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海岸で若い二人が 恋をするものがた~り~♪眼を閉じて 胸を開いて~はだかで踊るジルバ~ ♪えぼし岩が遠くに見える~涙あふれて かすんでるぅ~などと歌いながら やって来ましたサーファーのメッカ 湘南・茅ヶ崎海岸今回は江ノ電ではなくて車でGO~今日は富士山が綺麗に見えましたまずは江のスイ こと 新江の島水族館家族連れで賑わう館内をゆっくりと散策大きな水槽の前では小さな子供たちがおおハシャギここのお勧めは球形の水槽の中を優雅に泳ぐクラゲ幻想的でした。沢山のクラゲを展示してあり、夏休みの自由研究にはもってこいかも!!屋外に出るとイルカショーやペンギンウォークなど家族連れには楽しいイベントが盛りだくさん餌や笛で合図をするのでは無くて、音楽と踊りに合わせてイルカがジャンプをするので今まで観て来たイルカショーとは一味も二味も違って楽しかったです。イルカにもやる気と性格があるようでそれぞれ違った跳び方を見せてくれてこれも一興でした。水族館を後にして江の島に渡りました。お昼御飯にこの辺りでは有名な海鮮丼としらす丼を食べ江の島弁財天仲見世通りを上がり弁天様に御参り私の体力不足で頂上まで上がらずに下山夕方近くになると潮風も少し冷たくなりそろそろ カラスが鳴くから帰り支度を夕日に照らされた湘南海岸も絵になるなぁと名残り惜しいけど帰路につきました二人とも二回目の湘南初回はお互いに違う相手!?! あははっっっそれぞれの思いを胸に・・・・帰りの車の中は私の爆睡の寝息だけが響いて静かな車内???? でした ?!?
2013年09月28日
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毎日、毎日 よくもまあこんなに事件事故が有るなぁと新聞やテレビ報道を見聞きして思います。その中で気になる報道の仕方が有ります。色々な事件の加害者の名前を報道することが当たり前と思っていましたが、そうでは無い事があります。被害者はその人のプライバシー保護の為に名前は伏せて報道されますが、そのお宅の周辺の様子を映し出せば分かってしまう事が多いモノです。加害者の場合特にわいせつに関しては公務員は名前を出さないケースが多いと感じます。最近、中学校の教師によるわいせつ行為が新聞沙汰になりましたが、名前は掲載されませんでした。同じような事件でも一般市民の場合は即、名前が掲載されます。それも疑わしい場合でもです。買春は売春と同じレベルかそれ以上だと思うのですが、どうしてなんでしょう。しかも、18歳未満の男女を買春したのに不適切だけで済まされる問題では無いと。今回のケースは加害者が出世コースを外れているのでそのストレスかも?なんて言う噂話が飛び交う程。でも、ストレスでやっていい行為では無いのでは。50代は不惑の年と言われていますが、迷ってしまったのかしら。あともう少しで定年退職なのに・・・名前も教鞭をとっていた学科も住所もあちらこちらに知れ渡っているけれどあっ でも 定年退職をした小学校の校長先生がわいせつ行為の現行犯逮捕されたことが有りました。なんだかなぁ・・・以前、性犯罪者の名前と顔写真を一挙に公開した方が良いと言う意見が有りました。自分の居住区にそのような人が住んでいたらそれなりに注意をするからと。何時のか間に消えて無くなりましたが、性犯罪の抑止力になるかもとちょっと期待しました。どんな犯罪も決して良いものはありません。そして、加害者の家族の事を考えると胸が痛みます。それまで築いてきたものが一瞬で崩壊してしまうのですから。それは被害者の家族にも同様の事が言えます。そんな犯罪を全て無くすなんて白々しい事は言うつもりは有りませが、少しでも減らす事が出来たらと思います。自分の欲望を抑える、その芽を摘むための教育なのですから、教師たるものもっと自分の立場を理解して生活して欲しいものです。最近の事件事故報道を見聞きして感じたことをつらつらと書きました。PS 交通事故の場合も同じです。 加害者の教師の名前は伏せてありました。 一般市民の場合は相手が軽傷だけでも名前は載りますが、 今回の場合は死亡事故だったのに・・・・
2013年09月27日
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バラを愛好している人たちからは忌み嫌われているの私の大好物はバラだからバラ好きな人たちから嫌がられるの。確かにバラは美しい。そうよ、あああああキミはバラより美しい~なんて、バラは美しさを表す言葉よね。私なんて誰も振り向いてもくれない。あ 違うわ。私の洋服をはぎ取ってバックにしたり、お財布にしたり・・・丸裸になった私を今度は毛糸のクズの中に放り込んだり・・・酷いわねえ 知ってる?私のダーリンは口が無いのよ。無口の男は男らしいって言うじゃない。男は黙って・・・それを地でいってるってワケ。羽根の生えたダーリンはもう何も食べる事が出来ないのよ。私と出逢う、その為だけに生きているの。素敵でしょ。私はひたすらダーリンが来るのを待っているの。それも、思いっきりフェロモンを出して。私は待つ身の女なの。最近、私を見かけないって?そうよ、そこ!!最近お隣の中〇大陸からとんでもないやからがやって来たの。オオミノガヤドリバエこの名前を聞くだけでぞっとする。私たちの大事な食べ物にそっと卵を産み付けて私達に捕食させるの。それが体内に入って卵が孵り寄生虫となって・・・・ああああ 私たちはどんどん食い潰されて・・・・今ではレッドカルテに入って絶滅危惧種に名前を連ねる事になってしまったのよ。もはや、バッグもお財布も希少価値になってしまったわ。子供たちの遊び道具にもなれなくなってしまって、寂しい。俳句の秋の季語だったのに。もし、木に私たちが付いていたらそっと優しくしてね。あなたのその優しさが私たちを守ってくれるの。決して害虫なんて言わないでね。最近、風に揺れるみのむしを見た事がありますか?
