ああもう、鼻血モンです。
あの日のライブがこうも完璧に再現されているなんて…(感涙)
私もこの日の横浜アリーナのライブに参戦した一万三千人のうちの一人だったんですけど、なんかね、一応アリーナではあったものの、か~なり遠かったの…真ん中にどでかいスクリーンというか、テレビというか、そういうのが設置されていてかろうじてそれにうつるメンバーの顔は見えていたものの、やはり細かい動きまではわからなくって。
だから、このDVDを見て、改めてこの日のライブの感動がよみがえってきました。
全曲分の感想をアップ。事細かに書いている曲もノリだけで書いてある曲もありますが、…まぁ横アリ行った人もDVD見た人もそうでない人も、自分の感想と比べて「あ~そうそう!」「え~マジかよ!」といってみてくださいな。
01 SHOT IN THE DARK
さて、ライブの一曲目の定番といえば、この曲。赤く怪しく光る証明の中、最初にリズム隊が集合。前奏が始まった途端、ホーン隊が入場。ここでテンション高まる高まる。この、前奏の緊張感と、その後で解き放たれて始まるメロディー。ああもう、スカパラのライブが始まったんだなぁ!っていう感動です。一曲目のグラサン率、なんと50%。冷牟田さんGAMOさんだけでなく、北原さんはじめさん川上さんまでグラサンだった~。
この曲も、前奏から、ああ~来るな~来たなぁ~ってどんどん高まっていく感じがすごい好き。二曲目もか~なり躍らせてもらいました!いやぁステキステキ。やっぱりスカパラはノリノリの曲がいいですよね♪1、2、123、GO!とか途中のGAMOさんとの掛け合いがすごい好き。ここで客席の様子も上から写されていましたが、なんつうか、横アリ総モンキー!はぁ壮観だわ!「イッツショウタイムナウ」!
きゃあもう!最初っからとばすなぁホント…ってこの曲もかなり踊れるから好き。みんなで歌う系の曲はかなり好きなんですよ。あ~谷中さんやっぱり嗄れ声!酒やけか!?この曲ではsax隊もはじめさんもマイクもって出てきてくれるので、それもまた楽しい。どんどん煽ってくれるし☆途中の加藤くんソロもなかなか好きです。クールじゃなくって、ちょっとやんちゃな感じがいいよねぇ。
「しかしでかいね~なにがでかいってこの幕。このSKAの文字の上で十分暮らせそうな大きさです。このSKAの文字がこんなにでかくなったのが嬉しい。」…うんうん、あの文字いったいどのくらいの大きさなんだろう。十分暮らせそうでも六畳一間とかならいやだなぁ。(笑)「「三人呼んでライブができるのがまた嬉しい。今日は祭だ~最後まで一緒に遊んでくれ~!」よっしゃ!わかった!SKAを愛する人たちの祭りよねっ!
今までのはじけっぷりとはまた雰囲気をがらりと変えて、今度はクールにかっこよく、スカパラらしいノリ。この曲の見所はなんと言っても、途中の川上さんのソロ。いや~ホントウッドベース(の、電気版?)縦ベースでソロってる途中に冷牟田さんのチキチキが入ってくる…はわぁもうたまんねぇよ!谷中氏の超真剣な顔も何度もアップに☆バリトンソロも言うことなし!やっぱ低音フェチだ私。
ポップな感じ。この曲ではGAMOさんのチキやら「天使は歌う~」といった声にやられます。いつも。GAMOさんてさぁ、なんか動きとか声とかテナーとか、もういろんなところから怪しげなフェロモンが大爆発している気がしてならないのです。しかし、改めて思うんですが、やっぱりホーン隊だとか沖さんだとか、ソロが多いんですよね。10人集まってスカパラなんだけど、でも一人一人も際立ってステキ。やっぱいいわぁ!
