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AKIさんからご質問のあった既存店前年比について会社IRに問い合わせました。 その他、自分の疑問点についても聞いてみました。 ■18年度2月期の会社計画の前提となっている既存店売上高前年比は? 18年2月期の会社予想は既存店前年比101%を前提としている 10月までの平均は101.5%なので一応好調維持といっていいでしょう。 ■粗利率が前年23.1%から23.6%に上昇した要因は? 仕入れ値が下がった部分もあるが、粗利率をコントロールしきれなかった。 基本的に粗利率は23%で一定に保つ戦略をとっている。中間ではやや良くなりすぎた。 基本的に仕入が下がった分は売価に反映させる。 粗利率を競合より低く、かつ一定に保てる体制をつくる。競争力保持のため。 そのために店舗の標準化を整え、販管費を抑えている。 上期の粗利率が上昇したが、これは一時的なもので、下期は通常に戻る計画である。 最大の強敵ツルハの26%を意識しているのではないでしょうか? ■上場費用はいくらを見込んでいるか? 約40百万円前後を見込んでいる。これは通期会社予想に織り込んである。 上期の利益がやや進捗率が良いが、後半は粗利率を若干下げること、このような追加 発生費用により単純に中間利益の2倍にはならない予定である。 一応可もなく不可もなくといったところでしょうか。
2005年11月22日
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最近の来年度の診療報酬改定に関する報道から、調剤薬局に関係するポイントについて確認したいと思います。利益に直接影響しそうな改定はおおざっぱにつぎの点だと思います。 1.診療報酬全体のマイナス改定が検討されていることに伴い調剤報酬も 2002年度に続き2度目のマイナス改定が予想される。 2.調剤基本料の3区分の統一が検討されている3.薬価引下げこれら改定の影響についてアインファーマシーズのIRに確認しました。1.については利益減少要因となる2.の調剤基本料の改定について、具体的には現在の調剤基本料は町の「かかりつけ薬局」は49点、大手門前薬局は21点と差を付けられていますが、これが1本化し、点数は平均値に近くなるのではないか、と見られていることにより、大手門前薬局には有利に働くことから、調剤基本料部分は増収を見込んでいる。 これらのことによりプラス・マイナスは相殺され、利益に与える影響は軽微と 考えている、とのことです。3.については2年ごとにマイナス改定される事は事前にわかっていますので、各調剤薬局ともに経費の削減・新規出店による処方箋枚数の増加により利益成長を計画しています。薬価引きげの利益影響は以下の通りとなっているようです。薬価基準の引き下げに伴い、医薬卸からの仕入値もほぼ同率スライドで引き下げられるということです。つまり、100円の薬剤を90円で仕入れている場合粗利は10円です。ここで仕入値に合わせて10%の薬価引下げがあるとすると、薬剤売上は90円仕入値は81円で粗利額は9円となり、利益は1円減少してしまいます。このことから薬価引下げにより・薬剤売上の粗利率は変化がない・薬剤売上自体は薬価改定割合に応じて減少するので粗利の絶対額は減少する。ということが言えます。ちなみに、調剤薬局の売上の中身は、処方箋単価×枚数ですが、処方箋単価の内訳は 薬剤料+調剤技術料です。このうち、薬価引下げにより「薬剤料」の単価が下がります。仕入れ値も下がるので薬剤の原価率は変動しませんが、粗利額は薬剤本体の金額が小さくなるので、それに薬剤の粗利率を掛けた分だけ利益が減少します。例えば、-5%の薬価引下げの利益影響額を昨年度決算の実績を使って試算してみます。 アインの中間決算説明会資料によれば売上高の内訳は薬剤 : 調剤技術料 = 77 : 23となっています。 また原価の内訳ですが、有価証券報告書よりアインファーマシーズ単体では以下の通りです。材料費比率 68%労務費比率 13%経費比率 7%これらから試算をしてみます。(単位:億円) 2005年 -5%の改定の場合 変動額 売上高 444 427 -17 薬剤売上 342 325(342×95%) 技術料売上 102 102 売上原価 393 380 -13 材料費 267 254(267×95%) 労務費経費 126 126 粗利 51 47 -4 つまり、処方箋枚数・単価に変動がないと仮定した場合、5%の薬価引下げにより4億円の粗利減少(薬価差益の減少)となるんですね。粗利自体は今後も減っていきますので、収益体質を強化するためには固定費の削減が 重要な経営課題となることは明白です。以前の会計シリーズでも書いたように、固定費比率の低下は売上の減収に強く、利益の安定につながります。 次回は調剤薬局の固定費の推移について確認してみようと思います。参考までにアインの中期計画は以下の通りです。2008年度営業利益率はかなり保守的だと思います。 売上高も社長が「当社の巡航速度で十分達成可能な数字でございます」と説明会ビデオで語っていることからも、中期計画は堅いのではないでしょうか。ちなみに中期計画では2006年度、2008年度ともに5%の薬価引下げを織り込んでいるとのことです。調剤報酬改定については今のところ上記の説明のように影響が軽微であることから、計画の見直しは必要ないと判断しているようです。
2005年11月21日
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※今日はド素人の妄想に基づく意見も含まれておりますので、お読みいただく際は内容の正確性について十分ご注意ください(笑)。最近の新聞報道によれば来年の診療報酬改定に関する審議がかなり大詰めを迎えているようです。調剤薬局の株価が軟調なのはこの改定内容の様子見もあるのかもしれません。そこで過去の薬価改定と各調剤薬局企業の利益率の推移を確認してみます。※薬価改定内容及びアインファーマシーズの数字についてはアインファーマシーズの前期中間決算の会社説明会ビデオより引用。(すでにHPには出ていません)この推移からわかること。1.2002年の初めての調剤報酬のマイナス改定はやはり大きなインパクト があった。2.薬価引下げだけであれば収支へのインパクトは少ない。3.ここ2年は各社とも利益率を高めている。特にクラフトは急上昇している。 来年の厳しい改定への対応を先取りした動きだと考えられる。薬価差益ですが1999年に厚生省が発表している推計値ではすでに9%にまで縮まっているようです。それなのに何故毎回薬価がこんなに下がる余地があるのか?という疑問があると思います。それは薬価が下がると調剤薬局は卸からの仕入値の値下げを要求するからのようです。私が推測する診療報酬改定への調剤薬局の対応は以下のものです。■薬価の引下げによる粗利減少への対応・厚生労働省が薬価を下げる・薬価が下がると、調剤薬局は医薬卸に値引きをも求める。 卸はメーカーに値引き(あるいはリベート)を求める。・薬価は市場流通価格調査によって決まるので次回の改定ではさらに 薬価が下がる。・メーカーは新製品の価格を薬価引き下げを見込んだ高い価格を 設定する。■調剤報酬のマイナス改定による粗利減少への対応・これは経費削減(主に人件費でしょう)と指導管理料の加算を可能とするよう 薬剤師のスキルアップを図る。これはインターネット上で調べた事と、アインファーマシーズへ問い合わせたことから私がおおよそ考えている事です。ちなみにアインファーマシーズはよほど薬価改定への対応に自信があるらしく、「そのうち他社と大きな差が開きますから安心しててください」とIR担当者はおっしゃってました。別にそれを真に受けているわけではありませんが、心強いコメントではあります(笑)経費削減の部分ではアインファーマシーズは「薬剤師平均年齢の若年化」と「システム導入による合理化による人件費削減」という明確な戦略を提示しており、平均年齢の推移などその成果が具体的に数字に表れているので、投資に際してのの確実異性がより高いと考えています。業務合理化ですが、薬剤師一人当たりの処方箋枚数は25.6枚となっています。厚生労働省の基準では40枚に一人ですので、合理化によりこの基準に収めれば理論上は労務費を10.5億円削減できるという試算もしています。昨年の経常利益は31億円です。調剤報酬マイナス改定による利益減への対応策が明確に示されていると言えるのではないでしょうか。。IRに追求したところ、さすがに40枚に一人は安全上厳しいが、35、6枚に一人くらいまでは実現性が高いとのことです。恐らく他の調剤薬局も何らかの対応をとっているはずなんですが、開示資料上で明確になっていないので、類推の域をでません。クラフト、メディカル一光は具体的な経費削減策を開示していませんがそれを考慮しても今のPER水準は低リスクなので少しだけ組み入れています。私は数字で確認できる企業への投資がやはり確信を持って投資できます。希望的観測の排除につながるということです。次回は来年の診療報酬改定における調剤報酬の改定とその影響について考えてみようと思います。今日のエンタの神様に久しぶりにハロが出てた。半年振りくらいでしょうかね。一番お気に入りの芸人なんですよ。
2005年11月19日
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今日はかなりヒマなデータ集めをしてしまいました。私のブログのコメント回数ランキングです。なぜこんなことをしたかと言えば、私は記憶力が悪いのでコメントいただいた方を忘れてしまうんですよ。大変失礼なのですが。同じ人に何度も「始めまして」と返事してしまい、申し訳ないので、過去のコメントいただいた方を一度確認してみようと思いました。昨日までで全部で約450件、人数はなんと85人という多くの方からコメントをいただいてる事がわかりました。本当に心からありがたく思っています。このような多くの方々のコメントがあるので、何とか今日までブログを続けられています。一番多いのはやはりカンガエルさん。7月に比較シリーズを始めてから今日まで、先々週の持株会の回以外の全ての日記にコメントを書き込んでいただいています。本当に頭が下がります。全コメントの4分の1近いです。2番目はわさびやさん。比較シリーズにほとんど書き込みをして下さっています。私にとっては手取り足取り教えてくださる親切な先生です。本当に感謝しています。その他、80人以上も書き込みしていただいていて、私には勿体ないくらいです。本当にありがとうございます。
2005年11月09日
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次はゲンキーとコスモス薬品の既存店売上前年比の推移です。コスモスは5ヶ月連続で110%を超えており、非常に素晴らしい推移です。ゲンキーもここ3ヶ月は少し停滞気味ですが、やはり同様に全体的に高い水準で推移しています。<コスモス薬品><ゲンキー>何故こうなるのか?を考える事が重要だと思います。私は前回も触れましたが、業態が従来にないもので、一般になじみがなく、出店当初は来店客数が鈍く、時間がたつにつれて認知度も上がり、リピーターが増えていくので、既存店売上は出店後数年間は右肩上がりで推移する傾向にあるのではないかと考えています。またこの既存店の推移を見る限りは競合の影響は少ない、あるいは他の業態から客を奪っているのではないか?とも見て取れると思います。次はゲンキーの出店地区毎の利益率の推移です。会社説明資料に載っていますが、ゲンキーは北陸(福井・石川)、東海(愛知・岐阜)を主戦場としています。福井の店舗の営業利益率は7%、東海地区は4%に目標を設定しています。何故東海が低いかと言うと、粗利率が福井は20%、東海は18%と、差を出しています。やはり東海地区の方が競合が多いと見込んでいるようです。黄色の四角は出店店舗を表しています。この表を見てわかるとおり、東海地区は出店当初の赤字から年々利益率が上昇傾向にあります。前回の比較でみたように、ゲンキーの経常利益率は4.0%→5.0%→5.2%と上昇傾向にあり、販管費比率は17%→16%→15%と急激に改善しています。これは何故でしょうか?販管費を懸命に削減しているんでしょうか?でも業界でも1,2を争うローコスト経営でさらにこんなに削減できるものでしょうか?ではドミナント化により物流費などが削減されているのでしょうか?しかし東海地区は4店舗とドミナント化と言えるほどではありません。私はこの要因はパート比率を高めることによる人件費の圧縮もありますが、それより東海地区の利益率の改善の影響が大きいと思います。何故こうなるかは以前の会計シリーズで説明した限界利益率と売上高の変化を考えれば答えが出ると思います。比較シリーズを理解するための会計(7)これは一例です。ゲンキーの東海地区の標準店舗は売上高12億、粗利率18%、営業利益率4%となっているので、これを軸に売上が変化したら利益率がどう変化するかを確認してみたいと思います。限界利益率=粗利率固定費=販管費とします。販管費(固定費)は1.68億で一定、粗利率は18%で一定です。すると、売上が8.4億の時は営業利益率は-2.0%、売上が9.6億になるとようやく損益分岐点を超え、売上が12億になると営業利益率は4%になることがわかります。つまり、既存店売上が大幅に前年を上回っている店舗は利益率も大幅に改善されるということです。上に載せたゲンキーの東海地区の利益率の変化はこのような状況ではないかと考えられます。同様にコスモス薬品にも当てはまると思います。つまり既存店前年比が大幅に上回っているので、利益率もかなり改善されてくるはずです。ついでにゲンキー、コスモス薬品と似たような業態であるカワチ薬品の過去の売上、増収率の推移を見てみます。私ははっきり言ってカワチ薬品のことはあまりよく知りません。HPも超手抜きだし。(多分ローコスト経営の一環だと思いますが)今後少しづつこの業界2位のDSチェーンについて調べてみようと思います。決して高い成長率ではありませんが、無理ない堅実な出店だと思います。最後はPERの比較ですが、今から旅行に出かけます。月曜の夜の更新となります。南信州の山奥にこもってきます。