2013年09月26日
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夏の日差しがだんだん弱くなり 玄爺の仕事も忙しくなってきたある日。いつものように山の林道を歩いていると イノシシの檻の中に子たぬきが一匹入っていた。玄爺が近づくと側のしげみがガサガサ音を立て、ビー玉のようなくりっとした大きな目がじっと息を止めて檻の様子を見ていた。玄爺は「あれまあ イノシシじゃなくて子狸がかかっちまって、 親狸が心配しているだろうに。」そう言って 檻を開けると、その瞬間に茶色のかたまりが玄爺の足元をかすめ檻の中に入り 子狸をかばうように玄爺の前に立ちはだかった。それは 前足をつっぱり、歯をむき出しにして フゥーフゥーと息を荒く立て玄爺に挑むような顔をした親狸の姿だった。「ほれ なにを怒っているんだい、 さあ 早くここから出て山へお帰り。」玄爺は親狸の捨て身の姿に半分驚き そして檻から離れた。ガサっと音がして藪がゆれ 狸が走り去る音を背中で聞きながら、玄爺は「もう 二度と仕掛け檻になんか掛かるんじゃないよ。」そうつぶやきながら山道を下りた。その晩 玄爺は3年前に亡くなったお春婆さんの夢を見た。とても明るくて元気に畑仕事をして玄爺のしたことを大そう嬉しそうに喜んだ。そんな夢だった。一週間程たった頃、 玄爺は明日がお春婆さんのたち日だったことを思い出し、だからそんな夢を見たんだと思い、今日はお墓のお掃除でもしようと仕度をしていた。その時、さほど遠くに住んでいる訳では無いが余り顔を見せた事が無い息子夫婦から今から子ども達を連れて泊りがけで遊びにくるという電話が掛かってきた。息子夫婦とは普段あまり連絡など取り合わないのに不思議だったが、これもお春婆さんがもしかしたら呼んだのかも知れないと一層丁寧にお墓の掃除をした。久しぶりに見る孫達はすっかり大きくなり玄爺は嬉しさと寂しさが同時に心の中に込み上げてきた。孫達と息子と玄爺で家の修理やら野良仕事の道具の修理。そして玄爺の仕事場の山を歩き回った。その間家では息子の嫁が煮物や漬物など玄爺の好きなものばかり作り、家中いい匂いで一杯になった。お腹一杯食べて笑って、お喋りをして、皆でお風呂に入って。そりゃ 正月と盆と誕生日が一度に来たような、そんな一日だった。次の日、息子夫婦が帰る時「おやじ 実はね これなんだ。」そう 言って 胸ポケットから大事に包まれた一本の花を取り出した。「この花はおやじの大切にしている畑の脇に咲いている花だよね。ひとめ見てすぐに判ったよ。 これがね 不思議なんだがおとといの晩みんなで食事をしている時に何処からともなく舞い込んできたんだ。そしたらさ、子ども達が急におじいちゃんに会いたいって言い出して、あいつも普段顔も出していないから申し訳ないって、これ この携帯使ってよ。もうね登録してあるから、1番がオレの携帯、2番があいつの。 3番が警察、4番が病院。充電だけは忘れないように それじゃ また来るから 。」見送ったあと家に入ろうと振り返った玄爺は裏山の茂みに 微かに光るびー玉のような目が幾つも並んでいるのを見つけた。そうか お前達の仕業だな。そう言ってくすっと笑う目の前にはだんぎくの花が揺れていた。だんぎく花ことば 「忘れえぬ思い」
2013年09月25日
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「許されざる者」R12この作品はアカデミー賞も受賞したクリント・イーストウッド監督・主演の西部劇を、日本映画として明治維新後の北海道を舞台にリメイクしたものです。あらすじはかつて、"人斬り十兵衛"と恐れられ、女子供であろうと容赦なく斬り捨てる伝説の男「釜田十兵衛」が11年ほど前に改心して農民として生活しているところから始まります。3年前に妻を亡くし二人の子供を養っている時にかつての友が賞金稼ぎの話を持ち込み困窮していた生活を立てなおす為に一緒にその村に。賞金を出すのは顔に傷を負わされた遊女の仲間たち。二人の開拓民に顔を傷つけられて、その代償は馬6頭に腹を立てた彼女たちがその男二人を殺すことに賞金を掛けたのです。その道中に過去の事を思い出したり、途中でアイヌと和人との間に出来た男と仲間になったりしながら、何日かかけて大石一蔵という男が牛耳っていたその村に辿りつきます。彼らは「釜田十兵衛」たち三人を・・・・「釜田十兵衛」は刀を抜かずにと思いつつも・・・北海道の雄大な自然をバックにアイヌ文化(かなりの偏見で差別されていた事実)も取り入れながら、「釜田十兵衛」がなぜ刀を抜かなければならなくなったのかを考えさせられる話しでした。映画は久しぶりでした。3年程前に体調を崩してから2時間程同じ場所で同じ姿勢で過ごすことが難しくなり、映画館から遠ざかっていました。前回観たのは2012年8月。「BRAVE HERTS 海猿」でした。この時もまだ本調子では無くて、もしかしたら観る事が出来るかもとの期待で観ましたがちょっと大変でした。最近は少しずつ慣らし運転をしようかと思い、映画館に足を運びました。家ではどっぷりと物語に浸かる事は出来ませんが、映画館は全身全霊でその物語に入り込むことが出来るのでとても嬉しいし、楽しいです。
2013年09月24日
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「僕と結婚して下さい」僕はありったけの勇気を振り絞って彼女に僕の気持ちを伝えた。「ありえない」そう彼女は呟いた。彼女がそう思うのは当たり前のことかもしれない、でも僕は怯まない。そう決めたんだから。僕は彼女の為に今まで一生懸命に生きて来た。彼女にふさわしい男になるために。「あのね、無理な事を言わないで」彼女は僕がふざけて言っているのだと思ったのだろう「よーく 頭を冷やして考えて」僕と彼女が初めて出会ったのは何時の頃だったんだろう。僕は初めて彼女を見てから彼女の事が頭から離れなくなり、毎日毎日彼女の笑顔を観たくて通ったんだ。毎日、彼女は最高の笑顔で僕を迎えてくれた。僕と一緒に歌い踊り、ゲームもした。僕は彼女の声が大好きで、ずうっと聞いていたい程だった。でも、僕がいけない事をした時は思いっきり叱ってくれたね。優しさと厳しさが僕を引きつけて止まなかった「全く 何を考えているの」僕はあの時に一度プロポーズしたよね、覚えているかい。僕はあの時僕の両親にも正座して話したんだ。僕は結婚したい人がいますと。両親は驚いていたけど笑って許してくれた、何時かその時が来るかもねって。その時が来たんだよ。僕にやっとプロポーズ出来るその時がやって来たんだ。「そんな無理難題な事を言わないで」いや 僕の初恋のあなたに結婚を申し込もうとこのつつじの木に誓ったんだ。このつつじの木の前であなたに・・・「待って 初恋って それって」そうだよ 僕の初恋の人。それは幼稚園の先生、あなたです。「ちょっと 一体幾つ歳が離れていると・・」分かっています、でも、僕はあの時、あなたが泣いている僕をぎゅっと抱きしめてくれた時に決めたんだ。もう、僕は18歳になりました、結婚出来る年齢です。「は?? 私は49歳。無理、しかも、貴方よりも年上の子供がいるのよ」僕は彼女の事ばかり考えて生きて来た。彼女は歳を取らないと・・・僕の記憶の中の彼女はいつでも若くて綺麗で・・・僕は肌身離さず持っていたあの頃の写真を見ながらえええええええええええええええええええええええええ49歳!!!!!そっかぁ 彼女も歳を重ねるんだ。僕は幻想を見ていたのか・・・はっ 目の前の彼女はホウレイ線がくっきりと、目尻にもシワが、いや、そんな事はどうでも・・良い訳が無いだろう!!僕の初恋は・・初恋は・・・つつじの花ことば初恋愛の喜び情熱
2013年09月23日
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美穂はあの時のシャワールームでの会話を思い出していた。「寮での事は外部には絶対に漏れないけど、でもね気を付けたほうがいいわよ。寮以外の場所ではね。自宅組の生徒たちはそんな噂話に飢えているの。もし、噂だけならいいけど本当なら問題にならないように気をつけなくてはね」先輩が少し悲しげな顔をしていたのは神父さまとの関係が原因だったの?でも どうして神父さまと?美穂はどうしようもない嫉妬に胸が焼け焦げそうになりながら「ねえ この事って・・先生たちに知られたら・・・」「まあ 先輩は・・・・ 自主退学かな・・・」和子はすまなそうな顔をして美穂の肩を抱き寄せ「こんな事ってやっぱりいけない事だよ、神父さまも神父さまだよ。教えを説いている身でありながらこんな事をして・・・先輩だけが悪いんじゃ無いと思うけど・・・・でも、風紀を乱したことに変わりは無いから・・」「そんな」美穂はその場に泣き崩れた。「美穂の気持ちは分からないでも無いけど、でも・・・」美穂は和子の制止を振り切って寮へ戻った。そのまま部屋へ飛び込むとあっと息を飲んだ。先輩の荷物が一つも無い。寮母のシスター・マグリットが居たのでしがみ付いて訊ねた「シスター 先輩は何処に!!」シスターは静かに「彼女は自ら身を引きました。新たな土地で新しい人生を送るそうです。彼女の為に祈りましょう」「そんな」先生方やシスターに先輩の新しい住所を聞いても誰も知らないと答えてくれず、先輩の同年の人たちに聞いても答えはやはり同じ。あの神父さまに訊ねようと御聖堂に行ったら、新しい神父さまがそこにいて「彼はもう一度修道会に戻り修練の日々を送ることになりました」そう告げて「一緒に祈りましょう」そう言って深く頭を下げた。余りにも突然過ぎる先輩との別れ。心に大きな穴がぽっかりと空いてしまい、美穂は暫くの間寮から一歩も外へ出ることが出来なくなった。憧れて、憧れて どれ程、憧れていたか分からない先輩。先輩の残像を追い求めて先輩が使っていた机や椅子、ベッドに身を委ねて泣く日々が続いた。自宅組は寮に入る事が出来ないので登校拒否を続ける美穂に和子は毎日メールを送り、シスターも寮生たちも心配して様子を伺うけど美穂にその気持ちがなかな届かない日々が続いた。あれ程咲き誇っていたクレオメの花が散り始めた10月の終わり、先輩から一通のメールが届いた。「美穂 元気に過ごしていますか。私は新しい人生を歩んでいます。ちょっと驚かせてごめんね。私のお腹には新しい命が宿っているの、母親になるの。だから私も頑張らなくっちゃって。こんな別れ方をして悔やんで入るけど・・美穂が卒業したらまた会いましょうね。私の大好きな美穂へ」慌ててメールの返信をしたけどそのメアドはもう使われていないようで、美穂はがっくりと肩を落とした。でも、先輩はどこかで新しい命と生きているんだって分かったことがとても嬉しかった。卒業したらまた会えるよね、そう信じていいよね。美穂は涙で滲むメールを何度も読み返して頷くばかりだった。このメールは美穂と先輩だけの秘密にして美穂は今までと変わらない生活に戻った。噂話はいつしか消えて「ああ そう言えばそんな事があったね」程度の話しになっていった。それからまた6月のクレオメが咲く季節になり美穂の部屋に新しい転入生がやって来た。由梨との話しは気が向いたらお話しましょう。それでは また 終
2013年09月22日
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次の日からも先輩は依然と変わらない生活を送り、時々、美穂に誘いを掛けて二人で快楽に溺れる夜を過ごした。夏休みも終わり9月の半ばに差し掛かった頃、学園内にある噂話が華やかに広がった。「ねえねえ 知ってる?」和子が興味深々の顔で美穂の顔を覗いた。「美穂の同室の先輩ってもしかしたら・・・」「ん?何の話し?」「聞いてないの?あの先輩って夏休み前から御聖堂で神父さまとメイクラブなんだって?」「えええええ」「あれ 美穂は知らなかったの?」突然の話しに美穂は言葉も無いまま立ち尽くした。「ねえ、本当に知らなかったの?毎日一緒にいたのに」「御聖堂ってあの御聖堂なの?」「うん それがね、補習授業の時の自主勉の時間に必ず御聖堂に行くから不思議に思った子がね、後を付けて行って御聖堂の脇にある書庫室に入るのを見たんだって」美穂は何も言わずに和子の話しを聞いた。「でね、その書庫室のドアの前に立って中の様子を覗き見したら・・・あの先輩と神父さまが・・・・それも毎日!」美穂は毎日校舎から戻ると必ずシャワーを浴びる先輩の事を思い出した。「それでぇ、」和子はコホンと一つ空咳をして「その様子を動画に撮ったのよ!!!」ええええええ「それがーーー これ」そう言って見せてくれた画面に先輩と神父さまが絡み合っている様子がはっきりと映し出されていた。「え これって 誰が?」「うーーん 元は誰なのから分からないの、あちらこちらから届いたから」「ええええ あちらこちらって?」「うん 恐らく高等科全体にばら撒かれたんじゃないのかな」「どうして 私には届かなかったのかな?」「うーーん 美穂は同室だから遠慮したのかも?それとももう知っているから止めたのかな」「そんな 知らない。そんなこと全く知らない」美穂は声高に叫んだ。「それじゃあ この動画を送るから」和子は半分楽しそうに、半分気の毒そうに先輩に同情しながら美穂に動画を送った。「こんなのが学校中にばら撒かれたらもう居られないよね。美穂は全く気が付かなかったの?」「うん 全く。先輩は毎日きちんと起床して校舎へ行って、同じ時間にきちんと戻ってきて・・・それから夜遅くまで机に向かって勉強してたから」「へえ そうなんだ」美穂はあの時のシャワールームでの会話を思い出していた。
2013年09月21日
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「あら 日中も夜も忙しそうね」くすくす笑いながら顔を見合わせた。「あら なんのことかしら?」「あららら またまた いいのよ隠さなくっても、ねぇ」美穂は何の話をしているのか分からず戸惑っていると「美穂さん、この方、お上手でしょ ふふふ」え?美穂が何と答えて良いのかまごついていると先輩が「貴女たち、何を仰りたいの?」「あら、やだ、言わせたいの? いいのよ、もうみんな知っている事だから。寮での事は外部には絶対に漏れないけど、でもね気を付けたほうがいいわよ。寮以外の場所ではね」美穂は先ほどの先輩の喘ぎ声の中に聞こえて来た言葉を思い出した。「自宅組の生徒たちはそんな噂話に飢えているの。もし、噂だけならいいけど本当なら問題にならないように気をつけなくてはね」くすくす笑いながら二人はシャワールームから出て行った。二人の言葉に先輩は唇を噛み締めて、言葉も無くボディソープを思い切り泡だてて身体中を隅から隅まで洗っていた。互いに掛ける言葉も無く二人とも黙って洗い終わると部屋に早々に戻り、美穂が髪の毛を乾かし終わっても先輩はドライアーを掛け続け、何か思いつめたような横顔に胸騒ぎがした。思わず先輩に抱きつきどうしてこんな言葉が出たのか分からないけど「先輩・・・ あの・・何処にも行かないでください」突然の美穂の言葉に「え? どうしたの? 美穂・・・ 何処にも行かないから・・」続く言葉の無いまま先輩は美穂をぎゅっと抱きしめた。美穂の首筋に顔を埋め先輩は微かに肩を揺らした。美穂の首筋に先輩の涙が流れて落ちた。先輩は泣いているんだ、きっとさっきの話しの事で何か悩んでいるに違いない。夏休みに入ってからの先輩の様子が少し変わった事と合わせて美穂は確信した。「先輩、私に何かお手伝い出来る事があったら言って下さい。あの、先輩のためなら私・・」涙を拭きながら先輩は「ありがとう美穂、優しいのね」美穂は先輩を抱きしめながら「先輩、あの・・・ あの・・」先輩は美穂から身体を離すと長い指先でしぃっと美穂の唇をそっと抑えた。「いいのよ、これは私自身のことだから美穂は心配しなくても、ふふ 何だか興ざめしちゃったわね、もう休みましょうね」先輩は美穂の額に軽いキスをするとベッドに横たわった。「あの もう少し側にいてもいいですか」美穂が恐る恐る訊ねるとくすっと笑って先輩は美穂をタオルケットの中に招き入れた。このままそっと抱きあって眠りたいと思う美穂の気持ちを先輩が察して「美穂は本当に純ね。そんな美穂を手放すなんて出来ない」先輩は美穂の顎をすっと持ち上げ深いキスを落とした。お互いに相手を思いやりながら優しく撫ぜている間にいつの間にか眠りについた。
2013年09月20日
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「ほら ゆっくりと触って、爪をたててはダメよ」美穂は先輩の手の動きに合わせて今までしたことも無い行為をそっとやり始めた。・・・・・・・・・・・・・R18・・・・・・・・・・・・「先輩 もう・・・」「もう どうしたの?」わざとじらすように聞く先輩にじれったくなりながら「私 もう 本当におかしくなりそうです」息をすることすら出来なくなりそうな美穂は頭の中に閃光が走ったような気がして意識が飛んだ。それがどれ程だったのか分からないけど傍らで先輩が「美穂 可愛い美穂 かわいい 本当に・・・」そう言いながら髪の毛を撫ぜてくれていたのがおぼろげな意識の中で分かった。美穂が意識を取り戻すと隣で先輩が自分の胸の蕾みや胸の膨らみを弄びながら、片手で自分の泉に手を当て動いているのが伝わってきた。一瞬、美穂は息を飲んだ。先輩は微かに唇を開け喘いでいる。片足をたて膝にしてつま先は力が入っているのかシーツを掴んでいる様子が余りにも綺麗で触れてはいけないような感じすらした。微かに開いた唇から洩れて来る吐息と言葉にはならない声、そして聞こえてはいけない言葉に美穂は愕然とした。「お願い お願いですから もっと愛して・・私をお捨てにならないで・・」先輩は恍惚とした表情で髪の毛をゆっくりと振り乱しながら「お側においてください お願いですから・・・神父さま・・もっと愛して・・」あの神父さまと先輩は・・・美穂は倫社の授業を受けている神父の顔を思い出した。まさかとろんとした顔で美穂を見た先輩は「あああ 美穂 私に触れて わたしに」美穂の手を握りしめて自分の泉に誘う先輩の指先美穂は言われるままに先輩の綺麗な花弁の中に指先を入れた。・・・・・・・・・・・・・R18・・・・・・・・艶やかで快楽に満ちた顔で「美穂 やっぱり美穂が好きよ 離さないから」美穂をぎゅっと抱きしめて先輩は掠れた声で囁いた。「ねえ 美穂はクレオメっていう花の花言葉を知ってる?」始めて聞く名前に首を傾げると「可愛らしいピンクや紫の花なの。御聖堂の脇に咲いている花よ。和名は西洋風蝶草、花の周りで蝶が舞い踊っているような花なのよ。その花言葉は・・・」先輩はちょっと悲しげに眼を伏せて「ううん なんでもないわ。汗をかいちゃったね、シャワーを浴びに行きましょうか」二人でシャワールームに行くと先客がいた。「お邪魔するわね」先輩がそう声を掛けると楽しそうにお喋りをしながらシャワーを浴びていた二人が先輩の顔を見ると「あら 日中も夜も忙しそうね」くすくす笑いながら顔を見合わせた。 /font>R指定を設けました・・・どの言葉が引っ掛かったのか????それに当たりそうな文章は削除しました。ごめんなさいね。
2013年09月19日
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「ねえ 眠れないの?」先輩がそっと美穂を覗き込みながら髪の毛を撫ぜた。「あ いえ そんな事は・・」「ふふ うそ」先輩はそう言いながら美穂のタオルケットの中に入って来た。美穂はドキドキしながら「先輩、あの 勉強って大変なんですね」すると先輩は少し睫毛を伏せて「日中は余り出来ないからね」ちょっと声を震わせて目を合わせずに答える姿に美穂は今までと違う雰囲気を感じた。美穂をぎゅっと抱きしめると「いいわぁ 美穂は・・・」そう言いながら美穂の首筋にそっと唇を這わせた。久しぶりの感触に美穂は嬉しさと恥ずかしさの入り混じった顔で「あの・・ 」「ん?」「いえ なんでも・・」美穂の蕾みは可愛らしくて好きよと耳元で熱い吐息を吹きかけて、少し期待に震えている美穂の蕾みを長い指先で弄り始めた。ビクっと震える肩先をそっと甘噛みして「美穂は好きな人はいるの?」「え?そんな事を聞かないでください。私は先輩の事が・・」「私の事が? どうしたの?」ゆっくりと胸から下腹部に先輩の掌が滑り落ちてきて「あ あの 先輩のことが・・」「それで・・」美穂は身体中から汗がじわじわと滲みでてくるのを感じながら「先輩の事が・・す き です」上擦った声で答えるのが精いっぱいだった。仄かで柔らかな茂みをそっと撫ぜる先輩の指先に美穂は心臓が破裂してしまうかもと思うほどに「私の事が好きなの?」「は・・い 好き・・で す」「そう いい子ね、私も美穂の事がとっても好きよ」すっと美穂の芽を撫ぜた。あっと小さな声を上げた美穂は誰にも触れられた事のないそこに一気に血が集まり全身に電流が走るのを感じた。優しく花弁ををそっと押し開くともう美穂の泉は潤い始めていた。「うふ 美穂 感じているのね」先輩は美穂の手を取るとその場所へ指を誘い入れた。心臓が張り裂ける程どぎまぎしていた美穂は自分の指先と先輩の指先の感触に頭の中が真っ白になり言葉を失くしていた。 (クレオメ・西洋風蝶草)
2013年09月18日
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朝から雨のお出迎え持って来た長靴が威力を発揮する時がやって来ました。少し小高い山の斜面に建っているこのホテルは冬場はスキー客で賑わったのでしょう。レンタルスキー道具を扱うお店が点在していました。過去形の書き方なのはもう店を閉じてからかなり経つであろうと感じられる佇まいだから。バブル絶世期の頃はかなりの集客があったかな・・・そんな事を考えながら山を下り裏磐梯山へ雨にけぶる裏磐梯山噴火のために山頂がごつごつとした岩肌になりました。磐梯山とは対照的に荒々しい感じです。噴火の際に川をせき止めて出来た多くの湖、沼を散策できるように整備したので観光客が裏磐梯山を見ながら散策出来るようになりました。沢山の湖や沼が出来たのですが全て繋げて周るのは難しいので、5個の沼を辿る散策道を作り、その沼が季節やその時の気象条件で色が変わるので五色沼と命名したそうです。約一時間程の散策コース。お天気が良ければもっと良い景色を眺められたなって思いながら長靴の威力は凄いと実感!!雨には濡れませんでしたが汗びっしょりになってしまい、着替えようかどうしようかと・・・ま このままで次へGO~4番目に大きい猪苗代湖に到着ここで遊覧船に乗る予定でしたが雨脚が酷くなり中止冬に白鳥が飛来するので有名なので近くの売店のお店は広い駐車場完備おトイレだけ借りて次へ・・・野口英世記念館に行く前にお昼ご飯喜多方ラーメンを食べました。平麺で見た目よりも薄味で美味しかった~お腹がいっぱいになったところで野口英世記念館へ記念館の裏に生家が現存してあります。中を覗いてはえパパが「なんだか 懐かしい・・・以前の我が家とおんなじ・・」中に展示して有った物(鍬、鋤、網籠、藁で作った雨具、養蚕用の道具などなど)もトイレも同じだ・・・・と感慨深げでした。我が家のお蔵にはまだその頃の物が有ります。懐かしい気持ちと何となく温かくなった気持ちを持って一路帰路につきました。東京駅に着くと駅正面に大きくオリンピックの宣伝が福島の原発事故の事を思うとオリンピックなんて浮かれている場合じゃないって・・・駅の横の郵便局が「kitte]と名称を変えて素敵なビルになりました。屋上に屋上庭園があるので早速行ってみることに。でも あらららら 台風のために休園ちょっとがっかりしかたが無いので内部をパチリ正面玄関から入ってエントランスからの景観ですがどこかのビルと殆ど同じなのでこれもがっかり。駅弁を買って新幹線に乗り込んでほっと一息出発前に食べてしまおうかとお弁当を広げたら・・・「あら 見た事が有る人だなって思っていたら、やっぱり」そう声を掛けて来たのは親戚の女性まさかこんな場所で会うなんてと大きな声で話し始めてかなり焦りました。うーーん 旅の最後に余り遭いたくない親戚の女性にあったので、気持ちはトーンダウンでも、気持ちを切り替えてはえパパと今回の旅は良かったね明日からまた何時もの生活にもどるぞぉ!!!!ばば様の具合でこんな旅行はこれっきりなのでちょっと気持ちが・・・明日からどっぷりと介護の生活まあ ゆっくりと楽しく過ごしましょう
