出力ハイブリッドシステムを搭載するスポーツモデルであることがアナウンスされた。新型NSXの開発は現在、北米のホンダR&Dアメリカズで行なわれている。 新型NSXは2015年にデビュー予定で、まずは北米で販売が開始され、以降全世界に向けたリリースが行なわれる見込みだ。 新型NSXは、初代モデルがそうであったように軽さにこだわった軽量ボディを持ち、そこに直噴のV型6気筒エンジンをミドシップレイアウトで配置する。パワートレインは、V型6気筒エンジンと3モーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」だ。新型NSXのSPORT HYBRID SH-AWDは、高効率モーター内蔵のデュアルクラッチトランスミッションをエンジンに組み合わせ後輪を駆動し、左右前輪は独立した2基のモーターで駆動するという電動式の4輪駆動システムを搭載したハイブリッドパワートレインとなる。 詳しいスペック等は未発表だが、優れた走行性能と環境性能を両立はもちろん、次世代NSXの名にふさわしい、スポーツカーらしい走りを実現してくれることに期待したい。
2013年08月27日
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BMWのi8といえば、あの映画・・・です。~ミッション:インポッシブル~ 記事はRESPONSEからです。 ドイツの高級車メーカー、BMWグループは8月2日、ドイツで9月に開催されるフランクフルトモーターショー13において、『i8』の市販モデルを初公開すると発表した。 i8は、BMWグループが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」の2番目の市販車。EVおよびプラグインハイブリッド車(PHV)の『i3』に続くモデルで、PHVのスポーツカーとなる。 BMWグループはすでに、『i8コンセプト』を発表済み。i8は、その市販版となる。i8コンセプトの場合、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動。エンジンは1.5リットル直列3気筒ガソリンターボで、最大出力223ps、最大トルク30.6kgmを発生する。モーターは最大出力131ps、最大トルク25.5kgm。 モーターとエンジンがフル稼働した状態では、0-100km/h加速は5秒以下、最高速は250km/h(リミッター)の性能。二次電池は、リチウムイオンバッテリーで、モーター単独で最大30kmをEV走行でき、充電時間は最短で約1時間30分。 現時点では、市販版のi8の詳細は公表されていない。 BMWグループは、「i8は日常走行も完璧にこなす新世代のスポーツカー。スポーツカーのパフォーマンスと小型車の燃費を両立した」と説明している。
2013年08月16日
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独PORSCHEしかも911の最新情報をお届けしましょう。ポルシェ911の称号は永遠を示しています。記事はRESPONSEからです。 ポルシェのドイツ本社は5月3日、新型『911ターボ』と『911ターボS』の概要を明らかにした。現行の「991」型にとって、初のターボエンジン搭載車となる。 新型のハイライトが、いっそうパワフルかつ環境性能を高めたエンジン。直噴3.8リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンは、2個のターボチャージャー(可変ジオメトリーターボ)で過給。911ターボが最大出力520ps/6000-6500rpm、最大トルク67.3kgm/1950-5000rpm、 911ターボSが最大出力560ps/6500-6750rpm、最大トルク71.4kgm/2100-4250rpm引き出す。 オーバーブーストモードでは、さらに最大トルクが向上。911ターボでは72.4kgm/2100-4250rpm、 911ターボSでは76.5kgm/2200-4000rpmへ引き上げられる。 トランスミッションは7速デュアルクラッチの「PDK」、駆動方式は4WDの「PTM」(ポルシェ・トラクション・マネジメントシステム)の最新バージョン。 新開発のPTMは、電子制御マルチプレートカップリングを採用。新しいPTMは水冷機能によって前輪へのトルク伝達をよりダイレクト化し、エンジンとトランスミッション、4WDシステムの連携も最適化された。 これにより、0-100km/h加速は911ターボが3.4秒(スポーツクロノパッケージは3.2秒)、911ターボSが3.1秒。最高速は911ターボが315km/h、911ターボSが318km/hに到達する。新型911ターボのスポーツクロノパッケージの0-100km/h加速3.2秒は、先代911ターボSよりも0.1秒速い。 これだけの高性能でありながら、新型911ターボシリーズには、アイドリングストップと巡航時の気筒休止システムを採用。欧州複合モード燃費は10.3km/リットルと、先代比で最大16%改善させた。ポルシェは、「ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでのラップタイムは、ターボSで7分30秒を切る」と説明している。
2013年07月23日
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新型MERCEDESのEクラスです。これはもう、最上級車となります。記事はRESPONSEからです。 大幅なマイナーチェンジが施されたメルセデスベンツ『Eクラス』のメインモデルはE250アバンギャルドであるという。 メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画2課の渡辺彬さんによると、「E250アバンギャルドはEクラス全体の3割から4割の台数を想定し、新規、特に法人需要を狙うモデルとして位置づけています」と同車試乗会会場で話す。 リース契約を想定すると、免税であることやマイナーチェンジによる商品力アップで残価が高くなっていると渡辺さん。「5年リースを組んだ場合、おそらく国産競合とほとんど変わらないか、場合によっては逆転する金額になることもありそうなのです」とし、国産上級モデルや輸入車競合モデルからの代替を想定。 マーケティング活動でも、これまではオーナーを中心にDMを送るなどで訴求を図っていたが、今回は方針を変え、国産車や競合他社のオーナーを強く意識し展開していると語った。 AMGモデルについて、メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部製品広報課マネージャーの嶋田智美さんは、デザイン面では、標準モデルと大きく差別化されたフロントフェイスが特徴だとし、「AMGの“A”の文字をかたどったAウイングと呼ばれるフロントスポイラーに、大型のエアインテーク、クロームのフロントスプリッター、ブラックペイントされたフリックを備えることで、フロントの顔つきの存在感を高めています」と話す。 リアも同様に、AMG専用の迫力あるデザインを採用。 「特にディフューザーはアッパートリムをハイグロスブラックの仕上げとし、その下には3本のフィン。スクエアタイプのデュアルツインクロームエグゾーストエンドを組み合わせることで、迫力あるリアエンドを形成しました」と述べる。 インテリアは、ナッパレザーをドライバーが手を触れるところに多く採用するほか、他のAMGモデルと同様にIWC製のアナログクロックをセンターコンソール中央に配しているなど、AMG専用装備をいたるところに採用し、標準モデルとの差別化を強調した。
2013年07月09日
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クルマ好きというより、記事書くことしか考えていない記者が書くとこうなる.... 記事は東洋経済ONLINEからです。 瞬く間に時計方向へと回り始めた。ハンドルを右に切ったまま、アクセルとブレーキをコントロールして、車体が最初の位置から180度、ちょうど反対になったところを目安にスライドを止めた。これは「アクセルターン」と呼ぶモータースポーツのドライビングテクニックだ。車体前部にエンジンを積み、後輪が駆動するFR(フロントエンジン・リアドライブ)車のうえに、手動でギアを選び、クラッチでつなぐMT(マニュアルトランスミッション=手動変速)仕様で、一般的なクルマと比べて、エンジンや足回りを強化しているスポーツカーだからこそ、可能になる芸当である。 記者は昔、MT仕様のFR車に乗り、少しならテールが滑る「テールスライド」という状態を経験したことがあるが、アクセルターンのようにクルマを一気に反対方向まで滑らせたことはさすがになかった。人生初の体験である。「自分は『86』オーナーだが、公道ではこんなことはできない」とイベントに参加した40歳の男性は話した。ピストン西沢氏が言うように、「モータースポーツのテクニックを学ぶことで、公道での危険回避に役立つ」側面はあるだろう。トヨタは発売から約1年となる今年3月末までに、国内で累計約2万6200台の「86」を販売している。月間平均にならすと約2200台。発売時目標の月販1000台を軽くクリアして、当初の想定を大きく上回っている。記者が参加した「コントロールテクニックプログラム」は、一般の道路や駐車場とは切り離された空間だからこそ、可能になるイベントだが、それでも「お台場で、こんなことができるなんてすごいこと。日本の自動車メーカーでここまでやった企業はない。『86』の啓蒙に一役買っているだろう」とピストン西沢氏は評する。スポーツカーカルチャー構想では、「86」で走ってみたいというコンセプトで、日本中の「峠」を厳選し、ドライバーを集めて走る「峠セレクション」なども展開。 スポーツカーに憧れ、実際に購入にまで至る若者は、どんどん減っていった。1990年代後半以降は、ミニバンやSUV(スポーツ多目的車)など、利便性を優先した車種や経済性に優れたコンパクトカーなどの人気の高まりとともに、スポーツカー市場は縮んでいく。そもそも、「86」の投入まで、スポーツカーから最も距離を置いていた日本の自動車メーカーがトヨタだった。今回の取材に当たって、今さらながら「86」を公道でも走らせてみた。記者はかつて某自動車関係会社に勤め、小型車から高級車、スポーツカーなど、さまざまな車種を乗り比べた経験がある。 個人的な感想になってしまうが、「86」は真っ直ぐに走らせているだけでも「ワクワクする」クルマだった。スピード感、エンジンやマフラー(排気管)の心地よい音、カッコいい内外装。コーナーでは思った以上に曲がり、絶対的ではないが十分な速さがある。車両本体価格300万円ぐらいのクルマがこんなにも楽しいとは。海外ではスポーツカーは、日本ほど廃れていないということだろう。クルマは単なる移動の道具か。確かにそうだが、それだけでもない。所有する満足感、走らせる楽しみを感じるクルマもある。その一つがスポーツカーだ。憧れを持っているのは若者だけでもないだろう。かつて熱狂した中高年世代も条件が許せば、購買意欲を持つ可能性はある。日本の自動車メーカーは、スポーツカーの魅力をまだまだ伝えきれていないのかもしれない。
