夜桜亭~月光店~

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夜の花と君の影

※おじさん×2がイチャついています苦手な方はブラウザでバックしてください。


            夜の花と君の影

                               京楽×浮竹


「風流だねぇ~。」
「ああ」
その日、精霊廷恒例の花火大会だった。冷酒を片手に二人は花火を眺めていた。




「夜風が気持ちいね。うん、格別だね君と見るのは」
「京楽は何故そう言うことを言うんだ」
浮竹は頬を赤らめ冷酒に手を伸ばした。
「君が好きだから言うんだ」
冷酒に伸ばした浮竹の手をつかみそっと体ごと引き寄せた。
「やっ、やめろよ。京楽っ」
「二人きりなんだから「京楽」はやめてくれよ。寂しくなるなぁ。何故だろう」
引き寄せた体を京楽は包み込んだ。
「十四郎、僕は君と居ると落ち着くんだ。何故なんだろう?」
「きっと、俺がお前に心配ばかりをかけているからだろ。すまない、いつもいつも・・」





二人はしばらく寄り添っていた。花火の音が、夜空に響いていてその音だけが聞えていた。
「十四郎、きっとそれは君の思い込みじゃないか?」
「そんなことはない。いつも心配かけているのは事実だ」
「いや違うんじゃないかな。僕が君を好いているから、僕は落ち着くんだよ」
「っ・・・。又そう言うことを」
浮竹は頬を染めると、恥ずかしそうに京楽から顔をそむけた。
「照れる君も好きだよ」
「っ・・・。うるさい」
さらに赤くなっている事は自分でもわかるようだ。
「十四郎」
「何だ?」
振り向いた瞬間に、最後の花火なのか大きな花火があがった。
花火で出来た二人の影は重なり合った。

「春水、俺もお前が好きらしい」
「知ってるよ。ずーっと前からね」
京楽はフッと笑うと頬染めている浮竹に口づけをした。




                                  完





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