2005年11月03日
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昨日の続きですキャッシュフローを見てみます。サンドラッグは高成長にかかわらずフリーキャッシュフローが大きいです。フランチャイズが唯一成功していること、ローコスト経営によるものです。株主にとってはいい会社ですね。 グリーンクロス、スギ薬局、キリン堂、ゲンキーは無理していますね。 次に在庫です。カワチ薬品が飛びぬけて少ないです。1ヶ月切ってますからね。経営の効率化が徹底されていると思います。 他はだいたい1.5~2.0ヶ月です。 ミドリ薬品とジップホールディングスだけ極端に多いです。改善の余地ありでしょう。ジップは少しずつ改善して いますね。 クリエイト、サンドラッグ、ゲンキーなどは少しずつ減少傾向です。 逆にセイジョー、キリン堂、グリーンクロスコアはわずかですが増加傾向。要注意ですね。 コスモスがダントツです。前期の新規店舗がようやく立ち上がってきたのではないでしょうか。その他にも、+4%、+5%と大きく前年を上回る会社が多いですね。18社中14社が前年を上回ると言う、やはり成長が続く業界ですね。これを見てもドラッグストアという業態はまだまだ市民権を得ていないと言うか、社会に認知されていないことがわかります。つまり、出店したばかりの年は客数が少なく、徐々にリピーターが増えていくのだと思います。ゲンキーは新業態のメガドラッグストアだけでは105.5%で3位になります。マツキヨは頑なですね。1社だけ非開示を貫いてます。店舗数は売上同様マツキヨが1位。まだまだ積極的な出店を続けています。1店舗当り単純平均売上高を出してみました。以外にもカワチ薬品がダントツの1位。14億円です。以前から「メガドラッグストア」という業態を独自に開発してきていますが、驚異的ですね。ちなみに1店舗平均売場面積は2100平米と巨大店舗です。2位はやはり「メガドラッグストア」業態のゲンキーです。約10億円です。メガドラッグストアの標準売場面積は900平米とのことです。この2社が抜けていますね。やはり以外だったのが、コスモス薬品。ここも売場面積1000~2000平米のメガドラッグストアの業態ですが、5億です。これは近年出店したばかりの店舗が発展途上だということでしょうか。逆にミドリ薬品、セイジョー、セガミなどは売上が小さいです。従来の薬局に近いイメージなのでしょうか。■商品構成次に会社ごとの商品構成を見てみます。同じドラッグストアと言ってもかなり違いがあることがわかると思います。商品群は大きく分けて5つに分かれます。「医薬品」「化粧品」「食料品」「雑貨」「その他」です。そして私が見る限り19社は商品構成によって大きく3グループに分かれます。1.食料品の割合が40%を超える会社・・・カワチ薬品・ゲンキー・コスモス薬品2.医薬品が30%を超える会社 2-1.その中でも化粧品が30%を超える会社・・・サンドラッグ・ライフォート ・セガミメディクス 2-2.その中でも食料品が30%を超える会社・・・薬王堂 2-3.それ以外・・・マツキヨ・グリーンクロスコア・ミドリ薬品・スギ薬局3.医薬品・化粧品の割合がそれぞれ25%前後の会社 3-1.その中でも食料品が30%を超える会社・・・クリエイトSD、寺島薬局 3-2.その中でも雑貨類が30%を超える会社・・・ツルハ・キリン堂 3-3.それ以外・・・セイジョー・サッポロドラッグ・ジップ・CFSこの「1.」のグループを見て何か気づきましたでしょうか。そうです、「メガドラッグストア」と呼ばれる業態を主力とする3社がこのグループであるということです。私はこの商品構成こそが、コスモス薬品・ゲンキーが毎年30%以上の驚異的な成長を続けている要因であると考えています。従来のドラッグストアと全く業態が異なる、そして従来の日本の小売業にも存在しない全く新しい業態です。つまり、他のどの小売業とも直接競合にはなりにくいと考えています。なので、競合他社をあまり気にすることなく、大量出店が可能であるということでしょう。そしてカワチ薬品が日本で2位の大規模チェーンに発展した要因もここにあるのではないでしょうか。こう考えるとカワチ薬品は北関東~東北を中心に展開していますので、九州~四国が中心のコスモス、北陸~東海が中心のゲンキーは出店地域が重なる事もなく、カワチ薬品と同規模にまで成長できる可能性があるのではないかと考えています。次回は高成長を続けるこの2社について少し詳しく考えて見ます。明日から日曜日まで4日間旅行に出かけます。明日の朝時間があれば更新できるかもしれません。できなければ、来週月曜の夜になります。
2005年11月02日
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私は保有していて不安に感じるかどうか?毎日株価をチェックしないと気になるか?ということを投資する際の判断基準の一つにしています。要は確信が持てる会社だけに投資する。これは四谷さんから学んだものです。こうする事で投資に対するストレスは全くなくなり、株式投資は定期預金と同じ感覚になりました。株式投資は今後長く続けるつもりなので、いかにストレスを感じずにいられるかは常に考えています。確信を持って投資した結果、その会社への投資が間違っていて株価が暴落し損失が発生したとしたら自分の分析が甘く、間違いがあったというだけですので反省し次に生かせばよいと思います。保有していて不安で平日も株価をチェックしないと気がすまなくなり仕事に支障をきたしたらそれこそ本末転倒だと考えています。以前、コニカミノルタとか、タムロンとかを保有していた時は株価が下がる度に心臓がバクバクして、仕事中も気になって仕方ありませんでした。阪神調剤薬局は売ってしまったのも同様の理由です。平日も株価が気になりだしたからです。高PERを維持するだけの確信がない=ストレスになるということです。この場合高PERになるだけの根拠・確信があれば株価が気になるはずがなく、結果としてさらに株価があがったとしたら、自分の調査力が不足していたということです。例えある株がその会社の実力に比べて割安で、高い確率で上がるだろうと予想できてもそれは2の次です。例えば、多分買えばそれなりにリターンあるだろうな、と思うのが、秀英予備校とか、ハーバー研究所とか、最近では雑貨屋ブルドックはかなり確信に近かったのですが、在庫があまりにも重いのが気になって100%確信が持てず、結局投資しませんでした。かなり上がりましたけどね。なので少しでも不安な点が拭えなかったら投資しません。結果としてその会社の株価が上がったとしても、そのような会社への投資は自分の守備範囲外だと割り切っています。値上がりする株は他にも沢山あるんですからね。値上がりすると予想できる株を全部買えるわけではないので、結果として同じです。投資を始めたころは毎日株価をチェックしないと気がすまなかったのですが、平日株価を見なくなったら、それはそれで慣れてしまいました。株式投資を始めてようやく1年がたちましたが、このような考えができてきたのは、少しは成長したのかな、と思いました。
2005年10月30日
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昨日の持ち株会の日記は気軽な気持ちで適当に書いてしまったのですが、今日会社から帰ってきてビックリ。こんなに物議を醸しているとは思いもよりませんでした。誰もコメントないと思ってたのに・・・。会社への不満もあって、ついつい本音を書いてしまったのですが、軽はずみな行為だったと少々反省しています。こんな話題を書いても以前は誰も気にしなかったのですが、私のブログの状況が変わってしまったようです(笑)。とてもありがたい事に、多くの方々に書き込みをいただきましたので、この場で返事を書かせていただきます。色々考えさせられました。持ち株会の問題って結構奥が深いですね。>あ・うぃんさん こんばんは。>冷たい視線とプレッシャーはやはり感じますね。やはりプレッシャー感じますか。同じ境遇の方がいて安心しました。>okenzumoさん、こんばんは。>持ち株会は、資産運用の中では最低の運用方法だと思っています(笑)まさに集中投資と同じですものね。本当に信頼できる会社であればいいのですけどね。自分の会社をこのように言うのもなんですが。>持ち株会は「百害あって一利なし」というテーマで日記を書こうかと思っていました毒舌を楽しみにしております。>とおりがかりさん 、ご訪問ありがとうございます。私に向けて書かれたのか、okenzumoさんか、わかりませんが、私は持ち株会自体は否定はしてないんですよね。私はケースバイケースだと思ってます。経営者が信頼できる人であれば私も持ち株会やるんですけどね。>上場前に株を買っとけよって言ってたのに全然買ってる若いのが少なくてえらく>落胆してた社長を知ってるからなぁそれは、その社長もがっくしでしょうね。>AKIさん、こんばんは。 >自社株を社員が買ってくれないというのは寂しいものがありますね。同感です(笑)。要は私の会社はそのような会社だということですね。残念ですが・・・。悲しいことに社長を信頼している従業員はほとんどいないのではないかと思われます。>TOB対策なので仕方ない面もあるのではないでしょうか?私も理屈的には理解できます。ただいざ自分が、となると躊躇してしまいますね。>【はっしゃん】さん、こんばんは。>TOB対策で社員に自社株買いを強制させるというのは、明らかにおかしいですよ。やっぱり強制はおかしいですよねえ。だから余計に反発したくなります。>買わされたら株は、売らせてもらえるのだろうか。売るのはいつでも自由だと思います。>いちばん問題点は、買いたくない会社に勤めなければいけない状況にあるのだと思います。それを言ったらおしまいですよ(笑)。私も信用できない経営者の元で働きたくないですが、転職する自信もないですし、仕事自体は今のところまあまあ面白いので、妥協して働いてます。でもそういう人が多いのではないかと思います。会社やめたはっしゃんさんは勇気ありますね。年収半分っていっても元が高かったのだとは思いますけど(笑)。>わさびやさん、こんばんは。>安定しているような会社だったら悪くないと思います私も安定している会社であれば全然問題ないんですよ。3、4年くらい前まではそうでした。でもいわゆるデジタル家電関連の事業が大きくなりすぎて今では業績は非常に不安定な状態になってしまいました。今年の賞与は2年前の半分になってしまいました。>一番最悪なのが会社が倒産してクビ+自社株パアです私の会社に破綻した元Y證券の方いますが、まさにその状態で悲惨で涙も出なかったって言ってました。>にょろ@さん、こんばんは。 >持株会って金額決まってるんですか?うちの会社も1口千円ですよ。でも最低3口がノルマです。しかも1単元が数百万円なので、株主になれるのはいつのことやら・・・。個人株主を全く無視している会社なので未だに単元引き下げをやらないんですよ。個人株主を増やすかどうかは会社の戦略次第なのでいい悪いはないと思いますが。
2005年10月27日
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私の会社ではご多分に漏れず、最近になって持ち株会への半強制参加が通達されました。敵対的買収対策です。持ち株会の株数が7年前の半分になってしまったそうなんですよ。つまり、自分の会社がもうピークに来ていると感じている社員が多いってことですね。実際、株価は私が入社した約10年前に比べて2.5倍になってますしね。最近2年ほどはボックス圏をうろうろしてます。私も以前は持ち株会やっていたのですが、5年前に全て売っていて今は全くやってません。で、毎日上司がうるさいうるさい。滅多に私がいやがることは強制しないいい人なのですが、持ち株会だけはかなり上からの圧力がかかっているみたいです。購入時は特典として会社が5%補填して多く購入するので有利と言えば有利なのですけどね。ここまで言われても、私がやらない理由は「ハイテク関連株」だからです!!!これは私の投資方針を自ら破る行為です!!!okenzumoさんもハイテクやるヤツは自分がバカだと言っているようなものだ、と警告を発しておられます。だから、意地でも持ち株会なんてやるもんか!と拒否していますが、どこまで抵抗できるやら・・・でもついに今日私の部で入ってないのが私一人になってしまい、冷た~い視線を浴びています・・・自分とこの株買うくらいなら買いたい株がほかに沢山あるんだよっ
