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こんにちは、桃子です。月曜日と日曜日がわたしのお休み。とあるお休みの日を紹介します。6月1日~6月2日は観光協会のおしごとで企画中のツアーに 協力してほしいひとたちをお伺いまわりする日にした。皮切りは、6月1日夕方、友達まーくんのお母さん。相談がある、と言ったら、即 仕事帰りにウチに寄ってくれた。この方はこちらに来る前からの、深いおつき合い。わたしが両親とのことで悩んでいるときから、常に支えていただいていた。次が、2日の午前中。障がい者の方と働く施設海士の名産ふくぎ茶をつくる「さくらの家」のH姉さんとO母さん。いつ行っても明るく迎えてくれるサロンみたいなところ。この日は、行ったらたまたま海士の役場で働くGさんと遭遇。冗談で「Gさんのカノジョだよ~、追っかけてきたんだ」なんて周りが囃すから、GさんファンのさくらメンバーTさん(女性)に数分間するどくにらまれた(笑)2日の午後は、ウチのとなりの、保育園。園長先生と仲よし・・・ちょうどちょうどおやつの時間だったのよ!!と、ゴマののったトーストをごちそうになる。園長先生は清清しい、大きい心の、情熱的な方。話すと、風が吹いてくるような気がする、と言って私が来るのを喜んでくださる。帰りがけに、学童保育の子どもたちと遊んで帰る。うんていをする一人の子が、支えてほしいというのを抱っこするとみんな、まだまだお母さん離れしていないのかつぎつぎに「だっこ、だっこ」とやってくる。仕方ないな~とやっているとしまいにゃあ、子どもで山盛りの木みたいになる私単純に、これが喜び。ついでに言いますと、今住んでいる場所は若い家族が多く、近所には2歳~6歳くらいの子がわんさといて夕方6時ごろドアを開け放していると勝手に訪れてくれ、大学時代に使ったラクロスのスティックをおもちゃに遊んだりしている。むしろ道を歩いていても、来る子どもたちが話しかけてくるまだ、顔も知らない私に「ほら、たけのこ」などと言って車で走っていても、彼らの笑顔が目に飛び込んでくるセンチメンタリストは、それだけで泣けてくる「守らにゃいかんな」お休み明けの翌日3日朝も、7:30から同様に協力お願い周り。引越し前、昨年暮れまで住んでいた地区のとあるおばさんのおうちへ10分前だったので私がドアを開けるのをためらったら、気配で分かったらしく「あんた、朝、早いね」とニコニコ。「今年つくったいちごと甘夏のジャム買いました」と伝えたら これもあれもと、いろんな試食をさせてくれた。キウイのジャムが最高。私のお母さんが、いっぱいいる。私の子どもも、いっぱいいる。そんな場所に住んでいる。早く、子ども、ほしいけどね。【momo】
2008.06.11
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都会の大学生が海士に来て中学生に授業を行う 「出前授業」の裏企画として、 海士の中学生が東京に行って大学生に授業を行う 「逆出前講義」が今月行われます。 05年から3年間一橋大学で実施させてもらって きましたが、3年間の契約終了にともない 今回はステージを東京大学に移して実施します。 海士の子ども達による 島を題材とした、参加型講義です。 メディアでは知ることの出来ない、 離島に残る日本の伝統文化や、 自然との共生的な暮らし方について 学ぶ機会になればと思います。 是非お友達をお誘い合わせの上 ご参加いただければ嬉しいです。 ■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■ ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ~島の中学生による、逆出前授業~ ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ●日時:2008年6月24日(火)9:30~11:00 ●場所:東京大学 本郷キャンパス 工学部11号館 講堂 ●講師:海士中学校2年生(17人)●講義内容予定 -【食】 健康で安心安全の中学生が作った 島のオリジナル郷土料理紹介 -【言語】方言のおもしろさを漫才で伝え、 実際すぐに使えるようになる海士弁講座 -【産業】一次産業の新しい可能性を、離島での 実際のモデルケースを元に解説。 -【歴史】「歴史の教科書」には載っていない、 「辺境」から観た歴史を学ぶ。 -【自然/環境】隠岐の野鳥や草木の神秘から、 現代の環境問題に迫る。 ●参加費:無料(どなたでも自由に参加できます) ●主催 -海士町 人間力推進プロジェクト -海士町 教育委員会 -東京大学 農学生命科学研究科生産・環境生物学専攻 -東京大学 工学系研究科総合研究機構 ●海士中学校 隠岐諸島の一つ、海士(あま)町にある 島で唯一の中学校。全校生徒60人。 平成19年度文部大臣科学大臣表彰 (キャリア教育部門)受賞校。■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■
2008.06.04
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5月31日の夕ごはん鯵の塩焼き(海士乃塩)若竹煮ほうれん草とキャベツ、ブロッコリのたまご炒め大根の酢漬け(高松ヒロ子さん手製)そらまめたまご以外、地産。春のもの、初夏のもの。身体ヨロコブ。そしてゲンタマ時代からの大事な友人、青さんがもろもろ打ち合わせがてらいっしょに食べてくれた。心ヨロコブ。6月1日ガソリン代199.5円。昨日のうちに満タンにしておいて、今日からは歩く。ひたすら歩く。物資を運ぶにも隔てられたこの島、けれど脚は歩ける。まったく問題ない。草と木々の萌えたつ匂いをかぎ、鳥のさえずり蜂の唸りを聴き。公民館で、税を納めに(笑)。家庭教師の約束まですこし時間があるので豊田の浦を散歩。海が透明。ゆれる海草がよく見える。お友達の漁師さんが、一人で散歩する私を哀れんでお魚をくれる。スズメダイ。こちらでは、もぼし。こんにちは、姫ですイワモトモモコです。海士に来て、悠と暮らしはじめてもちろん私にも、変化が起きています身体の組成から壊れ、またできあがってゆくっていうくらいの。変わってゆく相手と自分自身変化の波を浴びてチョット怖くなりながらもおそるおそる目を開けてみたらこんな日々を大事に大事に手の中に握っていたそんな気がします。28歳になって2週間が過ぎ自分の人生を全うすることそれによって相手と、それから周囲を幸せにしていく責任感・・・覚悟みたいなものを、感じ始めています。【momo】
2008.06.01
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なんか気がついたらマンネリ化してたのかもしれないこのブログもいつの間にか型ができていてその枠の範囲で書くようになっていたのかもしれないだから最近あまり書く気が起きていなかったのかもしれない海士に来て、姫と暮らしはじめて自分自身は大きく変わってきている進歩か退化かわからないけど確実にシンカしているそれにあわせて書く内容も書き方も変わっていきたいと言っているのかもしれないだから変わっていこうどう変わるかわからないけどとりあえず変えてみよう壊してみよう、破ってみようかき混ぜてみよう、ごちゃごちゃにしてみようまた何か生まれてくるだろうつくってはこわしさだめてはやぶり整理しては乱しこの終わりなきシンカの螺旋をもうしばらく進んでいきたい今までありがとうさあいこう
2008.05.31
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どもども~最近、日々の学びの振り返りを日記でなく対話を通してやるようになったのでなかなかブログを更新していませんが、今日はAMAワゴン2008のお知らせでっす今年は「小さな島で日本一の学校づくり」をテーマに全国から生徒が集まる特色ある高校づくりを目指してワゴンを走らせます。第一回目の講師は僕の学生時代からの友人で、年下ながら「こいつは将来、日本の教育を本当に変えていくだろうな」と思わせるほどの「学習コーチの天才」徳岡くんです。教育の道を志している人、既存の学校教育に疑問を感じる人持続可能な学び場づくりに興味がある人日本の教育を本気で変えたいと思っている人などいましたら、ご紹介いただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。 ↓ 転送歓迎 ↓AMAワゴン2008 Vol.11☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆ ~小さな島で、日本一魅力ある学校づくり~☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆未来を担う子どもたちに、自然の恵みが豊かで人々の温かさが心に沁みるこの小さな島で伸び伸びとたくましく学び、育ってほしい。今回の企画は、そんな海士(あま)町の人たちの熱い思いからスタートしました。「高校の存続が危ない!?どうにかしなきゃ!」そうなんです。隠岐諸島の島前地区に唯一の、なくてはならない島前高校が、なんと今、生徒数の極端な減少により存続の危機に窮しています。解決策は、島前高校の魅力アップしかない!そんな中、もちろん未来への希望もたくさんあります。それは、海士というフィールドだからこそできる、「地域で子どもたちを育てる」ことへの大きな可能性。5~6人の生徒を1人の先生が見ている、超少人数教育。どんな子もそれぞれの個性をぐんぐん活かし、多様性を輝かせることのできる学びの場づくり。そして、保育園から高校までの連携教育と、地域が主体となった学校運営。ここには島だからできる、オンリーワンの教育があります。舞台は人口約2500人の島。ぜひご一緒に、地域と共に育む学校づくりを考えてみませんか?オルタナティブ教育に挑戦したい人、大大大募集です!!【目次】1.AMAワゴンとは?2.出前授業の内容3.講師の紹介4.プログラム日程等5.申し込み方法6.海士(あま)町とは?●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 1.AMAワゴンとは? ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●町を挙げて持続可能な島づくりを目指す海士町。2006年、AMAワゴンは、そのまちづくりの中核をなす「人間力推進プロジェクト」の一環 として、新しい都市地方交流事業の形を模索すべくスタートしました。日本の最先端で活躍する20代~30代の講師(今回は徳岡臣紀氏)と参加者で、離島の公立学校で「出前授業」をします。また島の自然を満喫したり、地域の人々と交流しながら海士町の様々な取り組みや課題に触れることができます。海士という絶好のフィールドで講師と共に教え、 学び、たくさんの出会いを得て一生心に残るような体験をしてもらいたい、そんな交流を通して島と自分をゲンキにするプロジェクトです。■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■ 2.出前授業 『Back to the school 小さな島の学校へ行こう』 ~学ぶ意味編~■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■あなたは、もしも子どもたちから「どうして勉強しなきゃいけないの?」と尋ねられたら何と答えますか?何のために学ぶのか? その答えはきっと、働く意味や生きる意味へとつながっているはずです。そんな、シンプルだけど奥深いテーマについて講師や子どもたちと一緒に掘り下げていきたいと思います。参加者の皆さんには、この授業のファシリテーターとしてグループワークを進行したり、中学生・高校生に自分の生き方や夢を語っていただきたいと思います。●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 3.講師の紹介 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●【徳岡臣紀氏】(株)東大家庭教師友の会、代表。27歳。東京大学時代に家庭教師友の会の代表として起業。「次の時代を創っていける人材を輩出していくこと」、「子どもたちの夢をサポートすること」を理想に、質の高い東大家庭教師を日本一低価格で派遣する。現在、従業員53名。在籍者数1万人(東大、慶応、一橋の在籍数日本一)。塾講師紹介や「学習コーチ」の学校への紹介、またドラゴン桜IQ革命運営なども行う。●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 4.プログラム日程等●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●【日程(予定)】≪集合≫5月25日(日) 午前7時 米子駅バスターミナル前 (鳥取県米子市) →バスで移動→フェリー乗船 午後 オリエンテーション&島内バスツアー 夕方 出前授業へ向けたワークショップ 夕方 食事&交流会 ~参加者で仲良くなろう~5月26日(月) 午前 島前高校での出前授業 午後 知々井岬で自然と遊ぶ 夕方 食事&交流会 ~地域の人たちと語ろう~5月27日(火) 午前 海士中学校での出前授業 ☆ランチはお楽しみ、島の給食!☆ 午後 フェリーで海士発- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ~基本スケジュールは終了。 希望者のみ、オプションがあります。~- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -【オプション日程】5月27日(火) 午後 集落を訪ねる ~地域の人たちの暮らしに触れてみよう~5月28日(水) この季節、旬の農漁業体験 5月29日(木) 午前 フェリーで海士発【参加費】 無料 ※但し、米子駅バスターミナルまでの 交通費は各自負担をよろしくお願いします。【その他 注意事項】1) オプション日程に関しても参加費は無料です。2) 29日以降も滞在をご希望の場合は各自で宿泊を手配して下さい。主催:海士町(人間力推進プロジェクト)事務局:株式会社 巡の環●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 5.申し込み方法 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●【募集人数】 限定!!12名様【申し込み〆切】 5月15日(木)まで参加申込みは以下のアドレスへamawagon2008@yahoo.co.jp(担当:高野)1.お名前2.所属(学校や活動団体、職場など)3.連絡先(住所、電話番号)をお送り下さい。参加確定後、こちらから詳しいご案内をお送りします。また、ご質問等ございましたら上記アドレスまでお気軽にご連絡下さい。●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 6.海士(あま)町とは? ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●島根県の北60キロ、日本海に浮かぶ隠岐諸島の中の一つの島(町)。後鳥羽上皇が流された流刑地としても有名で、神楽や俳句などの歴史文化や伝統が残る一方、島すべてが国立公園に指定されるほどの自然豊かな島。現在人口は約2500人。年間に生まれる子ども約10人。人口の4割が65歳以上という超少子高齢化の過疎の町。人口の流出と財政破綻の危機の中、独自の行政改革や産業創出、国内外との積極交流、人間力を高める人づくりを推進。町長は給与50%カット、課長級は30%カット(公務員の給与水準としては全国最低となる)。その資金を元手に最新の冷凍技術を導入。海産物のブランド化により全国の食卓を始め、海外へも展開する「(株)ふるさと海士」。農業特区を取って、新たに肉牛の業界に参入し、松坂牛に匹敵するレベルと評価されて幻の肉として知られるようになった「隠岐牛」。この4年間で150人以上のIターンを全国から受け入れ、持続可能なまちづくりのモデルとして全国の自治体や国、研究機関などから注目を集める。今年、地域づくり総務大臣賞の大賞(第一号)を受賞。海士町HP http://www.oki-ama.net/海士に関するリンク集 http://oki-ama.org/weeklyamana/glink.html
2008.04.29
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島で次世代メディア創成事業に携わる人材の募集をしています。以下の告知文も、ちょっと過剰広告ぎみですけど、実際かなりおもしろくて可能性がある国のモデルプロジェクトなので興味がありそうな方がいたらご紹介頂ければ嬉しいです。でわでわ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ★「いなか」の魅力を伝えたい! 離島発、地域主導の次世代メディア 立ち上げメンバー募集! ~海士町 地域メディア創成事業 _______________________________━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ 自立に向けたチャレンジの島 ▼  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 持続可能な地域社会づくりに挑戦するまちとして 注目を集める日本海に浮かぶ島 海士町(あまちょう)。 独自の行財政改革と地域資源を活かした産業創出、 都市や海外との交流、人づくりなどの取り組みで 今年、地域づくり総務大臣賞の大賞(第一号)を受賞。 ▼ 地域主導の次世代メディアに挑戦! ▼  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ そんな島で、まちの魅力や懐かしい新たな価値観を 全国に発信していく、新しいメディアが立ち上がった! 目指すは、住民主導の次世代広告代理店。 小さな島から、「いなか」の最先端を発信する 映像プラットホームづくりを進めています。 そして、今回はこのプロジェクトを共に創りあげる 新たなメンバーを募集。 自然と人情と志の溢れるこの島で、日本のモデルとなる 新しいメディアづくりに一緒に挑戦しませんか。 ============================== 【詳細Webページ】 http://www.project-index.jp/project/detail.php?customer_rid=479 【募集したい人】 ・いなかや島の良さをみんなに伝えたい!という想いを持つ人 ・住民自身が新しい企画を創り出す、そんな地域づくりをしてみたい人 ・多様な人たちと一緒に、新たな価値を社会に創り出したい人 ・自分の映像技術を使って挑戦したい、起業したい、と思っている人 【条件】 ・期間 :原則3ヶ月以上(要相談) ・応募先:intern@oki-ama.rdy.jp まずは、もっと詳しい話を聞いてみたい!ということでもOKです☆ 上記の連絡先まで、「【映像P】問い合わせ」というタイトルで、 メールを頂ければ嬉しいです。 よろしくお願いいたします。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2008.04.16
