団塊定年日記

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2012.03.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 一昨日、大飯原子力発電所の第一次ストレステストに対する、原子力安全委員会が開かれ、斑目委員長の委員会後の記者会見のニュースが流れていた。斑目委員長の会見内容は何が言いたいのか、よくわからなかった。きっと、こう言いたかったのではないかと思う。

1.ストレステストはあくまでもコンピュータ上のシミュレーションで、今までの知見で得られた範囲の中で人が設定した境界条件の中での検討で、境界条件が変われば、結果は異なるため、ストレステストで原発再稼動の安全を保障することはできない。ストレステストの手順、内容については、現在の知見で、技術的に問題ないと。

2.そもそも、安全とは「許容できるリスク」であり、「許容できるリスク」のレベルを決めるのは国民一人一人であって原子力安全委員会が決めることはできない。人が係わる技術においてリスクゼロはありえないし、「許容できるリスク」か否かの判断は国民一人一人すなわち政治的な判断にならざるを得ないと。

 「許容できるリスク」は同じシステム、製品であっても時代とともに変わり、「許容できるリスク」のレベルはどんどん、厳しくなってきている。技術者はリスクアセスメントをおこない、その時代の消費者が期待しているレベルを把握し、リスクが顕在化しないような設計を行う。リスクを取り除くための対策には当然コストがかかるため、消費者が受ける便益とリスクを対策するためのコストとを比較し、便益に対し、対策のためのコストが余りに大きい時はリスク対策を行わなくてもよいとされている。
 この時、どこで対策するかしないかの線を引くかは、そのシステム、製品に係わっている技術者とその技術者の属する企業・組織の倫理観に依存することになる。

 飛行機は100年の歴史の中で、現在、100万回離陸当たりの死亡事故は1件以下になっているが、毎年、世界のどこかで死亡事故は起きている。自動車は240年の歴史を持つが、国内で約5000人方が交通事故で亡くなられている。飛行機も自動車も毎年、死亡者が出るリスクはあるが、その利便性のため、「許容できるリスク」=「安全」ということで、飛行機、自動車を排斥する声は聞こえてこない。

 原子力の歴史は50年しかない。昨年11月に世界の人口が70億人に達したという。餓えや貧困それに起因したテロ・戦争をなくすには、エネルギーの確保は必須条件であり、70億の人を一定の生活レベルに持ち上げ、維持するためには、力学的エネルギー、化学的エネルギー、風力・太陽光エネルギーではまかないきれない。エネルギー密度の高い核エネルギーにたよるほかないと思う。







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Last updated  2012.03.25 17:58:24
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