cafe de zazie

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March 11, 2010
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よう児せいかつ団で、春休みにそれぞれ自分が苦手だと思うことを、励んでくることになった。

Rは何を選ぶのかな?
ごはんを残さず食べることかな?
朝のおしたくをテキパキすることかな?
てぬぐい絞りかな?
私もわくわくして聞いてみた。

「ママ、Rね、今日から一人で寝る」

「えー!? こわくないの?」

「がんばってみたいの」


Rは5さい組から入団したので、一度もやったことがない。
私も寝かしつけの時間は大事なスキンシップタイムなので、やらせようと思ったこともなかった。

ひとり寝のお励みの目的は、4さいで一人で寝られる子にする訓練ではないようだ。

孤独にむきあう時間をつくることで、目に見えないものに守られている感覚を、まだ心の柔らかい幼い頃に、理屈でなく実感させるものらしい。

らしい…というのも、誰もそうですとは言わないからだ。

せいかつ団では、誰も答えを言ったりしない。
すべてを自分で感じ学びとる、こどもも親も、体験で学ぶ。


Rはすごくはりきっているけれど、だいじょうぶかしら?
やっぱりママもきてーって言うだろうなと思ってたけど、
今日で4日目。
何の問題もなく、とてもすんなりやれている。



一緒にお風呂にはいって、歯磨き、明日の用意を終えた後、
7時半頃、リビングの照明をおとして、ミツロウキャンドルを灯す。
すうっとここちよく、気持ちの内側にはいっていくのがわかる。

Rが選んだ絵本を3冊読んであげる。

最後はお祈りの絵本から一節読む。



それから一緒に寝室に行って、ふとんをかけてあげると
うれしそうにキャッキャ笑って「おやすみなさい」。

様子を見に行ったりしてないので、わからないけれど、おそらくすぐに眠っているようだ。

前は暗闇がコワかったけれど、
Tちゃんからいただいたクリスタルのオルゴールが、きれいな光を天井にともしてくれて
「天使様といっしょにいるみたいにきれいな光」だそうで「これがあったら怖くコワクない」んだって。

ほんとにふんわりしてて、きれいな光。


母「Rはいつまでひとり寝するの?」
R「え~?ずっとだよ~!! おとなになるまで」
母「ほんと?春休みだけかと思っていた」
R「ずっとだよ~。小学生になってからやめるっておかしいでしょー」ゲラゲラ笑う。

なるほど。

え?てことは?

いきなり、寝かしつけ母を卒業!?

ええええええ!? まだまだ先だと思っていたのに。


思えばこの5年半…苦労したけど、懐かしく…感慨深いなー。

新生児の頃から、ほんんっとに寝つきの悪い子だったのよ。
眠りに落ちる瞬間が大嫌いらしく、寝る前はいつも号泣、大暴れだったのぉ。

いつの間にか寝ていた…とか、ベビーカーで寝てしまう…なんてことは夢のまた夢で、スリング揺らしでしか寝なかったなー。
隣に寝てないとすぐ起きてしまうので、子どもの寝てる間に家事…も夢だった。

一歳くらいからはさすがに泣かなくなったけど、とにかく寝ない。
毎晩ねかしつけに一時間以上かかってましたな。
とにかく、ずーーーと歌ってた。
30分くらいでネタはつきるので、歌本を用意したり、しまいには自分の好きな歌(ホリー・コールとかエラ・フィッツジェラルドとか)を歌ってた。

それもあんまりつらいので、日没とともに寝るんじゃないだろうか?と発見して、夕暮れから灯をつけずに、だんだん部屋が暗くなってくるのを待ってみた。
これが大成功で、寝かしつけなくても勝手に寝てくれた。
でも、この方法は夏限定で、冬だと日没が早すぎて無理。

入眠がこわくなくなるように、ねんねの国のおはなしを作って聞かせたり、
シュタイナーでいう、寝る前の儀式をしてみたり。
抱っこして家中のものに「おやすみなさい」を言って、ひとつひとつ電気を消していくとか。
テレビをみせない、刺激的なものを与えないのも、寝てほしさにがんばったなー。
とにかく試行錯誤の連続だったわー。

2歳半くらいから、外遊びが本格的になって、お昼寝なしで朝から4時くらいまで遊ぶようになった。
帰宅して玄関からお風呂に直行、お湯を貯めながら入浴するワザを身につける。
朝つくっておいた簡単な晩ごはんをすませ、6時すぎに寝てしまい、朝まで起きない。
そうなってからはラクだったなー。

だんだん8時まで起きていられるようになってからは、寝る前の絵本タイムが、母子ともに楽しみだった。

これまでに、Rは「早く寝ようよ」と言ったことはあっても「寝たくない」といって困らせたことは一度もない。

寝かしつけさえすれば、朝まで気持ちよく寝てくれ、夜泣き知らずの親孝行だった。

字を覚え、絵本が読めるようになってからも、小学生になってからも、寝る前の絵本タイムは続けたいと思っていた。
一緒に「やかまし村のこどもたち」「大草原の小さな家」「赤毛のアン」を読んだり、「指輪物語」みたいな長い物語を少しずつ読むのもいいなぁ…と思っていた。

子どもはいずれ必ず一人で寝る時がくるから、急いで訓練することもあるまい。
Rが好きなだけ一緒に寝てあげよう、その時間をわたしも楽しもう、と思っていた。

一年前くらいから、私も一緒に8時に寝て4時に起きるというヨジラー生活をはじめて、けっこう気に入っていた。
(一緒に寝て一緒に起きることが半分くらいあったけどね)


なので、まだまだ寝かしつけ生活は続くと思っていたのに!!

え? もう卒業!?

さみしいなぁ。

読み聞かせは続けたいので、おやすみ前にリビングで続けることにした。

たまにお風呂も一人ではいってしまうR。
それじゃスキンシップの時間がなくなっちゃうから「お風呂は一緒にはいってください」とお願いしてみた。
「うん、Rもママと一緒にはいりたい」

よかった。



おいのりの絵本、Rのお気に入りです


これでロウソクを消すのがRのお楽しみ。




今日はこれをかけて寝てました。
落ち着くんだって。


この絵本のCDも大好きでよく聴きながら寝ます。


『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(じかん)』
エリーズ・ボールディング 著/松岡享子訳/こぐま社
とっても大事な時間なんだって。














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Last updated  March 12, 2010 12:03:59 AM
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Comments

じよん@ Re:プールズ(05/07) みっちょろんさん >私もそういえば15年…
じよん@ Re:プールズ(05/07) みっちょろんさん >私もそういえば15年…
じよん@ わたしは はじめまして、わたしは、らいしゆう、poo…
miki815 @ Re:お元気ですか?(03/11) hiroさん 今頃気づきました!! メッ…
hiro@ お元気ですか? mikiさん、賀状ありがとうございました。 …

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