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♪この春、日本海・隠岐諸島のひとつ「海士町」でなんと異国スリランカが体験できる♪♪♪スリランカのお正月「シンハラ&タミルアウルッダ」イベント、 スリランカ式エステ「アーユルヴェーダ」 スリランカ料理食べ放題・・・ 極めつけは「スリランカ航空で行く」スリランカ行き航空券が当たる!!-----------------------★------------------------★----------------------★----------------------★日程:2008年4月26日~28日、2泊3日★場所:島根県隠岐郡海士町★参加費:30000円 ※宿泊費・食費込み、フェリー発着境港までの交通費は別★定員:20名★お申し込みはメール・電話・FAXで「サミーラ・グナワラデナ」までメール intern5@town.ama.shimane.jp 電話 08514-2-0101 FAX 08514-2-0102(住所、氏名、電話番号、メールアドレスを明記ください。)★申込締切は2008年4月7日!-----------------------★------------------------★-----------------------★-------------------------♪でも、なぜ海士でスリランカ?? ⇒スリランカ系海士人のサミーラが海士町で、ふるさとと海士への想いを表現しました。 サミーラは「おしん」を見て以来の日本好き。 内戦に苦しむこともある祖国、大分のホストファミリー etc 多くの出逢いを経て、今は海士でまちおこしに携わります。 島と日本の関係は、祖国と世界の関係にも重なるから。。。♪そのつながりは、今回のツアーを体験してみたら分かります。 お正月の楽しい伝統行事がもりだくさん^^ ミルク沸かし、ミルクライス(キリバタ)作り、 コッタポラ(枕でのたたき合い!?)、 目隠し茶碗割り、ゴトゥコラ(ハーブ)摘み!! アーユルヴェーダが無料体験できるうえ、 本場でも認められた第一人者「岩瀬幸代さん」の講演も聴けます。♪岩瀬幸代さんは・・・ スリランカで2007年海外ジャーナリスト部門大統領賞受賞。 津波による大被害が出た2004年スマトラ島沖地震後、 スリランカの応援を続けるフリーライター。 著書に「緑の島スリランカのアーユルヴェーダ」。♪主催:海士町観光協会 後援:スリランカ航空、株式会社リオンロイヤル、株式会社ジェーナインアイテイ♪ココだけの話・・・ 日本に住むスリランカの人たちが、今回の噂を聴いて 海士にたくさんやってくるみたい^^ これはおもしろいことになりそうです・・・♪♪♪さらに詳細は⇒ http://www.oki-ama.org/srilanka/
2008.03.29
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今、大学院での研究をしていてふと気づく今、自分が読んでいる本に書かれていることと今、自分の周りに起こっていることと今、自分が行っていることが一致しているということに学んでいることと実際にやっていることと論文で書いていることの一致朝ごはんを食べるかのように読み食後にトイレで排便するかのように書くすごく自然な感覚そして自分の身体を通して出てきた作品の一つ一つにとても愛着を感じる「努力」や「つらさ」を感じさせない勉強切り離されて与えられる知識ではなく現実や自分とのつながりの中から見い出されていく知識経験や対話からつむぎだされていく知識すごく贅沢でとても静かな学びの時間感謝悠
2008.03.15
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「食の聞き書き調査」のフィールドワーク参加者募集!! 【期間】 2008年3月21日(金)~25日(火)までの5日間 【対象者】 地域づくりや、農山漁村における食を中心とした 文化の継承、地域資源の調査に興味のある学生など 【講師】 森千鶴子さん(フリーライター・森の新聞社主筆) 【内容】 海士町豊田区の漁村をフィールドに、昔から 食べられていたものなど、「食」を中心とした その土地の文化に焦点を当て、聞き書きを行います。 地域以外からの参加者が地元の方々のお話を お聞きすることで、地域資源を再発掘・再認識し、 地域の魅力をもう一度捉え直すことが目的です。 【作成するもの(予定)】 地域資源マップ、郷土料理レシピ集 【費用】 参加費無料。但し、交通費、宿泊費は自己負担。 学生インターンは先着3名まで日当支援があります。 【お申込み・お問い合わせ】Email:takano.sayaka@gmail.comTEL:080-1760-8056(高野) ::::::::::::::::::::::::::: 「第1回漁師の女将さんの家庭料理大集合!」 【開催日時:2008年3月23日(日)11時~】 テーマ『地域の食と暮らしを見つめ直そう ~ここにある、大切な宝もの探し~』 地域にあるふだん着の料理をみんなで一品ずつ持ち寄ってお披露目し、「食」を中心として語り合うイベント「食の文化祭」「家庭料理大集合」。1999年に宮城県宮崎町で始まった「食の文化祭」は、今では全国あらゆる場所で開催され、地域の活力を取り戻すきっかけを次々と生み出しています。 海から、畑から、山からの恵みが非常に豊かな島海士町で、昔から食べられていた料理や地元の食材を使った料理を伝え残すために、ぜひ皆さまふるってご参加下さい! 【日時】 2008年3月23日(日)11時~15時 ※料理の搬入は9時半~ 【場所】 海士ダイビングハウス内(海士町豊田区) 【入場料】 無料◎どなたでも、ご自慢の家庭料理を持ち寄り大歓迎です!! 【スケジュール(予定)】11時~12時半 トーク☆タイム&郷土料理お披露目 講演「日本各地で起こる、食を中心とした地域おこしとは」 フリーライター 森千鶴子さん (森の新聞社)12時半 郷土料理、いよいよ試食会!13時 音楽ライブ14時 歌や踊りのステージ15時 一旦閉会18時 交流会 ※希望者のみ 【ゲスト紹介】森千鶴子さん(フリーライター・森の新聞社主筆)國學院大学卒業後、広告業界に入り、コピーライターとなる。1997年に福岡へUターン後は、農山漁村を歩き、生活文化の記録に取り組みながら、地域づくりにも関わる。宮崎県高千穂町、熊本県水俣市、大分県竹田市、福岡県築上町など、九州各地の「家庭料理大集合」「食の文化祭」アドバイザー。『増刊現代農業』記者。 【お問い合わせ】 事務局TEL:080-1760-8056(高野)【主催】 水産加工グループ「海の駅松島」【共催】 豊田区婦人会、海士地球大学設立準備会【後援】 海士町教育委員会、健康福祉課、地産地商課 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2008.03.14
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今日の学び人が攻撃的、競争的、短絡的、独善的になってるときだいたいその背後に焦りや不安、恐れがあるということ。人が安心と自信を得られているとき人や自然など他のモノへの共感を持ち共創的になっているということ。人が「変わらないといけない」という思いから「一気に理想へ変わるか」「変われなければ、変われないことを受け入れるしかない」という二者択一で捉えているとき、人は苦しい。「変われようが変われまいが、その自分を受け容れる」こと。そして、「一気に変わろうが、徐々に変わろうが、理想に向けて変わっていこうと想う」こと。すると人は少し楽になる。そして安心が生まれると、変化が起き始める。変わりたいという想い、こうありたいという理想を持つ人が「変わらなければいけない」という変化の強要から、「変わってもいい、変わらなくてもいい」という変化の許容へ移ると自然と必要な変化が起きていく。強要した変化よりも、持続的な変化が。しかも、結果的に強制するよりも早く変われたりする。そして最近の自分、「やらなければいけない」「成果を出さなければ」「成功させなければ」という気負いと焦りからの解放。たぶん、パートナーとの信頼ができ、安心が生まれたこと。そして、「無理をしなくても、させなくても心の声に従っていれば、自然と成果も出る」という根拠は無いが、確かな自信を持ったこと。たぶんこれは、好循環の流れができ、今はその流れに乗っている感覚なのだろう。焦らず、気負わず、無理せず、手を抜かず自然と、楽しく、しっかりとやっていこう。悠
2008.03.01
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日本一の教育の島を目指す海士町の人づくり。持続可能な地域社会をつくる力『人間力』を育てる教育体制づくりを進める中で、『人間力』の6つの要素を小学生にわかるように翻訳していってみる。・学び、思考し、創造する力【智】⇒「賢く」・思いやり、奉仕、感謝の心【情】⇒「優しく」・受け容れ、伝え、つなぐ力【結】⇒「仲良く」・意志を持って行動し、やり遂げる力【志】⇒「強く」・健全な心と丈夫な身体【健】⇒「たくましく」そして、最後・大地や地域と共に生きる力【地】⇒「泥臭く」なんか、「泥臭く」が腑に落ちない。辞書で意味を調べてみると「泥臭い=洗練されていない。やぼである。土臭い。」「土臭い=田舎じみている。やぼったい。」「やぼ=人情の機微をわきまえないこと。風雅な心のないこと」読んでてマジで怒りが込み上げてくる。 この辞書は完全に、田舎をバカにしてる。 なんで土が「臭い」んだ。 臭いのは都会の空気だろうが。 なんで「田舎」は、やぼで、風雅な心がなく 人情の機微をわきまえてない、なんて意味とつながるんだ。 風雅な心を失い、人情の機微を感じられないのは 「都会」のほうだろうが。 なんで田舎はこんなにもおとしめられてるんだ。こんな風に「田舎」と「都会」をひとくくりにして対立的に捉えること自体がナンセンスなのかもしれないけど、それにしてもおかしい。しごく腹が立つ。自分は、畑も田んぼも漁もまったくできないし、泥にまみれて汗かくような生活もしていない田舎に住む「都会人」だけど、それでもここまで明らかに田舎が見下されてると想うと腹が立つ。たぶん、ここに来る前までは自分も東京から田舎を見て、無意識のうちに優越感を感じていたのだろうけど、都市を上位にして、田舎や自然を下に観る社会のこの価値観は変えていかなきゃ持続可能な社会なんてできっこない。社会の価値観を変えていくには、言葉も変えていく必要がある。まずは、文化を受け継ぎ、自然と共に生きる力、地に足をつけて生きる力【地】を素敵に形容する言葉を探していってみよう。
2008.02.25
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海士には地域通貨「ハーン」がある島内のほとんどのお店で「円」の変わりに使える。はじめて「ハーン」を見たときのワクワクとお店で普通に使えたときの感動といったらなかった。しかし、こちらに住んで一年が経ち、ふと想う。「このハーンを使うと何が良いんだろう?誰がどんな得をするんだろう?」何のためにこのハーンが存在し、これを使うことでどんな効果があるのか、そして、どんな可能性が秘められているのか気になり始めた。周囲の人たちに聴いてもなかなか教えてもらえない。謎は深まるばかりなのでネットで調べてみた。どうやら地域通貨には1:社会資本(ソーシャルキャピタル)の形成奉仕活動など「円」では計れないモノに価値を承認し、相互扶助を推進する機能2:財政難の解消地域内の貨幣の不足を補い、通貨量の調整機能を担わせる藩札的な役割3:地産地消の促進地域内で生産できる物やサービスに関して、地域独自の交換手段を用いることによって自給自足を高めるなどの狙いや効果が一般的に考えられるようだ。どれも魅力的だ。どうもこれ以外にも、現在の経済資本システムを乗り越え既存の「社会構造」や「価値」の概念自体を変えていく何かおもしろい可能性がありそうな気もする。しかし、そんな気がするだけでよくわからん。「マイナス利子」を導入したり地域通貨で納税を可能にすることもできれば、農業や地域レストランなどのコミュニティ・ビジネスへの融資として発行したり、様々な使い方もあるようだがこのハーンをどう使うと、いったいどんなことが起きるんだろう。う~~やっぱり、よくわからん。奥歯にモノが挟まったまま取れないようなすっきりしない気持ち悪さ。ま~とりあえずこのまま置いておけばそのうち何かアンテナにひっかかってくるか急に閃くかして、つながるだろう。とりあえず、なんの落ちもないまま今日は寝よう。悠
2008.02.20
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もし、何も特別なことがなければ、6時半ごろに気持ちよく目を覚ましわくわくしながら1時間勉強したら島の野菜と海草たくさんの朝ごはんを食し自転車でいってきます正午になったら姫の手作り弁当をいただいて1時まで神楽を舞い、一人静かに本を読む8時半ごろ家に帰りすいたお腹を美味しい料理と嬉しい会話で満たし、二人で一日の振り返り2時間ほど楽しく学習と研究、創作活動に集中したら1時間ほど自由に舞ったり、書いたり読んだりしゃべったり、遊んだりして12時半ごろ、今日一日に感謝しながらあたたかく、深く眠りに入る。そんな生活リズムを自分の基本にしたい。願わくば、週3日、目標は、週4日、こんな生活を自分に贈りたい悠
2008.02.09
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島で8日間、日本の農林水産業の全てを体験しよう!━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・□■海士アグリベンチャーツアー概要■□■ 日程: 3月1日(土) ~ 3月8日(土)■ 場所: 島根県隠岐郡海士町※現地集合です。※海士町オフィシャルホームページ↓ (音が出ます)http://www.oki-ama.net/ ■ 参加費: 3万円※保険加入料金6,060円を含みます。※現地までの交通費は各自でご負担下さい。■定員: 10名※お申込み多数の場合は抽選となります。━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・□■体験内容■□炭焼き / 椎茸の菌入れ / 隠岐牛の飼育 / 堆肥の製造定置網 / 田んぼの荒起こし / 畦草刈り / 天然塩づくり一本釣り / 野菜集荷 / 農産物直売所での販売 / 干しなまこづくり植林 / 民泊※このほか町内での積極的な交流も予定しています。<体験イメージ・ダウンロード↓>http://www.vantan.jp/agri/agriventuretour2008.pdf━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■共同開催:海士町地産地商課 / 海士町人間力推進プロジェクト 株式会社バンタン / NPO法人日本アグリデザイン評議会■お申込み: 下記のURLよりお願いします。http://www.vantan.jp/agri/■お問い合わせ・お申し込み: 株式会社バンタン広報TEL: 03-6731-3456
2008.02.05
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●人生をオモシロクする種はどこにでもある!!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 地域で働く私のキャリア ~ 面白い仕事、生きがいのある仕事は、自分で創っていく ~ 』 2月11日(月・祝日)13時30分~17時(交流会17時~19時) @ 表参道 ------------------------------------------------------------------------ http://www.etic.or.jp/local_carrer/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いつかは地域で働きたい、地域を元気にしたい、という人集まれ! 地域こそ日本の未来を創る最先端であり、 視点を変えれば面白いシゴトの可能性に溢れています。 今回は地域で仕事をする難しさ、大変さなどを、実践者に聞くと同時に、 地域を元気にする取り組みに挑むことの、 おもしろさや可能性について、参加者とともに語る場です。 また、地域で自ら仕事を創っていくという 新しい働き方の紹介や議論を行います。 ここに登場するゲストも、ささいなきっかけから、地域で仕事をする、地域の ために働くことの おもしろさに気づき、挑戦をはじめました。 この場が新たな気づきや出会い、挑戦のきっかけとなることを願っています。 ■ プログラム■ ─────────────────────────────────── http://www.etic.or.jp/local_carrer/program.html 13:30-15:00 / パネルディスカッション 荒井 優 氏 (株式会社yosanet 取締役 YOSAKOIソーラン祭り組織委員会) http://www.yosanet.com/ 早稲田大学在学中、休学し96年のYOSAKOIソーラン祭り第5回実行委員長を 務めリクルートに入社し学び事業部に配属。イギリスMBA留学、サイバード に入社し新規事業を担当する。 06年5月YOSAKOIソーラン祭り組織委員会に参画 牧 大介 氏 / アミタ株式会社 持続可能経済研究所 所長 http://www.amita-net.co.jp/aise/ 京都大学大学院農学研究科(森林生態学研究室)修了。大学では土壌昆虫 の研究を行っていた、山村が抱える問題の解決したいと大手シンクタンクに 入社。社内に森林・林業グループを設立。アミタ株式会社持続可能経済研 究所の設立と同時に同研究所の所長に就任し現在にいたる。 横山 史 氏 / NPO法人Eyes(愛媛県) 代表理事 http://www.npoeyes.net/ 愛媛県出身。広島大学卒業後、大手通信会社勤務中、愛媛で若者の挑戦を 応援する団体の設立を担う人の募集を知り、愛媛を元気にする仕事ができる! という想いから、東京から愛媛に戻り、05年10月から愛媛に戻り、愛媛で 思いっきりチャレンジでき場をつくるべく、NPO法人Eyesを 立ち上げる。 岩本 悠 氏 (島根県隠岐郡海士町 人間力推進プロジェクト) 【 コーディネーター 】 宮城 治男 / NPO法人ETIC.(エティック) 代表理事 15:15-17:00 / テーブルディスカッション ゲストとしてお越しいただいているみなさんを囲んで、今後の地域のあり方や どのようなシゴトを求めているのかなどの議論をできればと思います。 17:00-19:00 / 交流会 交流会に関しては本イベントが終了後に同一会場にて行います。 お時間がある方はぜひご参加ください。 ◆開催概要  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・日時:2008年2月11日(月・祝日)13:30~17:00 (交流会:17:00~19:00) ・会場:ふくい南青山291 多目的ホール *東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線 「表参道駅」B3出口より徒歩3分 ・主催:NPO法人ETIC. 若者の人間力を高めるための国民会議 ・対象:一般(学生、社会人) ・定員:100名 ・参加費:無料 (交流会は別途実費:社会人2,000円、学生1,000円) ・申込み:下記のサイトよりお申込みください。 http://www.etic.or.jp/local_carrer/apply.html  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■お問い合わせ・お申込内容の変更はこちらまで --------------------------------------------------------------- NPO法人ETIC.(エティック) 事務局 :加勢 TEL : 03-5784-2115 FAX : 03-5784-2116━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2008.02.03