ギターとキーボードの「きらきら」なメロディー(?)が入ればそこはもう南国。軽くて気持ちのいいこののりもかなり好きです。今回のツアーでも何度も聞きましたが、手をひらひらさせるきらきらダンス(笑)が私の中で大ブレイクしました。勝手に。そうそう、この曲ではじめさんが使っているギロ。あれもねぇ。あれを持っていたとしても絵になるはじめさんがステキ。
これは、ツアーで別演出バージョンを見ているので、またちょっと印象が違っていましたが。これは最初はNARGOとGAMOさんからのスタート。ユニゾンからのスタートで、ホーン隊がひとりずつ入ってくる、ちょっとした緊張感。激しく踊れるわけではないけれど、ここでこの男気というか、やっぱスカパラっていいよねみたいなのを再認識してしまうわけです。動き回って魅せる曲も好きだけど、このかっこよさもやっぱアリですわ。
これまたムーディーな曲だわ…と思ったらミュートをつけたNARGOのしっとりとしたメロディーで魅せられる。あぁトランペットってオイシイよね、と思っていたら…間奏のところでなんと田島貴男登場!!おお~ギムラ氏顔負けの白い羽飾り!!ふわふわふわ…最初誰だかわかんなかったけど、独特の粘っこい(失礼)歌いまわしで。この人ちょっと関根勤に似ている。でかいな!
このMCは川上さんが担当。「…それ、自前?」「これをつけるために来ました」…マジかよ!羽をつけるためにきたのかよ!そんな感じで、ものすごいノリのいいおっちゃんだということがいろんなところから垣間見える田島貴男。いやぁいいね。
歌モノ三部作一曲目~!照明もなんとなくオレンジ色っていうか黄色っていうか、雰囲気もいいカンジ!田島さん動きがかなり面白い。いやぁ変なおじさんだわ。(←失礼)ちょっとこの谷中さんのハモリも実はステキ。叫ばなかったら結構いい声していると思うんだけど…やっぱりテンションあがってくるとどんどん叫ぶ。そして声がかれてゆく。やっぱり田島さんはじけすぎ。「両手挙げて~」のところでみんな手を挙げているところが写っていて面白かったです。
田島さんが帰ってしまって、一曲目は火の玉ジャイヴ!ステージ中央にビッグバンドのセット(?)のようなのが登場。NARGOのハイトーンソロから始まって…あっ冷牟田さんがバラをつけてアルトで登場だぁ!GAMOさんがステージ上を走り回る右へ左へ走り回る!あっ、最後間に合ってないし!川上さんのソロもやっぱかっこいいし!
前奏を聴いて妹が「あっタッチ!」とのたまった(笑)違うし。この管楽器の、アンサンブルというかこういうのが目立つ曲はやっぱり管を吹いている私にとってはたまんないんですよ。途中のスウィングが入るところもなんともいえなかった!かなりステキ過ぎました。もう。一曲中での同じメロディーが表情を変えていくとおりにも演出されるってのは魅力的ですよね。
この曲もスウィングぽいところと普通のところが交じり合う、かっこいい曲。沖さんソロとホーン隊掛け合いが、かっこよかった。ホーンのみんながね、同じ動きをするというところが私にとってはやられポイントなんですけどもね。沖さん超絶技巧ソロだ。すごい。遠くで見ていてもよくわかんないけど、手元を見ると髪の動きのように見える。なぜ。
出ました!SKA JEAK!!(このライブの時は知らなかったんですけど)ルイヴォーカルの曲をチバがカヴァー。谷中氏の比じゃないしわがれかすれ声叫びまくり!ちょっと病的。この狂いっぷりがいい気がする。この曲はこのライブで始めて知って急いでコンピ買いました。歌詞といい、「う!は!」という叫びといい、スカパラに歌があるのもいいかもしれないです。
「チバユウスケ!」という冷牟田さんの紹介の後、「はろ~」と言ったきり、ふらふら。「何かしゃべったほうがいいの?」(笑)「横浜アリーナ四年ぶりなんです」…これはミッシェルの話かしら?「んじゃカナリヤ、鳴いちゃってくれい!」
かなりアップテンポで、クールクールクール!ちょっとチバさんがダークな感じなので、この雰囲気、バンドセット(?名称わからん)はそのままに、チバ+バックバンドって雰囲気。このテンポだと結構踊るのに大変なんですよね(笑)リズム感はなくないのに、体力がない。はぁ。この曲後半部で転調して、音が上がる。その、なんていうか、ちょっと歌謡曲ちっくなところがまた好き。
チバ氏退場後の一曲目は、この曲。あくまでも、バンドセットでクールに。ホーン隊のユニゾンのメロディーで魅せる。最初はNARGOのハイトーンソロから、沖さんのブレイク、そしてホーン隊が前に出てくる!あぁあもう!
