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ゆずちゃんの庭
2025年度ブルーベリー栽培仕様(5.1更新)
ゆずちゃんパパの2025年度ブルーベリー鉢栽培仕様です。
◆鉢:BB樹脂ポット(DICプラスチック株式会社)
○一般的に利用されている黒色の果樹ポット。排水性の高い用土を使えば、不織布ポットより生育が良いと感じている。
○黒色のため夏場は太陽光で鉢側面が熱くなる。鉢内の温度上昇を抑えるため、鉢カバーや日よけなどが必要。
◎劣化して細かくなったココチップを外に排出するため、鉢底に追加の穴を空けている。また隙間の大きい底網も利用。
○鉢底の通気性を良くするため、底上げ部の側面にも複数の小さな穴を空けている
<生育年数と鉢サイズ>
3年生(植えつけ1年目)/#25サイズ(25L)
4年生(植えつけ1年目)/#25サイズ(25L)
4年生(植えつけ2年目)/#25サイズ(25L)
※秋に2年生で購入した場合、次の年を3年生とする
※スペースの関係上、横には株を大きくしない仕様のため、使う鉢は#25サイズのみ
※鉢サイズが大きくなると、栽培難易度が格段に上がるので注意
◆鉢カバー:白色防草シート(ルンルンシートを加工)
◎樹脂ポット内の温度安定化が目的で、側面にカバーを設置。4月~10月の間で設置する。夏場は必須。
○白色防草シート(ルンルンシート)を折って利用
○鉢に固定するクリップは、100均のステンレスピンチを切って利用している
◆用土:ゆずちゃん11号(粗目のココチップ、他の混ぜ物なし)
○現在のメイン用土で生育も問題なし。1年目の生育は劣るが、植え付け2年目から一気に生長する。
◎粗いため敷き詰めても必ずチップ間に大きな隙間ができ、また一つの塊(チップ)は多孔質構造でスポンジのように水を含むため、
通気性・排水性・保水性の全てが満足できる。教科書に理想の土壌として出てくる「土壌の団粒構造」が人工的に模擬できるイメージ。
○水やり回数が多くても、水が停滞しにくい
○新しいココチップは水分を十分含むまで時間がかかるため、定植後は乾燥しないよう水やり回数を増やす
○小さすぎる鉢は乾燥しやすく、不向き
○ココチップは有機物の中では、経年劣化しにくいのが特徴
○ココチップも劣化でチップ間の隙間が小さくなり(通気性が悪くなるので粗目を利用)、表層の高さが下がってくる。これにより
表層にココチップを追加でき、新たに表層に根を伸ばすことができる。劣化して小さくなったココチップは鉢底から排出される。
<鉢栽培における最適な用土の考え方>
今まで:水のやり過ぎでも水が停滞しない(根が酸欠にならない)、排水性重視の用土(保水性は水やり回数で補う)
→用土が常に湿った状態が続いてしまう
現在 :排水性が良く、水をやらなくても水切れしにくい保水性も持った用土
→用土が適度に乾燥した状態を作りやすい
◆マルチ:バブルグラス(ベリーズ・ル・ボア製)
○断熱性、通気性がバツグンに良い
○5~7cm程度の厚みで利用
○作業性がバツグンに良い。台風でも飛散しにくく、飛散しても簡単に元に戻せる。
○劣化ぜず、何度でも再利用可能
○コガネムシの物理的防除にも期待している。2020、2021、2022、2023年度は被害0であった(2019、2020、2021、2022年度に産卵された
と仮定した場合)。2024年度はラズベリーで被害あった(ブルーベリーはなし)が、厚み不足(2~3cmだった)が原因と推測。
色は白色を必ず使う。
◆浮かせ:レンガ+プラ製すのこ
◎水は重力で下の方に溜まり、鉢底付近は水の停滞が起こりやすい。鉢底付近の用土の適度な乾燥⇔湿潤(水分)を確保するため、底を上げて
通気性を良くするのが重要。
○ミミズが鉢底から鉢内に入らないよう、できるだけ高くする
◆鳥対策:防鳥ネット
