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2022/2月新蕎麦とはもう言えない立春の候。❶3日/水曜日/中野区手打ちそば 山商初めて訪ねたときが第三水曜日で、休店の日だったが、本日はOK。お品書の後ろにはご主人の蕎麦愛が綴られている。三色せいろ1450円を頂く。三色は石臼引きの荒い蕎麦、更科の白雪、季節の蕎麦、冬は柚子。色も香りも好ましい。甘味の強い蕎麦茶が出るのも嬉しい。蕎麦が良いのはもちろんだけど、ここはツユがほんと美味しい。二つ揃ってお昼も開いてる蕎麦やさんは貴重。なので北新宿に用事がある日は遠回りしてもここへ。❷5日/金曜日永坂更科布屋太兵衛/大丸東京12階イカ・キス天丼蕎麦2090円甘い、からい、の二つのツユはともかくお蕎麦はもう少しコシがあるのが好き。田舎の方もゆるくて蕎麦は期待外れだった。むしろ天ぷら、殊にキスが大変美味しかった。蕎麦茶じゃないのかぁ、と飲んだお水。これが凄く美味しいお水でびっくり、蕎麦屋だけにお水にはこだわるのかしら?卓の正面がこの風景。電車の発着に合わせるように蕎麦をすする。❸8日/火曜日青山 川上庵/港区お昼のコース2 1870円ジャズが流れるようなお店だけど、蕎麦度高い。前菜三種は鯛のカルパッチョ、焼き豆腐、ナスと餅の揚げ出し。どれも和テイストでお蕎麦に向かう懐石感ありあり。玄ソバの八割、コシ甘味とも強く思ったより量もある。ツユのカエシもよく効いている。山葵もちゃんと生である。デザートの杏仁豆腐もまったりとしてわたし好み、お腹はくちい。❹15日/火曜日/渋谷区板蕎麦 香り家 恵比寿店12時半頃到着で三組が、並んで店頭椅子に。そうか、並ぶのか。見た印象はよい。天ぷら蕎麦切り、1530円、海老二本にツクネ天ぷらその他野菜。ランチはこれに筍ご飯かわらび餅が付く。かなりお得だ。で、蕎麦はうーん、なんだろな。この手の蕎麦は蕎麦居酒屋辺りでよく出会う印象。本来の蕎麦独特の高原から吹いてくるような爽やかさに欠けるんだなぁ。色ほどにはコシも無い。ツユは出汁がどことなくスモーキーで、何やら炙りがっこを忍ばせる。全体の評価、普通。出ると若い人びとがさっきより列を作っていた。❺19日/土曜日/文京区松風2度目。やはり同じ、かき揚げせいろの大盛り。1950円くらい?普通盛りは1650円。今回はかき揚げの他に常連トマト、昔ながらの人参と蕗のとう!あり。あー、ほろ苦さにほろりと来て、蕎麦の清新な甘みと香りに慰撫され、ツユの出汁に誠実さを説かれ、かくして満足の午餐である。休日にわざわざ出て来た甲斐がある。ところで松風至近距離の よし坊凛。これも気になる、次回を待つ。根津は蕎麦好き泣かせの良い街だ。❻22日/火曜日/千代田区蕎麦小路 さわらび美味しく温かい蕎麦茶を出してくれるお店は大抵間違いがない。ここもそんなお店の一つ。前回訪ねた時は既に当日お蕎麦売り切れ。本日はその反省もあり、12:30頃到着。先客が一人待っていたけれど、待ち人用椅子がもう一脚あるので座って待つ。小さなお店でテーブルは四人用二つ、二人用二つのみ。今まで食べた蕎麦店ではだいたい北海道か茨城産の蕎麦を使用する所が多い中で、ここは八ヶ岳、との断り。せいろ大盛りは無いので、お替りせいろ1350円を頂く。蕎麦はとても風味があり旨い。歯ごたえもしっかり、お替りは頃合いを見て追加してくれる。蕎麦の量はそこそこあるのでかなり満腹になる。私には充分だけど一般的にはツユがやや少なめか。蕎麦湯が良質なのは、やはり蕎麦粉が良いためと思う。❼25日/金曜日/文京区よし坊 凛前を通るたびに列を作り待ってる人のいる蕎麦屋さん。お店到着1時過ぎ。この時間でも先客6名ほどとは驚き。かき揚げせいろ大盛り2100円なり、にありついたのは2時頃。蕎麦は多分初めての福井県産。緑がかって甘味を強く感じた。ツユとの相性もよい。かき揚げはホタテとエビ。その上にサラサラの桜エビ、あらま、どのように食べるのが正解かしらん。天ツユも別途付くのは有り難い。思ってたよりもずっしりした蕎麦で量もあり。大盛りはきつかった。残り天ツユも蕎麦湯で割って頂く。蕎麦湯は濃いめに蕎麦粉を足している模様。これは天ツユとの相性がよい。次回は天せいろふつう盛り、並びの少ない時に。❼27日/日曜日/目黒区手打ち蕎麦 芙蓉庵いや、ほんとはアタリヤに行く気満々でした。何も情報を仕入れぬままふらりが習わしな私、行ってみると閉まってます。え、えー気分はいつもお蕎麦なのに!近在を色々探ってみると芙蓉庵を見つける。ここは一応手打ちみたいなのでそこへ。中目黒駅前のビルの2階のため、多少うろうろグーグルくんに振り回される。せいろ大盛りと注文すると常連らしき先客二人、私にガン?飛ばす。何やねん。注文後にメニューには書かれてないのに壁に三色盛りの短冊。後悔したところに大盛りせいろ。えーこれ結構な量どす。頼んだ以上はツユも残さず。余り期待してなかった事もあり、蕎麦そのものは自家製粉ではない蕎麦切り、美味しく感じた。ツユが残念、私好みとは異なる甘さ濃さで昔ながらの東京蕎麦屋かなぁと思った。でも大盛り900円。嬉しいなあ、ご馳走様でした。
2022.02.28
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2022/02/22/火曜日/晴天地域の歴史資料館がなかなか楽しい。大変充実しているのに見学者が殆どいないのは、勿体ないこと。訪ねる予定の新宿歴史博物館が前日夕刊に大きく紹介してされたので賑わうかもと半分期待の面持ちだったが、有料室はわたしひとりである。駅からは多少不便だけれど、気持ちの良い立地にある。地域の資料では旧橋の欄干展示もよく見かける。江戸は運河の巡る北欧のような風情ある街であった事が偲ばれる。内部の画像OKは3箇所くらい。江戸時代、蔵付き店舗住宅の復元。まあ谷中にはそのものが残って地域資料館になっていますが。パノラマ模型に見る、開かれていく宿場としての新宿。街としてのハーモニー、自然との調和が美しい。なぜこのような人間スケールの暮らしが取り戻せないのか。江戸時代、ようやく町民が人間らしい暮らしを手に入れられた。室町時代までは庶民はまだ土間暮らし、掘立小屋程度だったのだ。金閣銀閣など当に殿上人の世界なのだ。震災も世界大恐慌も乗り越えた束の間の平安な時、まさかこの10年後に東京が焼け野原になるとは思いもせず、こなれた西洋文化と和風の混在の魅力的な小住宅が立ち並ぶ。プランはよく練られてムダがないけれど、キッチンは東北隅で狭小。とはいえお勝手口はお豆腐屋さんや魚売りなど呼び止めたり、ご近所と塩、砂糖やり取りなど便利だったろう。小さい住宅でも厳寒はゆったり構えている。玄関から茶の間が覗けて、ご近所さんと直ぐお茶ができそう。キッチンにガスが来れば手を伸ばせば届きそうな距離感。川越など地方にはまだこんな住宅が沢山散見される。微笑ましくなる住宅。これでお正月も雛祭りも七夕もお盆もお月見もお誕生日会もクリスマスも楽しめる暮らしが整ったのだ。また、漱石山房記念館の木曜会面々の実物はこちらにある。
