① 「高濃度フッ素(1450ppm)」に主役を奪われた ここ数年の日本の予防歯科のトレンドは、完全に「フッ素」です。2017年に日本の法律が変わり、市販の歯磨き粉に入れられるフッ素の濃度上限が「1000ppm」から「1450ppm」へ一気に引き上げられました。 これにより、各メーカー(クリニカやシュミテクトなど)が大々的に「高濃度フッ素配合!」とCMを打つようになり、アパタイトの存在感が相対的に薄れてしまいました。
② 「価格」が高いため、テレビCMが減った アパタイトは非常に製造コストが高い成分です。 そのため、製品(アパガードなど)は1本1,000円~2,000円前後の高級価格帯になります。 数百円で買えるフッ素ハミガキ粉のような「万人向けの大量テレビCM」をバンバン流し続けるのが難しくなり、現在は本当に質を求める人向けの「知る人ぞ知る定番商品」としてドラッグストアの棚の少し高い位置に静かに並んでいます。
③ 法律上「歯が再生する」とは書けない 日本の薬機法のルールは非常に厳しく、どれだけ効果があっても「削れた歯が元通りに生えてくる」「穴があいた虫歯が治る」といった表現は禁止されています ]。 あくまで「初期の脱灰(白く濁った段階)の修復」という地味な表現しかできないため、消費者にインパクトを与えにくくなっています。