鬼姫



夕星を手挟みて俯瞰す美し姫は
其の双眸をもて差す手とし舞々神楽

兆しは八逆

金銀の香炉より けぶり けぶりにし人
ほろほろと落ちみだるる木の葉のやうに

あな 煌ら 剰え たゆたふ御灯明よ
あな 煌ら 現れは たゆたふ身 明かし夜
鳴りや 黄泉路へと 憂き夜嘆ひても
果てし狭霧を 嗚呼 厭ひ 浮世嘆ひても

事切れぬ 業火は 無二芳香
叶わぬなら 我が鬼を生りこぼさん
鬼


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: