このページは「k.t1579の雑記帳」です

38.かけがえのないもの(18.9.4)



どうしてかヒトは何かに執着する。それが「好き」ということの本質なのか。そうなのか確証はない。けれども徒に周りに煽られて、というよりも自分の中の何かが反応してる瞬間を感じた時にヒトは「かけがえのないもの」を見る。

そうした感覚を再び覚醒させるためにヒトは「夢」を見る。それは寝た状態でなくて常にイメージとして昇華され美化された自らの敷いたレールの上を走る自分に好都合な像であったりもする。そして現実とのズレを意図的に埋める。

ほんとうの「かけがえのないもの」であるかどうかという真偽の程は実際には殆ど意味を成さないのだ。ただ自分の生きるための欲望を満たすに足りるだけのエゴが残っていることを確かめたいからヒトは仮託するのだろう。


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