ユウくんとユキちゃんの成長日記

ユウが生まれるまで

結婚してから４年。２人で遊び歩いてきました。
それはそれで、とても楽しかったし、いいことだと思いました。

もともと生理不順で、基礎体温をつけても、高低差がはっきりせず、
学生時代から何回か産婦人科に通ったことがありました。
でも、結婚もし、子供がほしいと思うようになり、
ちゃんと調べてみたい、と思い、
数年前、近くの総合病院の産婦人科に行きました。

けれど、流れ作業のひとコマのような診察に思えて、
自分には合わなかったので数回の通院でやめてしまいました。

子供のいない生活も、ありかなぁ、と考えるようにもなりました。

それからしばらく、
子供づれの家族を見るにつけうらやましく（時に疎ましく）見ていました。

その後も、子供には恵まれず、自然に任せて･･･とはいうものの、
周囲からのプレッシャーや、自分の年齢なども考えて、
きちんと検査して産めるのか、産めないのかを確認しようと思い、
今度は近くの個人医院に通うことにしました。

検査してもらうと、ホルモンバランスが悪く
ＰＣＯＳ（多のう胞卵巣）と言う結果が出ました。
その結果を踏まえ、
「不妊治療」をすることにしました。

検査や治療としては、
卵管造影検査（痛かったー）、黄体検査、抗精子検査、ｈＭＧ注射などがありました。

注射を始めてから２ヶ月弱（この頃はほぼ毎日接種していた）、
お腹が張り出し、ゴールデンウイークの後、
臨月のようなお腹で身動きできなくなり、入院。
ＯＨＳＳ（卵巣過剰刺激症候群）とのこと。
でもそこで、妊娠が確認できました。素直に、うれしかった。

退院、自宅療養の後、職場に復帰し、
七夕の日に母子手帳をもらいに行きました。

里帰り出産をすることにし、４ヶ月を目前に実家近くの産院へ転院。
転院後初めて診察を受けた翌日に実家で出血。
あわてて産院に電話し、診察してもらい、ポリープも切除してもらいました。
その日は祝日、海の日でした。翌日、切迫流産で入院しました。

退院、自宅療養の後、再び職場復帰。
その後は特にトラブルもなく、順調に成長していきました。

１１月中旬から産休に入り、新年を迎えて実家に里帰りしました。

実家に帰り、動かない私に業を煮やしたのか、
実母が事あるごとに散歩に誘ってくれ、天気のいい日は１時間以上散歩していました。
今年は積雪も少なく（というか無く）、散歩がたくさんできました。

診察も週に１回となり、成長も順調、ＮＳＴも終え、
後はいつうまれてもいいですよーといわれましたが初産だし、
実母も予定日を過ぎて私を生んだのでのんびり構えていました。

予定日より１０日早い１月２３日。午前０時過ぎ、出血がありました。
不定期ながら下腹痛もあり、前駆陣痛？？？と思い病院に電話。
前駆陣痛でしょう。初産婦だから数日中におめでたですね。といわれ、
陣痛が定期的になったら連絡するように言われました。
その後も不定期な下腹が続き、とうとう眠れぬまま朝を迎えました。

朝６時頃、居間に行き朝ごはんを食べ始めるが、下腹痛の間隔が急に短くなり、
痛みもきつくなってきた。
母が一生懸命背中をさすってくれ、その合間に病院に電話。
その頃には５分間隔程度になり、これから病院に来るよう言われる。
寝ていた実父を起こし、ダンナに「これから病院に行く」とメールを打ち、
まとめておいた荷物とともに病院へ向かう。
その日はちょうど大雪で町中の道路は雪でわだちができて渋滞。
いつもなら５分で着くところが、１５分かかる。
車の中で生まれたらどうしよう～と思いながら必死に下腹痛をこらえる。
７時１５分頃病院につき、助産師さんから診てもらうと
子宮口が３センチ開いているとの事。
陣痛室がふさがっていたため、直接分娩室へ入る。
服を着替え、モニターをつける前にトイレに行った所そこで破水。
支えられて分娩室に戻りモニターをつけ、いよいよ出産準備。
ダンナに連絡を取ろうにも母が携帯を使えないので、痛みの合間にダイヤルをし、
母から「生まれるからすぐ来るように」と連絡してもらう。
ぎりぎりまで母が付いていてくれたが、いよいよ出産となり、母も分娩室の外へ。

痛い～痛い～と叫びつつも助産師さんにどんな状況ですか？と聞いたり、
鏡で見ることはできますか？なんて聞いてみたり（鏡は無いですよ～といわれた）、
いきみ逃しが上手ですよ～とおだてられてそうですかぁなんて答えたり、
結構冷静に状況判断をしていた（と思う。）

先生も来て、いよいよ終盤。
状況を説明してもらえるので心配は無かった。

そして８時５９分、無事誕生。おめでとうございますといわれました。
その頃ダンナもようやく病院へ到着。
立会い出産を希望して（私が）準備してくれていた（？）であろうに、
とうとう間に合わず(^_^;)
でも私より先に一番最初に赤ちゃんを抱っこしたそうな。

その後、術後の処理を終え、赤ちゃんも沐浴を済ませ、ご対面。
こわれてしまいそうで抱っこするのが怖かった。

結局、病院について２時間かからずに出産となりました。
終わったあと、「あっけなかった」というのが正直な感想。

2004/8/24

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