




2017年度ラズベリー・ブラックベリー栽培仕様
・ゆずちゃんパパが最適だと思う今年度のラズベリー・ブラックベリー栽培仕様です。まだまだ初心者なので、肥料過多など失敗が多いと思いますが、不都合があれば随時変更していきます。
◆鉢:スリット鉢・畑がないので鉢植えです。ブルーベリーほど通気性・排水性を気にする必要もなく、必ず支柱が必要なラズベリーとブラックベリーは、支柱が立てやすいスリット鉢を使います。
◆用土: ベガ
(Berry's Life製)+赤玉土+粒状木炭
・ココヤシ繊維を含んだ有機物主体の用土「ベガ」に赤玉土と粒状木炭を2:1:1で混合したもの。ベガだけだと加湿気味に思えたので、少し排水性を強化したつもりです。
◆マルチ: ヒノキのチップ
・針葉樹のチップ。断熱性、通気性があり、見た目も良いです。5cmくらいの厚みで、今のところコガネムシの被害もなしです。
◆支柱: オベリスク
(第一ビニール製、L120、L160)
・手ごろな値段で、なかなか見た目の良いオベリスクです。スリット鉢であれば、L120は9号鉢、L160は13.5号鉢がフィットします。
◆水やり:4月~7/上は1日1回、7/中~9/中は1日朝夕2回、9/下~3月は土の表面が乾燥したら
・上記が基本になりますが、Φ30サイズの不織布ポットに植え付けたブルーベリー鉢の乾燥具合を基準としたブルーベリーの水やりタイミングと合わせています。
・ブラックベリーは乾燥気味に育てると良い。マルチも不要(コガネムシが怖くないならですが・・・)。
◆結実:実を付けさせるのは植えつけ2年目から。・植えつけ1年目は、株の生育を優先します。摘花・摘果を行う。
◆剪定:以下参照
・その年に発生した茎は、一季成りの場合、次の年の初夏に結実する。二季成りの場合、その年の秋と次の年の初夏に結実するサイクル。
≪ラズベリー≫
・二季成りラズベリーは、秋にのみ結実させる剪定。
<1年目>
・植えつけ1年目は剪定不要。摘花・摘果を行う。
<2年目以降>
冬剪定(1~2月):
・一季成りは、昨年発生した茎以外は、地際でカットする。充実した茎を4・5本残す。1~1.5mmくらいでところで剪定し、支柱に誘引する。茎からでる側枝は、2芽残して切り詰める(スペースがあるなら2芽以上でもOK)。
・二季成りは、全ての茎を地面すれすれでカットする。
春剪定(4月):・今年発生した茎は5・6本残し、それ以外は地際でカットする(細い茎や交差する茎など。株中の風通しを考えて)。一季成りは、昨年の茎をカットしないよう注意する。
夏剪定(6~7月):
・一季成りは果実を収穫した茎を地際でカットする。今年伸びた茎で、伸びすぎた茎は高さ1/2でカットする。茎からでる側枝は、2芽残して切り詰める(スペースがあるなら2芽以上でもOK)。
・二季成りは収穫量をUPさせるため、今年良く伸びた茎を6月中(重要、早い時期が良い)に高さ1/2程度まで切り詰める。株が衰弱するので、全ての茎を切り詰めない。果実を収穫した茎は地際でカットする。
<ブラックベリー>
<1年目>・植えつけ1年目は剪定不要。摘花・摘果を行う。
<2年目以降>
冬剪定(1~2月):・昨年発生した茎以外は、地際でカットする。充実した茎を4・5本残す。1~1.5mmくらいでところで剪定し、支柱に誘引する。茎からでる側枝は、2芽残して切り詰める(スペースがあるなら2芽以上でもOK)。二季成りは、昨年秋成りした茎の結実部は枯れるのでカットして良いが、茎は地際でカットしないよう注意する。
春剪定(4月):・今年発生した茎は5・6本残し、それ以外は地際でカットする(細い茎や交差する茎など。株中の風通しを考えて)。昨年の茎をカットしないよう注意する。
夏剪定(7~8月):
・一季成りは果実を収穫した茎を地際でカットする。今年伸びた茎で、伸びすぎた茎は高さ1/2でカットする。茎からでる側枝は、2芽残して切り詰める(スペースがあるなら2芽以上でもOK)。
・二季成りも果実を収穫した茎を地際でカットする。
◆肥料:以下の肥料を使用
< 東商あま~いイチゴ肥料
(4:6:2+Mg1)>
・Kが少な目の有機質肥料。アミノ酸、ケイ酸、カルシウムを含む。
< ペンタガーデンPro
(6:10:4+Mg1.5)>
・ALAを含んだ液体肥料。アミノ酸入り肥料は肥料分にアミノ酸を含み、それを根から吸収することで光合成で作った糖を生育に必要なアミノ酸に回す必要がなく、より多くの糖を果実に集めることができます。それに対して「ペンタガーデン」は、ALAの効果により葉緑素を増やし、光合成を活発にすることでより多くの糖を生成することができる仕組みです。
< 亜リン酸2号(
0:10:7)>・速効性リン酸肥料。通常のリン酸に比べて、「水に有機酸に溶けやすい」「分子量が小さいため作物体内での移行性が高い」「土壌に固定されにくい」の特徴があります。一般的にリン酸肥料の90%くらいが土壌中の金属と結合し、溶けにくい状態になって無駄になっているそうですが、亜リン酸肥料は「土壌に固定されにくい」のが特徴です。ただし、Kが多いのが使いにくい・・・
・リン酸肥料は、根がしっかり張る前の生育初期に吸収させ、体内に蓄えておくとその後の生育が良くなるため、全量元肥(春肥)が基本です。
<ハイパワー苦土石灰(朝日工業、0:5:0+Mg10)>
・実つきを良くするリン酸分を配合した苦土石灰。植物を健康に育てる微量要素、土壌改良を行う腐植酸も配合。
【成分】リン酸:5%、マグネシウム:10%、マンガン:0.2%、ホウ素:0.1%、アルカリ分(CaO):40%、腐食酸:10%、鉄:1.5%、ケイ酸:5.9%
◇施肥時期と量:以下を参考・固形肥料はマルチの上から施肥し、少し攪拌する。植え替えは10月から11月に実施するが、そのとき肥料は与えない。
<春肥>:元肥、2/中~3/上、年間必要量の50%・東商イチゴ肥料、亜リン酸2号、苦土石灰
<実肥>:5/上~6/末、年間必要量の20%
・ペンタガーデンPro
・この期間内に必要量を与える
<礼肥>:7/下~8/末、年間必要量の30%・東商イチゴ肥料



