たまようかんのお気楽生活

たまようかんのお気楽生活

う~む、な事ども


しかし、大きいのが好きだからといって、なんでも喜んでできるか?
そりゃ無理というもんでしょ~。

ワタシは、大きいのは好きだ。
しかし、尿がついたズボンは嫌いだ。
大きいのに恋でもしてりゃ~、臭いも嬉しいのかも知れん。
が、それは、ワタシには絶対にない。
そういうこととかを書いてみたい。


1.まず、着替え
大きいのは立位、一本杖歩行はできるが、床にべた座りしてしまうと立てない。
したがって、ズボンやらパンツの着替えは手伝わねばならん。
で、毎朝、毎晩、大きいのの局部にお目にかかる。
見ようとしなくても、目に入ってくる。
視野に入れば、やっぱ見てしまう(笑)。
いいのか?しかたない。見てはいかんだろう。あら、また見てしまった(笑)の繰り返し。
ちなみに、大きいのは見られてもへっちゃらそうである。
なぜだ?(笑)。
朝、たまに濡れたズボンとリハパンツが脱ぎ捨ててあったりする。
もちろん、そういうときは下半身すっぽんぽんでベッドに入っている。
誰かが起きてくる前にパンツだけは穿いていただくが、そういうときは更に度アップでアレにお目もじするはめになる。
いいのか?う~む。
そんなワタシに、中さまから「家族全員のちんちんを見たオンナ」との称号を贈られた。
これで、堂々と見てもいいらしい。

2.トイレ掃除やら床掃除やら
大きいのは、自分で歩いてトイレに行く。
が、問題は行くまでの道のりでほとんどが出ちゃうようになったことにある。
リハビリパンツを穿いてくれるまで、彼が家にいる日は、一日中床とトイレを掃除していたものだった。
大きいのに「早めに(トイレに)行くのはいかに?」と聞いたところ、大変楽しそうに「それでも出ちゃうんだよ♪」とのこと。
う~む…。出ちゃうかぁ…「うん♪困ったもんだな~♪はっはっは!」と更に明るく笑い飛ばす。
その場は一緒に大笑いするが、あとではたと気づく。
また、やられちゃったよ!掃除すんのワタシやん(笑)。
ちなみにワタシは、家事の中で掃除が一番嫌いだ。
リハビリパンツは、「まだいいよ~。」と敬遠していたのだが、試しに”これ、50代の尿漏れの人が使うやつだから、じゃーって出たら間に合わないよ」といって見せたら穿いてくれた。
それ以降、ずっと穿いてくれている。
《50代の人用》というのは、いいマジカルワードだった。
さすが!ワタシ!(笑)


3.せん妄とか幻視とか
眠くなると出る。これは確実。
あと疲れていて朦朧としているときなども起こる。
でも、これは大きいのの場合、たいして問題にはならん。
常にご機嫌さんなので(笑)。
同じ症状を調べると、”虫が出たと叫ぶおびえる”などと書かれている。
確かに、大きいのも虫は見えたりする。
だが、声を荒げることは滅多になく、脅えている姿はみたことがない。
概ねじ~っと穴の開くほど見て、ワタシがきた時に処理させればいいと思っているご様子。
ま、虫がついてるように見える物品を部屋から出しちゃえば、一件落着。
行ってないはずのどっかに行った話は、とりあえず聞く。
いない人がいる場合には、まず「帰った」と伝える。
気配があった場合には、すみやかにお帰り願う(ってか強制退出(笑))。
昨日の話が食い違ってきたときには、あいづちを打ちつつ、話を整理する。
それでわかることもある。だめなときは、受け流す(笑)。
せん妄じゃない話は、聞きつつ一緒に愉しむ♪
ま、そんなとこか。


4.塩分とカロリーのこと
これが一番困っている。
心臓肥大、動脈硬化、高脂血症があるため、カロリーは一日1200~1300kcalと言われている。塩分制限もして欲しいとの医療側からの話あり。
カロリーブックと塩分量の本を買ってみたものの、この二つは相反するんである。
薄味のものは、冷めると味がぼやける(笑)。
酸味、すっぱみで乗り切れるが、味がワンパターンになる。
うちでうす味の食事ばかりなので、たまに外食すると異様にのどが渇く。
家族は誰も料理へ文句は言わないが、以上の問題への対応策はみつからない(笑)。
誰かこういう場合の献立とレシピを教えてくだされ~。



とりあえず書いてはみたが、やっぱあんまり深刻じゃないなあ(笑)。
                             2008.3.7記



追記(2008.6.26)
 今日はかなりあっちに往っちゃってます。
 ワタシのことは、何だか知らないけれどお世話をしてくれるオバサンだと思っています。
 いつかこういう日が来るとは思っていたけれど、現実にこうなると結構さみしいなあ…。


2008.10.16記の「う~む」な話
 もう、転院しちゃったが、9日まで大きいのは脳出血で急性期病院に入院してた。
 で、途中からPT/OTのリハが入ったんだけど、PTさんとOTさんに対する態度が全然違う。
 PTさんが来ると、眠くてもちゃんと起きてよいお返事をし、車椅子に乗せてもらう。
 一方、OTさんには「向こう行け」を意味する息をふっと吹きかけるのや、ぐーで顔面パンチをくらわそうとする。
 (ま、筋力落ちてますし、ぐーで殴ったとしてもぺちんって感じで痛くもなんともないんですが)
 んでもって、話しかけられても完全に無視する。
 ベッドから車椅子への移動も全く応じない。
 どちらも女性。何がどうしてこう態度が違うのやら...。

 それでも、OTさんはがんばってくださり、おかげで箸を使って1~2回は食べ物を口に運べるようになった。おお!素晴らしい!!!
 (ちなみに彼女がいるときには絶対にしない。)

 後でHちゃんと話したのだが、どうも大きいのはHちゃんとOTのセンセイを混同していたように思う。
 ほんわかした優しい雰囲気がちょっと似てるのだ。
 だから、二人が揃うと驚いて顔を見比べていたらしい(笑)。
 で、もうひとつ。
 大きいのは、「メンクイ」。
 PTのセンセイは、腕もいいが、きりっとしたかなりの美人!
 実はワタシ、大きいのが内科病棟のエビちゃん似のNrs.の手を握り、「また来て下さい♪」とはっきりした声で言い、
 握った手を離さなかったという場面を目撃している。

 その看護師さんやらPTさんやらべっぴんとお別れしたくないのか、大きいのは転院を渋っているように見受けられた。
 で、奥の手で大きいのへの転院たたみかけ作戦を開始。
 「おとーさん、美人が好きだよね~♪」の話しかけに蕩ける笑顔でうなづく大きいの。
 「じゃあさ~、次の病院はどんな美人の看護師さんがいるのかなあ?」
 「楽しみだねえ♪」
 呪文のようにこの会話をくり返し、大きいのは転院する気満々に変身した(笑)。(←越後屋、ヌシも悪じゃの~(笑))
 ま、そんなこんなで転院して今に至る。
 大きいのは、転院先でもやっぱりうっとりと「為すがまま男くん」の毎日を送っている。

 ん~、でもね、言い訳がましいけどね、病棟婦長さんが男性だってワタシも知らなかったんだよ~。
 ほんとに知らなかったんだってば~(笑)。


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