○ネットを設置し、確実に花と果実の食害と防ぐ
○網の目サイズは、大型のハナバチが通れる程度のサイズを利用する
◆夏の暑さ対策:遮光ネット
○夏は暑さでノーザンハイブッシュの生育が止まるため、ノーザンハイブッシュは必須。日陰になっていれば良い。光は弱くても光合成は可能。
○夏の強い日ざしで葉の温度が上昇し、水分を奪われすぎて根の吸水が追いつかなくなる。自己防衛で気孔を閉じるが、これによって根から
の吸水が止まり、また気孔から光合成の材料であるCO2を取り込まなくなるため光合成が止まる。
このため全体として夏場は光合成率が低下し、生育が停滞する。これを防ぐため防鳥ネットの上側に、遮光ネットを設置する。我が家では
60%程度の遮光ネットを利用。
○設置期間は6月~9月。設置の際、風通しが悪くならないよう十分注意する。
◆支柱:オベリスク(第一ビニール製 L160)
○枝を上や株が広がらないよう紐で誘引し、固定するのが目的。鉢の穴とタイラップを使い固定。
◆枝の誘引
◎植物ホルモンの流れを良くするため、鉢に枝を誘引する支柱を立て、枝は上に向くるよう麻紐で誘引する。
○定植直後の株は、株が揺れないように株元を麻紐で固定する。株が揺れて根が切れるのを防ぐのが目的。麻紐は劣化して自然に切れる。
◆鉢の転倒防止
○100均キャンプグッズ(ロープ、ペグ、自在金具)とS字フックを利用し、上部鉢の穴と風が吹く方向の前後で固定する(2ケ所)。
テントをロープで固定する要領。
○鉢上全体にマイカ線を横断して設置し、オベリスク上部とマイカ線を紐で固定
◆水やり:手潅水
○冬場は1Wに1回くらい。春・秋は2~4日に1回。5/上から1日1回(朝)。6/下から朝夕各1回、自動潅水で昼2回。
平均気温が25度を下回ると1日1回(朝)。涼しくなったら春・秋仕様に。
○夏場に葉に斑点ができるのは、水不足のストレス。夏場はしっかり水やりするのが大切。
○鉢中の用土が適度な乾燥⇔湿度(水分)を繰り返すイメージで水やりをする。風が吹く日は用土が乾燥しやすい。気温が高いと生体からの
吸収が多い、また上部の葉の量で生体からの吸収量も変わる。
○植えつけ1年目は、生体からの吸収が少ないことを意識する。ただし根が張っていないため、水を吸収できる範囲が狭く、水切れ
しやすいため、最初は水やり頻度が他より多くなる。また根のある位置を意識して水を与える。
○水やりは蒸発や生体からの水分要求量が多くなりはじめる朝にたっぷり与える。蒸発や生体からの要求量が少ない夕方や夜に
かけて与えると、水分が停滞する時間が長くなり、酸欠になりやすい(水には酸素が溶けにくい、根の周りの酸素はすぐなくなる)。
○2年目以降の株で水を与えるか迷った時は、水が停滞しやすい中央付近を避け、鉢の外周部に与える
○4~11月(暖地の場合)は、水ではなく常時クエン酸で潅水(雨天時は除く)。PH4.5前後で利用(濃度は0.01%で利用、これは1gの
クエン酸を10Lの水で薄める)。雨が降るので潅水できるタイミングは意外と少ない。
◆追加潅水:自動潅水器
○夏場の昼間に利用、また水やりできない旅行時にも利用
◆用土の酸度調整
◎有機肥料を使う場合は必須。有機物が分解する際、アンモニア態窒素の期間を長くする必要がある。
<クエン酸潅水>
○常時クエン酸潅水で用土の酸度を調整(クエン酸潅水はすぐ流亡して酸性度の持続性がない)
○PHの改善以外にも有機酸の補給効果もあるため(酸は光合成産物の中間物質のため、根から吸収させることで光合成の工程を
ショートカットして炭水化物の生成を補うことができる)
<硫黄華>
○1年に1回、3月頃に土10Lあたり10g~20g与える。
○即効性はないが、確実にPH調整できる。粉が「だま」になった硫黄華を与えると土に馴染まないので、しっかり「だま」を
潰して与える。
◆結実年齢:5年生から