2013年06月23日
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これはMERCEDES SLSのAMG、これだけでも速いクルマですが。そのEV仕様がニュルブルクリンク北コースにチャレンジしたようです。記事はRESPONSEからです。 メルセデスベンツが、年内に少量を市販する予定の『SLS AMGクーペ エレクトリックドライブ』。この『SLS AMG』のEV版が、ドイツ・ニュルブルクリンクにおいて、市販EVの最速ラップタイムを記録した。 SLS AMGクーペ エレクトリックドライブは、スーパーカーのSLS AMGの市販EVバージョン。SLS AMG は2012年6月、『SLS AMG GT』に進化し、最大出力を571psから591psへパワーアップ。SLS AMGクーペ エレクトリックドライブは、これに匹敵するパフォーマンスを追求する。 EVパワートレインは、4輪の近くに独立した4個の小型モーターを搭載。トータルで最大出力750ps、最大トルク102kgmを発生する。二次電池はリチウムイオンバッテリーで、エンジンベイ後部、センタートンネル、シート後方の3か所に配置。 蓄電容量はトータル60kWh。 SLS AMGクーペ エレクトリックドライブは、発進時から102kgmもの最大トルクを引き出す。このモーターの特性を生かし、0-100km/h加速は3.9秒で駆け抜ける。これはSLS AMG GTの3.7秒と比べても、遜色ない。 なお、SLS AMGクーペ エレクトリックドライブのドイツベース価格は41万6500ユーロ(約5330万円)。 6月6日、メルセデスベンツは、このSLS AMGクーペ エレクトリックドライブが、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで実施したタイムアタックの結果を公表。 計測されたタイムは、7分56秒234。 このタイムは、アウディ『R8』のEV、『R8 eトロン』が2012年6月に打ち立てた8分09秒099のタイムを上回る市販EVによるコースレコード。メルセデスベンツは、「EVで8分を切ったのは初めて」と説明している。
2013年06月08日
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こちらはJAGUARのFタイプ、国内試乗記です。辛い採点レポートは河村康彦、記事はRESPONSEからです。 今でも名車の誉れ高い『Eタイプ』や、かつてのル・マンでの優勝などの“遺産”を背景に、「スポーツカー・ブランドへの原点回帰」というキャッチフレーズと共に誕生したのがこのモデル。 日本導入は3種類が用意される内の上端と下端のグレードで、ある意味「メインモデル」というイメージで開発されたであろう6気筒のハイパフォーマンス版がスキップされたのはちょっと残念だ。 とはいえ、ベーシックな6気筒340ps仕様でも、実際には十二分の加速力。 低回転域からバッチリ太いトルク感が得られる反面、回転上昇に伴う高揚感が薄いのは、機械式スーパーチャージャー付きエンジンゆえの宿命か。 一方、トップグレードの8気筒495ps仕様は、さすがに「怒涛のパワー」と実感。 双方に組み合わされる8速ATは、DCTには叶わないもののなかなかダイレクトな駆動力の伝達感がスポーツカーらしい仕上がりだ。 そんなこのモデルの走りでのハイライトは、シャープなハンドリング感覚としなやかな乗り味が高いレベルで共存した、思わず「いかにも“良く出来たFR車らしい”」という表現を使いたくなるフットワーク。 スポーティでありつつも高級車らしい滑らかなテイストは、電子制御ダンパーを採用する8気筒モデルにより色濃いが、6気筒のベースグレードもなかなかの高得点だ。 トランクスペースが“極小”なのが痛いところだが、なるほど「ポルシェがライバル」と明言するだけあっての実力派が誕生だ。 パッケージング:★★ インテリア/居住性:★★★★ パワーソース:★★★ フットワーク:★★★★ オススメ度:★★★★
2013年06月02日
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英国Aston Martinからまたまた高級スポーツカー、誕生です。その名はV12ヴィンテージSです。 記事はRESPONSEからです。 英国の高級車メーカー、アストンマーチンは5月29日、『V12ヴァンテージS』の概要を明らかにした。 アストンマーチンは2009年3月、ジュネーブモーターショー09において、『V12ヴァンテージ』を発表。 自然吸気の6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は517ps、最大トルクは58.1kgmを発生。 0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は305km/hと、発表当時はアストンマーチン95年の歴史において、最強のパフォーマンスを誇った。 今回、概要が明らかになったV12ヴァンテージSは、V12ヴァンテージの性能を、さらに研ぎ澄ませたモデル。V12ヴァンテージの後継車に位置付けられる。そのハイライトは、エンジンの強化にある。 「AM28」型と呼ばれる6.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンは、最新世代のボッシュ製エンジンマネジメントを採用するなど、専用チューニングを実施。 この結果、最大出力は573ps/6750rpm、最大トルクは63.2kgm/5750rpmを獲得する。V12ヴァンテージに対して、56ps、5.1kgm強化。 トランスミッションは、新開発の7速「スポーツシフト」。V12ヴァンテージの6速MTよりも、25kg軽い。 V12ヴァンテージS は、0-100km/h加速4秒以下、最高速330km/hのパフォーマンスを実現。アストンマーチンは、「『One-77』を除けば、歴代最速モデル」と説明している。
2013年06月01日
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こちらはMERCEDESの新型Sクラスです。記事はRESPONSEからです。 ドイツの自動車大手、ダイムラーが5月15日に発表した新型メルセデスベンツ『Sクラス』。欧州では新型にも、引き続きクリーンディーゼルが用意される。 新型のディーゼルエンジン搭載グレードは、「S350ブルーテック」(欧州仕様)。3.0リットルV型6気筒ディーゼルエンジンは、ターボチャージャーで過給され、最大出力258ps/3600rpm、最大トルク63.2kgm/1600-2400rpmを引き出す。 このエンジンは、ディーゼルならではの力強いトルクが特徴。 最大トルク63.2kgmは、ガソリンのトップグレードで、4.7リットルV8ツインターボを積む「S500」(日本では「S550」)の71.4kgmに迫る勢い。 低回転域から豊かなトルクを引き出すディーゼルのおかげで、S350ブルーテックは0-100km/h加速を6.8秒で駆け抜け、最高速は250km/h(リミッター作動)に到達する。 ディーゼルならではの環境性能は、新型も高水準。 S350ブルーテックの欧州複合モード燃費は18.2km/リットル。CO2排出量は2世代目の「adBlue」採用で、146g/kmに抑えられた。メルセデスベンツは、「世界で最も経済的なV6ディーゼル」と説明している。
2013年05月24日
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MERCEDESの主流車 Eクラス、EはExecutiveです。記事はイズム・コンシェルジュからです。ほぼフルモデルチェンジと言えるほどの大々的な改良を経て生まれ変わったメルセデス・ベンツのアッパーミドルレンジにおけるコアモデル「Eクラス」が5月14日、ついに日本上陸。アップデートにおける変更箇所は2000以上の広範囲に及ぶ。にも関わらず、新Eクラスの価格は従来から据え置きとなる595万円(E250 セダン)から。注目の内容をレポートする。 新Eクラスのアップデートは実に多岐に渡る。メインとなるのは内外装の大胆なスタイルチェンジ、次期Sクラスに搭載予定とされる多くのシステムを先取りした先進の安全運転支援システムの採用、そして新型パワーユニットの投入だ。スタイリングはさらにモダンに、そしてスポーティに変化。フロントマスクには、AMGが誇る最高峰のスポーツモデル「SLS AMG」とも重なるスリーポインテッド・スターを中心に据えたビッググリルを配置。その両側には、これまで3世代に渡り親しまれてきている独立4灯デザインに新たな解釈を加えた流麗なフルLEDライトがデザインされる。このライトは、メイン/ポジション/ウィンカー/コーナリングライトの全機能を1枚のレンズでカバーするLEDハイパフォーマンスヘッドライトだ。これはEクラスとして初採用となる。リヤでは、同じく新意匠となるLEDコンビネーションランプや大型化されたエグゾーストが目を引く。 サイドビューは、セダン/ステーションワゴンともに伸びやかな2本のラインが特徴となる。従来あった、初代ミディアムクラス(Eクラスの源流となるW120型)のデザインをフックとしたフェンダーラインはその姿を潜めたが、シンプルかつシャープなラインが強調されたことでサイドビューはより洗練された。インテリアでは、ステアリング、ドアトリムなどにシャドウシルバーのアクセントをアレンジ。さらに新たにアナログ時計を採用。高級感と落ち着きに溢れた上質な空間が演出されている。 ドライビングに関するパートについても大型アップデートが実施された。