2022.02.27
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2022/02/19/土曜日/薄曇り寒い日差し↓この外観である。この地はかつて銀行頭取らがお屋敷を構え、銀行通りとも呼ばれた、その通りに面して建つ。第1と第3土曜日のみ見学できる。ようやく足を運ぶ事ができた。この住宅を知って日本ナショナルトラスト会員となったといえる。コロナ禍対策でボランティアの方の説明案内が無い。それでも疑問など尋ねるとあれこれ応えてくださる。大正8年に実業家藤田好三郎によって贅を尽くし建てられた。工事は清水組、今の清水建設。3年弱住んで別宅に移り空き家になったところを、震災に遭い適当な住まいを探していた安田楠雄氏が購入した。そして忘れてはならないのが、娘幸子と楠雄氏がここに越して間もなく岳父善次郎氏は東大に大講堂を寄贈している。生前は名前を出されることを厭ったが、彼の死後誰ともなく大講堂から安田講堂と呼ばれるようになった。大きな沓脱石の玄関を右に進み雁行した左、和洋が美しく調和した洋間。2方面にサンルームなような広縁。暖炉側の出窓ヌックベンチが寛ぎや親密な空気を醸す。↓アイランドスタイルの、天窓からたっぷり光の届くキッチンは殆ど唯一オリジナルに手を加えた所らしい。安田楠雄氏は、安田財閥を築いた善次郎氏の娘婿で幸子夫人はキッチンの中まで戦前は入ることは無かったと思われる。コックさんのいるお屋敷なのだから。とはいえ、お茶の間にはご自分でお茶など立てたらしい水屋が併設してあり襖一つで奥に消える仕組み。お茶の間は浅い平床で、あっさりとしていながら明るくキッチンも廊下一つ隔てた至近の場所。ゆったりした畳廊下を南口に行けば「残月の間」写しがある。↑残月の間西付き廊下から見た庭石。この下に防空壕が掘られている。2階には最も格式の高い客間が二室続きである。風格のある美しい邸宅は、あの関東大震災にもびくともしなかったのに、更に耐震工事も施され多くの見学者を待っています。写真が自由に撮れ有り難い。庭の山野草を販売していた。ユキノシタをひとつ買い、善次郎氏の陰徳ということを考える。世の上に立つほどの財力権力を得たる者、それをどのように用いるか。文化芸術科学のより良い未来に投じて己の名を惜しまず、とした善次郎氏の生き方。人間の命は儚いもの、猛きものもついには滅びぬ。この空の続くとつ国の戦火を憂い。
2022.02.26
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2022/02/19/土曜日/曇り後晴ときどき根津、谷中方面はたまに訪れるけれど、根津神社を訪ねるのはこれが初めて。近在の方が憩い子どもたちが遊んでいる境内は良いものだ。ご由緒書きによれば日本武尊が千駄木に創祀した古社である由、まあ額面どおりとはいかないかも、だけれど。少なくとも太田道灌によって社殿が奉建されたこと、江戸時代の建造物が今もここに姿のあることは都内ではたいへん貴重。ご祭神は須佐之男命、大山咋命、誉田別命とある。須佐之男命が祭神といえば氷川神社が連想される。また大山咋命といえば八幡神社。やはり武士の時代、武士の街の名残か江戸には須佐之男命を祀る神社が多いような気がする。根津神社には、乙女と駒込の二つの稲荷神社が仲良く並んでいるのも珍しい。相殿に大国主命と菅原道真とある。因みに相殿はアイドノと読み、同じお社に2柱以上の神様が祭られていることだそうです。稲荷神社は道真公と縁が深く、太宰府天満宮の奥つきというか山よりには、ひっそりと伏見稲荷神社が分祀されていた。天開稲荷社という。磐座のあるとても古い形式の神社だ。後継の方が居られぬように伺ったが、先代宮司は折口信夫に学んだ一期生とのことだった。貴重な話を記録も残さず聞き流すばかりで疎ましい。根津神社の社務所では花の絵の板札が五百円だったかで用意されていてた。小さく美しいので2月の梅のお札を求め仏壇のお土産にする。
2022.02.25
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2022/02/18/金曜日/春めいた晴天でも夜寒し〈DATA〉株式会社講談社/石沢麻衣2021年7月7日第一刷発行2021年7月21日第三刷発行〈私的読書メーター〉〈凄い才能だと素直に驚く。詩人にして作家の出版デピュタントを寿ぎたい。宮城県生まれ、おそらく仙台で過ごした著者の、あの大震災から始めなくては自身の地平がぐらつく、そんな決意が偲ばれる。身体と精神に起きたことを地軸と時間軸を緩めたり歪めたりしながら、白い夏の光の中のゲッティンゲンの地に集合させた。漢字で記す月沈原はアルトドルファーの海のように青く凪いでいるが、あの日野宮は暴力的な黒い海に飲み込まれた筈が私を訪ね当地へ来る。彼は地中から発掘された帆立貝を手にする。水から土に還る巡礼のよすがのアトリビュートを。〉3.11の後、繰り返し映像に流れた津波に破壊される海辺の町の風景。漂流する家屋。何日かして職場に戻る通勤電車中、私の眼前の見慣れた風景はいつの間にか津波に襲われ逆巻く波に翻弄され街並みが飲み込まれ変化していく。私だけが静かに座っている。そんな心象風景に何度も襲われた。あの地震が何故ここではなく東北だったのか。家も生命も奪われたのが何故私ではなく彼らなのか。堪らず人伝を頼り、東北に住む女性に話を聞かせてほしいと初めて仙台を訪ねた。一斉に光の消えたその夜の恐ろしいまでの星空。天から降り頻る輝きはその日消えた数多の生命だと思う、と彼女は話してくれた。恐らく、その夜その空を同時に眺めた人だけが心に留めた光。ー ー私の背中から生えて来た小粒の歯。背中から生えたのは羽ではなく歯。あの夜目にした光が彼女の中で変容して肉体のうち最も貝に近く、そして再生されるものに成り、野宮は漸く彼女へ言葉として近づく。再接近の消失点へと。ゲッティンゲンにある太陽系惑星の模型。かつてあり今失われた冥王星の行方。それはこの街で誰かの手に寄るのか偶に場所を移し出たり消えたり。死者と生者の出会いも、濃厚になったりかそけくなったりの明滅。星辰の彼方の巡礼の旅へ、いざ往け野宮。あなた自身の帆立貝のアトリビュートを携えて