○幼木で結実させるとその年の生育が劣る。また幼木では本来の味もでないため、参考にならない。
○樹が大きくなるにつれて、飛躍的に味が良くなる品種もある。味の見極めは、成樹になってから数年は必要。
◆受粉:全て自然に任せる
○全てのブルーベリーは品種に関係なく、自家受粉すると考える。ただし他家受粉の品種は自家受粉率が低く、品種によって異なる。
また植物ホルモンをコントロールすることで結実率を上げることも可能。
○花びらがなかなか落ちない場合、受粉に失敗している。
〇枯れた花びらは取る方が良い(枝を揺らすでもOK)。特に花が小さく密集する品種(ヒューロン、ピンクなど)は、灰色カビ病の予防
として重要。
◆剪定(冬剪定、初夏剪定、初秋剪定)
◎剪定と誘引にて太い元気な枝を上に伸ばし、植物ホルモンの流れを良くすることを重視する。剪定は立枝(徒長枝)を残す
切り上げ剪定を基本とする。今年発生したシュートを上に1本にして伸ばし、結実させる。株全体の強い剪定はしない。
○主軸枝を作らず、用土中の根から生えてきたシュートを全て成枝にし、果実の重みで垂れ下がる樹形を目指す。
<冬剪定>1月下旬~2月下旬
○剪定のしやすさと葉の養分回収のため、落葉後に実施したい
○結実させない株は、1年枝の長い枝のみを残し、上に誘引する。花芽は全て切除する。
◎1年枝で長さ20cm以上のものを残し、その他の枝を全て切除する。20cm以上の枝がない場合、ある所まで下にたどり切除する。
株元まで対象がない場合は、枝全体が弱っていると判断し、根元から切除する。
○用土中の根から出たシュートは、外側のものを残す。内側でもスペースがあれば残す。
○上記と株元から出たシュート(用土に近い、分岐なしの1本枝)は、用土表層から30~50cmの位置で葉芽の方向を意識し、切除する。
→ジベレリンが強く花芽がほとんどないはず
初夏剪定、もしくは夏の間に随時切除し、冬剪定で分岐なしの1本枝がないようにするのが理想
○花芽は開花までに少しづつ調整する。1つの枝に3つ以上あり先端と2つ目が近い場合、2つ目を除去する。花芽が多い場合は、1つ
飛ばしで調整し、間隔をあける。特に花が小さく密集する品種(ヒューロン、ピンクなど)は、灰色カビ病の予防として重要。
○20cm以上の1年枝の数で、おのずと収穫量は決まってくる。収穫量を上げるには、株を大きくする必要がある。
○共通して最後にすべての葉を落とす
<初夏剪定>収穫後直ぐ(6月上旬~)
○元気な太い枝が上以外に伸びている場合、誘引して上に向ける。誘引が困難で太い枝同士が交差する場合は、都合の悪い方の枝で
上向きとなる葉芽の上側で剪定する。
○内向きや交差する弱い枝は、枝元まで切除する。
○上向きで元気な春先に発生したシュートや徒長枝は積極的に残し、絶対に先端を切り落とさない。先端が2つに分かれているものは、
上向きで元気の良い方を残して1本にする。
ただし、生育環境において限界まで上に伸びている(防鳥ネットなど)枝は、先端を切除する。
○用土中の根や株元から出た元気の良いシュート(用土に近い、分岐なしの1本枝)は、用土表層から30~50cmの位置で葉芽の方向を意識し切除する。
○結実した枝を剪定する。枝元方向にたどり、太い新梢の上で切り上げ剪定し、枝を更新する。
<初秋剪定>8月下旬
○元気な太い枝が上以外に伸びている場合、誘引して上に向ける。誘引が困難で太い枝同士が交差する場合は、都合の悪い方の枝で
上向きとなる葉芽の上側で剪定する。
○内向きや交差する弱い枝は、枝元まで切除する。
○上向きで元気な春先に発生したシュートや徒長枝は積極的に残し、絶対に先端を切り落とさない。先端が2つに分かれているものは、
上向きで元気の良い方を残して1本にする。
ただし、生育環境において限界まで上に伸びている(防鳥ネットなど)枝は、先端を切除する。
