たまようかんのお気楽生活

たまようかんのお気楽生活

やっぱり一緒がいい!



実は先週末、大きいのは動けなくなった。
朝から起きれない。
いすに座るとずり落ちる。
声をかけりゃ~返事はするが、どうもわかってない。

その日は、義妹とその子どもたちが来ていた。
で、何とか薬を飲んでもらい、寝かせておいた。
朝は、バイアスピリンがあるので飲んでもらわないと困るのだ。
そして夜はワーファリンがあるので、これまた飲んでもらわないと困る。
で、午後になってトイレのために起こしてみる。
脱水になってもやっぱり困るんで、水とウイダーインを飲ませてみる。

体幹がぐにゃりんこ。
支えすわりができない。
中さまと救急外来に連れていくことにした。

車椅子に乗せてバックで玄関を出て、階段を二人でおろす。
大きいの+車椅子は結構重くて、降ろしきる直前に中さまを轢いてしまった。
(すまん(笑))

で、救急外来に着いて血圧など見てもらうが、いつもとおんなじ(笑)。
意識もはっきりしてきて、おいおい(笑)。
で、一応検査してもらい、連れて帰るかと思っていたら
あにはからんや~!
血糖が300超え!
げげん!空腹のはずなんだけど~(汗)。
Dr.の説明を聞いた後、思わず「それは糖尿病ってことですか?!」と質問してしまった。

で、めでたく検査入院。
翌日、日曜に行くとあっちに行きかけている。
ありゃ~ん、ここではまずいのよ~。
で、月曜日、案の定行っちゃってた(笑)。
点滴を引っこ抜き、ベッド柵を乗り越え、杖なしで歩き回っていたという。
で、
「危険なので今晩もそうならば、お電話しますので付き添ってください。」
と決まったばかりの主治医に言われる。
し~か~も!
「歩けないとの事でしたが、歩いてますし、整形的にも異常なしです。
血糖値は100に下がりました。血糖をコントロールするお薬を出します。それで明日にでも退院を。」
だとのこと。
なんだよ~!もう一晩くらい診てくれよ~。
今日退院したいくらいなのに、そっちが早くて明日って言ってるんやん。
と思いつつ、昼食に付き添う。
も~、大きいのご機嫌さんでしゃべくりまくり(笑)。
今回は韓国ではなく、自動車工場にいるんだと思っている。
ナースを見ては
「えらいね~!○○自動車の人はよく働くんだよな~!」と絶賛。
ほ~ほ~、そうけ~(笑)。

飯食った大きいのをナースに任せ、今晩の手配に入る。
小さいのは義妹宅にお願いした。
夕方送っていき、翌朝6時に迎えに行くことにした。
送る途中、マックで夕飯を買う。
すると、ハッピーセットのおまけがNARUTOグッズだった。
小さいの迷わず「らせんがん」を選ぶ。
しばし車中で、「らせんがぁ~んっ!」とふたりで絶叫しあう。
もっといいことに、カードのおまけはワタシが大好きな「かかし先生」♪
すると小さいのが「かーさん、それあげるよ。」
え?え?いいの?
「うん、かーさん、かかし先生好きでしょ♪」
やたっ!やったぁ~!
ありがと!ありがと!お前はなんていいやつだ~っ!

その後、渋滞してるのにするっと道に入れてもらえる。
ああ、なんて優しいドライバーさんなんでしょ~!
うを~っ!かーさんは猛烈に嬉しいっ!
と二人で踊りださんばかりの勢いで、義妹宅に到着。
小さいのを預け、すぐに帰る。

小一時間で帰宅。
呼ばれそうにないが、とりあえず準備する。
中さまの夕飯に、親子丼と納豆とおみおつけなどを用意。
ご飯も研いで、もう完璧さ~。
で、風呂も沸かして、連絡あるまでゲーム三昧することにした。

携帯が鳴って、中さまを迎えに出たのが12時ごろ。
結局、呼ばれなんだ(笑)。
やっぱりな~(笑)。
帰る前に大きいのに、危ないから今日は静かに寝ててねって言っといたんだもんね~。

今朝、無事に小さいのを連れ帰り、学校へ送り出す。

そして、お迎えに行ってきた。
さ~帰ろう~!というワタシに
「えぇ?帰んのかよ?!」と驚く大きいの。
何ゆうてんにや、昨日は帰るってゆうとったがな(苦笑)。
うん、帰るよ~。かえろ、かえろ、おうちに帰ろう~♪
義妹も電車で退院手続きの手伝いにきてくれた。
荷物が多かったし、すっごくありがたかった。
うちに帰ってから、大きいのに昼食をとらせ、義妹とワタシで遅い昼食をとった。

