『ラ・フィネス』『ミチノ・ル・トゥールビヨン』勉強会議事録 48
ジェームズオオクボ的視点で選んだ心に残るあの店のあの料理(名物料理百選) 21
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信楽焼大皿 35×32×4 信楽焼は信楽の土で、大量の赤松で、信楽独自の焼き方で焼くことによって焼き上がる。しかし、さらに最も重要なことは、どれだけ素晴らしい独自の土を持っているか、そしてその作品を窯の何処へ入れるかが、全てとなる。この大皿は、この2倍の大皿として作ったのだが、乾燥の際、再三ど真ん中にひびが入り、遂に真っ二つに切っての焼成だつた。 この天然の釉薬となつた灰の被り方は尋常ではない素晴らしいものであつた。この土は、信楽最高の作家であった故古谷道生さん独自の土である。素晴らしい!僕の焼き物の誇りとなつた。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.27
下絵サヨリ相愛遊泳図握り皿 20×18×0.3 変形五角形に切った素焼き全体に黒化粧、乾燥後白化粧。さらに乾燥後、釘で二匹のサヨリを彫り、口先に透し紅をさす。その下方に布に呉須を塗って網を写し、海藻として織部釉をイッチンする。そして透明釉。 鮨に握るサヨリが大好きで箸袋、年賀状、陶器等、あちこちに描きまくりだ。今回は黒、白、緑、青、紅の色合いが上手く噛み合い、一夫好みの一品となり、握り皿として多用した。ほんとにサヨリの下顎にさした紅が可愛らしい。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.27
信楽焼き締め鉄絵握り皿 24×18×0.4 日本陶芸倶楽部の同好のメンバー約30人で信楽焼に挑戦した。埼玉県にある穴窯で3日間の焼成。温度が上がらず失敗。 信楽焼の焼成は、アマチュアには無理とのことで、信楽の職人と再挑戦。土も大事だとのことで、信楽のトップ作家である古谷道生氏の土を使わせていただく。鉄で草花絵をのせる。 この火色の美しい窯変は、全て最高の土のお陰であつた。使う度に嬉しさが増していった。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.26
染め付け織部釉線描き刺身皿 25×25×2 タタラで5ミリの角皿に、蚊帳で布目をつけ、へらで大胆に線掘りする。素焼き。呉須を塗り、布目を出現させ、線掘りには織部釉をタップリと流し込み、透明釉に通す。 一見大胆な構図に見えるが、ちょっとやり過ぎた感じで、刺身皿としては使い勝手がもう少しだつた。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.26
南蛮焼き締め刺身皿 28×21×2 南蛮焼きを追い掛ける作家、山本安朗さんの工房での、僕の最初の作品だつた。滋賀県栗東の土を練って厚めに叩き出し、四隅を切り、狙いの形にただ一心に削り出してゆく。人工の釉薬は一切なし。素焼きもなし。乾燥後、穴窯に入れ、薪で3日間焼成。薪での焼き締めの出来は、窯詰めと焼成の技術に大きく左右されると言う。 黒茶褐色の発色と丸いぼた餅の遊びは、作家の技術と好意によるものだつた。狙った厚みと重さからくる重厚さは心地良く、初めての南蛮、感動いっぱい、満足満足であつた。後に破損、金継ぎにより、さらに風格も出てきた。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.25
サヨリ、下絵付け握り皿 28×20×0.7 魚の型に切つた皿の中心に長方形の空間を抜き、周りを下絵の具の黒でたつぶりと塗り潰す。空間を下絵の具の白で丁寧に塗り、乾燥させる。そこに三匹のサヨリを泳がせる。長く伸ばしたくちばしの下顎の先端を薄っすらと紅に染めたサヨリは、江戸前鮨の世界では、粋でイナセな魚として、晩秋から冬にかけてを旨さの旬とする。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.25
南蛮焼半月皿 13×7.5×0.3 南蛮焼は、利休が東南アジアの一部で焼かれている焼物を見立てて総称したもので、茶陶の世界では数々の名品が伝来している。後に小山富士男と中里隆が種子島の土で見事に再現している。 ある時、小山富士男のぐい呑みが、三越本店のウインドウに単独で展示されているのを発見した時、打ち震えて持ち帰ったものだつた。その後数年、その南蛮を追いかけている作家に幸運にもえ出逢い、一緒に作陶、穴窯の焼成までをもさせて頂くことになつた。土曜の夜に行き、深夜に作陶、いっぱい呑んで、翌日昼、半乾きのものを、さらにいじって完成。生を乾燥させたまま、直接本焼きに入る。上手く焼けて、使うのが嬉しかった。金継ぎあり。カメラマン: 与田弘志さん長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html
2020.11.25
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