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カリフォルニアからの帰りの飛行機。学びの日々を振り返るうたた寝の中で言葉たちが沸いてくる。書き留める。:::::::::::::::::僕と一人しずかに向かい合い臆することなく語り合う自分がゆるりと観えるにつれ世界のつながりが観えてくるばらばらだったモノたちが結びつきそこに意味が生まれてくるとここちよい物語が流れはじめる過去と今と未来がつながる物語僕とここと世界が結びつく物語太平洋を東側から眺めても極東の小さな島が観えてくるつながればつながるほどに愛しさと嬉しさがあふれだす Follow my heart 心の赴くままに聴きたいことを聴きたいように聴き観たいものを観たいように観て語りたいときに語りたいことを語るしたいことをしたいときにして考えたいときに考えたいことを考え学びたいときに学びたいことを学ぶそれは、まるで自由な子どもの遊び場そして、このうえなく贅沢なおとなの学び場大好きなおもちゃと戯れるように野原をどこまでも駆け廻るように時間を忘れ、遊ぶように学ぶ愉しく、深く、共に夢中で遊んだすえに、ふと我に還るといくべきところに、いくべきときに、いきついている抱えきれないほどの学びをもっておそるおそる後ろを振り返るとまるですべてが計画されていたかのようにすべてがつながりあっている僕が変わろうとしている変化が動きだしている僕とここの変化のときOpen our heartFollow our flowJust Be ItIt’s been happening.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
2008.01.25
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僕と海士とのつながりについて書かれた記事たちです。* * * * * * * * * * * * *岩本さんは1979年に東京に生まれ、学生時代に大学を休学し一年間アジア-アフリカ二十カ国をNGOなどでインターンをしながら巡った。帰国後、その体験談を『流学日記』(文芸社/幻冬舎)として出版。印税などでアフガニスタンに学校をつくった。大学卒業後は大手企業に就職し、人材育成や組織開発、CSRに携わる傍ら、自ら立ち上げたボランティアネットワークの代表として、途上国の教育支援や国内での開発教育などに取り組んでいた。今回は、そんな世界を舞台に活躍していた岩本さんがなぜ、「日本の僻地」である隠岐の離島、海士町へ移り住んだのか。そこに何を見出し、何に取り組もうとしているのかを追う。* * * * * * * * * * * * *岩本さんがはじめて海士町を知ったのは、「島の中学生たちへ出前授業をやってもらえないか」という講師依頼を受けたことがキッカケだった。「『小さな島で日本一の教育をやりたい。そのために東京から島までバスを走らせるから、それに仲間と共に乗って海士へ来て、島の子どもたちに授業を行って欲しい』という突飛な話」だったという。海士町の役場と教育委員会の連携組織である『人間力推進プロジェクト』が主催したのだが、「その『人間力推進』というよくわからない名前も含めて興味を持った」という。五月の連休、岩本さんは、その『AMAワゴン』と名づけられたバスに、岩本さんの主宰するボランティア団体のメンバーや島に興味を持った学生など三十名と共に乗り、はじめて島を訪れた。海士町から迎えに来ていたバスは夜九時に東京を出発し、早朝に境港に着き、そこから二回船を乗り継ぎ、朝九時に島へ到着。「島に着いたら、例の人間力推進プロジェクトのリーダーが迎えに来ていましたが、挨拶もままならないままに、急いで中学校へ運ばれ、学校に着くやいなや全校生徒の集まる体育館へ走り、体育館に入るとすぐに授業開始でした。船が港に着いた十分後には授業が始まり、そのまま一時間目から四時間目まで特別授業を続け、給食を生徒と一緒に食べ、昼休みはそのまま生徒と一緒に体育館で遊び、五、六時間目も授業を行い、気がついたら日が暮れていました。」 学校に講師で招かれると、まずは校長室に案内され、お茶を飲みながら世間話をし、それから一・二時間生徒に講演をして、また校長室でお茶を飲んで謝金を渡されて終わるところが多い中で、「海士町はまったく違っていた」という。謝金が出ない替わりに、その夜は町長や議会議長、役場の職員も集まり島の豊富な海産物のバーベキューで歓迎された。「そのときにまちづくりに関わる方たちと話をする中で、目からウロコが落ちました。それまで、日本の田舎は、閉鎖的で外のモノ・新しいモノを受け容れず、チャレンジもしない場所だという偏見を持っていました。ところがその人たちの、新しい発想や外部の考えを貪欲に学ぼうという姿勢や、何かをやってやろうという想いや情熱に、今までの田舎に対する偏見が一気に崩れました。」
2008.01.14
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海士町は島根県の日本海沖に浮かぶ、合併をせず一島単独町政を選んだ島である。島を支えてきた公共事業や地方交付税の大幅削減による財政破綻の危機の中、町長自らの給与50%カットを筆頭に、役場職員たちも自らの給与を切って行政改革を断行。また島内だけで使える地域通貨をつくる一方、外貨を稼ぐために最新の冷凍技術を導入し、島の豊富な海産物を首都圏や中国などへ輸出を開始。さらに特区を取って新たに肉牛業界に参入、幻の肉と呼ばれる「隠岐牛」を産出するなど、まちづくりに燃える島である。「日本海のこんな過疎の島に、危機的な状況を自らの力で切り拓き、自分達の島を自分達で守っていこうという志を持って戦っている人たちがいるとは、本当に驚きでした。海の士(サムライ)と書いて『あま』と詠むこの島には、まだサムライが生きていると感動しました。」 翌日岩本さんは出前授業で教えた中学生たちに遊びに誘われた。神社の鳥居の下に待ち合わせ、裏山で野いちごやらワラビやら竹の子を取り、藪の中の蛇を追っかけ、海岸で釣りをやるなど、日が落ちるまで島を駆け回った。東京で生まれ育った岩本さんには、それがとても印象的だったようだ。「鳥や草木の名前、釣りのやり方などたくさんのことを教わりました。二十一世紀にもなって、こんな中学生や遊び方がまだ日本に存在していたのかと、新鮮であり、なぜか懐かしくさえ感じました」「五感で世界と自分とのつながりを体感する」出前授業は成功し、数ヵ月後には島の中高生向けに新たなワークショップをやることになった。二度目に海士を訪れたとき、特別講座を行った後の酒宴の席で、島の教育長や『人間力推進プロジェクト』のリーダーなどから「海士に来て一緒に日本一の教育のまちを目指さないか」と誘われた。「呑んだ席なので、『いいですね~』と勢いで答えていました。そうしたら翌日、島の海産物のお寿司を前に、『昨晩の話だけど、具体的には…』と本当に話が進みはじめている。相手は本気だからこちらも真剣に考えなきゃいけないと思いました。」その場では東京に戻ってからしっかり考えると答えた岩本さんであった。持続可能な社会づくりを目指している岩本さんには、海士という小さな島が、ある面において「社会の縮図」に見えたという。「このまちの抱える人口流出や産業の衰退は多くの地方が抱える共通の問題ですし、超少子高齢化などは未来の日本に訪れる課題の先取りであると思います。さらに海士町の目指す環境に配慮した循環型の暮らしとまちづくりは、グローバルな問題にも直結します。」社会を変えていくために、政治的に大きな制度から変えるという方法もあれば、小さくても成功モデルをつくり、そのモデルを広く他にも普及させて大きな流れを生み出していく方法もある。「このまちの課題を解決し、成功のモデルをつくっていくことは、社会や世界の問題解決にもつながっていく」と岩本さんは思った。「このまちの可能性にかけてみたい、このまちの人たちと一緒にやってみたい」そう感じたとき、岩本さんの心は決まった。
2008.01.14
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これまでの人生、東京と海外でしか暮らしたことがない岩本さんにとって、島の暮らしはどう写るのであろうか。「こちらに来させてもらってちょうど一年になるのですが、田舎の暮しは予想以上に素敵です。まず、当たり前かもしれませんが水も空気も食べ物も、東京とは比べ物にならないほど美味しく、感謝の日々です。それに、疲れ果てた夜に見上げる満天の星や、清々しい朝に眺める海上の朝日には、無宗教者の自分でも自然と手を合わせたくなってしまいます。」また最近、神楽を習い始めたという岩本さん。「僕は学生時代から踊りが好きで、ヒップホップとかロックダンスとか、アメリカのダンスをやってきました。とこらがこちらに来て神楽の舞いを見たときに、全身に鳥肌が立ちました。恥ずかしながら日本にこんな踊りの文化があるなんて知りませんでしたが、神楽を見たときにこの舞いは自分の身体に合うと直感的に感じ、弟子入りさせてもらいました」岩本さんにとっては良いことづくしのようだが、そうは言っても東京から離島の生活に変わり不便に感じることはないのだろうか。「出張で島の外に出る船の便以外で不便に感じることはありません。インターネットがあるので情報は常に最新のモノが手に入りますし、こちらから全国に発信することもできます。映画館がなくても映画をダウンロードして、プロジェクターで映し出して皆で鑑賞もできますし、大学がなくてもオンラインで学べます。現に僕も今はここで日中は教育やまちづくりの仕事をしながら、夜はネットを使ってアメリカの大学院に通い、仕事に活かせる理論や手法を学んでいます。僕がこちらに来るときに東京の友人からは『なんでそんな田舎に行くんだ』とよく訊かれましたが、こちらに来てからは逆に僕が『なんで未だに東京なんかに住んでるんだ』と冗談で言ってます。田舎に住めば安くて広い家に住めて、通勤も数分で行けますし、ネットを活用すれば今まで都市が持っていた利便性はたいてい補うことができます。『何でわざわざ高い金を払って狭い家に住んで、汚い空気と水と新鮮でもない食材に囲まれて、通勤に何時間もかけて、そっちの方がおかしいんじゃないか』と言い返せるようになりました(笑)」
2008.01.14
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数ヶ月前に結婚された岩本さん。学生時代から知り合いだった妻の桃子さんも東京で生まれ育ち、大学を出て、愛知の大企業に勤めていたという。『AMAワゴン』に乗ってこの島を訪れたのを機に、海士町のことが好きになり、転職と移住を決めたという桃子さん。島の観光協会で働き始めた彼女に、ここでの生活に実際満足されているのかどうかを伺った。「最初は戸惑いましたが、今はとても楽しく充実しています。」歌が好きで、ここで民謡を習い始めたり、『身土不二』の安心安全で健康的な食生活をするために、お煮しめのような伝統料理も地元の方から教わり始めているという。「慣れない近所づきあいをする中で、おもしろい文化や行事、個性的な地域の方にも出逢いますし、こうした日常生活のいたるところに、まちの観光資源につながるタカラモノが詰まっていることに気づけます。」しかし世界屈指のグローバル企業から、小さな島の小さな観光協会に移り仕事にやりがいを見出すことはできるのだろうか。「小さい組織だからこそ、一人でやれることの幅は広いですし、自分の好きで得意なこと、やりたいことを仕事に活かしていく余地がたくさんあります。そういう中で、一人ひとりが個性を発揮しみんながイキイキしているのが楽しいんです。ここでは、趣味も生活も地域の人間関係も仕事もすべてがつながり、そこから生まれてくる思いがけない相乗効果がとても面白く感じています。」岩本さんと同様、奥さんも前向きな人である。「別々の企業でお互いが働いていたときは、仕事の話はまったくできませんでしたが、今は一つのコミュニティーに身を置き、違う立場ですが、『まちの活性化』という同じ目的を向いているので、よく議論をするようになりました。」まちづくりについての話になると、それぞれの視点からいい感じにぶつかりあい、夜遅くまで盛り上がるとのこと。「そうした夫婦の夜の会話がまたお互いの仕事に還っていくので、公私共に一層充実してきました。」都会では、仕事と趣味と家庭生活を切り分け、仕事の話は家に持ち込まないのが良いこととされる風潮がある一方、田舎の家族経営では、仕事も家庭もすべてが一緒になってしまう傾向がある。そんな中で、それぞれの好きなことや興味を中心に、仕事や家庭、地域をうまくつなげ、さらに二人の間でも相乗効果を生んでいる岩本さん夫婦の在り方は、新しいワーク・ライフスタイルの一つといえるのかもしれない。二人は東京ではなく海士の隠岐神社で結婚式を挙げたという。地元の人も本土で式を挙げるのが当たり前になってきている中で、隠岐神社で式が執り行われたのは6年ぶりのことだったという。「この町が好きでここに来たので、海士ならではの結婚式をしたかったんです。それにこれからお世話になっていくこの島の人たちに、立ち会ってもらいたかったんです」町長が仲人になり、披露宴では新郎が島前神楽を舞い、友人たちが民謡を唄い、最後には全員でしゃもじを持って海士の民謡キンニャモニャを踊るなど、海士ならではの雰囲気で、心温まるものになったそうだ。しかし、少なくとも新婦の両親は心中穏やかではなかったはず。「まさにそうでした。私の努力不足から自分の進みたい道についても、理解してもらっていませんでしたし、遠くに行くということも、すごく心配だったと思います。」それでも、結婚式には遠路はるばる隠岐まで来て祝福してくれたという。二人はこれからもずっと、幸せに頑張っている姿を両親に見せていくつもりだそうだ。
2008.01.14
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海士町に来て町の教育委員会と人間力推進プロジェクトの一員となった岩本さん。保育園から高校までの連携教育の推進や、出前授業やAMAワゴンに代表される島外との交流事業など幅広く取り組まれる中で、今後やっていきたいことを伺った。「色々とやりたいことはありますが、一番力を入れてやっていくことは島の高校の更なる魅力アップ作戦です。」海士町には近隣の島からも生徒が通う県立の隠岐島前高校が存在する。ところが人口流出や少子化の影響を受け、生徒の数は次第に減ってきている。しかも住民の中には依然として外部志向が根強く残り、約半数近い生徒は本土や島外の高校に出るという。「こうした少子化の中で親や親戚、地域の人や先生からものすごく手をかけられて育った島の子どもたちの中で、十五歳でいきなり親元を離れて一人で本土に行って、しっかり生活できる子は残念ながらあまり多くないようです。」実際に、本土の高校に入ったは良いが、潰れて帰ってくる子や、親が子どもを支えるために本土へ出て行くケースも後を絶たないという。本土の高校に子どもを行かせるようになった場合、島前高校に行く場合と比較して、三年間の仕送りなどを含めると、子ども一人あたり約三百万円の負担が増すようになる。それでも「うちの子に限っては、大丈夫」という想いや、「お金がかかっても、本土に行けばきっと未来は拓ける」という希望を背負い、十五歳で島外へ出ていく。「この状況を打開するためにも、高校に更なる魅力をつくり、島内からはもちろん、島外からも生徒が集まる学校にしていきたい」というが、そんなことが可能なのだろうか。「この三年間で海士町には150人近くのIターンが全国から、しかも海外からも来ています。それに伴ってUターンも増えつつあります。これは離島であっても、魅力をつくり、受け入れ体制を整え、効果的な募集をしていけば人が集まることを証明しています。こうした手法や考え方をうまく高校に応用していければ可能だと思います。」そしてそのために必要なことは「経営」という視点も強化して考えていくことだという。「島前高校の経営は例えるならば、人通りの少なくなった道に立つレストランの経営に似ている」と岩本さんは言う。「今までは道を歩く人(島前地区の生徒)は、周囲にはここしか店がないので入ってきてくれていました。なので、お店に入って来たお客さんへのサービスを考えるだけで良かった。ところが人通りが減ってきている現状で、入ってきたお客さんへのサービスだけを考えていればお店は潰れてしまう。見込み客とそのニーズを把握し、どんな魅力や特色を出したら遠くからでも『あのお店に行きたい』と思ってもらえるか、どうやってクチコミやHP、メディアなども効果的に使いながらPRしていくか。そういったことも同時に考えて経営していく必要が出てきている。」という。ではどのように魅力をつくっていこうと考えているのだろうか。「基本的には『地域の力』『ITの力』『交流の力』を学校の力につなげていくことだと思います。まずは島前全体を学びの学校と捉え、これだけ豊富な地域の人材や取組み施設などを教育に活用し、ここならではの特色を出していくこと。またITをうまく活かすことで極端に言えば、離島であっても、世界最先端の教育さえも受けられるようになりますし、少人数ならではの個別学習を効果的に促進することができます。それと今盛んになっている都市や海外との交流事業を高校にもつなげ、国内外との交換留学なども活発にできるようになれば、体験の幅も、多様な人たちとの出逢いや刺激も一気に広がると思います。」今後、新しい教育改革の動きもこの離島から起こっていくのかもしれない。**** 秘境は悲境にあらず ~ここは宝島~ (完) ****
2008.01.14