エントリーモデル「E250」シリーズには、新型の排気量2.0リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載される。最高出力211ps、最大トルク350Nmというハイスペックは、従来モデルからそれぞれ7ps、40Nmの向上だ。そのうえで燃費効率も23%改善し、15.5km/L(JC08モード)を実現している。 Eクラス初となるハイブリッドパワートレインも登場。「E400 HYBRID アバンギャルド」には、メルセデスにとって第二世代となる最新ハイブリッドシステムが搭載される。新世代3.5リッターV型6気筒BlueDIRECTエンジン(最高出力306ps/最大トルク370Nm)に、高性能小型モーター(27ps/250Nm)を組み合わせたユニットで、バッテリーにはハイブリッド専用高効率リチウムイオンタイプを採用。燃費性能は同クラス最高水準となる15.5km/Lを達成した。 好評のディーゼルモデルもブラッシュアップ。「E350 BlueTEC アバンギャルド」は、高効率と高出力の両立をさらに前進させた最新世代のクリーンディーゼルエンジンを搭載。新型3.0リッターV型6気筒BlueTECエンジンを搭載。最高出力252ps、最大トルク620Nmは、それぞれ従来モデルを41ps/80Nm上まわるものだ。またステアリング機構が油圧駆動からフルエレクトリックタイプへと変更された点も大きなニュースだ。電動化によってさらに緻密なステアリングアシストコントロールを実現し、快適なドライビングとステアリング駆動パワーの省エネ化がはかられている。 メルセデス・ベンツが誇る安全性能においても大幅に進化。次期Sクラスに搭載予定の新世代システムが、先駆けて投入されたのだ。メインとなるのは従来からの「レーダーセーフティパッケージ」機能のさらなる強化(E250はオプション)だ。 衝突回避をサポートする自動ブレーキシステムのため従来から車両前方を監視する2種類のレーダーが搭載されていたが、新しいEクラスでは前方を対になったデジタルカメラ映像で解析する「ステレオマルチパーパスカメラ」や、車両後方を検知するレーダーを新たに採用する新システムが搭載される。これらにより、先行車との衝突回避をサポートする従来のブレーキアシスト・プラス(BAS)には、歩行者やクルマの飛び出し検知警告及び自動緊急ブレーキ機能が加わった。さらに、渋滞時の先行者自動追従機能を備えたディストロニックプラスには、ステレオカメラの走行車線モニタリングによるステアリング操作アシスト機能が付与された。また、後方からの衝突の危機に対して自動でブレーキ圧を高め自車をロックし、後突からの二次被害(玉突き衝突など)を軽減する機能も実装されるに至った。このほか、安全かつ快適な走行を支援するさまざまな新デバイスも投入される。 そしてこの新Eクラスのデビューに合わせ、シリーズのハイライトを飾るAMGモデルも刷新。機能とラインナップが強化された。 新たに設定されたAWDシステム搭載の世界最速セダン「E63 AMG S 4 MATIC」は最高出力585ps、最大トルク800Nmという圧倒的性能を誇る最新鋭の5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。セダンモデル世界最速となる、0-100km/h加速性能3.6秒というパフォーマンスを発揮する。EクラスのAMGモデルはこのE63 AMG S 4 MATIC(セダン/ステーションワゴン)を筆頭に、全4グレードにて展開。AMGモデルの価格は、1495万円(E63 AMG セダン)から1817万円(E63 AMG S 4MATIC ステーションワゴン)までとなる。
2013年05月22日
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独PORSCEのパナメーラが大幅改良して、登場してくるようです。記事はRESPONSEからです。 ポルシェは4月3日、『パナメーラ』の大幅改良モデルを発表した。実車は4月20日、中国で開幕する上海モーターショー13で初公開される。 大幅改良モデルのハイライトが、ホイールベースを延長したロングボディ、『エグゼクティブ』の追加。これは、主に富裕層の要望を受けたもので、パナメーラとしては初めて、2種類のボディが用意されることになる。 ロングホイールベース仕様車のエグゼクティブは、『パナメーラターボ』と『パナメーラ4S』に設定。ホイールベースを150mm長くしたことで、車内後部の足元がさらに広くなり、快適性が高められた。リアシートの快適性をとくに重視。 革新的なエアサスペンションを装備することで、卓越した走行快適性とポルシェならではのドライビング特性を両立しているという。 また、『パナメーラS』とパナメーラ4Sは、エンジンをダウンサイジング。従来の4.8リットルV型8気筒自然吸気に代えて、3.0リットルV型6気筒ツインターボを搭載する。 V8比でパワーは20ps、トルクは2kgm向上。それでいて、燃費性能は18%改善させた。 全車が外観をリファイン。フロントは、大型化されたエアインテークやヘッドライトに流れるラインが目を引く。サイドでは、より後方に傾斜したウインドウスクリーンを採用。 テールゲートも変更され、広くなったリアウインドウが、ワイドでスポーティなイメージを強調。また、幅の広いスポイラーなど、リアセクション全体のデザインが見直されている。
2013年05月12日
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アッと驚くような、クルマの記事を載せることができそうです。まずはVWゴルフGTIのアッと驚く情報です。記事はRESPONSEからです。 フォルクスワーゲンは5月8日、オーストリアで開幕したグループのファン感謝イベント、「Wortherseeツアー」において、『デザイン ビジョンGTI』を初公開した。 同車は、欧州で発表されたばかりの新型『ゴルフGTI』をベースに、究極の高性能を追求したコンセプトカー。そのデザインやメカニズムには、レーシングカーの世界が表現されている。 市販版の新型ゴルフGTIは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンを搭載。ノーマル状態で、最大出力220-230psを引き出す。ところが、このデザイン ビジョンGTIでは、直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボ「TSI」に換装。 もちろん、このV6 TSIもフルチューンを受けており、最大出力は503ps/6500rpmと、ノーマルの倍以上のパワーを獲得。 最大トルクは57.1kgm/4000-6000rpm。51kgmものトルクを、2000rpmという低回転域から発生する特性とした。 トランスミッションは、デュアルクラッチの「DSG」。駆動方式は4WDの「4モーション」。デザイン ビジョンGTIは、0-100km/h加速をわずか3.9秒で駆け抜ける。 最高速は300km/hと、スーパーカーの領域。 もちろん、ブレーキやサスペンションは強化。ブレーキローターはフロント380mm、リア356mmの大径タイプ。セラミックブレーキディスクを採用する。タイヤは20インチで、フロントが235/35、リアが275/30とワイド。サスペンションには、サーキット向けのセッティングが施される。 外観は、ほとんどレーシングカー。ボディはワイド化され、専用のエアロパーツによって大幅に迫力を増した。 ボディサイズは全長4253×全幅1870×全高1385mm。市販のGTIよりも15mm短く、71mmワイド、57mm背が低い。フォルクスワーゲンによると、新モジュラープラットホーム、「MBQ」の柔軟性を生かし、市販のGTIよりもフロントアクスルを前方へ移動させ、フロントオーバーハングの短縮とロングホイールベース化を図っているという。
2013年05月11日
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このクルマも、一度は乗ってみたかった・・・ですネ。ますます洗練されていくようです。BMWのZ4です。記事はRESPONSEからです。 ビー・エム・ダブリューは、新型BMW『Z4』の販売を4月24日より開始すると発表した。 新型Z4は、LEDスモールライトリングを装備する新デザインのヘッドライトを採用するなど、より洗練されたスタイリングを実現。中核モデルの『Z4 sDrive20i』では、標準装備を大幅に充実しながら、価格は据え置きとした。 また、内外装に用いたオレンジとブラックのコントラストにより、スポーティな走りを彷彿させるデザインパッケージ「デザイン・ピュア・トラクション」を新たに設定した。 モデルラインアップは、「sDrive20i」に、カンザスレザーインテリアやファインラインアンソラジット ウッドインテリアトリムを標準装備とした「ハイライン」を設定。 また、「sDrive20i」および「sDrive35i」に、走りとスタイリングを強調した「Mスポーツ」を設定した。 価格は499万円から819万円。
2013年04月28日
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AUDIのA3。ヨーロッパが誇るミドルクラスのプレミアム車の代表です。記事はRESPONSEからです。 ドイツの高級車メーカー、アウディは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー13において、新型車の『S3セダン』をワールドプレミアした。 同車は、新型『A3』シリーズの第3のボディバリエーションとして、同じく上海モーターショー13で初公開された『A3セダン』の高性能モデル。アウディは「Sシリーズ」として、新型A3をはじめ、『A5』、『A6』、『A8』などにSモデルを用意。新型A3セダンにも、早くもS3セダンが登場している。 パワートレインは、3ドアの新型『S3』、5ドアの新型『S3スポーツバック』と共通。 直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、「2.0TFSI」の高出力バージョンを搭載した。 このエンジンは、最大出力300ps、最大トルク38.7kgmを発生。 トランスミッションは「Sトロニック」、駆動方式は4WDのクワトロ。 S3セダンは、0-100km/h加速4.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の実力。それでいて、欧州複合モード燃費14.5km/リットル、CO2排出量159g/kmの環境性能も両立している。 内外装はSシリーズらしい演出。 バンパーやグリル、ドアミラーハウジングが専用デザインとなり、サイドシルやリアスポイラー、ディフューザー、デュアルエグゾースト、スポーツシートなどを追加。18インチの足回りには、車高を25mm低めた専用サスペンションを採用した。