2005年10月26日
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私の会社では福利厚生目的で従業員とその家族をディズニーランドか劇団四季の ミュージカルに一年おきに会社が一部補助を出して招待するんですよ。 で、今年は順番から言えばミュージカルの年なんです。いつもならこの時期に案内 が来るのですが、今年はいつまでたっても来ません。 そこで上司に聞いてみました。 私 「今年は四季報の案内いつくるんですかね~?」 上司 「???」 私 「あっっ、四季報じゃなくて、四季です、劇団四季ですよ。ミュージカルですよっっ。」 ・・・上司は白い目で私を一瞥し、呆れて席を立ちどっかへ行ってしまいました。 その後、向かいの席の先輩に 「おまえ、株のやりすぎ!!!」 と爆笑されてしまいました。 思わず劇団四季を四季報といってしまうなんて・・ホントに中毒です。どうしようもないくらいに・・・ 誰かこんな私を救ってください(笑)・・・ 今年は経費削減で家族招待はなさそうです。 今回はカンガエルさんのリクエストにお答えしました。 そう言えば、今週の週間ダイヤモンドの株特集で、株関連書籍の売行きランキングが載っていましたが、四谷さんの本が13位!でした。すっかりメジャーですね。というか夢の印税生活です。うらやましい・・・
2005年10月25日
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私は5月のある日「gotospace」さんのブログを一番初めから読んでいました。この方は始めの頃は中々成績が上がらなかったのですが、ある時急にブレイクした方です。始めの時期が私と結構境遇が似ているので、何か良いヒントはないか、と全頁を読んでいました。gotospaceさんはある日の日記にあるヤフー掲示板の書き込みを全部保存してくださっていました。そして何気なしに私は読み始めました。2003/2/13 21:50ウォーレンバフェットベンジャミングレアムフィリップフィッシャー等々の天才たちに興味がある人交流しましょう。僕はバフェットを参考にしつつ、主にグレアム流で投資しているものです。僕は・・・PER、PBR、ROE、自己資本比率は重視しています。(それもガチガチに重視しています)スクリーニングで選び出した銘柄をバフェット流に見直すやり方を採用しています。という独り言でその掲示板は始まります。私は何故かその静寂さが漂う知的な雰囲気に思わず引き込まれ、気づくと夢中になって読み進んでいました。なんと、その掲示板では、4Uさん、しんさん、マッキーさん、ようさん、Driftr32さん、角山さん、masaさん、kappaさん、www9945さん、四谷さん、藤田さんなど大御所かつ超一流投資家が書き込みをし、超ハイレベルかつ熱い議論を繰り広げていたのです。 私はまずその投資家の方々の豪華さに目がくらみました。今このような超一流が集う掲示板ってありますでしょうか?そう、そのヤフー掲示板は「バフェットとグレアム掲示板」、そしてその管理人こそ私が最も敬愛する投資家、「sinku」さんです。第4回 sinkuさん sinkuさんはグレアム・バフェットを心から尊敬し、傾倒されている投資家です。しかし私にとってはグレアムやバフェットよりも私はsinkuさんの投資・そして人生に対する厳しくも冷徹な姿勢に衝撃を受け、そして共感を覚え、非常に深い感銘を受けました。 私が目指す投資家像とはまさにこれだ!と直感しました。と同時にそれまでの迷いが全て吹き飛びました。目指すべき道がハッキリと見えたからです。そして自分に何が足りなくて、何を学ぶべきかも明確になったからです。dsan2000さんが私にとっての教祖様ならsinkuさんは神かもしれません(おおげさな^^;)sinkuさんは様々な投資理論、投資哲学について書き重ねていますが、その哲学の根本にあるものとは主に次の事柄だと解釈しています。本質的思考・論理的思考の追求希望的観測・類推憶測の排除確固たる事実の追求最小の努力で最大の効果洗練された無駄の無い行動特に本質的思考の重要性については幾度と無く主張されています。これらは私には全く欠けている要素、正反対の要素です。だからこそ余計に強烈に惹かれ、憧れるものがありました。以前の私の日記でこのsinkuさんの投資哲学を自分なりに解釈して書いた事もあります。。「最小の努力でで最大の効果をあげる」「類推憶測を排除した確実な投資」そんなsinkuさんの投稿を一部紹介します。(勝手に転載して良いものかわかりませんが・・・後で削除させていただく可能性もあります) 功利的な行動をするためには「正しい思考」が必要です。 僕の認識では(または直感的には)厳しい現実が根底にない理論は正しくないことが多いと思われます。極論を言ってしまえば「甘甘理論」「浮かれ気分な理論」は誤りであるってことです。 僕の意見をだいたいのイメージで表現すると、人間の行動選択肢が仮に100あるとしても、そのうちに自分のためになる選択肢はその中の1つしかない。他の90は少し損をする選択肢で残りの9は致命的なダメージを受ける選択肢であるというイメージになります。 (それだけ現実は厳しいってことを言いたいのです。そしての厳しさの認識のない理論は駄目駄目って思うんです) 投資の世界は我々が普通に生きている現実よりさらに厳しい現実が待ってます。 自分は・・甘甘理論からはできるだけ遠くの理論家でいたいです。 限りある思考エネルギーを「確かなと思われる対象」へ注力する必要があると思われます。多数の投資家って予想にエネルギーを割きすぎな気がするのですよね。でも実際「増益企業」を事後で追っていっても十分間に合う気がするのです。下手に予想して外れてどうこうするよりはるかにマシな気がするのですが・・・洗練された投資家になりたいと切に願ってます。 別に投資面に限りません。 多くのことをせず、少ないが美しく洗練された恐るべき一手を打つ・・。 あせらず、拙速な推論では決して動かず、世の無常観とカオス観を心に持ち、長期的に物事見据えて、静かに期を待ち、たとえ時間が掛かっても確実で精度の高い確たる結論を導く・・。 そんな人間になりたいです。 「思考」 僕は科学的思考、本質的思考、論理的思考は大事にしたいと思っている人間です。(そういうのを哲学的思考と言うのかどうかはわかりませんが・・) ちなみに意味不明な精神論は情報受信者を思考停止に追い込み、搾取するためのの情報発信者の ための都合の良いツールとしか思えないこともあります。(まあ基本的に胡散臭くて嫌いってことです) 時間を掛けて物事を考え抜くタイプの人間であるような気もします。(周りの人間よりはですが) 僕の目指すところは知的センスある人間です。柔軟で本質を見抜くことができ、冷静な判断ができる人間です。その自分の美意識にフィットする自分に近づけた時、「余りあるキャッシュフロー」が自分の周りを回っているかのような状態を目指してます。 僕が思うに、洗練された投資家というのは投資のために知識をかき集めているというよりは、むしろ洗練された芸術的なまでに美しい思考法(投資に限らず世の中を観察するための)が先に存在し、後から投資の好成績が勝手について最終的には富を得てしまった状態になっているような気がするのですよね。 穏やかにゆっくりと、しっかりと・・・。 すばらしい言葉に聞えます。 何しろ投資することは延々と続きそうですからね。 先の長い話ですよね。 短期的に勝っても負けても、良いことがあっても悪いことがあっても、過剰反応せずに悠々と投資をして行きたいものですねえ。そして少しづつでも投資センスや人間としての真の実力を向上させて行きたいものですね。 ・・・などなど。今現在、投資において私が最も重視している点が上に挙げた中でも「希望的観測を排除した確固たる事実に基づく投資」です。私の小売業・同業他社比較に基づく投資もこの考えを自分なりに追求した仮説の一つです。sinkuさんの哲学は一流の投資家に共通するものではないかと思っています。例えばokenzumoさんの投資哲学も非常に通じるものがあります。大膨張さんが天才投資家であるという確固たる事実その天才の選択した銘柄をパクることによるリスクの排除・効率的なスクリーニング徹底した企業分析により厳しく企業を見定めることによる、希望的観測・類推憶測の排除開示されている、または入手可能なデータからその企業の強みを客観的に把握できる 場合、つまり確固たる事実にのみ基づいて投資するフージャース1点集中投資という手法はあくまでも結果論にすぎないと思っています。根底にはどこまでも厳しく現実を見定める姿勢があります。そしてその理論は首尾一貫していてシンプル且つ美しい。どこにも矛盾が無い。普段はふざけたジョークばかりですが、一転投資論となるとズバリと本質を突く・・・sinkuさんの投稿に以下のものがあります成長すると思う企業を見つけたなら、割安性を見極めるのは当然として、その企業が本当に実際に今現在まさに高収益を上げ、かつ成長しているかどうかを時間を掛けて多面的に観察する必要があるということだ。(この間株価が上がってもしかたないと考えるべきかもしれない。)そして自分の仮説が真の確信に変わった時、巨額の金を投入する。(真の成長株なら少しの遅れなど致命傷になるはずもない。それより外したときのダメージこそ甚大である)平たく言えば真に確信するまで決して動くべきではないということです。まさにokenzumoさんの行動そのまんまです。話がそれましたが、sinkuさんはかなりの人格者であることが伺えます。なにしろこの様な超一流の投資家をひとつの掲示板に集めたというだけでただただ素晴らしいです。 そして2004/6/19の投稿を最後にバリュー、ファンダ投資という合理性を持った投資を実行していらっしゃる皆様の今後のご発展を心よりお祈り申し上げております。 という一文を残し、忽然と消えてしまいました。 いったい今どこで何をされているのでしょうか。今頃大金持ちになって悠々自適なのかもしれません。 そしてこの掲示板は今年の初めにヤフー掲示板から削除されてしまったようで、恐らく今はgotospaceさんのブログでしか見れないでしょう。まだsinkuさんを知らないという方は目を皿のようにしてgotospaceさんのブログを探して一度は読んでみられることをお奨めします。多くの一流投資家による様々な投資アイデアがちりばめられており、ヘタな投資本を読むより感銘を受けるのではないかと思います。私は全部ワードにコピーし、印刷したのですが(400ページ!)、読むのに1週間かかりました。今までに何回も読み返しており、私にとってのバイブルとも言えます。それでも書かれていることの半分も理解できていないので今後も何度も読むつもりです。gotospaceさん、本当に感謝しております。(直接やりとりはしたことありませんが)そして私に道を示してくださったsinkuさんに心から感謝しています。恐らくこれから何十年もかかるかもしれませんが、少しでも近づけるように勉強を続けて行きたいです。「私が影響を受けた投資家」は今日でとりあえず最後です。今回書かせていただいた4人の方々には心から感謝申し上げます。この前も書きましたが、先週は超激務で、しかも昨日、今日と休日出勤でした。多分今週も同じような感じです。どこまで更新できるかわかりません。
2005年10月23日
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第3回 okenzumoさん6月以降、小売業主体の投資に変えてからパフォーマンスが安定 してきました。何しろ、今年に入って多くの個人投資家が大儲けし ている中、5月末時点で私は年初来0%前後だったんですよ。 つまり、5月までは典型的なダメ投資家だったんです。 しかし優秀な投資家の考え方を研究し、それを元に自分なりに過去を 全て洗い直して反省し、今の投資スタイルになっています。 5月の後半は大きく資金を減らしつづける中、毎日毎日悩みつづけました。 一体自分の何が間違っているのか? 何が原因なのか?頭の中はずーっと霧がかかったような状態で先が見えない日々でした。 ところがある時、何かが弾け、急にその霧が晴れて目の前が明るくひらけました。 何が直接のきっかけだったのかは今でも思い出せません。ただ伏線はありました。okenzumoさんのブログです。「ネット上の個人投資家仲間のブログを拝見すると、皆さん私よりも一生懸命企業分析していますが、どうもその企業の良いところ、アピールポイントだけを必至に探しているだけのような気がします。」「特に初心者が投資する場合、業績予測が難しい銘柄に投資するよりも業績予測が簡単な銘柄に投資したほうが良いと思います。」「業種によっては、個人投資家向きではないものが数多くあり、そういう業種には絶対に手を出すべきではないと思っています。(企業分析による投資の場合)ハイテク株。電機株や大手の機械株など、これも業績分析は不可能。ハイテク専門アナリストだとか、ハイテク専門に投資している人など、馬鹿じゃないかと思います。ありえないっす。会社の内部の人間ですら、業績をまともに予想できないのに、外部の人間が予想できる道理がないでしょう。外部の人間のほうが情報が少ないのですから。ハイテク株ともなれば、為替、景気の変動はうけるし、たいがい経営は多角化されていて数が多いですから、それぞれの業界の影響も受けるし、一つ一つ分析して、その合計って事でしょ???そんなの無理に決まっています。私は、銀行株専門のアナリストですとか、私はハイテク担当の機関投資家ですなんて言っている人は、私は馬鹿です、って言っているようなもんじゃないですかね。」これは自分のことを名指しで指摘されているのではないか?と思ったほどショックを受けました。私のパフォーマンスで大きくマイナスしていたのが、コニカミノルタ、ローランドD.G.、ムトー精工、タムロンなどハイテク銘柄だったのです。私はこれらハイテク銘柄に資産の半分以上を投資していました。(タムロンだけは成功しましたが)多分このokenzumoさんのブログを読んだ時のショックが間接的なきっかけだったと思います。その後も悩み続け、上に書いた様にある時何かが弾けました。それは「自分の勝手な思い込みで投資をしていたのだ。できもしない定性分析によるアプローチに問題があったのだ」ということにようやく気付いたんです。 今となっては極当たり前のことなのですが。というか、グレアムを読んどけば 良かったという話にすぎないといえばそれまでです(笑)。 すみません。私の投資スタイル自体に与えた影響はokenzumoさんより前回までの投資家の方がやや大きいのですが、私の根本的な間違いに気づかせてくれたまさに命の恩人なのです。(今頃この世界で死んでたかもしれません)そしてこの直後にネット上である掲示板を見つけ、私が今現在、投資において最も重要だと認識している考え方を学んだある投資家に出会います。(続く)今週は仕事が超激務で、なかなか更新できません。私の事業はリストラでどんどん人が配置転換になったり、退職しているので、残された人間への負荷は想像以上です。慣れるまではかなりしんどいと思います。ああ眠いっす。
