早朝膏血圧について・・・産経新聞記事から
◇朝方に多い心筋梗塞、脳卒中 早朝高血圧が危険のシグナル！
他の時間帯に比べ発生率は約４，５割増に持続効果のある高圧剤の服用を
働きざかりの人を突然、襲うのが、高血圧から引き起こされる心筋梗塞や脳卒中だ。そのシグナルとして注目しなくてはいけないのが〈早朝血圧値〉である。
血圧は１日中安定しているわけではない。１日の血圧を測定すると、７～８割の人が朝方に最も血圧が高くなる。実際に、心筋梗塞などは午前６時から正午の間に起きることが多いというから怖い。 日本大学医学部・久代登志男助教授は「他の時間帯に比べると、急性心筋梗塞は約４割増、突然死は約２割増、脳卒中は５割増になっています」と説明する。
これを防ぐためには早朝血圧値を下げることが必要と考えられる。ところが、外来の血圧のみでは、正確な早朝血圧値をつかむことが難しい。病院で測定すると緊張のため血圧が上がることがある。来院前に降圧薬を飲んできた人の場合は低めの数値が出ることもある。
久代助教授は自宅で測定することを勧める。寒いと血圧が上がるので室温を22度に設定。毎日一定の時間に座った状態で自動血圧計を使って測る。２～３回測って平均値を出すと安定した血圧値がつかめる。１３５／８５mmＨｇ超えていたら要注意。「これを１カ月続け、そのデータを医師に見せて、治療法を相談してください。例えば、早朝血圧が高い人は長く効く薬に変えたり投与する時間を変えるという方法もあります。そういうコミュニケーションの取れる主治医を選ぶことが大切です｣降圧薬を飲んでいても、血圧をコントロールするのは難しい。１週間に一度は飲み忘れる人が多いし、日曜日は朝食が遅いため薬を飲むのがお昼近くになる人もいる。また、24時間以上持続効果のない薬の場合は、早朝血圧がコントロールできない。
「そういうことを考えると、安定して効く薬が必要になります。36時間以上、降圧の持続効果がある降圧薬を使うと、朝方の血圧をコントロールしやすくなります」
テルミサルタンのような、持続効果の長い薬が有用な可能性が高い。高血圧になりやすいのは酒を飲み過ぎる人や太った人。高血圧に高血糖、高コレステロール、高い中性脂肪という条件が加わると、心筋梗塞のリスクはさらに大きくなる。 とりあえず早朝血圧値を測ってみよう。あなたの早朝血圧値は赤信号を発していないか
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