2013年04月27日
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仏RENAULTのメガーヌ エステートGTラインといいます。価格は278万円します。記事はオートックワン渡辺陽一郎レポートからです。 知っているようで、意外に知らない。ルノーは日産と業務提携を結んでいるメーカーでもあり、認知度は決して低くないと思う。ならば本来の主力車種は何かといえば、Cセグメントの「メガーヌ」になる。 「メガーヌ? う~ん、どんなクルマだったかな…」。 情けないことに私自身、メガーヌと聞いて頭に思い浮かんだのは、黄色い3ドアボディの「メガーヌ ルノースポール」(R.S.)だった。これは文字どおりのスポーティモデルで、メガーヌの本流ではない。本流になるのは5ドアハッチバックだが、今回試乗したのは、「メガーヌ エステート GTライン」。これまたマニアック。メガーヌのエステート(ワゴン)となる。 そこで「アレッ?」と思ったのがフロントシートの座り心地。GTラインという車名に相応しく、サイドサポートの張り出したバケット風なのだが、当たり方が柔らかく体に馴染む。座面が体に合わせて適度に沈み、スッポリと包んでくれる感じだ。おおげさに言えば、ちょっと「癒し系」な掛け心地だ。もちろん適切な運転姿勢に調節したが、ドイツ車のように「背筋を伸ばして両脇を引き締めて運転するんだぞ、ほれ、バックレストをもっと立てなさいっ」と、上から目線で押し付ける印象はない。「バックレストの腰の当たり方を調節できるランバーサポートも付けたから、上手に調節してね」と優しい。「はい、分かりましたマドモアゼル!」と何となく素直な気分になって発進。 エンジンはごく普通の2リッターだ。最高出力は140馬力(6000回転)、最大トルクは19.9kg-m(3750回転)。 最近は輸入車といえば最大トルクが25kg-m前後の1.6リッター・ターボとか、35kg-m前後に達する2リッターのクリーンディーゼルターボなどを運転する機会が多いから、普通の運転感覚が妙に懐かしい。 「う~ん、何だか日本車みたいだね」と思ってカタログを見れば、シリンダーの内径/84.0mm×行程/90.1mmの数値は、エクストレイルやセレナが搭載するMR20型と同じ。加速を開始すれば、ATは無段変速式のCVTで、これもエクストレイルと同様の6速マニュアルモード付きだ。「ルノーに乗ってエンジンとCVTは日産車ですかっ!」と思う半面、別の感慨も沸き上がった。1950年代から60年代にかけて、今はトラックメーカーになった日野が、往年のルノー4CVをノックダウン生産していたからだ。日野はルノーから技術を学んで、4CVと同じくリヤエンジンのコンテッサを開発している。いわば日本車の恩師だ。「日本のメーカーも、恩師に近づけたのかな」とちょっと嬉しくもあった。日産のMR型とほぼ同じく、2000回転で最大トルクの87%を発揮する設定とあって、運転感覚は扱いやすい。面白みはないが、クセのないエンジンだ。 乗り心地は少し硬い。GTラインとのことで、サスペンションは引き締まったタイプ。タイヤも17インチ(205/50R17)を履く。やや理解しにくいのは、日本で売られるメガーヌには、GTラインしか設定がないこと。ノーマルタイプのサスペンションやタイヤがあってこそのGTラインでしょう。粗い乗り心地ではないから文句を言うほどではないが、先に述べた心地好いシートとのバランスを考えると、ノーマルタイプの足まわりの方が相性は良いのではと思う。 操舵感や走行安定性は良好だ。機敏に向きを変えるタイプではないが、4輪がしっとりと路面に接している感覚。シートと同様、体に馴染む乗り味に仕上げた。背景には運転席の位置関係もありそう。運転席が前後輪の中央寄りにあるので、ドライバーを中心に旋回する感覚になる。ベースの5ドアに比べると、後輪が60mm後退しているが(エステートの方がホイールベースが60mm長い)、それでも操舵に対するクルマの動きが自然な印象だ。 その代わりデメリットもあり、ホイールベースが2700mmのワゴンとしては、リヤシートの膝先が少々狭い。身長170cmの大人4名が乗車して、リヤシートに座る同乗者の膝先に、握りコブシが2つは入らない。やや腰の落ち込む着座姿勢も気になる。 もうひとつ注意点を挙げれば、全幅は1810mmでチト幅広く、サイドウインドーの下端を後ろに向けて持ち上げたから、斜め後方の視界もあまり良くない。それでもこの絶妙に和洋折衷的な運転感覚は印象深い。幼い頃に見た日野製ルノー4CVの淡い記憶ともラップする。空気みたいで捕らえ所はないけれど、いつも日本のクルマ好きの傍らにいて、じわじわとファンを魅了している。ルノーはそんな存在だと思う。
2013年04月23日
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MASERATIのGhibliですネ。遂にその姿を見せました。実に速そうで、ウツクシイです。記事はRESPONSEからです。 イタリアの高級車メーカー、マセラティは4月20日、中国で開幕した上海モーターショー13において、新型『ギブリ』をワールドプレミアした。 マセラティは2012年9月、パリモーターショー12において、ギブリの復活を発表。新型ギブリは、ハイエンドEセグメントに属する4ドアサルーンとして開発され、『クアトロポルテ』の小型版として誕生した。 搭載エンジンは、全3種類が用意される。 ガソリンは、3.0リットルV型6気筒ツインターボで、2種類のチューニングが存在。 トランスミッションは8速AT。駆動方式は、FRと「Q4」と呼ばれる新開発の4WDとなる。 ベースグレードの「ギブリ」用は、最大出力330ps、最大トルク51kgmを発生。 0-100km/h加速5.6秒のパフォーマンスと、欧州複合モード燃費10.4km/リットルの燃費性能を両立させた。 高性能グレードの「ギブリS」は、最大出力410ps、最大トルク56.1kgmを発生。 0-100km/h加速を5秒で駆け抜け、最高速は285km/hに到達する。 このエンジンはマセラティとその親会社、フェラーリが共同開発。エンジンの組み立ては、フェラーリのマラネロ工場で行われる。
2013年04月22日
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MERCEDESは攻勢をかけますネ。新しいA型のSUV車を投入するようです、その名はGLA。 記事はRESPONSEからです。 4月20日、中国で開幕する上海モーターショー13。メルセデスベンツが同ショーにおいて、新型車の『GLA』を初公開することが分かった。 これは4月17日、メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAが公式Facebookページで明らかにしたもの。上海モーターショー13で、メルセデスベンツ『GLA』のワールドプレミアを宣言すると同時に、同車の予告スケッチを公開している。 このGLA、新型メルセデスベンツ『Aクラス』から派生する小型SUV。すでに新型Aクラスからは、小型4ドアクーペの『CLA』が派生。このGLAも、新型Aクラスの車台をベースに開発された。 現時点ではGLAの詳細は公表されていないが、メルセデスベンツUSAは、GLAに関して、「メルセデスベンツのコンパクトオフローダー」と説明。予告スケッチからは、若々しい雰囲気のGLAの姿が見て取れる。
2013年04月20日
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上海モーターショー、仏RENAULT社はコンセプトカー出展。しかも限りなく、市販車です。 記事はRESPONSEからです。 ルノーは、上海モーターショー13において、コンセプトカーのアルピーヌ『A110‐50』を公開した。 同社はアルピーヌ『A110』のデビュー50周年を記念して製作された復刻コンセプトカーとなる。 アルピーヌA110‐50は、このA110を現代に甦らせた復刻コンセプトカー。 ルノー『メガーヌ』の高性能モデル、『メガーヌ トロフィー』の車台をベースに、2010年秋のパリモーターショー10に出品されたコンセプトカー、『ドゥジール』(DeZir)に似たボディを組み合わせた。
2013年04月19日
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独PORSCHE車の中でも唯一SUV車のカイエン。 そのスポーツグレードとなります、GTS試乗記はCar Watch河村康彦レポートからです。 GTS――それは、そのシリーズ内で最強の自然吸気エンジンを搭載したモデルに与えられる、ポルシェ車の「特別なグレード名」だ。現ラインナップ中では、カイエンとパナメーラのみへの設定。台数限定ではないものの、そこには他のグレードとは一線を画す“希少なモデル”というイメージが付いてまわる。カイエンGTSの場合、採用するメカニズムや内外装のコスメティックが、自然吸気エンジン仕様の中でのこれまでのトップモデルである「S」グレードをベースとしながらも、フロントマスクやライトまわりのデザインには「ターボ」グレードに準じたものを用いる、いわゆる“ターボルック”の仕上がりになっているというのは、先代GTSの場合と同様の事柄。インテリアでは、ドアトリムの一部やルーフライニング、ピラートリムやセンターアームレストにアルカンターラを用いたレザーインテリアと、電動式の「GTSスポーツシート」を標準採用。 また、ヘッドレスト部分に「GTS」のロゴが刺繍され、ダッシュボードやドアトリムなどにコントラスト・ステッチ加工を施したこのグレード専用の「インテリア・パッケージ」も、オプションで設定をされている。 走りのポテンシャルをさらに高める凝りに凝ったオプション・アイテムが、多数用意されるのも特徴だ。例えば、標準のメカニカル式に対してさらに20mmのローダウンを実現するエアサスペンションや、ブレーキ利用のトルクベクタリング・メカである「PTVプラス」、アクティブ・スタビライザーの「PDCC」、セラミック・コンポジットブレーキ「PCCB」などがその一例。