2022.02.24
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2022/02/19/土曜日/晴れ間もある曇天土曜日の午前、寛永寺は開かれていた。秘仏前立も朧げに拝まれる。上野戦争で銃撃を受けた黒門は三ノ輪の円通寺に保管公開されている。ここに置かれるに至った歴史も哀しい。思えば吉村昭の『彰義隊』を読んでから会津を訪い、彼の記念館を訪れたり川越の喜多院にも出かけ、上野戦争関連資料を読んだりしてこの一年半ばかりが過ぎたようなものだ。漸くこの寛永寺根本中堂に来た。鶯谷駅の北口が近いと思いきや、日暮里のようには台地側へ登れず迂回して長い階段を経て言問通りからアクセスした。国立博物館前の噴水の池、あそこら辺りにかつて寛永寺本堂があり動物園、不忍池を含む広大な森の中にどれだけの塔やお堂、寺院が林立していたことだろう。ついこの前の御一新の頃のことなのだ。お堂前のステンレス展示ボードの説明では「彰義隊の兵火で1868年消失した」とある。こういう忖度はどうしたもんだろう。間違いなく圧倒的兵力を持った薩摩藩との上野戦争によるものだ。パンフレットや有料資料(300円)には上野戦争と表記されている。寛永寺を出て言問通りの向こうに、平櫛田中が97歳まで居住した屋敷を訪ねる。公開されていないし、高い門扉も閉ざされてよく見えない。広くないアプローチだが、左二階屋が雁行したデザインで、来訪を広げた翼のように迎える雰囲気。芸大の方は取って返すと、市田邸。これも一般公開はない様子。その先へ行くと護国院。山門入って右手にすばらしお顔の大黒天さまが。こちらも東叡山所縁の道場寺だったという。小さくとも美しい建築。東叡山を開山した天海大僧正は会津に生まれ、川上喜多院の名僧豪海の門に入ったという上野に連なる縁の深い高僧。戦国時代に生まれ、信長焼き討ちの比叡山を復興させ、江戸には将軍と庶民の憩いの名所を作り上げ、活字による経典出版事業も初めて行なった。その寿命108歳。長寿秘訣のこんな歌を残した。気は長く つとめはかたく 色うすく 食ほそうして 心ひろかれ長命は粗食 正直 日湯 陀羅尼おりおり御下風あそばさるべし
2022.02.23
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2022/02/19/土曜日/夜の雨年長の従姉妹が九州に住んでいて、中々会えない。思い立ってニットの帽子を贈ろうと、先ずは手習。自分用に試作した緑色。色々やり直しもしたけれどプレゼント用はそこそこに仕上がった。続けて同色でカウルも編んだのだけれど速攻で梱包した後に写真撮り忘れに気づく。えー作品残せず。そちらはラベラーな無料レシピでガーターとメリヤスのシンプルなデザイン。帽子のウネと同調する所が良いかなと。少し自分のアレンジを用いて台形フォルムの裾広がりを持たせた。昨日発送終えるともう次の作品ゲージへ。止まらぬ楽しさエンドレス。次はネックから編むプルオーバー
2022.02.22
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2022/02/18/金曜日/光の春めいた晴天書道教室をお昼前に出てその足で乃木坂の新美術館へ。金曜日日中は予約無しでも入り易いと期待して、ぐるっとパス利用の百円引きで30分ほど待ち入館。これほどの作品が国外にまとめて出ることはメトロポリタン美術館が自然光取り入れ鑑賞のため改装中の今ならではかも。Ⅰ フラ・アンジェリコ、フィリッポ・リッピなどイタリアの至宝。この豊かな静けさⅡクラナーハのパリスの審判。ホメロス『イーリアス』の世界が広がるが、パリスの魅力があまりにも欠けている。クラナーハって時々何処かに粗雑なところがあるのでは。そしてカラヴァッジョ。この絵は彼の作品中それほど魅力的を感じられない。それでも才能は頭一つ同時代を飛び抜けているのと感じる。この区分ではフェルメール「信仰の寓意」。随分前にニューヨークMETで観て以来二度目。フェルメールの作品にあって少し違和感を覚える作品。直線と円球、陰と陽、固いものと柔らかいもの、生と死、カトリックとプロテスタント。全て一なるものから生じた。信仰の寓意というより信仰は寓意、なのか。それにしてもこの女性の球体に剥き出した目!パンフレットにはターナーのヴェネツィアとグアルディのヴェネツィアが並んでいるが、会場ではⅡとⅢの室に別れていて比較が難しい。しかし風景画を通して明らかに意識の跳躍がある。二人の画家の間には70年の歳月が横たわる。その間、産業革命、東インド会社設立など欧州、特に英国を中心に世界が沸騰した。江戸には幕府顧問オランダ人三浦按針が日本橋辺りに住んで江戸都市開発を担ったのだった。Ⅱの、女性画家の描く「マリー・ドニーズ・ヴィレール」の軽やかさよ。光あふるる。Ⅲ オノレ・ドーミエ「三等客車」フランス革命以降に。ゴッホの初期作品にも似て。同時期のマネの描く少年。彼の階級とその寂しさの宿る表情にもまた時代の寄せ来る波を見出す。ゴッホ「花咲く果樹園」、束の間の健康な安らぎ。誰もが大好き、美術館ショップでファット・ウィッチーズのチョコ発見!大好きなブラウニーはやっぱりニューヨークじゃないと買えないのかな?と聞くと、スタッフさんが私はまだ食べてないけど美味しいんですってね、そこにお店のパンフレットありますよ、と仰る。なんとなんと!代官山にお店があるですと!凄いですね〜ニッポン。京都にも!だいぶ前このお店を訪ねた時は、確かチェルシー地区のショップモールの片隅の小さな小さなお店だった筈、へーへーへーである。つい先日代官山に行ったのに最近は和菓子屋さんしかチェックしてなくて見落としてしまったぞい。
2022.02.21