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ETICさんの取材を受けメルマガの記事になった元原稿、他で活用しても良いということだったので、公開。おもしろい演出になっているのでご笑覧ください。-------------------------------------------------------------------- ~第1話~ 元服-------------------------------------------------------------------- ■■ ■■ 強さへの憧れ ■■ 「おい、岩本、喉が渇いたからジュース買ってこいよ!」 また僕か…と内心つぶやくが、 愛想笑いをしながら買いに走った。 世界中を旅して廻ったり、アフガニスタンに学校を建てたりと アグレッシブに見える岩本だが、子どもの頃はリーダーだった わけでなく、実はいじめられっ子だった。 クラスでも目立つタイプではなく、家でミニ四駆をいじったり 「ドラゴンボール」などの漫画を読んだりするのが好きな 内気な子だった。 小学校高学年から本を読むようになり、 戦国時代の武将や、幕末・明治維新の志士たちの 逸話をむさぼり読んだ。乱世に命を賭して戦い 死んでいったサムライ達の生き様に、強く憧れた。 ただ現実は、小さな学校の中で起きる小さないじめや 力関係におびえ、従順に従うしかできなかった岩本であった。 ■■ ■■ 初めての武器と見せかけの鎧 ■■ 中学校に入って英語の授業を受けるようになった。 初めての外国語に岩本の好奇心がピクりと反応した。 この意味不明な言語を使いこなせるようになるために 英語で日記を書いてみようと思った。 いざノートに向かってみるが、当然中学1年生の英語力では、 文章など到底書くことができない。まずはIやYouなど 分かる単語だけ英語を使い、あとは日本語で書くようにした。 日記を書き始めて不思議な変化が起き始めた。 悔しさや怒りもふくめて自分の内に溜まっている感情を 文字にして吐き出すことで、気分がすっきりし 前向きに考えられるようになっていったのだ。 日記という、自分自身を飾らずに表現し、 ありのままの自分と深く向き合える。 自分との対話の場所を見つけた。 いつしか英語の勉強だったことは忘れて 日本語で毎日ノートいっぱいに日記を書く岩本がいた。 また、日記を通して自分自身と向き合うだけでなく 身の回りの物事を客観的に観察、分析できるようになっていった。 「どうしてそういったことが起きるのか、 それなら次同じことが起きないようにするにはこうしよう」 一つ一つの事を振り返り、捉えなおしていった。 そうすることで 「今日もまた一つ学べた。 この体験のお陰でまた一歩成長できた」 嫌な出来事もポジティブに意味づけできるようになっていった。 たとえば、書いていくうちに気づいたことがあった。 それは中学校の中には既にはっきりとした権力の ヒエラルキーとグループがあり、その階層ごとに 共通の行動様式があるということだ。 いじめられるような人達は同じような人達と 一緒にいるし、流行を気にせず、「ダサい」。 いじめっ子たちはいじめっ子同士でグループを作り、 共通のファッション誌などを読み「イケテる」。 だったら自分も服装を変え、所属するグループも 変えていけばいじめられなくなるのではないか。 そう思った岩本は、イケテる連中が読む雑誌を読み 服装を変え、そしてクラス替えのタイミングで、 今の自分より「階級が上」のグループに入るように していった。 するとだんだんいじめられなくなっていき、 次第にイケテる集団の中に入れるようになっていた。 その頃の岩本にとって、日記は自分との対話をするための、 初めて手に入れた武器であり、イケテる服装は弱い自分を 守るための鎧だった。 ■■ ■■ 惨敗 ■■ 高校に入ると、強くてカッコいいという定評の ラグビー部に入った。スポーツに打ち込みつつ オシャレで、遊びも知ってる、そんな高校生活が カッコいいと思っていたのだ。 3年間、自分なりに一生懸命練習をした。 強くなりたい、自分に負けたくないという想いを胸に グラウンドを何十週と走り、何百本とタックルの練習をした。 3年の秋の最後の大会。 試合終了後のホイッスルがグラウンドに鳴り響いたとき、 岩本は緑の芝生が広がるグランドで膝をついてわんわん泣いた。 試合に負けたから泣いたわけではない。 結局この3年間自分は自分に勝てなかった、 そんな想いからあふれる涙だった。 3年間それなりに練習をしてきた気になっていた。 でもそれは結局「それなり」でしかなかった。 早朝でも休日でも、もっと時間を作って もっと練習はできたはず、毎回の練習も もっと本気でやれたはず。 もっとやれたはずなのにやらなかった自分。 やってるつもりになっているだけで 本気になりきっていなかった自分。 悔しかった。 燃え尽きていない自分が情けなかった。 こんなかっこ悪い生き方は二度としたくない。 本気で生ききったと思える人生を生きたい。 胸の焦げつく想いでいっぱいだった。 ■■ ■■ 志のかけら ■■ 部活を終えた岩本の目の前には、 大学受験が差し迫っていた。 岩本の家はそんなに裕福ではなかったので 親からは国公立の大学にしか行かせられないこと。 もし私立や浪人がしたければ自分で学費を稼いでいくこと、 仕送りもできないことが伝えられた。 そんな岩本が自分の進学先を探そうとしたとき、 中学の頃から考えていた一つの職業が思い当たった。 岩本は中学校の頃からよく自分が死ぬときのことを考えていた。 人生の最期に 「この人生で自分は何をやってきたのだろうか」 そう問いかけたとき自分はなんと答えるだろうか。 自分が死んだとき、何かを世に遺したい。 自分だから出来た、自分にしか出来ない何かを遺したい。 そんな想いを抱いていた。 例えば、パン屋さんになるとする。たくさんパンを作って 食べてもらう。でもパンはどんなに美味しくて食べたら なくなってしまう。残らない。 例えば、電車の運転手。時間通りに駅から駅へと人を運ぶ。 でも自分じゃない誰か他の人が運転しても、同じように同じ時間に 電車が駅に着く。それは自分じゃなくてもできること。 中学生だった岩本は知っている職業の中で 自分は何が良いか考えていったときに 色々な仕事が浮かんでは消えた。 しかし一つだけ消えなかった職業があった。……教師だ。 教師。知識を教えるだけなら誰にでも出来る仕事かもしれない。 けれど小中学校の先生は子どもと接する時間も長く、知識だけでなく 人間性の部分に大きな影響を与える。 そうした人間性や生き方はその教師の人間性や生き方によってこそ 伝えることができるものである。 そして、教え子に引き継がれた「生き方」は、 その子の一生に大きな影響を及ぼし続けるものである。 その教え子が大人になった時に周囲やその子どもたちに 与える影響の伝播を考えると、自分が死んだ後も自分の影響が、 教え子達を通じて社会全体に広がっていく。 吉田松陰が松下村塾を通して維新の志士を輩出し その教え子達によって明治維新が成し遂げられたように、 教師は生き方を伝え、世に残す事ができる仕事である。 中学生の岩本はそう考え、その頃から自分は学校の先生に なりたいと思った。 そこで、家から通える国立大学で、教員免許が取れるところ という選択軸でみていくと、学芸大学しか思い浮かばなかった。 「僕はもうここしか受けない。 自分の生き方を後悔しないために、本気で勉強をしてやる」 時は11月。受験には間に合わなさそうだが 岩本はエンジンフル回転で机に向かった。 ■■ ■■ リベンジ ■■ 3年間の部活で自分自身に勝てなかった、そのやりきれなさで いっぱいだった岩本の目の前には受験があった。 「もう二度と本気でやらなかったことを後悔したくない」 その一心で岩本は目の前の受験勉強に向かった。 「勉強に集中したいから」と彼女に一方的に 別れを告げた。 二学期が終わると、外の光を見ると外出したくなるからと 部屋中のカーテンとブラインドを閉め、お風呂とトイレと 食事のとき以外は部屋から出ずに、篭って勉強を続けた。 そのまま年が開け、センター試験前の登校日。 久々に家の外に出るとあまりの光のまぶしさに 目があけられなかった。 自転車で学校に行く途中、頬に当たる風があまりに気持ちよく 涙が止まらなかった。生きている実感を全身で感じていた。 それくらい自分を追い込んでいた。 そんなとき 「これだけ本気で頑張ってる俺って、 カッコイイ…」 そんなふうに、思っていた。 第1話終わり (文中敬称略)___________________________________ 『次号予告』 ラグビーでの経験から、本気にならない生き方を痛切に後悔。 その悔しさをバネに受験へ向かい、大学に入学した岩本。 その大学生活の不安と、自分を探すための世界20ヶ国の旅、 そして岩本の人生を変えたアフリカでの衝撃の出逢いに 迫っていきます。 次号もお見逃しなく! 第2話 『筋斗雲に乗って』につづく━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2008.01.10
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-------------------------------------------------------------------- ~第2話~ 筋斗雲に乗って-------------------------------------------------------------------- ■■ ■■ 逃避 ■■ 死ぬときに後悔しないように生きて生きたい。 そう思って本気で取り組んだ受験で合格し いよいよ新たな大学生活がスタートした。 高校で部活に集中してきた岩本は、 自分が学校の先生になった時に様々な経験を 語れるように、大学では幅広く色々やってみようと思った。 ちょうどその頃HIPHOPが流行っていたので 「カッコいい、女の子にモテそう」とすぐに飛びついた。 ダンスをしたり、コンパをしたり、バイトをやった。 バイクで走ったり、仲間と飲んでは朝まで騒いだ。 カワイイ彼女を作っていちゃいちゃしたり 休みはめいいっぱい旅行をして 大学生活を満喫している、と思っていた。 特に不満はなかった、ただ何かが足りないと 次第に感じるようになっていった。 このままなんとなく時間を過ごしていって 本当にいいのかという漠然とした不安を感じるようになっていった。 時は大学2年の秋。一つ上の先輩達を見ていて 自分も1年後に同じように「就活」をやり、 自分の仕事を決める、つまり自分の人生を 決めるときが来るとはっきりと自覚した。 教師と思って大学に入ったが自分は子どもが好きなのか? 学校の先生になってずっと教室の中にいる生活で 自分は満足できるのか? 本当に教師でいいのか? それらの問いに自信を持って 「YES」と答えることが出来なかった。 そんな中、1年後にたった一度の人生を 自分で決めなければいけないと思ったとき、怖くなった。 このまま楽しい大学生活を続けたら、1年後に就活を迎え、 それでもそれなりにやりがいのある仕事に就くだろう。 そして多分それなりに楽しく、 それなりに働いてそのうち温かい家庭を持って、 そこそこの暮らしをエンジョイして、老後は趣味を楽しみ、 そして安らかに死んでいく。 そんなそれなりにシアワセな自分の将来を想い描いても ちっともワクワクしなかった。 死ぬ間際に「この人生、俺は本気で生ききった」、 「最高に幸せな人生だった」と自信をもって言えるのか、 このまま流されていくと、またラグビーのときと同じ後悔を 人生最期の瞬間にもしてしまう……。 怖くなった。 そうした不安の中で岩本はあることを決めた。 自分の世界を広げ、自分が一生かけて やっていきたいモノを探すために、 1年間、海外を旅しよう! ■■ ■■ バケモノとの出逢い ■■ 世界を流れながら学ぶ「流学」をすることを決めた岩本。 一年間、アジア-アフリカ-オセアニアを渡り歩いた。 行く先々でNGOなどに飛び込みでインターンをさせてもらった。 インドのマザーテレサの家のボランティアで 自分がやっていることへの欺瞞に悩んだり、 警備の目をかいくぐってピラミッドの盗頂を果たしたり、 大好きな彼女に振られてやけになり、何百キロも走って 自分の弱さを真正面から突きつけられたり。 様々な経験を通してどんどん自分が 変わっていくのを日々実感できた。 流学も終わりに近づいた頃、東アフリカで 青年海外協力隊をしている40歳の日本人に出会った。 その人はアメリカで探偵をやってきたり、米軍の空軍で カメラマンをやったりし、最近までは大手企業の取締役を やっていたような異色のキャリアの持ち主だった。 その人になぜ今頃になって協力隊員なんてやっているのかと尋ねた。 「自分を試したいんだ。 まったく肩書きも役職もないような立場で途上国に来て、 2年間でどこまでやれるか、自分の力を試したいんだ」 その人はおもむろにこういった。 「自分が会社の役員をやっているときは何千万の報酬を もらっていたがここで全てそのお金も使って日本へ 帰るつもりだ。そして、住所不定無職の一文無しの40代が 日本でゼロからどこまでやれるか試したいんだ」 「怖くないんですか?」 岩本はとっさにそう聞いてしまった。 「いつも怖い。いつも怖くて逃げ出したい自分がいるよ。 でも、そんな自分を必死に支えて前に進もうとする もう一人の自分がいるんだよ。 そいつが僕を逃がしてくれないんだよ」 「なぜそんな苦しい生き方を好んでするのかって? 君も苦しい部活や受験を体験してきたならわかるだろ。 本当につらく苦しい中で頑張っているときに感じる充実感、 そして、その中でやり切ったときの達成感。 楽な生き方の中には絶対にない、厳しい時間を越えたからこそ 味わえるあの至福の瞬間が好きだからだよ」 「君は20歳の大学生というが、学生のうちなら誰でも チャレンジはできるだろ。本番は大学を卒業してからだ。 これが社会に出て30代、40代になっていき、 家族などを持ってもチャレンジし続けれる人間はほとんどいない。 それでも僕は本気で生きたと思える人生を生きるために いつまでもチャレンジしていきたいんだよ」 岩本は鳥肌が立っていた。 正直、バケモノに出逢ったと思った。■■■■ 武器を持て■■ 岩本は彼の話を聴きながら、自分も将来 こういった鳥肌が立つようなバケモノと一緒に仕事をしたい。 バケモノと渡り合える自分になりたい。心からそう思った。 「あなたみたいなバケモノに僕が近づくには どうしたらいいですか?」 恥ずかしげもなく聞いてみた。 「自分の武器を持ちなさい。そしてその武器を磨きなさい。 君は今まで広く世界を見て色々な体験をしてきたようだが、 そろそろ自分の武器を選ばなければいけない。 つまり何のプロフェッショナルになるかを決めること。 武器がないあなたは、たとえバケモノに会って話しを 聴いて感心することはできたとしても、渡りあうことはできない。 君が武器を磨きどの分野であれ一流になっていれば 違う分野の一流の人達とつながることもできれば 一緒に戦うこともできる。逆に、戦う人間から見れば 武器がないやつは相手にされないし、足手まといになるだけだ」 グサリと胸に深く刺さった。 自分の本当にやりたいこと、究めていきたい道は何なのか。 自分の武器を選び、早くその武器で戦いに行きたい。 少しでも早くバケモノたちとやりあえる自分になってやろう。 岩本はそう思った。 岩本の新たな課題が見つかった。 第2話終わり (文中敬称略)___________________________________ 『次号予告』 流学の中で、バケモノと思える師から「挑戦する生き方」を学んだ岩本。 この一年間の旅と今までの人生を振り返り岩本が 見つけ出した自分自身の武器とは? また武器を見つけ、その武器で存分に暴れ始めた 岩本の活躍を描いていきます。 ドキドキハラハラの次号もお見逃しなく! 最終話 『自分の武器をひっさげて!』につづく
2008.01.10
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---------------------------------------------------------------------- ~第3話~ 自分の武器をひっさげて!~---------------------------------------------------------------------- ■■ ■■ 刃を研ぐ ■■ バケモノとの出会いから、「自分の武器を持ちたい」 という思いを強く抱いた岩本。今一度この旅を、 そして今までの人生を自分なりに振り返ってみた。 すると「人の成長」、大きな意味での「教育」という キーワードに強く惹かれてきた自分がいた。 その想いは流学を通しての自分自身の成長からも来ていた。 流学中の出逢いや体験、気づきを通し 自分自身の世界がどんどん広がり、 生きるバイタリティーがみるみる上がっていくのを感じた。 世界がワクワクに溢れ、毎日が楽しくてしょうがなくなった。 自分のモノの観方や考え方が変わるだけで 世界が全く違って見えてくるのに驚いた。 出逢いや体験、気づきを通して人は変わり、 世界は変わると確信した岩本は、 今度はそうした学びや成長のきっかけを人に提供していきたい! そう思うようになっていた。 「教育」を自分の武器にしようと決めた岩本は、 残りの大学期間は、すべてこの武器を磨くために使うことにした。 時間を切り売りするようなお金を稼ぐためのバイトは一切せず、 自分の成長のために必要なお金はすべて投資と考え、 育英会などから借りるようにした。 まずはシドニーの大学へ一年間留学し、成人教育を学びながら 企業の人材育成の部署でインターンをした。 帰国し大学復学後は、教育に関わる講義やトレーニングを 朝から晩まで受けた。卒業時には幼稚園、小、中、高校の 1種教員免許を取得するまでになっていた。 ■■ ■■ 恩返しに向けて、初陣 ■■ また大学や指導者について教育に関わるコーチングなどを学ぶ一方、 海外での経験や気づきを多くの人に伝えたいと思い、 旅の中でもつけていた日記を編集し『流学日記』を出版した。 また、「世界は僕の学校だ」と途上国で学ばせてもらってきた 岩本は、今度は逆に途上国に学びの場を恩返ししたいと 思うようになっていた。 ちょうどその頃、アメリカ軍によるアフガン戦争が あったこともあり、岩本は本の印税を使いアフガンに 学校を提供しようと考えた。 「自分たちの幸せを自分たちの手でつくっていくための 学びの場を提供したい」 学校をつくるための知識も経験もお金もない、仲間もいない、 一人の学生の「想い」しか無いところから、 この無謀とも思えるプロジェクトは始まった。 まず、この想いと活動に共感して一緒に取り組んでくれる仲間を募った。 様々な大学から20人を超える仲間が集まり、 ゲンキ地球ネット(ゲンキダマネット)という団体を作った。 またお金を集めるために大学の生協や書店に岩本の体験記を 置いてもらえるよう営業を始めた。 アフガニスタンや学校づくりについて調査を進め、 現地で協力してくれるNGOを探した。 進めていく中で、仲間の中から責任やプレッシャーで 押しつぶされる人、意見が合わず離れていく人が出た。 岩本が一人で中心になりすぎ岩本教と言われたこともあった。 イラクの人質事件が起こり、活動に対して逆風が吹いたり 現地の人から契約外の金額を追加請求され、それが振り込まれないと 作業が続けられないと言われたり……。 迷い戸惑いながら一つ一つを仲間と議論しながら乗り越えていった。 そして約1年後、アフガニスタンに学校が建った。 その報告を受けた夜、 やり切れた達成感と感謝で 岩本は雨の中、外で踊り狂った。 早速、出来た学校を見に行った。 