ダッシュボード中央にレイアウトされたストップウォッチが象徴的な「スポーツクロノ・パッケージ」も、やはりオプションの扱い。安全・快適装備としては車間警告機能を含んだアダプティブ・クルーズコントロールや、ドアミラーの死角をカバーする「LCA」などが、オプション・アイテムとして用意をされる。 今回のカイエンGTSのテスト車は、先に紹介のPTVプラスに、標準比1インチ径の21インチ・シューズやオートマチック・テールゲート、インテリア・パッケージといったオプションを採用。ただし、サスペンションはSグレード比で24mmローダウンされた標準のメカニカル仕様で、前出の「PDCC」や「PCCB」といった高価なオプションは未選択。見方によっては「さほど硬派ではない」ということになるのが、今回のテスト車の仕様と言ってよいかも知れない。「ジェットグリーン・メタリック」なるボディカラーを纏った新しいカイエンGTSの、思いのほかに彫りの深いバケットシートへと身を委ねて早速スタート。ターボグレードが発する思わず仰け反るような怒涛の加速感はないものの、それでもその動力性能に対しては「すこぶる強力」というフレーズしか思い浮かばない。0-100km/h加速のデータはSグレードの5.9秒に対して、コンマ2秒の短縮を実現。そこにはエンジン制御系のチューニング変更や吸排気系のリファインによるSグレード用比での20PS/15Nmの最高出力/最大トルクの上乗せに加え、最終減速比がやや低めに変更された成果が現れているに違いない。標準装備のスポーツエグゾースト・システムは、コンソール上のスイッチでスポーツ・モードを選択することにより、リアマフラーとテールパイプカバー間のフラップが作動をしてその音質を変化させる。ただし、実際に耳に届いたエンジン音は、全般にこもり気味の印象がやや強い。「GTS」という名前に相応しい抜けのよいサウンドへの自身の期待値には、残念ながら今一歩届いていなかった。アクセル操作に対するリニアなエンジン出力の立ち上がりには、さすがに自然吸気ユニットの美点が現れている。微低速走行時にトルコンATならではのスムーズさが光るトランスミッションは、アップテンポな走りでのダイレクトな出力の伝達感という点でも申し分ない。 このグレードには標準装備となる「スポーツ・ステアリング・ホイール」に付随した見栄えも触感も素晴らしいシフトパドルは、個人的には「固定式でなく、ステアリング操作に伴って回ってしまうのが残念」という印象。ただし、操作時の変速レスポンスそのものは、なかなか優秀だ。走りの印象で、多くの人が「GTS」というスポーティなグレード名に共感を覚えるであろうは、先に述べた力強い動力性能に加えて、前出ステアリング・ホイールを操作した際の、舵の効きの素早さでもあるはずだ。ノーズが俊敏に向きを変えるその動きは、車両重量が軽く2tを超えるSUVのそれとはとても思えない。フットワーク・テイストはさほど硬派ではなく、快適性は「非常に高い」と言って過言ではないもの。標準採用の電子制御式可変減衰力ダンパー「PASM」をコンフォートからスポーツモードへと切り替えても、極端にハードな印象にまでは変化したりはしない。一方で、“ゼロ・ロール感”を軸としたさらなるスポーティさを追求し、いかなる路面でもよりプレミアム感に溢れた乗り味を堪能したいというのであれば、エアサスペンションをPDCCとのセットでオプション装着し、さらにばね下重量の大幅低減にも寄与をするPCCBをも加えるのが理想であるはず。 ただし、その3点のオプション合計金額だけでも、実に250万円超! すなわち、そうした“常識外れ”と言いたくなるほどに大きな対価を支払えば、カイエンGTSはの走りはさらにひとランク上のステージにまで進化をさせられるポテンシャルがあるということだ。 考えようによってはそんなGTSグレードのカイエンというのは、何とも独特のポジションに立つモデルという捉え方もできそうだ。確かに動力性能は強力だが、それはターボほどのスピード性能の持ち主というわけではない。5.7秒という0-100km/h加速タイムのデータに対してターボのそれは4.7秒と明確な差を付けるから、「誰もが驚く飛び切りの速さ」という点では、GTSには全く勝ち目はないのだ。最高速のデータをとっても、「シリーズの頂点に立つモデル」は、やはりターボの方と判断する人が多いに違いない。GTSの261km/hに対して、ターボのそれは278km/h。日常の実用性とはかけ離れたそんな領域での10km/h、20km/hの違いにどんな意味があるのか?! というのは正論かもしれないが、クルマの性能を決定づける尺度としては、やはり最高速のデータというのは、今もある面決定的なものであるはずだ。 かくして、記号性という点ではカイエン・シリーズの中にあっても、決して頂点に立つわけではないGTSグレード。しかしポルシェではそんなこのモデルを、「最もスポーティなカイエン」と断言する。ここでの“スポーティ”というフレーズはもちろん絶対的な数値の差などではなく、それがいかに濃厚な“ドライバーズカー”としての雰囲気を味わわせてくれるかを示す、言葉と言ってよいはずだ。そう、カイエンGTSというのは、まさに「世界のSUVの中で随一の、ドライバーズカー」を狙った1台であるに違いない。それこそがこのモデルならではの拘りであり、またターボにはない贅沢さであるというわけだ。このモデルをテストドライブしている最中にフと感じた、「カイエン・シリーズ中で最も“アナログなモデル”を操縦している感覚」――それこそが、実はこのモデルが狙う本質的なポイントであったのかもしれない
2013年04月18日
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伊MASERATI車。そうですか!そんな壮大なスケールの販拡計画なのですネ。 記事はRESPONSEからです。 マセラティジャパンは6代目となる『クアトロポルテ』を発表した。このクルマは、マセラティ年間生産5万台計画への第1歩となるものである。 この目標をもとに日本市場においても、販売台数は、マセラティトータルで5倍(2012年は311台)を目指している。 その一翼を担うこの新型クアトロポルテについて、マセラティ ジャパン マーケティング&PRディレクターの安部麻甲さんは、(単一モデルの)目標台数は倍以上となることから、先代クアトロポルテからの乗り換えだけでは追いつかず、半分ほどは新しい層を獲得しなければならないと話す。 そこで、新型クアトロポルテは、トランクルームの拡大や、後席を広くするなど実用面を考慮しつつも、テーラーメイドシステムを採用するなどで、「ドイツ車からの乗り換えも多く狙っています」と語った。
2013年04月10日
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MERCEDESのCLS63AMGシューティングブレーク、試乗記ですネ。 記事はRESPONSE金子浩久レポートからです。 メルセデス『CLSシューティングブレイク』は、とても“旬”な一台。 シューティングブレイクとは、もともと2ドアのスポーツカーやGTをベースとしてステーションワゴンに仕立て上げられた贅沢なカスタムカーが本筋だ。 カタログモデルでは、リアライアント『シミターGTE』という通好みの一台がかつて造られていた。イギリスのコーチビルダーが、1960年代のアストンマーチン『DB5』や『DB6』、1970~80年代のジャガー『XJS』などにステーションワゴンボディを載せ替え仕立て上げたものもあった。 今回試乗した「CLS63AMGシューティングブレイク」は、その名の通りAMGのハイパワーエンジンを搭載した高性能豪華版で、ノーマル版には「CLS350シューティングブレイク」と「CLS550シューティングブレイク」がラインナップされている。 メルセデス・ベンツのステーションワゴンは、CクラスとEクラスにそれぞれ設定されているが、クーペスタイルの4ドアセダンCLSから素早くステーションワゴンを派生させた企画の勝利だろう。 CLSというニッチ(台数は必ずしもニッチではないが)にニッチを重ねたシューティングブレイクの荷室積載量はキャビン同様に最大を狙ったものではない。 積載量を求めるならば前述のワゴンを求めるべきなのだ。CLSシューティングブレイクは、あくまでもスタイル優先。でも、そこがウケている。たしかに存在感は抜群で、高速道路のサービスエリアに停めると一手に注目を集めていた。 誰の目にも今まで見たこともないカタチをしていることは間違いなく、そういうクルマを求めている人には、今、このクルマが一番だろう。 特に、オプショナル装備のトランクルームのウッドフロアがシビれる。戦前の高級車や高級ヨットなどをデザインモチーフにしているのだろうが、とてもこのクルマに合っているし、このクルマを買うのだったらぜひ注文したくなる仕上げの良さだ。 パワーは十分以上で、速くて迫力満点だが、乗り心地に繊細さと柔らかさが加わるとより贅沢さが増してくるだろう。高速域では安定していて頼もしいのだが、日本の道路ではそれが裏目に働いて、硬過ぎる。路面の段差や舗装のつなぎ目をそのまま車内に伝えてきてしまうことが少なくなかった。 ■5つ星評価 パッケージング:★★★ インテリア・居住性:★★★★ パワーソース:★★★★ フットワーク:★★★ オススメ度:★★★★
2013年04月09日
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MASERATIの新車、ギブリ Ghibliですかね。スポーツセダン、登場です。記事はCar Watchからです。 マセラティは4月10日、4ドアスポーツセダン「ギブリ」のオフィシャル写真を公開した。 ギブリは同社が初めてEセグメントに投入するスポーツセダンで、ハイエンドセダンの「クアトロポルテ」よりも小型でスポーティーとしている。 Eセグメントにはメルセデス・ベンツ「Eクラス」、BMW「5シリーズ」、アウディ「A6」などが属している。 パワートレーンはV型6気筒3リッターツインターボエンジンと8速ATの組み合わせで、2WD(FR)と4WDが用意される。 同社は2015年までに年間5万台を生産する目標を掲げており、ギブリはクアトロポルテや、同社初のSUVとして予定している「レバンテ」とともに、その一翼を担うことが期待されている。
2013年04月07日
