デュッセルドルフ到着




おいらがドイツで住む街は、「デュッセルドルフ」という所だった。
この街、「ベルリン」や「フランクフルト」といったメジャーな街に
比べて、日本での知名度は低いが、実はものすごく日本人がいっぱい住んでいる。
企業がヨーロッパの拠点としてオフィスを構える場所として、いつからか
定着しているらしい。

同じくヨーロッパでは、イギリスのロンドン、フランスのパリなどに多くの日本人
が住んでいる。
日本人の数で言えば、デュッセルドルフは上記の都市にはまったく及ばないのだが、
なにしろ小さな街なので、日本人の人口密度的には「ヨーロッパNo.1」であろう。

街には、日航ホテルがあり、その1Fが三越であり、地下にはカラオケバーがあり、
日本人向けの日本の本屋があり、
日本人向けの日本人がやってる床屋があり、
日本食レストランは10件以上あり、
日本人向けの日本の食材を扱うスーパーマーケットがあった。
それらが一つの通り沿いに集中してあるために、そこは通称「日本人ストリート」と呼ばれていた。
土曜日など、その通りに行くとまさに
日本人だらけ。
ちらほら見られるドイツ人が、まるで異国に来た 観光客 に見える程である。

さて、その街に到着したおいら。
一ヶ月は、テンポラリーフラットと呼ばれる、家具など一式があらかじめ用意されている部屋
に寝泊りし、その間に、3年間住む部屋を探す、という事になっていた。
それはいいのだが、問題は到着初日から「はい、これ君の車ね。」と鍵を渡されたこと。
この街では車が無いとどうにもならないのだ。
車はアウディA4。かっちょいいのである。
が、当然ながら左ハンドル。道路は右側通行である。
「じゃあ後ろについてきてねー」
前任者はこともなげに言い、出発。

あ、あへあへ、あへあへあへ、あへあへあへ~

なんとかオフィスに到着した時には汗びっしょり。
な、なかなかスパルタなお出迎えであった。

ドイツの職場は、完全な現地法人で、おいらはそこに「出向」した形になる。
そこで働く日本人はおいらを含めて全部で8人。他はドイツ人であった。

さて、ここからおいらのドイツ生活が始まるのだ。


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