○用土中の根や株元から出た元気の良いシュート(用土に近い、分岐なしの1本枝)は、用土表層から30~50cmの位置で葉芽の方向を意識し切除する。
<注意点>
〇切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるため可能な限り切り口に殺菌剤を塗る。冬剪定以外の剪定時は特に重要。
〇剪定ばさみは、株を変える毎にアルコール消毒する
〇梅雨明けまでに収穫が終わらない極晩生品種には上記は対応していない
〇迷ったり、疑問に思った時は自分なりのルールを作って対応する
○隣の株と接触する場合は、1年枝であっても接触しない位置まで切り戻す(必須、重要)
◆害虫、病気対策:ブルーベリー登録農薬で、自然界に存在する細菌の微生物資材をメインに利用
<イモムシ類>(昨年から利用していない)
〇BT剤(デルフィン):発見次第随時、毎月満月の5日後前後
〇展着剤も利用する。展着剤でもアブラムシを駆除できるため(多分)、兼ねて利用する。
<アブラムシ>(近年は利用していない)
〇オレート液剤:発見次第随時(4月中旬~7月上旬)
〇新梢の先端につきやすい。これは有機窒素が新梢部でタンパク質になりきれず、細胞内で過剰にたまってしまい、その匂いが漏れて
アブラムシを引き付けているため。株の光合成状況と施肥量(N)のバランスが重要。
<斑点病・灰色かび病>
〇バチルス ズブチリス水和剤(アグロケア水和剤):開花直前、受粉直後、収穫後、その後定期的に散布
〇展着剤も利用する。展着剤でもアブラムシを駆除できるため(多分)、兼ねて利用する。
<コガネムシ>(近年は利用していない)
〇ダイアジノン粒剤5(微生物資材ではない):コガネムシの若齢幼虫に高い効果を示すため、6/末から7月の成虫発生初期に株元に
土壌混和(混和しないと効果ないと思われる。表素の根で用土混和は困難)。浸透移行性はなく、根から吸収されることはない。
〇根本のグラツキ、紅葉が早い株はあやしい。用土表層の根張りである程度判断できる。根張りが悪い場合は、マルチ直下に
コガネムシがいるはず。気が付いた時には上記最適時期から外れており、散布しても効果がかなり薄いと感じる。
薬剤には期待せず、物理的防御が効果的。
<害虫全般>
〇冬の間にマシン油を散布する
〇シャシャンボツバメスガ被害はあきらめる(対策検討中)
<クロロシス>
〇葉の黄化は葉の細胞内に葉緑素が合成されないときに起こる。原因は以下の5つ。
①用土中の鉄・マンガン・マグネシウム不足
②用土のphが高く、根が上記を吸収できない
③コガネムシの幼虫に根を食べられ、根から肥料分を十分に吸収できない
④用土の通気性低下に伴う根の状態が悪く(根腐れの手前)、株自体の肥料分の吸収力低下
⑤水溶性リン酸肥料と鉄・マンガン・カルシウム肥料を混合して施肥
ブルーベリーに適した用土で普通に肥料を与えて管理している場合、①②の可能性はほとんどない。①に関してはあくまでも
少量や微量要素。②に関しても過度にアルカリ側に傾くことは稀。雨だって酸性。
ほとんどの場合は③④で、用土にコガネムシがいないなら原因は④。用土を乾燥ぎみに管理することで秋になる前であれば、
クロロシスは改善する(たぶん)。
我が家では昨年度から⑤を止めて(水溶性リン酸肥料のみ、他と位置をずらして施肥)改善した。
◆肥料
●施肥計画する上で参考にしていること
○果樹は樹体内に養分を蓄積し、翌年度の開花・結実にそれを利用する。ブルーベリーについては、5月中頃までは樹体内に蓄積
した養分により生育し、その後は光合成をしてその養分を生育・蓄積に使う。
○休眠明けに窒素が効いた状態だと、体内で窒素に反応するジベレリン量が増えることの要因で、結実不良を誘発させてしまう。
○発芽前に施用された肥料は、開花前にはほとんど吸収されない。
→新葉展開後に施肥開始
○収穫期に窒素が効いた状態だと、果実に酸味が残る。完全に切れている状態が望ましい。