義妹が帰宅してしばらくたつと、次第に大きいのが戻ってきた!
病院にいたことを説明。
いちいち、驚く大きいの(笑)。
そりゃびっくりするよな。
でも、ワタシの方がびっくりよ~(爆)。
で、寝る前に
「たまよちゃん、世話かけたな~。ゆっくり休めよ。」
と言い、夢の中へ。←この夢がまた現実生活では厄介でもある(笑)。

明日はデイサービス。
大きいのは今度は何を見て、何を教えてくれるのか楽しみ♪

とりあえず、帰宅して家族が定位置にいるのが心地いい~!
やっぱり色々あっても一緒が一番だわ~。

平成20年3月18日記(ちなみにワタシは今日44歳になりました(笑))



その2.

今朝様子を見に行ったら、大きいの床にべた座りして寝ていた。
ありゃまあ…。
自分でトイレに行こうとして失敗したため、着替えようとがんばった結果らしい。
床も本人もびたびた。

ワタシひとりではこの状態から立ち上がらせるのはちょいと危険かも。
多分、平衡感覚は更に落ちているから、ぐらついたときに大きいのの全体重がかかってくる。
二人でこけたらしゃれにならん(笑)。
ふたりで朝から尿まみれになるのはごめんだ~。

で、中さまを呼ぶ。
立ち上がらせてもらい、身体を拭いて着替えさせて後始末をする。
やっぱり、男性の力は頼りになる。
が、気は利かない(笑)。
床をごしごししている私を尻目に下半身パンツのままの大きいのをベッドに座らせて行ってしまう。
おいおい…(笑)。
これから出勤だからかねえ。

明け方から、どれくらい座っていたんだか…。
こういうとき、大きいのは決して誰も呼ばない。
せん妄状態のときは頻繁に呼ぶんだけどなあ。
現実に居る意識がはっきりしてるんだろうな。

でもって、着替えさせて椅子に座らせてカフェオレを飲んでもらう。
椅子に座ったら、こっくりこっくりし始める。
朝の薬だけ、がんばって飲んでもらってベッドに寝かせる。
あっという間に、すぅすぅと寝息を立てる。
子供みたいな顔をしてる。

中さまが出勤した後、大きいのは自力で起きてきてトイレに行った。
出てくるのを待って、部屋まで10歩ほどの道のりを介助する。
今日は、立ってるのもしんどそう。
トイレのドアにもたれかかり、”かろうじて立っています”状態。
だが、本人は「座ってても大丈夫だよ♪」とのこと。
椅子に座ってても寝始めちゃうだろうし、ずり落ちても困るので、またベッドに横になってもらう。

介助して座らせると、ベッドの手すりにもたれかかった大きいのが私を見る。
思わず見返すと、こう言う。
「たまよちゃん、生きてるってのは愉しいもんだね。」
にっこりして、更に大きいのを見るとこう言う。
「うん、生きてるってのは愉しいなって思うよ。」

その言葉に、身体が総毛立った。
すごい。
身体がどんどん動かなくなりつつあっても、心臓がこんにぱくぱくしてても、いつ何が起きてもおかしくない状態であっても、人間は「愉しむ」ために生まれてきているんだということを彼は知っている。
そして、生きることを選び愉しんでいる。

ワタシはそれを視たいがために、大きいのと一緒にいるのかもしれないなあ。



2008.4.1.記 夕べから、ヒーラーでいることを選んで良かった♪と思うことばかり!



その3.
 4月の25日、朝6時半。
 「おおぉい!ままぁ~!」と呼ばれる。
 どうした?どうした?
 急いで下に行くと、トイレの中でパジャマ姿の大きいのが、便器に腰掛けぐんにゃりしている。
 あちゃ~…。上半身を支えるが、何せ重い。
 二階に向かって、叫ぶ。
 「○也(中さま)く~ん!来て~~っ!」
 中さまに大きいのを支えてもらい、すぐに救急車を呼ぶ。
 状況説明やら、既往歴やらを伝え、5分後に到着するとのこと。