アフガニスタン独特の砂塵に床や壁も うすく覆われている教室。 ずっとここに存在していたかのような、 けれど自分たちが建てた学校を目の前にして、 岩本はこれと同じ風景を昔どこかで見たかのような デジャブに近い感覚に襲われた。 校舎完成記念式典の最後 アメルアムザ地区の長老が子どもたちに語った。 「遠い国の学生たちがこうしてはるばる我々に手を貸してくれた。 今度は君達がこの学校で勉強して、いつか困っている他の国の 人達に手を差し伸べられるようになっていってほしい。」 世界で学ばせてもらったから、今度は世界へ学びの場を 恩返しをしたい。そんな想いから始まったプロジェクトだが、 その想いがこの学校で学ぶ子ども達を通して、また受け継がれていく。 「生き方」が人に伝わっていくような生き方をしていきたい。 中学の頃に漠然と感じた夢にほんの少し近づいた気がした。 自分が後悔しない人生を生きられていると感じられた瞬間だった。 ■■ ■■ 新たな戦場を求めて ■■ その後岩本は、途上国の教育支援活動や 世界を流れながら学ぶ「流学」の奨学金制度、 中高生向けの世界とのつながりを体感する ワークショップなどをゲンキ地球NETで実施していった。 また大学を卒業すると同時にソニーの人材育成の部署へ入り、 企業内教育や社会貢献事業の一環としてインドなどで 教育プログラムを行う仕事をするようになった。 就職を選んだ理由は、学校の中の教育だけでなく 企業というフィールドでの教育に挑戦したかったからだ。 またソニーという会社を選んだのは、グローバルな企業であり、 かつ「自由」「挑戦」「創造」といった岩本が活きる組織風土を 価値観に持っていたからだ。そして何より、教育という武器を 買ってくれたからだ。 楽しかった。 やりたかったことが会社の時間、お金、力を使って 仕事としてやらせてもらえ、学ばせてもらえた。 そしてやればやるだけ、成果を出せば出しただけ 成長すればするだけ評価され、 もっと大きなことに挑戦できるようになっていく。 失敗も多かった。悔しくてトイレで泣いたこともあった。 それが糧となってさらに成長させてもらえた。 会社とは、仕事とは、何てすばらしいものなのかと思った。 朝8時から夜22時ごろまでソニーで仕事をし、 その後の時間や休日を使ってゲンキ地球NETを 運営する日々が続いた。 ■■ ■■ 教育サムライ 海を渡る ■■ ある日、ゲンキ地球NETで中高生へのワークショップを やっていた関係で島根県の日本海沖に浮かぶ海士(あま) という島で中学生向けに特別授業をやってくれないか、 との依頼が来た。 そこで初めて島を訪れて出前授業をやった。 その夜、岩本は海士の町長や議員、役場の職員と出逢い 目からウロコが落ちた。 それまで田舎には、 「閉鎖的で新しいものを受け容れず、挑戦もしない、不自由な場所」 という偏見を持っていた。 だがこの島は違った。 島を支えてきた公共事業や地方交付税の大幅削減による 財政破綻と人口流出の危機の中、町長自らの給与50%カットを 筆頭に、役場職員たちが自分達の俸禄を切って行政改革を断行。 島内だけで使える地域通貨をつくる一方、 外貨を稼ぐために最新の冷凍技術を導入。 島の豊富な海産物を、日本全国から中国など海外にも輸出を開始。 さらに特区を取って新たに肉牛業界に参入、 松坂牛に匹敵すると評価される「隠岐牛」を産出。 この危機的な状況を自らの力で切り拓き、 自分達の島を自分達で守っていこうと戦う人たちがいた。 日本海のこんな僻地の島に、これだけの志を持って 動いている人たちがいるとは、驚きだった。 海の士(サムライ)と書いて「あま」と詠むこの島には まだサムライが生きていると岩本は思った。 そんな感動を覚えたこともあって、数ヵ月後に今度は 中高生向けに新たなワークショップをやることになった。 二度目に海士を訪れたとき、特別講座を行った後の酒宴の席。 島の教育長などから一緒に海士で戦わないかと声かけを頂いた。 「やりたい!」 岩本は直観的にそう感じたが、その場では 東京に戻ってからしっかり考えると答えた。 しかし、岩本の中ではほとんど答えは出ていた。 この話を聴いたときに胸の高鳴りを感じ、 やりたいと思ったのだからやりたいのだ。 社会を変えていくために政治的に大きな制度を変えるという 方法もある。また小さくても成功モデルをつくり そのモデルを広く他にも普及させて大きな流れを生み出して いく方法もある。 岩本は海士という小さな島が、 ある面において「社会の縮図」だと思った。 この島の抱える人口流出や地場産業の衰退は 多くの地方が抱える共通の問題でもある。 また超少子高齢化などは未来の日本に訪れる課題の先取りであるし、 島が目指す環境に配慮した循環型の暮らしとまちづくりは、 グローバルな問題でもある。 この島の課題を解決し、ここで成功のモデルをつくっていくことは 社会や世界の問題解決にもつながっていくと岩本は思った。 この島の可能性にかけてみたい、 この島の人たちと一緒にやってみたい、そして 自分がどこまでできるのか試してみたい、そう思った。 岩本の心は決まった。 いじめられっ子で弱虫だった幼少期。 服装や仲間を変えることで強くなった気になっていた中学時代。 部活や受験を通して自分自身と戦うことを知った高校時代。 様々な体験や出逢いを通して生涯の武器を選び、磨いた大学時代。 そして、仕事や実戦の中で自分を試し、成長を続ける今。 教育という武器を手に、より良い社会を目指して 小さなサムライ岩本の戦いは今始まったばかりだ。 最終話終わり (文中敬称略)_________________________________注) この物語は フィクションであり、実在の人物・団体・地名等とは 一切関係がない かもしれませんので、ご注意ください。
2008.01.10
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企画書をつくろうとしたときコンサルタントからもらったパワーポイントのデザインレイアウトを活用して資料を作ってみた。企画の中身は同じなのに、レイアウトや色が綺麗なだけであたかも洗練された素晴らしい企画のように出来上がった。説得力は倍ぐらいに跳ね上がった感じ。デザインの力 恐るべし。自分から出すときはデザインをうまく使っていこう。そして人からもらうときは見た目に騙されないようにしよう。
2007.12.14
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朝6時に博多へ到着。佐藤家で朝食を頂く。○○さんのお米。○○の梅干。などなど、美味い。島じゃなくてこんな都市でもこれだけ美味しい食べ物が手に入るのかと驚き。9時出発まで時間があるので最近出したという本を読ませてもらう。助産師の内田先生と書いた性と生と食の本。出産の場面や出産時のお母さんの感想を読むだけで涙、涙、涙。涙がソファーに溜まり慌ててティッシュで吸い取る。本を読み終わり、いつか生まれてくるかもしれない自分の子どものためにもまずは自分の生活を改めようと本気で思う。寝ながらパソコンはやらない。三食しっかり健康的なものを食べる。6時間睡眠の規則正しい生活を送る。そして団長と佐藤さんと三人での2日間のワークショップ。この3人でやるのは今年の七夕以来2回目。団長の存在から来るエンターテイメント性と、根拠のない一見ハチャメチャなコメントなのにやたら心に残る破壊的な説得力。佐藤さんの参加者を安心感と共に上手く乗せ、気づかないうちに目的地へと運んでいく極上のファシリテーション力と、影の努力を惜しまぬ深い愛とこだわり。補講をやった内田先生のDNAを刺激する涙涙の生命誕生のスライドショー。参加者が一品お昼を持ち寄り食べあう「楽しく食育」企画。「来年の自分に手紙を書く」など実行委員学生達の粋なアイデアの数々。近年、まれに見るほど学びの多いワークショップでこちらが感動する。夢学『今編』の様子http://d.hatena.ne.jp/kab-log/20071202/1196604335夢学『未来編』の様子http://d.hatena.ne.jp/kab-log/20071203/1196647208そしてこの2日間、参加者と話をするなかで「悠さんは想像以上に謙虚ですね~」など「謙虚」と5回言われる。今年の成長テーマを「謙虚」にしていたので、すっごく嬉しい。目標設定して意識しているとホントにそうなっていくという目標の持つ力を実感。そして、参加者と会話をする中で「僕を成長させるためにあえてアドバイスをするとしたら何」という質問をしていくと「う~ん。もっと厳しさも出していいんじゃないですか」「もっと強くはっきり言ってしまってもいいんじゃないですか」といったことを何人かから言われる。そこで我が身を振り返ってみる。今まで「自分が自分が」と自己主張を続け、自分の意志、想いを最優先し自分が主役になり前に出るということを続けていた日々から、この一年は一転。「謙虚」を旨に自分の意志より相手の意向を尊重し、自分より周りを気遣い自分がやりたいことより周囲が求めることをやるように意識し自分が主役ではなく周りの人が主役自分はリーダーではなくコーディネーターという立場をとり主張よりも協調、前に出るより間に入り、攻めるよりも受け容れることを意識してきた、そんな新しい自分を鍛える一年だった。それはそれなりに少しずつできてきたような気がする。しかし、それだけではどこか感じる、物足りなさ。ネコを被って、「自分らしさ」を抑えてきてる感覚。腹の底で煮え切らない、ふつふつとした想い。ボクシングで言えば得意の右ストレートを抑え左のジャブをとことん鍛えてきた感覚に近いかも。ようやく左のジャブが少し使えるようになってきたんで次は左のジャブを駆使しながら、決めるところで右ストレートをぶちかましたい、そんな気分だ。来年は、謙虚さと猛々しさ主張と協調、受容性と積極性をあわせ持ち使い分けられるそんな自分になっていこう。そう思う。講師・参加者共に学び多い実に素敵な二日間だった。来年の目標もできた。心から感謝。悠
2007.12.02
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すごく哀しくて怒りを感じるニュースを聞いた夜家に帰っても憤りが続くので外に出た。満天に輝く星空の下防波堤の上に一人立つ流れる星、泳ぐ雲、そよぐ山影海を走る風、寄せる波、海の中で光る夜光虫たち。少し神楽を舞ってみるすぐに気持ちは透明にそして幸福感が溢れだす。自然の大きな力を感じる瞬間。 最近はつくづく食べものが美味しいと感じる。お隣さんのお米、みやちゃんの卵、まーくんが釣った魚○○さんからもらったじゃがいもと玉ねぎ、そんなこんなでたくさんの顔が見える食卓。贅沢な食生活。 今日は朝から卓球大会と地区の運動会。往復しながら両方に参加。運動会のリレーは一等賞卓球は5戦全敗。そんな中で少しずつ人とつながっていくのを感じる。なんでもないことが幸せに感じる日々。田舎暮らしはやみつきになる。感謝
2007.11.18
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行政関係者から、消防士、農家さん、大工さん、エコツーリズムの自然村に1年インターンで来ているフランス人など、年齢も20代から60代までの方たちまで多様な20名での逆ワゴン。行きはバスの中もゲームをやったり、海士の今後の農業の行く末について熱く議論したりして、「いや~これだけでバスに乗ったかいがあったわい」と言うほど、思いのほか盛り上がり、深夜25時半に東京着。一日目、桜美林大学でサザエ完売。一橋大学でもサザエ完売。40年ぶりに東京に来た農家の山本さん、あまりの人の多さに頭痛を起こす。海士カフェも、一時間待ちが出るなど盛況。せっかく来てくれたのに、店に入れず帰ってしまう人たちを出してしまったのが残念。二日目、引き続き、一橋で出店とシンポジウム。カフェでは、一次産業再生に向けたイベント。TVや新聞やらメディアも来て立ち見が出るほど。隠岐牛やCAS商品、有機無農薬のアイガモ米の試食も好評で、アンケート回答者の9割以上が満足と答えてくれている。感謝。その後、カフェを22時半までやって、片付けて24時すぎ東京をバスで出発。帰りのバスはみんな疲れ果てて静か。途中で温泉によって、韓国式アカスリで垢と疲れを落とし、船を乗り継ぎ17時半、島へ帰還。職場に戻ると、「海士中学校、キャリア教育優良校として文部科学大臣賞受賞」のニュースが届いている。そして、このバスが縁で今月またテレビと新聞の取材が島に来るという連絡を受ける。なんかここ最近、様々な追い風によって、実力以上の勢いに乗ってる感じで少し恐い。こういうときこそ調子に乗らず、油断せず大地に根をはり、地に足をつけ一つ一つ 誠心誠意 取り組むべし。 この風が吹き終わったとき、また逆風が吹き荒れるようなときも、自分達の足でしっかりと前に進めるように。 日々精進岩本悠逆ワゴンの様子はこちらhttp://kinnyamonya.jugem.jp/
2007.11.05
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遅ればせながら2つのウェディング写真集ができました。自画自賛ながらどちらも甲乙付けがたいほど最高に素敵な空間だったとあらためて想います。東京ウェディング ~Wedding event ‘結’~http://photozou.jp/photo/full_slideshow/154583/417290?mode=album&ver=2.007島的結婚式 ~海士婚~ http://photozou.jp/photo/full_slideshow/154583/417306?mode=album&ver=2.007この場を創ってくださったすべての方々に心からの感謝岩本悠&桃子
2007.11.02
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9月24日号の日経ビジネスで「離島からの日本再生」というタイトルで特集され、今月の国会中継の首相答弁でも「地域活性のモデル」として取り上げられるなど、全国でその名が知られるようになってきた海士町。ただ、名前だけが一人歩きするのではなく実際の海士の人と語り、海士を食し、本当の海士を五感で感じてもらいたい、そしてもっと顔の見えるつながりや交流を広げていきたいという想いから11月2-4日、約20人の海士人が東京に出没します。 学園祭での出店と、2日間限定の海士カフェをオープンしますので、是非この機会にお立ち寄りいただき、海士を肌で感じて頂ければと想っております。どうぞ宜しくお願いいたしますっ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★ あの海士人たちがついに東京へ上陸っ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★ 11/2 一橋大学 学園祭 出店 10:00-16:00 (金) 桜美林大学 学園祭 出店 10:30-16:00 ----------------------------------------------------------- 11/3 一橋大学 学園祭 出店 10:00-16:00(土) 桜美林大学 学園祭 10:30-16:00 AMAカフェ 19:00-23:00 (22:30ラストオーダー) ----------------------------------------------------------- 11/4 一橋大学 学園祭 出店 10:00-16:00(日) 一橋大学学園祭 シンポジウム 10:30-12:30 海士アグリベンチャーカフェ 14:00-16:00 AMAカフェ 17:00-22:30 (22:00ラストオーダー) ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━● それぞれの企画概要 ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ◆◆ 一橋大学 学園祭 出店 ◆◆ 11/ 2-4 地域振興などの研究で海士と連携している一橋大学(関ゼミ)と共同で模擬店を出店。海士のサザエの壷焼きを食べながら海士人と交流します。 ☆ 場所→ 一橋大学 西キャンパス (JR国立駅より大学通りを徒歩7分) ◆◆ 一橋大学 学園祭 シンポジウム ◆◆ 11/ 4 テーマ 「 こうして僕たちは島に流れ着いた~フリーター最前線と若者を活用した産業創出~ 」 海士で働く様々な経歴を持ったIターン者数人をゲストに、正社員として都会で会社勤めすることにこだわらない彼らの労働観や人生観に迫る。その後、若者のアイデアや力を活かして積極的な産業振興を行っている海士町の多様な取り組みについてもご紹介。 ☆ 場所→ 一橋大学 国立キャンパス 西本館26番教室詳細はこちら↓http://old2.josuikai.net/student/ikkyosai/sympo/seki.html ◆◆ 桜美林大学 学園祭 ◆◆ 11/ 2.3 今年は一橋大だけでなく、桜美林大学の学園祭にもサザエの壺焼きを出店します。海士を訪れた桜美林大生の想いと、海士町の桜美林OBのご縁から実現しました。 ☆ 場所→ 桜美林大学キャンパス (JR淵野辺駅より無料シャトルバスで8分) ◆◆ AMAカフェ ◆◆ 11/ 3.4 東京の四谷に、2日間限定の海士のカフェをオープンさせます。 海士の食材を使った料理を食べながら、海士の風景に囲まれ、海士人と語り合い、いよいよ熱い海士の今に触れましょう。 ☆ メニュー例→ サザエカレー 爆弾おにぎり ふくぎアイス 海士の地酒カクテル etc … ☆ 場所→ カフェ・ド・リバネス(四ツ谷三丁目より徒歩1分)http://www.leaveanest.com/cafe/information.html#access ※30席程しかないため、時間帯によっては混雑する可能性があります。予めご了承ください。 ◆◆ 離島発 農業再生プロジェクト ◆◆ ◆◆ 「海士アグリベンチャーカフェ」 ◆◆ 海士の魅力と第一次産業の可能性を感じるトークイベントを海士の農業者を始め、多彩なゲストと共に行います。農業と地域振興という切り口から海士を知りたい方、一次産業に興味のある方には是非おすすめです。 詳しくはこちらをご覧ください↓http://www.vantan.jp/agri/ ※参加費無料隠岐牛やヒオウギ貝などの試食交流会あり先着25名(上記URLからお申し込み制) ●━━━━━━━━━━━━━━━━● 海士(あま)町とは? ●━━━━━━━━━━━━━━━━● 島根県の北。日本海に浮かぶ隠岐諸島の中の一つの島(町)。 後鳥羽上皇が流された地としても有名で、神楽や民謡・俳句などの歴史文化や伝統が残る一方、島すべてが国立公園に指定されるほどの自然豊かな島。 現在、人口は約2500人。年間に生まれる子ども約10人。人口の4割が65歳以上という超少子高齢化の過疎の町。人口の流出と財政破綻の危機の中、独自の行政改革と産業創出、Iターンの受け入れ、人づくり施策によってまちづくりのモデルとして全国から注目される島になる。 海士町関連ページ海士町HPhttp//www.oki-ama.net/海士的週刊webマガジン『週刊amana』http://www.oki-ama.org/地域再生の現場から ~スペシャルhttp://www.wagamachigenki.jp/saisei/02_s01.htm ====================== 「ふるさと発信バス」運営事務局一同 問い合わせ先:amawagon2007@yahoo.co.jp
