そらのした

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ゆうき的文章その1 転がる岩のように

ゆうき的文章 転がる岩のように 仕事やめたいって、言っている友達が、います。 相談を受けるといつも思うのですが、同じフツーの人間(要はテレパスでも なんでもない、という意味です)であるがゆえに、相談相手の気持ち、 想像はできます。けれど、悲しいかな、本当には分からないものです。 分からないんですよ。ごめんね、友達。 でも 無理をずっとずっとしてきて、自分を偽って、でもできうる限りの 力を全て傾けて仕事している貴女を知っているから、頑張れとか、 負けるなとか、ファイトなんて言えません。 だから 言いたいです。 貴女も、私も、小さな人間で。 川の流れの始まるところから、流れてきた岩のようなもので。 ごつごつぶつかり合いながらころころ転がっているんだ・・・。 いつかきっと、大きな海で。自分にしっくりくるところへ行くんだよ。 受けた傷も。 ごつごつぶつかり合ううちに、岩が丸くなっていくように。 自分が受けてそれだけ 得たものがあるんだよきっと・・・ そう考えないと、悲しいよ。 また 飲みに行きましょうね。 愚痴でも のろけでも、何でも 聞きますよ。 大切な、大切な、友達だから。


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