中国出張記 5





朝9時から夕方5時までは研修。
研修が終わってから夜9時くらいまでは壊れた機械の修理。
ホテルに戻ってから深夜3時くらいまでは研修資料の作成。

そんなスケジュールで働いていると、さすがにしんどい。

やっと明日は日曜日。
とりあえず一日休みだ!やっと中国観光ができる!
と思っていた土曜日、現地エンジニアのリーダー格がおいらの所に歩み寄ってきて
こう言った。

「ろっくん先生、この大型コンピューターを理解するのに、2週間という期間は
あまりにも短い。我々はもっと勉強したい。
できれば明日の日曜日も授業をやってくれないだろうか。
我々は全員、出社するつもりでいます。」

うーむむむむむむ。そうきたか・・・・。
心の中では「勘弁してよ!休ませて!」と叫ぶおいらもいたが、
真剣に、純粋に、「この2週間ですべてを覚えなければ!!!」と必死な彼らの
姿を見ていると断るわけにはいかなかった。
「OK!明日もやろうじゃないのさ!」
涙目で宣言してやりましたとも、ええ。


メインフレームの故障については、すぐ直すことができた。
が、問題が一つ。
コンピュータールームが異様に 暑い!
今は知らんが、当時のメインフレームコンピューターはほぼ空冷であり、
エアコンは絶対に必要であった。
が、その中国のコンピュータールームのエアコンは稼動していないのである。
そのため室内の温度は35度ちかくになっており、おそらくコンピュータ内部はかなりの高温状態が予想された。

このへん、かなりお仕事の話になってしまって恐縮だが、なにしろ中国では 仕事しかしてない のでご勘弁を。

専門的な話をしてもしょうがない。
要するに、温度が上がるとコンピューターは「壊れるもの」なのである。

そこで、例のよっぱらい営業に
「このままだと、すぐまた確実に壊れます。空調をちゃんと入れるように、クライアントに言って下さい。」とお願いしたところ、彼はこう言うのだ。

「それはムリ。
だって、「当社のコンピューターはこの環境でも大丈夫です!」って言って売っちゃったんだもん。」


絶句。
他社が「空調も完備しないとダメ」って言ってるなか、「うちのは大丈夫です!」って言ったんだと。
で、めでたく契約。

数千万円って機械をそんな売り方していいのかよ。


さらに、動かない端末(PC)を調べていて、ビックリ。
このPC、日本でも販売しているパソコンをベースに、
中国語に対応するための基盤を差し込んだだけの中国仕様であったのだが、
その基盤が、「スロットに差し込んであるだけ」なのだ。
まったく固定されていないのである。
そのため、ちょっと機械を動かすと、接点がゆるみ動かなくなる。

カバーを開けて基盤を押し込む→動作確認OK→カバーを閉める(ちょっと振動がある)→エラー。起動せず

何それ!?

そんな調子で、もうすべて、おいらの会社側の「ダメダメ」っぷりが原因であったわけで、疲れるやら悲しいやら。

うーん、仕事の話ばかりでつまらんね。(涙)


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