萬乃夜

萬乃夜

2005年01月22日
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寒さの厳しい日でしたが、空はとっても綺麗に晴れててね。

公共施設で火葬したので、いたって事務的に受付。
そして、遺骨の引き取り。
その送り迎え、待ち時間を、友人夫妻&お子達と過ごしました。

1人で送り出すのは、危険との判断らしい(笑)
。。。夫の逝去後も、友人達が交代で私に張り付いていたっけな。
どうも、進歩が無いなぁ、と思い出したり。

遺骨は、小さな小さな、骨壷に入れられて。
綺麗な袋に納められ。。。ボールペンで名前が書いてありました。
中を、こっそり開けて見ると。
かる~い、小さな骨が、カサコソと入ってました。

それを、自宅へ連れて帰り。
友人夫(実は僧侶資格持ってたりする)に、読経をあげて貰って。
夫殿の仏壇の経机ならば、骨壷を置いても大丈夫とお墨付きを頂き<仏壇中はいけないのだそう
経机の上に、スペースを開け<リン・香炉・火立て等が置いてある

骨壷とお花やカリカリ御飯を、置いてみました。

私ね。
貴方と会えて良かったよ。幸せだったよ。
夫殿が、ひと目で貴方を気に入って、会社の帰りに連れて帰って来た日の事。
今でも、はっきりと、覚えてる。
あの時の、夫殿の照れたような嬉しそうな顔。
そして、好奇心旺盛そうな、まん丸い目をクルクルさせてた貴方の顔。

目が合うと、いっつも肩の上に飛び乗ってたよね。
ゴロゴロとしながら、ヨダレを流して、1時間も2時間も寛いでいたよね。
長い尻尾と、ふさふさの毛をなびかせながら、誰にでも笑顔を見せていてくれてた。
布団の中では、私の首の頚動脈を押さえつけて寝る癖のおかげで、息苦しさで随分起されたっけ。
でもね。どれもこれも。楽しかった。
貴方のおかげで、どれだけ幸せだった事か。

楽しかったよ。幸せだったよ。
本当に、ありがとう。

我が儘を言うならば。もう少し、暮らしたかったけど(涙)
そして、貴方が幸せだったか、それだけが気がかりだったりするけど。

苦しい思いをさせてしまって、ゴメンネ。
危篤になってから、私が行くまでの間。1人で良く頑張ったね。
貴方の最期を看取れなかったのが、何より心残りだけれど。
でも、頑張ったね。偉かったね。

ゆっくり、休んでね。

ありがとう。本当にありがとうね。
そして。。。おやすみなさい。





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最終更新日  2005年01月23日 00時19分03秒
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