2007.10.24
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最近、自分や身内のことをどう表現していいのか迷うこういった日本の文化風習が脈々と生きている場所では自分や身内のことは基本的に褒めない。自画自賛しない。「謙虚・謙遜」が美徳。不思議なもので最近は謙虚で決して自分を売り込もうとしたり自慢したりしない人が素敵な人に見えてきて自分や身内の自慢をする人や「自分が自分が」と前に出る人はどこか品がなく「まだまだだな~」と感じられてくる。今まで自画自賛して気持ちを高め自慢話を生き甲斐にしてきた自分自身もここに来てだんだん思考行動が変わってきてるのを感じる。文化や風土の人に及ぼす影響力を実感する。「新婚生活どう?」と聴かれても「いや~最高ですね~」と応えるのではなく「いや~大変ですね~。修行ですよ~」と応え「奥さんかわいいし、すごく優しいんじゃない?」と言われても「いや~よく知ってますね~。彼女ほんとスゴイんですよ」と返すかわりに「いや~全然ですよ~。もう愚痴ばっかで大変ですよ~」と応えたりする自分。「いや~最高ですよ~」と言ってると妬みを買い「いや~大変ですよ~」と言うと「あら大変ね~、大丈夫」と共感をもらえる。 そんなことを無意識に察して自分の行動を適応させてるのだろう。謙虚謙譲の文化風習が東京やアメリカより多少強くあるここでこの文化を活かしながら自分を表現する方法を2つ開発してみた。一つ目言葉では謙虚に謙遜しながら、態度や表情はポジティブに例:「新婚生活どう?」という質問に対して「いや~ほんと毎日大変ですよ~」といいながら楽しく幸せそうな笑顔二つ目抽象的には落としておきながら、具体的かつ限定的に褒める例:「奥さん綺麗だし、すごく料理とかもうまそうね~」と言われたら「いや~全然ですよ。全然。でも、あ~見えて意外と優しくて人にだけは結構気を使えるんですよね~。不思議と。他は何やらせてもダメなんですけどね~。」これらが本当に機能するのかもう少し試してみよう。悠
2007.10.18
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結婚式が終わり、後のフォローも少し一段落してさ~三連休を利用してハネムーンだっっと思ったら姫がダウン。寝込む。島々を楽しく巡る予定が家で看病。僕がやることは布団干し、洗濯物、買い物、料理、洗物、掃除、家事家事家事。家事がしたくなくて、今までみんな暮らしをして楽したり姫と結婚したら家事が楽になるかな~と甘いことを思ったら、逆に家事が振ってきた。世界は怠けないよう、ラクしないようちゃんと廻ってるんだな~と痛感。さ~仕方ないのでこの三日間は修行というか「研修」にすることにした。初心者主夫のための愛妻家実習研修。看病と家事の実習を通して、家事や人に尽すことの喜び楽しさ奥深さなどを体感し奉仕の心、感謝の念を深め素敵な愛妻家&主夫になっていくための研修。そう思うとちょっと楽しさが沸いてくる買い物に行けば、賞味期限と原材料表を注意深く読みながら、なるべく地元産かここから近い産地のものを選び選び料理も身体に優しいお蕎麦、うどん、オジヤを冷蔵庫に溜まってる野菜さんたちをうまく活かしながら料理。食べてみると我ながら美味。姫も嬉しそう。大満足。家事の中でも、買い物と料理はまず効率的かつ楽しく美味しくできるものだと判明。次は掃除、洗濯物あたりに挑戦だ。まだまだ修行は続く。これでまた人間力が上がるっと思っていたら、姫から‘嫌いなことを修行だと思って楽しんでやる’っていう発想は 以前から変わってないし、全然進化してないじゃない。と言われ、ハッとする。確かに、修行だと思ってやるレベルは、あくまで「自分の成長のため」。「相手のため」を思ってやる、感謝や奉仕や愛とは質が違う。修行だと思って自分の成長のためにやってるようでは他者への感謝や奉仕の心を育てるという、この研修の目的からも外れている。昔から全然成長してなかった自分に気づく。なので、まずなんで姫が倒れたかを考えてみる。この二ヶ月で、住んでいる場所が変わり気候も食事も文化も変わり、仕事も職場も変わり、結婚して生活も変わり、名前も変わり人生において大きな変化がまとめて来たのに加え、更に東京と海士での2回の結婚イベントをやり遂げその上、こういった家事も毎日やってくれていてそんな日々が続いたから、それでちょっと気を緩めたら倒れたんだ。う~申し訳ない。そしてここまでやってくれて本当にありがとう。よしっ、やろう。悠
2007.10.07
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実は、海士町には図書館がありません。小さな書店が一つあるだけです。そのため島の子どもや大人の読書量は少ないです。学校でも子どもの読解力の低下が叫ばれています。海士町は学力も人間力も両方を育てる日本一の教育の島を目指しています。そこで、図書館がないというハンディキャップをアドバンテージに変えるプロジェクトが立ち上がりました。それが「島まるごと図書館構想」です。海士の保育園、小学校、中学校、高校の図書室や各地区の公民舘の図書スペースなどをネットワークし、島をまるごと一つの「図書館」にしていく構想です。これは全国で例を見ない先進的な企画のため文部科学省から「読書のまち」モデル地区として認定され、予算もつきました。そして、今このプロジェクトを海士で共に進めてくれる仲間を探しています。このプロジェクト推進に向けて保育園、小、中、高校を廻っての様々な取り組みの企画、実施、各地区を廻っての出前図書館やワークショップやイベントの開催などなどプロジェクトの総合コーディネートをする人を募集しています。月給20万円 別途、休日・時間外手当あり(家賃が1~3万円/月の海士の物価から考えると破格です)是非、一緒に活動してくれる人を知っていたらご紹介ください。募集は10月3日まで以下のページで受付けていますのでどうぞ宜しくお願いします。(詳細も以下のページをご確認ください)http://next.rikunabi.com/rnc/docs/cp_s01800.jsp?fr=cp_s00900&rqmt_id=0004943504&__m=1190193862031-5509359330740201991&corp_login_id=16733285 ではでわよろしくお願いしまっす。
2007.09.21
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カリフォルニアで大学院の一週間集中合宿に参加する海が目の前のホテルが会場院生と博士あわせて60人ほど肌の色バラバラ、8割はアメリカ国籍ほとんどが30~50代、自分が最年少9割以上がコンサルタントや、NGO、NPO人事、教育関係などで仕事を持ちながらインターネットで大学院に通う人たち各自のテーマは教育、人材育成、組織開発地域活性、社会変革などなど僕の研究テーマはリーダーシップ開発。自分の好きや得意や興味を活かしながら人や社会に貢献する人をいかに育てていくか。クラスはホテルの部屋でだいたいが5~10人ぐらいの少数制。講義はほとんどなく探求、議論、自分の経験のシェア、ワークショップ、ロールプレイなど。音楽、詩、絵やイメージ、身体を使ったワークが多い。初日。クラスでディスカッションになると皆がよくまあ早口でしゃべりたてる。次から次へと各自がしゃべるからただでさえわからない英語が余計にわからない。何か質問しようとしても議論に入るタイミングもつかめず話しはドンドン進んでいく。仕方ないので内容も理解できないまま、話を聞いてとりあえずわかった顔で頷いてる自分。こんなにも根暗だったのかと驚くほど無口な自分になる。しかも、議論の中にも15分に一度は誰かがジョークを飛ばして、みんなで爆笑する。何がおかしいかわからないがとりあえず皆が笑ったタイミングにあわせて手を叩いて大笑いしておく。議論を振られるときが一番冷や汗をかく。たいてい質問の内容がわからないから。頼むから俺に質問を振らないでくれと隠れたい気持ちでいっぱいだが、人数が少ない上に車座になって座ってるから逃げられない。人の話を聞いてるふりして、必死で自分に振られたら何を話すかを考えてる自分。たいていそんな時に「Youはどう思う?」とか突然質問されて、混乱して訳のわからんことを口走り泣きそうになる。そんなこんなで初日にしてクラスに出るのが怖くなる。いきなり登校拒否の一歩手前。しかしまあディスカッションや会食などのグループでの会話になるとまったく敵わないとわかったので、諦めて一対一での対話を狙うことにする。クラス終了後に先生や生徒を捕まえてクラスでのポイントは何だったかを聴く。会食もグループでの話しには入らず個別に話しかけていくようにする。すると、まあ同じ人間。結構いける。こっちの話も興味深く聴いてくれるし、こっちが理解するまで話してくれる。クラスの中では相変わらず無口な僕を心配して「YOU、Are you OK?」と聞かれたときに、「怖い。ついていけてない。皆の話を理解しようとするのに必死で、自分の考えを組み立てて、発言するまでいかない」と伝えると、意外と怖さが消えていき開き直れるようにもなっていく。そんなこんなで最終日には目標にしてた「同期の院生全員と一対一で話す」と「60人全員の前で一度は発言、質問する」をなんとか達成。最後の夜のパーティーで、Jazzバンドにあわせて日本っぽい踊りを踊ると、明らかに皆の見る目が変わる。その後、やたら握手を求められたり、「Hey YOU」と話しかけられるようになる。芸は身を助けるとは良く言ったものだ。何か秀でてるモノを見せると受け容れられる社会なんだなと痛感する。この一週間で得られたモノ自信。自分はこの中でも2年間やっていけるという確信。 共に学びあう同期との信頼関係。学習への意欲と期待。さあこれからが本当のはじまりだ。ネットを通じた新たな学びの世界初心に戻ってまた学びなおそう。自分を再びつくりあげていこう。日々学び悠
2007.08.30
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ついにピーチ姫、島へ。姫が入ると家が一気に様変わり。使われてなかった冷蔵庫やレンジのコンセントが刺さり電気が入る。キッチンタブで干からびてひっくり返っていたムカデの屍骸も片付けられキッチンの蛇口から水が出るのを何ヶ月ぶりかに見る家に潤いが出て、カラフルになっていくと同時に生活にも潤いと色が出てくる。なんか楽しくなってくる。週末には、はじめて姫の父上、母上にお逢いし出雲大社に参拝、この人生のこの縁に感謝する。大社前で「姫を生涯幸せにするので結婚させてください」と頭を下げ「もうこれからは二人でやっていきなさい」と言い、バスに乗るご両親見送りながら涙が出る。痛いほどの日差しとうるさいほどのセミの声、そして見上げると青い空に浮かぶ白い雲忘れがたく脳裏に焼きつく。生涯幸せにすることを再度心に強く誓う。月曜日には入籍書類を提出。本籍地を東京麻布に残すか、海士に移すか考えるが海士の方がかっこいいということで新しい本籍をつくる。周囲の人がメデタイメデタイと喜んでいる姿を見てこっちも、メデタイことのような気がしてきていたく嬉しくなる。家で「あっ」という姫の声を聴き姫の指を見てみるとせっかくの結婚指輪の飾りが曲がっている物に指輪がひっかかったりするとよく曲がるの と言いながら手で指輪を直してる結婚指輪が曲がるなんて、しょっぱなから不吉やなと言いそうになるがよく考えると この指輪と同じように二人の関係もときには曲がったりするもの一度やってしまえば後はもう一生大丈夫だろうと油断したりせず曲がればそのつど修正し、常に大事にしていきなさい。 という指輪からの教えのような気がしてくる。感謝夜、慣れない生活で疲れが溜まっているのか姫が「なんで来週東京とかアメリカに行くの。だったら私こっちに来なきゃ良かった。」とかとか前からわかってたこと、言ってもしょうがないことをグチグチ言ってくる。 う~~~~~~~ と思いながらとりあえず口では「ごめんね~」と謝りながらシャワーを浴びる。シャワーを浴びながら先週聞いたレスリングの先生の言葉を思い出す。プロレスとアマレスの違いとは、アマレスはなるべく相手の技や持ち味を出させずに相手を倒そうとするのに対しプロレスは相手の技を出させ、それを逃げずにすべて正面で受けきったうえで、相手を倒そうとする。プロとアマの違いそれだ。その言葉を思い出し、自分もプロになろうと思う。相手の繰り出す攻撃をすべて受けきってやろうと。そして今まで自分と社会の幸せに動くことは優先順位が高く、姫の幸せのために動くことは優先順位が低かったがそれを変えてみようかとも思う。姫が本当に幸せであるためには僕がイキイキと思う存分楽しく仕事をしている必要があるだろうしいつかできるかもしれない子どもたちの未来を考えるとやはりこの社会をよりよくしていく必要もある。結局、姫の幸せを一番に置いても自分の幸せと社会の幸せに必然的につながっていくようにも思えるので一回、姫の幸せを優先順位の一番に置いてしばらく生きてみようと思う。一ヶ月ならそんな生き方もできるだろうと思い、この一ヶ月は姫の幸せを第一に考えて動くことを自分に誓う。すると、そんな自分がすっごくカッコよく思えてきてこの姫はなんて幸せ者なんだろ~と感じてくる。そんな気持ちでシャワーを出て再度、姫と向き合うと自然とケンカも解決してる。不思議なものだ。姫が着てからの日々自分を含む世界が急激に変化していっているこれから僕は一体どんな自分になっていくんだろう。願わくば身近な人も遠くの人も幸せにできるそんな自分になりたい。岩本悠
2007.08.23
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25時、満天の星空の下から家に戻ると、床を黒い影が さ~ と横切り、僕のお気に入りの座椅子の影に隠れるのが見える。 ゴキちゃんっ? ついにここにまで現れたかと思い、恐る恐る近づいてみるとフナムシ。マジマジと見てみると、フナちゃんは色や大きさはゴキブリと似ているが圧倒的にゴキちゃんよりもかわいい。ジ~と眺めているとフナちゃんは 「しまった見つかったっ」 と思ったらしく座椅子の影から出て床の上をちょこちょこと走る。とりあえずどこかに逃げようとしているようだがその動きがまた一生懸命な感じがしてかわいい。 ここは君たちの来る場所じゃない 自分達の海へお帰りと心で語りかけながら家の外に出してあげる。東京のゴキちゃんとは結局最後まで友達にはなれなかったけど島のフナちゃんとはもう友達になれたような感覚。今夜のご縁でなんか友達が一気に増えた感じがして嬉しい。&これからもっと自然と共生していけそうな自信も沸いてきて、ちょっと幸せな気分。夜の小さな珍客に感謝
2007.08.11
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無人島らしき海岸に上陸うなだれる子どもたち恋しくて石を投げる子腹が減っては戦はできぬまずは食事づくり食事を待つひと時お腹いっぱいゲンキ玉でゲンキを充電海を渡るいかだを計画いかだづくり出発海原で沈みかける航海を終えた笑み夜は定番のキャンプファイヤー炎に友情を誓い踊っているとUFO降臨?あわてて謝る夢のような夜最後の朝見送り遠くから来た仲間を見送る島の子どもひと夏の冒険ひと夏の青春アドベンチャーキャンプ2007 in AMA
2007.08.08
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教頭先生と打ち合わせ中ちょっと議論が停滞した感じになる。すると、 ちょっと話しがズレるんですけどね、 私、昨日生ダコを茹でて食べたら すごく美味しかったんですよ。とかなり唐突に雑談をしはじめる先生。 おいおい大事な話をしてるときにそりゃないだろ、、と内心思いながらも笑顔で雑談を聴く。すると昨晩のタコの話しから始まり、いかに島に来てから素敵な食生活を送り、運動も楽しみ、健康的で充実した日々を送っているかの話が5分ぐらい続く。そりゃこちらも負けてられんと想い、 「僕もかなり脱線させてもらいますけど、 僕もこっちに来てから、一度も自分の家のガスもキッチンも 使ったことがないんですよ。冷蔵庫もレンジも コンセントさえ入れてないですし、、、」と、いかにヒドイ食生活を送っているかを3分ぐらい自慢する。一通り楽しく脱線を終えて 「それじゃっ、本題に戻しますけど、、、」と本題に戻ると、不思議とスルスルと結論が決まる。しかも、雑談で出た話の内容も本題の中に活かされてる。清々しい気持ちで校門を後にしながら脱線の効果をかみ締める。お互いに脱線と分かってて雑談する分には意外と脱線も使えるかもしれない。やはり世の中に役に立たないモノはない。すべて状況に応じた使い方しだいなんだな~と思う。やはり学校や先生はいつになって色々学ばせてくれる。感謝岩本悠
2007.08.03
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23時、米子から大阪へ向かう夜行バスに乗る24時、読み物を終えて眠りにつく25時、後ろの席の人のイビキがあまりにうるさく目が覚める グォ~ ガッォ ゴゴッ~ ゥ ゴッイビキの音量が大きいだけでなく音が不規則なのが余計に気になって寝れない隣の席の人も眠れないようでゴソゴソしてる僕は一つ席を離れて、耳を覆うがそれでもうるさく、イライラがつのる このデブ~ 人様の貴重な睡眠時間を奪っておきながら 自分は踏ん反り返ってノウノウと寝やがって その鼻塞いで窒息させるぞっと本気で切れそうになる。一番前の席まで避難しようかと考えふと想う一番前の席に自分が移動すれば、僕は寝れるだろうがここの周りの人は被害を受け続けるだろうしこの張本人は気づかないままに気持ちよく明日を向かえまた堂々と夜行バスの真ん中の席に座り同じことを繰り返すだろう。教育の道を志す人間としてやはりこれを見逃すわけにはいかないと思うそんなことを考えているとイビキが止んだので、振り返って見ると張本人の目が覚めた模様。今しかないと立ち上がり、ドキドキしながら近づいて「すみません、イビキがうるさくて眠れないのでもし可能なら、もう少し静かにできないですかね?」と頼む。すると「あ~~そうでしたか、本当にすみません」と素直に謝ってくる。「いえいえ全然大丈夫ですから、もしできたらお願いします。」と伝えて席に戻る。なんか反応を見る限り悪い人間ではなさそうなのですごく安心して、僕はそのままぐっすり寝てしまう。目が覚めたら朝五時、終点。振り向くともう後ろの席の人はもういない。僕があれから起きなかったということはイビキの音を小さくしてくれたのであろう。しかし、今考えるとイビキをかく人も悪気があるわけでもワザとでもないのに「静かにしてくれ」というのも無茶なお願いだったような気もしなくもない。次こういった場面に出逢ったらどう対応すべきなのか、、人の世もなかなか難しい悠
2007.07.27