2013年09月15日
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今日から一泊二日の「八重の桜」で沸く会津へ弾丸旅行私の仕事のお休みは土日のみなのでそれに合わせてくれたはえパパここから一泊二日はちょっと大変で駆け足な旅それでも鶴ヶ城を見たいと思う気持ちが優先して実現しました。台風の動きがちょっと気になりますが、雨具を持って・・・ (土砂降り覚悟なので長靴とレインコートを用意)お昼過ぎに戊辰戦争で白虎隊が至死をした飯盛山に着きましたふもとからその場所まで171段の階段と電動スロープがあり電動スロープを使って登りました。着いた先には白虎隊の石碑と墓が並びお線香の煙が周りを包んでいました。少し先に行くと鶴ヶ城を正面に見る場所があります。ここで彼らは燃え盛る街並みをお城が燃えていると思いこみ至死を決めました。まだこれからの若い命を自ら散らした彼らに合掌して鶴ヶ城へ明治維新後取り壊されたお城ですが皆さんの希望により建て直されました。石垣はその当時のままで、石が余りにも大きくて重たいので運び手が大変な苦労を。そんな運び手のために石の上に遊女を乗せ、元気を出させて運んだ遊女岩もあります。石垣にもそれぞれのお城によって違いがあるので面白いです。天守閣から磐梯山を臨みました。会津富士と呼ばれている磐梯山はとても綺麗な山です。その前にあるのが飯盛山鶴ヶ城は鶴ヶ城公園として市民の憩いの場にもなっていて、今日は何かの催しがあったようです。白虎隊やら武将姿、やりを持った女性たちが大勢いました。そこに「八重の桜 ソフトクリーム」を売っていたので早速買って食べました。ほんのり桜の香りがする淡い桜色のソフトクリームでした。美味しかったです。今日はなんとか良いお天気でラッキーでした。明日は裏磐梯山に行きで五色沼を散策します。ゆっくりと温泉に浸かって幕末維新の頃に思いを馳せましょう。
2013年09月14日
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クレオメちょっと珍しい名前の花です。あまり聞いた事が無いと仰る方がいると思いますが、近くでよく見かけることがあります。和名は西洋風蝶草 (セイヨウフウチョウソウ)蝶が風に舞って踊っているように見えるのでこの名前が付いたようです。6月から10月頃まで咲きます。花ことば小さな愛秘密のひととき話しの題名を和名の方が良かったかなってうーーん 今から変えてしまいましょうか・・・・
2013年09月14日
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次の日どんな顔をして良いのか分からない美穂に先輩は何事も無かったような態度で、美穂は少し肩透かしを感じてしまった。でも、昨晩の事は二人だけの秘密。その事が美穂と先輩の距離を縮めたようで嬉しかった。先輩は美穂を誘う事も無く以前と全く変わらない毎日が続き夏休みに入った。「ねえ 美穂は実家に帰らないんでしょ」和子の問いかけに「うん」「そっかぁ、ねえ 何処かに遊びにはいけるよね、計画して行こうよ」「いいねぇ、プールがいいかな」そんな他愛も無い会話の最中でも美穂は先輩はどうするのだろうとそんな事ばかり考えていた。あれ以来先輩は美穂に触れることも無く、あの時の事はまさかの夢だったのかと思えるほど遠くなりそうだった。「ねえ 美穂、美穂ってば、もう、ため息ばっかりついてどうしちゃったの」和子が最近の美穂の様子の変化に気付き心配して訊ねても返ってくる返事は「ううん 何でも無い、高等科って受験が控えているから今までと違うんだなってね」美穂は寮での生活の事は絶対に口外してはいけないって、これは鉄則だからと先輩に強く言われていたので和子に話す事は出来なかった。自宅組はこの事を全く知らない。寮組だけの甘くて切なくて悩める秘密。それだけに寮組の結束力は強くて卒業後も何かと連絡を取り合う関係に育っていった。先輩は夏休み前と変わらない生活を続けていた。朝礼の鐘とともに校舎で行われる補習授業に参加して夕礼の鐘で寮に戻ってくる。部屋に戻るとすぐにシャワーを浴びて、ルームウェアに着替える、そんな規則正しい生活を送っていた。部屋に戻った後も机に向かうことの多い先輩に美穂は敬意を表しながら自分だけ置いてけぼりにあったような寂しさに苛まれた。恋愛の対象は異性だと思っていた自分が先輩の事をこんなに追い求めるなんて可笑しいよと、ベッドの中で一人で悶々として身体をゴソゴソと動かしている時「ねえ 眠れないの?」先輩がそっと美穂を覗き込みながら髪の毛を撫ぜた。「あ いえ そんな事は・・」「ふふ うそ」先輩はそう言いながら美穂のタオルケットの中に入って来た。
2013年09月14日
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「ん? この寮ってふふふなのよ。でもこれは公然の秘密。だから心配いらないのよ、安心してね。シスター・マグリットのお気に入りもいるのよ」「え?シスターの?」「そうよ、美穂をシスターに取られちゃうかもって心配しちゃったわ。でも、お気にりの子がシスターにゾッコンなので助かったわ」隣同士でシャワーを浴びながらする会話に真っ赤になりながら美穂は先輩に触れられた胸や先輩の印の華を指でなぞった。「その印は私だけが見てもいいのよ、誰にも見せてはいけないわ。その印が消えないうちにまたね、約束よ」「あの こんな事って あの・・」「ふふふ 心配しないでこの関係はこの寮を卒業したらお終いなの、ちょっと寂しいけどね。まだ、続けたいって思ってもダメなの、これは鉄則。だ・か・ら 私たちは誰も傷つける事無く傷もつかないの」シャワーを浴びながら先輩は美穂をそっと抱きしめた。「美穂は私のもの、誰にも渡さないから。 この華をもっと散らしたい」美穂を壁にゆっくりと押し付け、先輩は首筋からそっと唇を這わせ鎖骨をなぞり、胸を片手で弄りながら、片手はゆっくりとおへそ辺りに。美穂と先輩はずぶれになりながらその次への快楽に揚がろうとした時、ガチャと音がして誰かが入って来た。声がしたので慌てて美穂が身体を離すと「あら 誰かと思ったら・・・」先輩は何も無かったふうに落ち着いて振り向きざまに「勉強してたら遅くなってしまって」「そうなの?勉強ねぇ うふふふ 大丈夫よ、そうなのね。美穂さんでしたよね、うふふふ どう?勉強は?」美穂は何も言えず真っ赤になって俯いてしまった。この人は何を分かっているのだろう?「もう 出ようかと思っていたところなの、そうよね 美穂」「あ は はい」「そう、ゆっくりとお休みなさいね 美穂さん。 お疲れになったでしょうから うふふふ」含み笑いを背中に聞きながら先輩と美穂はシャワーを後にした。シャワールームを出ると「ふう 全く あの人も美穂狙いだったのよ、危ない、危ない」先輩は美穂を包込むように抱きかかえて部屋へ急いだ。部屋に戻ると「今夜はもうお休みなさいね、明日から何時も通りの生活よ」ウインクをしながら先輩はベッドに滑り込んだ。美穂はまだほてった身体をそっと抱きしめて自分のベッドにもぐり込んだ。
2013年09月13日
