お気楽主婦の初心者マーク

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破水~陣痛~出産♪




主人が寝ている間に、近所のスーパーまで買い物に出かけた。レジに並んでいると、尿が漏れた感じがした。『もしかして破水!?』と思い、そのまま家へと帰ってトイレへ。座った瞬間少し水が出た。『やっぱり!』すぐに母に電話したら『すぐ病院に電話しなさい』と言われ電話を入れる。産院側は落ち着いていたので、私も動揺していたが、次第にそれが薄れていった。量的にお猪口一杯程だと言ったので、『1時間ほど様子をみてから来て下さい』と言われ受話器を置いた。主人が電話に気づき起きてきた。破水したこと、病院へ行くことを伝えたら、なんだかホッとした。こんなこと言うのは変だけど、主人が居るときに破水して良かった。
1時間後病院へ行き、赤ちゃんの心音の検査と内診をした。お腹の張りが定期的にあるが、まだそれが痛いほどの張りではなかった。そして子宮口もまだ硬く、2.5cmほどしか開いてなかった。出産予定日も近づいているから、もういつ出産になっても大丈夫。子宮が軟らかくなる注射をうっって、この日は家に帰されることに。お産が順調に来る様に、いっぱい歩いてと言われた。




H16 6.15☆陣痛


今日は主人が午前中、会社を休んでくれて、病院へ連れて行ってくれた。内診で先生に羊水が3分の1減ってると言われ、このまま入院となった。やっぱり子宮は硬く、軟らかくする注射をうった。このまま自然に陣痛が来るのを明日まで待つか、促進剤の薬を飲むかと言われ、主人に相談。『もし明日まで待って、陣痛が来なかったら促進剤を飲まないといけない。それなら早い方がいい』と、薬を飲むことにした。
歩くように言われ、荷物を部屋へ持って行き、主人と散歩に出かけた。1時間後に促進剤を飲まなければいけないので、行く場所が限られていた。1時間後病院へ戻り、薬を飲む。主人は会社へ行ってしまい、一人で陣痛がくるように、散歩へ出たり、病院の階段を登ったり降りたりの繰り返し。この日の促進剤ノルマ(笑)5粒達成しても、これと言った陣痛は来なかった。
夕方になって、陣痛らしきものが襲ってきた。でも間隔がバラバラ。主人が仕事帰りに駆けつけてくれた時は、不規則だが陣痛の波が襲ってきていた。夜12時近くまで一緒に居てくれたけど、今晩に産まれることはないと言われていたので、明日の仕事に響くといけないので帰って行った。
その後からは一人で陣痛との戦い。ベッドに横になって、楽な体制でいたけど痛みで目が覚める。それが1時間おきに。2時まで我慢しよう、3時まで我慢しよう・・・。そう自分に励ましながらも痛みに耐えた。でも4時になって我慢できず、ナースコールを押さずに直接向かった。ナースステーションを覗くと人の気配がない。『押すべきだったかな?』と思いつつ、トボトボ部屋へ戻る。でも“横になるとまた寝れないんだ”と思い、階段を登ったり降りたりの繰り返し。3往復はしたかな?4時半になって弱音が出た。ナースコールを押して『痛くて我慢できません』と言っていた。『陣痛室に来て下さい』と言われた。“やっと一人じゃなくなる”と少し嬉しくなった。内診をしてもらうと5cmほど開いてきているらしい。でも全開まで半分もある。これは長い戦いになりそう(汗)赤ちゃんの心音も問題なく、部屋に帰される(泣)そのまま一人、痛みをこらえながら朝を迎える。
朝、検診があり、それを受けるまでの待ってる時間でさえ陣痛が容赦なく襲ってくる。先生には相変わらず頑張って歩くように言われる。面会時間の一番から母が見舞いに来てくれた。一人だと辛かったのが、気分的にすごく楽になった。散歩するため、家まで帰ることに。陣痛の波で、何度も立ち止まっては深呼吸で逃していた。昼から仕事だった母は、時間の許す限りそばに居てくれた。すごく心強かった。妹も来てくれて、激しい陣痛が来た時は、腰をさすってくれた。(妹は2児の母)主人の母とお姉さん2人も駆けつけてくれて、励ましてくれた。3時に検診があり陣痛室へ。母が『頑張りや!』と言って仕事へ出かけて行った。
陣痛室にはもう1人の妊婦さんが、陣痛と戦っていた。なんだか“一人じゃない!”と元気が出てきた。彼女は9cmまで開いてきているらしい。私はやっと7cmだった。かなり苦しんでいたので、『9cmになったらきっと今より辛いんだ』と、また頑張る気が起こった。しばらく陣痛と戦っていると、なんだか大がしたくなってきた。でも勝手にトイレには行けない。看護婦さんを呼んでその項を伝え、急いでトイレへ。でも肝心なモノが出ない。そのままベッドに戻った時には、もう一人の妊婦さんは分娩台へ移るところだった。『あ~、いよいよなんだ~』と思い、ベッドに戻ると、また大がしたくなった。急いでトイレへ行ってちょっと気張ってみた(恥)『ん?これは何かが違うぞ!?』とここで気張っちゃダメだと気づき、慌ててベッドに戻り看護婦さんを呼んで『いきみたい!!』と言った。内診してもらうと、なんと全開!!先生が『いきまないように!』とだけ言い残して分娩室へ戻って行った。残された私は、いきみたくてどうしようもなかったけど、ここで出てしまったら大変!と、踵で止めて我慢した(笑)