「・・・みんな、盛り上がってる?」との声でアコーディオンを手に沖さんがひとり現れました。この曲をするときは、かならず「一枚目のアルバム、『スカパラ登場』に入っている「君と僕」を聞いてください」とのアナウンス。初めての生「君と僕」だったんですよ~。私はこのとき客席で泣きそうになっていました。ホント。あまりの感動で。この曲だけは後ろで聴いてて良かったと思いました。ワンフレーズごとに沖さんの満面の笑みがスクリーンに映し出されていたんです。ホントにホントに幸せでした。沖さんありがとう。最後の方でホーン隊登場。きれいな和音で「君と僕」に彩を添えてくれていました。
来ました、GAMOさんの見せ場「そ~~~~~~~~~~~うる、ぐろうる」(笑)この曲のメロディー部分では、ではゆらゆらと両手を上に挙げて振る人が多かったです。楽しいのよ。そして、めったに見られない(?)バリトン谷中andトロンボーン北原のツーショット。ああぁ、この低音のセッションもうやられまくりですホント。
色を使っていない、白い照明で始まったこの曲は、また、ホーン隊が一列に並んで、動かずに魅せる、というコンセプトの曲です。(おそらく)はじける曲とクールなこういう曲を交互に持ってくるからこそ、スカパラの魅力が引き立つっていうか。だって、GAMOさんだって、いつもわーわー動いてばかりじゃねぇ。渋い。渋いソロ。フェロモンていうかホルモンていうかいろんなものが出ている気がします。
よしきた!この曲は別名「加藤祭」!!加藤君が前面に出てくる曲。ホントいやぁ加藤くん。いつも思うんですけども、ギターの前のボタンを止めないから、ギターにジャケットが掛かって、弾きにくそうにしているじゃないの。とめればいいのに。そしてこの曲では冷牟田さんも真ん中でギターを弾いています。加藤くん飛び跳ねまくり。このDVDでは加藤くんのアップってめったにないんだけどね、でも、こういうところで加藤くんにやられるわけです。なんつってもめんくいだから(爆)。やらし~よね~。
冷牟田さんのアジがかなり光る曲。全曲通して実はこの曲ベースがかなりおいしいと思う。そして途中の拍手(?)ポイントもかなりいい。「行くところもなく、吹き抜けの廊下で、俺は真実を探し求めている」の冷牟田さんのかっこいいことといったらもう!アルト吹いてる時も、ギター弾いてるときもいいけど、私個人的にはアジ役の冷牟田さんが好きなんですわ。後半には谷中ソロが。だから低音にはやられるんだってばよ!あ~マジでスカパラかっこいいよ。と、この曲でもやっぱ思う。男気。
2002年ツアーのタイトルとなっていたこの曲、ツアー中聴いたのはホントGAMOさんが走り回って、ためてためてみんなの完成の中「SKA!!」って叫んでいたんですけれど、横アリでは本当にシンプルだった。欣ちゃん一人のスポットで、シンプルにドラムソロ。暗闇でGAMOさんがチキチキ叫んでいて、・・・「SKA!!」
スカホリの「SKA」コールと同時にステージにはスポットが!来ました奥田民生!待ってました!白ジャケット(ポケットに黒いふたがついているところがちょっとNARGOのに似ています)に豆絞りみたいな水玉のシャツ。サングラス。ちょっと茶髪で…なんつうか、GAMOさんに似てないか!?いやぁ、タミオはふらふらってしていて力が抜けているように見えて、歌うとパワフルなんだよね。すき。途中のNARGO民生とのセッション!?掛け合いがかなりステキだった。ああぁ、これ見るとトランペットオイシイと思うよなぁ。
今回のMCは谷中氏。「やるんすか!?」売り言葉に買い言葉みたいに始まった…なんて、「おれ悪者みたいじゃないSKA!?」はははっ。なんだか、谷中氏の変なオトコ度がUPしている気が…(汗)嗄れ声だしなぁ。
さて、ついに歌モノ三部作、完結編。きっとスカパライブ初参戦の人も多かったこの日、会場全員が(おそらく)知っていたと思われる一曲。楽しかったなぁ。この曲ではGAMOさんのソプラノサックスがかなり光ります。私もサックス吹きの端くれとして、あの音色は真似したい!ホント惚れ惚れする美しさ。そして、はじめさんのコーラス。民生の後ろに写る美しい顔☆いやぁステキ。