2005年10月20日
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第2回 dsan2000さん私が小売業主体の投資になったのは紛れも無くこの方の影響です。 dsanさんに影響を受けている方はかなり多いのではないかと思うのですが私もその一人です。 繰り返し発せられる「業績を毎月開示してくれる会社への投資で簡単に儲けられる方法があるのに何故わざわざ難しい会社を買う必要があるのだ?」というメッセージに深い感動を覚えるとともに、すっかり洗脳されてしまいました。そうです、私は数多く存在するdsan教の信者の一人です。dsan様は私にとっては教祖様。 dsanさんの独創的な視点による本質を鋭く突いたメッセージの数々には毎回深い感動を覚えますよね。やはり自ら起業されている方の観点は私の様なサラリーマンとはかけ離れたものを感じます。私が小売業の同業比較を全業種やろうと思ったきっかけのひとつはdsanさんだった んです。私は自慢じゃないですが、dsanさんの今年の1月以降のポートフォリオは更新される度全て保存し、その度に研究しています。(そういう人多いと思います)しかし、その個別銘柄をその時だけ見ても dsanさんのあの独創的なポートフォリオはなかなか理解できなかったんですよね。そこで私はdsanさんはきっと小売業の全企業を徹底比較し、把握しているに違いないと思い、少しでもdsanさんに近づきたくて同業比較をやり始めた次第です。まあ同業比較をやり続けた理由はこれだけじゃなく、他にも色々あるんですけど。一つか二つの理由だけだったら、あんなに長くモチベーションを維持できません(笑)。 小売業全社の比較により、ハローズやベルクに投資している理由がよくわかりましたね。 ■取り入れている考え方 「よく馬鹿な投資本で分散投資だとか集中投資だとか ゼロかイチがという議論になってしまっているとんでもない 本がありますが、私から言わせれば集中か分散かどうかは 単なる結果論に過ぎないんです、考える必要は何もなし、 時間の無駄というものです。 」 → 目からウロコとはこのことです。「こういう現状の中では、とにかく一番割安な銘柄を必死に なって探してそれに投資するのではなくて、"割安圏"の 銘柄の中から今後成長しそうな株式を探すといういうように、 ある程度の幅を持たせた方が、現状では賢い選択なのかも しれません。 」「私がこの日記の中で、PERぐらいしか株式用語を出さない のは、現状の市場はもっとシンプルに考えた方が得ですよ という、私なりのメッセージでもあります。 」 → これは四谷さんにも通じるところがあります 「株式市場で勝てるかどうかは、あなたの一般常識が 問われていると思った方が良いでしょう。 」「株って、どんな銘柄にも1年間の変動率はかなり あるので実は銘柄選びなんて何でも良いんですよ。 要は、その会社の持っている実力に比べて安く 買えれば良い訳ですから。 」「小売や外食の多くは月の売上を出している会社は多くあります、 私はデータが出ている会社に関しては、全部把握しています。 この程度のデータを把握していないで、どうやって株で勝つんですかね? 私は聞きたいぐらいです。 」・・・などなど。何度読んでもシビれます。思考が非常にシンプルで四谷さんに通じるところがあると思っています。 私がdsan2000さんに感銘を受けることの一つに『自分は「凡人」である』と常に言っておられるところがあります。我々からみれば凡人であるはずがないのですが、このように常に謙虚でい続けられるというところにdsanさんの強さの本質があると思います。これは他の一流の投資家にも共通するところだと思います。okenzumoさんも同様ですよね。いつも自分のことを「凡人」と言っておられます。まさかそれを真に受けている方はいないと思いますが、このうような心構えは勝ち続けるための重要な一要素だと思っています。 またdsan2000様は非常にボランティア精神に溢れていると思います。 ブログにはしょっちゅう、「有料でもいい」という書き込みを見かけます。 なにしろ、ブログの内容はタダで金儲けの方法を直接教えているようなものですから。私は丸誠が紹介された日は夜中に調べて翌日速攻で買いました。とにかく、dsanさん、ありがとうございます。そしてこれからもブログを楽しみにしております。 いや~、こういうのって愛の告白みたいで非常に恥ずかしいです。今週は久しぶりに新規銘柄を買いました。ミドリ薬品とレオックジャパンです。ミドリ薬品はnemoさん、レオックはカンガエルさんのパクリです。ミドリ薬品はドラッグストアの中でもキリン堂などと並んでダメダメ企業ですが、キリン堂と同じように少し変化の兆しを感じました。上方修正により20%も値上がりしましたがそれでもまだPER11倍。財務は超最悪ですけどね。割高になった阪神調剤薬局を売って業績好調且つ低PERの銘柄への乗り換えです。
2005年10月18日
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今日アクセス数がなんと、10万を越えてしまいました。ブログを始めた頃は全く想像もしていませんでした。3月に始めたのですが、1万アクセスまで4ヶ月かかりましたから。これもokenzumoさんがアピールしてくださったことが大きいです。そして毎日のように訪問くださった多くの方に感謝申し上げます。記念というわけではないのですが、私の投資スタイルに直接影響を受与えている投資家を誠に勝手ながら感謝の意味を込めて紹介させていただこうと思います。 第1回 yotsuyaさん 私が投資の勉強をはじめたのは去年の5月で、実際に投資を開始したのが その年の10月、ちょうど一年前です。それまでリンチや木村さん、野田さん、 フィッシャー、バフェット、山本潤さんの本を読み、投資における心構えを学び、低PER、低PBRを基本とした割安株への投資が良さそうだという結論に至り、 スクリーニングで低PERの中から、自分なりに決算書を読んで選んでいまし た。しかしイマイチ確信が持てていませんでした。 その時Zaiの10月(?)号を立ち読みしてyotsuyaさんのサブマリン投資法を知り、非常に心を打たれました。さっそく似たような基準でのスクリーニングにより銘柄を選んでいきました。その後半年は全然うまくいかなかったのですが(笑)。理由はスクリーニングで選んだ銘柄に自分の主観を入れていたからです。しかし、その後幸いにも2回ほど実際にお会いする機会があり、四谷投資法の核心に触れさせていただきました。私の投資が格段にレベルアップしたと思います。 一定基準内の分散投資は私の銘柄選択のベースとなっています。 その基準は自分なりにアレンジしているのですが。以前にも何度か取り上げさせていただきましたが ↓、すこしまとめてみます。「達人トレーダーに学ぶ」「達人トレーダーに学ぶ(2)」■取り入れている考え方 ・機械的な低PER分散投資 ・それぞれの基準を保守的に設定し、より負けにくくする ・投資に対する心の配分を常に一定にすることによりブレをなくす。大多数は 強気相場で熱くなり、弱気相場では見向きもしなくなるが、これでは投資法 にブレが生じる ・「勝つ確立の高い方法」だけをひたすら繰り返し、余計なことはやらない ・投資で勝つには「正しい戦略」と「個人の確信」の両方が必要 ・ストレスの無い投資を心がける ・チャートは一切見ない ・「PER10倍」というだけで触媒になる ・大多数の投資家の見ている指標はせいぜい「PER」がいいところ。PCFRや EV/EBITDAなんて見て投資している人はほとんどいない。誰も見ていない指標 を基準に投資しても効率が悪い。スクリーニングでも間単に使えて面倒の無い PERを基準に投資するのが一番効率が良い。 ・優秀な投資家の銘柄は積極的にパクれ!優秀なファンドマネー ジャーに運用してもらっていると思えばよい。 ・色々な投資法を試し、体が納得すれば取り入れる ・・・などなど。四谷さんの投資法は機械的な分散投資ばかり注目されがちですが、それは結果としてそうなっているだけであり、世の中のバリューというものを突き詰めていったのだと思っています。そして私は四谷さんは投資家であるとともに素晴らしい哲学者だと思っています。その著書の「会社と家の往復がスパイラル状に高みに上っていく感覚」「投資も自然の恵みのように豊かな恵みをもたらしてくれる」という部分に私は特に非常に感銘を受けました。いつかこのような境地に達してみたいものです。四谷さん、本当にありがとうございます。
2005年10月16日
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今日は売上高の増加によって利益がいくら増加するのか、あるいは売上高の減少によって利益がいくら減少するのかを考えてみたいと思います。直接比較シリーズとは関係ありませんが、第1回目のカンガエルさんの質問に対する答えです。■変動費売上が発生するとそれに対応する費用が発生します。まず直接対応する費用は「原価」です。それから、販管費の中にも売上にある程度比例すると考えられる費用があります。ここではこれら原価と、販管費のうち売上にある程度比例する費用を「変動費」と呼びます。これらの売上に伴って発生する費用を差し引けば売上の増減に対する利益の増減が計算できる事になります。売上 100変動費 70利益 30とすると、変動費を除いた利益率は30%なので、増加した、あるいは減少した売上の30%分の利益が増減することになります。■固定費販管費のうち、売上の増減に関わらず、毎月一定額発生する費用を「固定費」と呼びます。主に「人件費」「家賃」「減価償却費」です。つまり、販管費はその性格によって「変動費」と「固定費」に分解できる事になります。私は「変動費」は販管費から「固定費」を除いた金額全部を「変動費」ととりあえず考えています。実際は100%売上に比例しない費用ですが、いちいち判断するのも面倒なのでこう考えています。上の例の続きですが、固定費 20とします。売上から変動費を除いた利益30から固定費20を除いた利益10が「営業利益」となります。(例1)売上 100変動費 70利益 30固定費 20営業利益 10■限界利益率上の例で、売上が20%増加したとします。その場合営業利益はいくら増えるのでしょうか?売上の増減の30%分が利益の増減になります。100×20%×30%=6つまり、営業利益は10→16と、60%の増益となります。この考え方が株式投資にどう応用できるかですが、私はキリン堂の時のように、既存店売上高の増減による利益の増減を予測する場合に使っています。注意しなければならないのは、これはあくまでも机上の計算ということです。原価率が変われば変動費の比率も変わりますので、実際は計算どおりにならないケースもあります。あくまでも大雑把に利益の増減を捉えられるのではないかと考えているだけです。そして変動費の考え方も人によって様々です。原価だけが変動費だと考える人もいますが、私はさきに挙げた考え方をしています。ちなみに、この売上から変動費を引いた利益の事を「限界利益」と言います。そして売上に対する「限界利益」の比率を「限界利益率」と言います。さらに売上に対する「固定費」の比率を「固定費比率」と言います。一般的に次のことが言えます。・営業利益率が低くて、限界利益率が高い(変動費比率が低い)場合は売上の増減に伴う営業利益の増減益率が大きいです。・営業利益率が高くて、限界利益率も高い場合は売上の増減に伴う営業利益の増減益率が小さくなります。(例2)上記の例で変動費が60、固定費が30だとします。売上 100変動費 60 ・・・限界利益率40%固定費 30営業利益 10売上が20%増加した場合の営業利益100×20%×40%=8つまり、営業利益は10→18と、80%の増益となります。限界利益率が高いので増益率も大きくなりました。しかし逆に売上が20%減った場合は営業利益は10→2と80%の減益となってしまいます。あと少しで赤字です。では逆にいくらの売上を上げれば赤字にならないのでしょうか?つまり、「損益分岐点」となる売上高はいくらなのでしょうか。それは、売上 × 限界利益率 = 固定費 となる売上です。つまり、損益分岐点売上高=固定費/限界利益 とも言えます。(例2)で考えてみます。損益分岐点売上高=固定費(30)/限界利益率(40%)=7575以上の売上で黒字になることがわかります。こんなマニアック計算は多分投資には応用できるケースはあんまり無いでしょう。あくまでも参考です。次回は実際の会社の例をいくつか挙げて考えてみたいと思います。今日はついに阪神調剤薬局を売ってしまいました。本当は3年くらい持っていたかったのですが、予想PER25倍では、さすがに持っていて落ち着きません(笑)。何の理由でこの1週間上がっていたのか???村上さんのおかげじゃないですよね?しかしあっさりとダブルバガー達成でした^^