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息も上がりキスの途中で甘い喘ぎ声も出る頃に美穂の着けていたブラのホックを外され、まだ初々しい胸が先輩の手の中に収まった。「初めてなのね、何もかもが初めてね、嬉しい 私だけの美穂。可愛いわ」先輩の言葉に余計に身体が蕩けそうになり「せ・・ せ ん ぱい 私 どうにかなりそうです」上から見下ろされて自分の姿を見られていると思うと美穂はその恥ずかしさで身体中の血が逆流するような感じにみまわれた。先輩は美穂のまだ誰も知らない胸の蕾みを唇で啄ばみ「ほら 感じてる 分かる? 美穂の蕾みがほら 綺麗よ」唇で啄ばんでいたかと思うとそっと口に含み舌で蕾みを転がし始めた。美穂は感じるままに声を上げ、シーツを両手で掴み身体を反らせた。「ふふ 可愛い 美穂 可愛いわ 美穂に私の印を」胸の膨らみに唇を当てると少しきつめに吸いついた。「痛っ」美穂の小さな声に「綺麗な華がほら ここに咲いた。ね 美穂の肌はとても白くて綺麗だから華もとても綺麗よ」先輩は満足そうにキスマークを指でなぞった。「美穂 今夜はここまで。またね」先輩はそう言うとまだぼぉっとしている美穂のブラとTシャツを丁寧に整えて「もう一度 シャワーを浴びましょうね」自分の服も整えると二人とも着替えの支度をして美穂をシャワールームに誘った。風呂場とシャワールームは共同なので簡単に汗を流したい時や日中はシャワールームを使う事が多かった。まだ 熱に浮かされているようなおぼつかない足取りの美穂を庇って先輩はそっと腰に手を回し歩調を合わせて歩いた。美穂は誰かに会ったらどんな顔をしたら良いのか分からずひたすら誰にも会わないように願った。シャワールームは誰も使っておらず二人きりで、美穂はほっと息を吐くと「先輩 あの こんなことって」「ふふふ 誰にも秘密よ、美穂は幼稚舎の頃から人気者だったわ。私の先輩達も美穂をなんとかしたいって思っていたのよ。ふふ なかなかそのチャンスは無くてみんな手を出す事が出来なかったの。私は美穂と同室になってどれ程みんなに嫉妬されたか分からない。だから・・・だから嬉しいわ」「あの・・ それって・・」
2013年09月12日
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余りの出来事に頭が混乱した美穂は先輩の手から逃れようと手を振り解こうとした。しかし、後ろからはがいじめにされたような恰好ではそんな事は何の役にも立たず、「いい子ね、怖い事はしないからそっと私に身を任せて」先輩は先ほどよりももっと深いキスを何度も角度を変えて落とした。その間にも先輩の細くて長い指先はブラの上から美穂の固くなった蕾みをゆるく揉みほぐしたり、摘まんだり、そっと撫ぜるように。美穂の舌先は先輩に絡めとられ次第に力が抜けて行くのを感じた。「さ もう消灯の時間だからベッドで休みましょうか」先輩は力の抜けた美穂をそっと抱き寄せて自分のベッドへ誘った。「大丈夫、美穂は穢れないし私も同じ。もっと深く深く美穂を知りたいの」ベッドに美穂を横たえると美穂の髪の毛をゆっくりと撫ぜて「本当に美穂の香りって素敵」美穂の身体に少し体重を掛けて艶っぽい瞳で美穂を見降ろすと「下着が邪魔よね」自分のブラのホックを外した。たわわな胸が美穂の顔の前に表れて美穂は思わず生唾を飲み込んだ。綺麗な乳輪と固くなった蕾みを美穂の唇に押し付けて「そっと含んで」美穂は先輩の言葉に逆らえないまま唇を開いた。あ 小さく先輩は声をあげ、美穂の両足の間に自分の片足を入れ開きその間に押し入れた。美穂は緊張のあまり身体をよじったが先輩に身体半身を抑え込まれているので思うように動けず「怖がらなくてもいいから、そのまま そのまま 優しくするから」先輩は自分の胸を離すと美穂の胸をTシャツの上からゆっくりと弄り始めた。強くも無く、弱くも無く、優しく揉みほぐすような手の動きに少しずつ美穂は次第に身体の奥底から何かが湧きあがってくるような感覚に目まいが。唇を軽く啄ばむようなキスを何度も繰り返し、下唇を甘噛みしてそっと舌先を滑り込ませる先輩の舌先を美穂の舌は追いかけるようになった。Tシャツの上からなぞる様に胸を弄られもう少し、もう少し触れて欲しいと身体が理性よりも上回る感情に美穂はどうしてよいのか訳が分からなくなってきた。
2013年09月11日
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それは美穂が先輩と同室となりドギマギとしていた頃、まだ何も分からない美穂に丁寧に色々な事を教えてくれて、勉強の仕方までアドバイスしてくれたそんな夏休み前の事。学園内でも指折りの容姿の先輩で、憧れる下級生たちからレターが毎日山のように届いていた。教師からも信頼が厚くてもちろんシスターたちからも可愛がられていた。寮生活を送る生徒は同室になりたいと寮母に頼みこむ者までいる程だった。美穂も同じように先輩に憧れて同室になれたことをとても嬉しくてワクワクとした毎日を送っていた。「えっとね、ここはこうやって解くと分かりやすいし、簡単なのよ」美穂の後ろから椅子に手を置き演習問題の解き方を教えてくれていた時、「美穂って良い香りがするわね」そう言ってそっと首筋に顔を近づけて来た。「あ お風呂上がりだからかもしれません」ドギマギしながら答えると「そう、美穂の香りって落ち着くのよね、もっともっと側に寄ってもいいかな」え?「ふふ ドキドキしてる?」何だかどう答えていいのか分からずに俯くと「ああ 駄目よ。さ ここの問題を解いて」ちょっと無理みたい美穂は先輩の熱い息を首筋に感じて心臓が音をたて始めた。「ふふ それじゃぁ 私が手ほどきしてあげる」先輩はそう言ってシャープペンを持っている手にそっと手を被せた。「この問題はね。この数字をこちらに置き換えて」そう言いながら美穂の手をゆっくりと握りペンの先を数字に合わせた。「うんうん そこに注目してね」先輩の左手が美穂の肩に、そしてゆっくりと滑る様にTシャツの裾から中に入って来た。「ちょっと 待って下さい。あの・・」「脇を締めちゃだめよ、リラックスするようにしているんだからね」「でも これは」「大丈夫よ、私に任せて」先輩の左手はゆっくりとブラジャーのラインまで上がり、美穂が固くなって強張っているのを楽しむかのようにそっと弄り始めた。「先輩 そんな」悲鳴に近い美穂の言葉を先輩は右手で顔をくいっと後ろ向きにさせ唇を重ねて声を奪った。
2013年09月10日
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女子校の朝は賑やかな挨拶から始まる。寮組も自宅組もクラスは一緒なので下駄箱も一緒。寮は基本的には高等科からで希望者のみなので家に居たくない美穂は自宅通学も可能だけれど寮を選択した。学園の敷地内に寮がありそこから学校へ通う形となっていた。何時も通り昇降口の下駄箱の蓋を開けるとレターがどさっと落ちて来た。一緒に登校した由梨が「あ あ あの これは?」足元に落ちたレターを拾いながら不思議そうに美穂に手渡した。苦笑いしながら美穂は「ああ これは何時も事だから気にしないでね」「よっおはよう」背後から自宅組の和子が声を掛けて来た。「相変わらずだねぇ そのレターの数。レターバックに早く入れないと」由梨の持っているレターと由梨を見比べて「あら、この子は?」「ああ 昨日入寮した由梨。私と同室なんだ」「ええええええ そりゃ 事件」その言葉に戸惑いを隠せない由梨は和子と美穂の顔を交互に見た。何も言えないでいる由梨に代わって「なんで事件なの?空いていたからいいじゃない」「なに言ってんの、校内一人気の美穂と同室なんて全ての学園生から嫉妬の嵐だよ。知らないよぅ」「またまた そんな事を言って、驚くじゃない由梨が」「ふーーん そっか 美穂に同室者ね。これは楽しみが増えましたっと。由梨さんでしたっけ、同じ学年だよね、私は美穂の親友の和子、宜しく」そうだ 忘れ物があったんだ 急いで行かなきゃってバタバタ掛け出した和子の背中を見ながらくすっと笑って美穂は由梨に「同じクラスなのかな?職員室は分かるよね。それじゃ また」レターバックと鞄を持ち手を振りながら教室へ向かった。そんな美穂にあちらこちらからおはようの挨拶や柱の陰からじっと見詰める生徒に由梨はため息をついた。教室では既に由梨の話題で大騒ぎだった、何しろ美穂と同室ってことが余計に噂話に花を咲かせたようだ。「おはよう美穂、転入生だって?しかも同室。ねえねえどんな子?」「どんなって、大人しそうな子だよ」「それでぇ、あの先輩に似ているんだって?」え?そう言えば何となく面影は似ているかも・・・美穂がぼおっと思いを飛ばしていると「はいはいはいはい、話しはそれまで」和子が話しの腰を折るように話しに割り込んできた「もう 先輩の事は忘れなよ、ね、もう過ぎたことだからさ」美穂の耳元で小さな声で囁くように言った。あの先輩とは美穂が高等科に進級して寮で同室となった高校三年生の彼女。美穂の心と身体を駆け抜けた半年間の濃くて甘くて、悲しくなる出来事。