 急いで身支度をして気づく。
 げっ!今日PTAの新旧理事会で引き継ぎやんけ…。
 だめだ。今日は中さまに救急車に乗ってもらおう。

 そういうわけで、いつものごとくいつもの病院へ(毎回、病院側がOKを出してくれることがスゴイよなあ)。

 で、小さいのを送り出し、他の役員さんに電話連絡し、引継ぎ資料を三役さんの家まで届け、病院へ向かう。
 途中、気づいて義妹へ電話連絡。(入院する場合は、保証人がもうひとり必要で、署名捺印をもらわねばならんのだ)

 連絡した皆様に気遣われ、病院へ到着。
 救急外来待合室で中さまに合流。
 すると、中さま、とっても困った笑顔で
 「あのね、もう大丈夫なの。」という。
 話を聞くと、四肢も動き、意識も清明、MRIの結果、新しい梗塞もなしとのこと。
 とりあえずは、点滴を打って神経内科外来へ行ってくださいとのこと。
 どうも救急車での搬送中に血栓が流れたんじゃないか?とのこと。

 ま、そんなわけで夕方までに連れ帰る。
 めでたしめでたし♪


 そして翌週、4月30日。
 この日は、心臓血管外科の再診日。
 車椅子をトランクに入れ、いつものごとく血液検査と診察に行く。
 結果、3月に比べ糖尿病は改善しているとのこと。
 ほっ♪
 Dr.からは、心房細動があるからこういうことは頻繁に起こりうるでしょう、とのお話があった。

 その日の午後に、玄関の階段に簡易スロープをつける件で業者さんとケアマネさんがいらっしゃる。
 簡易スロープは、あったほうがよさ気なので借りた。

 で、盛りだくさんの一日だったためか、夜まで結構幻視が続いた。
 面白いことに、ワタシが部屋に入ると現実視になる。
 それまで人に見えていたものが、布団やただの帽子に戻るらしい(笑)。
 ただ、「おぉい!まま~!」と呼ばれていくとベッドを指差し
 「そこにたまよちゃんが寝てるんだよ~♪」と言われたときには驚いた(笑)。
 んじゃ、ここにいるワタシは誰なんだ~~~?くすん(笑)。
 ワタシが部屋に行った途端、寝ていたたまよちゃんは霧のように消えうせるらしい。
 むしろそうでないと困る。
 自分のドッペルゲンガーと目が合うと、両方の存在が消えちゃうって何かで読んだ記憶がある(笑)。
 ワタシは消えるのは嫌だ(笑)。

 その日の夜。
 リハパンツを脱がせたところ、ワタシの親指ほどの大きさの鮮血がついている。
 にゅ~?
 痛い?と聞くと「痛くない♪」とのこと。
 非常に失礼ながら、局部を観察。
 外傷ではないみたいだけど~。
 む~~~~。どうするかなあ…。

 翌朝の着替えで、また同じようなものを発見。
 中さまに言うと、ネットで検索してくれて「泌尿器科と内科があるところがいいんじゃないか?」と教えてくれる。
 む~~~。腎臓の毛細血管でも切れたかなあ…。
 血管ぼろぼろだし、ワーファリンとバイアスピリン飲んでるしな~。
 近くの泌尿器科でもいいんだが、やっぱりいつもの総合病院かなあ。
 でも、混むのよね~。


 結局二連チャンで、いつもの病院へ向かう。
 泌尿器科外来は初診のため、カルテを作ってもらい外来へ向かう。
 ネットですんごく混んでいる日だと調べてあったので、一日仕事を覚悟する。
 やっぱりすんごく混んでいた。
 混み混みの待合室に車椅子で入ることはあきらめ、廊下で待つ。
 最初は立っていたが、しんどくなってきたのでヤンキー座りをしたりしてみる(笑)。
 そのうち、待ちすぎて眠くなる(笑)。
 かといって眠れないので、車椅子の大きいのの膝に頭を乗せるまねをして
 眠くなっちゃった~(笑)「そ~かそ~か♪寝ていいぞ♪」
 などと二人で遊んでいたのだが、周囲の目が集中するのでそれもあきらめる(笑)。
 (みんな、よくじっと待っているもんだ)
 遊べなくなった私たちだが、その後やたらと人に話しかけられ、けらけら笑って話しているうちに順番が来た。

 尿検査の結果、血尿は認められないが、白血球値が高い。
 要は、おしっこの中に雑菌がうよんうよんしているとのこと。
 抗生剤の注射と、薬をもらうことになった。
 局部はただれてもいないし、外傷もないとのこと。
 とりあえずひと安心。

 こうやって、大きいののフェニックス外伝は続いていくのね~(笑)。


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