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2025年07月01日
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カテゴリ: 本にまあ
「ドグラ・まくら」(春風亭一之輔著、朝日新聞出版)を読みました。

一之輔が週刊朝日(休刊後はAERA dot.)に連載しているエッセイの単行本化第4弾です。第1弾は「いちのすけのまくら」という至極真っ当なタイトルでしたが、第2弾以降は著名な書籍(どれも映画化されている)のタイトルのダジャレになっています。いわく「まくらが来りて笛を吹く」「まくらの森の満開の下」そして、これ。

2巻目までは文庫本で読みましたが、3巻目と本書は文庫本化が待ちきれなくて単行本で読んだいい読者です。

巻を経るにつれて少し一之輔の「悪乗り度」が高くなってきたように思います。各エッセイのネタとして、実際にあったことをもとにして書いてあるものはいいのですが(それでもかなりのアレンジはありそう)、まったく一から空想したものは悪乗りが暴走したものがあって、私にはついていけないものがありました。たとえば「メ―ガン妃」(p.161)や「園遊会」(p.199)など、どこが面白いのか分かりません。

書き慣れてきて調子が出たのはいいのですがワルふざけがすぎて何か勘違いしている、と思って少し白けました。

しかし、「おわりに」を読んでそうした思いも吹き飛びました。「おわりに」には彼のエッセイによく出てきた高校時代以来の友人T君のことが書かれてありました。T君は、高校生の一之輔が廃部寸前の「落研」を復活させたときの唯一のメンバーで、いつも部室でつるんでいた仲間でした。これまでのエッセイにも、当時のエピソードとしてよく登場する人物です。

「おわりに」はT君が夭逝した話でした。ワルふざけ一切なしの一之輔からT君への追悼文。文章力を見直しました。





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最終更新日  2025年07月01日 11時56分50秒
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