金メッキ

小学生のとき、中坊公平さんの成績を案じた担任の先生が、弁護士であるお父さんに「ご両親が家で勉強を見てあげたら」と仰ったときのエピソード。

    お父さん曰く

    ・・・残念ながらウチの子は「金」ではない。勉強でもほかの事でも人より劣る。それでも、親が勉強を見てやれば、一応の格好はつけられるだろう。でも、それは鉄に金メッキするようなものだ。メッキはいずれ、はがれる時がくる。それこそ本当に当人にとって悲劇だ。それより、鉄は鉄として、メッキせずにどう生きていけるのか、それをもがいて探させた方がいい。今は、当人にとってキツくても、人生の出発点にこそ、自分はしょせん鉄なんだと、身に染みてわからせた方がいい・・・
果報は寝て待て


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