エジプト生活 10

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エジプトでの生活で、ある意味一番日本との違いを感じさせられたのはお金の面。
なにしろ物価が安いのだ。
一日数百円あれば十分生活できてしまう。
しかし、物価が安い、というのはあくまで日本人から見て、の話。
友人に聞いたところ、一応国の機関で働く彼の月給は、日本円に換算するとなんと 6000円
その給料で両親、奥さん二人、子供二人を養っているのだから、たとえ一日数百円で生活できるとはいえ、苦しい。
以前にも書いたが、その国の機関の勤務時間は朝10時から昼の2時までと短い。なので、ほとんど皆、副業を持っていて、それでなんとか生活している。

驚いたのは、その職場の人たちの多くが 「ピラミッドを見たことがない」 って事だ。
うそ~ん!そんなバカな。
冷静に考えれば、東京タワーを直に見ていない日本人だってゴマンといるし、ピラミッドを見た事がないエジプト人がいたって不思議はないんだけど・・・・・。
アレキサンドリアからカイロまで、観光のため往復するなんて贅沢は出来ないらしい。
うう~む。
一方で、おいらの収入は、会社からは「長期出張」扱いであったため、日当その他で一日一万円以上が支給されており、さらに日本の給料は通常通り振り込まれていた。
月給6000円・・・日当1万円・・。とても言えない。
彼らは「ろっくんは出稼ぎにきている」と思っていたフシがあるのだ。そーでないのよ。
ただ、救われるのは、彼らがまったく卑屈にも、暗くもなっていない事。そして、「持つ者が持たざる者へ与えるのはアタリマエ」という宗教上の教えがあるため、実に明るく「ろっくんメシ食いにいこう!肉たべたい肉、肉!」と言ってくるのだ。(もちろんオゴリ)

実際エジプト人は実にたくましい。そしてものすごく明るい。
「お金無くて大変だよ。 あはははははは! 」ってな感じ。

わし、そんなエジプト人たちが大好き。

次回はそんなお金の差にまつわるエピソードなんぞを紹介させて頂くかも。


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