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2022/02/16/火曜日/日陰は未だ寒い晴恵比寿秋から西郷山公園に向かい10分ほども歩いた所に元豪農で政治家としても活躍した朝倉家の旧居が公開されている。立派なお屋敷とお庭で、ロケーションは申し分ないけれど、住みたい意欲が湧かないのは何故か。この住宅の利用意図が商工会議や政治に用いられた事にもよるのだろうか。功上げ名を成した、ややもすると権威的な雰囲気が私の好みとは異なる。建具が唯一女性的で華やかに美しい。保存状態よく見学できる。唯一好ましく感じた平床、変わり地袋の、あっさりした数奇屋風の部屋。庭の形状は林芙美子邸とよく似た崖線の、水捌け陽当たりの良い雰囲気。再び訪ねるなら、私は林芙美子邸。
2022.02.20
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2022/02/15/火曜日/曇りから晴へ映像フェスティバル中なのに、がら空きなのだ。初めて訪れた美術館。アプローチはえ、ここ日本?みたいな印象。色彩と配分が品が良い。何となく小淵沢リゾナーレなんかを思い出す。美術館として中身と器の一致感高い。ぐるっとパス消化モードだったが、俄然意欲湧く。入館時、本日現在第14回恵比寿映像祭中であり入館料発生する事を知る。受付の方がすかさず、地下と2階は無料です、のフォローをしてくれて、そちらだけを訪問した。二つの展示で釘付けとなる。佐藤朋子「オバケ東京のためのインデックス序章」なるほどなあー岡本太郎のエコーはまだまだ強烈。レクチャーパフォーマンスっていうのか、ゴジラによるジグゾーパズルの都心破壊、アイディア光る。ひらのりょう「ガスー」いやいや、これ凄いでしょ。生首に心肺消化器官、大腸ぶら下げた女の妖怪、ひゃーかわいい、こわい、こわい、かわいいー、アニメーション、音楽、才能の塊かと。結局2時間も滞在で、無料ですみません!
2022.02.19
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2022/02/18/金曜日/光は春本日今月2度目のお習字で、前回全く「春」が書かず苦しむ春さながら。↓これは2月の初め左右の払の中にバランスよく「日」を置くのは私にはとても難しい。それで今日もチャレンジ↓これは本日少しは空間が掴めるようになったろうか。この感じを忘れず次回に持ち続けるように、と先生からのお言葉。筆をもつ時間がありがたい。私の字ばかりではうんざりなので、壷中居の今月のウインドウから、この季節らしい青
2022.02.18
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2022/02/16/水曜日/穏やかな晴1999年。とある市立庭園温室のハーブ講座。半年ほども通ったろうか。終了作製のオードトワレは3種類位のエッセンシャルオイルを自分の鼻を頼りに調合して、アルコール度の高いスピリッツと混ぜたと記憶する。ボトルはなんと栄養剤ドリンクの空き瓶。当初は嬉しくてもったいなくてアトマイザーに移し5分の1くらい利用したかも。引越し後には寝室棚の奥で静かに揮発していつの間にやらこんなに少なくなっていた。その名のとおり、トイレの窓辺に置いてトワレの余生をじっくりと楽しもう。その横ではこけしの賢治さんがトワレのノートに耳を傾けている。
2022.02.17
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2022/02/13/日曜日/明け方の雪は雨に舞台、映画、舞台の怒涛の3日。オミクロン及びこの天候、地獄に堕ちた勇者ども、か我らは。と後ろめたさに浸りながらのラスト観劇は、日生劇場に天井桟敷の人びとと化す。松本白鸚は市川染五郎と名乗っていた頃からこの舞台を務めて53年、1300余回。これは凄いことではなかろうか。初日が開けてまもなく濃厚接触者が出たとかで、ようよう本日再開の喜び。座席は老若男女でぎっしり。この特別な時間空間を共にしたい長年のファンの方の熱気が伝わる。あー既に記入済みの方をミスで削除してしまった( ;∀;)とにかく気を取り直して再度書いてみよう。壮年セバスチャン染五郎が老ドンキホーテに変化する化粧シーンはその醍醐味が実年齢が凌駕したいま、薄れたのかもしれない。でも役者白鸚と彼個人とセバスチャン、ドンキホーテは、修練と長い人生体験と時を経て磨き抜かれた魂の造形が、セリフ回しや細やかな身振りのディテールに立ち現れている。最期のシーンは当にその三者が一体となり目頭が熱くなった。長年見続けた方はその歳月を通し一つの舞台として体感されるのではないだろうか。村野藤吾設計の日生劇場もまたこの舞台に実に相応しい。
2022.02.16
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2022/02/12/土曜日/晴〈DATA〉株式会社河出書房新社/川本直2021年9月20日初版印刷2021年9月30日初版発行装画 TANAKA AZUSA〈私的読書メーター)〈うむむ。騙され戸惑い弄ばれ感疾走。川本氏は覆面作家アンダーソンの回想録である本書を訳すが、それは20世紀アメリカ文学の裏面史とも言える内容だった。1968年政治の季節、NBCトークショー「文学の今」の放映シーンが真に迫る。いや爆笑。ホスト役A・ウォーホル始めトルーマン、ノーマン、ゴア・ヴィダル(←未読)それにジュリアンら今をときめく作家の個性炸裂にM・ジャガーのシャウトが被る。放映に続くアクシデント迄がハイライトか、川本氏登場後ややぬるい。プルーストが小説で示した「書くとは何か」実はこれが小説の主題?〉パローレとリテラを象る二人、それはジュリアンとジョン。歌い踊るジュリアンと資料を収集し編集し記録するジョン。この二つの行為によって創られる小説というものを、評論家である著者が物語の中に落とし込んだ配置。著者でもある?ジョンのナラティブ、プルーストを踏襲した小説でありアメリカの一時代を活写した古今東西物語案内、といえるのかも。ジョンの「失われた時を求めてを読み終えた二十歳、最終章の『見出された時』に驚嘆した。小説は問いだと言われるが、プルーストは答えを出していた。失われた時を求めては難解だと言われるが、それは間違いだ。ここまで手の内を見せてくれる小説もありはしない。失われた時を求めては如何にして小説を書くか何故このように書かれたかについて書かれた小説だと読者は知るのだ。」