H16 6.15☆出産


分娩用の服に着替え、いざ分娩室へ。分娩台には先ほどの彼女が使っていたので、カーテンで仕切られた隣の手術台に通された。手術台は座った形じゃなく、ベッド状態なので寝ながらの分娩になった。握る場所もなかったので、持っていたタオルをギュッと握っていた。お隣の彼女が無事出産!時間が18:24だった。この日の満潮が18:30!“私もすぐに続かないと、満潮が過ぎたら出てこない!!”と少し焦った。助産婦さんの言うとおりに呼吸をし、いきんだ・・・が途中で解らなくなり、呼吸が乱れてしまった。赤ちゃんの心拍が低下してきて、酸素を吸引することに。“赤ちゃんが死んじゃう!!”と不安になりつつも、鼻からいっぱい酸素を吸い、お腹の赤ちゃんに届くようにと呼吸した。赤ちゃんの心拍もすぐに正常に戻り、助産婦さんの誘導でもう1度いきんだ。スルンッ!と赤ちゃんが出て行くのがわかった。18:53 無事、女の子が産まれた(ノ▽;)
産まれた我が子を見て『ホンマに人間の子が入ってた~』と思った(笑)けっこう大きいのでビックリした。私の場所のすぐそばで、お隣の彼女の赤ちゃんと私の赤ちゃんが一緒に並んで、検査を受けていた。その光景を見ながら私も後処理を受けていた。出産した人からよく聞いていた“赤ちゃんを見たら、痛みなんて忘れる”って言ってたけど、私は忘れてなかった(汗)痛いものは痛いってな感じだった(笑)
手術台で2時間ほど安静にしてなきゃいけなかった。しばらくして、すごく寒くなってきて、ブルブルと体が震えだした。看護婦さんが布団を持って来てくれて、なんとか震えは止まった。
助産婦さんが赤ちゃんを連れてきてくれて、横に寝かせてくれた。赤ちゃんのぬくもりが伝わってきた。すごく小さくて軟らかく、可愛くて愛しかった。主人と主人の母が、分娩室に入ってきた。主人が『お疲れ!』と言ったとき、ホッとして泣いてしまった。赤ちゃんが産まれた時に、きっと泣くんだろうなぁ・・・なんて思ってたのに(笑)

破水して陣痛が長く続き、本当に辛かったって思うけど、母子共に元気で出産を迎えられたので、きっと安産だったんだろうなぁと思う。今日から3人家族♪
私たちを選んで産まれてきてくれてありがとう(*^0^*)






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