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12月14日の国会喚問


 下記は [Infoseek ニュース]からの情報です。
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1)「鉄筋減らせと圧力」 木村建設元支店長名指し (共同通信)

  耐震強度偽装問題で、衆院国土交通委員会は14日午前、構造計算
  書を偽造した姉歯秀次元1級建築士(48)を証人喚問した。姉歯

  元建築士は、きっかけについて木村建設の篠塚明元東京支店長
  (45)を名指しして「鉄筋量を減らすよう言われた」と証言、

  木村建設側の違法な指示が原因と指摘した姉歯元建築士は「これ以
  上の削減は無理と(篠塚元支店長に)何度も伝えたが『予算に合わ

  ないからやり直してくれ』と言われた。違法をしてまでもの(要求)
  と感じた」と述べた。

  指示に従ったことについては「仕事の90%を木村建設から請け負
  っており、鉄筋量を減らさないと仕事を一切出さないと言われた。

  生活ができない状態となるのでやむを得なかった」と説明した。
  また偽造を始めた時期は1998年ごろで、件数は東京都大田区

  のマンション「グランドステージ池上」を最初に合計60件前後
  だったと述べた。国土交通省のまとめでは偽造は71件に上って

  いる。(共同通信) [ 2005年12月14日11時59分 ]


2)鉄筋減らせと木村建設圧力 元支店長は否定 (共同通信)

  耐震強度偽装問題で、衆院国土交通委員会は14日午前、構造計算
  書を偽造した姉歯秀次元1級建築士(48)を証人喚問した。姉歯

  元建築士は、木村建設の篠塚明元東京支店長(45)を名指しし
  「鉄筋量を減らすよう言われた。(元支店長に法令違反の認識は)

  十分にあったと思う」と証言、同社側の違法な指示が偽装の原因と
  指摘した。これに対し、午後の喚問で篠塚元支店長は「偽造に関し

  ては指示は一切ない。法律の範囲内で経済効果を求めただけ」と
  主張した。木村盛好社長(73)も「検査機関で建築確認が下りて

  おり、偽造されているとは気づかなかった」と述べた。
  歯元建築士は「これ以上の削減は無理と(篠塚元支店長に)何度も

  伝えたが『予算に合わないからやり直してくれ。設計事務所はほか
  にいくらでもある』と言われた」と説明。さらに「仕事の90%を

  木村建設から請け負っていた。(鉄筋量を)80-100キロから
  60キロにとか提示されたこともある」と話した。
  (共同通信) [ 2005年12月14日14時58分 ]


3)参考NEWS
 <耐震偽造>「鉄筋3分の1以上減らせ」総研が文書指示(毎日新聞)

  耐震データ偽造が発覚したビジネスホテルの開業指導に当たっていた
  「総合経営研究所(総研)」=東京都千代田区、内河健社長(71)

  =が、構造設計を元請けする設計会社に、鉄筋量を3分の1以上減
  らすよう文書で指示していたことが分かった。毎日新聞が文書を入

  手した。内河社長が鉄筋量の指示を認める発言を業界誌上でしてい
  たことは判明していたが、実際に同社から設計会社への指示が裏付

  けられたのは初めて。姉歯秀次・元1級建築士に対し、鉄筋量を減
  らすよう指示していた木村建設(熊本県八代市)は、総研の経営指

  導を受けていた。極端に鉄筋を減らした偽造物件乱造の根幹は、
  総研だった疑いが強まった。この文書は、今年に入って総研の担当

  幹部から、平成設計(千代田区)にファクスで届いたA4判の手書
  きの指示書。東京都内の構造設計事務所が構造計算した中部地方の

  ホテル名を明記したうえで「検討願います」と記されていた。
  内容は、1平方メートル当たり119キロで計算されていた鉄筋量

  を「多くても75~80キロで納めてほしい」と構造設計の変更を
  要求。くいの本数も「1本でも少なければ喜ばしい」とし、32

  ~36ミリになっていた鉄筋の直径も「大きすぎる。以前、大阪の
  もので20~25ミリで済ませている」などと指示。「もう少し経

  済的に納めようとする気持ちで構造担当者は設計してもらいたい」
  とも書かれている。

  これに対し、平成設計側は▽既に水平力に対するくいの本数を最低
  に設計している▽建物の特徴から鉄筋は32~36ミリが必要――

  などと専門家の見解として回答、構造設計は変更しなかったという。
  総研の複数の幹部は、毎日新聞の取材に「鉄筋量を減らす指示を

  することはあるが、法令の範囲を逸脱することはない」などと話し
  ている。総研は内河社長が創業。全国約300社のゼネコンの経営

  指導をしている。[毎日新聞12月14日]


4) 耐震偽装関与を全面否定 総研所長を証人喚問 (共同通信)

  耐震強度偽装問題で、衆院国土交通委員会は14日午後、強度不足
  のホテル建設に深くかかわった経営コンサルタント、総合経営研究

  所(総研)の内河健所長(71)を証人喚問した。内河所長は、
  構造計算書を偽造した姉歯秀次元1級建築士(48)について

  「問題が発覚するまで聞いたことがないし、会ったこともない」と
  述べ、偽装への関与を全面的に否定した。

  内河所長に先立って喚問された木村建設の木村盛好社長(73)
  は、多くの問題ホテルを設計した平成設計に関して「登記上は

  木村建設の子会社だが、仕事は100パーセント、総研の指示で
  動いていた」と認めた。

  また篠塚明元東京支店長(45)は「総研がホテル施工の指示を
  直接出すことがあったか」との質問に対し「間違いないと思う」

  と答えた。(共同通信)[ 2005年12月14日17時36分 ]

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