2013年09月09日
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「えっと まず その背中に回した手を放して荷物の整理をしようね」びくっと肩を震わせて由梨が慌てて私との距離を置いた。「荷物はそこのロッカーで、二段ベッドは今私が下を使っているから上を使って。ベッドのカーテンは遮光性がしっかりしているから消灯時間が過ぎても勉強をしたければどうぞ」由梨は美穂の言葉に嬉しそうにいちいち頷き「それで、この部屋の中の事は他言無用。これは鉄則ね」不思議そうな顔をして由梨が覗きこむので「うーーん 例えば 寝顔や寝言なんかを他の部屋の人には言わない。プライバシーを侵すことは絶対に言ってはいけないの。分かる?」「はい、美穂様の言いつけなら絶対に守ります」「あ それで その美穂様って止めて欲しいんだけど」「え? いけないのですか?」「美穂でいいから」「み み 美穂さ・ま・・・ 美穂 ですか?」「そうそう 美穂、みんなもそう呼ぶから美穂で」「それはちょっと・・・・」「ふーーん あら 言いつけは守んじゃなかったの?」「は・・い」真っ赤な顔で俯く由梨がちょっぴり可愛らしく思えた瞬間だった。由梨との出会いはこんな感じで始まった。
2013年09月08日
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ドアをノックする音がして「いいかしら?」寮母のシスター・マグリットが入って来た。ここは修道女が運営する幼稚舎から高等学校までの一貫教育の高等寮。私は高等科の2年生。「紹介するわね、さあ 入ってらっしゃい」そう促されて入って来たのは姉妹校から転入してきた初々しい感じの由梨だった。「今日からこの部屋で一緒に過ごすことになりました。宜しくね。細かい事はガイドブックに書いてあるからそれを読んでちょうだい。ここの先輩にあたる美穂さんに色々と教えてもらってね。美穂さん後は宜しく」そう言ってシスター・マグリットは由梨を置いて部屋から出て行った。寮は二人部屋なのだが奇数人数だったので一人で使っていたので丁度良かったのかもしれない。シスター・マグリットが出て行った後、不安げな顔で立っている由梨に「ま これから宜しく。仲良くやろうね」手を差し出して握手を求めたら、いきなり美穂の胸に由梨が飛び込んできた。「ちょっ ちょっと待ってよ」慌てる美穂にお構い無く由梨は「私 美穂様と一緒のお部屋で嬉しい。私の事 嫌いにならないで下さいね」背中に回した手にぐっと力を込めて身体をぴたっとくっつけてきた。「い いや あの・・」「私、美穂様のことずっと以前からお慕いしていました。まさか一緒の部屋になれるなんて、もう、天にも昇る気持ちで一杯です」「ちょっと 離れて・・」「私、美穂様の言いつけはなんでも聞きます。ですから何時でもお側に置いて下さい」「え???? 何にか勘違いしているんじゃ・・」「私、両親にどうしてもこの寮に入りたいと頼んだのです、同じ姉妹校だったので転入は簡単でしたけどまさか、同じ部屋になるなんて」紅潮させた頬を上げ、上目使いで美穂を見る由梨はうるうるとした瞳をより一層輝かせて「私、毎日美穂様のお世話をさせて頂きます。こんなに嬉しいことはありません」とんでもない同室者の現れに美穂は気が動転してしまい、言葉も失い立ちつくした。
2013年09月07日
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今まで拙い話しを読んで下さった皆様方どうもありがとうございます。明日からちょっと毛色の違ったものをUPしようかと思います。こんな話しは嫌いという人はここでお別れして下さい。読んでもいいよと心の広い?ゲテモノ好き?そんな人はどうぞ。では ちょぴり触りを美穂の舌先は先輩に絡めとられ次第に力が抜けて行くのを感じた。「さ もう消灯の時間だからベッドで休みましょうか」先輩は力の抜けた美穂をそっと抱き寄せて自分のベッドへ誘った。「大丈夫、美穂は穢れないし私も同じ。もっと深く深く美穂を知りたいの」ベッドに美穂を横たえると髪の毛をゆっくりと撫ぜて「本当に美穂の香りって素敵」美穂の身体に少し体重を掛けて艶っぽい瞳で美穂を見降ろすと「下着が邪魔よね」自分のブラジャーのホックを外した。たわわな胸が美穂の顔の前に表れて美穂は思わず生唾を飲み込んだ。綺麗な乳輪を美穂の唇に押し付けて「そっと含んで」美穂は先輩の言葉に逆らえないまま唇を開いた。あ 小さく先輩は声をあげ、美穂の両足を自分の足で
2013年09月06日
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誰も居ないでも エレベーターが止まりドアが開くオペを受けても生を望めない人もいます、オペ中に力尽きる人もいます。そんな患者さん達を多く看て来た私たちはもしかしたらとふっとあの恐怖テレビの映像を思い出しました。エレベーターに乗り込む子供やお年寄りの幽霊。膝が自然にガタガタと震え出しました。開いたドアからさぁっと生温かい風が吹き込んで来ました。私はドアから降りて周囲を見回しましたが誰もいません。早く地下室へ行こうとしてエレベーターに戻ろうとした時。きゃあああああ悲鳴が曲がった廊下の方から聞こえて来ました。慌てて悲鳴の方へ行ってみると看護師と患者さんが鉢合わせしてぶつかって転んでいました。「ど どうしたの?」「す す すみません・・・ わし ピンポンダッシュをやってみたかった」へ????若い頃からやってみたかったピンポンダッシュを入院したら絶対にやってやるって決めていたかなりのお年寄りの患者さん。ドアが開くたびにワクワクして、不思議そうな顔をする看護師を見るのが病みつきになって止められ無くなってしまったそうです。全く人騒がせな患者さんなのですが、御家族の方は殆ど見舞いにも来ず寂しかったのかもしれません。ご家族の方に病院に来てもらい説明をして見舞いの回数を増やして貰うように頼みました。それ以来、ピンポンダッシュをすることが無くなりました。
2013年09月06日
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ドアが開いてそこに待っている人にこのエレベーターの説明をするのは何時もの事なので軽い気持ちでいました。しかし、ドアが開いても誰もいません。隣のエレベーターの昇降ボタンを見ましたがこの階で押された跡も有りません。え?不思議に思いながらエレベーターに乗り込み地下室へ向かいました。私たちはオペ室にはオペ専属の看護師がいるので手術部に患者さんを預けるとまた病棟へ戻ります。その時は少し小さいスタッフ専用のエレベーターを使います。この日は他にも何人ものオペが有り、いち早く病棟に戻りすぐに次の患者さんの支度をしなければならないので先ほどの事はすっかり忘れていました。次の患者さんを地下室へ移動させるためにあのエレベーターに乗り込みました。するとまた同じ階で止まったのです。そして、ドアが開き・・・・ 誰もいません。もう、二回目なのでちょっと気になり出しました。忙しいさなか同じ病棟内の他の階に問い合わせてみました。すると、同じような事が起きているので整備部に連絡したという返事が返ってきました。なんだ機械の故障なら仕方ないよねってちょっとほっとしました。しかし、整備部からの連絡で機械には何ら故障は無いと。今日のオペは深夜にまで及びました。どうしても予定の時間内に終わることが出来ない事もあるので、少しずつ時間が後ろにずれてしまうことは当たり前のことなので私たちは余り気にもしていませんでした。最後のオペ患者と地下室に向かう時、あのエレベーターはやはり同じ階で止まりドアが開いたのです。私たちは機械の故障では無いと連絡を受けていたので、もうこれは・・・