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ヨーロッパ・プレミアム車はダウンサイジング傾向。英国JAGUAR・・・このくらいの価格なら、手が届く(届くわけ無い!)。XFです。記事はRESPONSEからです。 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2013年から、ジャガーのEセグメントセダン『XF』にダウンサイジングによる新たなパワートレーンを設定した。 「XF 2.0 プレミアムラグジェアリー」には、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンが搭載されている。 エンジンは、最高出力240psと最大トルク340Nmを達成している。 0-100km加速は7.9秒で、旧型3.0リットルV6エンジンを搭載したモデルに比べ、0.4秒早い。 さらにZF社型の8速トランスミッションを搭載し、JC08モードで燃費は9.1km/リットルを実現。 「2.0 プレミアムラグジェアリー」の価格は、694万円だ。
2013年04月06日
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1914年創業、イタリアの高級車メーカーMASERATIの大型サルーンです。この記事はCar Viewからです。 1月のデトロイトショーで世界初披露されたばかりの「新型クアトロポルテ」が早くも日本上陸を果たした。先代クアトロポルテの登場は2003年。それから約10年という時を経て、大型化かつ軽量化されたボディと、さらなる速さを手に入れて生まれ変わった。今回のモデルは6世代目に数えられる。価格は1690万円で、デリバリー開始は6月が予定されている。 今回導入されたモデルは、マセラティが独自設計した3.8リッターV8直噴ツインターボを搭載する「クアトロポルテ GT S」。先代最強の「クアトロポルテ スポーツ GT S」の4.7リッターV8からのダウンサイズとなるが、ツインターボによる過給によって、最高出力は440psから530ps、最大トルクも490Nmから710Nmへと飛躍的に向上している。ちなみにエンジンの組み上げは、提携関係にあるマラネロのフェラーリ工場で行われる。 トランスミッションは6速ATから8速AT(ZF製)へと多段化。0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は20km/h速い307km/hにまで引き上げられた。さらに「ノーマル」「スポーツ」「マニュアル・ノーマル」「マニュアル・スポーツ」「I.C.E(いわゆるエコモード)」という5種類のシフトモードも備える。 「I.C.E」では燃費重視かつシフトショックを極限まで抑え、「ノーマル」では回転数を3000rpmに留める一方、「スポーツ」では持てるパフォーマンスを解き放ち、マセラティ独特の官能的なエンジンサウンドも楽しめるという。また具体的な数値は公表されていないものの、燃料消費率は約20%改善されているようだ。 今秋には3.0リッターV6直噴ツインターボ搭載モデルや4輪駆動モデルの追加も予定されている。 トライデントをあしらったグリルや力強いロングノーズ、フェンダーのアウトレットなど、マセラティ伝統のデザインを現代風にアレンジした新型クアトロポルテ。エレガントかつ存在感を増した新たなボディは、全長5262mm(先代比+152)×全幅1948mm(同+53)×全高1481mm(同+61)、ホイールベース3171mm(同+106)で、全方位的に大きくなっている。それでいながら、車重は先代から160kgほども軽い1900kgに抑えられている。これはボディパネルの60%強をアルミ製にした効果で、前後重量バランスも理想的な50:50が維持された。 クラフトマンシップ溢れる内装はさすがの仕上がり。装備類では、直感操作が自慢の「マセラティ タッチ コントロール スクリーン」や調整可能なペダル、リアビューカメラなどが備わる。ホイールベース延長により室内のゆとりが増し、後席レッグルームやラゲッジルームも広がっている。標準は5人乗り仕様だが、よりラグジュアリーな4人乗り仕様もオプション設定される。 フェラーリ傘下を離れ、フィアットグループの高級車セグメントを担っているマセラティは現在、2015年までに全世界で年間5万台を生産という大きな目標を立てている。その一環として、ディーラー網の整備を進め、2013年中に350拠点、2015年には425拠点まで広げていくという。 日本では4月19日(金)に国内最大のマセラティショールームが、名古屋市の中区にオープンする。 また、現行ラインアップは、今回の「クアトロポルテ GT S」、2ドアクーペの「グラントゥーリズモ」、コンバーチブルの「グランカブリオ」の3ラインだが、ニューモデルも精力的に投入していく。
2013年04月04日
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並み居るAUDI車の中でも、トップレベルのパフォーマンスを発揮するクルマです。RS4です。 記事はRESPONSEからです。 アウディ ジャパンは、新型アウディ『RS4アバント』を4月10日より発売する。 3世代目となる新型RS4アバントは、最高出力450ps、最大トルク430Nmを発揮する4.2リッターV8 FSIエンジンを搭載。7速Sトロニックを組み合わせ、0-100km/h加速4.7秒、最高速度250km/hを発揮する。 ドライブトレインには最新世代のクワトロシステムを、足回りにはRS4専用スポーツサスペンションを採用する。 エクステリアは、つや消しアルミニウム仕上げのフレームに囲まれたハニカムメッシュのシングルフレームグリル、大型エアインテーク付きのフロントバンパー、ワイドフェンダーなどの専用装備を備える。 インテリアはブラック基調でまとめられており、ファインナッパレザーのSスポーツシートを標準装着する。 価格は1195万円。
2013年04月03日
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フライングスパー・・・最強のBENTLEYだそうです。英国の雄、北米市場を意識したデビューです。記事はRESPONSEからです。 3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13。英国の高級車メーカー、ベントレーのブースでは、新型『フライングスパー』が北米プレミアを飾っている。 新型フライングスパーは、3月のジュネーブモーターショー13で初公開。先代の『コンチネンタル フライングスパー』の後継モデルだ。 新型は、パフォーマンスにさらなる磨きをかけた。そのハイライトは、6.0リットルW12ツインターボエンジン。最大出力は625ps/6000rpm、最大トルクは81.6kgm/2000rpmと、先代の最大出力552psに対して、73psものパワーアップを果たす。 新型フライングスパーは、このパワフルなエンジンを、アルミやポリマーを使って50kg軽量化したボディに搭載。 トランスミッションは、ZF製の8速AT。駆動方式は、前後トルク配分40対60を基本とするフルタイム4WDだ。 新型フライングスパーは、0‐96km/h加速4.3秒、最高速322km/hの実力。 先代のコンチネンタル フライングスパーの0‐96km/h加速4.9秒、最高速312km/hを超える、最速かつ最もパワフルな4ドアベントレーへ進化した。 ニューヨークモーターショー13のプレスカンファレンスには、ベントレーのクリストファー・ジョージ社長兼COOが登場。 「新型フライングスパーを、ベントレーにとって最も重要な市場のひとつ、ニューヨークで披露できることに興奮しています」と述べている。
2013年03月31日
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CHEVROLET CAMARO。Z28は60’から70’にかけて一世風靡したアメリカン・スポーツカーの代表車です。記事はRESPONSEからです。 カマロ Z/28は、2014年モデルのシボレー『カマロ』の発表と同時に復活した伝統の高性能グレード。初代カマロ Z/28は、1967年に発表。カマロの歴史において、「Z/28」という名を冠したモデルは、最も象徴的な存在でもある。 ところで、現行カマロには、「ZL1」という高性能グレードも設定。シボレーによると、公道での高性能を追求したZL1に対して、Z/28はサーキットで本領を発揮するモデルに位置付けられるという。 カマロ Z/28のフロントには、LS7型と呼ばれる7.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。吸排気系は専用チューニングされ、最大出力500ps以上、最大トルク65kgm以上を発生する。 トランスミッションは、専用ギアレシオの6速MTのみ。 サスペンションは4段階の調整が可能。ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックだ。 タイヤは305/30ZR19サイズのピレリ製「PゼロTrofeo R」。純正装着はカマロ Z/28が初となる。 大幅な軽量化を受けているのも、カマロ Z/28の特徴。 オーディオや遮音材、トランクカーペットの廃止、ガラスの薄厚化、エアコンのオプション化、バッテリーの小型化などを実施。シボレーは、「ZL1に対して136kg軽量化した」と説明している。
2013年03月30日
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もう・・このクルマに関しては言うことはありません!どこから見ても、趣味のクルマです。AUDI R8。記事はRESPONSEからです。 アウディ ジャパンは3月19日に、2シーターミッドシップスポーツカー『R8』の一部仕様・装備を変更し発表した。 最高級モデルとなる『R8 スパイダー 5.2 FSI quattro』は、525psを達成する5.1リットルV型10気筒で、新開発された7速Sトロニックトランスミッションを搭載。従来のシングルクラッチATからデュアルクラッチとした。 価格は2339万円。
2013年03月29日