2005年10月13日
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こんな企画を始めてしまい、なんて大それた事をしようとしているのかと、非常に後悔しております(笑)。大失敗企画に終わる可能性もありますので、是非大きな気持ちで見守っていただけたらと思っております。基本的には前回のメールをいただいた方に理解していただく事を目的に進める予定です。つまり、「原価」と「販売費及び一般管理費」が中心となります。■売上・原価・販管費とは?今回の企画は話を分かりやすくするために「ドラッグストア」の場合に限定して考えたいと思います。 それでは早速ですが、投資家にとっての最も重要な開示数値は何でしょうか?恐らく大多数はEPSでしょう。 では損益計算書上で企業にとって最も重要な科目は何でしょうか?純利益でしょうか? それとも営業利益でしょうか? それは「売上」です。これ以上のものもこれ以下もありません。客からお金をもらい、 「売上」をあげない事にはどのような企業が存続できません。客からお金をもらって初めて商品も仕入れる事ができますし、従業員に給料も払えます。その結果としての営業利益があり、純利益につながるのです。 なので会社が最優先して考える事はいかに売上を上げるかですし、それに対して投資家はその会社がどのような仕組みで売上をあげているのかを、そしてその売上の中身についてまず考える必要があります。 では売上とは何でしょうか? 売上とは商品を客に提供した事に対して客から受け取る対価、つまりお金です。ビタミン剤を客が買い、その代わりに客から1000円受け取ります。この時点で売上1000円が発生します。 では原価とは何でしょうか? 原価とは売上に直接対応する費用のことです。費用とはお金を払って手に入れる商品、またはサービスのことです。原価は売上に正比例します。直接売上に対応しますので売上が発生すると同時に原価も発生することになります。ビタミン剤を問屋から700円で仕入れていたとしたら客に手渡した時点で原価が700円発生します。 そしてこれらの差額300円が売上から直接得られる儲け=粗利となります。 ここでちょっと疑問がわくかもしれません。原価、つまり仕入れた商品は仕入れてお金を払った時点で原価の発生にならないのか?これは会計のルールでこうなっているんです。つまり売上を上げる目的=販売用の商品は「販売した時点」で費用を発生=原価を発生させることになっています。損益計算書はそもそもある一定期間に区切られた部分の収入と支出の報告書です。そしてその期間内の売上はそれに対応する原価=仕入れた商品と1対1の関係になるように決められています。つまり、売上・原価・粗利は3つでワンセットなのです。ある商品が客の手に渡ったと同時にこの3点セットが一緒に発生するのです。では販売管理費とは何でしょうか?売上を上げるために間接的にかかった費用です。 つまり店員に支払う給料、店舗を貸してくれている家主へ払う家賃、客寄せの為に 配るチラシ=販促費、これらをまとめて「販売管理費」という名称でくくっています。 粗利 - 販売管理費 = 営業利益 となります。 以上のことから原価と販売管理費は売上を上げるためにかかった費用という意味では同じものと考えられます。 では会計ルールでは何故これらの費用をわざわざ分けて表示しているのでしょうか? 次回はこの意味を考えてみたいと思います。
2005年10月05日
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>同業他社比較のやり方というのは、全部の企業の過去数年分の有価証券報告書を読>んでそれをエクセルに入れていくのでしょうか。これをほぼ毎日やっているヤスイ>ノさんの仕事量に驚きます。普通の人はこれが良いとは分っていても能力的にこな>せないと思います。今日、上記のようにカンガエルさんから質問がありましたので、参考までに紹介します。■データソースまず、私のデータソースはほとんど四季報だけです。四季報には過去3年分の財務諸表のデータが載っております。それを使用しております。四季報発売以降に決算発表になっている会社は短信を確認します。最近では5月決算~7月決算の会社は短信からデータを取っています。また月次既存店データは各社HPからデータを取っています。月次は期の途中では累計を開示していない会社も多いですので、その場合は各月の平均をとっています。■時間配分基本データ(売上高・営業利益率・増収率・原価率・販管費・PER・自己資本比率・時価総額など)は休日にまとめてエクセルに転記します。これがかなり気合のいる作業です。平均して1社の転記に3分くらいかかっていると思います。四季報以降の決算発表している会社は短信を見るので1時間あたり15~20社分くらい転記できます。この作業を集中して2~3時間やっています。ブログに書く時には一応各社の短信に目を通し、事業内容を確認します。スーパーやドラッグストアなどは事業内容が単純なので、ほとんど短信は見ませんが、最近では書店・複合店やネット小売、リサイクルショップ、メガネなど事業内容が各社で微妙に違う場合が多いので、一応確認します。この作業をやらないとブログにトンチンカンな事を書いてしまう恐れがあります。1業界10社くらいなのでだいたいこの作業に1時間は費やします。複雑な業界だと2時間くらい費やします。ハッキリ言ってこれが気が狂いそうですね。あまり興味の無い業界だと拷問に近いです。次に月次既存店データを拾うために各社のHPを確認します。1社に1~2分。全部で10~15分。インターネットで市場規模や非上場企業の情報を確認します。この作業に10~15分。エクセルデータの貼り付け作業に5~10分。最後に実際にブログに書くのですが、ここで1時間はかかります。書いている途中に色々疑問点が出てきて調べたり、データが違っていて修正したり、前年との増減や各社の比率の違いの要因などを書きながら調べるとこれくらいの時間がかかってしまいます。このように休日の四季報データの転記を除いて短くて2時間、長いと3時間以上かかっています。さらに書き込みに返信するのに30分はかかっていますね。平日は会社から9時~10時に帰宅しますので、ブログに比較シリーズを書く日は他に何もせずに寝るまでひたすら比較分析に没頭です。当然1日ではやりきれない業界の場合は2日かけています。最近は特に難しい業界が多いので2日くらいかけています。なので比較シリーズの更新頻度が以前に比べて落ちています。それでもしんどいんですよ。比較ではない、アインの決算の分析などは自分がすでにある程度知っている事を書くだけなので楽チンです。しかし、このようなキチガイ染みた生活をもう2ヶ月続けてしまっているんですね。。。このパワーがどこから来るのか、ということですが、アイドル歌手ではありませんが、皆様の温かく、ハイレベルなコメントと励ましだけが唯一のモチベーションです。※こなつさんから質問いただきましたので追記します。汎用性がある方法かどうかは疑問です。■比較対象会社の選別第1回~第11回 『販売革新』7月号の決算特集の分類がベース第12回~第22回 『飲食店経営』8月号の決算特集の分類がベース第23回~ イートレードで小売業全社を書き出し、今まで取り上げていない 会社について事業内容を四季報で確認。同じような事業の会社を 分類。それと「チャートフォリオ」の業界別検索での分類を参考に している。「チャートフォリオ」はどんな業界でもそれなりに便利だと思います。 >にブログではなく個人投資家向けの株式サイトをちゃんと作れば結構アクセスの取れ>るサイトになるかもしれませんよこれこそ面倒なのでやりたくありません。ブログは更新が簡単なので続いています。それに今のアクセスも私には多すぎるくらいで、本来は目立ちたくないのが本音です。>あれを毎日やっているヤスイノさんは毎日会社に行っているのか心配なぐらいです。ご心配いただき誠に恐縮でございます(笑)。大丈夫です。昼間は毎日まじめに仕事しております。・・・ということであと少しは比較シリーズを続けるつもりですのでよろしくお願いします。
2005年09月19日
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先週、ドラマの「ドラゴン桜」で弁護士役やってる阿部寛の台詞にとても共感できるものがありました。それは勉強には良き「ライバル」が必要で、一人で勉強するより仲間と競い合いながら勉強する方が上達が早い、というものです。私の今現在の状況がまさにそれに当てはまるなあ、と勝手に株式投資と結びつけてしまいました。ブログを通じて知り合えた方々は無意識のうちに良きライバルと認識していると気づきました。結構同じような時期に投資を始められた方が多い、年齢が近い方が多い、というのもあるかもしれないです。お互いに良い刺激を受けながら成長できていると思います。たまに落ち込んだ時は励ましてもらったり(笑)。私はブログに結構な時間を割いていますが、ブログをやっていなかったら私は間違いなく今のレベルには無かったと思います。ブログを始めて5ヶ月になりますが、明らかに5ヶ月前よりレベルアップしていると確信できます。企業の分析方法など知識レベルについては全く変わっていませんが、投資に対する考え方、理論などについてかなり確信を持てるようになりました。それはやはりブログを通じて切磋琢磨したことが大きいのではないかと感じています。またここ1、2ヶ月で新たにブログを始められた個人投資家がかなり増加していると感じています。私は良い情報を発信するところには良い情報が集まると信じています。今はROMだけの方も何らかの自分の強みやそれを生かせる情報や考えを持っていると思います。月数回の更新でもいいので良いブログがどんどん増えればいいな、と願っています。昨日アクセスが2万ヒットを超えてました。1万ヒットは4ヶ月かかりましたが次の1万ヒットは1ヶ月。私にとっては多すぎるくらいで、ご訪問いただいた方に感謝いたします。ブログやってる以上ある程度のアクセスがあることは素直に嬉しいです。これからもひっそりと長く続けていきたいと思います。ここ1ヶ月雑談っぽい内容を意図的に書かなかったので今日は久しぶりに勝手な意見を書いてみました(笑)。
2005年08月19日
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今日映画の「宇宙戦争」を見てきました。非常にぐったりと疲れました。ご覧になる方は気力体力を充実されることをお奨めします。最初から最後まで緊張が途切れる事がないです。普通こういうパニック映画でも途中ホッとさせる「緩和」があったりするものですが一切ないです。ただラストがなんだかなあ~。でも改めて思いました。やっぱりスピルバーグは大好きです。
2005年07月19日
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昨日SPA!という週刊誌の別冊版を立ち読みしていました。資産運用特集だったので、ちょっと興味がわきました。はっきり言って価値のある情報は全く無かったのですが、非常に気になる記事がありました。一番最初に紹介されていたデイトレーダーです。30万円を数年で3億円にしたそうです。確か三村さんという方です。儲けた金でフェアレディZを買ったそうです。これってどこかで聞いたような・・・以前の日記にも書いたのですが、山本潤氏の景気循環サイクル説の「景気のピーク」で指摘されている事柄の一つ「外車を数台保有しているデイトレーダーがマスコミに出たりする」に正に当てはまりますね。私最近かなり警戒しています。ところで昨日会社の帰りに私の乗っている電車が人身事故を起こしました。先頭車両に乗っていたため、人が車両に衝突した鈍い衝撃がまだ体に残っています。亡くなった方のご冥福をお祈りします。一昨日のヤフオクといい、何かトラブル続きです。
2005年07月16日