○カリウム、カルシウム、マグネシウムの過剰は互いの吸収阻害をする。特にカリウム過剰によるMgの吸収阻害は強力。
作物が良く育つ交換性陽イオン塩基バランス(Ca5:Mg2:K1)の比率を目安にすると良い。
→今年度もこの塩基バランスにする
○微量要素の中でも多量に必要なFe、Mnの欠乏に注意する
→今年度も多めにする
○鉢栽培は肥料分が流亡しやすい
◎肥料を用土に混和できない果樹栽培では、水溶性の肥料が良い
→できるだけ水溶性のものを利用する
○造粒状の資材は水に溶けにくいため、用土に混和できない果樹などの永年作物には粉末状のものが適している
○アミノ酸肥料が化成肥料と異なるのは、炭水化物付き窒素肥料であること。アミノ酸態窒素として植物に窒素と炭水化物を
同時に供給できる。
○植物はアミノ酸態窒素を直接利用することができる
○根から吸い上げられた窒素の79%は葉緑体になる
○菌根菌は植物の根の中から土壌へ広く菌糸を伸ばし、土壌中の水分と養分を根に供給する。その代償として植物の光合成産物
である糖類などの炭素化合物を菌根菌に供給する。菌根菌と共生を行うと、植物が特に吸収を苦手とするリン酸の吸収が大幅
に向上する。土壌の有機リン酸を植物が吸収しやすい形に加工して根まで運んでくれる。菌根菌は土壌中に肥料成分
(特にリン酸や水溶性成分)が多いと、植物体は菌根菌への依存度が減り、根に共生しにくくなる。養分が少ない状況下では
菌根菌と共生関係を結ぶが、養分が十分得られると関係を切ってしまう。
→今年度も菌根菌に頼らない。水溶性の資材を利用する。
○施肥はミネラル先行、窒素後追いの順が良い。窒素が先行すると外壁繊維が厚くなる前に細胞作りが進み、病害虫が付きやすくなる。
○リン酸を過剰に施肥してしまうと鉄と拮抗作用を起こし、作物が鉄を吸収するのを阻害する。上位の葉が葉脈だけを残して黄色
がかって来たらリン酸の過剰か、鉄の欠乏症を疑う。
→今年度も結合しにくい亜リン酸を使う。またリン酸と結合しやすい鉄・マンガン・カルシウムも施肥位置を変えて対応する。
●使用肥料・堆肥:窒素は水溶性のアミノ酸を多く含む有機肥料、ミネラルは水溶性であれば有機質、天然・化成は問わない。
また鉢栽培だが水溶性炭水化物供給(他にもあるが)の目的で堆肥も利用する
<オーガニック7:4:2(JBF)>
○C/N比が小さいペレット状のアミノ酸有機肥料。魚体の水溶性タンパクを、米ぬかに吸着させ、乾燥させたもの。水溶性アミノ酸
を多く含むので、初期から肥効が出やすい(作物への吸収が早い)。独特の匂いがある。
○独自の特徴として、腐敗を防ぐために肥料に酵母菌(他の微生物に食べられないようにアミノ酸の貯蔵庫のような役割)を添加
している。
○ペレット状のため、粉状に砕いて利用
<ダーウィン5000 or 5050(N0-P0.4-K0-Ca30-S15.6)>
○硫酸カルシウム肥料。カルシウムを補給しつつ、土壌を酸性に保つことのできる資材。PHは4.3~4.5で硫黄分も含む。
○粒状だが崩壊性はある。ただし初期からの肥効を安定させるため、使用時は粒の破片が残らないよう粉状にする。
<アルギンゴールド(N1-P0.2-K2.5-Mg0.5-Ca2)>
○北欧やカナダの海岸に繁殖する海藻(アスコフィルムノドサム)を使用した天然海藻粉末。60種類以上の栄養素(ミネラル・微量要素・
アミノ酸など)や、植物成長ホルモンを多量に含んでいる。
また炭水化物(アルギン酸:22~30%、フコイダン:10%、ラミナリン:2~5% マンニット:5~8%、その他多糖類:45~60%)の内、
水溶性のものを多く含み、糖度の向上や不順天候下で不足する炭水化物を供給できる。微粉末のため比較的即効性がある。
<クアトロネオ(Mn12-B2-Fe11.2Cu2.75-Zn2.8)(JFB)>
○微量要素を5種含むマルチ微量要素資材