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今が旬のクルマ、TOYOTA86 ドイツで86台の限定車を出すようです。記事はRESPONSEからです。 トヨタ自動車の新型FRスポーツカー、『86』(欧州名:『GT86』)。同社のドイツ法人が、「カップエディション」と呼ばれる特別な86を設定した。 これは3月23日、ドイツの有名サーキット、ニュルブルクリンクにおいて、今シーズンの耐久レースが開幕したタイミングで発表されたもの。 VLN耐久選手権に86が参戦していることに合わせて、『GT86カップエディション』が発表されている。 ボディカラーは、ホワイトパールを含む3色が用意され、ボンネットやルーフに専用ストライプを追加。フロントスポイラーやリアのディフューザーにも、ストライプと同じ色がアクセントとして添えられた。 足元は18インチのOZ製アルミホイールに、225/40R18サイズのピレリ製PゼロコルサGTタイヤの組み合わせ。インテリアは、ステアリングホイールがアルカンターラ仕上げとなり、限定車を示すアルミ製シリアルナンバープレートを装着。 シートなどは、カップエディションの文字入りとなる。 GT86カップエディションは、限定86台を設定。2013年4月に発売される予定で、購入者はニュルブルクリンクで行われるVIPイベントにペアで招待される。
2013年03月28日
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2013年世界最高のデザイン車、JAGUARのFタイプですネ。やっぱりカッコいい!ですネ。記事はRESPONSEからです。 ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は3月28日、米国で開催中のニューヨークモーターショー13において、「2013ワールドカーデザインオブザイヤー」をジャガーの新型スポーツカー、『Fタイプ』に授与した。 2013ワールドカーデザインオブザイヤーは、2012年に発売された新型車の中から、優れたデザインを持つ車に授与されるもの。世界25か国、約60名のジャーナリストに、5人のデザインエキスパートが加わり、審査が行われる。 そして、2013ワールドカーデザインオブザイヤーは、ジャガー Fタイプが獲得。 同じく英国の高級スポーツカー、アストンマーチン『ヴァンキッシュ』と、唯一の日本車として最終選考に進んだ新型マツダ『アテンザ』を抑えての栄冠だ。 ワールドカーデザインオブザイヤーの過去の受賞車は、2006年がシトロエン『C4』、2007年がアウディ『TT』、2008年がアウディ『R8』、2009年がフィアット『500』、2010年がシボレー『カマロ』、2011年がアストンマーチン『ラピード』、2012年が『レンジローバー・イヴォーク』。 今回のジャガーFタイプを加えると、欧州車が圧倒的に強い結果となっている。
2013年03月26日
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GT-Rの2013年型、そのインプレはサーキットでなくロードです。 記事はWeb CG青木禎之レポートからです。 さらにトガッた「日産GT-R」。エンジンのキレが増した2013年モデルは、ニュルの周回タイムをさらに縮めたという。では、ロードカーとして肝心な日常性能はどうか。ショートツーリングに出た。 「日産GT-R」2013年モデルがたたき出したニュルブルクリンクのラップタイムは、7分19秒1。2007年の初挑戦では7分38秒54だったから、その6年間の進化たるや、恐るべし! そういえば、翌08年は7分29秒3の市販車最速タイムを記録して、シュトゥットガルトの自動車メーカー(ポルシェのことです)を本気にさせたっけ。「ホントに市販車と同じ仕様なのか? タイムアタックスペシャル(!?)なんじゃないか?」。そんなクレームが付いたと記憶している。既報の通り、GT-R 2013年モデル進化の眼目は、エンジン高回転域での加速強化である。サーキットからのフィードバックが囁(ささや)かれる、燃料噴射の精度アップと過給圧低下を防ぐターボユニットの改良が施された。 オイルパンにバッフルプレートを加えて、油圧の揺れを抑える工夫も(手法が古典的だが)新しい。3.8リッターV6ターボのカタログ上のスペック(最高出力550ps/6400rpm、最大トルク64.5kgm/3200-5800rpm)は、2012年モデルと変わらない。一方、「一基のエンジンを一人の匠(たくみ)が組み上げる」といううたい文句通り、エンジンブロックにそのユニットを組んだ職人の名前が入ったアルミプレートが貼られるようになった。かつて、「フォード・マスタング」のスペシャルバージョン「コブラ」にも同様の手法が採られていて、「おもしろいことをするなぁ」と感心したものだが、GT-Rのプレートは、コブラのそれよりずっと立派だ。この日お借りした「Pure edition For TRACK PACK」のエンジンは、「Handbuilt by Izumi Shioya」だった。シオヤさん、すばらしいエンジンでした。For TRACK PACKは、かつての「SpecV」に相当する硬派なカスタマイズオプション。専用サスペンション、20インチの鍛造アルミホイールがおごられ、シート地はモケットと本革のコンビネーションとなる。リアシートは省かれ、車重はノーマルPure editionより10kg軽い1720kg。 乗車定員は、言うまでもなく2人だ。GT-R 2013年モデルの、フロントの食いつきの良さ、回頭性の向上は、すでに報告されている。フロントの動的なロールセンターを下げたのが効いているらしい。よりスペシャルなTRACK PACK用サスペンションでは? 交通法規を順守して公道を行くかぎり、「乗り心地が少々硬い」と感じるのがせいぜいだ。そこで、トランスミッションを「SAVE」、ショックアブソーバーを「COMF(ort)」、VCRはノーマルのまま、試乗してみた。 GT-Rの「COMF」モードは、“安楽”ではなく、“日常”の意味である。つい勢いで(?)TRACK PACKを買ってしまったオーナーでも、後悔することのない日常性を提供する。トランスミッションの「SAVE」モードは、シフトプログラムを燃費寄りにするほか、エンジンの出力も抑え気味となる。アクセル操作に対するエンジンの反応も、穏やかに。 といっても、スーパースポーツからスポーツになったレベルで、普通に運転していても十二分に速い。瞬間燃費計を観察していると、100km/h巡航だと、楽に10km/リッターを超す。ノーマル状態ならシフトダウンするようなアクセルの踏み増しをしても、ギアをキープしたまま、しかしアッと言う間に速度を上げていく。「GT-Rの本籍はサーキット」ということを、逆説的に理解させるSAVEモードである。GT-Rの取扱説明書をひもとくと、ホイール、ブレーキ、トランスミッションそれにLSDからのノイズ、アイドリングの揺らぎやマフラーの変色についてなど、多岐にわたって「これらの現象は異常ではありません」と説明されている。 GT-Rだからといって、すべてのオーナーが「わかって」購入しているわけではないのだろう。「SNOW」変じて「SAVE」モードとなったのは、2011年モデルだった。2014年モデルには、さらにおとなしい「ECO」モードが新設されるかもしれない!? いや、それは次の世代で? どんどん速くなり、グングン優しくなるGT-R。どちらのGT-Rも、応援していきたい!
2013年03月24日
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AUDIのR8といえば、これは高級スポーツカーです。価格は1729~2339万円します。2013年型登場!です。 記事はCar Watchからです。 アウディ ジャパンは、3月19日に東京都現代美術館で「The new Audi R8 Press Launch Event」を開催。 新型トランスミッションの採用などでさらに進化した「R8」2013年モデルを発表した。 2013年モデルのR8について、アウディ ジャパンの大喜多寛社長は「アウディらしく正常な進化を遂げたモデル」と紹介。 「新しいR8の魅力はたくさんありますが、トピックスを3点に絞ると、まずは0-100km/h加速が3.6秒であること、アウディのテクノロジーが凝縮されたLEDヘッドライト、これまでのRトロニックから、よりモータースポーツのフィーリングを味わえるSトロニックに進化したことがあげられます」と解説した。 新しいR8の販売開始は4月10日に設定され、車両価格は1729万円~2339万円。 これまでR8は全国8個所の「R8ディーラー」のみで取り扱われてきたが、今年中に20店舗まで拡大し、年間100台を販売目標としている。
2013年03月23日
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RENAULT車、ニュル最速のFF車・・だそうです。 記事はWeb CG荒 聖治インプレをサトータダシがレポートします。 “ニュル最速のFF車”をうたう「ルノー・メガーヌR.S.」は、日本の鈴鹿サーキットでどのような走りを見せるのか? 乾いた排気音を残してピットロードを加速するメガーヌR.S.は、あっという間に1コーナーに吸い込まれて姿を消した。ピットレーンでマシンを見送ってから小走りでパドックに戻り、各コーナーに設置された映像を映すモニター画面を凝視する。1周5.8kmと広い鈴鹿サーキットでは、一度ピットを離れた車両を確認する手段はモニター画面しかない。モニター画面上のメガーヌR.S.は、いかにもスムーズに各コーナーをクリアしているように見える。フライングラップ1周目は2分35秒876、2周目が2分34秒717。速い! テスト前の予想では、2分34秒台がひとつのめどだった。それをたった2周目であっさり達成してしまうとは。パドックには安堵(あんど)の空気が漂う。2度のフライングラップを終えた荒氏とメガーヌR.S.が戻ってくる。 「筑波で空気圧のセッティングだとか、タイヤの使い方がわかったから、最初から攻め込めた」と、荒氏も余裕の表情。ちなみにタイヤの空気圧は前後輪とも1.9kg/cm2でスタート、パドックに戻るとフロントが2.6kg/cm2、リアが2.4kg/cm2に上がっている。「オーケー、前も後ろも1.9のままで大丈夫です」 そう伝えた荒氏は、新しいタイヤに履き替えて再びピットを後にした。けれどもこの2セット目のタイヤの最速ラップは2分34秒679。タイムは意外に伸びない。安堵の空気が一転、パドックはどよんとした雰囲気に包まれる。 