雑読と料理と勉強と

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父・母の祈り



神よ、わが子が自分の望む道を歩めるように、
わたしが歩みたいと望んだ道を子どもに強いることがないように、
神よ、力を与えたまえ。

わたしにできなかったことを子どもに強いて、
苦しめないように、
神よ、わたしを守りたまえ。

わが子が歩み行く、
遙か彼方を見すえて、
今わが子の過ちを見守らせたまえ。
ゆっくりと成長するわが子の姿を、
やさしい心で見つめることができますように。

些細ないたずらに微笑みかける時と、
悪しき行いを毅然とたしなめるべき時、
その二つの時を見分ける英知を与えたまえ。

わが子の怒り狂うことばや、
おし黙る孤独な姿に、
悩み苦しむ子どもの心の叫びを、聴きとることができますように。

そして、深き淵を越え、子どもに歩み寄り、
理解しあうことができますように、
神よ、力を与えたまえ。

できないことに目をとめて、
いらだち、怒りの声を上げるのではなく、
わが子が上手にできることに目を向けて、
喜びのことばで誉めたたえることができますように、
それによって、わが子が自らを信じ、
日々成長していくことができますように。

わたしが、心からわが子を大切にすることによって、
子どもも、心から人を大切にすることができますように。

わが子が力強く自分の道を歩めるように、
わたしは、子どもを送り出したい。
どうか神よ、
わたしにその勇気を与えたまえ。



上の文章は、瀬戸内海を臨む小高い丘にある中高一貫校の説明会資料の中に記載されているそうです。
あまりにすばらしいのでご紹介させていただきました。


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