○マンガン:12.0%、ホウ素:2.0%、鉄:11.2%、銅:2.75%、亜鉛:2.8%、すべて水溶性
○吸湿性の高い製品のため、湿気の少ない場所で保管が必要
<亜りん酸粒状1号 N0-P7-K5>
○P7の内4%が水溶性リン酸。Kは全量水溶性。
○H3PO4は正リン酸と呼ばれ、亜リン酸(H3PO3)はそれより酸素がひとつ少ない。より溶解性が高く、また分子量が小さいため生体内での
移行性が高く、土壌に吸着されにくい特徴がある。
<ギーゼライト(Mg27)>
○ドイツのハートザルツ鉱床から産出される天然の苦土(マグネシウム)。硬い結晶構造を持つため硫酸と苦土の結合が強く、
水溶性でありながらゆっくりと溶け出す。即効性があり効果が長く安定的に持続する。
<ナチュラル ソイルメイク TypeC 23 or BLOF堆肥23(JBF)> 堆肥
○植物原料を主とした炭素分が多い(C/N比が高い)く、土壌団粒化を促進させる水溶性炭水化物を多く含む、中熟堆肥。
○窒素:0.9%・リン酸:0.5%未満・カリ:0.5%未満・炭素窒素比(C/N比):23
○原材料:木質残渣・草・もみ殻・樹皮・食品残渣
●結実させる株の施肥時期と量:詳細は下記画像参照
使用肥料:ミネラル有機窒素肥(オーガニック742、ダーウィン、アルギンゴールド、クアトロネオ、ギーゼライト)
ミネラル肥(亜リン酸1号、ダーウィン、クアトロネオ、ギーゼライト)
使用堆肥:ナチュラル ソイルメイク
年間N施肥量:3年生で1g、4年生で1.5g、5年生以降で1.5g
<冬肥>:1~2月
○マルチ下へ用土を補給
<春肥>:新葉展開時
○使用肥料:ミネラル肥
○施肥のイメージ:
休眠明けは樹体内の養分を使い、新葉の展開、開花・結実をする。まだしっかり光合成ができなく、十分に炭水化物を生成
できない時期。この時期に窒素分を多量に与えると、体内の植物ホルモンであるジベレリン量が増え、結実性を低下させる
要因となってしまう。
葉・花・枝・幼果の中期成長(初期成長は樹体内の養分)から、充実・完成までの後押しをするためミネラル・炭水化物を補給
する。
<春肥>:結実後
○使用肥料:ミネラル有機窒素肥
○施肥のイメージ:結実を確認したら初期肥大を促進させるため、少量の窒素を与えジベレリンを活性化させる。これ以降収穫後
までジベレリンレベルを徐々に下げていき、他のホルモンを活性化させる。
<礼肥>:収穫直後
○使用肥料:ミネラル有機窒素肥
○施肥イメージ:
礼肥で葉の活力(葉緑素)を維持し、光合成による炭水化物で樹勢の回復と枝と根に養分を蓄積させる。収穫後、樹体内にいか
に養分を貯蔵できるかで、来年度の果実の良し悪しが決まる。樹体内の養分蓄積量が少ない収穫直後に夏剪定で樹形を整え、
同時に施肥することで剪定部から二次成長をさせる。細胞作りの工程を大きく省力することのできるアミノ酸肥料を使い、
光合成で生成された炭水化物を節約し養分の蓄積をUPさせる。
<夏肥>:梅雨入り後から
○使用肥料:ミネラル肥
○花芽形成の時期でもある。日当たり、水やり、施肥など適切に管理されていれば、枝の伸長後2~3Wで花芽が形成される。
○施肥イメージ:
梅雨明け後は夏の強い日ざしで葉の温度が上昇し、水分を奪われすぎて根の吸水が追いつかなくなる。自己防衛で気孔を
閉じるが、これによって根からの吸水が止まり、また気孔から光合成の材料であるCO2を取り込まなくなるため、光合成が止まる。
全体として夏場は光合成率が低下する。礼肥と堆肥から分解された窒素で、葉の葉緑素維持と根の成長を助ける。
また光合成率低下で不足する炭水化物をクエン酸と堆肥から補い、外壁繊維を厚くするのを主とし、夏の暑さから身を守る。
<夏肥>:梅雨明け後から
○使用堆肥:ナチュラル ソイルメイク
○施肥のイメージ:
堆肥には有機窒素分であるアミノ酸、ペプチドやタンパク質、有機酸・糖類・セルロースなどの炭水化物、ビタミンなどを含む。