この部分はジョンに被せた著者の独白のように思う。これはプルーストみたいに描いてみた小説。振り返ってみた歳月は第二次世界大戦終戦前から60年ばかりの、アメリカ文化を野蛮なものと低く見てパリやイタリアで過ごした、その一時代のアメリカ人作家の心象。さらにこの物語に深い陰影を与えたのがアレクサンドロスとへファイスティオンの額物語を、ジュリアン=アレクサンドロス若しくはアキレウスに模して、その土地へ赴かせた描写と現在進行形の二重螺旋構造だろう。この努力が、ジョンなる人物を骨太くしたと思う。この段落のアリアのような歌い上げは素晴らしい。フィリップス・エクセター・アカデミーとかユニオンスクエア側の書店とかサンタマリア・ノヴェッラとかジバンシーとかハリーズ・バーとかに幻惑されていると本質をこぼしてしまう。それらは音楽でいうトリルの如き、ジュリアンのドレスのフリル如きもの…と想像したところで、はっ!ジュリアンってあの大島弓子の「ミモザ館でつかまえて」の亜麗じゃないの⁈という思いが拡がる。亜麗って悪魔って字に似てる、と平凡な女の子である主人公がため息つく…(1.2.3では遅い)touで立て♪亜麗がブラウスのフリルを震わせてタンバリンを腰に当て歌い踊る、あのイメージが凄く喚起されるんですけど。あー記憶が靄る。大島弓子作品は現在別の場所に保管中で確認できない。やっぱりトリルもフリルも好きだわ。本に導かれ、『ブライスヘッドふたたび』『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』を逍遥したい。最終章には多田智満子さんへのオマージュが。ハドリアヌス帝は確か、ユルスナールをいくつか漁ったときに出会っていたのか。詳細を存じ上げず検索、ハイライトしました。こんな方がいたのか、彼女の書物にも当たりたい。
2022.02.15
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2022/02/08/火曜日/午後には良い天気書道の先生から招待状を頂くも、期限がこの17日であり強行で出かける。こじんまりとして好きな美術館。年に1.2度は出かけているだろうか。羊のズンが特に好きでショップでハガキを一枚は買う。↓今回求めたもの着物の技法の微に入り際に穿った手仕事を凝視していると、日頃の睡眠不足のためか、意識が朦朧としてよろめきそうになる。これは殆ど曼荼羅である。意識の飛翔体験。そもそもホール。ここで石仏に引き込まれていたのだった。私の好きな十一面観音様の、十一面は損なわれているも、尚神々しいこの面にすっかり参っていたのだ。花の無い枯れた庭で殊更石仏の存在が光る場所で冷気に辺り呼吸を深くして帰途につく。
2022.02.14
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2022/02/12/土曜日/お天気、春の光夕方、近所の映画館へ。近所とはいえ久しぶり。ましてこのチョイスは同行者ゆえシリーズを観ていた同行者は、とても良かった、歴代スパイダーマンが出て来て嬉しい、みたいな感想で何だか同窓会のノリなのかしらん?私としてはカンバーバッチ様の登場だけで行く気になったのだけど、ええーカンバーバッチ様はこんな役回り?何だか私の知るスパイダーマンとは異なる世界が繰り広げられてるんですけど。同行者曰く、アメコミやアベンジャーに触れてないと、とそこまで楽しめないかもね?とか。いやいや、いま読んでる『ジュリアン・バトラーの真実…』の描写のアメリカの純粋好き若者好き文化が刻印されるばかり。ハリウッドの政治的に正しいキャスティングとコロンビアに被さるsonyロゴ、勝利の女神から自由の女神のアイコンへ?のサブリミナルで、オマケに貰ったこのハード仕様のクモたんマンカード?何に使うのか、不明。映画はまだまだ続く様相でジエンド。スクリーンで見る動くアメコミだった。主人公の役者、トム・ホランドは「ビリー・エリオット」を演じた一人とか。身体のこなしが柔らかいのはなるほど。カンバーバッチ様、内的困難抱えた近世美丈夫ストーリーが見たいでございます。
2022.02.13
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2022/02/11/金曜日/午後から晴で雪消えるいつ以来だろうか、の舞台ミュージカル。しかも、ザッツミュージカルと呼びたい「雨に唄えば」。ロンドンからアダム・クーパーのカンパニーがシアターオーブへやって来て、雪を雨に変えてしまった。↑本日はマチネーで、夜の部はクーパーのトークもあったけど残念ながらそのことを知らず、お昼の舞台を観た。右上、分かりづらいけれど前5列くらいはレインコート席。雨がざんぶり降る舞台、オーケストラは何処に⁉︎それは中休みにちゃんと分かるけど、でもオーケストラも前後動く仕組み?不思議が残る。↑撮影可能タイムの様子アダム・クーパー扮する大スター、ドンの雰囲気はクーパーにピッタリで不可分なくらい。気品と育ちの良さが身体、身振り、歌声に反映される。役の台詞「ディグニティ」が明朗さ軽やかさと共にある。こういう姿は日本の役者では中々得られない、文化様式の違いに近いと感じる。駆け出し女優キャシー役のシャーロットもほんと素晴らしかった。踊りも声も容貌も役どころにピッタリ。他のステージも見てみたい。例えばメリー・ポピンズやサウンドオブミュージックなど。ひょっとしてシカゴなんかもいけそう。大女優のコミカルでどこか憎めない可愛らしさ満載リナ役を演じたジェニーの、本当の生声もどんなのかしら?素晴らしいコメディエンヌ振りで笑いを誘う。あと、強く印象に残ったのは↑右下2番手、3番手の役で歌った彼、名前が分からぬ。何しろ、パンフレットは写真集の体裁で、公演が可能かどうか、ぎりぎりの所で作った様子。クーパーのインタビューと舞台写真のみ、なのだ。そのパンフレットに昨夏、ロンドンで一年半ぶりに舞台が戻り、この演目の千秋楽カーテンコールの様子を舞台奥の指揮者が撮影した一枚が掲載されている。観客と役者の歓喜、舞台との一体感が見事に伝わる。Show must go on, and done!観劇中は四六時中、コロナ下のマナーを喚起されるのでついつい椅子に沈み込む私たちがいる。演じる側だけでなく観る側も加わって舞台は出来上がるのだから何となく煮え切らない。今日のステージは舞台の熱の方が遥かに高い。その日集った観客の個性でもパフォーマンスは毎回変化する。あの写真のような溶け合う一体感の一期一会こそ舞台の、フェイクの真実だと思う。それこそ考えられる限りの準備、細心の注意を払っても実現できない事もあった舞台が、奇跡のように持たれ、そこに居合わせる喜びにもう少し寛容であっても良いのでは。余計なお喋りは論外だけども、感動に足枷はできない。