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朝6:30 目が覚めると東京、渋谷。夜行バスで松江から到着。バスの中でよく寝たお陰で体調ばっちり。 早寝早起き&充分な睡眠ができるし、移動時間も宿代も得した感じがするので やっぱり夜行バス最高っ と朝から感謝。 7:00からホテルで社長さんと朝食ミーティング。 その後ルノアールで仕事してるとピーチ姫登場。相変わらず麗しく、ちょっと嬉しくなる。 そのまま買い物へ行く。こりゃデートだと想うとなんかワクワクする。 中学生のときから12年間背負い続けてきた僕のバックが、いよいよ壊れそうになってきたので新しいのを買いに行く。 前のバックと同じメーカーで探し、軽くて良さげなのがあったので、買おうとしたとき無性に哀しくなってくる。あのバックのことを想い出せば想い出すだけあいつはすげ~やつだったと改めて感じ、胸が締め付けられ涙が出そうになる。「また修理に出したらまだ使えるかも」とか、「これ買うの止めて前のやつとまったく同じバックを取り寄せようか」とか迷いが生じてくる。 店員さんの話は一応うなづくがほとんど耳に入ってこず、散々自分の中で葛藤した結果新しいのも素敵だから買うし、古いやつも本当に壊れるぐらいまで捨てずにいこうと決める。 それとオフィス用のズボンも買いに行く。二色あるうちの、俺はそんなにいいと思わなかった方を姫が「こっちのほうがいい」と言うから、姫を信じてみようと想い姫がいいと言うほうを買う。 そんな自分にビックリ。自分が着る服を人に聴いて買うなんて今までありえなかったしましてや、自分の意見より人の意見を優先させてみるなんて、そんな意志のない人間はダメ人間だと思ってきたけど、最近の俺のこの受容力は、すごい。 新たな成長期がやってきてるのかも。 そしておばあちゃんとモヤイ像の前で会って昼飯を食べに行く。おじいちゃんの最近の物忘れがヒドいと言う話を聴いて俺の物忘れが激しいのも遺伝なんだな~と思い少し納得&安心。しかしおばあちゃん、80歳ぐらいにもなると兄弟や友人も周りの人が病気になったり、亡くなったりするのが多いようで、「あ~あの人も癌で去年亡くなってね」とか聴いてると段々落ち込みそうになる。病、老、死、別れ、孤独など人間の「苦」と呼ばれてきた部分が人生の最期にはやってくるんだな~と今更ながらに再確認。 たぶん、自分が年をとって、そういったのがやってきたときにそいつらとどれだけ素敵につきあっていけるか、 それまでの人生で培ってきた真の人間力が人生の最期で試されるんだろうな~と想う。しかし渋谷、学生時代は毎日自転車で通ってたけど今改めて見ると汚いし、臭いし、人が転がってるし、おもろい街だ。 ここ半径100メートルだけでうちの島以上の人口がいそうだし、島にほとんどいないような、若くてアホそうなやつがよう集まってるし人ゴミの頭だけを見ててもいろんな髪型や髪の色や帽子とかかぶりモノでおもしろい。 人の頭をたくさん見てる中でなぜか一番惹かれるのは スキンヘッド。どーしても目で追ってしまう。自分もやっぱ、髪を剃りたいんだな~と思う。 なんでスキンヘッドにしたいのかと自分に問うと、「気持ち良さそう」「触りたい」というこたえ。人の頭は油がつきそうで触りたくないけど、自分の頭は生で触りたいという欲求。 この前の冬に頭を剃ったとき、自分の頭を触ってるだけでなぜか嬉しくなってくるあの感触がフラッシュバックしてやたら剃りたくなる。来月アメリカに行くときにその欲求が残ってたら剃って行こうと決めると心が落ち着く。 そして、姫に新婚旅行に行きたいかと聞くと「別に考えてなかったけど」という返事。なんかホッとする。まあ新婚生活が素敵な島暮らしだから、ことさら旅行に行く必要もないだろう。 そして指輪を欲しいかと聞くと嬉しそうに「ウン」という。お~~~~~~と思って銀行にお金を下ろしに行く。 僕は身体に飾りを付けるのが好きじゃないから姫の指輪だけ買うことに。 店に入ると「恥ずかしいから一人で選ばせて」というのでフラフラしてる。「決まった」というからそっちの方に行くと、「どんなのだと想う?」と聴かれる。ぜんぜんわからんので「まあ、金ではないだろ。」と言うとドンピシャで金の指輪を選んでてビックリ。ちょっと焦る。 他のやつも見ると姫にもっと似合う感じの何かが結ってあるような素敵なデザインの銀のやつを発見。こっちのほうがいい と言うと、「そうだね。」ということでそっちに変わって合意。 3千数百円。給料何ヶ月分かと噂には聞いていたが、現実は中学生のときのお小遣い数ヶ月分ぐらい。 それでも姫が嬉しそうなんで、こっちまでスゲー嬉しくなる。俺らバカップルだと痛感。 そして、やっぱ金じゃない愛だわと深く想う。 新宿の29階絶景のラウンジでトークライブ。4時間の長期戦。「何のための成長か?」という問いをもらって、応えながらふと気づく、 自分の中での成長の位置づけがここ数年で大きく変わってきたことに。 20代前半は「自分の成長」が一番の目的で全ては自分の成長のためにあった。「どっちを選んだ方が自分が成長するか」が自分の判断基準。それが、20代の真ん中に差し掛かったあたりから「貢献」が一番の目的に。「どっちをやったほうが貢献できるか」が基準になってきてる。成長の後に貢献を観てたのが貢献の後に成長がついてくる感覚に変わってきてる。 それと共に自分の動き方も変わってきてる。以前は 「自分がやりたいことをやる。自分が実現したいモノを成し遂げる」という感覚で自分のアンテナだけで動いてきてたのが、最近は「役に立つこと、求められることをやる」という感覚が入ってきてる。 「やりたいことをやる」から「自分がやりたいことでかつ周囲が求めることをやる」へ。そして、「自分の幸せと社会の幸せ」から「自分の幸せと社会の幸せと身近な人の幸せ」へ。 人生は自分の成長に合わせてやってくるハードルの高さも目指すモノの難易度も上がってくる。おもろいもんだ。 だからこの人生いつまでたってもやめられない。死ぬまで成長していくんだろ~な~と思う。 感謝& 日々成長 悠
2007.07.21
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今回の中学校での出前授業は「少年少女よ大志を抱けっ」というテーマで夢をつくるワークショップ。まず、生徒と学生が一緒になって自分の夢を語りあうそして自分の将来の姿をいくつかの切り口から書き出してみてまた夢を語り合うそして自分の夢を写真などでコラージュしながら自分だけの「ドリカムマップ」をつくりそのマップをもとに夢を語り合う。そして最後は全体の前で発表という流れ。最初は全然語れない子もドリカムマップづくりになって自分の気にいった写真とか言葉を見つけて切り抜き貼っていくと俄然イキイキしてくる。 「海士で会社を起こして、人を雇えるようになる」「給料は10万円以上、30万円以下」「大工一筋。こんな家を作り、高級車に乗る大工になる」「宝くじが当たったら東京に家族で旅行する」「今は心技体を鍛え、160KGになって力士になって優勝する。」「二階がマッサージ屋で一階に雑貨とかが売ってる店をつくる」「船長か芸人になる」「悠さんと世界を旅する」「30代で自分のお店を持って、みやじ豚や隠岐牛を使った料理を出す」などなど色々な夢が出てくる。 100分、あっという間。最後は全校生徒の前で各学年の代表者が発表。そのクライマックスは兄弟対決。三年生の兄は 絶対読んで得すると言われるようなミステリー小説を 書ける小説家になります。 そのために今から洞察力、想像力を高めていきます。 僕は本気で小説を始めます。と発表。それに続く一年生の弟は、兄を目の前に、 将来は海士で日本一の教師になります。 そして剣道でも自分が日本一になるだけでなく、 教え子も全国に輩出していきます。 自分に厳しく常に上を目指して、 学校ではオール5を取っていきます。 そして兄を超えます。と発表。照れ笑いをしながらも「兄を超えます」のところだけ目が笑ってない弟。普段クールな兄貴もピクピクきてる感じ。なんか熱い。。。そして俺も負けてられないと思う。終わった後の生徒のアンケートを見てみると・自分の思っていることはスバらしいとおもった!・自分は自分の夢をこんなに叶えたいんだな~と思いました。・自分はこういう興味があったんだ!って気づけた。・やりたいことがちゃんと決まっていたことに気づいた。・自分の夢を想像から確信へ変えることができた。・自ガ自賛だけど、家を継ぐってスゴイことだと思った。・もっと自分の夢について知りたい・夢は叶えるためにある・夢のために今は勉強をガンバルといった感想。給食の時間も、普段バカ話ばかりしてる中学生達が「お前、高校どうする」とか将来について話してる。今回は準備に力を入れた分こういった反応がやたら嬉しい。しめしめ。しかし、中学生の夢に比べて俺の夢「教育を通して持続可能な社会をつくる」とか「自他満足の生き方があたりまえな社会へ」とか全然、具体性がない。。。負けてられん。もっともっと具体的にしていこう悠
2007.07.13
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コミュニケーションフェスタ in 福岡会場について楽屋でパンフを見せてもらい始めて今日が七夕だと気づきなんかワクワクする基調講演で数年ぶりにコーチングの師である岸さんの話を聴く話のエッセンスは以前とほとんど変わっていないが受け取る自分が変わっているため新鮮に聴こえる「コミュニケーションの内容それ自体ではなく その背景、前提にあるモノを捉えて扱うセンス」長らく忘れてたな~と痛感ここ最近は人、モノゴト、自分に対して浅いレベルで「戦ってた」ことそして怠ける自分、逃げる自分、弱い自分を認められずにそんな自分を責めてきた自分に気づくまだまだ自分は愛も修行も足りないもんだ午後は団長と一緒に「自分とのコミュニケーション」というテーマで、「夢」を扱うワークショップをやる事前の打ち合わせではワークショップの内容より最初にどう登場するかを細かく準備さすが団長、「スーパーロックスター」なだけあってこだわる観点が違うスタッフの合図があるまで隠れておいて音楽が流れ、照明も消し、申し合わせた音で二ヶ所の扉から同時に登場ドアを開けたところで数秒ポーズを決めて入場とともにお菓子を各席に配って周るスターのように堂々とできずつい照れ笑いをしながらペコペコしちゃう謙虚さを盾に隠れてなりきれない自分。次回への課題だ僕は「学びや気づきのワークショップ」その「ファシリテーター」という概念に囚われていたのに対し団長は「エンターテイメントのショー(舞台)」その「スター」という概念も持っているんだろうまだまだ視野が狭い そしてこうやって異業種と交わると新たな発見があるから、たまらん結局ふたを開けると・自分がどう「夢」を捉えているかを観て・夢は「見つけるもの」ではなく、「描くもの」という 背景を共有したうえで・自分の中の「絵の具」である価値観やキーワードを出し・その「絵の具」を使って対話を通して自分の夢を自由に描き・さらに「なりたくない自分」を浮き彫りにすることで 「ありたい自分」の輪郭をはっきりさせていくといったような流れになるまあ、よく打ち合わせも計画もせずにそれなりの流れができたもんだと感心する昨日は退職した校長先生たち向けの研修会自分を真正面から思いっきりぶつけた感じた終わった後に参加された先生から「涙が出た」と言われなんか嬉しかった今日は自分の一部を分かち合った感覚終わった後に参加者に「すごく親しみを感じて良かった」と言われもっと深く斬り込む部分があっても良かったかなと思うフォーラム最後の振り返り短冊に想いをかくのだが僕は結局は「自他満足」の生き方をしながら「自他満足」を多くの人に伝えて生きたいんだと再確認人や社会の幸せのために生きることが自分の幸せだと想い、感じ、動ける人。そして自分の好きなこと、楽しいこと、やりたいことを通して人や社会に貢献していく生き方。そんな人をもっと増やしていきたいそんな生き方が当たり前の社会を創っていきたい結局自分がやりたいのはそれなんだな~と今更ながらに気づく人や社会の幸せに貢献しながら最高に幸せに生きていきたい七夕の夜に想いをこめて岩本悠
2007.07.07
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ピーチ姫が島にやってきてMDウォークマンをプレゼントしてくれる。以前愛用してたMDが壊れ、i-Podをだいぶ前に買ったが僕は未だに使いこなせていない。なぜか僕のi-Podではビースティーボーイズしか聴けない状態で、いくらビースティーボーイズがいいとしても同じ曲を何回も聴きすぎて、もう聴く気が起きなくなっていた。そこにやってきたSONYの新品MDウォークマン。i-Podに比べると、とてつもなく大きくダサ古い感じだが、なぜかとても頼もしく見える。部屋の片隅で埃をかぶったケツメイシのMDを見つけとりあえず手に取り、夜26時過ぎ、家の外に出て防波堤の上に立つ。真っ暗な海を眺めながらスイッチを入れ音を身体に流しこむ。最高めちゃくちゃ新鮮身体が嬉々として舞う音で舞いながらこの島でがんばる人達や、ここで起きている数々のプロジェクトに想いが馳せる。自分が直接関わっていないことでもこの島に関わるすべての営みが自分のことのように嬉しく誇らしく感じてくる この島は日本の縮図であり、箱庭である。 この島にある問題は、今後の日本に起きてくる問題。 その意味では、ここは日本の最先端であり最前線。 ここでの挑戦は、失敗も成功もすべて、次の社会をつくる糧になる。 自分が人に対してよく言ってる言葉が聴こえてきて、無性にワクワクしてくる7月、8月、9月と怒涛のようにやってくるイベントたちのイメージが浮かびハードな熱い夏がやたら楽しみになってくるMDで音楽を聞いているけど聴いていない海を見ているけど観ていない身体は舞っているけどその感覚はないなんか自分の深いところにいる「自分」とたのしくおしゃべりしてる感じそして、ふとこのMDウォークマンは、実は「ケータイ電話」なんだと気づく。どこにいても、こいつを使えば、いつでも僕は自分とつながれる。迷ってても、落ち込んでてもこいつをかければいつでも自分と話ができて自分の答えを聴くことができるし、一緒に答えを考えていくこともできる。ほんとに便利な時代になったそしてこれ、ほんとに便利なアイテムだ感謝そしてこいつをかけなくても自分と深い対話ができる自分にはやくなりたいもんだ。悠
2007.07.01
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☆★ 「あとひと押しがあれば…!!」 ★☆ ☆★ そんな貴女を、島が応援します。★☆ ============================= 女性起業コンペ "ama-con 2007" ============================= 6月24~27日、東京・大阪・島根で説明会!! http://ama-con.com/●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●┃日本海に浮かぶ隠岐諸島の一つ、海士町が女性起業家を大募集!┃●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●・「海に囲まれる島で暮らしたい」「島の資源を使って起業したい」 そんな女性を全国から募集!・応募者には、隠岐諸島の一つ、海士町の視察ツアーにご招待!・審査で選ばれた女性5名には、起業の資本金を投資!・資本金の金額は、全国のサイト利用者による「ひと押し」の量によ って決定!・さらに、選ばれた5名を島最大の祭「キンニャモニャ祭」にもご招 待、島ん人(しまんちゅ)皆に紹介します!【スケジュール】6月24日~27日:説明会(東京・大阪・島根)7月1日 :エントリー開始。7月14日:海士町視察ツアー(16日まで)7月22日:エントリー締切7月25日:一次選考結果発表(10名選定)8月5日 :最終選考(プレゼンテーション)8月10日:最終選考結果発表(5名選定) ブログ開設・ひと押し(クリック支援)開始8月25日:選出者5名をキンニャモニャ祭に招待2008年1月~:起業●━━━━━━━━━━━━━━●┃"ama-con 2007"説明会┃●━━━━━━━━━━━━━━●◆ 日程 【東京】□6月24日(日)16:00-18:00□NHK青山荘 地下鉄「表参道」駅、B3出口より徒歩1分。【大阪】□6月26日(火)14:30-16:30□扇町インキュベーションプラザ 地下鉄堺筋線「扇町」駅5番出口より西へ徒歩約3分 http://www.mebic.com/access/【島根】□6月27日(水)10:00-12:00□テクノアークしまね 松江駅から定期バス http://www.pref.shimane.lg.jp/sangyo/chiiki/techno_arc.html◆ プログラム内容 ・海士町のご紹介・ama-con概要紹介・質疑応答、その他◆ スタッフ 青山富寿生氏(海士町交流促進課長)9年前の大改革『キンニャモニャの変』以降の改革を推進。ブランド商品『さざえカレー』開発、島の交流複合施設『キンニャモニャセンター』設立、地域通貨『ハーン』の開発など、大改革の最前線で常に指揮を執り続けている。現在は観光協会局長。◆ 参加申し込み以下のアドレスに、氏名・電話番号・アドレスを記載し、希望する説明会に○をつけたうえで、メールにてお申込みください。宛先:ama-con@oki-ama.org↓以下コピー↓-----------------------------氏 名:電 話:アドレス:説明会東 京:大 阪:島 根:-----------------------------●━━━━━━━━━●┃海士(あま)町とは?┃●━━━━━━━━━● 島根県の北60キロ、日本海に浮かぶ隠岐諸島の中の一つの島(町) 後鳥羽上皇が流された流刑地としても有名で、神楽や俳句などの歴 史文化や伝統が残る一方、島すべてが国立公園に指定されるほどの 自然豊かな島。 現在人口は約2,500人。年間に生まれる子ども約10人。人口の4割が 65歳以上という超少子高齢化の過疎の町。 人口の流出と財政破綻の危機の中、独自の行政改革と産業創出、人 づくりによって今や日本で最も注目される島になる。 町長は給与50%カット、課長級は30%カット(公務員の給与水準と しては全国最低)。その資金を元手に最新の冷凍技術を導入しての 海産物のブランド化により全国の食卓を始め、中国など世界進出を 進める「ふるさと海士」 農業特区を取って、新たに肉牛の業界に参入し松坂牛に匹敵するレ ベルと評価され、幻の肉として知られるようになった「隠岐牛」 05年には96人のIターンを受け入れ、国勢調査では「人口増」とな り、まちおこしのモデルとして全国の自治体や国、研究機関などか ら注目を集めている。※今週、海士町の本が出版されました。「離島発 生き残るための10の戦略」 (新書)山内 道雄 (著)http//www.oki-ama.net/ ↑海士町HP右下から購入できます ================= 主催: "ama-con 2007"実行委員会 (海士町観光協会、海士町交流促進課) 問い合わせ:ama-con@oki-ama.org ホームページ:http://ama-con.com/
2007.06.22