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ヤフーオークションで奥さんが詐欺に会ったようです。先週落札した商品が届かないので連絡先の電話番号にかけたら、通じない。住所を調べたらなんとレストラン。完全にやられたようです。金額は10,000円なのですが、奥さんはすっかり落ち込んでしまっています。出品者のIDは既に削除されていて過去の取引も確認できないです。入札者の過去の評価はあまり覚えていないようなのですが、新規に近かったようです。5,000円以上は補償制度で8割が返ってくるようなので、これから手続きしてみようと思います。でもやっぱりいるんですね。まさか自分がこんなトラブルに巻き込まれるとは思っても見ませんでした。なので相手を100%信用していました。これからは少なくとも連絡先の住所の所在だけは確認しようと思います。これはヤフー地図情報で調べらます。ヤフーオークション好きな方は十分ご注意いただきたいと思います。
2005年07月14日
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株式投資の本などでは長期投資をすべき、と言っている方は 多くいますし、実際長期投資をされている方も多くおられます。 でもこれって前提条件が抜けていていきなり結論が先に来てい ると思うんです。 そもそも長期って何年なのかというのは人によって解釈に違いが あると思いますが、今の私の感覚では3年以上のイメージでしょうか。 長期投資が成立するのって正しい選択がされている場合に 限ったことではないかと思います。 つまり、本当に良い会社を選んだ場合のみです。長期投資は 結果論であって初めから長期にこだわるのは無意味なんでは ないかと。 駄目な会社を選んでしまったらずっと塩漬けの可能性も 高いでしょう。タイミングにもよりますけど。 私の同僚に5年前ソニーを1万数千円で買って未だに持っている 人がいますが、これってはたして長期投資なの?もしかしたら何年か 後に株価が戻る可能性はゼロではないでしょうが、パフォーマンスが 思いっきり悪くなります。 長期で成長が持続する会社であれば結果として長期投資に なるし、そのつもりで買った会社が見込み違いであれば短期 にもなってしまいます。 または割安株で価値が見直されるまででしょうか。低PBR株なんて いつ見直されるのか分かりませんからね。何年でも待てる覚悟が必 要です。 逆にいつ見直されるかわからないとすれば、買って翌日上がる可能性だってあり、すぐフェアバリューに達して売却すれば短期になります。ちなみに私の保有銘柄で一番長いのは12月に買ったドンキホーテ です。10月に買った平安レイは先月ついに売ってしまったので。 でもドンキは多分少なくとも後3年くらいは保有するような気がしていま す。私がドンキが大好きなのが大きいのですが、同じ業態の競合がないし、成長余地も充分ありますからね。 ここ1週間、毎日少しずつヤフー掲示板の「バリュー日記」を初めから読んでます。なんと5年も続いてるんですね。管理人さんに頭が下がります。いったいどのような方なんでしょうね。角山さんも初期から頻繁に書きこみされているんですがさすがというか、するどく本質を突いた投稿が多く、まあ角山さん以外にも優秀な投稿者が多いのですが非常に勉強になります。角山さんが以前マルコに投資して失敗したという経験談もあってほんのちょっとだけ親近感がわきました。この掲示板はお勧めです。
2005年07月13日
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先週の金曜日はボーナス支給日でした。わかっていたが、金額を見て愕然・・・新人の頃より低い。おまけに今日会社から宅急便が届きました。現物支給品。いざ自分がこういう立場になってみるととても惨めな思いです。現物支給品に対してもきっちり源泉取られてるし。でも会社からの収入の減少が今の私の株式投資に対するモチベーションを保っている一つの要因となっているのは確かです。皮肉な事ですが・・・ところで半年以上ずーっと買おうか悩んでいたフージャースを今週買おうと思います。先週始めに阪神調剤をPER18-9倍あたりでいくつかに分けて売り注文出していたんですが、そのうち2/3がまさかの約定でした。それで同じPER18倍で比べたときにどちらがより財務が優良で成長余地、上値余地があるかを冷静に考れば、今までの心理的な抵抗感もなくなりました。去年20万円の時からチェックしてて悔しい思いをしていたんですが、かえってすっきりするかも。一番の長所は世界一優秀なアナリストが株主にいるからに他なりません(笑)。確実性を考えても私が資産株を査定するよりも確実性が高い投資といえるかも・・・さらに私が重視する月次が開示されていますので、より希望的観測ではない確実性がありリスクが少ない投資です。でも、こんな理由で投資していたらkeepさんに怒られるだろうな・・・でも決して投機ではありませんので。
2005年07月11日
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株をやるようになってから、奥さんと買い物や外食に行って店に入るとつい「ここはどのくらい儲かってるんだろう」と計算するのが癖になってしまっています。居酒屋とかレストランに入ると、席がいくつあって、客単価はこれくらいで、1時間に客が何回転して、店の面積が何平米だから賃料がこれくらいで、従業員が何人いて、食材費はこれくらいだから、一ヶ月当たり何十万円位利益かなあ?という話しをしてしまいます。奥さんには「楽しみに来ているのに夢の無い現実的な会話はするな、株の事しか考えてない」と怒られてばかり。株式投資されている方は同じような人は多いんじゃないかと思います。しかし人間何事もバランスが大事です。一日中株ばかり考えていたら不健康極まりないです・・・
2005年07月10日
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そもそも私が競馬を始めたのは大学生の時、友人に小学生の時から競馬をやっている超馬狂いがいまして、そいつの影響です。 初めて競馬場に行ったのが1991年の宝塚記念。2ヶ月前の天皇賞を圧勝したマックイーンが単勝1.4倍の1番人気。私は何を思ったか、この単勝1点に20万円をつぎ込みました。周りが止めるのも聞かず。 レースは見事2着・・・ あまりのショックに私は1週間学校に行けませんでした。 しかし、このせいで私は競馬狂いになりました。何とかしてこの20万円を取り返さねば、と。京都競馬場の近くに住んでいた事もあり、半年間は土日とも皆勤賞、全レースに賭けつづけました。 次の大勝負はこの年のマイルチャンピオンシップ。 マイルでは2着を外した事のないダイイチルビーが単勝1.8倍の一番人気。私はダイイチルビーの複勝50万円を買いました。まず100%2着は外さないし1.1倍なら5万円儲かる、と。 ゲートがあいた瞬間ダイイチルビーは出遅れて後方。ライバルのダイタクヘリオスは悠々と逃げている。私は恐怖のあまり、あらん限りの声で叫びつづけました。ゴール直前、底力を発揮しダイイチルビーは何とか2着を確保。私は全身から血が抜けていくのを感じその場で崩れ落ちました。 最終オッズは1.0倍。50万円が紙くずになりかけた恐怖を味わっただけで元返し。私は今現在までこれ以上の恐怖を未だ経験していません。 翌年1992年春の天皇賞。 前年の覇者マックイーン、前哨戦で馬なりの圧勝と岡部の強気発言で1番人気となったトウカイテイオー。この2頭で決まりとの前評判。私はこの2頭の馬連1点に10万円。 レースは距離適正か故障かトウカイテイオーが直線伸びを欠き4着。10万円が紙くずに・・・ 翌年の宝塚記念。 2ヶ月前の春の天皇賞で2着のメジロマックイーンと春・天皇賞3着で前年の覇者メジロパーマーの2頭で100%決まりとの前評判。この2頭の馬連も1.8倍と圧倒的支持を集めていました。馬場状態も重でこの2頭に有利。私は再びこの2頭の馬連1点に10万円。 レースは逃げるパーマーに短距離馬ニシノフラワーが絡みパーマーは撃沈・・・ まあ負けてばかりではなく、ミホノブルボン、テイエムオペラオー等での勝負ではそこそこ稼いではいます。もちろん、トータルは大幅マイナスであることには変わりありませんが・・・ このように数十万円が2、3分で紙くずになる経験を幾度となく繰り返してきているので、株式投資は私にとってはほとんどリスクゼロで圧倒的に儲かる勝負に思えてしまうのです。だってゼロにはならないでしょ?下方修正でストップ安といってもせいぜい-20%くらいですもん。 しかも本来の価値より安く買うバリュー投資は言って見ればメジロマックイーンの単勝が10倍ついているのと同じ感覚なんですよ。なんて有利な投資手法でしょうか。バリュー投資の考え方を競馬に取り入れられないかといつも考えているんですが、期待値がそもそも75%-80%である以上どうやっても長く続けるほど負けるんでしょうね。ちなみに14年間の競馬人生で積み重ねた累積損失は始めたばかりの株式投資で取り返してしまいました。なんて皮肉な・・・
2005年07月09日
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最近は株式投資が利回りの良い銀行預金みたいな感覚になってきました。 単純に考えれば株式投資も銀行預金も同じなんですよね。銀行へ預ける 資金は最後には企業へ貸し出されるわけで。 直接企業へ資金を預けるか、銀行を経由して間接的に企業へ預けるのか という違いです。 でも銀行へ預けたら、どこへ貸し出されるか分からないし、中間マージンを ぼったくられてただみたいな金利ですが、株式投資ならば預ける企業を選 べます。確実に収益を生み、かつ割安で益回りが高い企業を厳選できます からね。利回りが高くて当たり前かもしれません。 このような銀行預金と同じ感覚であれば常に冷静でいられるし、感情に左 右されずに、判断のブレを無くせるような気がします。 週末しか株価を確認しないこともありますが、上がっても下がって感情が動く ことがなくなりました。以前は一喜一憂でしたが。 ただし大暴落がやってきたら私の感情がどう反応するのかわかりません。経験がないですからね。
2005年07月07日
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気付いたら最近投資ブログ中毒になっています。新規投資先の調査、投資先のフォロー、投資の勉強よりも、ブログ更新したり、他のブログを巡回したり、投資関係のブログに関わっている時間の方が多いことに気付きました。これって本末転倒のような・・・。 気づくと毎日1時間くらい経ってるんですよ。一番の理由は有用なコンテンツが多いという事ですね。気づきがたくさんあります。後はやっぱりいい刺激になりますね。お互いに高めあえるし、モチベーションの維持にも役立ちます。でも毎日の更新も文章下手なので時間かかるし、 ごくたまにですが、他の方のブログに書き込みしてしまいます。そのフォローも結構時間とられる。 更新については初めだけ飛ばしてしりすぼみになるのだけは避けたいので、日常でふと気づいたことなんかを適当に書いてはいるんですが。でも、これでいいんだろうか・・・
2005年07月06日
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今週の女性週刊誌に株特集が・・・ 日経新聞の広告欄で見ました「ボーナスで倍増」とかいうタイトルだったかな ついにここまで来たかとちょっと嫌な感じがしましたね ブームで終わるのか、それともこれから本格的に個人投資家の 時代が始まるのか 主婦まで株を買い出したら次は誰が買ってくれるのだろう・・・ 山本潤氏の著書より景気のピーク・書店に株のコーナーが新設される・テレビのワイドショーでも株のコーナー (女性週刊誌も?)・外車を保有するデイトレーダーがマスコミに出る (NHKに出てた?)景気後退局面・株に絡んだ企業経営 (西武鉄道?)・会計操作スキャンダルが噴出 (カネボウ?)結構思い当たるふしがあるような・・・・
2005年07月05日
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去年の年末以来、半年以上待ちましたよ。とりあえず自己ルールどおりドル売却。また次のチャンスを気長に待ちます。平均単価106円→111.7円で売却。半年で+5.3%ただの普通預金なんだけど・・・そろそろSATOSYさんに勧められたFXを始めてみようかと思います。スワップポイントはこんなにうまい話があっていいの?っていうくらいおいしすぎです。
2005年07月02日
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株式投資を始めてから他の事に興味がなくなってきたんですよね。 音楽を聞かなくなった 競馬をやらなくなった ドライブに行かなくなった 写真を撮らなくなった スキーに行かなくなった 毎年10回は行ってたのに今シーズンは1回だけ 性的なことに興味がなくなった テレビを見なくなった かろうじて残っている趣味はピアノだけ。これはレッスン料かかってるので サボるわけにはいない。 ここ1ヶ月は売買や新規投資先の調査はほとんどやっていないんですが。 その代わり本を読んだりして株式投資の勉強ばっかりやってます。 会社以外では暇さえあれば株のことばっかり考えている。仕事はちゃんと やってますが。だからといってストレス感じてるわけではないんですけど。 う~ん、でもこれって客観的に見て健全じゃないですよね。かなり偏った人間になり つつあります。 バランスを取らなければと分かっていても人ってどうしても行き過ぎてしまい ますよね。難しいものです。 今までの趣味に比べたら奥が深いのでしょうか。まあ趣味ではなく一種の ビジネスですからね。甘えは許されないし、適当な判断は命取り。常に正 しい判断が求められる。自分のスタイルが確立し、一定の成果が出るまで はしばらくこんな感じかもしれません。 でもこんな異常な生活長くても今年いっぱいにしたいです。このままだと 周りの人と話が合わなくなっていきそうな気が。
