探し物
それは・・・
白い靴！！！
なぜかというと制服が白いからという単純な理由の為に過酷な白い靴探ししいられたのだった。。。
しかも靴のつま先が開いておらずに隠れている靴のみ使用可だった。（サンダル類はダメ。結構この白い靴探しは大変でした。）
あるようで中々ない白い靴、しかも２種類用意しなければならなかった。
１つはインポート・デー（入港日初日）に履く白いエレガントなパンプス。
もう１つはマッサージをする時に履く白い快適な靴。（何本もラインなど入ってたらダメだったしＮＩＫＥなどのカジュアルすぎる運動靴もダメだった。）
「アンタ私にケンカ売ってる？」と思いたくなるほどこの条件付白い靴はイギリスの訓練センター付近の町中を探しても見当たらなかった。。。（ちなみにロンドンでもなかった）
悩んでた時、友達から訓練センターが白い靴の販売をすると言ったので、見に行き念願の白いエレガント（？）なパンプスをＧＥＴすることに成功！
がしかし、マッサージに使う快適な靴というのが売ってなかった。
そして数週間後、探す間もほとんどないまま、船はイギリスの下側のサウスハンプトンを出航し、私は当分他の港に着くまでパンプスでマッサージするはめになってしまった。
ご存知のとおり、パンプスにはヒールがある。
力をかけて一生懸命しなければいけないマッサージにはかなり過酷だった。
しかも１日１２時間以上も履き続けるのにも限界があった。
私の足はまめでいっぱいになった。しかも通気性が悪いので臭くなった。
この時こそ小学校の時に履いてた、安くて醜くてイヤだった「農協スパイク」という靴が恋しくて恋しくてたまらなかった。紺の名前を書くラインが気になるけど、あれはかなりの条件を満たしている世界最高の靴なのだ。しかも永遠に形が変わらないという特許がある（本当かよ）。失くさないように名前も表に書けるし、外側はナイロン性なので汚れにくい！老若男女問わず履けるという農協が開発した まぁ～いわば「農民のナイキ」というやつなのだ。
が、しか～～～し
ここは海の上。
しかも海外。
農協なんてここにはない。見えるのは青い海だけ。
私はこれほど農協に感謝し、公園の掃除のおばさんの履いてる白い農協スパイクをうらやましいと思った事はなかった。
「農協のオバちゃんだって白い靴見つけたんだ！私にもデキル！」と、
気分を取り直し、希望を捨てず 決死の覚悟で白い靴探し再開！
そして、やっと見つけたのがポルトガルの首都のリスボンのだった。（号泣）
単純な作りなのに＄４５（約５０００円ぐらい）とちょっと高かったが選択の余地はない。「健康は足から始まる。」と自分に言い聞かせ、即行買いとった。
そして見事 私の臭く醜い足は救われた！
めでたし めでたし
Ｐ．Ｓ＝農協よ、今まで君を馬鹿にしててごめんよ。
農協スパイクは なんという「知恵の結晶の塊なのだ！」すばらしい！！農協よありがとう！！！！（涙）
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