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仕事の仲間のお別れ会の席隣に座った教育指導員であり、カウンセラーでありお寺のお坊さんでもある坊さんに呟いた 最近、自分が建設的でない愚痴を言う機会が 増えたと感じるんですよね~すると いいね~。私は建設的でない愚痴はいいと想いますが 悠くんは建設的でない愚痴は「悪い」と想ってるんですか?悠 いや~、悪いとは想ってないけど、好きじゃないです。坊 ネガティブや暗かったり、後ろ向きなことは嫌いですか?悠 う~ん、好きじゃないですね。坊 それじゃあ、後ろ向きな人ととか子どもは 悠くんになかなかついてこないでしょう。そう言われると、今まで付き合っている仲間はみんな前向き。ネガティブで非建設的な人とはあまり関わってこなかったし、子どもでも仲良くなったり記憶に残ってるのは明るくてゲンキな子ばかり。自分が無意識的にポジティブを選びネガティブな存在を排除し避けてきたことに気づく。 いいね~。これはチャンスだね。じゃあこれから私は ネガティブなことばかり言うようにしますね。あと 後ろ向きで暗い人が来たら悠くんに任せるようにしますから。とお坊さん。確かに、これはいい修行だ。まずは自分の中の「ネガティブ」な部分も喜んで受け入れてみよう。しかしこのお坊さんこそ絶対的に「ポジティブ」だと思うのだが。。。しかし、そもそも「前向き」「後ろ向き」「ポジティブ」「ネガティブ」っていったいなんなんだろう。「いいね~」「おもしろいね~」「チャンスだ」「幸せだ」「好き」が前向きなら「よくね~」「つまんね~」「ついてね~」「ダメだ~」「嫌い」が後ろ向きか?だとしたらやっぱり後ろ向きは好きじゃない。だとすると、「好きじゃない」と感じてる自分は後ろ向きか?? よくわからんが、車にも「アクセル」と「ブレーキ」もしくは「Dドライブ」と「Rリバース」があってはじめて安全かつ快適に機能することを考えれば後ろ向きも必要ってことはなんとなく理解できるが腹に落ちてない。禅問答この続きは日常の実践の中で答えを見つけていこう。感謝悠
2007.06.15
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島からの挑戦状 AMAワゴン2007 Vol.7 ~ 夏の始まり 小さな島での大きな挑戦~ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆ ~日本一の授業づくり&『島の農業から日本を変える』~ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆ 島と自分をゲンキにするプロジェクト“AMAワゴン” ついに二年目を向かえた島おこし&自分おこしバスが、 暑い夏に、さらに熱い海士で第7回を迎えます。 「日本一注目される島に一風変わったカタチで関わってみたい」 「島で土と海を味わいたい」 「島で素敵な出逢いを味わいたい」 「今までとはちがう7月を過ごしてみたい」そんなアナタへ、頑張る島で夏の始まりを感じてみませんか!!●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●┃ AMAワゴンとは? ┃●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 町を挙げて持続可能な循環型の島づくりを目指す海士町。 そのまちづくりの中核をなす「人間力推進プロジェクト」の一環 として、都市と離島農村の交流事業の新しい形を模索すべく スタートしたのがこのAMAワゴン。 20代~30代の日本の最先端で活躍する講師(今回は宮地勇輔氏) と参加者で、離島の公立学校で出前授業をします。 また海士の最先端の取り組みや課題を知り、参加者にも海士の まちづくりに関わるプロジェクトを何か実施してもらいます。 海士という絶好のフィールドで講師と共に教え、学び、出逢い そして、小さな島で大きな感動と成長、一生の想い出と新たな 仲間をお土産にしていただければと思います。●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●┃ 日本一の授業づくり! ┃●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●「ここに新しい教育のモデルをつくり、そこから日本の教育を変えていこう」という志のもと『小さな島から日本一の教育を』というビジョンを掲げる隠岐諸島の海士町。教育委員会と役場が合同で人間力推進プロジェクトチームを立ちあげ、SONYで人材育成を担当していた岩本悠氏(『流学日記』著者)を登用し、2007年を「人づくり元年」と宣言する。こうした流れの中で生まれた企画が「日本一の出前授業づくり」です。前回のGWのアワマゴンでは、オールニートニッポンの山本繁氏を講師に「ラジオ番組づくり」を中学校で行いました。今回は一次産業の旗手宮治勇輔氏を講師に迎え、出前授業をつくり海士の中学校の全学年と高校1年生に実施してもらいます。特に「一次産業」や「教育」に想いがある人、子どもが好きな人、新しいモノを創ることが好きな人、日本を変えていきたいという志のある人はぜひこの機会にチャレンジしてみてください。ちなみに、去年の第1回出前授業の様子は山陰中央新報の1面に掲載されましたhttp://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=652585006 ――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 講師のご紹介 ―――――――――――――――――――――――――――――宮治勇輔氏 『みやじ豚.com』代表慶應義塾大学SFC総合政策学部卒後、人材派遣会社を経て、湘南で養豚業を起業。生産から生活者に直接届けるまでを一貫して農家がプロデュースする『新一次産業』のモデルを「みやじ豚」で実現。農業と地域の活性化をライフワークにし、一次産業をかっこ良くて・感動があり・稼げる3K産業にすることを目指す。クチコミで広がり続ける幻のみやじ豚の味は、忘れられない絶品。●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●┃日本一の国づくり箱庭プロジェクト(仮) ┃●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●今回のテーマは『農業からの地域活性化』。人間力推進プロジェクトの懐刀、中川実氏が、AMAワゴン参加者へ送る『島の農業の活性化に踏み込み、日本の第一次産業の活性化の糸口を見つける』壮大かもしれない!?プロジェクト。【実さんの言葉】「島の歴戦のお百姓さんや、島で新たに頑張る農畜産家さんたちに触れ、語り、島の農業を通して何かを感じとり、提案や課題解決の糸口を見つけてほしい。島の可能性は君たちの手に!と、まあ壮大に書いてっけども、島人と触れ合ってみんしゃいってコトですわ」 ―――――――――――――――――――――――――――――◆ 日程・プログラム内容7月10日(火) PM19:30 東京都庁前出発(集合19:00)~大阪付近(深夜)~7月11日(水) 出前前授業「日本一の授業づくり」7月12日(木) 島前高校にて“出前授業”実施7月13日(金) 海士中学校にて“出前授業”実施7月14日(土) 実PJ7月15日(日) 午後 海士発7月16日(月) 朝、東京着◆ 募集人数限定20名◆ 参加費¥25000(6泊7日 初日・最終日は移動のため車中泊)※フェリー代、宿泊費等含む 集合場所まで、またAMAワゴンに乗車されず島入りする人の交通費は自己負担でお願いします。 交流事業の一環として、東京―島根間のバス移動のみ無料となっています。 ――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 参加申し込み ―――――――――――――――――――――――――――――参加申し込みは以下のアドレスへ氏名・所属(大学名・会社名など)・連絡先(携帯電話の番号とパソコンのメールアドレス)を送ってください。※必須amawagon2007@yahoo.co.jp (AMAワゴン受付:AMA-net担当:KIRAさん)参加者確定後、こちらから更に詳しい案内を送ります。●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●┃ 海士(あま)町とは? ┃●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● 島根県の北60キロ、日本海に浮かぶ隠岐諸島の中の一つの島 (町)。後鳥羽上皇が流された流刑地としても有名で、神楽や 俳句などの歴史文化や伝統が残る一方、島すべてが国立公園に 指定されるほどの自然豊かな島。 現在人口は約2500人。年間に生まれる子ども約10人。人口の 4割が65歳以上という超少子高齢化の過疎の町。 人口の流出と財政破綻の危機の中、独自の行政改革と産業創 出、人づくりによって今や日本で最も注目される島になる。 町長は給与50%カット、課長級は30%カット(公務員の給与水 準としては全国最低)。その資金を元手に最新の冷凍技術を導入 しての海産物のブランド化により全国の食卓を始め、中国など 世界進出を進める「ふるさと海士」 農業特区を取って、新たに肉牛の業界に参入し松坂牛に匹敵 するレベルと評価され、幻の肉として知られるようになった 「隠岐牛」 05年には70人のIターンを受け入れ、国勢調査では「人口増」 となり、まちおこしのモデルとして全国の自治体や国、研究機関 などから注目を集めている。※今回、参加が難しい場合でも、AMAワゴンは今後も定期的に 運行します。 AMAワゴンの参加に興味があれば、質問等、随時受け付けます ので、遠慮なく問い合わせください。 amawagon2007@yahoo.co.jp (AMA-net 担当:KIRAさん) ================= 主催: AMA-net AMAワゴン運営委員会 隠岐・海士町教育委員会 人間力推進プロジェクト_________________________________________________________________
2007.06.15
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開発センターからの帰り道走る。雨上がりの夜。日曜日の100キロマラソンに備えるため自分としては23歳だと想ってたのに体年齢を測定したら「24歳」と判定が出たから自分の心の曇りを晴らすため走りたいから走る山の道明かりがない曇りで月も星も見えないまっくら道もよく見えないでもこわくない虫の声が聴こえるなんか青白い光が目の前にちらつく光は動くよく見ると草や林の中でたくさんの光が浮いているティンカーベルな妖精たち ホタルといえばホタルかもしれないけど「森の妖精」と想えば、より素敵山を登りきり下りに入る風を受けながらなぜか走りながらガッツポーツがしたくなるなぜかコブシを天高く突き上げてしまうなぜか飛んだり跳ねたり回ったり無性に喜びと感謝が溢れてくる水のせせらぎ、鳥の音を聴き妖精の森を駆け抜けながらわけなく嬉しくてしょうがない里まで下りてくると田んぼの蛙がうるさいぐらいの大合唱で迎えてくれる指揮者のように手を振って応えながら走る名水百選の湧き水を脇で発見ガポガポ呑む、顔も洗う最高に美味しくて気持ちいいふと目をあげると薄暗い中大きいお地蔵さんが目の前に立っている思わず手を合わせて拝んでしまう「宗教」とかそんなものではなくただ自然と手を合わせてしまう「本能」のようなものを感じる走りながら今日の授業の成功の喜びが沸いてきたり、お世話になっている支えてもらっている人達への感謝が溢れてきたり幸せそして家に辿りつく正味40分最高に贅沢な時間だった感謝たったこれだけのことで世のなかは何も変わっていないのに幸せになれる今を幸せに感じられるようになる今の幸せを感じられるようになるありがたい
2007.06.14
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6年生の子どもたちと修学旅行@広島朝8:15 原爆ドームへ向かうバスの中ふと窓から外を見る青い晴れた空と当たり前に道を歩くお父さんや子どもたちこの時間にこの青空に原爆が落ちたと思うと心が静かに哀しくなる。平和記念館。ここに来たのは三度目ぐらいだけど展示品や手記を読みながらその日の惨状を想像しては何度も涙が溢れる。静かに味わいながら見て廻りたいのに他の学校の修学旅行のガキ共が、「ウワー出たっ!」とか「お~これ、ロウで出来てるぞ~!」とかお化け屋敷に来たクレヨンしんちゃんみたいなノリで騒いでる。「うるせーぞ、クソガキ!」と マジむかつく。俺の中に既に戦争の種があると想い、グッとその場は堪え忍ぶ。後になって考えるとああいったガキたちをしっかり注意してあげるのが本来の教育者の仕事だわ。仕事を怠ってしまった。自分のとこの子どもたちだけ見ていればいいという浅はかな思考を反省。次はしっかり叱ってやろう。記念舘の後はプロのアナウンサーたちによる原爆詩の朗読。これはほんとにスゴイ。彼女たちが詠み出した瞬間に、部屋の空気が変わる。目を瞑るとその日の映像が浮かんでくる。涙。そして彼女たちの詩を聴いた後は自分らで一人一つの詩を選んで子どもも先生も順番に読んでいく。これ、声に出して読んでみるとなんとも言い知れぬ感覚が胸に広がる。この朗読会はスゴく質が高い平和学習の時間だったと大満足。しかし、後で一人の子どもが「眠かった」と言ってるの聞いてかなりショック。「子どもは感受性が豊か」とかいうけどあれは迷信だなと確信する。僕はもう資料館と朗読会でお腹いっぱい。その後、ピースボランティアのお爺ちゃんにアチコチ、慰霊碑とかを案内してもらい説明を聞くけど、もう心に入ってこない。いくつもの記念碑やら千羽鶴やらサダコさんの像やらを巡るより、この胸に広がる感覚をしっかり深く味わいたいし、この感覚を平和として生き方への覚悟につなげていきたいと想う。せっかくの素敵な時間も深い感慨も味わったりつなげないとすぐ消えていっちゃっいそうでもったいない。感慨だけで終わったら哀しい映画やドラマを見て泣くのと変わらないような気がして、少し残念。そして慰霊碑の前で各校が順番に、千羽鶴を飾ったり平和の歌を歌ったり、黙祷したり、記念撮影したりセレモニーをやって、みんなが「平和」「へいわ」と言ってるのがなんか違和感。どこもかしこも「平和」という字に溢れてるけど子どもたちもとりあえず「戦争を二度としてはいけない」「平和の大切さがわかりました」と言っておけば正解、「平和」という印籠を見せれば済まされると思ってるんじゃないかと心配に想う。平和は祈るものではなく、自ら実践していくもの。 『平和』とは争いや問題が無い状態ではない。 『平和』とは争いや問題がないことではなく、 その解決を、「暴力」や「抑圧」や「無視」 という手段ではなく、「対話」によって 行っていく在りようのことである。ダライラマの言葉が想い出される。夜は恒例の枕投げやら怖い話しやら恋ばなやらで盛り上がる。まあ子どもたちにとっては「学習」よりも楽しい想い出を持って帰るのが一番なのかもなん。それも大事だな~と思い旅館の女将さんに怒られるまで一緒に騒ぐ。反省
2007.05.29
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子ども4人を育てながらも島や地域のために土曜日までバリバリ働く島的キャリアウーマンと打ち合わせ後の雑談中 結局、今この島でやってることは 所詮、あがいているだけなのかもしれないという話になる「まちづくりの先進地区だ」と今は注目を集めていても、一時期はみんなの頑張りが効いたとしても、結局、この離島で自立することなんてできなくて合併され、この町が地図から消えていってしまうのではと想う。どんなに頑張ってもこの大きな流れの中では所詮は延命のあがきにすぎず、結局はダメなんじゃないか、と何度も想う。自分の子どもたちも18歳になれば島から出て行くだろうけど、いつかその子たちが島に帰りたいと想ったとしても仕事もない中で帰りたくても帰って来れない。そんな状況も結局は変えられないのかもしれない。まちのためにいろいろ取り組んでいても何度もそんなことを想ってしまう。という。それでも最後まであがくことが大事なんだと想う。たとえ勝てない戦いでも最後まであきらめずに頑張る姿を、その背中を、子どもたちに見せていくことが、いつか島を離れていくこの子どもたちへの最後の贈り物になるのだから運動会のかけっこでもマラソン大会でも「たとえビリでも最後まで全力で走りきりなさい」と子どもに言っておきながら、その親が勝負をあきらめて頑張っていなかったら、子ども達にいったい何が伝わるのか。この島の大人たちはここで生まれてくる子どもたちに背中を見せて育てていく責任があるだから、結果として島が存続できなかったとしても最後まで全力で頑張り続けることは決して無駄なことではないそう想うことで私はがんばれる。という趣旨の話をしてくれた。今の自分達の努力は決して無駄にならない結果はどうあれ、その姿は子ども達を通して未来につながっていくそう想うことで確かにがんばれそうだいい言葉をもらった感謝
2007.05.26
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カリフォルニア統合学大学院から合格通知が届く。2000年にこの大学院が研究してる心理学に出逢い「いつかこれを学びたい」と想って7年。2年前、この心理学を活かした人材育成・教育を学びたいと想ってカリフォルニアに調べに行ったところこの「リーダー育成」のコースがオンラインで学べるということを知り、今年、島に来たのをチャンスに受験を決意一月から準備に入って、今月電話インタビューまで終えてついに合格。8月からインターネットを使って「大学院に通う」ようになる。 いえ~い! ピース! 俺ってスゴイ やっぱ想ったことはなんでも実現するぜいと喜んだのも束の間今日、大学院に入るのに必要な英語テストTOEFLの結果を見たら、まったく合格点に達していないことが判明。Listening は最低レベルの「LOW」Writing は your ideas are difficult to understandとハッキリと書かれてあり、 many grammatical errors very unclear expressionsとのコメントをいただく。Speakingも problems with pronunciation, grammar, and vocabularyと、まあ踏んだり蹴ったりかなりヒドイらしい。7月に再試験を申し込み。これで点数が取れないと合格取り消し。大学院に出した専攻書類とか論文はNickとか強力な協力者のお陰で最高の物が出せたもののこのテストばっかりは自分一人の力で勝負するしかない。こりゃ俺の真価が問われるわ。こりゃ俺の成長力の見せ場だわ。ふ~~~は~~~残り2ヶ月。楽じゃないかもしれないけど楽しく受験生活を送って今の中3と高3の生徒たちに「受験の楽しみ方」を身をもって伝えてやろう。ふ~~~ほ~~~まずは今夜、計画を作って明日から勉強しようっそしてこの2ヶ月何があっても21時半には仕事を切り上げて家に帰るようにしよう。しかしなんかいつも自分が試されてるような気がするしかも、なかなか気を抜いてる暇が無い願ったり叶ったりだわとほほなんか疲れてるみたいだから今日は早く休も悠
2007.05.23
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