2005年06月30日
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健康診断でした。はっきり言って採血はキライです!だってこわいもん。自分の血が吸い取られるのを見てると気持ち悪くなるんですよね。思いっきり小心者です・・・献血するヤツの気が知れません。昔医療機器の営業をやっていて仕事上、病院の手術には何10回も立ち会っており他人の血を見るのは全然平気なんですが、何故か自分の血はだめなんですよね。ホント、小心者です。投資では逆にもう少し小心者でありたいんですが。少し大胆すぎるところがあるんで。
2005年06月27日
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日本株全体の平均PERが16倍前後と適正水準になりつつある。割高株が減ってきているのと同時に割安株も減ってきている。正規分布の平均が下がってきている。この事実から推測できること。・2年前のような大きな下げ相場は期待できない。PER16倍が半分になることはないだろう。・低PER株の大きなリターンが期待できない。平均PER16倍に対して13-4倍程度になると成長性など他の触媒が無い限り相対的な割安度がなくなり株価の上昇が期待できない。数年後には市場全体がフェアバリューに近づき、PERが触媒として機能しなくなる可能性もある。・そうなると他の指標で判断されるようになる。キャッシュフロー倍率や買収価値などが可能性として考えられるかもしれない。今はまだ買収価値は一部の進んだ投資家のみ使用しており先を行き過ぎているため触媒になりにくいが。・でも買収価値って結構理屈がわかりやすい。今日の勉強会後の懇親会でyotsuyaさんとこんなことを議論してました。これからは単純な割安株投資を基本にしつつもアレンジを加えていかないとリターンが限られてくるんじゃないかと思いました。
2005年06月25日
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今日生まれて初めて配当金というものを受け取りに行きました。きょくとうのです。非常に素人的な疑問ですが、なんで配当受け取るのがこんなに面倒なんですか?いちいち郵便局に行くなんて。口座に振り込んでくれればそれでいいじゃないかと思うんですが。情けないことに印鑑が必要なの知らなくて出直しでした・・・ (←アホ)昼休み20分も待ったのに・・・
2005年06月24日
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を発表する会社ってありますよね。で大抵新規事業の立ち上げで成長を長期に維持しますよってストーリーになるわけです。製造業に多いですね。なんて無責任なんだろうって思います。新規事業に期待するってことは既存事業に自信がなくなってきた証拠なんじゃないでしょうか?新規事業を立ち上げるのは結構ですが、確実性が低いのに計画に織り込んじゃうのって結局投資家の目先をそらしてるのだけではないのかと思います。それに比べて出店系の小売サービス業の中期計画はすでに儲かっていてビジネスモデルが確立されていて、かつ本業である店舗の拡大によるものですので確実性・信頼性がとても高いのではないかと思います。少なくとも上記のような会社よりは。わたしは大バカものですので、前者の不確実な計画をなんとなく信じて根拠の無い期待だけでその会社の株を買ってしまっていたわけですね。本当に危険な行為です。
2005年06月23日
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私は家族の大事なお金を預かって運用しています。奥さんに運用方針について説明し、理解してもらわなければなりません。なにしろ私の年収をはるかに超える資金で株を買っているんですから。しかも奥さんの親父さんはバブル時に信用で株やって今でも億単位の借金を抱えていますので、正直、私の株式投資をかなり不安に思っているようです。難しいことを言っても奥さんは経済オンチなので中々理解してもらえないので、奥さんの生活に結び付けて説明しています。・バーゲン中の株だけ買うんだよ。デパートでも本来の値段よりずっと安くバーゲンするでしょ。そういう物だけ買ってればいつも得していることになるでしょ。・Yahoo!オークションで洋服や靴を安く買うのと全く同じだよ。もっと安いものないかな、 って必死で探すでしょ。そうやって安く買えたら超うれしいし、店で売っている値段の 差額は得しているでしょ。 (奥さんはかなりヤフオクにハマっているんですよ・・・)・「なんでも鑑定団」と同じだよ。多くの人がただのつまらん皿だと思うものが実は古伊万里だったら何十万もするでしょ。そういうような、一見つまらなそうなので多くの人が安い値段しか付けないけれど本当は高い価値がある株を探すんだよ。中島さんや北原さんみたいな鑑定士になれるようにいつも勉強しているんだよ。・そしてそういうお得な株を20くらいに分けて買っとけば全部が半値になるなんて考えられないでしょ。こう説明するとなんとなく納得してもらえているようです。
2005年06月22日
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恥ずかしながらバリュー投資の概念を未だにきちんと理解していません。なのでブログでも一切バリュー投資という言葉は使わないようにしているのです。 でもバリュー投資家になりたいと真剣に思っています。 それは数多くのバリュー投資家と呼ばれる個人投資家がすばらしい成績を あげておられることもありますが、ブログを拝見する限りみなさんどういう訳か人間性もすばらしいと感じるんです。やはりグレアムをマスターすべきなのでしょうか。いくつかのバリュー投資家のHPで勉強させていただきその考え方のさわりは知っているつもりなのですが。。 先日ようやく「賢明なる投資家」を買って少しずつ読んでいます。 少しずつでもそのエッセンスを自分に取り入れられたらいいです。 そして少しずつ自分自身の価値も高めていければいいと思っています。
2005年06月21日
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会社の私がいるグループでは毎朝日経新聞を回覧してます。先輩が家から持ってくるやつです。朝の習慣というか、みんな楽しみにしているんですよ。と言ってもページを開きません。最後のページだけ読むんですね。そう、一番下の囲みだけです。新人の女の子にも強制的に(笑)読ませてます。そしてみんなでその日の出来事についてしばし議論を交わすんです。(←どんな会社やねん。そりゃ赤字にもなるわな)しかし、Kさんはいい気なもんですね。いい年して。勝手にしてくれと思いながらもつい読んでしまうんですよね。誠に身勝手でうらやましい・・・。近々修羅場がやってくるんでしょう。
2005年06月17日
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私の会社は先月まで通勤制度にフレックス制度を採用していました。10時~3時半のコアタイム以外は自由に勤務時間を設定できます。もちろん職場の事情によります。私の職場は西新宿近辺なのですが、8:30前後に到着する電車が一番込みます。多分どこの会社も定時が同じなんだと思います。私はこのラッシュを避けて2,30分遅く出勤してました。満員電車はこれだけで一日の体力を半分以上消耗するので、フレックス制度は仕事への集中もかなり高まっていました。しかし、1ヶ月前、突然凍結になったんです。業績の悪化は社員の気の緩みが原因だと社長が言い出したようです。ここ1ヶ月、毎日満員電車での通勤なのですが、私にとってはまさに地獄です。他人と思いっきり体を押し付けあうのでストレス溜まりまくりです。本を読むスペースさえないですから。4年前までずっと地方暮らしだったんで満員電車の経験がなかったんですが、東京の人は偉いです。こういうこともあり、株式投資で資産を増やしていつかこういう生活を抜け出すことを、毎日電車の中で押しつぶされながら想像して、ストレスをちょっとだけ緩和してます。
2005年06月10日
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昨日から色々考えているのですが、今週にかけて分散しすぎたPFを整理しようと思っています。CPを増やすのではなく現時点でより自信のある会社に集中させようと思います。とりあえず今週中で売り注文出します。(どうせアクセス少ないので書いてます)売却予定ファースト住建 一部 下方修正によりしばらく低迷しそう尾家産業 全部 〃タムロン 全部 6月中間決算で分割控えていて子株人質がこわい、ソニーデジカメが どの機種も最近イマイチ伸びていない何を買うかは来週にでも・・・
2005年06月06日
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先日の山本先生のセミナーで受講生から「自動車業界が割安な理由」について質問があり、 興味深い回答をされていました。 ・成熟産業であり、買い替え需要が大部分を占める ・自動車は20世紀の環境を悪化させた主要因である。もし中国人が先進国並みの自動車保有率になれば地球温暖化が加速してしまうので、これ以上成長させてはいけない産業だと見られている ・環境を考えると将来は電気自動車が代替技術となる可能性があるが、この分野では電機業界も 研究を進めており、競合が増加すると見られている つまり将来が悲観されており、永続的な成長が見込まれていないのでPERが低い といことではないかと思います。 私はピーター・リンチが自動車産業は循環株と指摘していることもあり、手を出すのを我慢しています。 トヨタとか日産とか、PER安いし安定した収益ですし。つい誘惑に負けそうになるんですよね。 ・循環株はブラック・ジャックのようだ。ゲームに長く参加していると、儲けをま るごと持っていかれてしまう。 ・循環株のPERが低い時は、大抵好景気の末期であることを示している。 ・循環株への投資は、先取ゲームであるため、儲けるのは普通以上に難しい。 (ピーター・リンチ) 循環株はピーター・リンチでさえ難しいと言っているのですから、私の能力を超えています。 今年になって鉄鋼株や自動車株のPERがどんどん低くなっているという事はやはり景気も ピークアウトしつつあるということでしょうか。
2005年06月02日
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何週間か前、放映された内容が事実と違う、とクレーム付けられて謝罪してました。やっぱり、と思いました。私の会社の製品もこの番組の初めの方で取り上げられたのですが、その製品の開発経過の中では全然重要性の低い端っこの部分を誇張して感動的に物語にしていて興ざめしました。それ以来見なくなりました。恐らく自分の会社が取り上げられたという方多いと思いますが実際はどうなんでしょうね。まあ事実を客観的に伝えるだけじゃ泣かせられませんからしゃあないのかもしれません。いやなら見なければいいだけの話です。あー、しかし今日は大恥2連発でした。私はつくづく早とちりです。自己資本比率と自己資本利益率を間違えるは、あげくにはオトコとオンナの区別も付いてませんでした・・・明日はきっと何百人もの人にこの大恥が晒されるんだろうな・・・
2005年06月01日
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5月は恐らく-6,7%くらいでしょう。今週株価見てませんが。主力のムトー精工暴落に加え、ムトーを2/3売って新規購入したアーネストワンがこれまた暴落といいところなしです。あとアインファーマシーズも良く下げました。でもどれも業績好調で割安なのは変わりなし。別に気にすることないでしょう。
2005年05月31日