けれども2セット目のタイヤでのタイムアタックを終えてパドックに戻った荒氏の表情は明るい。「うーん、1.9はちょっと低すぎたみたい。前後とも2.2に上げてください。大丈夫、もうちょっと(タイムは)詰まると思いますよ」と、勝算ありの口ぶりだ。 モニター画面に映るメガーヌR.S.の挙動が、今までよりアグレッシブに見える。縁石に大胆に乗り上げ、コーナーの最短ルートを攻めている。果たしてモニター画面には2分34秒282のタイムが映し出され、パドック内では拍手が起こった!パドックに戻った荒氏は、開口一番「速かったでしょっ」と満足そうに笑った。そして、3度目のタイムアタックに向かう時に余裕の表情だったタネ明かしをしてくれた。「1コーナー、2コーナーをクリアすると3速が吹け切っちゃうので、最初は4速にシフトアップしてS字に入っていました。このクルマのエンジンは下からトルクが厚いから、4速の低い回転域で、トルクを使って走ろうと思ったんです。でも、そうやって走ると、アンダーステアが少しだけ顔を出す」 ふたつの60Rのコーナーを組み合わせたスプーンカーブは、「ひとつめは突っ込んでも、ふたつめはやさしく。ふたつめを乱暴に入ってもクルマがいいからクリアしてしまうけれど、タイムアップのためにはそこで自分の気持ちを抑える必要がありました」 そして鈴鹿名物の高速コーナー、130Rへ。「メーター読み210km/hから5速でちょいブレーキ、全開ではないですがそのまま曲がれます。ここで操舵(そうだ)が一発で決まる市販車なんてほとんどないんですが、メガーヌR.S.はピタッと決まった。130Rでのスピード感は、2リッターターボとは思えないほど刺激的でした」 130Rの次には、シケインが待ち受ける。「2速でばんばんシケインに乗り上げて、ショートカットしても問題ないです。サスペンションがしなやかに動いてくれるんですね」 なるほど、最後のタイムアタックはモニター画面で見たように、やはり果敢に攻め込んでいたのだ。「そうです。レーシングマシンのように、メリハリを利かせて走るとタイムが出る。本当に懐が深いクルマですね」 最後に、荒氏はこう付け加えた。「今朝は横浜から新東名で来たんですが、高速も静かで快適、エンジンにもトルクがあって乗りやすい。例えば、横浜から鈴鹿まで快適にドライブして、サーキットではエキサイティングな走りを満喫、そこからまた横浜まで楽しく帰ることができる。
2013年03月11日
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これはAston Martin車です。最近、シューティングブレークなるジャンルがユーロで脚光を浴びています。 記事はRESPONSEからです。 イタリアのデザイン工房ベルトーネは、ジュネーブモーターショー13でアストンマーチン『ラピード』をベースにステーションワゴンとクーペの要素を取り入れた「シューティングブレーク」のコンセプトを発表した。 コンセプトカーの名は『ラピード・ベルトーネ JET2+2』。ベルトーネとアストンマーチンの協力関係が60周年を迎えることを記念して制作された。 ラピードの4ドアクーペボディをハッチバック化し、ウッドデッキを備えた荷室を新たに創出した。 4ドアではあるものの、後席は非常に狭く2+2シーターとなっている。 エクステリアはアストンマーチンの個性である、伸びやかで筋肉質なプレスラインや、スマートかつダイナミックなボディデザインを尊重し昇華させた。 インテリアは高級家具をイメージし、上質なレザーをふんだんに使用。後席は電動で折り畳めるようになっており、荷室を拡大することができる。 パワートレインはベース車のラピード同様、最大出力476hpの6リットルV12エンジンを搭載する。 また、今回会場には2004年に制作されたアストンマーチン『ヴァンキッシュ』をベースとした2ドアシューティングブレーク『ベルトーネ JET2』も展示された。
2013年03月09日
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仏CITROEN、DS3のオープンカーですネ。 試乗記はCar Watch飯田裕子レポートからです。 2年前に日本に導入されたシトロエン「DS3」のオープンモデルが、この夏にも日本にやってくる予定だ。それに先駆けスペインはバレンシアで行われた国際試乗会で、一足先にその楽しさと実力を確認することができた。 それはオープンカーとしてはお約束通りの解放感のみならず、コンパクトなオープンカーでありながら、得られる実用性とDS3として期待を裏切らない走り、そしてオープンだからこそ楽しめるデザインや新しいDSライフの始まりをも予感させる魅力があった。 DS3は2010年から日本に導入されている「C3」の派生車種であり、上級モデルである。シトロエンのDSシリーズは1955年に発売されたシトロエン「DS」に由来し、現在のC3や「C4」などのCシリーズとは一線を画すプレミアムなシリーズだ。新たに追加される「DS3 Cabrio(カブリオ)」は、ベースとなる2ドア ハッチバックモデルのボディーサイズやスタイルを継承するオープンカー。外観の特徴は、ハッチバックのDS3に対し、ウインドーの上に浮いているように見えるルーフが3タイプ(色)のキャンバスのルーフに変わっている点と、テールライトに3D LEDライトを採用していることだ。 キャンバスルーフは生地の細部にもこだわり、例えば「ブルーインフィニ」というブルーにもバイオレットにも見えるキャンバスは3種類の色を使って織り上げ、そのうちの1本は光を反射する糸を採用することで、光の具合で光沢感や風合いが変わる質感を実現した。また「モノグラム」は、よく見るとDSロゴが織り込まれ、その色合いにもフレンチテイストを感じることができる。キャンバスルーフはこの2タイプの他にブラックがあり、日本導入モデルにはボディーカラーに合ったタイプが予め採用されるということだ。3D LEDライトの光も斬新だ。そもそもこの技術はコンセプトカーの「Revolte」や「SunVolt」からヒントを得ている。この3次元的なテールランプは、中央部に31個のLEDを備えた長方形の白色ガラスを配置し、光を反射して後方へ放散する反射板ミラーと組み合わされている。点灯させたライトを近距離でジーッと見ると、ライトの奥へ目線が吸い込まれそうな感覚があり、とにかく興味深くて新しい。が、実はこのライト、つい最近限定発売された「DS3 ウルトラ・マリン」には導入済みだ。 キャンバスルーフは3段階での開閉が可能だ。全開の状態からでも120km/h以下であれば16秒で閉じることができる。DS3 カブリオはA、B、Cピラーを残し天井だけが開くタイプなので、高速走行中でも開閉操作が行えるメリットがある。開発者は「このクラスのオープンカーに完璧なシステムは要らない。欠点がないカブリオレのようなモデルがいい」と言っていた。高速走行中でも開閉が可能である点に加え、天井だけが開くこのモデルは、乗車定員が5名。そもそもそれほど広い後席ではないが、ルーフを開けてもスペースが犠牲になったりしない。おまけにラゲッジスペースも250Lと、「MINI」のオープンモデルと比べて倍の容量が保たれ、6:4分割式の後席を畳めばそのスペースはさらに広がる。「毎日大きい荷物は入れないにしても、たまには大きいスーツケースも入れたいだろう」という配慮である。完璧なシステムよりも気軽にオープンドライブを楽しめ、なおかつコンパクトカーとしての日常+αの実用性も犠牲にしないオープンカー開発がこのDS3で行われているのだ。 それはドライビングプレジャーもしかり。DS3の開発当初からオープンモデルを作る予定があったわけではないが、ハッチバックと同等のハンドリングや乗り心地が求められたそうだ。バレンシアでは、日本に導入が予定されている直列4気筒DOHC1.6リッター直噴ターボ(156PS)に6速MTを組み合わせたモデルを試乗することができた。ボディーサイズに必要十分なトルクとパワーを持つ走りは、操作フィールのよい6速MTで走りのリズムやムードを変えることができる。バレンシアの街中や眺めのよい郊外では流すように走らせ、時々スポーティにキュンキュンと走らせてもみた。サイズのわりに重厚なボディーを軽快に走らせることができるが、乗り心地が決してハードなわけでもない。ハッチバックのDS3と何ら変わらぬ質の高い走りが、スムーズかつスポーティに楽しめる。それでいて大がかりなチューニングや補強、変更は行われてはいないそうだ。屋根のパーツ、トランクまわりの強化、振動を抑えるダイナミックダンパーの採用など……重量の増加はわずか25kgというから、これも驚きだ。通常は100kg近く重くなっても不思議ではない。キャンバスルーフを閉めたクローズド状態の静粛性も、ハッチバックと同等の遮音性が保たれている。一方3段階に開くルーフは、全開で高速走行をしても、フロントのルーフエンドに装着されたウインドーデフレクターを立てれば、問題なく走れる。が、全開状態では後席の後ろに畳まれた幌が壁を作り、後方視界を妨げるので、1段階手前にしておくのが日常ドライブにはおすすめだ。DS3 カブリオは「屋根が開いたらファンタスティックな楽しさも気軽に広がる」的なモデル。 スポーティな印象も強いプレミアムシリーズのDSに追加されるオープンカーは、そんなスポーティなデザインや走りをオープンという少し肩の力を抜いて楽しみたいモデルでもある。だからこそ本当ならATモデルがあれば、女性も積極的に選びやすくなるのかもしれないが、6速MTだけというややマニアックな販売を予定しているらしい。が、楽しくて頼もしい(実用的)のは間違いない。日本への導入は今年夏ごろを予定している。
2013年03月04日
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TOYOTA86のオープンカー、コンセプト車ですネ。もう何も申しません、とっぷりご覧ください。記事はCar Watchからです。 トヨタ自動車は、ジュネーブ・モーターショー(プレスデー:3月5日、6日、一般公開日:3月7日~17日)に「FT-86 オープンコンセプト」を出展する。 「86」をベースに製作されたオープンモデル。ソフトトップ(電動開閉式)を採用する。ミラノのデザイナーによる内外装は、ホワイトとネイビーブルーのコントラストでカラーコーディネートした。また、フロアマットやシートのステッチにアクセントとしてイエローゴールドを用いた。
2013年03月03日
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