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2025年01月28日
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カテゴリ: !なことば
共同通信配信の記事

私は基本はどうとか、どちらか一方だけにするとかではなく、両方を使い分ければいいだけの話だと思います。学校で習うのが主に訓令式であるために、看板表記などに訓令式を使っている例をよく見ます。せっかく外国人のためによかれと思って掲げた表記が訓令式になっていると、きちんと発音が伝わらないことが多いのではないでしょうか。

記事には出てきませんが、私が一番問題だと思うのが拗音(小さなヤユヨが入る音)の表記です。

大阪・関西万博のマスコットは MYAKU-MYAKU と表されますが、これを日本語を知らない人が「ミャクミャク」と発音できるでしょうか。アメリカ人ならおそらく「マイアーキューマイアーキュー」のように発音するでしょう。外国人の多くに「ミャクミャク」と正確に発音してもらうのは難しいと思います。

Miak-Miakと綴るのが一番それらしく聞こえる発音をしてもらえそうです。

上に、使い分ければいいと書きました。訓令式は日本語向け、ヘボン式は外国人向けにすればいいということです。パソコンのキーボードから入力する人のほとんどは現在、カナ入力ではなくローマ字入力です。ローマ字をひらがなに変換し、それを漢字カナまじり文に変換しています。そのとき訓令式のローマ字を使ったほうが、英字キーとひらがなが対応しているので、多くの場合ストロークが少なくて済むのです。

「つ」はtu(訓令式)tsu(ヘボン式)、「ち」はti(訓令式)chi(ヘボン式)と1ストローク少なくて済みます。

拗音については「しゃしゅしょ」「ちゃちゅちょ」は同じストローク数、「じゃじゅじょ」はヘボン式の方が例外的に少ないストローク数になります。そもそも多くの拗音(きゃきゅきょ・りゃりゅりょ・ぴゃぴゅぴょ など)はヘボン式では入力ができません(あるいは訓令式にならわざるをえません)。そのため私はキーボードからローマ字入力をする必要があるときは訓令式を使用しています。

しかし外国語の文章中に日本語の単語を含めて書くときは、発音してもらうことを考えてヘボン式で綴ります。



訓令式は内向け、ヘボン式は外向けということです。

もっとも音声入力やフリック入力が当たり前になり、キーボード入力が必要でなくなる時代になると訓令式ローマ字は活躍する場がなくなってしまい、そのうちローマ字はヘボン式だけが残る日が来るのではないかと思います。そして、その日はもうすぐかもしれません。と、ローマ字入力をしながらつらつら考えている私です。





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最終更新日  2025年01月28日 11時14分47秒
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