堆肥の効用としては①土壌団粒化 ②微生物の餌 ③有機窒素の供給 ④保肥力の向上 ⑤ミネラルを可溶化する ⑥水溶性
炭水化物の供給がある。我が家の用土仕様と鉢栽培では②③④⑥を期待。⑥の水溶性炭水化物こそが地力の本体。
肥効(無機化)は年20%程度と推測。
<秋肥>:9/上旬から
○使用肥料:ミネラル肥
○施肥イメージ:
夏の日差しも次第に弱まり光合成率も上昇してくる。礼肥と堆肥から分解された窒素で葉の活力(葉緑素)を維持し、
光合成で生成した炭水化物を枝と根に養分として蓄積させる。9・10・11月が樹体内に養分を貯蔵する一番大切な時期。
地温の低下とともに根の成長も活発になるため、ミネラルを継続的に与える。新梢・花芽が動かないよう窒素肥料は与えない。
生育環境において限界まで上に伸びている(防鳥ネットなど)枝は、9月末までに剪定し、伸長が止まれば花芽が着生する。
<その他>
○肥料は用土とマルチの間に施肥するのが理想。重労働のためマルチ上に施肥し、ガサガサマルチを動かして用土上に落とし込む
ようにする。
○秋肥が終わってからの鉢増し、植え替えをする場合、肥料は与えない
○上記対象は鉢栽培のみ。また梅雨明けまでに収穫が終わらない極晩生品種には対応していない。
○植え付けから数年たった根詰まりしてそうな株の根の先端は、鉢と接触する最外周部にある。施肥する位置は、根の先端がある
位置を意識して施肥する(外周ではなく鉢とのきわ)。位置を間違えると生育が悪くなる。
<用語>
○養分:窒素はアミノ酸やタンパク質の形で、炭水化物は糖類など。ミネラルも含む全ての要素のこと。
○アミノ酸態窒素:C+H2O+NH2(炭水化物+アミノ基)。炭水化物(C+H2O)にアミノ基(NH2)が付いたもの。アミノ酸=
アミノ酸態窒素。硝酸態窒素を使った場合、硝酸から亜硝酸に還元する時、亜硝酸からアンモニアに還元する時、アンモニア
からグルタミン酸を作る時に炭水化物を消費する。また根→葉→根と葉を経由する必要がある。アミノ酸態窒素は、葉を経由
せず根でそのまま細胞作りに使用されるため、光合成によって生成された炭水化物の消費を少なくできる。節約できた炭水化物で、
①外壁繊維を厚くすることで、病害虫に強くなる、②根酸、ネラルの吸収量、糖度、貯蔵デンプン、重量、栄養価がUPする。
○ミネラル:窒素以外の多量要素、微量要素の成分(炭素、水素、酸素も除く)
○根の成長を助けるレベルの窒素量:窒素濃度が高くなるにつれて、根→芽→枝が伸びる
◆2025年度ブルーベリー鉢栽培で大切にしたいBEST4 (露地栽培限定)
<安定した栽培の継続>
1.用土中の酸素確保(排水性の良い用土、鉢底の通気性確保、経年劣化しにくい用土、小さい鉢の利用など)
2.コガネムシ対策
3.鉢中の保湿性確保
4.夏場の十分な水確保
<美味しい果実を作る>
1.健全な根の状態の維持(*)
2.植物ホルモンの活用(剪定、誘引、窒素)
3.肥料(量、タイミング、水溶性ミネラル、アンモニア態窒素、水溶性炭水化物、アミノ酸)
4.暑さ対策(地上部の遮光、鉢中の温度上昇抑制、初夏~初秋)
○人は食べ物を沢山食べてもお金を稼げないが、健全な身体を作れば沢山のお金を稼ぐことができる。植物も同じ。しっかり光合成できる樹になるよう
環境を整えるのが、美味しい果実を作る近道。樹の状態をしっかり観察するのが大切。
*鉢中用土の適度な乾燥⇔湿潤を繰り返し(夏場以外)、しっかり白根を生育させる
→用土に対する最適な水やりタイミングの把握が近道、全ては水やりに始まり水やりに終わる!(◎)
◆2025年度のゆずちゃん家で栽培しているブルーベリー品種
●結実株
<サザンハイブッシュ>
・ユーリカ×2
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