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私は運用資産の2/3を株式投資に、残り1/3でUSドルを買っています。外貨といってもFXとかではなく、ただの外貨預金ですけどね。株は始めて半年ですが、ドルでの運用はもう2年くらい続けています。方法はいたってシンプルで、107円以下で買い、110円で売るというだけです。何故かと言うと過去20年で連続して110円以下だったのは94年~96年の2年半が最長でそれ以外は1年以内に110円に戻っています。つまり根拠は確率論です。このラインが長い目で見ると儲かるんじゃないかと勝手に思っています。110円以上の円安が何年も続くと商売になりませんけど、ドルの高値つかみはしたくないですしね。この方法はかなり薄利ですが、それでも年利5%にはなっていて、定期預金とは比べ物になりません。円高になるといい加減な評論家がもっともらしい理屈を並べて、90円、80円時代がくるみたいに騒ぎ出しますが、当たった試しがないですね。本当に80円になったら私は全力ドルを買いますよ。長期的には日本とアメリカでどちらの経済力が強くなるかは明白です。出生率が1.3で人口が減り続ける日本が、出生率2.0以上で人口が増加し続けているアメリカより強くなることはないと思うのですけどね。ソニー銀行だと手数料が往復50銭と他に比べて格安で、しかも年に何回か往復20銭のキャンペーンがあるので良く利用しています。今現在は、去年秋に107円→105円→103円と買い付けて平均単価105円位になっていて、そのまま半年以上ほったらかしです。そろそろ110円になりそうな雰囲気なので売るチャンスが来そうです。資産1/3をドルで持っているので、なんとか資産全額株を買わずにすんでいます。下落相場はやはり少なからずストレスがあるので、余裕資金を残してあるというのは、心強いです。ドル預金はいつも会社の周りの人に勧めているんですが、誰一人やらないんですよね。株と違って大きな変動がないし、全然安心で儲かるんですけどね。
2005年05月28日
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帰ってきて株価見たら、チェック銘柄がまだまだバーゲン中ですね。今週、タムロン、サンドラッグなどそこそこ上がった株を売ってキャッシュできたので、早速買いたくなってきましたよ。悪い癖ですね。でも下げ相場なので日をずらして少しずつ買わないと怖いですね。きょくとう、ファースト住建も私の買値まで戻ってきましたし。買い増ししなさいと言われている気が・・・ベルーナ、明光ネットあたりも安いです。私は思いっきり分散派なので指標が基準内で欲しくなったら色々買ってしまうかも(笑)
2005年05月27日
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今日は三洋電機買おうかちょっと迷いました。決算発表後に再度下方修正出して昨日大きく下がったんですよ。税効果取崩しの追加です。典型的な悪材料による下落です。キャッシュフローには何の影響もない上に、赤字を脱したら逆に益に効きます。でも今日ヒルコさんも書いておられましたが、、ファンダメンタルが既にかなり悪化して下がっていたので、どうも買う気が起きないですね。新聞も大げさに業績の悪化を書き立てているので、過剰に悲観されていますよね。で結局、数ヵ月後あの時買っとけば、ってなると思います。でも大半がこのように思うからこそ、こういう時に買える人が勝てるんでしょうね。(こう書いてたら何だかまた買いたくなってきた・・・)あんまり大きな声で言えませんが、三洋電機の赤字の原因は私の会社の影響も結構大きいんですよ。なので余計買い支えしようかな、なんて・・・一番おいしいのは、昨年末のドンキホーテの様な例ですね。数店が放火されただけで業績には全く影響ないのに3割も下げましたから。すかさず底値で買いましたよ。3ヶ月で元に戻りました。(1単元だけなんでたかが知れてるんですが・・・)またこういうチャンスないか狙ってるんですけど、そんなにあるわけないですね。しかし、三洋電機も往生際悪いです。ここ数ヶ月、監査法人と会社との間で相当な大バトルが繰り広げられたはずです。会計士は赤字会社の税効果は絶対に認めません。私の会社でも数ヶ月にわたって同じようにバトルでしたが、最後は会社が折れました。でも三洋は押し切って強引に決算発表しちゃったんでしょうね。決算って、決算発表の時が確定じゃないんですよ。有価証券報告書の提出が最終確定です。会計士に有報の監査報告書へサインしてもらえなければ、決算終わりませんので、6月末まで修正の可能性はあるんです。でも、三洋は2年連続で修正らしいですから、世の中のルールを遵守しようとしないわけで、経営陣は相当たちが悪いです。(決して三洋電機自体を否定しているわけではありません。念のため。えらそうな事言える人間でもありませんので・・・)
2005年05月26日
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先日も書いたんですが、私の会社、先期大幅な赤字になり、 今度の夏の賞与もほとんどなくなりそうです・・・でも配当だけは通常通り出るので、社員からは納得できないと 言う声がかなりあるんですね。経営陣は外ばかり気にしていて 社員を犠牲にしていると。 理論上は会社は株主のものですから、以前はそんなのあたりまえ じゃん、って思っていたのですが、自分の身に降りかかると非常に 複雑な気分です。感情的には納得するのは難しいものがあります。 でもやっぱり、私が株主となっている会社が赤字で、社員、経営陣 は通常通りの待遇なのに減配・無配になんかされたら怒るでしょうね。 私の理想としてはステークホルダー(この場合株主・社員・経営者)がみんなで痛みを分け合う形でしょうか 。 でも株主は株価の下落で十分痛みを味わっているという考え方もできるので、こうなるのが一番公平なのかもしれません。 しかし、夏のボーナスで買い増ししようと一生懸命調査しているのが 無駄に終わりそうですよ。ざんねん!!!
2005年05月24日
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このグラフは「サンドラッグ」の株価・売上高増収率(左の目盛)・PER(右の目盛)の推移です。増収率は比較しやすいように×10,000倍にしてあります。(10%→1000)私は株価って純利益(一株利益)の増加と連動しているものと思っていました。PERはだいたい一定で、増収が続けば値上がりがずっと続くイメージです。ところがサンドラッグの株価は利益の増加ではなく増収率と影のようにぴったり一致しているのです。PERとはやや関連性が認められます。サンドラッグは四季報で確認できるかぎり10年増収増益を続けています。しかもほとんどの年で15%以上の増収を続けているのです。これだけで、ビジネスモデルが強力なフランチャイズを有しているといえるのではないでしょうか。しかし、株価は成長に連動していないんですね。私は先週この株を買って、いきなり10%も上がってどこまで行くかなー、と小躍りしていたのですが、とんだ勘違いでしたよ。前期25%の増収でしたが、今期の予想は18%増収です。上のグラフからは株価は今がピークじゃないかと予想できてしまいます。このような株価の動きって結構常識なんでしょうか。成長株はこんなものなのかもしれません。ほかの銘柄で検証していないのでなんとも言えませんが。景気循環株の株価とPERの関連性は良く見るのですけどね。でも売るなら今のうちかも知れないです。でも今後も何年にもわたり平均15%以上の増収が見込めてPERも18倍ですよ。悩んでしまいます。さっきヤフーファイナンスニュース見てみたらある証券会社の格付けがB→Aになっていたのでやはりそろそろ売り時かも知れないです。
2005年05月23日
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実は大学生のころに一人暮らしを始めてから今までずっと家計簿をつけているんですよ。かなりの変人ですよねー。でも別に毎日記録しているわけではなく、週に一回まとめて記録するんですけどね。毎月振り返ることで最近使いすぎている項目が分かるので軌道修正できます。去年、株式投資を始めてからさらに節約を意識するようになりました。木村剛氏の『個人投資家ができる最大の運用は節約である』という考えに共感したからです。(『投資戦略の発想法』)サラリーマンが株式投資で毎年50万円稼ぎ続けるのは並大抵ではありません。なにしろ全体の5%しか勝ち組がいないと言われている世界ですから。しかし、無駄を省き、節約を心がけるだけで同じ金額の資産を増やすのは比較的容易なのです。・スタバで通勤途中に毎日コーヒー買っている人はこれをやめれば300円×200日=60,000円。・ペットボトルのお茶をやめれば150円×200日=30,000円。・会社の飲み会を月一回は断ると5000円×12カ月=60,000円・新聞をやめると5000円×12カ月=60,000円・外食も結構な額になりますが(夫婦2人でも)例えば週1回を週2回にすると年50回が25回 なので5,000円×25回=125,000円などなど。重要なのは生活が貧相にならず、ストレスがたまらない範囲で節約することですね。でも年何百万円も稼いでいる人はせこいことする必要ないのかもしれませんけどね。
2005年05月21日
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月曜日ムトー精工を2/3と平安レイを半分売って比重を下げた代わりに火曜日に予想PER10倍と超割安となっているアーネストワン、好決算のサンドラッグを買いました。 後1銘柄少しだけ買ったんですが完全に人まねだけで情けないので 公表できません。(詳細な調査なしの購入なので・・・)アーネストワンは第3四半期の進捗が悪く見送っていたのですが 当期利益は計画をなんとか上回った事及び来期予想も四季報を 大きく上回る事により新規購入です。 サンドラッグは予想PER16倍と絶対的には割安ではありませんが 数あるドラッグストア銘柄の中で財務・成長・収益の面で安定感 はダントツNO.1で、既存店売上も2003年8月以来前年を上回り続けています。 こういう欠点の少ない会社は極端に割安な場合は少なくいですが、一方で株価が業績に連動しやすいので、会社が順調に成長続ける限り株価も連動する可能性が高いです。 PER10倍以下の割安株で投資できるところが少なくなっている中で 今はこういう作戦もありかな、と少し横道ですね。 とりあえず月次で悪化の兆しが無い限りしばらくホールドです。 本当は成長性NO.1のゲンキーを買いたかったのですが上がってし まいました。PER15倍以上ではよっぽどでないとに買わないので しばらく見送りです。(サンドラッグはギリギリです) 前も書いたのですが、ドラッグストア市場は数少ない成長市場であり 競合も多いのですが、圧倒的な強みにより成長を続ける会社は長期投資に うってつけだと思います。 私は先月四谷さんの話を聞いて以来、平日は株価をほとんど見なくな ったのですが、ここ最近は決算続きで毎日チェックしてました。 先週からムトーだけじゃなく、全体の相場が低調のようですね。どうせ 少なくとも1ヶ月くらいはこんな感じなのでしょうから精神衛生上も良くな いので株価は忘れる事にします。 限られた時間しかないので株価見る暇あったら短信読んでた方が 有意義ですよ。
2005年05月18日
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デジカメメーカーは日本で何社あるでしょうか。キヤノンソニーカシオ松下オリンパスフジニコンコニカミノルタペンタックス京セラサンヨーリコーちなみに世界を加えるとコダックサムスンヒューレットパッカードがシェア上位に来ます。日本のメジャーブランドだけで12社もあります。このうち一眼レフを除いて儲かっているメーカーはキヤノン、ソニー、カシオだけです。松下はそこそこでしょうか。あとは赤字です。市場が拡大しているうちは適当な製品でもどこも儲かりましたが、市場の伸びが鈍化してくると、会社の実力の差が明確になってきます。つまりコンシューマー製品のマーケティング力に優れている上記3社だけが実質的に勝ち組として生き残っているのです。そしてこの傾向はしばらく続くでしょう。マーケティングノウハウは一朝一夕で身に付くものではありません。経営そのものですからね。世界市場規模は少なくともあと3年は拡大します。しかし、伸び率は鈍化しているので今後は上位3,4社がさらにシェアを伸ばし下位はさらにシェアを落としていくことになるでしょう。つまり本当に悲観すべきは下位メーカーだけなのです。全てを悲観する必要はありません。ちなみに今期の各メーカーのデジカメ生産計画台数は以下の通りですキヤノン 1400→1680(一眼180含む)ソニー 1400→1500オリンパス 880→950日経新聞に掲載された記事です。ムトー買っている人は最低限こういうデータ位は把握されているとは思いますが。今年はソニー自体が控えめ予想なんですよね。かなり堅い線でしょう。まあ、去年下方修正してますからね。それでも7%UPです。それに比べてムトーは利益△10%なので慎重なのがわかります。それでも例年の予想の出し方に比べれば強気には違いありませんけどね。注意しなければならないのはムトーが全機種を生産してるわけではありません。金属外装の高級機種がメインです。つまりTシリーズ、Pシリーズ上位機種です。これは日本市場がメインなのですが残念ながらここ半年日本でのソニーのシェアの回復の兆しがないです。ただ日本市場は世界市場の中で20%ほどです。世界では圧倒的な1位を保っております。平均単価もダントツ1位なんですね。ということで勝ち組ソニーから技術力・コスト競争力を認められて30年間も実質共同生産しているムトー精工もまだまだ悲観する状況ではないのです。
2005年05月17日
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