高校1年生 II


夜の反省会だ

高校生には高校生の指導係が付いていて
私の場合は3年生の子が付いていた
反省会の内容は主に仕事に対する態度である
私はここに来るまで自慢ではないが掃除などをしたことがなく

その掃除でよく引っかかっていた
内容というと部屋の障子のほこりや部屋の隅の少しのゴミだ
ここに来てみれば理解してもらえると思うが
客間にチリ一つも落ちていない
毎日が年末の大掃除みたいな感じで
どんなに意地悪な客も泊まってみればわかると思うが何も文句を言えないだろう
その掃除でダメだっか箇所の数だけ殴られるのだ

最初私は我慢していたが、当時は血の気が多かった為に
すぐにキレた
それがいけなかったのか
次の日から先輩の態度が変わったのだ
3男兄は
「何があっても絶対に逆らうな!」
と注意をされ
「耐えてみせろ」
と約束をさせられた

その晩から
反省会は裏庭で行われ
まず石を口の中に入れ
散々に殴られる
前までは威力軽減の為に殴られる方向に身体を預けていたが
両腕を掴まれ動けないので1発目で口の中が切れる
私はこの日悔しくて始めて泣いた

そんな夜が一週間つづいた時
昼食の客が来ない日に大広間で柔道や相撲をすることになった
あくまでもスポーツで日頃のストレスの発散の為にすることなので
先輩も後輩もなく無礼講だ
その柔道の時に日頃なぐっていた先輩達を思いっきり投げた
一人投げればかなりすっきりしたので
(特に私は有段者である素人相手で負けることはない)
次々に日頃お世話になった先輩を集中的になげ飛ばした

これがいけなかった。。。汗
バッテンにも
「俺もかなりのアホだけどお前はそれ以上だ」
って言われるほどだ
そうその日から膝裏にバットを挟んでの正座も加わった
これは流石に堪えた。。。
30分も経たない内に足がもがれるような痛みが走る
しかし2時間もすると足の感覚がなくなるので耐えられないことはないが
寝られないと言うことで一日中フラフラだ
それに口の中が全て切れているので
水さえも激痛が走るぐらいに痛いので何度も日中倒れたが
倒れれば「サボるな!」と踏まれるだけなので見えないところでサボる特技が身に付いた

そんな体罰も高校の入学式が始まるぐらいに解放されることになる
文句を言えないぐらいに掃除が上達したのと
私の懲りない性格で先輩も諦めたこともあったのだろうが
どちらにしても生活に慣れたこともあり
身体も精神的にも楽になった


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