2022.02.12
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2022/02/11/金曜日/午後晴れて雪は消えていた12/28訪問した大倉集古館でこのパスを購入し篁牛人(タカムラギュウジン)を観る。これを振り出しに、この2ヶ月弱で10ヶ所の博物館、美術館、庭園を訪れた。勤務や習い事の無い週日限定。しかも都心を午後3時半には離れるルールを作ったので会場で時間的余裕はあまり無かったけれど、このパスが無ければ訪れなかったであろう平櫛田中彫刻美術館や五島美術館に行くことができた。図らずも平櫛田中館では、大江宏の住宅建築外観を覗くことができたし、漲る美丈夫の六代目菊五郎の姿も見られた。林芙美子記念館は山口文象の設計とはあるが、実際は職人らを京都まで引き連れて日本建築を実地で学ばせた林芙美子の手腕が光る住宅だと想像する。実際に住むなら堀口捨己よりこちらだろうか。アトリエの付随する日本住宅、というのが非常に好ましいと思うようになった。建物を見に訪れた松濤美術館では、その設計者、白井晟一展が開催中で、パリ時代に林芙美子と白井晟一が恋愛関係?にあったことをここで知ったという繋がり。個人のお屋敷みたいな館内はリラックスできる空間だが、茶室にはあまり感心できず。利用日から2ヶ月限定のこのパス。時期の研究が足りなかったことを反省。庭園のいくつかを訪ねたかったのだが、一月初めに訪問した向島百花園は、一年で最もお花の無い季節だったと行って気づく始末。他も推して知るべし。訪ねたかったちひろ美術館が一月半ばから三月まで休館だったのが心残り。あともう1つ2つ行けるかしらん。
2022.02.11
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本日は思ったより細雪、稍重の。永青文庫に出かけた先週は春模様2022/02/02/水曜日/春を感じるお日和早稲田駅下車、神田川を椿山荘の塀を見ながら遡り、急な坂をよろめき登る。坂の鼻突き右手は松尾芭蕉がかつて水番屋暮らしをしていた場所で、左手には水神社。古来水と神社は分かち難い。吉野の水分神社など。と、思う間も無く左に永青文庫。質素な建物だ。本来は細川家の家政事務を預かる所だったが、骨董美術、特に古代中国の種々を愛する細川護立がここに住まいやがてそのコレクションを披露したという。残念ながら国宝細川ミラーは前期の公開から入れ替えられていた。鶴岡真弓さんが垂涎しそうな渦巻である。今は別の国法、金彩鳥獣雲文銅盤が展示されていた。因みに所蔵国宝8点は三菱の静嘉堂文庫美術館より一点多い。さすがというべきか。三菱とでは歴史が違うというべきか。織田信長書状や宮本武蔵の水墨画もある。文庫の名が付くことから想像できるように展示スペースは小さい。その、疲労感を覚えない大きさがよい。更に良いのが庭園がオープンされていること、誰でも立ち寄れる。庭の作りは武家らしくあっさりとしているが、老若男女それぞれに寛いで気持ちがよい。高田馬場に出るか、都電、バスで行くか。今回も結局高田馬場駅を目指す。途中、甘泉園公園を抜けて行くと紅梅が盛り、薔薇のような椿。水稲荷神社の裏手に抜け出るとヤギさんお出迎え。
2022.02.10
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2022/02/08/火曜日/朝の内曇り館内は左右二つの展示からなる。ロッカーにコートなどしまい、近い展示室2から入る。こちらの主題は「懐石膳」入り口展示の茶碗を撮影しようとしていたら、館内の方が駆けつけ注意を受ける。撮影禁止は見つけられなかったが、岡のドア付近に掲示されてました。出品リストにシャープペンでメモ書きしていると、注意を受ける。いわゆる普通の鉛筆以外は禁止とか。鉛筆とボードを親切にも貸して頂く。(80)源内焼、三彩六角皿。平賀源内が指導した窯が讃岐にあった。緑と金茶と小豆色のハーモニー(82)頼山陽文字入盃、龍文堂安平は青木木米の親友だとか。(90)萩結文向付、十代三輪休雪、力強か美しい。懐石膳の命名、朝鮮唐津の呼び名と特徴展示室1 入り口に伝運慶、愛染明王坐像。武野紹鴎、小堀遠州、千利休、豊臣秀吉などなど。展示室に、敷地内の現在非公開の3茶室の床を模して、掛け軸や陶器で室礼を見せている。(13)(14)井戸茶碗(21)鼠志野茶碗(23)祥瑞胴〆茶碗のコバルトブルー。呉須(38)三島白花文(43)黄瀬戸盃の、ほんのり浮かぶ緑色(60)武野紹鴎作、茶匙をくるんだ細手更紗が素晴らしい。あと手鑑という名の裂地サンプル。お大尽さんにはたっぷりと時間があってあちこちから使用した珍奇な布地の残りが集まったんだなぁ。布地の美しさばかりでなく交流の広さも見てとれる。画像で確認できないのが残念、ただお庭も広いし、素朴な石佛が沢山あった半日は楽しめますが、食事やお茶の頂ける場所がない。↑二子玉川駅に最寄りの出口は入ることはできない。Googleではここからもアクセス可能なようになってるけれど。↑お持ち帰りのお土産
2022.02.09
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2022/02/01/火曜日/穏やかな晴庭園美術館、旧朝香宮邸へ来るのは25年以上前の開館近い頃以来。新館が増設されていた。スキャパレリからアントワープ派、日本の着物も。ワビサビの真っ向からの雄叫びが聞こえる、人毛三つ編みドレスとか、ダリのオブジェいくつか。中でも「燃える女」。奇想のモードの流れにによく合う。ひょっとして映画「燃ゆる女の肖像」はこれにインスパイアされたのかも?玄関ホールモザイク、ホール斜め階段下の不思議なスペースの鉄のデザインフレームなど、ゼセッションインテリアの撮影不可が残念この扉が開かれれば素晴らしいオブジェが待っている。↓新館への通路、ガラスの模様に屈折する太陽光のあぶくを抜けて向こうへ↓日本的フェティシズム炸裂コーナー日本的技術、光る絹糸ドレスの浮遊↓案内から、矢張り朝香宮邸の美しさ宮さま方は和装で寛がれている様子の写真を見たけれど和室はない!徹底してると思っていたら敷地内に純和建築がある模様。やはり。
