らぴすらずり・うぃ~くりぃ~

らぴすらずり・うぃ~くりぃ~

小学生のお話


小学生の生活を、私は全然想像できなかった。
実際のその場にいても、理解できないこともいっぱいあった。

最初の個人面談。緊張して出かけると、ベテラン先生から。
「勉強はいいですから。それよりもお友達と遊べません。女の子としか遊ばないんです。」
ときつく注意されました。
すごく、ショックでした。
それから、一生懸命、お友達との約束を取り付けてみたり。
女の子と遊ぶのを禁止してみたり。
サッカーをやってみないかと、短期教室に連れて行ってみたり。
ひととーーーりの無駄なことをやりました。
サッカーができない息子を、「けっ」という顔でバカにするお友達。
バカにしたくなる気持ちもわからなくはなかったけれど、もっと息子をかばってあげればよかったのに、と後で反省しました。

今は。
あぁ、あの時の先生は、みんなで仲良く遊んで、はきはきとお返事をする子が好きだったのか、とわかりました。
あの時の自分に、それを教えてあげたい。

男子校に行ったら、もう、それこそ本当に女の子と遊べなくなる。
だったら、今のうちは楽しく遊べるのは幸せなことなんだなー。
そう、思えるようになりました。
でも、息子よ。
ビーズは買ってあげる気にはなかなかなれない。なんか、それは、一線を超えちゃう気がするんだよ。



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