やる気と成績の関係 ~卵が先か鶏が先か?~
「やる気がないから成績が上がらない」
、はたしてそれは本当でしょうか?
私は逆だと考えています。
要するに
「成績が上がらないからやる気が出ない」
のです。
私が中学に入学した頃の話をしましょう。
中学1年の1学期
、読書好きの友人とであった私は勉強そっちのけで本を読み漁っていましたが、 そこそこの成績
を取っていました。今思うと、中学受験のときの資産がまだ残ってたんですね。
が、そんな状態が長く続くわけもなく、 2学期以降、成績は低下の一途
をたどっていきました。
当然成績が低下していく間、 「これはやばい」
と勉強しようとしたこともありました。
でも、 やる気が起きない
んです。
なぜなら 「わからない」
から。
後にわかったことですが、当時の私は以下のような悪循環にハマっていたのです。
勉強しない
→ わからない部分が増える
→ やる気低下
→ さらに勉強しなくなる
→ さらに分からない部分が増える
→ さらにやる気低下
→ (以降繰り返す)
それではこの 成績低下ドツボへの悪循環
から脱却するにはどうしたらよいでしょう。
人間、楽しくないことにやる気を出すことは、やはりなかなか難しい。
逆に楽しいこと、嬉しいことであれば、それを続けるやる気もわいてこようというものです。
悪循環を断ち切るには、 「わかる気持ちよさ」
を味わえばよいのです。
もちろん、すでにこの悪循環にハマっているわけですから、そこから脱出するには 必要なテクニック
があります。
理科や社会のような 単元がそれぞれ分かれている科目
では、 「一単元集中突破作戦」
が簡単に実行できます。
まず特定の単元を徹底的にノートにまとめ、 「得意な単元」
を作ります。
そして、 「得意な単元からしか出題されない小テスト」
を自分で作って解答し、 「良い成績をとる」
わけです。
また、数学や英語のような 知識を積み重ねていく科目
では、 「わかるところまで戻る作戦」
が有効です。
ちなみに偏差値30台を記録した私の 浪人時代
、「これならわかる」
というポイントを探しているうちに、数学はなんと 中学2年の教科書
まで遡ってしまいました。
が、そこから先は、各単元をきっちり理解し、問題集の 「わかった単元のまとめ」
で 「正解を導く快感」
を味わい、 「やる気」を自ら作り出す
ことができたのです。
それまで 「できない」
と思っていた科目で 「良い成績がとれた!」
この気持ちよさはかなりのものです。
さらに それを褒めてくれる人物
でもいれば、 その快感は倍増
します。
そして人間は良くも悪くも 「気持ちの良いことは癖になる」
という傾向があるため、 「もうちょっとやって気持ちよくなろうかな」
という気持ち、すなわち 「やる気」
がわいてくるのです。
ということで、まとめです。
「成績を上げてやる気を生み出そう」
今回の内容、納得していただけましたか?
反論、質問、いつでもお待ちしております。
~~予告~~
次回はテーマは 「不得意科目で受験を有利に」
です。
お楽しみに。
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