2022.02.08
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2022/01/31/月曜日/〈DATA〉株式会社岩波書店/岸惠子2021年5月1日第1刷発行〈私的読書メーター)〈確かに伝記だが数奇な人生は映画世界のよう。バレエレッスン後に初めて観た映画「美女と野獣」。関心は映画に向かう。瞬く間の人気女優絶頂期、川端康成介添えでパリ御屋敷のマダムに‥は、やはり収まりきれない彼女の知的好奇心の疼き。思えば2.26事件の日の朝のラジオ、異様な緊張。幼い彼女の最も古い記憶は彼女の知らないユダヤパレスチナイラク訪問へ地続きだった。空襲下、大人に従わず命拾いした後の「もう大人の言うことは聴かない。十二歳.今日で子供をやめよう」の決意のきっぷの良さも雀百まで踊り忘れずの有り体で美貌と相乗効果。〉本当に美しい魅力的な女性。パリの街角でこんな日本人女性に出会ったら、同国人である事に少しばかり誇りを持ちそう。バカバカしくあろうとも気持ちってそんなものなのだ。ケンゾーが熱狂を持って迎えられたパリで、才能は才能ながら、矢張り三宅一生の登場に溜飲を下げたのは、娘さんのデルフィーヌさんではなかったかと記憶する。そういう事を書いたりするのがこの方のストレートに正直で愉快なところだ。ケンゾーさんは不愉快だろうけれど。例えばTV番組のためにアフリカの村を訪ねた時の記述、「ないものはない。あるものを感謝を籠めて享ける、という、ゆったりとした謙虚さは素晴らしい。」などに彼女の気質が見える。川端康成の『花のワルツ』を読んでバレエをやりたいと思ったのも、「挫折してゆくバレリーナの切ない美しさに惹かれて」であって、決して舞台のスポットライトを一身に浴びる華やかさでないところが、私的共感度高い。話は川端康成に飛ぶ。前回読書会のテキストが彼の『乙女の港』だったが、ついでに川端康成をいくつか読んだメンバーが彼はヤングケアラーの走りだよね、みたいな発見をしていて面白いと思った。文字化し共有されたのに普遍化はされてなかった、ということか?子どもは更に幼い子の世話を主に女の子たちが担っていたのに、当たり前過ぎて社会問題にさえならなかった、ついこの前の時代。老人の世話に倦む思春期の少年、しかも知的な。再度カワバタ読むべしかな。閑話休題。卵を割らなければ、の比喩は別れた夫イブのプロポーズの時の言葉でフランスの諺らしいが、トーマス・マンの『デミアン』「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。」がやはり思い出される。私の思春期、この言葉はいつも脳内に鳴り響いていた。彼女は日本という卵から飛び出した。そして上流の家屋敷の卵からも飛び出し、アフリカや中東に飛んだ。そして娘家族とのメゾネットアパルトマンという卵からも飛び出し、再び横浜の家に戻ってきた。次に壊す卵の世界とは、この地上だろうか。白州正子が韋駄天のお正なら、岸惠子は韋駄天のお惠といえる。おふた方とも自由である。自立している。突拍子もないけれど基層に小さきもの弱きものへの思いやりがある。曲がったことが許せず、権威など無縁。そしてどことなし両性具有の美がある。これぞ日本の女の美、ではなかろうか。
2022.02.07
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2022/02/06/日曜日/外と南面窓辺りの温度差甚だし晴イタリア製のアルパカレジェーロ(リッチモア)三玉で試作した帽子とケープタイプのマフラーショール。ほぼほぼ使い切り、が完成。ショールは「Wheelwrihgt Shawl」という命名で、purlsohoさんから無料提供されているもの。そのまま76目作り目では毛糸不足かと案じて、例によって解きては編み、で58目作り目であとはレシピどおり。↓スチームしたところ。糸始末はまだ。Wheelwrihgt?車輪製作?の名のような中心点から38cmばかり半径に仕上がる。針は8号。実は、ショールは実物スウォッチ、帽子は手習。これからが本番。年長従姉妹にプレゼントする心づもりなのだ。同じアルパカレジェーロの色違いで帽子とケープタイプマフラーを二玉で編む予定。なんて、もう立春なんですが。手が覚えているうちにがんばろー
2022.02.06
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2022/02/01/火曜日/温かい晴四谷怪談は忠臣蔵の裏ストーリーだと聞いたことがある。昨年末に観た文楽の仮名手本忠臣蔵!こんなアレンジがあるのかーと楽しんだ。そういえば、ボルヘスだったか日本で一番のヒーローは吉良上野介との賜ったとか。今日になっても日本人の庶民には忠臣蔵は未だ大きな物語だ。その四十七士と関わりが深い泉岳寺だけに一度は参拝をと思い漸く訪ねた。しかし、墓所への立ち寄りはさすがに真摯なお参りでなければ近づけない雰囲気が流れている。谷中や護国寺辺りの共同墓地とは全然違う。上野戦争で敗者となった会津武士を弔っている千住の円通寺の墓地を何となく彷彿とさせる。仇討ち、幕末、震災、戦災、東京には沢山の慚愧の念が層となって今があるのだろう。こちらの御朱印は手書きしてくださる。その間に例えば色即是空、空即是色などお経の一部を写して奉納させて頂く法があって好ましい。また御朱印料は依頼者に委ねられているのが禅宗らしくてよい。泉岳寺のご縁起は、徳川家康自身によるもので元は今のホテルオークラの地にあったという。寛永の大火でこの地に移り、かつては二百名の学僧を数えた曹洞宗江戸三ケ寺、三学寮の一つであったとのこと。歴史の重さを感じつつ、海はすぐそこの高輪ゲートウェイ駅へ。駅前の開発で数年後に風景は様変わりすることだろう。
2022.02.05