2013年09月05日
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私は総合病院に勤める勤務3年目の看護師。この病院でもあちらこちらにあるような病院の噂話は幾つかあるのです。そんな話の一つを。私の勤める病院はこの辺りでもかなり大きな病院で地域医療の中核にもなっています。病棟も10棟もあり、入院患者数も外来患者数も他をぐっと引き離しています。その為か生死の境界線を彷徨う患者の数も日々多くて、私たち入院病棟の看護師たちは気の抜けない毎日です。どこの病棟にも何基ものエレベーターが設置されています。その中の一基は手術部のある地下室へ直行のエレベーターで、患者用ベッドが丸ごと入り横にスタッフが何人か並んでもいいように少し大き目に出来ています。エレベーターの乗降口には「手術部直行基のため一般の方はお控えください」と書かれたプレートが貼ってあります。ですから病院スタッフ以外の者が使う事は余りありませんでした。よくテレビで見かける手術室の前の廊下はこの病院にはありません。オペは全てこの地下にある手術部で行われるので、一度に10件程のオペが行われることもしばしばあります。一日にしたらどれ程のオペ数なんでしょう。手術部直行基のエレベーターが休みなく稼働することは稀では有りません。オペの支度が整うと入院病棟に連絡が入りその患者がベッドに横たわったままオペ室に向かいます。ですから患者の家族は手術室の前で待つのでは無くてその患者の病棟のオペ家族待合室かテレビやテーブルなどが設えたフロアで待つことになります。その日は天候不順で真っ青な青空が広がっていたと思ったら急に雨が降りだしたりと嫌な雲行きでした。じっとりと湿った空気が病棟内にも漂い、幾ら空調管理されているとは言え陰鬱な空間になっていました。今日もオペを受ける患者さんがいるので私たちは朝からその支度に追われていました。手術部から用意が出来たと連絡が入ったので患者さんのベッドに着き添い地下室へ向かいました。エレベーターに乗り込み暫くするとガタンと音を立ててエレベーターが止まりました。私たちは誰かが間違えて昇降ボタンを押したのだと軽く考えて、良くある話だよねと笑い合いながらドアが開くのを待ちました。
2013年09月04日
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「ねえ」佳枝の一言一言に過敏に反応してしまい、心臓が跳ね上がりボルテージがウナギ登りに、冷や汗が一気に身体中から噴き出て来た。いや 冷や汗と言うよりも脂汗と言ったほうがいいのかもしれない。気持ちの悪い汗がだらだらと流れてきて「あら? 熱があるの?顔が赤くなっているけど」うううう 気分が悪くなって来た。「い い いや 大丈夫」「そう ならいいけど。露天風呂の混浴って素っ裸なの?」「あ あああ そうかも・・」「ふーーん、タオルとか巻かないの?」「あ いや 巻く」「そうだよね、女性はどうなの?」こいつは完全に疑っている、俺が浮気をしていると。「うーーん 俺が入っている時は女性は入って来なかったから分からないけど」「そう 男性だけだったの」「ま ま ま そうだ」「男性同士って」は?俺は衆道の趣味は無い、そんな目で見るな。「あの・・・」「なんだ」もう開き直って強い態度で出るしかない。「睦が・・・・・」睦が何かを知っているとでも言うのか?「睦がね もう 嫌だって」やっぱりばれてしまっていたのか?こうなったら 先に謝るしかない。土下座して頭を床に擦りつけて「ご ごめんなさい。隠すつもりはなかった、ただ ただ・・」俺は必死だった。「もう いい加減にしてよね。水虫を家に持ち込むなんて」
2013年09月03日
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「ねえ この前の社員旅行って何処へ行ったの?」妻の佳枝が新聞折り込みの旅行のチラシを見ながら俺に話しかけて来た「え? 社員旅行?」「そう 社員旅行、何処だった?」ん? 今まで佳枝が俺の外出先の事を気にしたことが無かったのでちょっとびっくりした。「ねえ だから 何処に行ってきたの?」「えっと 熱海だよ 熱海」「ふーーん 熱海ねぇ。 それでどんなホテルに泊まったの?」は???「どんなって?」俺はちょっと不思議に思いながら聞き返した。佳枝は俺の顔を見ることも無くテーブルに置かれたチラシを見ながら「熱海なんだぁ、熱海って不倫の巣窟だって知ってた?」俺は特別に意味が有った訳でもないのに反射的にぎくっと身体を強張らせた。「あの熱海や箱根って関東圏に近くて、隠れ宿が一杯あるんだってね」「そ それがどうかしたか?」少し上ずった声で俺は聞き返した。「いやぁ ただね・・・・」ふぅっとため息を吐いて佳枝が俺の目をじっと見詰めた。いや ばれていないはず。俺は内心びくびくしながら佳枝の目を見つめ返した。目を合わせないと疑われる、ここはぐっと力を振り絞って目を逸らすな。俺は俺に言い聞かせた。「ねえ、睦がね」娘の睦がどうかしたのか?もしかしたら不倫旅行にでも行っているのか?「あの子も反抗期になって色々とね」(そうだよ まだ中学生の睦が不倫旅行なんて) 思わず、口の中でくくくと笑ってしまい「なに 笑っているの?」「い いや何でもない」「そのホテルって露天風呂ってあるの?」「ああ あったよ」露天風呂がどうかしたのか?何を疑っているんだ。嫌にシツコイ。「その露天風呂って混浴なの?」へ?もしかして・・・
2013年09月02日
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僕は何時でもキミの味方だと思っていたよでも、最近キミはつれないちょっと寂しい僕の気持ちをキミは知っているのだろうかキミは朝一番に僕に挨拶をしてくれる僕は嬉しくて思わずお返しをしてしまうことがあるそんな僕にキミはちょっと嫌な顔をするんだ僕はキミの元気を思いっきり受け止めているのにキミは僕の前に来ると隣が気になるみたいだね僕はちっとも気にしていないのにキミは何色が好きなんだろうか僕はキミの好みに合わせて色々な色を揃えたんだ赤色がいいかな、黄色がいいのかな、紺色だって、黒色だってあるんだ。それとも淡い黄緑色かないや 絶対パールホワイトだよって言うのかな何時でもキミの事を待っている僕それなのにキミは最近違うコが好きになったのかな僕は待つ事しか出来ないキミの気持ちが離れてしまっても僕はもうキミにとって必要ないのかいそんな事はないよねでも、近頃ではオフィスでも家でもお余所でも僕は嫌われ始めている僕は必ずそこに居ると信じていたのに僕が居ない家もあるって僕はキミの役に立っていたと思っていたのにねえ、最近の男子って立ってしないんだってねうんうん、子供の頃から座ってそうそう、だから男子トイレのお座りのほうが何時も満席家では回りが汚れるからダメっていう主婦もいるしはね返りでズボンが汚れるからって嫌だという男子もいるし新築の家ではごく普通に設置されていないし「あさだちはあさがおまでのいのちかな」こんな句はもう古くて理解出来ない男子が増えてくるかもねあああ 僕はキミの役にたっていた頃が懐かしい
2013年09月01日
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