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第2章 心の旅
蓄積される怒り
心理療法を受けていた頃の私は、保護されたい自分を感じる反面、行き過ぎた保護を支配のように感じ、その相反する心理の狭間で苦しんでいました。不安と恐怖の感情が引き出され、そのストレスが身体症状にまで及び、老夫婦の姿を見るだけでも過去に自分を威圧した存在(祖父母)を投影してしまうこともあり、身体が震え出したりもしました。
この頃の私は、自分が被害者であることを過去の記憶から浮上させては、自分で自分の心理分析をし、親や育った環境にその責任を転嫁してばかりいました。そうすることで、沢山の怒りや恨みの感情が蓄積していき、被害者である自分を正当化し、それを見つけ出した自分を誇示することの繰り返しでした。
怒りや恨みの感情に支配され、私は爆発寸前の状態でした。持って行き場のない感情を、家にある食器を新聞紙に包んでナイロン袋に入れてから麺棒で叩き割ってしのいだこともあります。
そこで得たかったものは優越性のみで、私は自分の正しさを証明したかっただけだったのでした。
ここだけの話
ある合宿に参加し、トラウマを見つけ出した私は、恐怖の感情で自分自身をコントロールできなくなった。
そして、Aさんに個人セッションをお願いした。
当時、Aさんの予定はぎっしり詰っていて、個人セッションを受けるまでに一ヶ月くらい待ったでしょうか。
そのとき、娘のベストを編みながら「こんなに大変な私を誰も助けてくれない」と思いながら、編み棒で自分の掌を刺した。なんども、なんども。。。深い心の中で、Aさんへの当て付けだと判っていながらの行為だった。そのことに気付かぬ振りをする自分がいました。
やっと。。
個人セッションを受けたとき。
やっと、私の思いを聞いて貰える。と、思ったのにAさんは「○○さんの心理療法をした」とか、「あの人も、、そして、今は自分の為に~をしてくれている」などと。
私はAさんが自慢話をしているように思った
そして、やっと。。話を聞いてもらえた。で。。
ここでは、みんな泣き崩れるんよね。でも、私はそんなに泪はでなかった。
そんな私の姿を見て、Aさんは不思議そうな顔をした。
個人セッションを始めるときには、いくつかの問題を何回か分けて解決。。。
という流れが。「次回は。。。」という話が出てこなかった
エネルギーとエネルギーのぶつかり合い。おお
しかし。。恨みや怒りの感情は増幅し。
Aさんに保護を求める私。
それが、行き過ぎると。
依存(他のものにたよって成立・存在すること)なので、相手に期待すると裏切られたと感じる出来事が生じる。
相手の為にと頑張りすぎるのも、その行為を受け取らない相手に反感を覚えたりする。
依存には依存される人と依存させる人がいる。
その両方を、ときと場所によって持ち合わせてもいる。
鍵ホックみたいなもの。
鍵ホックが合わなければ、エネルギーの低いほうが淘汰されたように感じる。
それは、錯覚で。
相手が依存させる人ならば、依存という関係を拒んだだけ。
夫婦や子どもなど。。。1人が依存を断ち切ると、その相手は心地良いほうを選ぶ。依存OR自立?
自立の自は自由の自。自立の立は、自分の目的にあった立ち居地に立つ。そうすることで、反発するエネルギーが避けられ、自分が本当に望む人生に必要な人や物・出来事と遭遇する。
つづく。。。