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2022/02/01/火曜日/春の訪れの日差しの日Googleに従って入り口を探すと、そこは車止めと閉門の場所で入れない。この通用門は目黒通りに面し、立ち並ぶマンションの間の空地からアクセスする。立派な本堂正面には御本尊のお釈迦さま。右に布袋さんが。こちらは江戸で最初の七福神のお寺の一つ。あまりに布袋さまのおみくじ入れが可愛らしく思わず買ってしまった。社務所窓口の桟に何の虫?温かい日差しで日向ぼっこかな?紅梅一輪咲いています。お寺中庭?水の張られたコートが鏡のように空を映し、深く低い日差しがぐるりと巡って、どことなく根津美術館と似てる。同じ隈研吾設計。こちらでは御朱印の奉納五百円は赤十字に寄付されているとのこと。これはお寺ならでは、なのかしら。神社ではあまり聞かないように思う。
2022.02.04
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2022/02/03/木曜日/大寒の最後の日年の離れた従姉妹に軽くて温かい帽子を贈りたい、と考えた。でも上げるにはそれなりに美しく仕上げたい。それでテスト編みをした。↓こちら編み図はスカーフ、purlsohoから。この糸はイタリア製のアルパカレジェーロ。アルパカ75ナイロン25.一玉50gなのに225m!有難い糸です。製図をお店で頂きさっそくトライ。そしてエラー(´;Д;`)エラーの大きな原因はマーカーを置かなかったこと。直ぐに解いて、丁寧にマーキングしながら編み進める。私の大好きなマーカーとマーカーケースは京都のアミリスさんのもの。このドングリの中に金属製マーカーが入ってます。裏からの引上げ編み、何とか仕上り、さて2枚目はプレゼント用だけど、その前に同じ糸はでマフラーを編むとなると、プレゼントは来シーズン⁈かも。
2022.02.03
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2022/01/28/金曜日/歩けばそこそこ温かい日未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ展新橋駅から旧新橋停車場広場裏の便利な場所にこんな美術館があったんだなあ。カフェが無いのが残念。土、釉薬、灰、焼成温度、色、形、テクスチャー、文様、造形、手の働き。110余点の存在感板谷波山の1914〜1919年作品を例外に、後は殆ど1950年代から2021年の作品まで満遍なく収集展示されてきる。撮影ができず画像がないので、リストと焼き物の姿を具に思い出すのが難しい。目録は買わないことにしている。出品リストに合わせて鉛筆を用意して下さっているのはたいへんありがたい。清水卯一★田村耕一島岡達三市野元和寺本守市野雅彦徳田八十吉伊勢崎創★の作品は好みで、特に★有りは印象的だった。これら作陶家の焼き物を見る機会を捉え、自分の焼き物における好みを見極めたいもの。
2022.02.02
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2022/1月新蕎麦とまだ言いたい松の内。❶3日/水曜日/墨田区向島七福すずめのお宿三人で柚子冷酒と日本酒一合をそれぞれ注文。天ぷら盛り合わせと二種ツユの付くせいろ大盛りを頂いて一人五千円弱は蕎麦としては高い設定。しかしながらアワビなどのお正月特別付き出しも大変美味しく、天ぷらは海老、キス、野菜も香りあり。お餅のデザート、お年賀土産の昆布茶6包まで付いてたので、大満足。なんと、肝心のお蕎麦を撮り忘れ!ミソのツユ、蕎麦の実やアサツキ、七味を足してたいへん香ばしい。江戸時代の復活モードらしい。返しの出汁も新鮮みがある。蕎麦は玄ソバに近い10割、歯ごたえ、コシ、ほのかな甘味も。元料亭板前さんの仕事かしらん、というくらいどれも美味しい。向島は蕎麦好きには格好の街❷12日/水曜日/中野区手打ちそば 山商依然一度訪ねた時に臨時休業だった。今回思いを遂げられ嬉しい。初めての蕎麦屋さんでランチ、となるとせいろでいきたい、と思いつつも、ついお得セットを頼むことに。まあ天ぷらやご飯の良し悪しも分かることだし、今回もランチメニューの、天丼ならぬ「天ぷらご飯」にせいろ、を頼むと白い蕎麦か黒い蕎麦かと聞かれる。白い蕎麦をチョイス。なるほどほんとに白く磨かれた更科、実に美味い。またツユの量は少なめだけどカエシのカツオ節の上等さがよく分かる。天ぷらだって六品、海老にキスありですよ!え、これで1150円⁈有り難く頂きます。これだけ美味しいお蕎麦を出してくれるとあってはお品書きの後ろに紹介の一つもあるだろうと眺めると果たして。ご飯がやや、ゆるめに柔らかい以外文句の付けようなし。次回はせいろ、三種盛りともう決めている。❸14日/金曜日/中央区ソバキチ 室町コレド店天丼蕎麦ランチ¥1100本当は室町砂場でせいろを頂くつもりが、あまりの風の強さに、手前でドロップアウトしてしまう。ここはチェーン展開してしている蕎麦居酒屋の様子蕎麦は二八とのことだが、玄ソバ二、小麦粉八の感強し。もったりして旨くないと後悔。神田駅に向かい砂場前を通ると珍しく、外に並んでいるではないか。そんなに外食するわけじゃ無し、矢張りシャキッと美味い蕎麦が食べたいな。❹19日/水曜日/渋谷区ソバ番外編 梅蘭 アコルデ代々木上原店2時近い時間にこの場所。お蕎麦に恵まれそうにない時はどうするか。で、目の前の中華料理店へ。玉子スープは生ぬるく、杏仁豆腐は業務用の大袋から出て来たようなお味だが、この焼きそばにはハマったかも。まるでタルトタタンの焼きそばバージョン。カリカリ玉子とおソバのこんがり揚げの内側は熱々とろみのソバと魚介という焼きそば。1750円なり、満腹にて候。❹25日/火曜日/世田谷区しんとみ腰の強い噛み締める蕎麦。香りも甘味もしっかりしていて食後体内の管が清涼に調う感じ。山葵は目の前ですり下ろしてくれる。こういう態は蕎麦屋で初めてかも。ツユも鰹節が効いて品よし。夜がとても期待できそうで、この近所住まいなら間違いなくお気に入りになりそう。おおもり、価値ある1100円。❻28日/金曜日/港区本陣坊本店三色大海老つけ天蕎麦 1600円。三色は順番に運ばれて来る。1.ユズきり 2.せいろ 3.田舎。蕎麦の変化と個性が面白い。破格の価格。つけ汁は私にはお醤油濃さが過ぎている。喉がひかひかの午後となり、たまらずお水を買いに走る。次回は素直にモリでツユの確認をしてみたい。
2022.02.01
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