見えなかった手数料
４月２日の日記 です。自分の貯金・・利子はつくけど、実は・・・。 というタイトルで書きました。
独身時代の貯蓄は、やはり私のもの・・（笑）。できるだけ使わないで、それこそ「山内一豊の妻」みたく、いざという時「これを使って」と女を上げようと思いつつも、万が一の時（離婚？）にも備えたいと思う（爆）。将来の住宅の一部に紛れていつの間にが夫婦の財産（しかも夫名義だろうなー）になってしまいそうだが、今は私のものである。それでもこの不安定な世の中、普通預金で預けるにはほんと預けるだけ・・。下手すれば管理料金を取られる場合もある。ということで増やしてみたい・・と考えていた。手っ取り早く、海外旅行時の口座として作ったシティバンクから、「マンスリースマイル」のお知らせが明細書とともに届いた。
キャッチコピーが「３００万円預けておけば、毎月８０００円ずつ利息が手に入る」ってもんだ。３００万もありませんが（笑）、５０万円預ければ、毎月１３３３円（年間１６０００円）は入るんだ・・くらいの計算は簡単に出来ました。このご時世（くどいが利率０．００１％）のなか、オーストラリアやニュージーランドの利率の高さに目が眩んだ・・・。まぁ、為替変動のリスク（元本割れなど）については、満期が来ても日本円に換金せずにレートがいい時に変えればいい（←安直？）、万が一下がってもよほどのインフレにならない限り、ＮＺではそれなりの価値があるだろうとニュージーランド旅行の口実（うへへへへ）という安易な発想で、ドキドキしながらインターネットでポチッと申し込みしました。
500，000÷（レート65.6）＝7621.95ドル・・私の初めての外貨預金でした。
最初の利子は、月半ばからの開始だったにも関わらず877円もついてこれだけで数年寝かした分の利子を上回りました。翌月には1377円、おお順調だね・・と思っていたけど、預かり金額のＮＺドルが円換算すると目減りしているのがリスク分かっていてもショックだね・・・。
そのころ、楽天広場におもしろい日記があった。
300万円預けて毎月8千円受け取る話。 明細書が届いたばかりの私にはそれがマンスリースマイルだと容易に想像できたので、早速クリックしてみた。
ともか@目指す家計簿の達人さんの ３月２０日の日記 を読んで、その慎重な目で見た評価に「待てよ・・」と思わされることがあった。 （引用の許可を頂きましたので、こちらにも記載しますがともかさんの日記も読んでみてね。）
「金融機関の広告代かけても売りたい商品って、金融機関が、儲かる商品」
ドラがぐぁ～んぐぁ～んと頭の中で鳴った。
そして、シティバンクのサイトの画面を見つめなおし、いままで見た目には全然気付かない１通貨単位あたり１円の手数料がかかる記載を見つけた。前回「 銀行に手数料を取られたくない 」と声高らかに言った私の主義に全く反することをやってしまったのが、ミョーに悔しい。
500，000÷（64.6＋ 手数料１円 ）＝7621.95ドルなのだ。
つまり最初に預けた分からすでに7621円銀行に手数料で取られているのだ。105円がもったいない私に７６２１円という手数料は天文学的である。本来であれば、６４．６なので円換算すると、７７３９ドルになる。差額は117NZドルとそれにつく利子を儲け損ねたって分けである。むむむ～。。
つまり１通貨単位あたりの日本円の低いニュージーランドドルは、非常に銀行に取って手数料が儲かる商品なのだ。つまり１ユーロ＝約１２０円につき１円、１ニュージーランド＝約６５円につき１円なのだ。利子率が高いのも十分頷ける。
ここでともかさんのいう「やはり金融機関の広告代かけても売りたい商品って金融機関が、儲かる商品ってこと」ってことの意味がよく分かる。マンスリースマイルを受けるときには手数料取っているんだし・・・。
でも大丈夫、利子は確実に手数料を上回っているんだし、もとより手数料を含んだレートありきで考えれば、いいんだから（←自分を納得させてみる）。今度日本円に換金する時も（換金時のレート＋手数料１円以上）の時にすれば元本割れは免れるんだから・・・。それにニュージーランド豪遊って手もあるわ。手数料と言っても、時間外取扱などで自分で回避できるものでなく、外貨に自分で交換できないんだし・・・しょうがない・・と自分に言い聞かせておく。こんな高い利子をくれても、銀行はとっても儲けています。
私の初外貨預金は、外為のしくみを改めて教えてくれたのでした・・・。
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この日記については、前述のともかさんの日記へのレス（これだけでは片付切れなかった・・）をソースにして、ちょっと大袈裟に味付けしてみました。また日記に素晴らしい視点を提供してくださり、引用を快諾してくださった ともか@目指す家計簿の達人さん に感謝です。ありがとうございます。
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