奥田民生もいなくなって、さてさてスカパラスペシャルライブラストスパート!って感じの一発目。ホーン隊もNARGOと北原さんのみになって、GAMOさんも谷中も歌う歌う走る走る!私、こういうみんなで歌うたってはじける系結構好きなんですよ。踊りまくれるし。この曲で、中央でアジってる冷牟田さんがホント楽しそうで良かった。も~
NARGOがピアニカ持ったら…?そう、お約束の「SKA ME CRAZY」!この曲も大好きな一曲。この曲でははじめさんもまえにでてきてうおどりまくり!いやん、GAMOさんとNARGOがステージ左前で楽しく足踏み☆そして会場全員でジャンプジャンプ!!も~ここまでですでに2時間踊っているけど、でもでも負けずにジャンプジャンプ!沖さんの「らららら~ら~ら~」には大爆笑でした(笑)
マジか!?まだ行くか!?って感じでとどめのモンスターロック。冷牟田さんのビームが出たら、そこから始まるホーン隊のメロディー。それに続く沖さんソロは、これまたお約束の「キーボードお抱え奏法!」加藤くんのギターソロに続き、ホーン隊はひな壇上部で踊り狂う!冷牟田さんはマイクをぐるぐる!ああ~もう、体も壊れそう!だけど楽しい!モンスターロックのホーン隊のかっこよさにはいつもいつも鼻血が出そうになります。冷牟田さんの「東京スカパラダイスオーケストラ!」で、一旦終演。メンバーは「ありがと~」「サンキュー」の声とともに去ってゆきました。
さてさてアンコール。今回のアンコールは、全然衣装が変わっておりません。誰一人ジャケット脱いでいない!…ここへ来てまだNARGOのトランペットソロが冴え渡る。すごい、すごすぎる。そしてGAMOさんソロ。ああもう、いつ見てもステキで…モンスターロックではじけた後にまたこの雰囲気。さすがスカパラ。
「礼儀を持って、遠慮を捨てろ!今日という日は一日しかない!ここにいるのも、もう二度とない体験だ!スカパラのライブは、体験だ!その体験を一緒にできて本当に嬉しい!ただの楽しさじゃなくて、人生を変える楽しさを目指してる!また遊びに来いよな!」・・・そういって、谷中氏は眼を潤ませながら、微笑んだ。ああ~もう、何がいいって、これよ!この大画面の笑顔に、私は惚れ直したのですわ(笑)メンバー紹介!はじめさん、欣ちゃん、沖さん、加藤くん、NARGO、北原さん、GAMOさん、谷中さん、ていう順番。…でゲストは、
谷中さん、最初「おくだ…」って言いかけて「田島貴男~!!」ってごまかした。いや、知ってますよ。気づきましたよそれくらい(笑)田島さんは一回目の登場で持っていた羽は取り外して登場。この曲は川上さんのベースソロがステキだったなぁ。田島さんて、はじけたオジサマだわ…あの動き。なんかかくかくしているし、超楽しい。ていうか谷中氏ってば、一回目で間違えたからか「田島貴男~」って言いすぎだ(笑)
ゲスト二人目のチバユウスケ。ROCKテイストの強いこの局。あ~なんか今まで誰もジャケット脱がなかったのに、チバ、半分脱ぎかけてるよ~(苦笑)後半のヴォーカルの裏で吹いているバリトンサックスのメロディー(裏メロ?)がかなりステキだった!やっぱね、低音フェチの私としては、そういうのやられると弱いわけっすよ。はふう。
民生は何を歌うかと思いきや、「ジャングルブギ」だよ~!!きゃああ!シャツは豆絞り柄じゃなくなっているけれども。ああ~ジャングルブギ。ウワオワオワオ~!これをライブで叫べる日が来るなんて!ギムラ氏がこの世にいた時は私はスカパラをほとんど知らなかったので…後から知ったこの曲をここで!なんか感動しました!最後の叫びも最高!民生サイコウ!
二回目のアンコールは、すばらすぃ~!夢の13人でのセッション!そして曲はなんとスキャラバン!!!北原さんがスーザホンを抱えて登場!あとから現れたゲストたちも、三者三様の楽器をもって現れました!田島貴男はテナーサックス!「これだけテナーサックスの似合うオトコもいないよ」(笑)チバユウスケは「SKA]の文字の入ったドラム缶!そして奥田民生はギター!ああもう、こんなスペシャルライブってないよな!客電も全開で、ここにきて汗だくの汚い顔をさらす羽目に(笑)でもいいの!これでホントにホントに最後だから、がんばる。すげぇ、田島さん、か~なり、うまいっつうの!ていうか加藤くんもうすでにギター持たずにおどってますけど…。はぁもう、かなりはじけた。ステージ上も会場も。1万3千人の総モンキー!かなりすごい、すごかった。大興奮のまま、終わりました。
2003.1.18 UP